説明

包装装置

【課題】 包装処理速度に影響を与えず、確実にセキュリティタグの上に商品に関するラベルを重ねて貼付可能な包装装置を提供すること。
【解決手段】 包装済みの被包装物W’にセキュリティタグ(又はセキュリティラベル)L1を貼付する貼付手段B2を包装機A内に配置し、前記セキュリティタグL1の上に重ねて貼付する商品ラベルL2の貼付手段C2を包装機A外に配置した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は包装装置に係り、更に詳しくは被包装物をストレッチフィルムで包装し、その包装済みの被包装物に、盗難防止用のセキュリティタグを貼付する機能を有する包装装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近は、スーパーマーケット等においてフィルムで包装した商品に、盗難防止の為にセキュリティタグ(又はセキュリティラベル)を貼付することが行われている。この場合に、商品の外観を損なわない為、及びセキュリティタグの貼付(存在)を顧客に知られないようにする等のために、値段ラベルの下側にセキュリティタグを貼付することが実施されている。
【0003】
値段ラベルの下側にセキュリティタグを貼付する方法(装置)として、包装装置の包装部近傍に二台のラベル発行部を配置し、一方のラベル発行部で値段ラベルを発行し、その発行したラベルをラベル受け部で待機させ、該待機している値段ラベルをアプリケータで吸着保持し、他方のラベル発行部ではセキュリティラベルを発行し、ラベル受け部で待機させる。そのラベル受け部に待機するセキュリティラベルに対し、前記値段ラベルを吸着保持したアプリケータを移動押し付けて、該セキュリティラベルを値段ラベルの下側(糊付面)に接着一体化させ、それを包装済み商品に貼付することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
又、特許文献1と同様、値段ラベル裏面の糊付面に、該値段ラベルより小さなセキュリティラベルを貼着した後、該セキュリティラベルを貼着した値段ラベルを包装済み商品に貼付する方法(装置)として、値段ラベルの発行装置の上部にセキュリティラベルの発行装置を配置し、前記値段ラベルの発行装置において値段ラベルをその糊付面が上側になるように発行保持し、その値段ラベルの糊付面に上側からセキュリティラベルを発行落下させて、値段ラベルの糊付面にセキュリティラベルを貼着一体化させる発明が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、包装部近傍の包装済みの商品が排出される過程において、一体となったセキュリティラベルと値段ラベルとを貼付するため、値段ラベルとセキュリティラベルを一体にするという動作を商品の排出過程にしなければならず、従ってそれに合わせるには商品を包装する処理速度を遅くする必要がある。
又、ラベル受け部にて値段ラベルとセキュリティラベルとを一体的にしてから、包装済みの商品に一体となったラベルを貼付するので、セキュリティラベルの種類によっては値段ラベルとの接着が弱く、商品に貼付する際に、値段ラベルとセキュリティラベルとが分離してしまう場合もある。
【0006】
また、特許文献2に記載の方法では、セキュリティラベルを値段ラベルの糊付面上に自重により落下させて両ラベルを一体化させるため、使用するセキュリティラベルの種類によっては積層一体となったラベルを180度回転させる際、セキュリティラベルと値段ラベルとが分離してしまうという問題点を有する。
【0007】
【特許文献1】特許第3589121号公報
【特許文献2】米国特許第5,897,741号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、包装処理速度に影響を与えず、確実にセキュリティタグの上に商品ラベルを重ねて貼付可能な包装装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成する為に本発明の包装装置は、包装済みの被包装物にセキュリティタグ(又はセキュリティラベル)を貼付する貼付手段を包装機内に配置し、前記セキュリティタグの上に重ねて貼付する商品ラベルの貼付手段を包装機外に配置する。
具体的には、搬入された被包装物をフィルムで包装する包装部と、包装された前記被包装物に対し貼付するセキュリティタグを発行する第一発行部と、前記被包装物に関する商品ラベルを発行する第二発行部と、前記包装部近傍に設けられ、前記第一発行部から発行されたセキュリティタグを吸着し、前記包装部から排出される被包装物に貼付する第一貼付手段と、前記包装部から離れた位置に設けられ、前記第二発行部から発行された商品ラベルを吸着移動し、前記セキュリティタグが貼付された被包装物に貼付する第二貼付手段と、前記第二貼付手段で貼付する商品ラベルを、前記被包装物に貼付されたセキュリティタグの上に重ねて貼付するよう制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
