説明

半導体チップ収容トレイ

【課題】複数積み重ねる際に半導体チップを傷つけることを抑制できる半導体チップ収容トレイを提供する。
【解決手段】ベース板10aの表面は、凸部112,114によって複数の収容エリア1aに分割されており、ベース板10aの裏面は、凸部122,124によって複数の収容エリア1bに分割されている。半導体チップ1に対する収容エリア1aのマージン幅は、半導体チップ1に対する収容エリア1bのマージン幅より小さい。また半導体チップ収容トレイ10が積み重ねられた場合に、収容エリア1a,1bは互いに略重なり、凸部112は凸部122に対向せず、凸部122の下端と一段下の半導体チップ収容トレイ10の表面との距離、及び凸部112の上端と一段上の半導体チップ収容トレイ10の裏面との距離は、それぞれ半導体チップ1の厚さ未満である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数重ねて使用される半導体チップ収容トレイに関する。特に本発明は、複数積み重ねる際に半導体チップを傷つけることを抑制できる半導体チップ収容トレイに関する。
【背景技術】
【0002】
半導体チップの実装方式の一つに、COG(Chip On Glass)がある。この実装方式は、バンプ付きの半導体チップを直接基板上に搭載する方法であり、例えば液晶パネルにドライバICを実装する方法として主流になりつつある。バンプが形成された半導体チップは、バンプが傷つくことを抑制することを目的として、搬送時には、バンプが形成された能動面が上を向いた状態で、半導体チップ収容トレイに収容される。これに対してCOG実装する為には、実装時に半導体チップの能動面が下を向く必要がある。このため、半導体チップ収容トレイから半導体チップを取り出す際に、半導体チップ収容トレイの上下を反転させる必要がある。
【0003】
図7の各図は、従来の半導体チップ収容トレイの第1例を説明するための断面図である。本図に示す半導体チップ収容トレイ210は、取り出し用のトレイ220と対で使用される。半導体チップ収容トレイ210の表面は、凸部211によって複数の半導体チップ収容エリアに分割されている。またトレイ220の裏面は、凸部221によって複数の半導体チップ収容エリアに分割されている。
【0004】
図7(A)に示すように、半導体チップ201を搬送するとき、半導体チップ収容トレイ210の複数の半導体チップ収容エリアそれぞれには、半導体チップ201が収容される。その後、半導体チップ収容トレイ210は複数積み重ねられる。そして半導体チップ201を取り出すとき、最上層の半導体チップ収容トレイ210の上に、トレイ220が積み重ねられる。この状態で、凸部221は凸部211に当接している。
【0005】
そして図7(B)に示すように、最上層の半導体チップ収容トレイ210を、トレイ220が重なった状態で一段下の半導体チップ収容トレイ210から取り外し、半導体チップ収容トレイ210,220の積層体の上下を反転させる。これにより、半導体チップ201は、トレイ220の半導体チップ収容エリアに移動する。この際に半導体チップ201は表裏が反転して、能動面が下を向く(例えば特許文献1の図7,8参照)。
【0006】
図8は、従来の半導体チップ収容トレイの第2例を説明するための断面図である。本図に示す半導体チップ収容トレイ230は、表面が凸部232によって複数の半導体チップ収容エリアに分割されており、かつ裏面も凸部231によって複数の半導体チップ収容エリアに分割されている。
【0007】
図8(A)に示すように、半導体チップ201を搬送するとき、半導体チップ収容トレイ230の表面に設けられた複数の半導体チップ収容エリアそれぞれには、半導体チップ201が収容される。その後、半導体チップ収容トレイ230は、表面が上に向いた状態で複数積み重ねられる。この状態で、凸部231は凸部232に当接している。
【0008】
そして図8(B)に示すように、半導体チップ201を取り出すとき、半導体チップ収容トレイ230の積層体の上下を反転させる。これにより、半導体チップ201は、半導体チップ収容トレイ230の裏面に設けられた半導体チップ収容エリアに移動する。この際に半導体チップ201は表裏が反転して、能動面が下を向く(例えば特許文献1の図2参照)。その後、一枚ずつ半導体チップ収容トレイ230を外していく。
【0009】
しかし上記した第1例及び第2例に係る半導体チップ収容トレイでは、以下の問題があった。まず第1例に係る半導体チップ収容トレイは、取り出し用のトレイを準備する必要があった。また半導体チップ収容トレイ1枚ごとに、図7を用いて説明した作業を行う必要があり、工数が多くなっていた。
【0010】
また上記した第2例に係る半導体チップ収容トレイでは、一段上の半導体チップ収容トレイの裏面と半導体チップの間隔が大きくなりやすく、このため、半導体チップの平面形状が長方形でその短辺が短い場合、半導体チップ収容エリア内で半導体チップが回転して、その表裏が逆になることがあった。
