説明

医用画像表示装置、医用診断システム及び画像データ表示用制御プログラム

【課題】注目画像データとの比較観察に好適な参照用画像データの検索を効率よく行なう。
【解決手段】画像データ検索部1は、注目画像データに付加されている医療情報に基づいて注目画像データと類似した複数からなる類似画像データを予め収集された各種画像データの中から検索し、相違度設定部4は、注目画像データ及び類似画像データに付加された医療情報に基づいて注目画像データに対する類似画像データの相違度を設定する。次いで、アイコン配列データ生成部5は、注目画像データ及び類似画像データのアイコンを前記類似画像データの相違度に基づいて配置することによりアイコン配列データを生成し、表示部6は、入力部7によって選択された前記アイコン配列データのアイコンに対応する類似画像データを参照用画像データとして自己のモニタに表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医用画像表示装置、医用診断システム及び画像データ表示用制御プログラムに係り、特に、被検体から収集した注目画像データに類似した参照用画像データを容易に検索することが可能な医用画像表示装置、医用診断システム及び画像データ表示用制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
医用画像診断は、コンピュータ技術の発展に伴って実用化されたX線CT装置やMRI装置等により急速な進歩を遂げ、今日の医療において必要不可欠なものとなっている。特に近年のX線CT装置やMRI装置では、生体情報の検出ユニットや演算処理ユニットの高速化、高性能化に伴って複数スライス断面における画像データの収集と表示が容易となった。
【0003】
例えば、X線CT装置においては、被検体の周囲に対向して配置されたX線管とX線検出器を高速回転すると共に前記被検体をその体軸方向に連続移動することにより複数のスライス断面における投影データを収集し、これらの投影データを再構成処理することにより複数スライス断面における画像データや3次元データ(ボリュームデータ)の生成が行なわれている。又、近年では、検出素子が2次元的に配列されたX線検出器を用いたマルチスライス方式により投影データの収集に要する時間は更に短縮されている。
【0004】
このような医用画像診断装置による現行の医療検査にて収集された画像データ(診断用画像データ)を用いて当該被検体の診断を行なう場合、過去の医療検査にて収集されネットワークを介して接続されている医用画像保管装置に予め保管された画像データ(過去画像データ)を参照用画像データとして読み出し、得られた参照用画像データと診断用画像データとを比較表示することにより診断精度を向上させる方法も行なわれるようになった。特に、診断用画像データの疾患部位において十分な解像度が得られないような場合、参照用画像データとの比較表示を行なうことにより診断精度の低下を防止することができる。
【0005】
このような診断用画像データと参照用画像データとの比較表示を目的として、過去の医療検査にて収集された多くの過去画像データの中から診断用画像データとの比較表示に好適な過去画像データを参照用画像データとして検索する場合、各々の画像データに対し統計的な処理を行なって得られた特有の特徴量に基づいて所望の参照用画像データを検索する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2001−117936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述の特許文献1に記載された方法によれば、画像データに対する統計的処理に多くの時間を要するため効率の良い診断を行なうことができない。又、従来から一般に行なわれてきた被検体情報(例えば、被検体名)や撮影年月日に基づいて当該被検体に対する過去の検査にて収集された画像データを参照用画像データとして検索する方法は、被検体名や撮影年月日が明確な場合には有効な方法となりうるが、これらの情報が曖昧な場合あるいは所定の撮影条件等によって不特定の被検体から収集された画像データを参照用画像データとして検索する場合には、各種検索条件の設定を試行錯誤的に繰り返し行なわなくてはならず、診断効率が大幅に低下するのみならず当該診断を担当する読影医や担当医師ら(以下では、操作者と呼ぶ、)に対し大きな負担を与えるという問題点を有していた。
【0008】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、被検体の医療診断に必要な注目画像データとの比較観察に有効な参照用画像データを予め収集された各種画像データの中から検索する際、注目画像データのアイコン及びこの注目画像データに付加された被検体情報や撮影条件等の各種医療情報に基づいて検索された複数からなる類似画像データのアイコンを注目画像データに対する類似画像データの相違度に基づいて配置することによりアイコン配列データを生成し、このアイコン配列データに基づいて前記複数からなる類似画像データの中から注目画像データとの比較観察に好適な類似画像データを参照用画像データとして抽出することにより、参照用画像データの検索を短時間かつ容易に行なうことが可能