前記セキュリティタグの大きさ、形状は問わず、少なくとも該セキュリティタグの後に貼付される商品ラベルより小さく、商品ラベルで隠れる大きさであればよい。また、合成樹脂材で成型された厚みのある形態のものに限らず、紙状のラベルでもよい。
又、商品ラベルは商品の品名や値段バーコード等が印字された値段ラベルに限らず、「広告の品」、「セール」等が印字されたPOPラベル、或いはその他の広告的なラベル、更に牛等の個体識別番号が印字されたラベル等、要はその商品に関する情報が表示されたラベルで、もともとその商品に貼付が予定されているラベルであればよい。
【0011】
前記セキュリティタグを吸着して被包装物に貼付する第一貼付手段の吸着機構は、真空ポンプを用いた吸着方式、或いはファンを用いた吸着方式等、その形態は何れでもよい。
【0012】
前記第二貼付手段は、包装部より排出される包装済みの被包装物が通過、或いは位置する箇所で、前記第一貼付手段より下流側に配置されていればよい。
その第二貼付手段の配置位置としては、例えば、前記包装部から包装済みの被包装物を排出する排出路と交差させて該被包装物を搬送する搬送手段を配置し、その搬送手段の側近に前記第二貼付手段を配置する。
【0013】
又、前記商品ラベルが貼付される貼付位置データ、前記セキュリティタグが貼付される貼付位置データを兼用するようにしてもよい。
更に、前記商品ラベルが貼付される貼付位置データ、前記セキュリティタグが貼付される貼付位置データのうち、一方の貼付位置データが変更された際、他方の貼付位置データも該変更に合うよう変更され、前記第二貼付手段で貼付される商品ラベルを、前記被包装物に貼付されたセキュリティタグの上に重ねて貼付するよう制御されるようにしてもよい。
尚、本発明の包装装置における被包装物の流れ方向(搬入から包装完了後の排出方向)は問わず、手前搬入/手前排出、手前搬入/後方排出等、何れの形態でもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の包装装置は、包装済みの被包装物が包装部から排出される過程でセキュリティタグが被包装物に押し付けて貼付されるので確実に貼付される。そして、商品ラベルは包装部から離れた位置で、前記セキュリティタグの上に重なるように貼付されるので、包装部からの排出過程ではセキュリティタグのみを貼付すればよく、従来装置のようにセキュリティタグと商品ラベルとを一体にする時間を確保する必要がないので、包装処理速度に影響を与えることなく包装できる。又、前記セキュリティタグと商品ラベルは、夫々別々の貼付手段で貼付され、それらが被包装物に貼付された段階で一体(積層貼付)になるので、貼付過程においてセキュリティタグが商品ラベルから剥がれ落ちることもなく、確実にセキュリティタグの上に商品ラベルを重ねて貼付することができる。
【0015】
また、第二貼付手段を包装部に連設された排出路と交差し、且つ該包装装置に沿って配置した搬送手段の側近に配置した構成とした場合は、貼付手段を含めた包装装置全体をコンパクトに構成することができる。
更に、商品ラベルの貼付位置データとセキュリティタグの貼付位置データとが兼用されていることで、例えば商品ラベルの貼付位置を変更した場合でも確実にセキュリティタグと商品ラベルを重ねて貼付することができ、又、商品ラベルの貼付位置データとセキュリティタグの貼付位置データとが兼用されているので、貼付位置データが複雑にならずに済む。
また、商品ラベル、セキュリティタグいずれの貼付位置が変わった場合でも、確実にセキュリティタグの上に商品ラベルを重ねて貼付することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明に係る包装装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図3は包装装置の全体を示す外観図で、図中、Aは被包装物をストレッチフィルムで包装するストレッチ包装機、B1はセキュリティタグL1を発行する第一発行部、B2は前記第一発行部から排出されたセキュリティタグL1を包装済みの被包装物に貼付する第一貼付手段、C1は商品ラベルL2を発行する第二発行部、C2は前記第二発行部から排出された商品ラベルL2を、前記セキュリティタグL1の上に重ねて貼付する第二貼付手段である。
ストレッチ包装機Aは、スーパーマーケットや小売店のバックヤード等に設置して使用され、生鮮食品等の物品(被包装物)をストレッチフィルムで包装するもので、従来知られた構造のものである。
【0017】