【0011】
また半導体チップ収容トレイには歪みや反りが生じることがある。歪みや反りが生じた場合、上記した第1例及び第2例に係る半導体チップ収容トレイでは、上側の半導体チップ収容トレイと下側の半導体チップ収容トレイ相互間に隙間が生じ、この隙間に半導体チップが挟まって半導体チップに傷が生じることがあった。
【0012】
上記した問題を解決する方法として、第2例に係る半導体チップ収容トレイにおいて表面側の凸部及び裏面側の凸部それぞれの高さを、半導体チップの厚さの半分程度にすることも考えられるが、この場合、半導体チップ収容エリアに対する半導体チップの収まりが悪くなり、多少の振動や衝撃で半導体チップが半導体チップ収容エリアから飛び出してしまい、半導体チップに傷がついてしまう。
【0013】
これらの問題点に対して、下記特許文献2に記載された半導体チップ収容トレイは、複数積み重ねられた場合に、裏面の収容エリアの境界に沿って部分的に設けられたリブが、一段下の半導体チップ収容トレイの表面の収容エリアの境界に沿って部分的に設けられたリブと噛み合う。このようにすると、一段上の半導体チップ収容トレイの裏面と半導体チップの間隔を狭くすることができ、かつ半導体チップが収容エリアから飛び出すことを抑制できる。
【0014】
【特許文献1】特開平10−211986号公報
【特許文献2】特開2007−109763号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
上記した特許文献2に記載の半導体チップ収容トレイは、裏面の収容エリアの境界に沿って部分的に設けられたリブが、一段下の半導体チップ収容トレイの表面の収容エリアの境界に沿って部分的に設けられたリブと噛み合う。このため、半導体チップ収容トレイを複数積み重ねる際に、裏面のリブが、一段下の半導体チップ収容トレイに収容されている半導体チップを傷つける可能性があった。
【0016】
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、複数積み重ねる際に半導体チップを傷つけることを抑制できる半導体チップ収容トレイを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上記課題を解決するため、本発明に係る半導体チップ収容トレイは、複数積み重ねて使用され、各々が複数の半導体チップを収容する半導体チップ収容トレイであって、
ベース板と、
前記ベース板の表面に設けられ、該ベース板の表面を複数の第1の半導体チップ収容エリアに区分けする複数の表面凸部と、
前記ベース板の裏面に設けられ、該ベース板の裏面を複数の第2の半導体チップ収容エリアに区分けする複数の裏面凸部と、
を具備し、
前記半導体チップに対する前記第1の半導体チップ収容エリアのマージン幅は、前記半導体チップに対する前記第2の半導体チップ収容エリアのマージン幅より小さく、
前記半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、
前記複数の第2の半導体チップ収容エリアはそれぞれ前記第1の半導体チップ収容エリアと略重なり、
前記裏面凸部の一部である第1裏面凸部の下端は、一段下の前記半導体チップ収容トレイが有する前記複数の表面凸部のいずれの上端とも対向せず、
前記表面凸部の一部である第1表面凸部の上端は、一段上の前記半導体チップ収容トレイが有する前記複数の裏面凸部のいずれの下端とも対向せず、
前記第1裏面凸部の下端と一段下の前記半導体チップ収容トレイの表面との距離、及び前記第1表面凸部の上端と一段上の前記半導体チップ収容トレイの裏面との距離は、それぞれ前記半導体チップの厚さ未満であり、
前記第1裏面凸部の高さおよび前記第1表面凸部の高さは、それぞれ前記半導体チップの厚さ超である。
【0018】
この半導体チップ収容トレイによれば、前記半導体チップに対する前記第1の半導体チップ収容エリアのマージン幅は、前記半導体チップに対する前記第2の半導体チップ収容エリアのマージン幅より小さい。このため、前記一部の裏面凸部の下端と一段下の前記半導体チップ収容トレイの表面との距離、及び前記一部の表面凸部の上端と一段上の前記半導体チップ収容トレイの裏面との距離が、それぞれ前記半導体チップの厚さ未満であっても、半導体チップ収容トレイを複数積み重ねる際に、前記一部の裏面凸部が、一段下の半導体チップ収容トレイの前記第1の半導体チップ収容エリアに収容されている半導体チップを傷つけることが抑制される。
【0019】
前記半導体チップの平面形状は長方形であり、
前記複数の表面凸部は、前記半導体チップの長辺側の側面に対向する複数の長辺用表面凸部と、前記半導体チップの短辺側の側面に対向する複数の短辺用表面凸部とを有し、
