説明

医科歯科用画像管理プログラム

【課題】撮影された画像の倍率情報を容易に管理することがでる医科用又は歯科用に用いる画像撮影用のカメラおよび画像管理システムを提供することにある。
【解決手段】組写真を作成するために画像を組写真配置様式シートの画像配置枠に登録する際に、あらかじめ組写真配置様式シートに記載されたそれぞれの画像配置枠ごとの配置情報に基づいて、自動的に表示倍率を調節して画像を表示したり、表示位置や表示角度や表示方向や表示倍率を自由に調節したり、上下顎咬合面観や左右側方面観などのミラーを使って撮影された虚像画像を自動的に反転処理したりすることが出来るので、簡単な操作で組写真を作成することが出来る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医科用又は歯科用に用いる画像管理プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に医科用又は歯科用に用いる画像撮影においては、治療前後の比較や経過観察を行う上で、毎回の撮影ごとにほぼ一定の範囲、すなわちほぼ一定の撮影倍率で撮影を行うことが望ましいとされる。また撮影した画像の管理においては、複数の構図で撮影した画像を、特定の配置様式にしたがって複数配置した組写真として保存しておくことが好ましいとされている。このため、特開2001-356403では次に示すような方法で解決を図ろうと多くの試みをしている。
カメラのレンズ鏡筒に設定された倍率目盛から所望の規定倍率を選択し、選択された倍率になるような撮影距離に焦点が合うようにレンズの状態を待機させておき、カメラの前後移動によってファインダー内の像がくっきり見えるように焦点を合わせることによって、手動で焦点位置を撮影対象に移動させて撮影を行うデジタルカメラが開示されている。
【0003】
この方法では、カメラのオートフォーカス機構が使えず手動でカメラを前後移動させて焦点を合わせる必要があるため、撮影者の習熟度によってピント合わせの精度が左右され、場合によっては画像がピンボケになる可能性があった。また、撮りたい倍率が低いほどファインダー内の撮影対象が小さくて焦点が合わせづらくなり、倍率のズレが大きくなったりピンボケになったりする可能性が大きくなるという問題があった。
また、特開2001-356403で開示されたカメラでは一定の倍率で撮影することはできても、人体のような撮影対象を固定することができない場合やカメラを三脚で固定できない場合、画面の構図が上下左右方向にずれたり回転したりしてしまうという問題が生じることがある。治療前後の比較や経過観察を行うためには倍率だけでなく構図も統一して撮影する必要があるが、構図のずれを防止する方法としては、具体的な解決策は示されていない。
更にまた、高倍率で撮影する場合、カメラのわずかなブレが構図のズレとして大きく影響するため、ファインダーを覗いて構図を決めようとしても、構図がなかなか定まらないという問題があり、特開2001-356403で開示されたカメラでは構図の調整と同時に前後方向の焦点の調整も行わなければならないので、撮影者が習熟していない場合、構図のズレやピントのボケが生じることがあった。
【0004】
一方、撮影時には倍率を固定せず、オートフォーカスによって任意の倍率で撮影を行っておき、コンピュータ上で画像を拡大縮小することで、倍率を変換したり画面の表示範囲をトリミングしたりする手法は以前から考案されている。たとえば、株式会社ベアーメディック製の「CASMATCH」のような定規が印刷された小片を画面中に一緒に撮影しておき、画像に占める定規の長さの比から撮影倍率を換算し、規定倍率での撮影範囲で画像をトリミングする方法が知られているが、この方法では画像ごとに倍率の換算作業が必要となり、大量の画像を処理する場合に非常に煩雑な作業になってくる。
歯科の画像撮影においては、臼歯部や咬合面などの撮影にミラーを使用した虚像撮影を行うことがある。撮影された画像は上下または左右に反転しているため、コンピュータなどの再生手段で上下または左右に反転させて再生したり保存したりする必要がある。上顎または下顎の咬合面をミラー撮影する場合ならば、舌が写っているか口蓋が写っているかで容易に判断できるが、左の側方面と右の側方面をミラー撮影する場合、左の側方面なのか右の側方面なのかを画像から判断するのが困難な場合があった。
【0005】
