説明

可撓性対象の洗浄装置

【課題】 傾斜面に沿って斜めに載置される可撓性対象を効率よく洗浄でき、しかもコンパクトな洗浄装置を提供する。
【解決手段】 傾斜面と直交するように配置される平行な第1、第2縦レール4、5と、第1、第2縦レール4、5に沿って走行可能な第1、第2フレーム6、7と、第1、第2フレームを連結する横レール9と、横レール9に沿って傾斜面に沿って横行するノズルフレーム11とを備え、横レールは、傾斜面に平行で間隔を開けて位置する水平上片及び水平下片と、これらを連結する起立片とを有し、ノズルフレーム11の上部には、水平下片の上面に接する上部ローラ16と水平下片の下面に接する下部ローラ17とが設けられ、ノズルフレーム11は、上部ローラ16と下部ローラ17が横レール9を挟持することにより支持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、汚濁防止膜、漁網、農業用あるいは建設用シート等の可撓性対象を洗浄する洗浄装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
複数の噴射のノズルをヘッドに設け、対象を効率よく洗浄できる装置が知られている(特許文献1〜3参照)。しかしながら、これらの洗浄装置が洗浄する対象は、足場板、万能板、足場枠等、硬質な材料であり、材料そのものは、大きな荷重を作用させない限り、ほとんど変形しない。
【0003】
よって、これらの対象は、適当に保持していても、そのままの形状をとり、それに対して、洗浄液をほぼ直角に照射するだけで足りる。イメージ的には、汚れをはがすだけでよいということになる。
【0004】
しかしながら、例えば、汚濁防止膜、漁網、農業用あるいは建設用シート等の可撓性対象を洗浄する場合には、これらの可撓性対象は、面の上に載置しないと、重なり合ったり、うねったり、ねじれたりして、洗浄が困難になる。なぜなら、可撓性対象は、それ単独では姿勢を維持できないためである。
【0005】
さらには、可撓性対象が、網状であったり、繊維質であるときは、可撓性対象に直角に洗浄液を噴射するだけでは、洗浄効果が不十分となることが多い。なぜなら、編み目や繊維の間に付着している汚れを洗浄しても、汚れを洗い流さないと、汚れが編み目や繊維の間に再付着するおそれがあるからである。
【0006】
以上のことから、可撓性対象を洗浄するについては、まず、広い傾斜面を用意し、傾斜面の上に、可撓性対象を載置し、傾斜面の内、レベルが高い方から洗浄を開始し、汚れを、洗浄液と共に傾斜面に沿って流下させる。こうすれば、洗い流された汚れが、編み目や繊維の間に再付着しにくくなるため、洗浄効果が向上する。従前、この作業は、作業員が1本のノズルを手で支持して行っていたため、作業時間が長くなるという問題点があった。
【0007】
さて、傾斜面の上に、可撓性対象を載置すると、傾斜面に沿って可撓性対象が位置するから、それに応じて、複数のノズルの向きを調整する必要がある。
【0008】
複数のノズルをヘッド等の保持部材で保持し、複数のノズルから洗浄液を噴射すると、その反作用として、保持部材に、噴射する向きとは反対向きの力が作用する。洗浄液の噴射方向が一定(例えば垂直)であれば、保持部材がこの力(一定方向)に対応できるように支持することは容易である。
【0009】
可撓性対象を洗浄するについては、噴射する方向が調整され変化するから、保持部材を噴射の反作用により生ずる力の変化に対応できるようにしなければならない。しかし、これは容易でない。
【0010】
従来技術を若干修正した程度では、上記力の変化に対応できず、保持部材の動きが不安定になってがたつき、洗浄効果にムラを生ずるなどの問題がある。また、保持部材の剛性を高めるべく、単に重量を増やすだけでは、モータ等のアクチュエータ(駆動側)の負荷が過大になって、装置の規模をコンパクトにできず又コストアップを招来するという問題点もある。
【特許文献1】特開平9−38596号公報
