説明

卑金属排ガス浄化触媒、担体の製造方法、触媒の製造方法、排ガス浄化装置

【課題】低温(250℃以下)および高温(500℃以上)での浄化能を兼備した卑金属を触媒金属とするNOx浄化触媒、担体の製造方法、触媒の製造方法および排ガス浄化装置を提供する。
【解決手段】粉末状の担体に卑金属のナノ粒子が分散担持された排ガス浄化触媒において、
前記担体は、少なくともセリア粒子とジルコニア粒子とを含み、セリア粒子の粒径がジルコニア粒子の粒径よりも小さいことを特徴とする排ガス浄化触媒。望ましくは、セリア粒子の粒径が1〜9nmであり、ジルコニア粒子に対するセリア粒子の割合は5〜30重量%であり、ジルコニア粒子の粒径が5〜50nmである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、触媒金属として卑金属を用いた卑金属排ガス浄化触媒、該触媒に用いる担体の製造方法、該触媒の製造方法、該触媒を用いた排ガス浄化装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から自動車分野等において、Pt、Rh、Pd等の貴金属(ノーブルメタル)を触媒金属とする排ガス浄化触媒が用いられている。これに対し、材料コストを低下させるために貴金属に替えて卑金属(ベースメタル)を触媒金属として用いた排ガス浄化触媒の開発が行なわれている。
【0003】
貴金属に比べて卑金属は、触媒金属としての活性が圧倒的に低く、従来のストイキ制御では排ガス成分HC/CO/NOxのうち特にNOxを還元するのは困難である。
【0004】
そこで、排ガスの空燃比を理論空燃比より燃料リッチに制御した状態でNOxを還元浄化することが考えられる。その場合、Cu等の卑金属を触媒金属として担持する担体との組み合わせが重要である。
【0005】
特許文献1には、粉末状の担体にCuなどのナノ粒子が分散担持された構造が開示されている。担体は、粉末粒径が0.1〜30μmであり、ジルコニアやアルミナ等を含む一種類以上の素材で構成されている。特に、セリア(CeO)担体にCuなどの卑金属ナノ粒子が分散担持された構造では、担体内部から放出された酸素によって卑金属ナノ粒子が酸化されるため、高温時(500℃以上)のNOx浄化率が低下し、一方、ジルコニア(ZrO)担体を用いると逆に低温時(250℃以下)のNOx浄化率が低下する。
【0006】
非特許文献1には、ジルコニア担体を用いた触媒に助触媒としてセリアを用いることで、空燃比変動による浄化率低下を抑制することが開示されている。また、セリア添加量は700Kにおいて50mol%、1300Kにおいて30mol%が性能のピークであることが開示されている。
【0007】
非特許文献2には、セリアにジルコニアを添付することで高温安定性を付与でき、同時に、高い酸素吸蔵放出能(OSC)を有するため、排ガス浄化触媒の担体として有望であることが開示されている。ジルコニアに対するセリアの存在量は30〜60mol%で、酸化還元反応が局所的な効果を示すことも開示されている。
【0008】
しかし、セリアをジルコニアに固溶させてセリアの耐熱性を高めたCZ担体にCuなどの卑金属を担持した触媒は、高温時(特に500℃以上)のNOx浄化率が低下する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2009−131835号公報
【非特許文献】
【0010】
【非特許文献1】小澤 正邦、セリアと自動車触媒、名古屋工業大学セラミックス基板工学センター年報、vol.2, 1-8, 2002
【非特許文献2】Toshio Nakatani, Hiroshi Okamoto and Rikuo Ota : Preparation of CeO2-Zro2 mixed oxide powder by the coprecipitation method for the purification of automotive emission, Journal of Sol-Gel Science and Technology. Volume 26, Numbers 1-3, 859-863, 2003
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、低温(250℃以下)および高温(500℃以上)での浄化能を兼備した卑金属を触媒金属とするNOx浄化触媒、担体の製造方法、触媒の製造方法および排ガス浄化装置を提供すること目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の目的を達成するために、本発明によれば、粉末状の担体に卑金属のナノ粒子が分散担持された排ガス浄化触媒において、
前記担体は、少なくともセリア粒子とジルコニア粒子とを含み、セリア粒子の粒径がジルコニア粒子の粒径よりも小さいことを特徴とする排ガス浄化触媒が提供される。