前記複数の裏面凸部は、前記半導体チップの長辺側の側面に対向する複数の長辺用裏面凸部と、前記半導体チップの短辺側の側面に対向する複数の短辺用裏面凸部とを具備し、
前記長辺用裏面凸部のうち最も前記半導体チップの短辺に近くに位置する凸部は、前記長辺用表面凸部のうち最も前記半導体チップの短辺に近くに位置する凸部より、前記半導体チップの短辺に近くてもよい。
【0020】
前記半導体チップを前記半導体チップ収容トレイから取り出す場合、前記半導体チップ収容トレイの上下を反転させて前記半導体チップを前記第2の半導体チップ収容エリアに収容する。本発明によれば、いずれかの前記長辺用裏面凸部は、必ずいずれの前記長辺用表面凸部よりも前記半導体チップの短辺の近くに位置しているため、前記第2の半導体チップ収容エリアに収容された半導体チップが水平面内で回転することを抑制できる。従って、前記半導体チップを前記半導体チップ収容トレイから取り出す際に、前記半導体チップの水平面内の角度がばらつくことが抑制される。
【0021】
前記半導体チップの平面形状は長方形であり、
前記複数の表面凸部は、前記半導体チップの長辺側の側面に対向する複数の長辺用表面凸部と、前記半導体チップの短辺側の側面に対向する複数の短辺用表面凸部とを有し、
前記複数の裏面凸部は、前記半導体チップの長辺側の側面に対向する複数の長辺用裏面凸部と、前記半導体チップの短辺側の側面に対向する複数の短辺用裏面凸部とを具備し、
前記複数の短辺用履面凸部の高さ、及び前記複数の短辺用表面凸部の高さは、それぞれ、前記半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合の前記半導体チップ収容トレイの裏面と、一段下の前記半導体チップ収容トレイの裏面との距離の半分以下であり、
前記半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、前記複数の短辺用裏面凸部の下端は、それぞれ一段下の前記半導体チップ収容トレイの前記短辺用表面凸部の上端に対向してもよい。
【0022】
上記のようにすると、前記短辺用表面凸部及び前記短辺用裏面凸部を互い違いに配置する必要がなくなり、その結果、前記半導体チップの短辺が短く、前記短辺用表面凸部及び前記短辺用裏面凸部を配置するスペースが小さい場合でも、前記短辺用表面凸部及び前記短辺用裏面凸部を設けることができる。
【0023】
前記表面凸部及び前記裏面凸部は、それぞれ側面が傾斜しており、かつ前記側面の上端部が、前記側面の他の部分より傾斜が緩やかであるのが好ましい。
このようにすると、前記第1の半導体チップ収容エリアに前記半導体チップを収容しやすくなり、また前記半導体チップ収容トレイの積層体の上下を反転する際に、前記半導体チップが前記第2の半導体チップ収容エリアに収容されやすくなる。
【0024】
外周部に前記半導体チップ収容トレイの向きを示す凸部、凹部、又は切り欠きを具備してもよい。このようにすると、前誤った向きで記半導体チップ収容トレイを積層することが抑制され、その結果、一段下の前記半導体チップ収容エリアに収容されている前記半導体チップを傷つけることが抑制される。
【0025】
本発明に係る半導体チップの収容方法は、半導体チップ収容トレイに半導体チップを収容する半導体チップの収容方法であって、
前記半導体チップ収容トレイは、ベース板と、前記ベース板の表面に設けられていて該ベース板の表面を複数の第1の半導体チップ収容エリアに区分けする複数の表面凸部と、前記ベース板の裏面に設けられていて該ベース板の裏面を複数の第2の半導体チップ収容エリアに区分けする複数の裏面凸部とを具備し、
第1の前記半導体チップ収容トレイが有する前記複数の第1の半導体チップ収容エリアそれぞれに、半導体チップを収容する工程と、
前記第1の半導体チップ収容トレイ上に、第2の前記半導体チップ収容トレイを重ねる工程と、
を具備し、
前記半導体チップ収容トレイにおいて、
前記半導体チップに対する前記第1の半導体チップ収容エリアのマージン幅は、前記半導体チップに対する前記第2の半導体チップ収容エリアのマージン幅より小さく、
前記第1及び第2の半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、
前記第2の半導体チップ収容トレイが有する前記複数の第2の半導体チップ収容エリアは、それぞれ前記第1の半導体チップ収容トレイが有する前記第1の半導体チップ収容エリアと略重なり、
前記第2の半導体チップ収容トレイが有する前記裏面凸部の一部である第1裏面凸部の下端は、前記第1の半導体チップ収容トレイが有する前記複数の表面凸部のいずれの上端とも対向せず、
前記第1の半導体チップ収容トレイが有する前記表面凸部の一部である第1表面凸部の上端は、前記第2の半導体チップ収容トレイが有する前記複数の裏面凸部のいずれの下端とも対向せず、