また、症例記録や経過観察を行う際に、5枚法や9枚法などと言った特定の配置様式での組写真を作成して術前から術後までの経過比較を行うことがあり、このような組写真を作成する際に、組写真用の配置枠上に登録したい画像ファイルをマウスなどのポインティングデバイスでドラッグアンドドロップすることによって作成することのできる歯科用画像管理プログラムが数社から発売されているが、上下顎咬合面観や左右側方面観などのミラーを使って撮影された虚像画像の左右反転または上下反転は操作者が手動で行う必要があった。また、これらのプログラムにおける組写真のそれぞれの配置枠に登録される画像は、単に画像の配置枠いっぱいに表示されるだけで倍率を揃えたりすることはできないため、術前から術後までの経過比較を行う際に画像の表示倍率を揃えたい場合は、カメラで撮影する際にあらかじめ同じ倍率で撮影する必要があった。しかし、たとえ倍率を揃えて撮影したとしても、構図のズレの問題があり、必ずしも同じ構図の組写真ができるとは限らないという問題点があった。
【特許文献1】特開2001−356403号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
これらの状況を鑑み、本発明において解決しようとする課題は以下の通りである。
本発明が解決しようとする課題は、撮影された画像の倍率情報を容易に管理することがでる医科用又は歯科用に用いる画像撮影用のカメラおよび画像管理システムを提供することにある。
本発明が解決しようとする更なる他の課題は、構図のズレや回転を補正し、所望の規定倍率の画像を容易にトリミングして得ることが出来る医科用又は歯科用に用いる画像撮影用のカメラおよび画像管理システムを提供することにある。
【0007】
本発明が解決しようとする更なる他の課題は、組写真を作成する際に、特定の配置様式においていつも左右反転を行うべきところに登録される画像については自動的に左右反転を行ったり、いつも上下反転を行うべきところに登録される画像については自動的に上下反転を行うことで、簡単に組写真を作成することの出来る医科用又は歯科用に用いる画像撮影用のカメラおよび画像管理システムを提供することにある。
【0008】
本発明が解決しようとする更なる他の課題は、倍率が揃っていない画像から組写真を作成する際に、自動的に倍率を調整して簡単に倍率の揃った組写真を作成することの出来る医科用又は歯科用に用いる画像撮影用のカメラおよび画像管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、複数の画像を配置した組写真を作成する医科用又は歯科用に用いる画像管理プログラムにおいて、画像を配置するための画像配置枠を持つ組写真配置様式シートをあらかじめ複数種類用意して用途に応じて選択できるようにし、それぞれの組写真配置様式シートには、何個の画像配置枠を表示するかの個数情報、組写真配置様式シート内における画像配置枠の表示位置情報、画像配置枠の縦横の大きさ情報、画像配置枠内での画像の表示方向情報、画像配置枠における画像の表示倍率情報、画像配置枠に画像を貼り付ける際に撮影画像を左右反転させるかあるいは上下反転させるかあるいは反転させないかの画像反転情報を有し、
【0010】
撮影画像をそれぞれの画像配置枠に登録する際に、それぞれの画像配置枠の配置情報に基づいて、画像を自動的あるいは確認を伴って左右反転または上下反転させたりあるいは反転させないように登録し、撮影画像に対応付けられて記録されている撮影情報保存領域に、実撮影倍率情報が書き込まれているかどうかを判別して、撮影情報保存領域に実撮影倍率情報が存在する場合、その実撮影倍率情報を読み込み、それぞれの画像配置枠の表示倍率情報に一致するように画像の拡大・縮小率を算出し、拡大する場合は配置枠をはみ出した領域は非表示にし、縮小する場合は配置枠内に表示することを特徴とする医科用又は歯科用に用いる画像管理プログラムである。
【0011】
本発明は、組写真配置様式シートに画像を登録したあとも、配置枠内の画像の表示位置や表示角度や表示方向や表示倍率を自由に変更できるようにしたことを特徴とする医科用又は歯科用に用いる画像管理プログラムである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、組写真を作成するために画像を組写真配置様式シートの画像配置枠に登録する際に、あらかじめ組写真配置様式シートに記載されたそれぞれの画像配置枠ごとの配置情報に基づいて、自動的に表示倍率を調節して画像を表示したり、表示位置や表示角度や表示方向や表示倍率を自由に調節したり、上下顎咬合面観や左右側方面観などのミラーを使って撮影された虚像画像を自動的に反転処理したりすることが出来るので、簡単な操作で組写真を作成することが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に述べると、