【0013】
本発明の排ガス浄化触媒に用いる担体を製造する方法は、
A)セリウム塩およびジルコニア粒子を含む懸濁液を準備する工程、
B)上記懸濁液に沈殿剤溶液を加えて、ジルコニア粒子の表面に水酸化セリウムを担持させる工程、
C)ジルコニア粒子に担持された水酸化セリウムを熟成させてセリア粒子の前躯体とする工程、
D)ジルコニア粒子と担持されたセリア前躯体とを焼成して、ジルコニア粒子にセリア粒子が担持された粉末を得る工程
を含むことを特徴とする。
【0014】
本発明の排ガス浄化触媒を製造する方法は、
本発明の担体の製造方法によって製造された担体に、触媒金属として卑金属を担持させることを特徴とする。
【0015】
更に、本発明によれば、HCおよびCOの酸化浄化を行なう第1段卑金属触媒手段と、NOxの還元浄化を行なう第2段卑金属触媒手段とから成る基本構造を備え、該第1段卑金属触媒手段はCOよりもHCの浄化率が高い内燃機関の卑金属排ガス浄化装置において、
上記第2段卑金属触媒手段として上記記載の排ガス浄化触媒を用いたことを特徴とする卑金属排ガス浄化装置が提供される。
【発明の効果】
【0016】
本発明においては、セリアおよびジルコニアをそれぞれ粒子として用い、しかもセリア粒子がジルコニア粒子よりも小さい状態で存在するので、セリア粒子がジルコニア粒子の周囲に高分散に担持された状態となり、セリア−ジルコニア固溶体担体のように高温において担体内部から多量の酸素が放出されることがないので、担持された卑金属の触媒金属が酸化されることがなく高い浄化率を達成できる。また、低温においては、本来セリア担体として用いた場合と同様に高い浄化率を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】CeO−Cu触媒が低温時および低温時で浄化率が変化するメカニズムを模式的に示す。
【図2】本発明によるCeO粒子−ZrO粒子の担体粉末の製造工程の一例を示す。
【図3】本発明によるCeO粒子−ZrO粒子の担体にCuを担持した触媒のNOx浄化率を、比較例1:CeO−ZrO固溶体の担体および比較例2:ZrO担体を用いた場合と比較して示す。
【図4】(1)比較例1:CeO−ZrO固溶体の担体と(2)本発明のCeO粒子−ZrO粒子の担体のTEM像を示す。
【図5】(1)比較例1:CeO−ZrO固溶体の担体と(2)本発明のCeO2粒子−ZrO粒子の担体のXRDチャートを示す。
【図6】(1)比較例1:CeO−ZrO固溶体の担体および(2)比較例2:ZrO担体を用いた場合と比較して、(3)本発明によるCeO粒子−ZrO粒子の担体にCuを担持した触媒の粒子構造を示す。
【図7】ZrO量に対するCeO量の比によるNOx浄化率の変化を示す。
【図8】本発明のNOx浄化触媒を適用した機能分離型浄化システムの典型例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
セリア(CeO)を用いた担体に触媒金属としてCuなどの卑金属を担持させた場合に、低温(250℃以下)でNOx浄化率が高い浄化率を発揮するが、高温(500℃以上)ではNOx浄化率が低下する理由を考察する。
【0019】
図1(1)に、燃料リッチな雰囲気でCeO担体が低温でCuのメタル化を促進するメカニズムを模式的に示す。《1》CuOとの界面でCeOからOが抜け、《2》表面のCeOがCe4+からCe3+へ変化する。《3》その結果、CuOからOがCeOへ移動してメタル化し、《4》このメタル化したCuがNOをNへ還元浄化する。
【0020】
図2(2)に、高温の場合の推定メカニズムを模式的に示す。《1》バルク(担体内部)のCeOからOが表面に移動し、《2》このOによってCuが酸化されてCuOになり、《3》NOxに対する還元性が低下した状態になる。その後、《4》CuOと気相が反応し、メタル化し、還元性を回復する。すなわち、高温ではバルク(担体内部)からのOの放出により、Cuのメタル化が妨げられため、NOx浄化率が低下する。
【0021】
したがって、CeOを用いた担体の高温における浄化性能を高めるには、バルクからのO放出を抑制する必要がある。
【0022】
従来のCeO−ZrO固溶体の担体は酸素吸蔵能(OSC)が大きいため、高温で酸素放出量が多く、そのためにCuOが生成してCuのメタル化が起きにくい。
【0023】
そこで本発明においては、CeOとZrOとを固溶状態にせず、ZrO粒子の表面にCeO粒子が微細に分散担持された状態とした。これにより、高温においてバルク(担体内部)からのO放出が抑制されてCuのメタル化が容易に行なわれ高いNOx浄化率が達成される。同時に、低温では、元々CeOの持つ高いNOx浄化率が発揮される。
【0024】
望ましくは、セリア粒子の粒径が1〜9nmである。
【0025】