な医用画像表示装置、医用診断システム及び画像データ表示用制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明の医用画像表示装置は、予め収集された各種画像データの中から注目画像データとの比較観察に用いる参照用画像データを検索して表示する医用画像表示装置において、前記注目画像データに付加された医療情報に基づいて前記各種画像データの中から複数の類似画像データを検索する画像データ検索手段と、前記類似画像データに付加された医療情報の中から相違度設定用医療情報を抽出する医療情報抽出手段と、前記相違度設定用医療情報に基づいて前記注目画像データに対する前記類似画像データの相違度を設定する相違度設定手段と、前記相違度に基づいて前記類似画像データの中から前記参照用画像データを抽出して表示する表示手段とを備えたことを特徴としている。
【0010】
又、請求項11に係る本発明の医用診断システムは、予め収集された各種画像データが保管されている医用画像保管装置と注目画像データとの比較観察に用いる参照用画像データを前記各種画像データの中から検索して表示する医用画像表示装置を備えた医用診断システムであって、前記医用画像表示装置は、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載した医用画像表示装置であることを特徴としている。
【0011】
一方、請求項12に係る本発明の画像データ表示用制御プログラムは、予め収集された各種画像データの中から注目画像データとの比較観察に用いる参照用画像データを検索して表示する医用画像表示装置に対し、前記注目画像データに付加された医療情報に基づいて前記各種画像データの中から複数の類似画像データを検索する画像データ検索機能と、前記類似画像データに付加された医療情報の中から相違度設定用医療情報を抽出する医療情報抽出機能と、前記相違度設定用医療情報に基づいて前記注目画像データに対する前記類似画像データの相違度を設定する相違度設定機能と、前記相違度に基づいて前記類似画像データの中から前記参照用画像データを抽出して表示する表示機能を実行させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、注目画像データとの比較観察に有効な参照用画像データを短時間かつ容易に検索することができる。このため、被検体の医療診断における診断精度や診断効率が向上するのみならず操作者の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施例における医用診断システムの全体構成を示すブロック図。
【図2】同実施例の医用診断システムが備える医用画像診断装置の概略構成を示すブロック図。
【図3】同実施例の医用診断システムが備える医用画像表示装置の具体的な構成を示すブロック図。
【図4】同実施例の医用画像表示装置が備えた相違度設定部によって設定される類似画像データの注目画像データに対する相違度を説明するための図。
【図5】同実施例の医用画像表示装置が備えたアイコン配列データ生成部によって生成されるアイコン配列データの具体例を示す図。
【図6】同実施例における参照用画像データの検索手順を示すフローチャート。
【図7】同実施例において注目画像データが更新された場合に新たに生成されるアイコン配列データの具体例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【実施例】
【0015】
本実施例の医用診断システムが備える医用画像表示装置は、予め収集された各種画像データの中から当該被検体の診断に用いる注目画像データとの比較観察に有効な参照用画像データを検索する際、注目画像データに付加されている医療情報(以下では、類似画像データ検索用医療情報と呼ぶ。)に基づいて前記注目画像データと類似した複数からなる類似画像データを上述の各種画像データの中から検索し、注目画像データ及び類似画像データの医療情報(以下では、相違度設定用医療情報と呼ぶ。)に基づいて注目画像データに対する類似画像データの相違度を設定する。そして、注目画像データ及び類似画像データの各々に対応させて作成したアイコンを前記相違度に基づいて配置することにより生成したアイコン配列データに基づいて、注目画像データとの比較観察に好適な参照用画像データを前記複数からなる類似画像データの中から抽出する。
【0016】
尚、以下に述べる本実施例では、類似画像データ検索用医療情報及び相違度設定用医療情報として、「被検体名」、「撮影年月日」、「撮影時相」、「撮影部位」及び「撮影条件」を用いる場合について述べるが、類似画像データ検索用医療情報及び相違度設定用医療情報はこれらに限定されない。又、類似画像データ検索用医療情報と相違度設定用医療情報は異なっていても構わない。
【0017】
(装置の構成)
以下、本発明の実施例における医用診断システムの構成につき図1乃至図5を用いて説明する。尚、図1は、本実施例における医用診断システムの全体構成を示すブロック図であり、図2は、この医用診断システムが備える医用画像診断装置の概略構成を示すブロック図である。又、図3は、前記医用診断システムが備える医用画像表示装置の具体的な構成を示すブロック図である。
【0018】