図1は本発明のプログラムにおける組写真配置様式シートのデータ構造と画像配置枠の配置の一実施例を示し、同図(a)においてそれぞれのデータ格納エリアには、シートの名称やサイズ(Ws,Hs)、画像配置枠の個数やそれぞれの画像配置枠の詳細な配置情報などが格納されている。同図(b)に五枚法規格撮影配置様式シートの画像の配置の一例を示す。それぞれの画像配置枠の配置情報をさらに詳しく説明すると、名称1は配置枠に登録される画像を表す名称のことであり、例を示すと「上顎咬合面観」や「正面観」「左側方面観」などの構図の名称などが入る。この値は撮影画像登録後に作業者によって上書きすることもできる。左上位置2は画像配置枠の左上位置がシート中のどの位置にくるかを表す座標(Xn,Yn)のことである。
【0014】
サイズ3は画像配置枠のサイズ(Wn,Hn)が入る。表示倍率4はこの領域に表示倍率が指定されている場合、登録される撮影画像に対応付けられて記録されている撮影情報保存領域に実撮影倍率情報が書き込まれていれば、その実撮影倍率情報を読み込み、指定された表示倍率に一致するように撮影画像を拡大・縮小して表示することを表す。登録される撮影画像に対応付けられて記録されている撮影情報保存領域に実撮影倍率情報が書き込まれていなかったり表示倍率が指定されていない場合は、撮影画像は配置枠一杯に表示される。画像反転5は、ここに「上下反転」「左右反転」が指定されている場合、撮影画像を表示するときに自動的に反転処理を行うことを表す。
【0015】
表示方向6は、ここに「右90度回転」「左90度回転」「180度回転」が指定されている場合、撮影画像を自動的に回転して表示することを表す。また、「オリジナル」が指定されている場合は回転させずにオリジナルの画像方向で表示することを表す。情報表示7は、撮影画像を表示する際に上記の名称1、表示倍率4や、撮影画像に対応付けられて記録されている撮影情報保存領域に書き込まれている撮影日時などを表示するかしないかを表すフラグである。方眼表示8は撮影画像を表示する際に配置枠上に方眼などの目盛り線を表示するかしないかを表すフラグである。オフセット回転角度9は、撮影画像を登録後に配置枠に対してどれだけ傾けて表示させるかを表す数値である。初期値は”0”であり、撮影画像登録後に作業者によって微調整されて値が上書きされる。オフセット画像中心10は、撮影画像を登録後に配置枠の中心に対して撮影画像の中心をどれだけ上下左右ずらして表示するかを表す数値である。初期値は(0,0)であり、撮影画像登録後に作業者によって微調整されて値が上書きされる。
【0016】
図2は本発明のプログラムにおける組写真配置様式シートの選択画面の一実施例を示す。同図の様に一覧表示領域11の中に複数の組写真配置様式シートのサンプル12がで羅列され、なおかつ組写真配置様式シートの説明13が示されているため、作業者は一覧の中から作成したい組写真のシートを選択するだけで組写真が作成配置様式シートが作成できる。
【0017】
図5は新しい組写真配置様式シートを作成するためのウィンドウの一実施例を示し、撮影画像一覧表示領域14に撮影画像の縮小画像15a〜15eが表示され、それぞれの縮小画像の下には撮影画像に対応付けられて記録されている撮影情報保存領域に書き込まれている撮影情報から撮影日時や実撮影倍率などを抽出して表示する画像情報表示部16が示されている。また、組写真配置様式シート表示領域17はさらに組写真配置様式シート操作部18と組写真配置様式シート配置部19の2つの領域に分かれており、組写真配置様式シート配置部19には配置枠20a〜20eが選択した組写真配置様式シートに記述されている配置情報に基づいて配置されている。また、配置枠20a〜20eの下には選択した組写真配置様式シートに記述されている配置オプションとして、選択した表示倍率に合わせて自動的に拡大・縮小するかまたは拡大・縮小しないかを選択する選択部21a、撮影画像を自動的に左右または上下に反転させて表示するかしないかを選択する選択部21b、および撮影画像を配置枠に対して右90度回転させたり左90度回転させたり180度回転させて表示するかしないかを選択する選択部21cが表示されており、必要に応じて変更することも可能になっている。これらの選択部は同図ではドロップダウンリストの形式を取っているが、その他の選択方法を取ってもかまわない。
【0018】
