説明

可撓性フラット回路基板のコネクタ

【課題】 組立作業性を向上し、コスト低減を図る。
【解決手段】 FPC10の端末部には、補強部材によって補強されて相手方接続部材と直接接続される接続端子部11が形成されている。FPCコネクタハウジング12は、接続端子部11に装着されて接続端子部11を覆うと共に相手方接続部材側に設けられた相手方コネクタハウジングと嵌合する。接続端子部11は、先端部からFPCコネクタハウジング12への挿入方向に延びるキー溝116と、このキー溝116の両側縁部に形成された第1の切欠き部117と、先端部の両側縁部に形成された第2の切欠き部118とを有する。FPCコネクタハウジング12は、接続端子部11の挿入時にキー溝116に嵌合されると共に、先端部が第1の切欠き部117に係合される第1の係合片124と、接続端子部11の先端部の両側縁部を両側から挟み込むように設けられ、第2の切欠き部118に両側から係合される第2の係合片125とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、FPC(Flexible Printed Circuits)、FFC(Flexible Flat Cable)等の可撓性フラット回路基板と相手方接続端子とを接続するためのコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、FPC、FFC等の可撓性フラット回路基板と相手方接続端子とを接続するための可撓性フラット回路基板用のコネクタとしては、FPCの帯状の端末部の先端部を、合成樹脂製の板状の支持部材の表面に沿わせた状態でコネクタハウジングに装着するようにしたコネクタが知られている(特許文献1)。
【0003】
このコネクタで使用される合成樹脂製の支持部材は、その下面後端寄りに複数の位置決め突起が幅方向に並べて形成されると共に、その上面後部にロック突起が幅方向に並んで3つ形成されたものとなっている。また、これに対するコネクタハウジングには、接続端子部の挿入時に、前記位置決め突起が進入する逃がし部と、前記ロック突起と係合可能な係止突起とが設けられている。
【特許文献1】特開平14−270262号公報、段落0031〜0032、図11〜13
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述した従来の可撓性フラット回路基板のコネクタでは、FPCの端末部をコネクタハウジングに装着するときに、合成樹脂製の板状の支持部材に沿わせる必要があり、支持部材が必要になるうえ、FPCの端末部のコネクタハウジングへの組み込み作業性も悪いため、コストアップにつながるという問題がある。
【0005】
この発明は、上記事情を考慮してなされたもので、組立作業性に優れ、コスト低減を図ることができる可撓性フラット回路基板のコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る第1の可撓性フラット回路基板のコネクタは、可撓性絶縁フィルム上に配線パターンが形成された可撓性フラット回路基板の端末部に形成されると共に補強部材によって補強されて相手方接続部材と直接接続される接続端子部と、この接続端子部に装着されて前記接続端子部を覆うと共に前記相手方接続部材側に設けられた相手方コネクタハウジングと嵌合するFPCコネクタハウジングとを有する可撓性フラット回路基板のコネクタにおいて、前記接続端子部は、先端部から前記FPCコネクタハウジングへの挿入方向に延びるキー溝と、このキー溝の両側縁部に形成された切欠き部とを有し、前記FPCコネクタハウジングは、前記可撓性フラット回路基板の接続端子部の挿入時に前記キー溝に嵌合されると共に、先端部が前記接続端子部の一方の面から離間する向きに弾性変形したのち前記切欠き部に嵌入することにより係合されて前記接続端子部の挿入方向の位置を規制する係合片を有することを特徴とする。
【0007】