【特許文献2】特開2002−166235号公報
【特許文献3】特開平10−140829号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
そこで本発明は、傾斜面に沿って斜めに載置される可撓性対象を効率よく洗浄でき、しかもコンパクトな洗浄装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
第1の発明に係る洗浄装置は、傾斜面に載置される可撓性対象を洗浄する洗浄装置であって、傾斜面と直交するように配置される第1縦レールと、第1縦レールと平行し、かつ第1縦レールよりも高い位置で傾斜面と直交するように配置される第2縦レールと、第1縦レールに沿って走行可能な第1フレームと、第2縦レールに沿って走行可能な第2フレームと、第1フレームと第2フレームとを傾斜面に沿って連結する横レールと、横レールに沿って傾斜面に沿って横行するノズルフレームとを備え、ノズルフレームは、可撓性対象へ洗浄液を噴射する複数の噴射ノズルを、ノズルフレームに対して傾斜可能に保持し、横レールは、断面H状をなし、傾斜面に平行で間隔を開けて位置する水平上片及び水平下片と、水平上片と水平下片とを中央において連結する起立片とを有し、ノズルフレームの上部には、水平下片の上面に接する上部ローラと水平下片の下面に接する下部ローラとが、設けられ、ノズルフレームは、上部ローラと下部ローラが横レールを挟持することにより、横フレームに支持される。
【0013】
この構成において、第1縦フレームと第2縦フレームと横レールとは、一体的に傾斜面と直交する方向(縦方向)に走行可能である。
【0014】
また、ノズルフレームは、横レールに沿って、縦方向と直交する横方向へ横行可能である。
【0015】
可撓性対象へ洗浄液を噴射する複数の噴射ノズルは、ノズルフレームに傾斜可能に保持されている。したがって、傾斜面の傾斜等に合わせて、ノズルフレームの角度を変更できるが、変更すると、複数の噴射ノズルが洗浄液を噴射する反作用の結果、ノズルフレームが受ける力の向きが変化する。
【0016】
しかしながら、ノズルフレームの上部には、横レールの水平下片の上面に接する上部ローラと水平下片の下面に接する下部ローラとが、設けられ、上部ローラと下部ローラが横レールを挟持することにより、ノズルフレームは、横フレームに支持される。
【0017】
このため、ノズルフレームが受ける力の向きが変化しても、上部ローラと下部ローラとが、横レールを上下に挟持しているから、ノズルフレームは、安定した姿勢を保持することができ、洗浄ムラを生じにくい。
【0018】
また、これらのローラの挟持機構は、コンパクトなメカニズムであり、ノズルフレームの重量を過大にしないから、アクチュエータの負荷を軽くすることができ、洗浄装置全体の規模を小さくすることができる。
【0019】
第2の発明に係る洗浄装置では、水平下片の両側部に周接する一対の側部ローラを、ノズルフレームの上部に、回転可能に軸支する。
【0020】
この構成により、一対の側部ローラが横フレームの水平下片を両脇から挟持し、ノズルフレームの横ぶれ現象を効果的に抑制でき、ノズルフレームの姿勢安定性をさらに向上できる。
【0021】
第3の発明に係る洗浄装置では、ノズルフレームに横モータを設け、横モータに駆動される横ギアをノズルフレームに対して回転自在に軸支し、横レールに、横ギアと噛合するギヤチェーンを張架する。
【0022】
この構成により、シンプルで軽量な部材により、ノズルフレームを横方向に移動させることができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明によれば、複数のノズルの向きが変化し、ノズルフレームが受ける力の向きが変化しても、上部ローラと下部ローラとによる挟持構造により、ノズルフレームが、安定した姿勢を保持でき、洗浄ムラを生じにくい。
【0024】
