説明

単結晶引き上げ用黒鉛ルツボ

【課題】液滴状Siの嵌合面及び分割面への侵入及び固着を防ぎ、石英ルツボと黒鉛ルツボとの熱膨張率の差に起因した黒鉛ルツボの破損を抑制することができる単結晶引き上げ用黒鉛ルツボを提供する。
【解決手段】黒鉛ルツボ20A、20Bの外周面に、その円周方向に沿って、連続的または断続的に延びる少なくとも1本の溝21を形成し、溝21は、その幅方向断面で見て、外周面の下方に向かってルツボの厚みが薄くなる方向で、かつ、ルツボ外周面に対し鈍角で傾斜して延びる液ダレ回収面と、液ダレ回収面からルツボの外方に向かってルツボ外周底面22と平行または上方に向かって延びる液ダレ溜り面とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シリコン単結晶を製造する際に用いられる黒鉛ルツボであって、特に、チョクラルスキー法で用いられる単結晶引き上げ用黒鉛ルツボに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、シリコン単結晶の作製には、大型結晶が育成できる、結晶成長のスピードが速い等の利点から、チョクラルスキー法(以下「CZ法」という)が用いられている。図1は、CZ法で使用される単結晶引き上げ装置の模式断面図であり、この単結晶引き上げ装置1を用いて、引き上げ軸2の先端に取り付けられた種結晶3を溶融液4の表面に接触させて引き上げ軸を引き上げていくことにより、シリコン単結晶5を成長させている。
【0003】
ところで近年、収率よくシリコン単結晶を得るために、単結晶の大型化が図られており、それに伴い、溶融液が充填される石英ルツボ6及び黒鉛ルツボ7も大型化している。それに伴い、嵌合されている石英ルツボ6と黒鉛ルツボ7との熱膨張率の差によって生じる応力も増大し、黒鉛ルツボの破損を引き起こしやすくなる結果、黒鉛ルツボを使用できる回数が減少するという問題があった。
【0004】
上記問題の一般的な防止策として、図2に示すように、黒鉛ルツボ10を分割面11で分割することで、熱膨張率差に起因した応力による破損を抑制する方法が挙げられる。分割された黒鉛ルツボに前記応力が加えられた際、黒鉛ルツボ10と受け(サセプター)12との嵌合面13及び分割面11が開口することで、内部応力を開放し、黒鉛ルツボ10の破損を防止するという方法である。しかし、シリコン単結晶の引き上げ時においては、シリコン融液の突沸により、Si溶液が飛散したり、Si蒸気が発生するため、液滴状のSiが黒鉛ルツボの外周面に回り込んで付着し、付着した液滴状Siが前記嵌合面及び分割面に進入し、その後凝固することがある。その場合、液滴状Siが嵌合面及び分割面を塞ぎ、内部応力の開放ができなくなるため、上記方法は、黒鉛ルツボの破損防止方法として十分ではなかった。
【0005】
そのため、液滴状Siの嵌合面及び分割面への進入を防ぐことで、黒鉛ルツボの破損を防ぐ技術が開示されている。例えば、特許文献1に示すように、黒鉛ルツボの外周面に所定形状の突起を有し、該突起上に液滴状のSiを付着させることで、嵌合面及び分割面へのSiの侵入及び固着を抑制する方法である。
【0006】
しかしながら、特許文献1の技術では、前記液滴状Siの黒鉛ルツボ外周面を伝わる速度を減少させることで、嵌合面及び分割面への侵入抑制を目的としており、外周面に付着した液滴状Siは、黒鉛ルツボ外周面に固着したままであり、その後のルツボの使用により再び分割面への侵入の恐れもあることから、根本的な解決策といえるものではなかった。
【特許文献1】特開平5−279169号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、黒鉛ルツボの外周面の形状を適正化することにより、液滴状Siの嵌合面及び分割面への侵入及び固着を防ぎ、石英ルツボとの熱膨張率の差に起因した黒鉛ルツボの破損を抑制することができる単結晶引き上げ用黒鉛ルツボを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記の課題を解決するため検討を重ねた結果、黒鉛ルツボの外周面に、その円周方向に沿って、連続的または断続的に延びる少なくとも1本の溝を形成し、該溝が、その幅方向断面で見て、前記外周面の下方に向かってルツボの厚みが薄くなる方向で、かつ、ルツボ外周面に対し鈍角で傾斜して延びる液だれ回収面を有することで、黒鉛ルツボ外周面に付着した液滴状Siを溝の中へ効率的に取り込み込むことができ、また、前記溝が前記液ダレ回収面からルツボの外方に向かって外周底面と平行または上方に向かって延びる液ダレ溜り面を有することで、取り込んだ前記液滴状Siを外周面へ漏らすことなく有効に溜めることができるため、液滴状Siの嵌合面及び分割面への侵入及び固着を防ぐことが可能となることを見出した。