図5において、マウスなどのポインティングデバイスを使って撮影画像一覧表示領域14から組写真配置様式シートに登録したい画像をクリックして選択し、登録したい配置枠20a〜20eのいずれかの上までドラッグアンドドロップすることによって画像配置枠に撮影画像の登録をすることができる。このとき、配置オプション部21の表示倍率や反転するかしないか、表示方向の内容に従って、登録されようとしている撮影画像に対して自動的に画像の拡大・縮小や左右または上下反転や画像の回転が行われる。それぞれの配置枠20に記述されている表示倍率よりも、登録した撮影画像の実撮影倍率が小さい場合は、表示枠22によってトリミングされる領域外は非表示となる。
表示枠22には画像の構図を合わせやすくするため方眼目盛が表示されており、これを基準として構図を合わせることができる。図5においては方眼目盛は点線で縦横それぞれ3本ずつの表示になっており、うち中心の1本が表示枠22の中心を通るような例が表示されているが、これに限らずあらゆる線種や本数を採用してもかまわないし、それ以外の方法を採用してもかまわない。組写真配置様式シート操作部18には「印刷」ボタン23があり、このボタンを押すことによって一枚の用紙に組写真として印刷することが可能である。また組写真配置様式シート操作部18には「画像として保存」ボタン24があり、このボタンを押すことによって、組写真の状態でひとつの画像ファイルとして保存することが可能である。組写真配置様式シート操作部18には「登録」ボタン25があり、このボタンを押すことによって編集を行ったシートを登録することが可能である。また、組写真配置様式シート操作部18には「キャンセル」ボタン26があり、このボタンを押すことによってすべての編集をキャンセルすることが可能である。
【0019】
つぎに、撮影画像一覧表示領域から組写真配置様式シートの配置枠へ撮影画像を登録し、表示枠内の表示位置を微調整する方法について例を用いて順をおって説明する。
図7に示すように実撮影倍率が1/2.3倍の撮影画像を表示倍率を1/2倍に拡大・縮小する配置オプションを持つ画像配置枠へ登録する場合、ドラッグアンドドロップされた撮影画像は自動的に表示枠内へ収まる範囲が計算され、図9のように自動的に1/2倍の表示範囲になるように表示枠内31に表示される。表示枠を超えた領域32は説明のため点線で表示してあるが実際には表示されない。
【0020】
この表示枠を超えた領域32は、画像データとしては切り捨てられるのではなく単に表示されないだけである。逆にそれぞれの配置枠31に記述されている表示倍率よりも、登録した画像ファイルの実撮影倍率が大きい場合は、表示枠31内に縮小された画像ファイルが表示される。画像を表示枠31へドラッグアンドドロップで登録した直後は表示枠31に対して中央部に配置される。
また、カーソル33が表示枠31上に存在する場合、ず9に示すように情報表示切替ボタン27、方眼表示切替ボタン28、上下移動ボタン29、回転ボタン30が表示枠31上に表示される。情報表示切替ボタン27を押すごとに表示枠上に撮影情報34の表示・非表示が切り替わる。方眼表示切替ボタン28を押すごとに表示枠上の方眼の表示・非表示が切り替わる。
図9の上下移動ボタン29を押すと、図11に示すように上下移動モードを示す上下移動ボタン35に変化し、上下移動モードを示すカーソル36のように変化する。この状態でマウスなどのポインティングデバイスを使ってドラッグアンドドロップすると、撮影画像を37aの状態からを37bの状態のように上下左右に移動させて変化させることができる。また、上下移動モードを使って撮影画像の表示位置を調節した場合、図1(a)のオフセット画像中心10の値が調節された分だけ値を増減させて上書きされる。
【0021】
また、図9の回転ボタン30を押すと、図13に示すように回転モードを示す回転ボタン38に変化し、回転モードを示すカーソル39のように変化する。この状態でマウスなどのポインティングデバイスを使ってドラッグアンドドロップすると、撮影画像を40aの状態から40bの状態の様に回転させて変化させることができる。また、回転モードを使って撮影画像の表示角度を調節した場合、図1(a)のオフセット回転角度9の値が調節された分だけ増減されて上書きされる。
また、図15のように画像配置枠以外の部分をクリックすると画像の調節が確定され、情報表示切替ボタン27、方眼表示切替ボタン28、上下移動ボタン29、回転ボタン30が消える。
【産業上の利用可能性】
【0022】
医科や歯科業界の画像データ管理に活用でき、業界特有である患者ごとのカルテ整理に適し、画像確認時に最適な環境で容易に表示が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明のプログラムにおける組写真配置様式シートのデータ構造と画像配置枠の配置の説明図