図1に示す医用診断システム500は、被検体の診断対象部位に対して画像データを収集する医用画像診断装置100と、この医用画像診断装置100を用いた前記被検体に対する現行の検査あるいは過去の検査にて収集された画像データや他の画像診断装置を用いた検査あるいは他の被検体に対する検査にて収集された画像データを被検体情報や撮影条件等の各種医療情報と共に保管する医用画像保管装置200と、保管された各種画像データの中から当該被検体の診断に使用する注目画像データとの比較表示に好適な参照用画像データを検索して前記注目画像データと共に表示する医用画像表示装置300とを有し、医用画像診断装置100、医用画像保管装置200及び医用画像表示装置300は、ネットワーク400を介して接続されている。
【0019】
医用画像診断装置100は、例えば、図2に示すようにX線CT画像データ、MRI画像データ、X線画像データ、超音波画像データ等の画像データを収集する画像データ収集部101と、被検体情報の入力や撮影条件の設定等を行なう入力部102と、画像データ収集部101によって収集された画像データに被検体情報や撮影条件等の各種医療情報を付加して汎用DICOMファイルや専用DICOMファイルを生成するDICOMファイル作成部103と、上述の画像データ、医療情報及びDICOMファイル等を必要に応じて表示する表示部104と、DICOMファイル作成部103によって生成されたDICOMファイルを、ネットワーク400を介して画像データ保管装置200へ供給するネットワークインターフェース105と、上述の各ユニットを統括的に制御する制御部106を有している。
【0020】
次に、上述の医用診断システム500が備える医用画像表示装置300の具体的な構成とその機能につき図3のブロック図を用いて説明する。
【0021】
この医用画像表示装置300は、図3に示すように画像データ検索部1、医療情報抽出部2、画像データ記憶部3、相違度設定部4及びアイコン配列データ生成部5を備え、更に、表示部6、入力部7及びシステム制御部8を備えている。
【0022】
画像データ検索部1は、被検体情報と共に入力部7からシステム制御部8を介して供給される注目画像データの検索指示信号に基づき、ネットワーク400を介して接続された医用画像保管装置200に予め保管されている各種画像データの中から当該被検体の医療診断に必要な画像データ(以下では、注目画像データと呼ぶ。)を検索し、更に、前記注目画像データに付加されている各種医療情報の中から医療情報抽出部2によって抽出された類似画像データ検索用医療情報に基づき前記類似画像データ検索用医療情報の何れかと同一あるいは類似した医療情報が付加されている画像データを類似画像データとして前記各種画像データの中から検索する。
【0023】
医療情報抽出部2は、上述の画像データ検索部1によって医用画像保管装置200から検索された注目画像データに付加されている各種医療情報(例えば、「被検体名」、「撮影年月日」、「被検体の性別及び年齢」、「症例」、「撮影部位」、「撮影時相」等の被検体情報や、「心拍同期の有無」、「造影剤投与の有無」、「X線管の管電流及び管電圧」等の撮影条件(撮影プラン)、更には、「画像再構成」、「画像処理」、「2次元画像/3次元画像」、「サブトラクション演算」等の画像生成条件)の中から類似画像データの検索に有効な医療情報(例えば、「被検体名」、「撮影年月日」、「撮影時相」、「撮影部位」及び「撮影条件」)を類似画像データ検索用医療情報として抽出する。そして、得られた類似画像データ検索用医療情報を、上述の画像データ検索部1へ供給する。
【0024】
更に、医療情報抽出部2は、画像データ検索部1が、上述の類似画像データ検索用医療情報に基づいて医用画像保管装置200に保管されている前記各種画像データの中から検索した類似画像データの各々に付加されている医療情報及び上述の類似画像データ検索用医療情報の中から、注目画像データに対する類似画像データの相違度設定に有効な医療情報(例えば、「被検体名」、「撮影年月日」、「撮影時相」、「撮影部位」、「撮影条件」)を相違度設定用医療情報として抽出する。尚、類似画像データ検索用医療情報と相違度設定用医療情報は等しくなるように類似画像データ検索用医療情報の抽出を行なうことが望ましいが、特に限定されない。
【0025】
一方、画像データ記憶部3は、大容量の記憶回路によって形成された注目画像データ記憶領域及び類似画像データ記憶領域を有し、画像データ検索部1が、被検体情報と共に入力部7からシステム制御部8を介して供給された注目画像データの検索指示信号に基づいて画像データ保管装置200に保管されている各種画像データの中から検索した注目画像データ、及び、検索情報抽出部2から供給された類似画像データ検索用医療情報に基づいて前記各種画像データの中から検索した類似画像データは、上述の注目画像データ記憶領域及び類似画像データ記憶領域に夫々保存される。
【0026】
相違度設定部4は、図示しないデータ処理部と設定ルール保管部を備え、前記設定ルール保管部には、注目画像データ及び類似画像データが有する相違度設定用医療情報を用いて類似画像データの注目画像データに対する相違度を設定する際に必要な相違度設定ルールが予め保管されている。尚、相違度設定ルールは、医用画像表示装置300を用いて当該被検体の診断を行なう読影医や担当医師ら(操作者)によって任意に設定することが可能であり、設定された相違度設定用ルールは、操作者の識別情報と共に前記設定ルール保管部に予め保管されている。