【0009】
上記目的を達成するため、本発明の要旨構成は以下の通りである。
(1)シリコン単結晶を製造する際に用いられる黒鉛ルツボの外周面に、その円周方向に沿って、連続的または断続的に延びる少なくとも1本の溝を形成し、該溝は、その幅方向断面で見て、前記外周面の下方に向かってルツボの厚みが薄くなる方向で、かつ、ルツボ外周面に対し鈍角で傾斜して延びる液だれ回収面と、該液ダレ回収面からルツボの外方に向かって外周底面と平行または上方に向かって延びる液ダレ溜り面とを有することを特徴とする単結晶引き上げ用黒鉛ルツボ。
【0010】
(2)前記溝は、開口幅が10〜50mm及び液ダレ溜り面の幅が1〜5mmである直角三角形であることを特徴とする上記(1)記載の単結晶引き上げ用黒鉛ルツボ。
【0011】
(3)前記黒鉛ルツボの外周面に、その円周方向に沿って、断続的に延びる溝は、該溝を前記ルツボの上方から外周底面と平行な面に投影すると、連続的に延びるように、2本または3本形成することを特徴とする上記(1)または(2)記載の単結晶引き上げ用黒鉛ルツボ。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、シリコン単結晶を製造する際に用いられる黒鉛ルツボの外周面に、その円周方向に沿って、連続的または断続的に延びる少なくとも1本の溝を形成し、該溝は、その幅方向断面で見て、前記外周面の下方に向かってルツボの厚みが薄くなる方向で、かつ、ルツボ外周面に対し鈍角で傾斜して延びる液だれ回収面と、該液ダレ回収面からルツボの外方に向かって外周底面と平行または上方に向かって延びる液ダレ溜り面とを有することにより、液滴状Siの嵌合面及び分割面への侵入及び固着を防ぎ、石英ルツボと黒鉛ルツボとの熱膨張率の差に起因した黒鉛ルツボの破損を抑制することができる単結晶引き上げ用黒鉛ルツボを提供することが可能になった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
この発明に従う黒鉛ルツボは、シリコン単結晶を製造する際に用いられる黒鉛ルツボの外周面に、その円周方向に沿って、連続的または断続的に延びる少なくとも1本の溝を形成し、該溝は、その幅方向断面で見て、前記外周面の下方に向かってルツボの厚みが薄くなる方向で、かつ、ルツボ外周面に対し鈍角で傾斜して延びる液だれ回収面と、該液ダレ回収面からルツボの外方に向かって外周底面と平行または上方に向かって延びる液ダレ溜り面とを有することを特徴とする単結晶引き上げ用黒鉛ルツボである。
【0014】
(黒鉛ルツボの外周面)
前記黒鉛ルツボの外周面には、その円周方向に沿って、連続的または断続的に延びる溝を形成する必要がある。図3(a)〜(d)は、本発明に従う単結晶引き上げ用黒鉛ルツボを示す図であり、図3(a)及び(b)が連続的に延びる溝21を形成した黒鉛ルツボ20A、図3(c)及び(d)が断続的に延びる溝(破線状溝)21を形成した黒鉛ルツボ20Bの一例を示す。
【0015】
また、前記黒鉛ルツボ20の外周面を円周方向に沿って延びる溝は、少なくとも1本形成すればよく、図3(c)及び(d)で示すように2本形成することも、図3(a)及び(b)で示すように3本形成することもでき、また4本以上形成してもよい。なお、ルツボ20の高さ方向における溝21と溝21の間隔Hは、漏れなく液滴状Siを捕捉することができることから、50〜200mmであることが好ましく、前記溝21を3本以上形成する場合の溝21と溝21の間隔Hの大きさは、それぞれ異なる値であっても構わない。
【0016】
ただし、断続的に延びる溝21の場合には、前記溝21の数は、2本または3本であり、各溝は前記黒鉛ルツボ20の外周面に、その円周方向に沿って、複数の短溝部25を所定の間隔Gで配設した破線状溝21であり、かつ、隣接する破線状溝21同士は、短溝部位置を千鳥状に配置することが好ましい。前記破線状溝21は、連続的に延びる溝とは異なり、前記短溝部25と短溝部25の隙間Gを液滴状Siが通過して、前記嵌合面及び/または分割面へ侵入する恐れがあり、上記のように破線状溝21を2本または3本形成することで、前記ルツボの上方から見た場合に短溝部25と短溝部25の隙間を効果的に塞ぐことができるため、前記液滴状Siの前記嵌合面及び/または分割面への侵入を防ぐことが可能となるからである。なお、前記短溝部25と短溝部25の隙間Gは、特に限定するものではないが、効率よく液滴状Siを短溝部25中へ取り込めるように、10〜100mmであることが好ましい。また、短溝部25の円周方向の長さIは、特に限定するものではないが、効率よく液滴状Siを短溝部25中へ取り込めるように、10〜100mmであることが好ましい。