望ましくは、ジルコニア粒子の粒径が5〜50nmである。
【0026】
望ましくは、ジルコニア粒子に対するセリア粒子の割合は5〜30重量%である。
【実施例】
【0027】
本発明により、CeO粒子がZrO粒子の表面に微細に分散担持されたCeO粒子−ZrO粒子担体を製造した。手順および条件を図2に示す。
【0028】
〔1〕原料として、ZrO−La粉末(2.50g)と硝酸セリウム六水和物(1.75g)を準備する。
【0029】
〔2〕上記の原料を精製水500ml中に添加しビーカー中で攪拌して懸濁液を作成する。
【0030】
〔3〕上記の懸濁液を1Lセパラブルビーカー中に移した後、沈殿剤溶液、ヘキサメチレンテトラミン(HMT)、精製水を加える。
【0031】
〔4〕80℃で1hのエージング処理を施す。
【0032】
〔5〕加圧ろ過し、精製水2L使用して洗浄する。
【0033】
〔6〕120℃で12hの熱乾燥を行なう。
【0034】
ここで、CeO量は5wt%程度になる。必要に応じて〔1〕〜〔6〕を繰り返す。例えば、20wt%とする場合は〔1〕〜〔6〕を合計4回行う。
【0035】
〔7〕600℃×3hの焼成を行なう。昇温は1hで行なう。
【0036】
これにより、CeO粒子−ZrO粒子−La粉末担体が得られる。
【0037】
比較例として、従来のCeO−ZrO2固溶体の担体(比較例1)およびZrO担体(比較例2)を常法により作成した。
【0038】
各粉末担体にCuを担持量5wt%で担持させて、触媒を作成した。
【0039】
下記組成のモデルガスを用い、250℃、500℃、600℃において、NOx浄化率を測定した。
【0040】
<モデルガス組成>
NO=0.3%、CO=0.9%、O=0.3%、HO=3%、残部=N
ガス流量=10L/min、触媒ペレット=3g
図3に結果をまとめて示す。
【0041】
比較例1:CeO−ZrO固溶体担体を用いた場合は、低温(250℃)から浄化能を発揮し、500℃で浄化率は一旦大きく向上するが、600℃の高温では浄化率が低下する。
【0042】
比較例2:ZrO担体を用いた場合は、低温(250℃)では浄化率が低く、500℃〜600℃の高温では高い浄化率が得られる。
【0043】
本発明例:CeO粒子−ZrO粒子担体を用いた場合は、低温(250℃)から浄化能を発揮し、500℃〜600℃の高温でも高い浄化率が得られる。
【0044】
このように、本発明によれば、低温(250℃)でも高温(600℃)でも高いNOx浄化率が達成される。
【0045】
特に比較例1および本発明例の担体は、CeOとZrOとを組み合わせた点では共通しているにも関わらず、本発明により高温時の浄化率が改善されたのは、比較例1および本発明例の粒子構造の相違によるものと考えられる。
【0046】
図4に、(1)比較例1および(2)本発明例の担体の粒子構造をTEM像で示す。
【0047】
図4(1)の比較例1は、CeOとZrOとが固溶体を形成している従来の構造であり、TEM像から1種類の粒子のみが存在する。
【0048】
図4(2)の本発明例は、粒径30nmのZrO2粒子の表面に粒径5nmのCeO2粒子が分散担持された構造である。
【0049】
図5に、これをXRDチャートで比較した。本来のZrOのピーク位置に対して、比較例1はCeOとの固溶により結晶構造が変化したためピーク位置がシフトしている。
【0050】
これに対して本発明例では、ピーク位置が本来のZrOのピーク位置と一致しておりZrOがCeOと固溶せずに存在する。ZrOが固溶しない状態で存在するということは、相手となるCeOも固溶していないことを明示している。CeOのピークは識別できないが、本実施例ではCeO粒子がZrO粒子に対して20%程度と少なく、粒径が微細なため、明確なピークとして現れていないためである。ただし、CeOの小さいピークがZrOのピークの周囲にあって、ZrOピークを若干ブロードにしている。
【0051】
このように、本発明においては、ZrO粒子の表面にCeO粒子が高分散で担持されていることにより、高温における担体内部からのO放出が抑えられ、触媒金属であるCuのメタル化が促進され、高いNOx浄化率が得られると考えられる。
【0052】
図6に、(1)比較例1、(2)比較例2、(3)本発明例の粒子構造を模式的に示す。図6(1)に示した比較例1は、CeOとZrOが固溶した粒子(CZ粒子:15〜30nm)から成る担体であり、図6(2)に示した比較例2は、ZrO粒子(30nm)から成る担体である。これに対し、図6(3)に示した本発明例は、ZrO粒子(30nm)とCeO粒子(5nm)とから成る担体である。
【0053】
典型的には、ZrO粒子は1次粒子径が5〜30nm(平均30nm程度)、CeO粒子は1次粒子径が1〜9nm(平均5nm程度)である。CeO粒子はZrO粒子の表面を連続的に覆うシェル構造ではなく、CeO粒子同士が離散的に(高分散に)ZrO表面に担持された状態である。このような高分散担持となるためには、CeOの量は、ZrO量に対して重量比で5%以上、30%以下程度であり、20%程度であることが望ましい。
