説明

周面凹凸製品の製造装置

【課題】インジェクション金型や射出成形機を使用しないで、プラスチック製歯車等の周面凹凸製品を製作することのできる周面凹凸製品の製造装置を提供することを目的とする。
【解決手段】周面凹凸製品の製造装置は、表面に凹凸を有する平板状の金型と、熱可塑性の合成樹脂からなる円柱状部材を回転可能に保持し、前記円柱状部材の回転軸と前記金型表面との距離を一定に保って相対的に移動させる移動機構とを備え、前記金型を加熱した状態で、前記移動機構により前記金型表面の凹凸に沿って前記円柱状部材を回転させることで、前記円柱状部材の周面部分に熱可塑性を利用して前記金型表面の凹凸を転写させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、プラスチック製歯車等の周面凹凸製品の製作に好適な周面凹凸製品の製造装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のプラスチック歯車の製造方法は、歯車の形に型取ったインジェクション金型のキャビティに、射出成形機で溶融樹脂を充填して製作している。
【特許文献1】特開平5−104587号公報
【特許文献2】特開2005−22368号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記のような従来の製造方法には、つぎのような課題があった。
【0004】
すなわち、同じモジュールの歯車でも円ピッチが異なる場合は、キャビティサイズの異なる別のインジェクション金型を用意する必要があった。
【0005】
また、歯車の歯面は、直線的ではなくインボリュート曲線をしているため、インジェクション金型の加工に手間がかかり、金型を高価にする要因となっていた。
【0006】
特に、はすば歯車をインジェクション金型で製作する場合、歯面は斜めに配設されるため、その部分が製品抜き出し(イジェクト)のアンダーカットとなってしまう。これを解決するには、製品抜き出しピンは、抜き出し工程中に歯面にぶつからないように回転しながら作動させなくてはならず、この機構を金型内に設置するには、金型構造がより複雑で大掛かりとなり、高価なものとなってしまう。
【0007】
また、やまば歯車の場合は、上記のアンダーカットの向きが反転してしまうため、射出成形での製作は不可能である。
【0008】
この発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、インジェクション金型や射出成形機を使用しないで、プラスチック製歯車等の周面凹凸製品を製作することのできる周面凹凸製品の製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明の請求項1に係る周面凹凸製品の製造装置は、表面に凹凸を有する平板状の金型と、熱可塑性の合成樹脂からなる円柱状部材を回転可能に保持し、前記円柱状部材の回転軸と前記金型表面との距離を一定に保って相対的に移動させる移動機構とを備え、前記金型を加熱した状態で、前記移動機構により前記金型表面の凹凸に沿って前記円柱状部材を回転させることで、前記円柱状部材の周面部分に熱可塑性を利用して前記金型表面の凹凸を転写させることを特徴とするものである。
【0010】
この発明の請求項2に係る周面凹凸製品の製造装置は、請求項1記載の周面凹凸製品の製造装置において、前記熱可塑性の合成樹脂は、フッ素樹脂であることを特徴とするものである。
【0011】
この発明の請求項3に係る周面凹凸製品の製造装置は、請求項1または請求項2記載の周面凹凸製品の製造装置において、前記金型は、前記凹凸が一方向に一定間隔で形成されたラックで構成されていることを特徴とするものである。
【0012】
この発明の請求項4に係る周面凹凸製品の製造装置は、請求項2または請求項3記載の周面凹凸製品の製造装置において、前記移動機構は、前記円柱状部材の回転軸が前記ラック金型のピッチに沿った方向と直交する角度を保って、前記円柱状部材と前記金型を相対的に移動させることを特徴とするものである。
【0013】
この発明の請求項5に係る周面凹凸製品の製造装置は、請求項2または請求項3記載の周面凹凸製品の製造装置において、前記移動機構は、前記円柱状部材の回転軸が前記ラック金型のピッチに沿った方向と直交しない所定の角度を保って、前記円柱状部材と前記金型を相対的に移動させることを特徴とするものである。
【0014】
この発明の請求項6に係る周面凹凸製品の製造装置は、請求項1または請求項2記載の周面凹凸製品の製造装置において、前記金型は、直線に対して角度を付けたラックが前記直線を挟んで線対称に形成された対称ラックで構成されていることを特徴とするものである。
【0015】
この発明の請求項7に係る周面凹凸製品の製造装置は、請求項6記載の周面凹凸製品の製造装置において、前記移動機構は、前記円柱状部材の回転軸が前記対称ラック金型の前記直線に沿った方向と直交する角度を保って、前記円柱状部材と前記金型を相対的に移動させることを特徴とするものである。