【0017】
(溝の形状)
また、前記溝21は、その幅方向断面で見て、図4(a)〜(h)で示すように、前記外周面33の下方Mに向かってルツボの厚みが薄くなる方向Tで、かつ、ルツボ外周面に対し鈍角αで傾斜して延びる液だれ回収面31と、該液ダレ回収面31からルツボの外方Uに向かってルツボの外周底面と平行または上方に向かって延びる液ダレ溜り面32とを有する必要がある。本発明者らは、適正化を図らない一般的な溝の形状では、液滴状Siの嵌合面及び分割面への侵入及び固着を十分に防ぐことができない課題について、前記黒鉛ルツボ外周面形成した溝の形状の適正化に着目し、鋭意検討を行った。その結果、前記溝が、前記黒鉛ルツボ外周面で発生した液滴状Siが自然に溝へ吸い込まれるように、液滴状Siを溝中へ効率的に回収する液ダレ回収面31を形成し、また、回収した液滴状Siを溝21中に保持し、液滴状Siが再び黒鉛ルツボ外周面へ出て行くことを防止する液ダレ溜り面32を形成することにより、前記液滴状Siの前記嵌合面及び分割面への侵入を抑制できることを見出した。
【0018】
また具体的な前記溝21の形状としては、上記所定形状の前記液ダレ回収面31及び液ダレ溜り面32を有していれば特に限定されるものではないが、一例として、図4(a)〜(h)で示すような形状が挙げられる。なお、前記液ダレ回収面31は、溝21の幅方向断面で見て、黒鉛ルツボ外周面33の下方Mに向かってルツボの厚みが薄くなる方向Tで、かつ、ルツボ外周面に対し鈍角αで傾斜する必要があり、前記回収面31は、図4(a)、(b)及び(h)に示すように直線であっても、図4(c)〜(g)で示すように曲線であっても構わない。また、前記液ダレ溜り面32は、前記液ダレ回収面31からルツボの外方Uに向かって外周底面22と平行(図4(a)、(d)、(f)、(h))または上方に向かって延びる(図4(b)、(c)、(e)、(g))ことが必要であり、直線であっても(図4(a)、(b)、(d)、(f))、曲線であっても(図4(c)、(e)、 (g))構わない。
【0019】
さらにまた、前記溝21は、開口幅Wが10〜50mm及び液ダレ溜り面32の幅Lが1〜5mmであることが好ましい。前記開口幅Wが10mm未満では、開口幅が小さすぎるために液滴状Siを溝に取りこめる量が少なくなり、50mm超えでは、溝が大きすぎるために黒鉛ルツボの強度が低下するためである。また、前記液ダレ溜り面32の幅Lが1mm未満では、液ダレ溜り面が小さすぎるため、液滴状Siを十分に保持できなくなり、5mm超えでは、黒鉛ルツボの厚みが薄くなりすぎるため、黒鉛ルツボの強度が低下するためである。さらにまた、前記溝21の形状は直角三角形にすることが好ましい。直角三角形の場合、直線の前記液ダレ回収面と液ダレ溜り面からなるため、黒鉛ルツボに溝を形成するための加工が容易となるためである。
【0020】
なお、上述したところは、この発明の実施形態の一例を示したにすぎず、請求の範囲において種々の変更を加えることができる。例えば、黒鉛ルツボの大きさについては、特に限定がなく、種々の直径及び高さを有した黒鉛ルツボを、本発明に従うルツボとして用いることができる。
【実施例】
【0021】
(実施例1)
実施例1は、直径が250mm、高さが400mm、厚みが20mmの黒鉛ルツボの外周面に、溝21の幅方向断面で見て、開口幅が25mm及び液ダレ溜り面の幅が3mmである図4(a)に示す直角三角形の形状で、かつ、外周面の円周方向に沿って連続的に延びた溝を、ルツボの上端から、それぞれ、80mm、130mm、330mmの位置に3本設けたものを評価用サンプルとして用いた。
【0022】
(実施例2)
実施例2は、直径が250m、高さが400m、厚みが20mmの黒鉛ルツボの外周面に、溝の幅方向断面で見て、開口幅が25mm及び液ダレ溜り面の幅が3mmである図4(a)に示す直角三角形の形状で、かつ、外周面の円周方向に沿って50mmの短溝長さ、20mmの隙間で断続的に延びた溝を、ルツボの上端から、それぞれ、80mm、130mm、230mmの位置に3本設けたものを評価用サンプルとして用いた。
【比較例】
【0023】
(比較例1)
比較例1は、外周面に溝を形成しないこと以外は、実施例1と同様の黒鉛ルツボを評価用サンプルとして用いた。
【0024】
(比較例2)