前記第2の半導体チップ収容トレイが有する前記第1裏面凸部の下端と前記第1の半導体チップ収容トレイの表面との距離、及び前記第1の半導体チップ収容トレイが有する前記第1表面凸部の上端と前記第2の半導体チップ収容トレイの裏面との距離は、それぞれ前記半導体チップの厚さ未満であり、
前記第1裏面凸部の高さおよび前記第1表面凸部の高さは、それぞれ前記半導体チップの厚さ超である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1(A)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体チップ収容トレイ10の表面図であり、図1(B)は半導体チップ収容トレイ10の裏面図である。半導体チップ収容トレイ10は、平面形状が長方形の半導体チップ1を複数収容して搬送するためのトレイであり、半導体チップ1を搬送する時には複数重ねられた後にトレイバンドで束ねられる。以下、半導体チップ収容トレイ10の表面は、搬送時に上を向いている面と定義する。また上下関係は、半導体チップ収容トレイ10の表面が上を向いている場合を基準に定める。
【0027】
半導体チップ1は、例えば薄型ディスプレイの表示ドライバであり、能動面にバンプを有している。半導体チップ1は、COG方式で直接基板上に搭載される。半導体チップ1は、バンプが傷つくことを抑制することを目的として、搬送時には、バンプが形成された能動面が上を向いた状態で、半導体チップ収容トレイ10の表面に収容される。そして半導体チップ1を取り出すときには、半導体チップ収容トレイ10の積層体の上下を反転して、半導体チップ収容トレイ10を一つずつ外していく。これにより、半導体チップ1は、能動面が下を向いた状態で、複数の半導体チップ収容トレイ10それぞれの裏面から取り出される。
【0028】
また半導体チップ収容トレイ10の外周部には、半導体チップ収容トレイ10の向きを示す切り欠き12が設けられている。これにより、半導体チップ収容トレイ10を積み重ねるときに、作業者が半導体チップ収容トレイ10の向きを間違えた場合は積み重ねることができず、この結果半導体チップ1の能動面を傷つけることが抑制される。なお、切り欠き12の代わりに凸部又は凹部を設けても良い。
【0029】
図1(A)に示すように、半導体チップ収容トレイ10は、ベース板10aの表面の周縁部にリブ116を有しており、リブ116によって囲まれた領域内に、半導体チップ1を収容するための収容エリア1aを複数有している。収容エリア1aは、複数の凸部112及び複数の凸部114によって互いに区分けされている。具体的には、複数の収容エリア1aは平面形状が長方形であり、かつマトリクス状に配置されているが、長辺が互いに隣り合う収容エリア1aの相互間には、2つの凸部112が、側面が半導体チップ1の長辺側の側面に対向するように配置されており、短辺が互いに隣り合う収容エリア1aの相互間には、1つの凸部114が、側面が半導体チップ1の短辺側の側面に対向するように配置されている。2つの凸部112は、収容エリア1aの長辺の中心を介して対称な位置に配置されており、凸部114は、中心が半導体チップ1の短辺の中心と対向する位置に配置されている。なお、最も外側に位置する収容エリア1aとリブ116の間にも、凸部112,114が、収容エリア1a相互間と同様のレイアウトで配置されている。
【0030】
また図1(B)に示すように、半導体チップ収容トレイ10は、ベース板10aの裏面の周縁部にリブ126を有しており、リブ126によって囲まれた領域内に、半導体チップ1を収容するための収容エリア1bを複数有している。収容エリア1bは、収容エリア1aと同様に、複数の凸部122及び複数の凸部124によって互いに区分けされている。具体的には、長辺が互いに隣り合う収容エリア1bの相互間には、2つの凸部122が、側面が半導体チップ1の長辺側の側面に対向するように配置されており、短辺が互いに隣り合う収容エリア1bの相互間には、1つの凸部124が、側面が半導体チップ1の短辺側の側面に対向するように配置されている。2つの凸部122は、収容エリア1bの長辺の中心を介して対称な位置に配置されており、凸部124は、中心が半導体チップ1の短辺の中心と対向する位置に配置されている。なお、最も外側に位置する収容エリア1bとリブ126の間にも、凸部122,124が、収容エリア1b相互間と同様のレイアウトで配置されている。
【0031】
半導体チップ収容トレイ10に対して垂直な方向から見た場合、収容エリア1a,1bは互いに重なる位置にある。そして凸部114,124は互いに重なる位置にあるが、凸部112,122は互いに重ならない位置にある。詳細には、凸部122は、凸部112に比べて収容エリアの短辺の近くに位置しており、凸部122と収容エリア1bの長辺の中心の距離は、凸部112と収容エリア1aの長辺の中心の距離より大きい。このため、収容エリア1bに収容された半導体チップ1は、収容エリア1aに収容された半導体チップ1と比較して、水平面内で回転しにくくなる。