また、ノズルフレームの重量が過大にならず、アクチュエータの負荷を軽くできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
【0026】
図1は、本発明の一実施の形態における洗浄装置の平面図、図2は、同洗浄装置の正面図、図3(a)は、同洗浄装置の左側面図、図3(b)は、同洗浄装置の右側面図、図4は、同洗浄装置のノズルフレーム付近の拡大図、図5(a)は、図4A−A断面図、図5(b)は、図5(a)の正面図、図6(a)は、図4B−B断面図、図6(b)は、図6(a)の正面図、図7(a)は、図4C−C断面図、図7(b)は、図7(a)の正面図である。
【0027】
図2に示すように、可撓性対象3の洗浄のため、傾斜面1が用意される。傾斜面1の低い部分には、適宜、排水溝2が設けられ、排水性が担保される。即ち、可撓性対象3を洗浄し汚れを含む洗浄液は、傾斜面1に沿って流下し、排水溝2に集められて、より下流側へ排出される。
【0028】
本形態では、可撓性対象3の例として、汚濁防止膜を取り上げる。汚濁防止膜は、海、池、あるいはダムでせき止められる水中等に設置され、油等の汚染物質が汚濁防止膜の外部へ拡散しないように使用されるものであり、液表面付近に位置し浮きの役割を果たすフロート部3aと、フロート部3aから液下方へ垂れ下がるカーテン部3bとを有する。
【0029】
汚濁防止膜のサイズは、フロート部3aの長さが20メートル程度であり、カーテン部3bの長さが最大で20メートル程度である。勿論、これらの数値は例示であって、本発明はこれらの数値に限定されるものではない。
【0030】
また、可撓性対象3として、漁網、農業用シート、建築作業用シート等を採用することもでき、そのときは、サイズは、上記よりも小さくなるものと想定される。
【0031】
さて、汚濁防止膜では、カーテン部3bが一番汚れやすい。これは、この部分にカキや海藻等が付着しやすいからである。勿論、カーテン部3bのみならず、フロート部3aをも洗浄して差し支えない。
【0032】
可撓性対象3の汚れ具合を見て、複数の噴射ノズル12の角度やノズル間の距離、あるいは、ノズルフレーム11の移動速度(縦横独立して制御するのが望ましい。)を調整すると洗浄効果を向上できる。
【0033】
ここで、洗浄液としては、高圧水が考えられるが、さらに、適宜、洗浄剤、漂白剤、界面活性剤などを添加してもよい。なお、本発明は、高圧水発生装置や噴射ノズル12への供給経路などを骨子とするものではなく、これらは周知手段を使用して差し支えないので、その説明は省略する。
【0034】
傾斜面1の低い位置に、傾斜面1とは直交する方向(本明細書では、この方向を便宜上「縦方向」とする。)に第1縦レール4が敷設される。
【0035】
また、第1縦レール4と平行に、第2縦レール5が縦方向に敷設される。
【0036】
図3(a)に示すように、第1縦レール4の上に、第1フレーム6の下端部が、走行自在に設置される。
【0037】
同様に、図3(b)に示すように、第2縦レール5の上に、第2フレーム7の下端部が、走行自在に設置される。
【0038】
図3(a)、(b)を比べれば明らかなように、傾斜面1の傾斜に合わせ、第2フレーム7よりも第1フレーム6の方が背が高いように構成される。
【0039】
第1フレーム6と第2フレーム7のそれぞれの上部は、連結はり8及び横レール9により連結され、第1フレーム6、第2フレーム7、連結はり8及び横レール9は、一体的に縦方向に移動可能である。
【0040】
図1に示すように、第1フレーム6の下部には、第1縦レール4に周接する第1縦ローラ6aと、第1縦ローラ6aを駆動する第1走行モータ6bとが設けられ、さらに、左右一対の第1横ずれ防止ローラ6cが第1縦レール4の側部を挟持し、第1フレーム6が移動する際の横ずれが防止される。
【0041】