【0027】
一方、前記データ処理部は、医療情報抽出部2から供給される注目画像データの相違度設定用医療情報及び類似画像データの相違度設定用医療情報を受信し、これらの相違度設定用医療情報を前記設定ルール保管部から読み出した相違度設定ルールに基づいて比較することにより注目画像データに対する類似画像データの相違度を設定する。
【0028】
次に、相違度設定部4によって設定された類似画像データの注目画像データに対する相違度につき図4を用いて説明する。この図4では、注目画像データD0に対する類似画像データD1乃至D7が有する相違度設定用医療情報及びこれらの相違度設定用医療情報に基づいて相違度設定部4が設定した相違度を示している。
【0029】
例えば、「被検体名:A」、「撮影年月日:2009/1/4」、「撮影時相:Ph2」「撮影部位:頭部」、「撮影条件:Q0」の相違度設定用医療情報を有する注目画像データD0と、この注目画像データD0の相違度設定用医療情報に対して「撮影時相」が異なる類似画像データD1及び類似画像データD2、「撮影年月日」が異なる類似画像データD3及び類似画像データD4、「撮影条件」が異なる類似画像データD5、「被検体名」のみが異なる類似画像データD6、「被検体名」及び「撮影部位」が異なる類似画像データD7が示されている。
【0030】
即ち、医療情報抽出部2により、注目画像データD0に付加されている各種医療情報の中から類似画像データ検索用医療情報として抽出された上述の「被検体名:A」、「撮影年月日:2009/1/4」、[撮影時相:Ph2]「撮影部位:頭部」、「撮影条件:Q0」の何れかと同一あるいは類似した医療情報が付加された類似画像データD1乃至D7が医用画像保管装置200に保管されている各種画像データの中から検索される。
【0031】
特に、注目画像データD0あるいは類似画像データD1乃至D7の何れかが、マルチスライス方式のダイナミックCT撮影等によって収集された場合、これらの画像データは、複数からなるスライス断面の各々にて所定の撮影時相で収集された複数枚の2次元画像データによって構成されている。即ち、注目画像データD0や類似画像データD1乃至D7は1枚の画像データであってもよく、複数枚の画像データによって構成されていてもよい。又、これらの画像データが時系列的に収集されない場合、「撮影時相」は、相違度設定用医療情報の中に必ずしも存在しない。
【0032】
このような注目画像データD0に対する類似画像データD1乃至D7の相違度を相違度設定用医療情報毎に設定する際、これらの相違度を互いに直交するx軸方向、y軸方向及びz軸方向に対応させたX相違度、Y相違度及びZ相違度に分類する。例えば、「被検体名」、「撮影年月日」、「撮影部位」に対する相違度はX相違度として設定され、「撮影条件」に対する相違度はY相違度として設定される。又、上述したダイナミックCT撮影のように同一の「被検体名」、「撮影年月日」、「撮影部位」及び「撮影条件」による注目画像データあるいは類似画像データが複数の撮影時相において収集された場合、これらの画像データが収集された「撮影時相」に対する相違度はZ相違度として設定される。
【0033】
この場合、図4に示すように注目画像データD0の「撮影時相:Ph2」に先行する「撮影時相:Ph1」において収集された類似画像データD1のZ相違度にはマイナスの符号が付加され、「撮影時相:Ph2」に後続する「撮影時相:Ph3」において収集された類似画像データD2のZ相違度にはプラスの符号が付加される。同様にして、注目画像データD0の「撮影年月日:2009/1/4」に先行する「撮影年月日:2008/12/5」において収集された類似画像データD3のX相違度にはマイナスの符号が付加され、「撮影年月日:2009/1/4」に後続する「撮影年月日:2009/1/8」において収集された類似画像データD4のX相違度にはプラスの符号が付加される。
【0034】
又、注目画像データD0の「被検体名:A」と異なる「被検体名:B」において収集された類似画像データD6には、プラスの符号が付加された比較的小さなX相違度が設定され、注目画像データD0の「被検体名:A」及び「撮影部位:頭部」と異なる「被検体名:C」及び「撮影部位:胸部」において収集された類似画像データD7には、プラスの符号が付加された比較的大きなX相違度が設定される。更に、「撮影条件:Q1」において収集された類似画像データD5には、注目画像データD0と異なるY相違度が設定される。
【0035】
図2へ戻って、アイコン配列データ生成部5は、図示しないサムネール生成部、アイコン作成部及びアイコン配列部を有し、前記サムネール生成部は、画像データ記憶部3から読み出した注目画像データ及び類似画像データの各々を縮小処理してサムネールデータを生成する。又、上述の注目画像データ及び類似画像データの全てあるいはその一部が配列された複数枚の2次元画像データによって構成されている場合、先頭部あるいは中央部に存在する2次元画像データを縮小処理してサムネールデータを生成する。
【0036】
