説明

医用画像ファイリング装置及び医用画像表示装置

【課題】内視鏡装置において検査が終了した際に検査終了操作が適正に行われないような場合であっても、医用画像ファイリング装置や医用画像表示装置側から内視鏡検査の終了を確認できるようにする。
【解決手段】この医用画像ファイリング装置は、内視鏡装置との間で通信を行う通信手段と、内視鏡装置から送信される画像データを格納する格納手段と、内視鏡装置から送信されるデータ、又は、オペレータが内視鏡装置を操作することによって内視鏡装置から送信される検査開始信号若しくは検査終了信号に基づいて、内視鏡検査の開始及び終了を検出する検出手段と、通信手段と内視鏡装置との間の通信状態を定期的に監視し、検出手段が内視鏡検査の開始を検出してから内視鏡検査の終了を検出するまでの間に通信手段と内視鏡装置との間の通信が切断された場合に、表示部にメッセージを表示させる接続監視手段とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、診断目的のための撮影によって得られた画像データを蓄積する医用画像ファイリング装置、及び、診断目的のための撮影によって得られた画像データに基づいて医療用診断画像を表示又は出力する医用画像表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年においては、CR(computed radiography:コンピュータ放射線撮影)、CT(computed tomography:コンピュータ断層撮影)、MRI(magnetic resonance imaging:磁気共鳴撮影)等の医用ディジタル画像生成技術の普及に伴い、診断目的のための撮影を行う検査によって取得された医用画像を電子的に管理することが行われている。内視鏡検査においても、医用画像の表示や保存のために、ディジタル化によって得られた画像データが用いられている。各種の撮影モダリティ(撮影装置)において生成された画像データは、撮影モダリティから医用画像ファイリング装置に送信されて、医用画像ファイリング装置において記録媒体に蓄積される。
【0003】
また、診断目的のための撮影を行う検査が行われた場合には、一般に、患者に対して担当医による具体的な診断が下される前に、撮影された医用画像について読影医による読影が行われ、読影結果や所見が記入された読影レポートが作成される。従来は、撮影モダリティにおいて画像データが生成された場合においても、読影の際には、写真フィルムにハードコピーされた医用画像が用いられていたが、高精細な画像モニタを有する医用画像表示装置(ビューワ)の開発に伴い、画像モニタ上に表示された医用画像を読影することも行われるようになっている。
【0004】
ところで、内視鏡装置を用いる検査においては、通常、オペレータによって、検査開始時に検査開始操作が行われ、検査終了時に検査終了操作が行われる。そこで、医用画像ファイリング装置や医用画像表示装置は、内視鏡装置から出力される検査開始信号又は検査終了信号に基づいて、内視鏡検査の開始や終了を検出することができる。これにより、医用画像ファイリング装置や医用画像表示装置において、様々な撮影モダリティを用いて得られる画像データを効率良く処理することが可能となる。
【0005】
しかしながら、実際には、内視鏡検査が終了した際に、検査終了操作を行わずに、内視鏡装置の電源を切断することも行われている。また、検査終了信号が出力される前に、接続ケーブルが引き抜かれるような事態も想定される。そのような場合に、医用画像ファイリング装置や医用画像表示装置は、内視鏡検査の終了を検出することができないので、そのまま待機状態となり、様々な撮影モダリティを用いて得られる画像データを効率良く処理することができないという問題が生じている。
【0006】
関連する技術として、下記の特許文献1には、内視鏡検査において、患者のモニタリングの測定の開始及び終了を自動的に行うことができる循環器モニタリング装置が開示されている。この循環器モニタリング装置は、内視鏡検査の際に患者の循環器の状態をモニタする循環器モニタ部と、内視鏡検査の開始及び終了を検出する検査開始終了検出部と、検査開始終了検出部による検査開始及び終了の信号により循環器モニタ部の動作の開始及び終了を制御する制御部とを具備する。
【0007】
しかしながら、この循環器モニタリング装置においても、検査終了操作を行わずに内視鏡装置の電源を切断することによって検査を終了した場合には、検査の終了を検出することができないので、循環器モニタ部の動作を終了させることができない。