【0054】
図7に、ZrO量に対するCeO量の比によるNOx浄化率の変化を示す。CeOの重量比が5〜30%の範囲で高いNOx浄化率が得られており、特にCeOの重量比が20%でNOx浄化率はピークを示している。
【0055】
図8に、本発明のCeO粒子−ZrO粒子担体を用いたNOx浄化触媒を適用した排ガス浄化装置(機能分離型浄化システム)の代表例の一つを示す。
【0056】
図示した装置は、図の左から右へ、第1段卑金属触媒手段:Fe/Al触媒(=触媒金属/担体、以下同様)、第2段卑金属触媒手段:Cu/(CeO−ZrO)触媒(本発明のCeO粒子−ZrO粒子担体を適用)、更に下流の第3段卑金属触媒手段:Ag/Al触媒が順次配列されている。
【0057】
エンジンからの排ガスは、ストイキ(A/F=14.6)に対して若干燃料リッチ(A/F=14程度)に制御されている。
【0058】
この条件化で、第1段のFe/Al触媒においては、HCとCOが排気中の残存Oによって酸化により浄化される。その際の浄化率はCOよりもHCの方が高い。ここで残存または生成したCOは第2段のCu/(CeO−ZrO)触媒において、下記のCO−NO反応によりNOxが還元により浄化される。
【0059】
CO−NO反応: CO+NO→CO+(1/2)N
ここで残存しているHCおよびCOは、更に下流に付加的に設けた第3段のAg/Al触媒において酸化により浄化される。この酸化を促進するために、第2段触媒手段と第3段触媒手段との間に設けた空気(air)導入手段により、適宜空気を導入する。
【0060】
このような構造の排ガス浄化装置に本発明のCeO粒子−ZrO粒子担体を適用する事で、要求性能が発揮される排ガスの温度範囲を広げることができる。
【産業上の利用可能性】
【0061】
本発明によれば、低温(250℃以下)および高温(500℃以上)での浄化能を兼備した卑金属を触媒金属とするNOx浄化触媒、担体の製造方法、触媒の製造方法および排ガス浄化装置が提供される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉末状の担体に卑金属のナノ粒子が分散担持された排ガス浄化触媒において、
前記担体は、少なくともセリア粒子とジルコニア粒子とを含み、セリア粒子の粒径がジルコニア粒子の粒径よりも小さいことを特徴とする排ガス浄化触媒。
【請求項2】
請求項1において、セリア粒子の粒径が1〜9nmであることを特徴とする排ガス浄化触媒。
【請求項3】
請求項1または2において、ジルコニア粒子に対するセリア粒子の割合は5〜30重量%であることを特徴とする排ガス浄化触媒。
【請求項4】
請求項1から3までのいずれか1項において、ジルコニア粒子の粒径が5〜50nmであることを特徴とする排ガス浄化触媒。
【請求項5】
請求項1から4までのいずれか1項記載の触媒に用いる担体の製造方法であって、
A)セリウム塩およびジルコニア粒子を含む懸濁液を準備する工程、
B)上記懸濁液に沈殿剤溶液を加えて、ジルコニア粒子の表面に水酸化セリウムを担持させる工程、
C)ジルコニア粒子に担持された水酸化セリウムを熟成させてセリア粒子の前躯体とする工程、
D)ジルコニア粒子と担持されたセリア前躯体とを焼成して、ジルコニア粒子にセリア粒子が担持された粉末を得る工程
を含むことを特徴とするセリア粒子担持ジルコニア粒子を含む担体の製造方法。
【請求項6】
請求項1から4までのいずれか1項記載の触媒の製造方法であって、
請求項5記載の担体の製造方法によって製造された担体に、触媒金属として卑金属を担持させることを特徴とする卑金属排ガス浄化触媒の製造方法。
【請求項7】
HCおよびCOの酸化浄化を行なう第1段卑金属触媒手段と、NOxの還元浄化を行なう第2段卑金属触媒手段とから成る基本構造を備え、該第1段卑金属触媒手段はCOよりもHCの浄化率が高い内燃機関の卑金属排ガス浄化装置において、
上記第2段卑金属触媒手段として請求項1から4までのいずれか1項に記載の排ガス浄化触媒を用いたことを特徴とする卑金属排ガス浄化装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−217875(P2012−217875A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−83063(P2011−83063)
【出願日】平成23年4月4日(2011.4.4)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【出願人】(000003609)株式会社豊田中央研究所 (4,200)
【Fターム(参考)】