一方、前記アイコン作成部は、例えば、1つあるいは複数の画像データからなる画像データ群を示す直方体の表面に前記サムネール生成部が生成したサムネールデータを貼付してアイコンを作成する。そして、前記アイコン配列部は、相違度設定部4によって設定された類似画像データの注目画像データに対する相違度に基づき、前記アイコン作成部が作成した注目画像データ及び類似画像データのアイコンを所定の方向(x軸方向、y軸方向及びz軸方向)に配置してアイコン配列データを生成する。この場合、類似画像データのアイコンは、注目画像データのアイコンを基準として類似画像データのX相違度、Y相違度及びZ相違度に対応した位置に配置される。
【0037】
図5は、アイコン配列データ生成部5によって生成されたアイコン配列データの具体例を示したものであり、注目画像データD0のアイコンを基準としてx軸、y軸及びz軸が設定され、−x方向には、注目画像データD0に先行して「被検体名:A」の「撮影領域:頭部」にて「撮影時相:Ph2」で収集された類似画像データD3のアイコンがX相違度に基づいて配置される。又、x方向には、注目画像データD0に後続して注目画像データD0と同一の「被検体名」/「撮影部位」/「撮影時相」にて収集された類似画像データD4のアイコン、「被検体名:B」の「撮影領域:頭部」において「撮影時相:Ph2」で収集された類似画像データD6のアイコン、「被検体名:C」の「撮影領域:胸部」において「撮影時相:Ph2」で収集された類似画像データD7のアイコンが各々のX相違度に基づいて配置される。
【0038】
一方、y軸方向には、注目画像データD0の「撮影条件:Q0」と異なる「撮影条件:Q1」によって収集された類似画像データD5のアイコンがY相違度に基づいて配置され、z軸方向には、注目画像データに先行する「撮影時相:Ph1」及び後続する「撮影時相:Ph3」において収集された類似画像データD1及び類似画像データD2のアイコンがZ相違度に基づいて設定される。
【0039】
再び図2へ戻って表示部6は、画像データ記憶部3に保存された注目画像データ及び類似画像データと上述のアイコン配列データを表示する機能を有し、図示しない参照用画像データ抽出部、表示データ生成部及びモニタを備えている。
【0040】
前記参照用画像データ抽出部は、入力部7から供給された参照用画像データの選択指示信号に基づき、画像データ記憶部3に保存されている各種類似画像データの中から注目画像データとの比較表示に好適な類似画像データを参照用画像データとして抽出する。一方、前記表示データ生成部は、前記参照用画像データ抽出部によって抽出された類似画像データ(即ち、参照用画像データ)と画像データ記憶部3から直接供給される注目画像データを並列配置して表示データを生成し、所定の変換処理を行なった後前記モニタに表示する。
【0041】
又、アイコン配列データ生成部5によって生成されたアイコン配列データも、前記表示データ生成部において所定の変換処理が行なわれ前記モニタに表示される。尚、前記表示データ生成部は、並列配置された注目画像データ及び参照用画像データにアイコン配列データ生成部5が生成したアイコン配列データを付加して表示データを生成することにより注目画像データ及び参照用画像データを同一モニタにて同時表示してもよいが、独立した表示データを同一モニタにて切り替え表示してもよく、異なるモニタに表示しても構わない。又、アイコン配列データを表示する際、注目画像データが収集された被検体と異なる被検体から得られた類似画像データのアイコンを、図5に示すような異なる色相や形状等を用いて識別表示することにより参照用画像データの選択を容易に行なうことができる。
【0042】
次に、入力部7は、表示パネルやキーボード、各種スイッチ、マウス等の入力デバイスを備え、表示部6と組み合わせて用いることによりインターラクティブなインターフェースを形成している。そして、注目画像データの検索指示を行なう検索指示信号入力機能71、表示部6のモニタに表示されたアイコン配列データに基づいて参照用画像データの選択指示や更新指示を行なう選択指示信号入力機能72、前記アイコン配列データに基づいて注目画像データの更新指示を行なう更新指示信号入力機能73を有し、更に、被検体情報の入力、相違度設定ルールの作成及び更新、各種コマンド信号の入力等も上述の表示パネル及び入力デバイスを用いて行なわれる。
【0043】
システム制御部8は、図示しないCPUと記憶回路を備え、前記記憶回路には、入力部7から供給される上述の各種情報が保存される。そして、前記CPUは、前記記憶回路に一旦保存されたこれらの情報に基づいて医用画像表示装置300が備える上述の各ユニットを統括的に制御し、当該被検体の注目画像データ及びこの注目画像データに対する類似画像データの検索、前記注目画像データ及び類似画像データに付加された医療情報に基づくアイコン配列データの生成及び表示、更には、アイコン配列データに基づく参照用画像データの選択、注目画像データ及び参照用画像データの比較表示等を実行させる。
【0044】
(参照用画像データの検索手順)
次に、本実施例において注目画像データと比較観察される参照用画像データの検索手順につき図6のフローチャートに沿って説明する。
【0045】