【0032】
また半導体チップ収容トレイ10の裏面の縁には、トレイバンドの位置ずれを防止する為の溝127,128が設けられている。
【0033】
また、半導体チップ収容トレイ10に対して垂直な方向から見た場合、半導体チップ収容トレイ10の裏面に設けられたリブ126は、表面に設けられたリブ116より内側に位置している。そして、後述するように複数の半導体チップ収容トレイ10を積み重ねた場合、半導体チップ収容トレイ10のリブ126は、一段下の半導体チップ収容トレイ10の最も外側に位置する凸部112,114とリブ116との間に入り込む。また収容エリア1a,1bは互いに重なる。
【0034】
図2の各図は、2つの半導体チップ収容トレイ10を積み重ねた状態を示す断面図である。具体的には、図2(A)は図1(A)のA−A´断面に相当する部分を示しており、図2(B)は図1(A)のB−B´断面に相当する部分を示している。
【0035】
図2(A),(B)それぞれに示すように、下側の半導体チップ収容トレイ10の収容エリア1aは、上側の半導体チップ収容トレイ10の収容エリア1bと略重なる。そして、半導体チップ1を半導体チップ収容トレイ10から取り出すために半導体チップ収容トレイ10の積層体の上下を反転すると、下側の半導体チップ収容トレイ10の収容エリア1aに収容されていた半導体チップ1は、上側の半導体チップ収容トレイ10の収容エリア1bに収容された状態になる。
【0036】
いずれの凸部122の下端も、一段下の半導体チップ収容トレイ10が有する凸部112,114のいずれの上端とも対向せず、いずれの凸部112の上端も、一段上の半導体チップ収容トレイ10が有する凸部122,124のいずれの下端とも対向しない。また上記したように、収容エリア1bの長辺の中心と凸部122の距離は、収容エリア1aの長辺の中心と凸部112の距離より大きい。このため、収容エリア1bに収容された半導体チップ1は、収容エリア1aに収容された半導体チップ1と比較して、水平面内で回転しにくい。このため半導体チップ1を自動実装装置で半導体チップ収容トレイ10から取り出して実装した場合に、半導体チップ1の水平面内における実装角度が許容範囲外になることが抑制される。
【0037】
また、凸部112,114,122,124は、側面112a,114a,122a,124aが傾斜しており、かつこれら側面の端部112b,114b,122b,124bが、各側面の他の部分より傾斜が緩やかである。このようにすると、収容エリア1aに半導体チップ1を収容しやすくなり、また半導体チップ収容トレイ10の積層体の上下を反転する際に、半導体チップ1が収容エリア1bに収容されやすくなる。
【0038】
また図2(A)に示すように、半導体チップ収容トレイ10のリブ126は、下側の半導体チップ収容トレイ10の最も外側に位置する凸部112,114とリブ116との間に入り込む。リブ126の外周面とリブ116の内周面のマージン幅Lは、例えば0.1mmである。また凸部112,114は互いに干渉せず、2つの凸部122の間に、2つの凸部112が位置する。
【0039】
またリブ126及び凸部112,122の高さは互いに等しく、かつ半導体チップ1の厚さ超である。そして、半導体チップ収容トレイ10の表面に設けられた凸部112の上端は、一段上の半導体チップ収容トレイ10の裏面に当接し、また半導体チップ収容トレイ10の裏面に設けられた凸部122の下端は、一段下の半導体チップ収容トレイ10の表面に当接する。このため、半導体チップ収容トレイ10の表面と一段上に半導体チップ収容トレイ10の裏面の間隔を、半導体チップ1の幅より小さくすることができる。従って、半導体チップ収容トレイ10に振動が加わっても、収容エリア1a内に収容されている半導体チップ1の表裏が反転することを防止できる。
【0040】
また凸部112の上端と、一段上の半導体チップ収容トレイ10の凸部122の下端は、高さ方向の位置が互いに異なる。このため、半導体チップ収容トレイ10に衝撃や振動が加わっても、下側の半導体チップ収容トレイ10と上側の半導体チップ収容トレイ10の間に半導体チップ1が入り込むこと、及び半導体チップ1が収容エリア1aから飛び出すことそれぞれが抑制される。
【0041】
また図2(B)に示すように、半導体チップ収容トレイ10の表面に設けられた凸部114の上端は、一段上の半導体チップ収容トレイ10の凸部124の下端に当接する。このようにすると、凸部114,124を互い違いに配置する必要がなくなるため、凸部114,124を半導体チップ1の短辺が短く、凸部114,124を配置することができる。
【0042】
なお、このようになるためには、凸部114の高さと凸部124の高さの和を、凸部112,122の高さに等しくする必要がある。好ましくは、凸部114,124それぞれの高さが、凸部112,122の高さの約半分である。
【0043】