即ち、ストレッチ包装機Aは、機枠1の手前側に被包装物である商品Wを載置する商品載置部2が配置され、該商品載置部2に載せた商品Wはプッシャコンベヤで機枠内部に設けたエレベータ(図示省略)まで搬送される。又、商品載置部2は商品の重量を計測する計量部の計量皿として構成されている。
上記エレベータの上方には包装部3が設けられ、その包装部3の側方にフィルムロール配置部(図示省略)とそのフィルムロール配置部にセットされたフィルムロールから繰り出されるフィルムの先端を保持するフィルム保持部(図示省略)が設けられ、そのフィルム保持部で保持されたフィルムの先端を挟持して引き出し、包装部3まで移送するフィルムフィード機構(図示省略)が前記フィルム保持部の先端に近接させて配置される。又、フィルム保持部とフィルムフィード機構との間には、該フィルムフィード機構で挟持され引き出されたフィルムを所定長さに切断するカッター(図示省略)が配置されている。
【0018】
更に、フィルムフィード機構の上方には、商品Wの上面を覆うフィルムの端部を商品Wの底面側に折り込む左右折込み板(図示省略)と後折込み板(図示省略)、後折込み板の上方に位置して包装済みの商品W’を排出する排出プッシャ(図示省略)、及びフィルムの前側を折り込む前折込みローラ4が配置されている。
又、上記前折込みローラ4の前方には、搬出部5とその前部に連設して排出コンベヤ6が配置されている。また、前記排出コンベヤ6の排出方向延長線上に包装済みの商品W’を搬送する搬送手段7がストレッチ包装機Aに沿って配置され、その搬送手段7の終端側には商品溜まり部8が平面視略直角に交差させて配置されている。
そして、前記搬出部5の側部にセキュリティタグL1を発行する第一発行部B1と、その第一発行部B1から発行されたセキュリティタグL1を前記包装部3から排出される包装済みの商品W’に貼付する第一貼付手段B2が包装部3近傍に配置され、前記搬送手段7の側近で包装部3から離れた位置には商品ラベルL2を発行する第二発行部C1と、その第二発行部C1から発行された商品ラベルL2を前記セキュリティタグL1の上に重ねて貼付する第二貼付手段C2が配置されている。
【0019】
上記ストレッチ包装機においては、商品Wが商品載置部に載せられると計量部によって該商品の重量が計測され、計測が完了するとプッシャコンベヤによってエレベータ位置まで搬送される。エレベータ位置に搬送された商品は該エレベータの上昇により包装部に張架されたフィルムに対して突き上げられ、商品の上面を覆ったフィルムの周縁端部は、左右折込み板と後折込み板とにより商品の底面側に折り込まれる。そして、左右及び後側のフィルム端部の折込みが終わると排出プッシャにより商品W’は搬出部に向けて水平に押動され、その押動によって商品を覆うフィルムの前側端部が前折込みローラで商品の底面に折り込まれてフィルムによる包装が完了し、包装済みの商品W’が排出される。尚、図示のストレッチ包装機は、商品(被包装物)Wを包装機の手前側から搬入し、包装機内部でフィルム包装処理を行い、包装を完了した商品W’が包装機の手前側に排出される、所謂、手前搬入/手前排出タイプの包装機であるが、手前搬入/後方排出タイプの包装機でもよい。
【0020】
そして、搬出部5へ押動された商品W’の上面には、第一発行部B1から発行されたセキュリティタグL1が第一貼付手段B2によって貼付され、その後、排出コンベヤ6から搬送手段7に移乗され、その搬送手段7において第二発行部C1から発行された商品ラベルL2が第二貼付手段C2によって前記セキュリティタグL1の上に重ねて貼付される。セキュリティタグL1及び商品ラベルL2が貼付された商品W’は商品溜まり部8に搬出される。
【0021】
セキュリティタグL1を発行する第一発行部B1は、長尺帯状の台紙にセキュリティタグが一定間隔で剥離可能に貼着されたタグロールを回転可能に保持するセット部と、前記タグロールから台紙を引き出す引き出し手段と、該台紙からセキュリティタグを剥離する剥離部と、セキュリティタグが剥離された台紙を巻き取る台紙巻取り部と、前記剥離部で台紙から剥離されたセキュリティタグを略水平状に保持する保持部9を備えており、前記引き出し手段と台紙巻取り部はモータ等によって駆動されるように構成されている。即ち、この第一発行部B1は、印字部を備えないラベル発行機の構成と同じである。
【0022】
前記第一発行部B1から発行されて保持部9に待機するセキュリティタグL1を商品W’の上面に貼付する第一貼付手段B2は、前記保持部9に待機するセキュリティタグL1を吸着するタグ吸着保持部10と、そのタグ吸着保持部10を移動させる駆動機構11とで構成されている。
タグ吸着保持部10は、セキュリティタグL1を吸着保持する吸着部と、該吸着部に吸着力を発生させる真空ポンプとで構成されている。そして、前記吸着部はセキュリティタグL1を確実に吸着し得るよう、セキュリティタグの大きさに合った筒状に形成されている。尚、タグ吸着保持部は、真空ポンプを用いた吸着構造に限定されず、ラベル貼付手段として一般的に使用されているファンを用いた負圧作用による吸着構造でもよいものである。