【0016】
この発明の請求項8に係る周面凹凸製品の製造装置は、請求項1または請求項2記載の周面凹凸製品の製造装置において、前記金型は、直線状に延びる実質的に1本の歯形が形成されていることを特徴とするものである。
【0017】
この発明の請求項9に係る周面凹凸製品の製造装置は、請求項8記載の周面凹凸製品の製造装置において、前記移動機構は、前記円柱状部材の回転軸が前記金型の前記歯形に沿った方向と直交しない所定の角度を保って、前記円柱状部材と前記金型を相対的に移動させることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0018】
この発明は以上のように、表面に凹凸を有する平板状の金型と、熱可塑性の合成樹脂からなる円柱状部材を回転可能に保持し、前記円柱状部材の回転軸と前記金型表面との距離を一定に保って相対的に移動させる移動機構とを備え、前記金型を加熱した状態で、前記移動機構により前記金型表面の凹凸に沿って前記円柱状部材を回転させることで、前記円柱状部材の周面部分に熱可塑性を利用して前記金型表面の凹凸を転写させるように構成したので、インジェクション金型や射出成形機を使用しないで、プラスチック製歯車等の周面凹凸製品を製作することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、この発明による周面凹凸製品の製造装置の一実施形態を示す概略的斜視図、図2は側面図であり、この周面凹凸製品の製造装置1は、表面に凹凸を有する平板状の金型と、熱可塑性の合成樹脂からなる円柱状部材とを用いて、円柱状部材の周面部分に金型表面の凹凸を転写・形成するものである。
【0021】
この周面凹凸製品の製造装置1は、左右に延びる比較的長尺のベース板10を備えている。ベース板10の左右方向中央には、表面に凹凸を有する平板状の金型としてのラックギヤ20が、ベース板10の長手方向に沿って配置されている。ラックギヤ20は、ラックギヤホルダ11の底面からボルトで固定されたうえ、ラックギヤホルダ11がベース板10にボルトで固定されることで、ベース板10の所定位置に取り付けられる。
【0022】
ラックギヤ20は、表面(上面)に凹凸が一方向に一定間隔で形成されたラックである。すなわち、ラックギヤ20の長手方向と直交する方向に延びた凹部および凸部が、ラックギヤ20の長手方向に沿って一定間隔で形成されたラックである。そして、ラックギヤ20の左右いずれか一端部には、図3に示すように、上面にノゾキ部21がテーパ状に加工されている。
【0023】
ベース板10の左右両端部には、カードリッジヒータ15,15が所要深さに挿入され、また、温度センサ16が組み込まれることで、ベース板10は、これに取り付けられたラックギヤ20を加熱して、所定温度に維持する温度コントロールが可能になっている。
【0024】
ラックギヤ20の前後には、底部がラックギヤホルダ11の下方に入り込み、ベース板10とラックギヤホルダ11と、ベース板10の前後両側縁に沿って配置されたレール12,12とにより拘束されて案内される一対の軸保持板30,30が、ベース板10の長手方向すなわちラックギヤ20の長手方向に沿ってスライド可能に設けられている。
【0025】
一対の軸保持板30,30の上部には、回転軸31の両端を回転可能に軸支する軸受けが取り付けられ、この軸受けにより、回転軸31がその両端を軸保持板30,30に回転可能に取り付けられるようになっている。
【0026】
回転軸31の両端間中央には、熱可塑性の合成樹脂からなる円柱状部材としてのプラスチック円柱40が、カートリッジヒータ15からの熱が直接伝わらないように断熱リング32,32で挟み込んだうえ、その両側を断熱リング押さえ部材33,33により固定される。
【0027】
プラスチック円柱40の材料すなわち熱可塑性の合成樹脂としては、適宜のものを使用することができる。例えば、熱可塑性の合成樹脂であるフッ素樹脂を用いて、円柱状部材すなわちプラスチック円柱40を構成することができる。
【0028】
軸保持板30,30の上部には一対の押し冶具35,35が配置される。両押し冶具35,35は、連結板36の両端にボルトで固定され、連結板36の中央には押しグリップ37が設置されている。そして、連結板36および両押し冶具35,35は、ジョイントボルト38,38により、軸保持板30,30と着脱可能になっている。
【0029】
軸保持板30,30の回転軸31(の中心線)の高さは、回転軸31に取り付けたプラスチック円柱40の周面が、ラックギヤ20のノゾキ部21の入り口(低部)では接触せず、ノゾキ部21を進むにつれてその上面と接触したうえ、図4に示すように、ノゾキ部21以外ではラックギヤ20のラック(凹凸)と干渉する高さに設定される。
【0030】