図3(A)は収容エリア1aの一部を示す平面図であり、図3(B)は収容エリア1bの一部を示す平面図である。半導体チップ1に対する収容エリア1aのマージン幅、すなわち半導体チップ1を収容エリア1bの中心に配置した場合の半導体チップ1と凸部122,124の間隔Lは、半導体チップ1に対する収容エリア1aのマージン幅、すなわち半導体チップ1を収容エリア1aの中心に配置した場合の半導体チップ1と凸部112,114の間隔Lより大きい。このため、下側の半導体チップ収容トレイ10の表面の収容エリア1aに半導体チップ1を収容した後、上側の半導体チップ収容トレイ10を重ねる際に、上側の半導体チップ収容トレイ10の凸部122,124が半導体チップ1の能動面を傷つけることが抑制される。また、半導体チップ収容トレイ10の積層体を反転させるときに、半導体チップ1が収容エリア1bに収容されやすくなる。
【0044】
なお、このようにする為には、半導体チップ1の短辺方向において凸部112の幅を凸部122の幅より大きくし、かつ半導体チップ1の長辺方向において凸部114の幅を凸部124の幅より大きくすれば良い。また間隔Lと間隔Lの差は、図2に示したリブ116,126のマージン幅L以上(好ましくは略等しい)にするのが好ましい。
【0045】
以上、本発明の第1の実施形態に係る半導体チップ収容トレイ10によれば、半導体チップ1に対する収容エリア1bのマージン幅は、半導体チップ1に対する収容エリア1aのマージン幅より大きい。このため、複数の半導体チップ収容トレイ10を重ねる際に、上側の半導体チップ収容トレイ10の凸部122,124が、下側の半導体チップ収容トレイ10に収容された半導体チップ1の能動面を傷つけることが抑制される。
【0046】
また、裏面に設けられた収容エリア1bの長辺の中心と凸部122の距離は、表面に設けられた収容エリア1aの長辺の中心と凸部112の距離より大きい。このため、収容エリア1bに収容された半導体チップ1は、収容エリア1aに収容された半導体チップ1と比較して、水平面内で回転しにくくなる。従って、搬送時に半導体チップ1を収容エリア1a内で安定させることができる。
【0047】
また、半導体チップ収容トレイ10を積層した場合、下側の半導体チップ収容トレイ10の凸部112の上端は、上側の半導体チップ収容トレイ10の裏面に当接し、また上側の半導体チップ収容トレイ10の凸部122の下端は、下側の半導体チップ収容トレイ10の表面に当接する。このため、半導体チップ収容トレイ10に衝撃や振動が加わっても、下側の半導体チップ収容トレイ10と上側の半導体チップ収容トレイ10の間に半導体チップ1が入り込むこと、及び半導体チップ1が収容エリア1aから飛び出すことそれぞれが抑制される。従って、搬送時に半導体チップ1を収容エリア1a内でさらに安定させることができる。
【0048】
図4(A),(B)は、それぞれ本発明の第2の実施形態に係る半導体チップ収容トレイ10の表面図及び裏面図である。本実施形態に係る半導体チップ収容トレイ10は、凸部112及び凸部122の位置を除いて、第1の実施形態と同様の構成である。以下、凸部112及び凸部122の位置を除いて説明を省略する。
【0049】
本実施形態において、長辺が互いに隣り合う収容エリア1aの相互間には2つの凸部112が配置されているが、2つの凸部112は、収容エリア1aの長辺の中心を介して非対称な位置に配置されている。そして収容エリア1aの一方の長辺に面する2つの凸部112と、他方の長辺に面する2つの凸部112は、収容エリア1aの中心を介して点対称な位置に配置されている。凸部122の位置も凸部112の位置と同様である。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0050】
図5(A),(B)は、それぞれ本発明の第3の実施形態に係る半導体チップ収容トレイ10の表面図及び裏面図である。本実施形態に係る半導体チップ収容トレイ10は、凸部114及び凸部124の形状及び位置を除いて、第2の実施形態と同様の構成である。以下、凸部114及び凸部124の位置を除いて説明を省略する。
【0051】
本実施形態において、凸部114,124の高さは凸部112,114の高さと同じである。また複数の半導体チップ収容トレイ10を積み重ねたときに、下側の半導体チップ収容トレイ10の凸部114と、上側の半導体チップ収容トレイ10の凸部124が干渉しないように、凸部114,124が配置されている。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0052】
図6(A),(B)は、それぞれ本発明の第4の実施形態に係る半導体チップ収容トレイ10の表面図及び裏面図である。本実施形態に係る半導体チップ収容トレイ10は、凸部114及び凸部124の形状を除いて、第3の実施形態と同様の構成である。以下、凸部114及び凸部124の位置を除いて説明を省略する。
【0053】