【0023】
駆動機構11は、前記タグ吸着保持部10を商品W’の搬出方向と直行する方向、詳しくは前記ストレッチ包装機Aの搬出部5上でその幅方向に移動させる第1の移動機構と、前記タグ吸着保持部10を搬出部5の面と略直交する上下方向に移動させる第2の駆動機構と、前記タグ吸着保持部10を水平面内で回転させる第3の駆動機構とを備えている。尚、駆動機構11の詳細な構成については、特開平9−77034号公報参照。
【0024】
そして、上記駆動機構11は、第1の駆動機構により、タグ吸着保持部10を前記第一発行部B1の保持部9と前記搬出部5上の所定位置、即ちセキュリティタグ貼付位置との間を往復移動させてセキュリティタグL1を搬送し、第2の駆動機構によりタグ吸着保持部10を上下方向に移動させて、保持部9において吸着部にセキュリティタグL1を吸着保持し、セキュリティタグ貼付位置で該セキュリティタグL1を商品W’に貼付する。また、第3の駆動機構は、セキュリティタグL1を吸着保持した吸着部を第1の駆動機構により移動する間に水平面内で90度回転させることにより、保持部9におけるセキュリティタグの姿勢(第一発行部から排出された時の姿勢)と商品W’上の貼付位置におけるセキュリティタグの姿勢(向き)を変更する。
【0025】
商品ラベルL2を発行する第二発行部C1は、商品Wをストレッチ包装機Aの商品載置部2に載置することで該載置部に設けられた計量部により計量されたデータを基に予め入力設定されている単価から算出した商品Wの値段、又は予め入力設定されている商品Wの値段などの商品データをラベルに印字するものである。
その第一発行部C1は、前記データを印字する印字手段と、台紙にラベルが一定間隔で剥離可能に貼付されたラベルロールを繰り出し可能に支持するラベルロール部と、所定事項が前記印字手段で印字されたラベルを台紙から剥離する剥離部と、ラベルが剥離された台紙を巻き取る台紙巻取り部と、前記剥離排出されたラベルを略水平に保持する保持部とを備えた今日周知のラベルプリンタである。
【0026】
前記第二発行部C1で発行された商品ラベルL2を、セキュリティタグL1の上に重ねて貼付する第二貼付手段C2は、前記第二発行部C1から発行された商品ラベルL2を吸着保持するラベル吸着部12と、そのラベル吸着部12を搬送手段7上の商品W’に向けて下降させる移動機構13とで構成されている。
即ち、ラベル吸着部12は、第二発行部C1から発行される商品ラベルを吸着する上位置と、その吸着した商品ラベルL2を商品W’に貼付する下位置との間を往復移動するものである。
そして、第二貼付手段C2は、前記第二発行部C1の前側(ラベルが排出される側)に一体的に配置されている。尚、第二発行部C1及び第二貼付手段C2の詳細な構成については、例えば特開2001−18933号公報参照。
【0027】
そして、商品W’に前記第一貼付手段B2で貼付されるセキュリティタグL1と、第二貼付手段C2で貼付される商品ラベルL2の基本的な貼付位置は図4に示す位置である。
即ち、ストレッチ包装機Aでフィルム包装されて搬出される商品Wの搬出方向に向かって後側の左角部にセキュリティタグL1が貼付され、セキュリティタグL1が貼付された商品W’は搬出部5から排出コンベヤ6へ排出され、更に排出コンベヤ6から搬送手段7へ乗り移り、そのままの姿勢で搬送され、第二貼付手段C2の直下で前記セキュリティタグL1を覆うように商品ラベルL2が貼付される。
【0028】
次に、図5は上述したストレッチ包装機A及びセキュリティタグL1を発行する第一発行部B1、セキュリティタグL1を商品W’に貼付する第一貼付手段B2、更に商品ラベルL2を発行する第二発行部C1、商品ラベルL2を前記セキュリティタグL1の上に重ねて貼付する第二貼付手段C2の電気的構成図を示し、図中、14は、第一発行部B1,第一貼付手段B2,第二発行部C1,第二貼付手段C2を制御する貼付制御手段、15はストレッチ包装機Aを制御する包装制御手段である。
【0029】
貼付制御手段14は、CPU16にバス17を介してROM18、RAM19、表示操作部20、計量部21、交信用のインターフェース回路(INF)22、第一発行部B1、第二発行部C1、第一貼付手段B2の駆動機構駆動部23、第二貼付手段C2の移動機構駆動部24、及び商品センサ25が接続されており、前記ROM18にはCPU16が実行する各種制御プログラムが記憶されている。
【0030】
前記RAM19は、CPU16がROM18の制御プログラムを実行する場合に用いるレジスタ、フラグ等のエリアと、商品ごとに予め各種データが記憶されたプリセットデータエリア、各種実績データを記憶する実績データエリア等を備えている。