参照用画像データの検索に際し、医用画像表示装置300の操作者は、入力部7において操作者ID等の自己の識別情報を入力することにより相違度設定部4の設定ルール保管部に保管されている各種設定ルールの中から所望の設定ルールを選択し、更に、被検体情報を入力した後、当該被検体の医療診断に必要な注目画像データを検索するための指示信号(検索指示信号)を入力する。
【0046】
被検体情報と共に入力部7からシステム制御部8を介して供給される注目画像データの検索指示信号を受信した画像データ検索部1は、ネットワーク400を介して接続された医用画像保管装置200に予め保管されている各種画像データの中から当該被検体の医療診断に必要な注目画像データを前記被検体情報に基づいて検索し、得られた注目画像データを画像データ記憶部3の注目画像データ記憶領域に保存する(図6のステップS1)。
【0047】
一方、医療情報抽出部2は、上述の画像データ検索部1によって医用画像保管装置200から検索され画像データ記憶部3に保存された注目画像データに付加されている各種医療情報の中から類似画像データの検索に有効な医療情報(「被検体名」、「撮影年月日」、「撮影時相」、「撮影部位」、「撮影条件」等)を類似画像データ検索用医療情報として抽出し、得られた複数からなる類似画像データ検索用医療情報を画像データ検索部1へ供給する。
【0048】
上述の類似画像データ検索用医療情報を受信した画像データ検索部1は、この類似画像データ検索用医療情報の何れかと同一あるいは類似した医療情報が付加されている画像データを類似画像データとして医用画像保管装置200に保管されている各種画像データの中から検索し、得られた類似画像データを画像データ記憶部3の類似画像データ記憶領域に保存する(図6のステップS2)。
【0049】
次いで、医療情報抽出部2は、画像データ検索部1が上述の類似画像データ検索用医療情報に基づいて医用画像保管装置200に保管された各種画像データの中から検索し画像データ記憶部3に保存した類似画像データの各々に付加されている各種医療情報及び上述のステップS2において抽出した類似画像データ検索用医療情報の中から、注目画像データに対する類似画像データの相違度を設定する際に有効な医療情報(「被検体名」、「撮影年月日」、「撮影時相」、「撮影部位」、「撮影条件」)を相違度設定用医療情報として抽出する。
【0050】
そして、相違度設定部4は、医療情報抽出部2から供給された注目画像データ及び類似画像データの相違度設定用医療情報を自己の設定ルール保管部に予め保管されていた相違度設定ルールに基づいて比較することにより注目画像データに対する類似画像データの相違度を設定し、設定結果をアイコン配列データ生成部5へ供給する(図6のステップS3)。
【0051】
一方、アイコン配列データ生成部5は、画像データ記憶部3から読み出した注目画像データ及び類似画像データの各々を縮小処理してサムネールデータを生成し、1つあるいは複数の画像データからなる注目画像データ及び類似画像データを示す直方体の表面に前記サムネールデータを貼付してアイコンを作成する(図6のステップS4)。そして、相違度設定部4によって設定された類似画像データの相違度に基づいて注目画像データのアイコン及び類似画像データのアイコンをx軸方向、y軸方向及びz軸方向に配置してアイコン配列データを生成し、得られたアイコン配列データを表示部6のモニタに表示する(図6のステップS5)。
【0052】
一方、表示部6に表示されたアイコン配列データを観測した医用画像表示装置300の操作者は、アイコン配列データにおいて注目画像データのアイコンの周囲に配置された類似画像データのアイコンを入力部7に備えられた入力デバイスを用いて選択することにより参照用画像データの選択指示信号を入力し(図6のステップS6)、システム制御部8を介して上述の選択指示信号を受信した表示部6は、選択されたアイコンに対応する類似画像データを参照用画像データとして画像データ記憶部3から抽出し注目画像データと共に表示部6のモニタに表示する(図6のステップS7)。
【0053】
更に、操作者は、表示部6に表示されているアイコン配列データに示された類似画像データのアイコンに対する選択を順次更新し、表示部6は、更新されたアイコンに対応する類似画像データを画像データ記憶部3から抽出し新たな参照用画像データとして表示部6のモニタに表示する(図6のステップS6及びステップS7)。
【0054】
一方、被検体情報の再入力あるいはアイコン配列データにおける類似画像データのアイコンを用いた注目画像データの更新が操作者によって行なわれた場合、医療情報抽出部2は、画像データ記憶部3から読み出した更新後の注目画像データに付加されている各種医療情報の中から類似画像データ検索用医療情報を抽出し、この類似画像データ検索用医療情報に基づいて上述のステップS2乃至ステップS7を繰り返すことにより、更新後の注目画像データを基準とした類似画像データの検索及び相違度の設定、アイコン配列データの生成、参照用画像データの抽出及び表示が行なわれる(図6のステップS2乃至ステップS7)。そして、当該被検体の医療診断に有効な注目画像データ及び参照用画像データの検索が終了したならば、操作者は、これらの画像データを用いた読影(診断)を行なう。
【0055】