【特許文献1】特開平11−318801号公報(第1頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、内視鏡装置において検査が終了した際に検査終了操作が適正に行われないような場合であっても、医用画像ファイリング装置や医用画像表示装置側から内視鏡検査の終了を確認できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明の1つの観点に係る医用画像ファイリング装置は、内視鏡装置にネットワークを介して接続される医用画像ファイリング装置であって、内視鏡装置との間で通信を行う通信手段と、内視鏡装置において生成され、内視鏡装置から通信手段に送信される画像データを格納する格納手段と、少なくとも操作画面を表示する表示部と、内視鏡装置から通信手段に送信されるデータ、又は、オペレータが内視鏡装置を操作することによって内視鏡装置から通信手段に送信される検査開始信号若しくは検査終了信号に基づいて、内視鏡検査の開始及び終了を検出する検出手段と、通信手段と内視鏡装置との間の通信状態を定期的に監視し、検出手段が内視鏡検査の開始を検出してから内視鏡検査の終了を検出するまでの間に通信手段と内視鏡装置との間の通信が切断された場合に、表示部にメッセージを表示させる接続監視手段とを具備する。
【0010】
また、本発明の1つの観点に係る医用画像表示装置は、内視鏡装置にネットワークを介して接続される医用画像表示装置であって、内視鏡装置との間で通信を行う通信手段と、内視鏡装置において生成され、内視鏡装置から通信手段に送信される画像データに基づいて医用画像を表示する表示部と、内視鏡装置から通信手段に送信されるデータ、又は、オペレータが内視鏡装置を操作することによって内視鏡装置から通信手段に送信される検査開始信号若しくは検査終了信号に基づいて、内視鏡検査の開始及び終了を検出する検出手段と、通信手段と内視鏡装置との間の通信状態を定期的に監視し、検出手段が内視鏡検査の開始を検出してから内視鏡検査の終了を検出するまでの間に通信手段と内視鏡装置との間の通信が切断された場合に、表示部にメッセージを表示させる接続監視手段とを具備する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、内視鏡装置との間の通信状態を定期的に監視し、内視鏡検査の開始から終了までの間に通信が切断された場合にメッセージを表示することにより、医用画像ファイリング装置や医用画像表示装置側から内視鏡検査の終了を確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る医用画像ファイリング装置及び医用画像表示装置を含む医用画像撮影システムの全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、この医用画像撮影システムにおいては、診断目的の撮影を行う撮影モダリティ(撮影装置)として、例えば、内視鏡装置10、CR(computed radiography:コンピュータ放射線撮影)装置20、CT(computed tomography:コンピュータ断層撮影)装置30、MRI(magnetic resonance imaging:磁気共鳴画像)装置40等が、LAN(ローカルエリアネットワーク)に接続されている。
【0013】
これらの撮影モダリティを用いた撮影によって得られた画像データを患者情報や検査情報と共に保管するために、医用画像ファイリング装置50がLANに接続されている。また、読影医等による読影のために、これらの撮影モダリティを用いた撮影によって得られた画像データに基づいて医用画像を表示する医用画像表示装置(ビューワ)60がLANに接続されている。
【0014】
ここで、図1に示す医用画像ファイリング装置50について説明する。
図2は、図1に示す医用画像ファイリング装置の詳細な構成を示すブロック図である。医用画像ファイリング装置50は、各種の命令を入力するために用いられる入力部51と、少なくとも操作画面を表示する表示部52と、医用画像をフィルム等に印刷するプリンタ53と、インタフェース54と、中央演算装置(以下、CPUという)55と、入力された画像データ等を一時的に記憶するメモリ56と、記録媒体としてのハードディスク57a及び57bと、ハードディスク制御部58と、ネットワークインタフェース59とを含んでいる。これらの部分55〜59は、バスラインBL1を介して相互に接続されている。
【0015】
CPU55は、ネットワークインタフェース59及びLANを介して、図1に示す内視鏡装置10やCR装置20等の撮影モダリティに接続されており、インタフェース54を介して、キーボードやマウス等の入力部51、LCD等のディスプレイを有する表示部52、及び、プリンタ53に接続されている。
【0016】
ハードディスク57aには、CPU55に動作を行わせるためのソフトウェア(制御プログラム)等が格納されている。また、ハードディスク57bには、各種の撮影モダリティにおいて取得された画像データを蓄積するための画像データベース(画像DB)が格納される。ハードディスク制御部58は、ハードディスク57a及び57bにデータを格納するための格納手段である。なお、記録媒体としては、内蔵のハードディスクの他に、外付けハードディスク、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROM、又は、DVD−ROM等を用いることもできる。