この発明に係る第2の可撓性フラット回路基板のコネクタは、可撓性絶縁フィルム上に配線パターンが形成された可撓性フラット回路基板の端末部に形成されると共に補強部材によって補強されて相手方接続部材と直接接続される接続端子部と、この接続端子部に装着されて前記接続端子部を覆うと共に前記相手方接続部材側に設けられた相手方コネクタハウジングと嵌合するFPCコネクタハウジングとを有する可撓性フラット回路基板のコネクタにおいて、前記接続端子部は、その先端部の両側縁部に一対の切欠き部を有し、前記FPCコネクタハウジングは、前記接続端子部の先端部の両側縁部を両側から挟み込むように設けられ、前記可撓性フラット回路基板の接続端子部の挿入時に先端部が前記両側縁部から離間する向きに弾性変形したのち前記両切欠き部に両側から嵌入することにより係合されて前記接続端子部の挿入方向の位置を規制する一対の係合片を有することを特徴とする。
【0008】
この発明に係る第3の可撓性フラット回路基板のコネクタは、可撓性絶縁フィルム上に配線パターンが形成された可撓性フラット回路基板の端末部に形成されると共に補強部材によって補強されて相手方接続部材と直接接続される接続端子部と、この接続端子部に装着されて前記接続端子部を覆うと共に前記相手方接続部材側に設けられた相手方コネクタハウジングと嵌合するFPCコネクタハウジングとを有する可撓性フラット回路基板のコネクタにおいて、前記接続端子部は、先端部から前記FPCコネクタハウジングへの挿入方向に延びるキー溝と、このキー溝の両側縁部に形成された第1の切欠き部と、前記先端部の両側縁部に形成された一対の第2の切欠き部とを有し、前記FPCコネクタハウジングは、前記可撓性フラット回路基板の接続端子部の挿入時に前記キー溝に嵌合されると共に、先端部が前記接続端子部の一方の面から離間する向きに弾性変形したのち前記第1の切欠き部に嵌入することにより係合されて前記接続端子部の挿入方向の位置を規制する第1の係合片と、前記接続端子部の先端部の両側縁部を両側から挟み込むように設けられ、前記可撓性フラット回路基板の接続端子部の挿入時に先端部が前記両側縁部から離間する向きに弾性変形したのち前記第2の切欠き部に両側から嵌入することによりそれぞれ係合されて前記接続端子部の挿入方向の位置を規制する一対の第2の係合片とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、可撓性フラット回路基板の補強された接続端子部に、FPCコネクタハウジングへの挿入方向に延びるキー溝及びこのキー溝の両側縁に設けられた第1の切欠き部、又は、先端部の両側縁部(外縁)に形成された一対の第2の切欠き部に対して、FPCコネクタハウジング側の第1の係合部又は第2の係合部が係合されることにより、接続端子部の挿入方向の位置が規制される構造であるため、可撓性フラット回路基板の接続端子部とFPCコネクタハウジングとを結合する際に、特別な支持部材が不要であり、結合時の作業性も向上する。また、接続端子部には、キー溝と切欠き部とが形成されるだけであるから、接続端子部は、プレス工程により形成することができ、またフラット状態を保つため、部品の保管や移動も楽になる。このため、コスト低減を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態に係る可撓性フラット回路基板のコネクタの斜視図、図2は、同コネクタの分解斜視図である。
【0012】
本実施形態に係るコネクタは、FPCコネクタ1として開示されている。このFPCコネクタ1は、相手側である電線コネクタ2と接続される。図3にはFPCコネクタ1の図2におけるA−A′断面が、また図4にはFPCコネクタ1の図3におけるB−B′断面(但し、結合状態)がそれぞれ示されている。また、図5には、相手方である電線コネクタ2の図1におけるC−C′断面が示され、図6には両コネクタ1,2の結合状態の図1におけるC−C′断面が示されている。
【0013】
本実施形態に係るFPCコネクタ1は、図2に示すように、FPC10の端末部に形成された接続端子部11と、この接続端子部11を内部に収容するFPCコネクタハウジング12とにより構成されている。
【0014】