同様に、第2フレーム7の下部には、第2縦レール5に周接する第2縦ローラ7aと、第2縦ローラ7aを駆動する第2走行モータ7bとが設けられ、さらに、左右一対の第2横ずれ防止ローラ7cが第2縦レール5の側部を挟持し、第2フレーム7が移動する際の横ずれが防止される。
【0042】
次に、図4〜図7を参照しながら、ノズルフレーム11付近の構成を詳細に説明する。
【0043】
まず、図5(a)に断面図で示すように、本形態の横レール9は、水平上片9a、水平下片9b及び起立片9cを有するH字状(ただし、90度回転されている。)のレール部材である。
【0044】
横レール9の全長にわたって、横レール9と平行なギヤチェーン10が張架されている。
【0045】
図4に示すように、ノズルフレーム11の上方には、横モータ13が固定され、横モータ13の出力軸によって駆動される横ギア14が横モータ13と噛合する。
【0046】
ノズルフレーム11を横レール9に支持する支持機構については、後述するが、基本的に、この支持機構は、ノズルフレーム11が横レール9の長手方向(つまり横方向)に移動自在にノズルフレーム11を支持する。
【0047】
したがって、横モータ13を駆動すると、横ギア14が回転し、横ギア14は、ギヤチェーン10に噛合しているから、ノズルフレーム11は、横方向正逆に移動する。
【0048】
図4に示すように、複数の噴射ノズル12は、ノズルフレーム11に保持されるとともに、ハンドル15を回転させると、ノズルフレーム11に対する噴射ノズル12の傾斜角及び噴射ノズル12同士の間隔を調整できるようになっている。
【0049】
よって、噴射ノズル12は、第1走行モータ6b、第2走行モータ7bの駆動により、縦方向に移動できるし、横モータ13の駆動により、横方向に移動できる。要するに、可撓性対象3に対して、噴射ノズル12は、XY方向に移動できるし、その移動速度も汚れの具合を見ながら調整できる。
【0050】
次に、ノズルフレーム11を横レール9に支持する支持機構について説明する。
【0051】
図4に示すように、ノズルフレーム11は、図4の正面視において、左右一対である、次の3系統のローラ群により、横レール9に強固に支持され、噴射ノズル12の向きが変更され反作用による力の向きが変わっても、安定している。
【0052】
ローラ群の第一は、図5(a)、(b)に示す上部ローラ16等である。即ち、ノズルフレーム11の上部の内、最も外側において、左右一対の軸支部16aがノズルフレーム11の上向きに固着される。
【0053】
また、図5(a)に示すように左右一対の上部ローラ16が軸支部16aにそれぞれ回転自在に軸支される。
【0054】
上部ローラ16の周面は、H字状をなす横レール9の水平下片9b上面に周接する。さらに、上部ローラ16の周面を、水平上片9aの下面にも周接するようにしてもよい。
【0055】
その第二は、図6(a)、(b)に示す下部ローラ17等である。即ち、ノズルフレーム11の上部の内、軸支部16aよりも内側において、左右一対の軸支部17aがノズルフレーム11の上向きに固着される。
【0056】
また、図6(a)に示すように左右一対の下部ローラ17が軸支部17aにそれぞれ回転自在に軸支される。
【0057】
下部ローラ17の周面は、H字状をなす横レール9の水平下片9b下面に周接する。その結果、水平下片9bは、上部ローラ16及び下部ローラ17とに上下面を挟まれ、強固に保持されることになり、その結果、噴射ノズル12が洗浄液から噴射した結果、ノズルフレーム11に作用する力に対し、ノズルフレーム11は強い抵抗を保持できるし、力の方向が変化しても十分追随できる。
【0058】
その第三は、図7(a)、(b)に示す側部ローラ18等である。即ち、ノズルフレーム11の上部の内、最も内側において、左右一対の軸支部18aがノズルフレーム11の上向きに固着される。
【0059】
また、図7(a)に示すように左右一対の側部ローラ18が軸支部18aにそれぞれ回転自在に軸支される。ただし、上部ローラ16、下部ローラ17とは異なり、側部ローラ18の回転軸は垂直である。