【0017】
次に、CPU55とソフトウェアによって構成される機能ブロック55a〜55e等について説明する。
内視鏡装置用通信部55d、CR装置用通信部55e等は、図1に示す内視鏡装置10、CR装置20等との間でそれぞれ通信を行うことにより、画像データを含む信号を受信する。なお、各種の撮影モダリティに応じて、通信に用いられる信号フォーマットが定められている。
【0018】
画像データ管理部55aは、各種の撮影モダリティから通信部55d、55e、・・・に送信される画像データ等をハードディスク制御部58に出力することにより、画像データをハードディスク57bに格納して管理する。また、画像データ管理部55aは、他の端末から要求があった場合には、その画像データをハードディスク57bから読み出して、読み出された画像データを要求元の端末に送信する。
【0019】
検査開始終了検出部55bは、オペレータが内視鏡装置10を操作することによって内視鏡装置10から内視鏡装置用通信部55dに送信される検査開始信号に基づいて、又は、内視鏡装置10から出力される画像データ等のデータに基づいて、内視鏡検査の開始を検出する。また、検査開始終了検出部55bは、オペレータが内視鏡装置10を操作することによって内視鏡装置10から内視鏡装置用通信部55dに送信される検査終了信号に基づいて、内視鏡検査の終了を検出する。
【0020】
接続監視部55cは、内視鏡装置用通信部55dと内視鏡装置10との間の通信状態を定期的に監視し、検査開始終了検出部55bが内視鏡検査の開始を検出してから内視鏡検査の終了を検出するまでの間に内視鏡装置用通信部55dと内視鏡装置10との間の通信が切断された場合に、内視鏡装置との間の通信が切断されている旨を表すメッセージを表示部52に表示させる。ここで、接続監視部55cは、検査開始終了検出部55bが内視鏡検査の開始を検出してから内視鏡検査の終了を検出するまで、内視鏡装置用通信部55dと内視鏡装置10との間の通信状態を定期的に監視するようにしても良い。
【0021】
次に、本実施形態に係る医用画像ファイリング装置の動作について説明する。
図3は、図2に示す医用画像ファイリング装置の動作を示すフローチャートである。
医用画像ファイリング装置50が動作を開始すると、まず、ステップS1において、制御プログラムのパラメータ等の初期化が行われる。次に、ステップS2において、検査開始終了検出部55bが、内視鏡装置10からのデータの入力を定期的に(例えば、2秒〜3秒おきに)監視する。あるいは、検査開始終了検出部55bは、オペレータが内視鏡装置10を操作することによって内視鏡装置10から入力される検査開始信号を定期的に監視するようにしても良い。
【0022】
ステップS3において、検査開始終了検出部55bは、内視鏡装置10からのデータの入力があるか否かを判定する。データの入力がないと判定された場合には、処理がステップS2に戻って、データの入力の監視が継続される。一方、データの入力があると判定された場合には、内視鏡検査が開始したことになるので、処理がステップS4に移行する。
【0023】
ステップS4において、検査開始終了検出部55bが、オペレータが内視鏡装置10を操作することによって内視鏡装置10から入力される検査終了信号を定期的に監視する。また、接続監視部55cが、内視鏡装置用通信部55dと内視鏡装置10との間の通信状態を定期的に監視する。
【0024】
ステップS5において、検査開始終了検出部55bが、内視鏡装置10からの検査終了信号の入力があるか否かを判定する。検査終了信号の入力があると判定された場合には、内視鏡検査が終了したことになるので、処理がステップS6に移行して、検査開始終了検出部55bが、検査終了を通知するメッセージを表示部52に表示させる。一方、検査終了信号の入力がないと判定された場合には、処理がステップS7に移行する。
【0025】
ステップS7において、接続監視部55cは、内視鏡装置10との間の通信が切断されているか否かを判定する。例えば、所定の期間において内視鏡装置10から内視鏡装置用通信部55dに何らのデータも送信されていない場合には、通信が切断されていると判定するようにしても良い。通信が切断されていないと判定された場合には、処理がステップS4に戻って、検査終了信号及び通信状態の監視が継続される。通信が切断されていると判定された場合には、処理がステップS8に移行する。
【0026】
ステップS8において、接続監視部55cが、内視鏡装置10との間の通信が切断されている旨を表すメッセージを表示部52に表示させることにより、医用画像ファイリング装置50のオペレータに検査終了か否かを判断させる。
【0027】