図7は、注目画像データが更新された場合に新たに生成されるアイコン配列データを示したものであり、図7(a)は、図5において既に述べたように注目画像データD0のアイコン及び類似画像データD1乃至D7等のアイコンによって構成される更新前のアイコン配列データである。そして、このアイコン配列データにおいて、例えば、類似画像データD4が新たな注目画像データとして選択された場合、この注目画像データに付加されている類似画像データ検索用医療情報に基づいて検索された類似画像データのアイコンを上述と同様の手順によってx軸方向、y軸方向及びz軸方向へ配列することにより、図7(b)に示すようなアイコン配列データが新たに生成される。
【0056】
以上述べた本発明の実施例によれば、被検体の医療診断に必要な注目画像データとの比較観察に有効な参照用画像データを予め収集された各種画像データの中から検索する際、注目画像データのアイコン及びこの注目画像データに付加された被検体情報や撮影条件等の各種医療情報に基づいて検索された複数からなる類似画像データのアイコンを注目画像データに対する類似画像データの相違度に基づいて配置することによりアイコン配列データを生成し、このアイコン配列データに基づいて前記複数からなる類似画像データの中から注目画像データとの比較観察に好適な類似画像データを参照用画像データとして抽出することにより、良質な参照用画像データの検索を短時間かつ容易に行なうことができる。このため、被検体の医療診断における診断精度や診断効率が向上するのみならず操作者の負担を軽減することができる。
【0057】
特に、注目画像データに付加された被検体情報のみならず撮影条件等の各種医療情報に基づいて類似画像データの検索が行なわれるため、注目画像データが収集された当該被検体と異なる他の被検体から収集された画像データも類似画像データとして検索することが可能となり、注目画像データとの比較表示に有効な多くの画像データを容易に得ることができる。
【0058】
又、サムネールデータが貼付された注目画像データ及び類似画像データのアイコンを前記相違度に基づいて所定の方向へ配列することにより類似画像データに対する選択優先度の把握が容易となり、参照用画像データを効率よく検索することができる。更に、アイコン配列データに示されたアイコンを選択することにより注目画像データの更新や参照用画像データの選択/更新が容易となる。
【0059】
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、変形して実施することが可能である。例えば、上述の実施例における医療情報抽出部2は、類似画像データ検索用医療情報及び相違度設定用医療情報として、「被検体名」、「撮影年月日」、「撮影時相」、「撮影部位」及び「撮影条件」を抽出する場合について述べたが、類似画像データ検索用医療情報及び相違度設定用医療情報はこれらに限定されるものではなく、又、類似画像データ検索用医療情報と相違度設定用医療情報は異なっていても構わない。
【0060】
又、上述の実施例における画像データ検索部1は、入力部7から供給される注目画像データの検索指示信号及び医療情報抽出部2から供給される類似画像データ検索用医療情報に基づいて医用画像保管装置200から検索した注目画像データ及び類似画像データを画像データ記憶部3に一旦保存し、医療情報抽出部2は、これらの画像データに付加されている各種医療情報の中から類似画像データ検索用医療情報及び相違度設定用医療情報を抽出する場合について述べたが、医用画像保管装置200に保管されている注目画像データ及び類似画像データの各々に付加されている各種医療情報の中から類似画像データ検索用医療情報及び相違度設定用医療情報を抽出してもよい。
【0061】
更に、上述の実施例では、ネットワーク400を介して接続された画像保管装置200に保管されている各種画像データの中から注目画像データ及び類似画像データを検索する場合について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、医用画像表示装置300と直接あるいは他の手段によって接続された画像保管装置に保管されている各種画像データの中から注目画像データ及び類似画像データを検索してもよい。又、注目画像データは、医用画像診断装置100から直接供給されても構わない。
【0062】
尚、上述の実施例における医用画像表示装置300が備えた各ユニットの機能は、ソフトウェアによって実行させることが可能であり、このような場合、図3は医用画像表示装置300の機能ブロック図を示している。
【符号の説明】
【0063】
100…医用画像診断装置
101…画像データ収集部
102…入力部
103…DICOMファイル作成部
104…表示部
105…ネットワークインターフェース
106…制御部
200…医用画像保管装置
300…医用画像表示装置
400…ネットワーク
500…医用診断システム
1…画像データ検索部
2…医療情報抽出部
3…画像データ記憶部
4…相違度設定部
5…アイコン配列データ生成部
6…表示部
7…入力部
71…検索指示信号入力機能
72…選択指示信号入力機能
73…更新指示信号入力機能
8…システム制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め収集された各種画像データの中から注目画像データとの比較観察に用いる参照用画像データを検索して表示する医用画像表示装置において、