また、これに加えて、軸保持板30,30の回転軸31(の中心線)の高さは、プラスチック円柱40が転写により成形される歯車のピッチ円直径の円周の長さが、ラックギヤ20の基準ピッチの歯数倍になるように設定される。つまり、プラスチック円柱40がラックギヤ20上を回転して転写により成形される歯車の、最初の歯と最後の歯とが丁度一致するように、回転軸31の高さが設定される。
【0031】
次に、上記のように構成した周面凹凸製品の製造装置1の作用について説明する。
【0032】
まず、軸保持板30,30をベース板10から外した状態で、軸保持板30,30の回転軸31の中央に、プラスチック円柱40を取り付け固定する。また、この軸保持板30,30に、ジョイントボルト38,38により、連結板36および両押し冶具35,35を装着しておく。
【0033】
つぎに、この組立体の軸保持板30,30を、ラックギヤ20のノゾキ部21側からベース板10にセットし、プラスチック円柱40の周面がラックギヤ20と接触しない位置(ノゾキ部21の入り口)に静止させる。
【0034】
つぎに、ジョイントボルト38,38を緩めて、押しグリップ37を引き上げ、連結板36および両押し冶具35,35を、軸保持板30,30から離脱させておく。
【0035】
つぎに、カートヒッジヒータ15に通電して加熱を始め、温度センサ16で確認しながら、ベース板10の温度をプラスチック円柱40のガラス転移温度より数十度高めに保持する。
【0036】
この状態で、再びジョイントボルト38,38により、連結板36および両押し冶具35,35を軸保持板に装着し、押しグリップ37を持って、プラスチック円柱40を、ノゾキ部21から徐々にラックギヤ20の反対端方向へ動かしていく。
【0037】
このとき、プラスチック円柱40の周面は、ラックギヤ20との接触部分が受ける熱により可塑化するので、ラックギヤ20の形状が転写され歯車の歯が成形される。
【0038】
このプラスチック円柱40周面の可塑化と転写のバランスを見ながら、継続的に一定速度で押しグリップ37をスライドさせることで、プラスチック円柱40の周面全体(全周)に歯車の歯が成形される(図5参照)。
【0039】
得られた歯車(プラスチック円柱40)は平歯車として活用できる。また、必要に応じて、歯車(プラスチック円柱40)を軸線方向に沿って複数に輪切りし、複数個の平歯車を得ることもできる。
【0040】
また、図6に示すように、プラスチック円柱(40)の回転軸(31)がラックギヤ(20)のピッチに沿った方向と直交しない所定の角度を保って、プラスチック円柱(40)をラックギヤ(20)に沿って回転移動させることで、はすば(ヘリカル)歯車を得ることができる。
【0041】
この場合も、必要に応じて、軸線方向に沿って複数に輪切りすることで、複数個のはすば(ヘリカル)歯車を得ることもできる。
【0042】
また、図7に示すように、ラックギヤ(20)を、直線に対して角度を付けたラックがその直線を挟んで線対称に形成された対称ラック(対称ラックギヤ)で構成し、プラスチック円柱(40)の回転軸(31)が対称ラックギヤ(20)の前記直線に沿った方向と直交する角度を保って、プラスチック円柱(40)を対称ラックギヤ(20)に沿って回転移動させることで、やまば歯車を得ることができる。
【0043】
また、図8に示すように、ラックギヤ(20)を、直線状に延びる実質的に1本の歯形が形成されたギヤ(20)で構成し、プラスチック円柱(40)の回転軸(31)がギヤ(20)の前記歯形に沿った方向と直交しない所定の角度を保って、プラスチック円柱(40)をギヤ(20)に沿って回転移動させることで、ウォームギヤまたはねじ類を得ることができる。
【0044】
ねじ類としては、ギヤ(20)の歯形の断面形状を、例えば三角に形成することで、三角ねじを得ることができる。
【0045】
また、ギヤ(20)の歯形の断面形状を、例えば四角に形成することで、角ねじを得ることができる。
【0046】
また、ギヤ(20)の歯形の断面形状を、例えば台形に形成することで、台形ねじを得ることができる。
【0047】
また、ギヤ(20)の歯形の断面形状を、例えば半円形に形成することで、ボールねじを得ることができる。
【0048】
また、この周面凹凸製品の製造装置1では、軸保持板30,30の回転軸31(の中心線)の高さを変更できる構造(可変構造)とすることも可能である。このような可変構造とした場合は、同じモジュールでしかも円ピッチが異なる径違いの歯車を何種類も製作することが可能である。
【0049】
さらに、この周面凹凸製品の製造装置1では、図9に示すような通常の平歯車だけでなく、軸保持板30,30の回転軸31(の中心線)とラックギヤ20との間隔を転位量だけずらして位置決めすることで、図10に示すような転位歯車(平歯車)を製作することが可能である。
【0050】
平歯車だけでなく、はすば(ヘリカル)歯車、やまば歯車の場合も、同様にして、転位歯車(はすば(ヘリカル)歯車)、転位歯車(やまば歯車)を製作することが可能である。
【0051】