ステップS9において、医用画像ファイリング装置50のオペレータは、検査終了か否かを判断する。内視鏡装置10との間の通信が切断されている場合には、内視鏡装置10の電源が落とされたり、接続ケーブルが抜かれているおそれがあるので、オペレータは、それらを確認したり、あるいは、検査が終了したものとみなすことができる。
【0028】
オペレータは、入力部51を操作して判断結果を入力する。例えば、表示部52に表示された「YES」ボタン又は「NO」ボタンをマウスでクリックすることにより、判断結果を入力するようにしても良い。検査終了でないと判断された場合には、処理がステップS2に戻って、データの入力の監視が継続される。一方、検査終了であると判断された場合には、処理がステップS10に移行して、検査開始終了検出部55bが、検査終了を通知するメッセージを表示部52に表示させる。
【0029】
このように、本実施形態によれば、内視鏡装置10と医用画像ファイリング装置50との間の通信状態、即ち、内視鏡装置10の電源や接続ケーブルの状態を、医用画像ファイリング装置50側において確認することができるので、オペレータは、通信が切断された場合に迅速な対応をすることが可能となる。
【0030】
本実施形態において、表示部52として、高精細な画像モニタを有する表示部を用い、CPUとソフトウェアとによって、画像データに必要な処理を施して表示部52に表示させる画像処理部(図4の65a)を構成することにより、医用画像ファイリング装置50を医用画像表示装置(ビューワ)と兼用しても良い。その場合には、医用画像ファイリング装置50が、各種の撮影モダリティから通信部55d、55e、・・・にそれぞれ送信される画像データに基づいて、医用画像を表示部52に表示する。
【0031】
次に、図1に示す医用画像表示装置(ビューワ)60について説明する。
図4は、図1に示す医用画像表示装置の詳細な構成を示すブロック図である。
医用画像表示装置60は、各種の命令を入力するために用いられる入力部61と、高精細な画像モニタを有し、医用画像及び操作画面を表示する表示部62と、医用画像をフィルム等に印刷するプリンタ63と、インタフェース64と、CPU65と、入力された画像データ等を一時的に記憶するメモリ66と、記録媒体としてのハードディスク67と、ハードディスク制御部68と、ネットワークインタフェース69とを含んでいる。これらの部分65〜69は、バスラインBL2を介して相互に接続されている。
【0032】
CPU65は、ネットワークインタフェース69及びLANを介して、図1に示す内視鏡装置10やCR装置20等の撮影モダリティに接続されており、インタフェース64を介して、キーボードやマウス等の入力部61、高精細な画像モニタを有する表示部62、及び、プリンタ63に接続されている。
【0033】
ハードディスク67には、CPU65に動作を行わせるためのソフトウェア(制御プログラム)等が格納されている。ハードディスク制御部68は、ハードディスク67にデータを格納するための格納手段である。なお、記録媒体としては、内蔵のハードディスクの他に、外付けハードディスク、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROM、又は、DVD−ROM等を用いることもできる。
【0034】
次に、CPU65とソフトウェアによって構成される機能ブロック65a〜65eについて説明する。
画像処理部65aは、各種の撮影モダリティから通信部65d、65e、・・・に送信される画像データに必要な処理を施して表示部62に表示させる。また、検査開始終了検出部65b、接続監視部65c、内視鏡装置用通信部65d、CR装置用通信部65e等は、図2に示す医用画像ファイリング装置50の検査開始終了検出部55b、接続監視部55c、内視鏡装置用通信部55d、CR装置用通信部55e等と同一の機能を有しているので、説明を省略する。
【0035】
本実施形態によれば、内視鏡装置10と医用画像表示装置60との間の通信状態、即ち、内視鏡装置10の電源や接続ケーブルの状態を、医用画像表示装置60側において確認することができるので、オペレータは、通信が切断された場合に迅速な対応をすることが可能となる。
【0036】