前記注目画像データに付加された医療情報に基づいて前記各種画像データの中から複数の類似画像データを検索する画像データ検索手段と、
前記類似画像データに付加された医療情報の中から相違度設定用医療情報を抽出する医療情報抽出手段と、
前記相違度設定用医療情報に基づいて前記注目画像データに対する前記類似画像データの相違度を設定する相違度設定手段と、
前記相違度に基づいて前記類似画像データの中から前記参照用画像データを抽出して表示する表示手段とを
備えたことを特徴とする医用画像表示装置。
【請求項2】
アイコン配列データ生成手段と選択指示信号入力手段を備え、前記アイコン配列データ生成手段は、前記注目画像データ及び前記類似画像データの各々に対応するアイコンを前記相違度に基づいて配置することによりアイコン配列データを生成し、前記選択指示信号入力手段は、前記アイコン配列データに示された前記類似画像データのアイコンを選択することにより前記参照用画像データに対する選択指示信号を入力することを特徴とする請求項1記載の医用画像表示装置。
【請求項3】
前記アイコン配列データ生成手段は、前記注目画像データのアイコンを基準とし、この注目画像データのアイコンから前記相違度に対応した距離だけ離れた位置に前記類似画像データのアイコンを配置することにより前記アイコン配列データを生成することを特徴とする請求項2記載の医用画像表示装置。
【請求項4】
アイコン生成手段を備え、前記アイコン生成手段は、前記注目画像データ及び前記類似画像データのサムネールデータが貼付された前記注目画像データのアイコン及び前記類似画像データのアイコンを生成することを特徴とする請求項3記載の医用画像表示装置。
【請求項5】
検索指示信号入力手段を備え、前記画像データ検索手段は、前記検索指示信号入力手段によって入力された検索指示信号に基づいて前記各種画像データの中から前記注目画像データを検索することを特徴とする請求項1記載の医用画像表示装置。
【請求項6】
前記医療情報抽出手段は、前記注目画像データに付加された医療情報の中から類似画像データ検索用医療情報を抽出し、前記画像データ検索手段は、前記類似画像データ検索用医療情報に基づいて前記各種画像データの中から前記類似画像データを検索することを特徴とする請求項1記載の医用画像表示装置。
【請求項7】
更新指示信号入力手段を備え、前記画像データ検索手段は、前記更新指示信号入力手段によって入力された更新指示信号に基づいて前記各種画像データの中から新たな注目画像データを検索することを特徴とする請求項1記載の医用画像表示装置。
【請求項8】
前記表示手段は、前記注目画像データを前記類似画像データと共に表示することを特徴とする請求項1記載の医用画像表示装置。
【請求項9】
前記選択指示信号入力手段は、前記表示手段によって表示された前記アイコン配列データに基づいて前記参照用画像データに対応する前記類似画像データのアイコンを選択することを特徴とする請求項2記載の医用画像表示装置。
【請求項10】
前記更新指示信号入力手段は、前記表示手段によって表示された前記アイコン配列データに基づいて前記新たな注目画像データに対応する前記類似画像データのアイコンを選択することを特徴とする請求項7記載の医用画像表示装置。
【請求項11】
予め収集された各種画像データが保管されている医用画像保管装置と注目画像データとの比較観察に用いる参照用画像データを前記各種画像データの中から検索して表示する医用画像表示装置を備えた医用診断システムであって、
前記医用画像表示装置は、請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載した医用画像表示装置であることを特徴とする医用診断システム。
【請求項12】
予め収集された各種画像データの中から注目画像データとの比較観察に用いる参照用画像データを検索して表示する医用画像表示装置に対し、
前記注目画像データに付加された医療情報に基づいて前記各種画像データの中から複数の類似画像データを検索する画像データ検索機能と、
前記類似画像データに付加された医療情報の中から相違度設定用医療情報を抽出する医療情報抽出機能と、
前記相違度設定用医療情報に基づいて前記注目画像データに対する前記類似画像データの相違度を設定する相違度設定機能と、
前記相違度に基づいて前記類似画像データの中から前記参照用画像データを抽出して表示する表示機能を
実行させることを特徴とする画像データ表示用制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−143159(P2011−143159A)
【公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−8125(P2010−8125)
【出願日】平成22年1月18日(2010.1.18)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(594164542)東芝メディカルシステムズ株式会社 (4,066)
【出願人】(594164531)東芝医用システムエンジニアリング株式会社 (892)
【Fターム(参考)】