比較例2は、直径が250mm、高さが400mm、厚みが20mmの黒鉛ルツボの外周面に、公知文献1の方法に従って、円周方向の長さが50mm、幅が5mm、厚さが2mmの形状を有する突起が多数形成され、さらに、直径が0.2mm、深さが0.3mmの形状を有する窪みが形成したものを評価用サンプルとして用いた。
【0025】
(評価方法)
上記した評価用サンプルである各黒鉛ルツボを、図1に示すような単結晶引き上げ装置に用いて、シリコン融液の温度1430℃、及び装置内の雰囲気温度2000℃という引き上げ条件で、シリコン単結晶の引き上げを行った。前記引き上げを黒鉛ルツボが破損するまで行い、それぞれの黒鉛ルツボの耐用回数について調査を行った。それぞれサンプルの耐用回数を計測した後、溝を形成していない黒鉛ルツボ(比較例1)の耐用回数に対する相対比を表1に記載した後、評価を行った。
【0026】
【表1】

【0027】
表1の結果から、本発明による黒鉛ルツボ外周面に所定形状の溝を形成した実施例1及び2は、外周面に溝を設けていない比較例1よりも3倍程度使用できる回数が多くなり、また、従来方法による外周面に突起及び窪みを有している比較例2に比べても耐用回数が多く、黒鉛ルツボの破損を有効に抑制できていることがわかる。
【産業上の利用可能性】
【0028】
この発明によれば、シリコン単結晶を製造する際に用いられる黒鉛ルツボの外周面に、その円周方向に沿って、連続的または断続的に延びる少なくとも1本の溝を形成し、該溝は、その幅方向断面で見て、前記外周面の下方に向かってルツボの厚みが薄くなる方向で、かつ、ルツボ外周面に対し鈍角で傾斜して延びる液だれ回収面と、該液ダレ回収面からルツボの外方に向かって外周底面と平行または上方に向かって延びる液ダレ溜り面とを有することにより、液滴状Siの嵌合面及び分割面への侵入及び固着を防ぎ、石英ルツボと黒鉛ルツボとの熱膨張率の差に起因した黒鉛ルツボの破損を抑制することができる単結晶引き上げ用黒鉛ルツボを提供することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】単結晶引き上げ装置の模式断面図を示す。
【図2】従来の黒鉛ルツボの断面図を示したものである。
【図3】本発明による黒鉛ルツボの斜視図及び断面図を示したものである。
【図4】本発明による黒鉛ルツボを溝の幅方向の断面でみた模式図であり、(a)〜(f)はそれぞれ異なる溝の形状を有した黒鉛ルツボを示す。
【図5】比較例3に用いた黒鉛ルツボを溝の幅方向断面でみた図である。
【符号の説明】
【0030】
1 単結晶引き上げ装置
2 引き上げ軸
3 種結晶
4 溶融液
5 シリコン単結晶
6 石英ルツボ
7 黒鉛ルツボ
8 回転軸
9 ヒーター
10 黒鉛ルツボ(サセプター)
11 分割面
12 嵌合面
13 受け
14 支持軸
20A 黒鉛ルツボ
20B 黒鉛ルツボ
21 溝、破線状溝
22 外周底面
23 分割面
25 短溝部
31 液ダレ回収面
32 液ダレ溜り面
33 外周面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリコン単結晶を製造する際に用いられる黒鉛ルツボの外周面に、その円周方向に沿って、連続的または断続的に延びる少なくとも1本の溝を形成し、該溝は、その幅方向断面で見て、前記外周面の下方に向かってルツボの厚みが薄くなる方向で、かつ、ルツボ外周面に対し鈍角で傾斜して延びる液だれ回収面と、該液ダレ回収面からルツボの外方に向かって前記黒鉛ルツボの外周底面と平行または上方に向かって延びる液ダレ溜り面とを有することを特徴とする単結晶引き上げ用黒鉛ルツボ。
【請求項2】
前記溝は、開口幅が10〜50mm及び液ダレ溜り面の幅が1〜5mmであることを特徴とする請求項1記載の単結晶引き上げ用黒鉛ルツボ。
【請求項3】
前記溝は、2本または3本であり、各溝は前記黒鉛ルツボの外周面に、その円周方向に沿って、複数の短溝部を所定の間隔で配設した破線状溝であり、かつ、隣接する破線状溝同士は、短溝部位置を千鳥状に配置することを特徴とする請求項1、2または3記載の単結晶引き上げ用黒鉛ルツボ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−249218(P2009−249218A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−98140(P2008−98140)
【出願日】平成20年4月4日(2008.4.4)
【出願人】(302006854)株式会社SUMCO (1,197)
【Fターム(参考)】