本実施形態において、CPUとソフトウェアとによって、画像データをハードディスク67又はその他の記録媒体に格納して管理する画像データ管理部(図2の55a)を構成することにより、医用画像表示装置60を医用画像ファイリング装置と兼用しても良い。その場合には、医用画像表示装置60が、各種の撮影モダリティから送信される画像データをハードディスク67又はその他の記録媒体に格納して管理する。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明は、診断目的のための撮影によって得られた画像データを蓄積する医用画像ファイリング装置、及び、診断目的のための撮影によって得られた画像データに基づいて医療用診断画像を表示又は出力する医用画像表示装置において利用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の一実施形態に係る医用画像ファイリング装置及び医用画像表示装置を含む医用画像撮影システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す医用画像ファイリング装置の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示す医用画像ファイリング装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】図1に示す医用画像表示装置の詳細な構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0039】
10 内視鏡装置
20 CR装置
30 CT装置
40 MRI装置
50 医用画像ファイリング装置
60 医用画像表示装置
51、61 入力部
52、62 表示部
53、63 プリンタ
54、64 インタフェース
55、65 CPU
55a 画像データ管理部
55b、65b 検査開始終了検出部
55c、65c 接続監視部
55d、65d 内視鏡装置用通信部
55e、65e CR装置用通信部
65a 画像処理部
56、66 メモリ
57a、57b、67 ハードディスク
58、68 ハードディスク制御部
59、69 ネットワークインタフェース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内視鏡装置にネットワークを介して接続される医用画像ファイリング装置であって、
前記内視鏡装置との間で通信を行う通信手段と、
前記内視鏡装置において生成され、前記内視鏡装置から前記通信手段に送信される画像データを記録媒体に格納する格納手段と、
少なくとも操作画面を表示する表示部と、
前記内視鏡装置から前記通信手段に送信されるデータ、又は、オペレータが前記内視鏡装置を操作することによって前記内視鏡装置から前記通信手段に送信される検査開始信号若しくは検査終了信号に基づいて、内視鏡検査の開始及び終了を検出する検出手段と、
前記通信手段と前記内視鏡装置との間の通信状態を定期的に監視し、前記検出手段が内視鏡検査の開始を検出してから内視鏡検査の終了を検出するまでの間に前記通信手段と前記内視鏡装置との間の通信が切断された場合に、前記表示部にメッセージを表示させる接続監視手段と、
を具備する医用画像ファイリング装置。
【請求項2】
前記接続監視手段が、前記検出手段が内視鏡検査の開始を検出してから内視鏡検査の終了を検出するまで、前記通信手段と前記内視鏡装置との間の通信状態を定期的に監視する、請求項1記載の医用画像ファイリング装置。
【請求項3】
前記表示部が、前記内視鏡装置において生成され、前記内視鏡装置から前記通信手段に送信される画像データに基づいて医用画像を表示するために用いられる、請求項1又は2記載の医用画像ファイリング装置。
【請求項4】
内視鏡装置にネットワークを介して接続される医用画像表示装置であって、
前記内視鏡装置との間で通信を行う通信手段と、
前記内視鏡装置において生成され、前記内視鏡装置から前記通信手段に送信される画像データに基づいて医用画像を表示する表示部と、
前記内視鏡装置から前記通信手段に送信されるデータ、又は、オペレータが前記内視鏡装置を操作することによって前記内視鏡装置から前記通信手段に送信される検査開始信号若しくは検査終了信号に基づいて、内視鏡検査の開始及び終了を検出する検出手段と、
前記通信手段と前記内視鏡装置との間の通信状態を定期的に監視し、前記検出手段が内視鏡検査の開始を検出してから内視鏡検査の終了を検出するまでの間に前記通信手段と前記内視鏡装置との間の通信が切断された場合に、前記表示部にメッセージを表示させる接続監視手段と、
を具備する医用画像表示装置。
【請求項5】
前記接続監視手段が、前記検出手段が内視鏡検査の開始を検出してから内視鏡検査の終了を検出するまで、前記通信手段と前記内視鏡装置との間の通信状態を定期的に監視する、請求項4記載の医用画像表示装置。
【請求項6】
前記内視鏡装置において生成され、前記内視鏡装置から前記通信手段に送信される画像データを記録媒体に格納する格納手段をさらに具備する請求項4又は5記載の医用画像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−289218(P2007−289218A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−117320(P2006−117320)
【出願日】平成18年4月21日(2006.4.21)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】