プリセットデータエリアには、図6に示すような商品ファイル(PLUファイル)が記憶されている。その商品ファイルは、例えば、商品Wの商品番号に対応して商品名、単価等の各種データ、後述するL1データ、横位置データが記憶されており、更に、複数のトレイに対するサイズ(幅、奥行き、高さ)を規定したトレイファイル(不図示)から使用するトレイが選択され、該選択されたトレイを示すトレイ番号が、前記商品ファイルの商品番号に対応して記憶されている。また不図示の印字フォーマットその他のラベル印字用のデータが予め記憶されている。実績データエリアには、集計ファイル、例えば商品Wの商品番号に対応してその商品の処理個数、重量、金額の累計値、或いはセキュリティタグL1、商品ラベルL2の発行枚数の累計値等が記憶される。
【0031】
表示操作部20は、キーボードとタッチパネルからなる操作部と、液晶表示器で構成された表示部を備えており、各種データ及び指令の入力、或いはCPU16の指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、重量,値段の表示、各種メッセージの表示を行うものである。
計量部21は商品載置部2に載置された商品Wの計量信号をCPU16へ供給するものである。
交信用のインターフェース回路(INF)22は、包装制御手段15と各種データ、指令、の交信を行うための回路である。
第一発行部B1は、CPU16の指令に基づいてセキュリティタグL1を発行し、第二発行部C2は商品名、単価、値段、値段バーコード等を印字した商品ラベルを発行するものである。
【0032】
第一貼付手段B2の駆動機構駆動部23は、前記タグ吸着保持部10に吸着力を発生させる真空ポンプや、前記駆動機構11のモータを駆動させるためのもので、それらの駆動タイミングはCPU16の指令に基づいて行われる。
第二貼付手段C2の移動機構駆動部24は、前記ラベル吸着部12に吸着力を発生させるためのファンを駆動するためのモータや前記移動機構13のアクチュエータを駆動させるためのもので、それらの駆動タイミングはCPU16の指令に基づいて行われる。
商品センサ25は、商品ラベルL2を貼付するためのタイミング信号を発生するもので、商品W’が搬送手段7上の所定位置を通過した旨がCPU16へ供給される。
【0033】
前記駆動機構駆動部23を更に詳述すると、モータにより前記タグ吸着保持部10を第一発行部B1の保持部9へ移動させるか否かは、セキュリティタグL1を商品W’に貼付するか否かの判断手段に基づいて決定される。その判断手段として、例えば次の方法がある。
(1)前記RAM19のプリセットデータエリアの商品ファイル(PLUファイル)を利用する。即ち、図6に示すように、商品ファイルに商品ごとに対応させてL1データ欄を設けておき、該データ欄に当該商品がセキュリティタグL1を貼付するか否かの識別データ、例えば「1」又は「0」を予め記憶させておく。識別データ「1」はセキュリティタグL1を貼付する商品、識別データ「0」はセキュリティタグL1を貼付しない商品である。上記識別データが「1」にすべき商品に関して前記のように予め設定するようにしてもよいし、或いは以下であり、(2)〜(4)の何れかに該当する場合に自動的にセキュリティタグL1を貼付するように上記識別データを「1」に設定するようにしてもよい。
(2)商品ファイル中の単価が所定金額以上の場合。
(3)計量部21で計量した商品の重量が所定値以上の場合。
(4)計量値に基づいて算出された値段が所定の金額以上の場合。
【0034】
次に、セキュリティタグL1と商品ラベルL2の貼付動作を図7のフローチャートに基づいて説明する。尚、本実施例では、商品ラベルL2の貼付位置は機構上、商品W’に対して左右方向(搬送手段7の搬送方向に沿った方向)の位置のみ調整可能になっており、上下方向(搬送手段7の搬送方向と直交する方向(搬送手段7のベルト幅方向))は固定(調整不可)となっている。即ち、商品ラベルL2の貼付位置は、商品Wの幅方向側縁から所定距離に基準値(図4中のΔX)が予め設定されている。従って、セキュリティタグL1の商品W’上での上下方向の位置は本実施の形態では固定されており、左右方向のみ変更可能で、商品ラベルL2の貼付位置を変更すれば、それに伴ってセキュリティタグL1の貼付位置も変更されることで、確実に商品ラベルL2をセキュリティタグL1の上に重ねて貼付することができる。
(S1)…包装される商品Wの商品番号が選択され、商品ファイル中の商品番号に対応する品名や単価、使用するトレイのサイズデータ(幅、奥行き、高さ),横位置データ(貼付位置データ)が読み出され、該商品が商品載置部2(計量部21)に載置されて重量が計測される。
(S2)…重量が安定して計測が完了すると該計量部から計量信号がCPU16へ出力され、CPU16からの信号によって第一発行部B1からセキュリティタグL1が、第二発行部C1から商品ラベルL2が発行される。発行されたセキュリティタグL1は保持部9に保持され、商品ラベルL2は第二貼付手段C2のラベル吸着部12に吸着保持される。