本実施形態において、凸部114,124の平面形状は鉤型であり、半導体チップ1の4つの角部が凸部114,124のいずれかの側面に対向するようになっている。
本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0054】
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。例えば上記した各実施形態において、半導体チップ1の平面形状を長方形としたが、正方形であっても良い。半導体チップ収容トレイ10を複数積層した場合、半導体チップ収容トレイ10の凸部112の上端は、一段上の半導体チップ収容トレイ10の裏面に当接し、また半導体チップ収容トレイ10の凸部122の下端は、一段下の半導体チップ収容トレイ10の表面に当接するが、これらは互いに当接しなくてもよい。ただし、凸部112の上端と裏面の距離、及び凸部122の下端と表面の距離は、それぞれ半導体チップ1の厚み未満になるのが好ましい。
【0055】
また第1の実施形態において、凸部114の高さと凸部124の高さの和を、凸部112,122の高さに等しくして、半導体チップ収容トレイ10の凸部114の上端が一段上の半導体チップ収容トレイ10の凸部124の下端に当接するようにしたが、これらは互いに当接しなくても良い。ただし、凸部114の高さと凸部124の高さの和と、凸部112,122の高さの差、すなわち凸部114の上端と凸部124の下端の距離は、半導体チップ1の厚み未満になるのが好ましい。
【0056】
また第1の実施形態において、凸部114.124の形状を、第2の実施形態又は第3の実施形態に示した形状にしてもよい。また一つの収容エリア1aそれぞれ毎の凸部112,114の数、及び一つの収容エリア1bそれぞれ毎の122,124の数は上記した各実施形態に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】(A)は第1の実施形態に係る半導体チップ収容トレイ10の表面図、(B)は半導体チップ収容トレイ10の裏面図。
【図2】各図は2つの半導体チップ収容トレイ10を積み重ねた状態を示す断面図。
【図3】(A)は収容エリア1aの一部を示す平面図であり、図3(B)は収容エリア1bの一部を示す平面図。
【図4】(A)は第2の実施形態に係る半導体チップ収容トレイ10の表面図、(B)は半導体チップ収容トレイ10の裏面図。
【図5】(A)は第3の実施形態に係る半導体チップ収容トレイ10の表面図、(B)は半導体チップ収容トレイ10の裏面図。
【図6】(A)は第3の実施形態に係る半導体チップ収容トレイ10の表面図、(B)は半導体チップ収容トレイ10の裏面図。
【図7】各図は従来の半導体チップ収容トレイの第1例を説明するための断面図。
【図8】各図は従来の半導体チップ収容トレイの第2例を説明するための断面図。
【符号の説明】
【0058】
1,201…半導体チップ、1a,1b…収容エリア、10,210,220,230…半導体チップ収容トレイ、10a…ベース板、12…切り欠き、112,114,122,124,211,221,231,232…凸部、112a,114a,122a,124a…側面、112b,114b,122b,124b…端部、116,126…リブ、127,128…溝

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数積み重ねて使用され、各々が複数の半導体チップを収容する半導体チップ収容トレイであって、
ベース板と、
前記ベース板の表面に設けられ、該ベース板の表面を複数の第1の半導体チップ収容エリアに区分けする複数の表面凸部と、
前記ベース板の裏面に設けられ、該ベース板の裏面を複数の第2の半導体チップ収容エリアに区分けする複数の裏面凸部と、
を具備し、
前記半導体チップに対する前記第1の半導体チップ収容エリアのマージン幅は、前記半導体チップに対する前記第2の半導体チップ収容エリアのマージン幅より小さく、
前記半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、
前記複数の第2の半導体チップ収容エリアはそれぞれ前記第1の半導体チップ収容エリアと略重なり、
前記裏面凸部の一部である第1裏面凸部の下端は、一段下の前記半導体チップ収容トレイが有する前記複数の表面凸部のいずれの上端とも対向せず、
前記表面凸部の一部である第1表面凸部の上端は、一段上の前記半導体チップ収容トレイが有する前記複数の裏面凸部のいずれの下端とも対向せず、
前記第1裏面凸部の下端と一段下の前記半導体チップ収容トレイの表面との距離、及び前記第1表面凸部の上端と一段上の前記半導体チップ収容トレイの裏面との距離は、それぞれ前記半導体チップの厚さ未満であり、
前記第1裏面凸部の高さおよび前記第1表面凸部の高さは、それぞれ前記半導体チップの厚さ超である半導体チップ収容トレイ。