【図2】本発明のプログラムにおける組写真配置様式シートの選択画面の位置実施例の説明図
【図3】本発明のプログラムにおける新しい組写真配置様式シートを作成するためのウィンドウの説明図
【図4】本発明のプログラムの撮影画像を画像配置枠へ登録する際の例の説明図
【図5】本発明のプログラムの撮影画像を画像配置枠へ登録する際の例の説明図
【図6】本発明のプログラムの撮影画像を画像配置枠へ登録する際の例の説明図
【図7】本発明のプログラムの撮影画像を画像配置枠へ登録する際の例の説明図
【図8】本発明のプログラムの撮影画像を画像配置枠へ登録する際の例の説明図
【符号の説明】
【0024】
1 名称情報保存領域
2 左上位置情報保存領域
3 サイズ情報保存領域
4 表示倍率情報保存領域
5 画像反転情報保存領域
6 表示方向情報保存領域
7 情報表示フラグ保存領域
8 方眼表示フラグ保存領域
9 オフセット回転角度情報保存領域
10 オフセット画像中心情報保存領域
11 一覧表示領域
12 組写真配置様式シートのサンプル
13 組写真配置様式シートの説明
14 撮影画像表示領域
15a〜e 撮影画像の縮小画像
16 画像情報表示部
17 組写真配置様式シート表示領域
18 組写真配置様式シート操作部
19 組写真配置様式シート配置部
20a〜e 配置枠
21 配置オプション
21a 選択した表示倍率にあわせて自動的に拡大・縮小するかまたは拡大・縮小しないかを選択する選択部
21b 撮影画像を自動的に左右または上下に反転させて表示するかしないかを選択する選択部
21c 撮影画像を配置枠に対して右90度回転させたり左90度回転させたり180度回転させて表示するかしないかを選択する選択部
22 表示枠
23 「印刷」ボタン
24 「画像として保存」ボタン
25 「登録」ボタン
26 「キャンセル」ボタン
27 情報表示切替ボタン
28 方眼表示切替ボタン
29 上下移動ボタン
30 回転ボタン
31 表示枠
32 表示枠を超えた領域
33 カーソル
34 撮影情報
35 上下モードであることを示す上下移動ボタン
36 上下移動モードであることを示すカーソル
37a,b 撮影画像の配置状態
38 回転モードであることを示す回転ボタン
39 回転モードであることを示すカーソル
40a,b 撮影画像の配置状態



【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像を配置した組写真を作成する医科用又は歯科用に用いる画像管理プログラムにおいて、
画像を配置するための画像配置枠を持つ組写真配置様式シートをあらかじめ複数種類用意して用途に応じて選択できるようにし、それぞれの組写真配置様式シートには、何個の画像配置枠を表示するかの個数情報、組写真配置様式シート内における画像配置枠の表示位置情報、画像配置枠の縦横の大きさ情報、画像配置枠内での画像の表示方向情報、画像配置枠における画像の表示倍率情報、画像配置枠に画像を貼り付ける際に撮影画像を左右反転させるかあるいは上下反転させるかあるいは反転させないかの画像反転情報を有し、撮影画像をそれぞれの画像配置枠に登録する際に、それぞれの画像配置枠の配置情報に基づいて、画像を自動的あるいは確認を伴って左右反転または上下反転させたりあるいは反転させないように登録し、撮影画像に対応付けられて記録されている撮影情報保存領域に、実撮影倍率情報が書き込まれているかどうかを判別して、撮影情報保存領域に実撮影倍率情報が存在する場合、その実撮影倍率情報を読み込み、それぞれの画像配置枠の表示倍率情報に一致するように画像の拡大・縮小率を算出し、拡大する場合は配置枠をはみ出した領域は非表示にし、縮小する場合は配置枠内に表示することを特徴とする医科用又は歯科用に用いる画像管理プログラム。
【請求項2】
組写真配置様式シートに画像を登録したあとも、配置枠内の画像の表示位置や表示角度や表示方向や表示倍率を自由に変更できるようにしたことを特徴とする医科用又は歯科用に用いる請求項1に記載の画像管理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−111519(P2007−111519A)
【公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−256146(P2006−256146)
【出願日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【出願人】(390011143)株式会社松風 (125)
【Fターム(参考)】