FPC10は、PET等の絶縁フィルム112上に銅箔等の配線パターン113を形成し、その上を樹脂のカバーレイ114で覆ったものであり、少なくとも端末部が帯状に形成され、この帯状に形成された部分に接続端子部11が形成されている。FPC10は、接続端子部11における物理的強度を高めるため、接続端子部11を構成するFPC10の端部の背面に、金属板又は耐熱性の高いポリイミド樹脂等からなる補強板115を添設し、更に先端側が絶縁フィルム112を内側にして補強板115を挟むように折り曲げられている。折り曲げによって重なった部分は、表裏のカバーレイ114がそれぞれ除去され、両面に配線パターン113が露出されることにより接続端子部11を形成している。FPC10の接続端子部11は、それ自体、直接FPCコネクタハウジング12に装着されて、オス端子を構成する。このため、接続端子部11には、FPCコネクタハウジング12への表裏の誤挿入防止用の両側縁から均等でない位置に形成されたキー溝116が形成され、接続端子部11の両側縁及びキー溝116の両縁には、接続端子部11をFPCコネクタハウジング12に係止するための一対の第1の切欠き部117が形成されている。また、接続端子部11の両側縁にも、接続端子部11をFPCコネクタハウジング12に係止するための一対の第2の切欠き部118が形成されている。
【0015】
FPCコネクタハウジング12は、図3及び図4に示すように、先端側に電線コネクタ2を受容するコネクタ挿入口121が形成され、基端側にFPC10の接続端子部11を挿入するための平型の挿入口122が設けられ、上面に電線コネクタ2と係合するための係止用ロック片123が形成されたものである。また、図3及び図4に示すように、FPCコネクタハウジング12の内部には、FPC10の接続端子部11に形成された誤挿入防止用のキー溝116と嵌合する、両側壁から不均一な位置、すなわちキー溝116と対応する位置に形成された係合片124が形成されている。この係合片124の先端部は、接続端子部11の挿入時に接続端子部11の図4における下面側から離間する向きに弾性変形したのちキー溝116の両側縁に形成された切欠き部117と係合する。また、FPCコネクタハウジング12の両側壁内面の近傍位置には、接続端子部11の両側縁部を両側から挟み込むように設けられ、接続端子部11の挿入時に先端部が両側縁部から離間する向きに弾性変形したのち切欠き部117に嵌入することにより切欠き部118と係合される一対の係合片125とを有している。これにより、誤挿入防止と確実な嵌合が図られる。
【0016】
一方、電線コネクタ2は、電線30の接続端部にかしめにより固定された複数の接続端子21と、これを内部に収容する電線コネクタハウジング22と、この電線コネクタハウジング22に装着されて複数の接続端子21を固定するリテーナ23とを備えて構成されている。
【0017】
接続端子21は、例えば図2及び図5に示すように、金属板をプレス加工して形成され、先端側にFPC10の接続端子部11が挿入されるスリット211が形成されて接続端子部11に両面から圧接される圧接片212,213を有する圧接部214が形成され、基端側に電線30の先端と接続される電線かしめ部215及び被覆線かしめ部216が形成された電線圧着部217とを備えて構成されている。
【0018】
電線コネクタハウジング22は、内部に複数の接続端子21をそれぞれ収容する複数の端子収容室220が形成され、先端側にFPC10の接続端子部11が挿入される平型の挿入口221が形成され、基端側に複数の接続端子21がそれぞれ挿入される端子挿入口222が形成され、上面側にリテーナ23を収容するリテーナ装着溝223とFPCハウジング12との係止用突起224とが設けられ、端子収容室220の内部に接続端子21を係止するためのランス225が形成されたものである。リテーナ23は、複数の接続端子21がそれぞれ挿入される複数の端子挿入孔231を有する。図5(a)に示すように、リテーナ23が電線コネクタハウジング22のリテーナ装着溝223に半挿入された状態で、接続端子21が端子挿入口222側から挿通された後、同図(b)に示すように、接続端子21の下側の係止孔218とランス225の先端部とを係合させると共に、リテーナ23をリテーナ装着溝223に完全装着することにより、接続端子21は、ランス225とリテーナ23とで二重係止される。