【0060】
側部ローラ18の周面は、H字状をなす横レール9の水平下片9b両側面に周接する。その結果、水平下片9bの両側面は、左右一対の側部ローラ18により挟持され、ノズルフレーム11が横レール9に沿って移動(横方向)する際における横ずれが防止される。
【0061】
なお、上述した3系統のローラ群のレイアウトは、図4の例が望ましいが、適宜変更しても実用上差し支えない。
【産業上の利用可能性】
【0062】
本発明の洗浄装置は、例えば、汚染防止膜、漁網、農業あるいは建設業用のシートその他の可撓性対象をむら無く洗浄する技術分野において、好適に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の一実施の形態における洗浄装置の平面図
【図2】本発明の一実施の形態における洗浄装置の正面図
【図3】(a)本発明の一実施の形態における洗浄装置の左側面図 (b)本発明の一実施の形態における洗浄装置の右側面図
【図4】本発明の一実施の形態における洗浄装置のノズルフレーム付近の拡大図
【図5】(a)図4A−A断面図 (b)図5(a)の正面図
【図6】(a)図4B−B断面図 (b)図6(a)の正面図
【図7】(a)図4C−C断面図 (b)図7(a)の正面図
【符号の説明】
【0064】
1 傾斜面
2 排水溝
3 可撓性対象
3a フロート部
3b カーテン部
4 第1縦レール
5 第2縦レール
6 第1フレーム
6a 第1縦ローラ
6b 第1走行モータ
6c 第1横ずれ防止ローラ
7 第2フレーム
7a 第2縦ローラ
7b 第2走行モータ
7c 第2横ずれ防止ローラ
8 連結はり
9 横レール
9a 水平上片
9b 水平下片
9c 起立片
10 ギヤチェーン
11 ノズルフレーム
12 噴射ノズル
13 横モータ
14 横ギア
15 ハンドル
16 上部ローラ
17 下部ローラ
18 側部ローラ
16a、17a、18a 軸支部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
傾斜面に載置される可撓性対象を洗浄する洗浄装置であって、
前記傾斜面と直交するように配置される第1縦レールと、
前記第1縦レールと平行し、かつ前記第1縦レールよりも高い位置で傾斜面と直交するように配置される第2縦レールと、
前記第1縦レールに沿って走行可能な第1フレームと、
前記第2縦レールに沿って走行可能な第2フレームと、
前記第1フレームと前記第2フレームとを前記傾斜面に沿って連結する横レールと、
前記横レールに沿って前記傾斜面に沿って横行するノズルフレームとを備え、
前記ノズルフレームは、前記可撓性対象へ洗浄液を噴射する複数の噴射ノズルを、前記ノズルフレームに対して傾斜可能に保持し、
前記横レールは、断面H状をなし、前記傾斜面に平行で間隔を開けて位置する水平上片及び水平下片と、前記水平上片と前記水平下片とを中央において連結する起立片とを有し、
前記ノズルフレームの上部には、前記水平下片の上面に接する上部ローラと前記水平下片の下面に接する下部ローラとが、設けられ、
前記ノズルフレームは、前記上部ローラと前記下部ローラが前記横レールを挟持することにより、前記横フレームに支持されることを特徴とする可撓性対象の洗浄装置。
【請求項2】
前記水平下片の両側部に周接する一対の側部ローラを、前記ノズルフレームの上部に、回転可能に軸支した請求項1記載の可撓性対象の洗浄装置。
【請求項3】
前記ノズルフレームに横モータを設け、前記横モータに駆動される横ギアを前記ノズルフレームに対して回転自在に軸支し、前記横レールに、前記横ギアと噛合するギヤチェーンを張架した請求項1または2記載の可撓性対象の洗浄装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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