【請求項2】
前記半導体チップの平面形状は長方形であり、
前記複数の表面凸部は、前記半導体チップの長辺側の側面に対向する複数の長辺用表面凸部と、前記半導体チップの短辺側の側面に対向する複数の短辺用表面凸部とを有し、
前記複数の裏面凸部は、前記半導体チップの長辺側の側面に対向する複数の長辺用裏面凸部と、前記半導体チップの短辺側の側面に対向する複数の短辺用裏面凸部とを具備し、
前記長辺用裏面凸部のうち最も前記半導体チップの短辺に近くに位置する凸部は、前記長辺用表面凸部のうち最も前記半導体チップの短辺に近くに位置する凸部より、前記半導体チップの短辺に近い請求項1に記載の半導体チップ収容トレイ。
【請求項3】
前記半導体チップの平面形状は長方形であり、
前記複数の表面凸部は、前記半導体チップの長辺側の側面に対向する複数の長辺用表面凸部と、前記半導体チップの短辺側の側面に対向する複数の短辺用表面凸部とを有し、
前記複数の裏面凸部は、前記半導体チップの長辺側の側面に対向する複数の長辺用裏面凸部と、前記半導体チップの短辺側の側面に対向する複数の短辺用裏面凸部とを具備し、
前記複数の短辺用履面凸部の高さ、及び前記複数の短辺用表面凸部の高さは、それぞれ、前記半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合の前記半導体チップ収容トレイの裏面と、一段下の前記半導体チップ収容トレイの裏面との距離の半分以下であり、
前記半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、前記複数の短辺用裏面凸部の下端は、それぞれ一段下の前記半導体チップ収容トレイの前記短辺用表面凸部の上端に対向する請求項1又は2に記載の半導体チップ収容トレイ。
【請求項4】
前記表面凸部及び前記裏面凸部は、それぞれ側面が傾斜しており、かつ前記側面の上端部が、前記側面の他の部分より傾斜が緩やかである請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体チップ収容トレイ。
【請求項5】
外周部に前記半導体チップ収容トレイの向きを示す凸部、凹部、又は切り欠きを具備する請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体チップ収容トレイ。
【請求項6】
半導体チップ収容トレイに半導体チップを収容する半導体チップの収容方法であって、
前記半導体チップ収容トレイは、ベース板と、前記ベース板の表面に設けられていて該ベース板の表面を複数の第1の半導体チップ収容エリアに区分けする複数の表面凸部と、前記ベース板の裏面に設けられていて該ベース板の裏面を複数の第2の半導体チップ収容エリアに区分けする複数の裏面凸部とを具備し、
第1の前記半導体チップ収容トレイが有する前記複数の第1の半導体チップ収容エリアそれぞれに、半導体チップを収容する工程と、
前記第1の半導体チップ収容トレイ上に、第2の前記半導体チップ収容トレイを重ねる工程と、
を具備し、
前記半導体チップ収容トレイにおいて、
前記半導体チップに対する前記第1の半導体チップ収容エリアのマージン幅は、前記半導体チップに対する前記第2の半導体チップ収容エリアのマージン幅より小さく、
前記第1及び第2の半導体チップ収容トレイが積み重ねられた場合に、
前記第2の半導体チップ収容トレイが有する前記複数の第2の半導体チップ収容エリアは、それぞれ前記第1の半導体チップ収容トレイが有する前記第1の半導体チップ収容エリアと略重なり、
前記第2の半導体チップ収容トレイが有する前記裏面凸部の一部である第1裏面凸部の下端は、前記第1の半導体チップ収容トレイが有する前記複数の表面凸部のいずれの上端とも対向せず、
前記第1の半導体チップ収容トレイが有する前記表面凸部の一部である第1表面凸部の上端は、前記第2の半導体チップ収容トレイが有する前記複数の裏面凸部のいずれの下端とも対向せず、
前記第2の半導体チップ収容トレイが有する前記第1裏面凸部の下端と前記第1の半導体チップ収容トレイの表面との距離、及び前記第1の半導体チップ収容トレイが有する前記第1表面凸部の上端と前記第2の半導体チップ収容トレイの裏面との距離は、それぞれ前記半導体チップの厚さ未満であり、
前記第1裏面凸部の高さおよび前記第1表面凸部の高さは、それぞれ前記半導体チップの厚さ超である半導体チップの収容方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2009−49169(P2009−49169A)
【公開日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−213519(P2007−213519)
【出願日】平成19年8月20日(2007.8.20)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】