【0019】
このように構成されたFPCコネクタ1及び電線コネクタ2を結合させると、図6に示すように、FPC10の先端の接続端子部11が、そのまま接続端子21と接続されるプラグ型コネクタを形成している。そして、接続端子部11は、FPC10の先端部を折り返して補強板115を挟み込んだ構造となっているため、その両面を通電に使用することができ、更に補強板115を使用することによって端子接圧を高めることによって、通電容量の向上を図ることができる。
【0020】
なお、補強板115としては、金属板、硬質且つ耐熱性樹脂又は可撓性樹脂板等が挙げれられる。ここで「硬質樹脂」とは、例えば塩化ビニルの場合、JIS K 6714(硬質塩化ビニルコンパウンド)に規定されているように、曲げ弾性率が150kgf/mm2(1471N/mm2)以上の樹脂である。また、「耐熱性樹脂」とは、例えばJIS K 6777(耐熱性硬質塩化ビニル管継手)では、ビカット軟化温度試験110℃以上と規定されているが、ここでは、FPCの耐熱温度である105℃以上であれば良い。
補強板115を金属板とすれば、この導電物である金属板は、FPC10の絶縁フィルム112で包まれるので、接続端子部11の絶縁性は確保される。そして、補強板115として金属板や耐熱性ポリイミド等を使用すると、温度上昇時にFPC基材(接着層)や補強板が軟化して端子接圧が低下する問題を解決することができる。特に、補機用板115に金属板を使用した場合、金属の良好な熱伝導性を利用して、端子部の放熱特性を向上できるため、コネクタの電流容量を更に高めることができる。
【0021】
また、FPC10を折り曲げて金属の補強板115を挟み込んだ構造となっているため、切欠き部117,118と係止片124,125とによるFPCコネクタハウジング12とFPC10の抜け止め機構を強化することができ、ハウジングやフードの離脱力を高めることができる。更に、FPCコネクタハウジング12と電線コネクタハウジング22とは、係止用ロック片123と係止用突起224とが係合することによりと結合される。これらはコネクタの確実な嵌合、離脱の特性に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るFPCコネクタ及び電線コネクタの斜視図である。
【図2】同FPCコネクタ及び電線コネクタの分解斜視図である。
【図3】同FPCコネクタの図2におけるA−A′断面図である。
【図4】同FPCコネクタの図3におけるB−B′断面図である。
【図5】同電線コネクタの図1におけるC−C′断面図である。
【図6】同FPCコネクタ及び電線コネクタの図1におけるC−C′断面図である。
【符号の説明】
【0023】
1…FPCコネクタ、2…電線コネクタ、10…FPC、11…接続端子部、12…FPCコネクタハウジング、21…接続端子、22…電線コネクタハウジング、23…リテーナ、30…電線、112…絶縁フィルム、113…配線パターン、114…カバーレイ、115…補強板、116…キー溝、117,118…切欠き部、124,125…係止片。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
可撓性絶縁フィルム上に配線パターンが形成された可撓性フラット回路基板の端末部に形成されると共に補強部材によって補強されて相手方接続部材と直接接続される接続端子部と、
この接続端子部に装着されて前記接続端子部を覆うと共に前記相手方接続部材側に設けられた相手方コネクタハウジングと嵌合するFPCコネクタハウジングと
を有する可撓性フラット回路基板のコネクタにおいて、
前記接続端子部は、先端部から前記FPCコネクタハウジングへの挿入方向に延びるキー溝と、このキー溝の両側縁部に形成された切欠き部とを有し、
前記FPCコネクタハウジングは、前記可撓性フラット回路基板の接続端子部の挿入時に前記キー溝に嵌合されると共に、先端部が前記接続端子部の一方の面から離間する向きに弾性変形したのち前記切欠き部に嵌入することにより係合されて前記接続端子部の挿入方向の位置を規制する係合片を有する