【0035】
(S3)…商品載置部2に載置された商品Wがプッシャコンベヤ(インフィードコンベヤ)により包装機内へ搬送され、包装が開始される。プッシャコンベヤで商品Wがエレベータまで搬送され、更にエレベータの上昇で包装部3に張架されたフィルムに対して商品Wを突き上げ、フィルムの端部を商品の底面側に折り込む折込み板の移動で該商品が支えられると、前記エレベータは下降するが、そのタイミングでは既に次の商品が商品載置部2に置かれている場合、プッシャコンベヤがスタートしている。
(S4)…初期位置に位置している第一貼付手段B2のタグ吸着保持部10を、第一発行部B1の保持部9へ移動させて該タグ吸着保持部10にセキュリティタグL1の接着面を下側にして吸着する。
(S5)…(S1)で読み出された使用するトレイのサイズデータ(幅、奥行き、高さ)、横位置データ、前記基準値に基づき第一貼付手段B2の移動位置(X、Y)を算出する。算出方法の詳細は特開平9‐77034号公報参照。
(S6)…(S5)で算出された移動位置(X,Y)へタグ吸着保持部10を移動させる。移動位置への移動は駆動機構11によって行われる。
【0036】
(S7)…駆動機構11(第2の駆動機構)を駆動してタグ吸着保持部10を下降させるタイミングは包装された商品W’を押動する排出プッシャの駆動開始からの時間と、(S1)で読み出されたトレイの奥行きデータにより制御されている。
(S8)…商品W’の貼付位置にセキュリティタグL1が貼付される。セキュリティタグL1の貼付を完了したタグ吸着保持部10は、駆動機構11の作動で初期位置へ移動し、次のセキュリティタグL1の貼付のために待機する。
(S9)…セキュリティタグL1が貼付された商品W’が搬出部5から排出コンベヤ6へ排出され、更に排出コンベヤ6に連接された搬送手段7に乗り移り、商品ラベルL2の貼付位置へと搬送される。そして、該搬送手段7の途中に配置した商品センサ25によってセキュリティタグL1が貼付された商品W’の通過が検知される。
(S10)…前記商品センサ25の検出信号と、(S1)で読み出された横位置データ(貼付位置データ)に基づき、商品ラベルL2を吸着保持する第二貼付手段C2のラベル吸着部12が下降するタイミングが決定され、該タイミングにより下降される。
(S11)…商品ラベルL2がセキュリティタグL1の上に重ねて貼付される。
【0037】
上記貼付動作はセキュリティタグL1と商品ラベルL2が規定の位置に重ねて貼付される場合であるが、セキュリティタグL1と商品ラベルL2の貼付位置は商品Wの幅方向(商品載置台に置かれた時の搬送方向と直交する方向)のみが所定の範囲で変更可能である。そして、その変更内容は、例えば商品ファイル(PLUファイル)のL1データ欄にセキュリティタグL1の貼付有り(「1」)の識別データが設定されている商品で、商品ラベルL2の貼付位置を前記基準値から変更するものについては同商品ファイルの横位置欄に変更量(基準値(ΔX)に対する増減量)を設定する(図6参照)。
【0038】
例えば、図6に示すように、商品ファイルの横位置欄に「+1」と設定されていた場合は、図4に示すように商品ラベルL2の貼付位置を基準位置から+方向(商品の幅方向中央方向)に向けて設定された量だけ移動させて貼付され、「−1」と設定されていた場合には図4に示すように−方向に向けて設定された量だけ移動させて貼付される。尚、横位置の変更できるステップ幅、ステップ数は予め決められているが、限定されるものでもない。そして、商品ラベルL2の貼付位置変更は、同時にセキュリティタグL1の貼付位置をも変更させる。
そして、前記商品ラベルL2の貼付位置の変更により、当然のことながら商品ラベルL2を吸着保持する第二貼付手段C2のラベル吸着部12を下降させるタイミング(搬送手段7上に配置した商品センサが商品W’を検出してからの時間)は変化する。
商品ラベルL2の貼付位置変更が+方向である場合は、貼付タイミングは遅くなり、貼付位置変更が−方向である場合は、貼付タイミングは早くなる。つまり、商品ラベルL2の基準値と横位置欄のデータにある貼付位置データが、セキュリティタグL1の貼付位置データと兼用されていることになるので、確実にセキュリティタグL1の上に商品ラベルL2が貼付されるようになる。又、それぞれの貼付位置データが兼用されているので、貼付位置データが複雑にならずにすみ、メモリの容量も少なくてすむ。
【0039】
図8は商品ラベルL2を発行する第二発行部C1と、発行した商品ラベルL2を商品W’に貼付する第二貼付手段C2の位置を変更した他の実施例を示し、第二発行部C1及び第二貼付手段C2を排出コンベヤ6の領域内に配置した例である。この場合は、セキュリティタグL1が貼付されて搬出部5から排出コンベヤ6に排出された時点で、商品ラベルL2を貼付することができる。尚、この場合、第二発行部C1及び第二貼付手段C2の向きが図面平面視、上下方向に向いているが、これに限らず、左右方向に向くようにしてもよい。