この周面凹凸製品の製造装置1によれば、(a)インジェクション金型や射出成形機を使用しないで、プラスチック製歯車等の周面凹凸製品を製作することができる。
【0052】
また、(b)円ピッチが異なる歯車でも、同じ金型で製作することができる。
【0053】
また、(c)インボリュート歯形でなく、直線加工のラックギヤ金型で歯車を製作することができる。
【0054】
また、(d)はすば歯車も、ラックギヤ金型を斜めに配設することで製作することができる。
【0055】
さらに、(e)射出成形では製作不可能なやまば歯車も製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】この発明による周面凹凸製品の製造装置の一実施形態を示す概略的斜視図である。
【図2】図1の周面凹凸製品の製造装置の側面図である。
【図3】ラックギヤのノゾキ部を示す正面図である。
【図4】ラックギヤとプラスチック円柱との干渉を示す正面図である。
【図5】平歯車の製作方法を示す概略的斜視図である。
【図6】はすば(ヘリカル)歯車の製作方法を示す概略的斜視図である。
【図7】やまば歯車の製作方法を示す概略的斜視図である。
【図8】ウォームギヤまたはねじ類の製作方法を示す概略的斜視図である。
【図9】通常の平歯車とラックギヤとの噛み合いを示す説明図である。
【図10】転位歯車(平歯車)とラックギヤとの噛み合いを示す説明図である。
【符号の説明】
【0057】
1 周面凹凸製品の製造装置
10 ベース板
11 ラックギヤホルダ
12 レール
15 カードリッジヒータ
16 温度センサ
20 ラックギヤ(表面に凹凸を有する平板状の金型)
21 ノゾキ部
30 軸保持板
31 回転軸
32 断熱リング
33 断熱リング押さえ部材
35 押し冶具
36 連結板
37 押しグリップ
38 ジョイントボルト
40 プラスチック円柱(熱可塑性の合成樹脂からなる円柱状部材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に凹凸を有する平板状の金型と、
熱可塑性の合成樹脂からなる円柱状部材を回転可能に保持し、前記円柱状部材の回転軸と前記金型表面との距離を一定に保って相対的に移動させる移動機構とを備え、
前記金型を加熱した状態で、前記移動機構により前記金型表面の凹凸に沿って前記円柱状部材を回転させることで、前記円柱状部材の周面部分に熱可塑性を利用して前記金型表面の凹凸を転写させることを特徴とする周面凹凸製品の製造装置。
【請求項2】
前記熱可塑性の合成樹脂は、フッ素樹脂であることを特徴とする請求項1記載の周面凹凸製品の製造装置。
【請求項3】
前記金型は、前記凹凸が一方向に一定間隔で形成されたラックで構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の周面凹凸製品の製造装置。
【請求項4】
前記移動機構は、前記円柱状部材の回転軸が前記ラック金型のピッチに沿った方向と直交する角度を保って、前記円柱状部材と前記金型を相対的に移動させることを特徴とする請求項2または請求項3記載の周面凹凸製品の製造装置。
【請求項5】
前記移動機構は、前記円柱状部材の回転軸が前記ラック金型のピッチに沿った方向と直交しない所定の角度を保って、前記円柱状部材と前記金型を相対的に移動させることを特徴とする請求項2または請求項3記載の周面凹凸製品の製造装置。
【請求項6】
前記金型は、直線に対して角度を付けたラックが前記直線を挟んで線対称に形成された対称ラックで構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の周面凹凸製品の製造装置。
【請求項7】
前記移動機構は、前記円柱状部材の回転軸が前記対称ラック金型の前記直線に沿った方向と直交する角度を保って、前記円柱状部材と前記金型を相対的に移動させることを特徴とする請求項6記載の周面凹凸製品の製造装置。
【請求項8】
前記金型は、直線状に延びる実質的に1本の歯形が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の周面凹凸製品の製造装置。
【請求項9】
前記移動機構は、前記円柱状部材の回転軸が前記金型の前記歯形に沿った方向と直交しない所定の角度を保って、前記円柱状部材と前記金型を相対的に移動させることを特徴とする請求項8記載の周面凹凸製品の製造装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2008−120063(P2008−120063A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−77472(P2007−77472)
【出願日】平成19年3月23日(2007.3.23)
【特許番号】特許第4058460号(P4058460)
【特許公報発行日】平成20年3月12日(2008.3.12)
【出願人】(000147350)株式会社精工技研 (154)
【Fターム(参考)】