ことを特徴とする可撓性フラット回路基板のコネクタ。
【請求項2】
可撓性絶縁フィルム上に配線パターンが形成された可撓性フラット回路基板の端末部に形成されると共に補強部材によって補強されて相手方接続部材と直接接続される接続端子部と、
この接続端子部に装着されて前記接続端子部を覆うと共に前記相手方接続部材側に設けられた相手方コネクタハウジングと嵌合するFPCコネクタハウジングと
を有する可撓性フラット回路基板のコネクタにおいて、
前記接続端子部は、その先端部の両側縁部に一対の切欠き部を有し、
前記FPCコネクタハウジングは、前記接続端子部の先端部の両側縁部を両側から挟み込むように設けられ、前記可撓性フラット回路基板の接続端子部の挿入時に先端部が前記両側縁部から離間する向きに弾性変形したのち前記両切欠き部に両側から嵌入することにより係合されて前記接続端子部の挿入方向の位置を規制する一対の係合片を有する
ことを特徴とする可撓性フラット回路基板のコネクタ。
【請求項3】
可撓性絶縁フィルム上に配線パターンが形成された可撓性フラット回路基板の端末部に形成されると共に補強部材によって補強されて相手方接続部材と直接接続される接続端子部と、
この接続端子部に装着されて前記接続端子部を覆うと共に前記相手方接続部材側に設けられた相手方コネクタハウジングと嵌合するFPCコネクタハウジングと
を有する可撓性フラット回路基板のコネクタにおいて、
前記接続端子部は、
先端部から前記FPCコネクタハウジングへの挿入方向に延びるキー溝と、
このキー溝の両側縁部に形成された第1の切欠き部と、
前記先端部の両側縁部に形成された一対の第2の切欠き部とを有し、
前記FPCコネクタハウジングは、
前記可撓性フラット回路基板の接続端子部の挿入時に前記キー溝に嵌合されると共に、先端部が前記接続端子部の一方の面から離間する向きに弾性変形したのち前記第1の切欠き部に嵌入することにより係合されて前記接続端子部の挿入方向の位置を規制する第1の係合片と、
前記接続端子部の先端部の両側縁部を両側から挟み込むように設けられ、前記可撓性フラット回路基板の接続端子部の挿入時に先端部が前記両側縁部から離間する向きに弾性変形したのち前記第2の切欠き部に両側から嵌入することによりそれぞれ係合されて前記接続端子部の挿入方向の位置を規制する一対の第2の係合片とを有する
ことを特徴とする可撓性フラット回路基板のコネクタ。
【請求項4】
前記キー溝は、前記接続端子部の先端部の両側縁からの距離が均等でない位置に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の可撓性フラット回路基板のコネクタ。
【請求項5】
前記接続端子部は、補強板が添設されることにより補強されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の可撓性フラット回路基板のコネクタ。
【請求項6】
前記補強板は、金属板、硬質且つ耐熱性樹脂板又は可撓性樹脂板であることを特徴とする請求項5記載の可撓性フラット回路基板のコネクタ。
【請求項7】
前記可撓性フラット回路基板は、片面可撓性フラット回路基板であり、
前記接続端子部は、前記片面可撓性フラット回路基板の一部が前記可撓性フィルムを内側にして折り曲げられ、折り曲げられて重なった前記可撓性フィルムの間に前記補強板が挿入されると共に、折り曲げ部の両側の互いに反対側を向く面のカバーレイが除去されて両面に前記配線パターンが露出されるようにして形成されたものである
ことを特徴とする請求項5又は6記載の可撓性フラット回路基板のコネクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−85928(P2006−85928A)
【公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−266776(P2004−266776)
【出願日】平成16年9月14日(2004.9.14)
【出願人】(000005186)株式会社フジクラ (4,463)
【Fターム(参考)】