【0040】
又、ストレッチ包装機Aは商品の搬入から包装完了後の商品が排出されるまでの流れの方向は問わず、前示実施例のような手前搬入/手前排出に限らず、手前搬入/後方排出のストレッチ包装機でもよい。その場合、セキュリティタグL1を発行する第一発行部B1とそのタグを貼付する第一貼付手段B2は前示実施例と同様包装機内に配置し、商品ラベルL2を発行する第二発行部C1とその商品ラベルL2を貼付する第二貼付手段C2を包装機外に配置した搬送手段或いは排出コンベヤの領域内に配置してもよい。
【0041】
本発明は図示した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で変更可能である。
(1)前記セキュリティタグL1の上に重ねて貼付する商品ラベルL2は、商品の品名や値段バーコードが印字された値段ラベルを貼付することで、レジでのバーコード読み取り部に、着磁されたセキュリティタグL1を消磁させる消磁手段をも備えることで、バーコードを読み取る操作にてセキュリティタグL1の消磁操作も兼ねることができる
(2)特開2005−247386号のように包装部を挟んで両側に発行機と貼付手段(アプリケータ)を並設し、一方にてセキュリティタグL1を発行貼付し、他方にて値段ラベル(又はPOPラベル等)を発行貼付し、包装部から排出され、被包装物の上に貼付されたセキュリティタグL1の上に、第二貼付手段でPOPラベル(又は値段ラベル等)を貼付するようにしてもよい。このように、元々商品(被包装物)に貼付する予定であったラベルの下にセキュリティタグを貼付させることができるので、必要以上にラベルにより商品の中身が隠れてしまうことがなくなる。
(3)第一貼付手段の機構は問わない。第二貼付手段と同じように、予め貼付位置の上方に位置し、単に吸着部を垂直方向に下降させるような機構でもよい。
(4)セキュリティタグL1の貼付の有無に関するL1データ、及び商品ラベルL2の貼付位置変更のデータ(横位置データ)は、商品ファイルへの記憶設定に限らず、例えば、商品を収容するトレイファイルに設定し、包装の際に該トレイファイルを呼び出すようにしてもよい。
(5)ストレッチ包装機Aの手前側に沿って配置する搬送手段7を、その搬送路の途中に上下方向に貫通する開口部を備えた構成とし、その開口部の下側にラベル下貼り装置(例えば、特開2005−212823号公報、特開2005−219798号公報参照)を配置して、商品W’の下面にラベルを貼付するようにしてもよい。この場合は、上貼りラベルと下貼りラベルを同じ領域(搬送手段7の領域)で処理することができ、よりコンパクトな包装装置とすることができる。
(6)図示の実施例では包装機外に配置した排出コンベヤ6の搬送方向は右方向であるが、搬送方向は左右問わない。
(7)被包装物に対するセキュリティタグの貼付は、包装部から排出される包装済みの被包装物に限らず、排出プッシャによる押動で排出過程の被包装物に貼付してもよい。
(8)上記実施の形態では商品ラベルL2の貼付位置を変更すると、それに伴ってセキュリティタグL1の貼付位置も変更される例で示したが、これに限らず、セキュリティタグL1の貼付位置を変えることで商品ラベルL2の貼付位置を変更されるようにしてもよい。つまり、商品ファイル中のL1の識別データが「1」の商品に関し、該セキュリティタグL1の貼付位置を前記基準値から左右方向に移動させる手段を設け、該移動に伴い商品ラベルL2の貼付位置が変更されるようにしてもよい。
即ち、商品ラベルL2とセキュリティタグL2どちらを主としてもよいが、夫々の貼付位置データを兼用することで、商品ラベルL2、セキュリティタグL1、何れの貼付位置を変更させた場合でも、確実にセキュリティタグL1の上に商品ラベルL2を貼付することができる。尚、商品ラベルL2と、セキュリティタグL1との貼付位置を兼用にすることができるのは、セキュリティタグL1の上に必ず商品ラベルL2が重なる位置に貼付されることから可能になる。
(9)上記実施の形態ではセキュリティタグL1、商品ラベルL2共に、被包装物Wの平面視で左右方向の移動のみを許容する構造になっていたが、これに限らず、セキュリティタグL1、商品ラベルL2夫々を平面視上下方向の貼付位置の移動も可能な構造にしてもよい。
(10)また、セキュリティタグL1の上に貼付される商品ラベルL2が、例えばPOPラベルであった場合は、POPラベルの貼付位置データと、セキュリティタグL1の貼付位置データとを兼用することになる。
(11)また、上記実施の形態では、商品ファイルにセキュリティタグL1を貼付するか否かの識別データを設定するようにしたが、これに限らず全ての商品に対してセキュリティタグL1を貼付するようにしてもよい。この場合は、識別データは不要になる。
(12)また、使用するトレイ番号を商品番号に対応して設定するようにしたが、包装機に包装されるトレイのサイズ(幅、奥行き、高さ)を検知する手段を設け、該手段により検知されたサイズデータを利用するようにしてもよい。
(13)また、上記実施の形態では、商品ファイル中の各商品に横位置欄を設け、該横位置の欄のデータを変更することで、セキュリティタグL1の被包装物上の貼付位置が変更されるようになっている。つまり、横位置欄のデータが商品ラベルL2と、セキュリティタグL1とで兼用されているが、これに限らず、例えば、商品ファイル中の各商品に、商品ラベルL2と、セキュリティタグL1との貼付位置を夫々設定し、且つ、変更できるようにし、例えば商品ラベルL2の貼付位置を被包装物上での左方向へずらした場合、自動的にセキュリティタグL1の貼付位置も商品ラベルL2の移動と同じ距離だけ左方向に移動するよう、それぞれの貼付位置データに関連性を持たせておくようにしてもよい。この方法においても、商品ラベルL2、セキュリティタグL1、いずれの貼付位置を変更した場合でも、一方の貼付位置を変更するだけで、確実にセキュリティタグL1の上に商品ラベルL2が貼付されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明に係る包装装置の実施の一例を示す概略平面図。
【図2】同正面図。
【図3】同側面図。
【図4】商品に対するセキュリティタグと商品ラベルの貼付位置を示す説明図。
【図5】制御手段の電気的構成を示す説明図。
【図6】商品ファイルの構成を示す説明図。
【図7】セキュリティタグ及び商品ラベルの貼付動作を示すフローチャート図。
【図8】本発明に係る包装装置の他の例を示す概略平面図。
【符号の説明】
【0043】
A…ストレッチ包装機 B1…第一発行部(セキュリティタグ)
B2…第一貼付手段 C1…第二発行部(商品ラベル)
C2…第二貼付手段 W…商品
W’…包装済み商品 L1…セキュリティタグ
L2…商品ラベル 3…包装部
5…搬出部 6…排出コンベヤ
7…搬送手段 14…貼付制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬入された被包装物をフィルムで包装する包装部と、
包装された前記被包装物に対し貼付するセキュリティタグを発行する第一発行部と、
前記被包装物に関する商品ラベルを発行する第二発行部と、
前記包装部近傍に設けられ、前記第一発行部から発行されたセキュリティタグを吸着し、前記包装部から排出される被包装物に貼付する第一貼付手段と、
前記包装部から離れた位置に設けられ、前記第二発行部から発行された商品ラベルを吸着移動し、前記セキュリティタグが貼付された被包装物に貼付する第二貼付手段と、
前記第二貼付手段で貼付する商品ラベルを、前記被包装物に貼付されたセキュリティタグの上に重ねて貼付するよう制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする包装装置。
【請求項2】
前記第二貼付手段は、包装部より排出される包装済みの被包装物が通過、或いは位置する箇所で、前記第一貼付手段より下流側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の包装装置。
【請求項3】
前記包装部から包装済みの被包装物を排出する排出路と交差させて該被包装物を搬送する搬送手段を配置し、その搬送手段の側近に前記第二貼付手段が配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の包装装置。
【請求項4】
前記商品ラベルが貼付される貼付位置データ、前記セキュリティタグが貼付される貼付位置データが兼用されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の包装装置。
【請求項5】
前記商品ラベルが貼付される貼付位置データ、前記セキュリティタグが貼付される貼付位置データのうち、一方の貼付位置データが変更された際、他方の貼付位置データも該変更に合うよう変更され、前記第二貼付手段で貼付される商品ラベルを、前記被包装物に貼付されたセキュリティタグの上に重ねて貼付するよう制御されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の包装装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−90991(P2009−90991A)
【公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−261049(P2007−261049)
【出願日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【出願人】(000145068)株式会社寺岡精工 (317)
【Fターム(参考)】