説明

呼出システム

【課題】客呼出を確実に行う。
【解決手段】対応するIDが付与された呼出用カードと呼出受信器を使用し、注文内容が完了したときに呼出用カードのIDを読み取り、対応するIDが付与された呼出受信器に呼出信号を送信し、客に音響あるいは光により呼出があったことを報知する。呼出受信器が呼び出しされた場所に持参されると呼出受信器のIDと呼出用カードのIDとが対比され、確認される。
この構成により、確実な呼出が可能になるだけでなく、呼出の際の注文内容の確認、作業現場で注文内容を随時確認、誤った呼出の回避、呼出受信器の電池の消耗の回避、が実現される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、セルフサービスレストラン,ファーストフード店,物品販売所,金融機関での客呼出システムあるいは医療機関,調剤薬局等での、呼出システムに関する。
【背景技術】
【0002】
セルフサービスレストラン,ファーストフード店,物品販売所,金融機関,医療機関,調剤薬局等では、受注した業務が直ぐには実行あるいは終了できないため、しばらく経過後に利用者である客・患者を呼出すことが行われている。
【0003】
呼出対象者が多い場合には客に番号札を預け、肉声あるいは場内放送で番号を呼ぶか、及び/又は、電光表示板等に番号を表示することにより、呼び出しを行っている。
【0004】
しかし、場内が騒がしい、顧客・患者が近くにいない、番号札に注意しない、電光表示板等に注意していない等の理由により呼出に応じないため、繰り返して呼出を行うことになり、煩雑であるだけではなく、場内の騒音に拍車をかけることになる。
【0005】
同様に、顧客・患者にとっては、騒がしい場内で肉声あるいは放送に注意し続けること、呼び出される場所を離れられないこと、番号札に常に注意していなければならないこと、電光表示板を常に注意していなければならないこと等の負担が大きい。
【0006】
特に、医療機関,調剤薬局等では患者の個人情報保護のため名前による呼出ではなく番号による呼出を行っているため、呼出が難しくなってきている。
【0007】
このような状況に対処するために、IDを付与した呼出受信器を客に貸与し、そのIDを送信して呼び出し、そのIDを付与された呼出受信器が音声あるいは発光により客に呼出があったことを報知するシステムがある。(http://www.unioncourt.jp参照)
【0008】
また、セルフサービスレストラン,ファーストフード店,物品販売所では精算を伴う受発注場所と、受注内容を処理する場所が異なっていることが多く、処理受付窓口に発注事項を客が伝えなければならない煩雑さがある。
【特許文献1】特開2002−41652号公報
【非特許文献1】http://www.unioncourt.jp
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来の呼出受信器による呼出システムは、客に貸与した呼出受信器のIDを呼出作業者が手入力で入力している。
そのため、入力ミスによる誤呼出、入力忘れによる呼出忘れ等の事故が発生する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本出願に係る発明は、このような事態に対処するために、呼出用カードと同じID又は対応するIDが付与された呼出受信器を使用し、呼出者が呼出用カードを、被呼出者が呼出受信器を管理し、呼出者が呼出用カードのIDを呼出送信装置により読み取り、呼出送信装置が自動的に読み取ったIDと同じID又は対応するIDが付与された呼出受信器を呼出し、呼び出された呼出受信器が、呼出があったことを音声及び/又は光により被呼出者に報知する。
【0011】
呼出受信器及び呼出用カードはキャッシュレジスタ等の受付装置で客に対して発行し、客が呼出用カードを作業受付窓口に提出し、呼出受信器は客が保管する。
なお、本件出願において使用する「発行」は、呼出用カードああるいは呼出受信器を使用可能状態にすることを意味する。
【0012】
呼出受信器のみが受付装置に附属する呼出装置発行装置で発行されて客が保管し、呼出用カードは作業受付窓口で作業現場に直接に発行する構成も可能である。
【0013】
呼出用カードにはカードID以外に、被呼出者の注文内容を記録しておくことにより、被呼出者が呼出に応じたときに、注文内容を確認することができる。
【0014】
作業現場に呼出用カードに記録された注文内容を読み取る装置を配置しておくことにより、作業現場で注文内容を随時確認することが可能となる。
【0015】
使用する呼出用カードは、取扱の便から非接触式の無線通信機能を有するRFIDICチップを有するものが望ましいが、この他に接触式のICチップを有するもの、磁気ストライプを有するもの、さらにはパンチ穴を有する紙カードも使用可能である。
【0016】
呼出受信器に呼出用カード収納部を設け、これらが使用されていないときには同じID又は対応するIDを付与された呼出受信器と呼出用カードが一体になっているようにし、呼出受信器がICカードのIDを読み出し、呼出受信器のIDと合致していることを確認するように構成することにより、誤った組合せによる誤った呼出を回避することができる。
【0017】
呼出受信器の呼出用カード収納部に呼出用カード収納確認部を設け、呼出用カードが呼出用カード収納部に収納されているときには呼出受信器の電源がオフになるように構成することにより、呼出受信器の電池の消耗を回避することができる。
【発明の効果】
【0018】
これらの構成により、確実な呼出が可能になるだけでなく、呼出の際の注文内容の確認、作業現場で注文内容を随時確認、誤った呼出の回避、呼出受信器の電池の消耗の回避、が実現される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態を説明する。
本出願に係る発明は、セルフサービスレストラン,ファーストフード店,物品販売所,調剤薬局等で顧客からの注文を受付装置により決済処理をし、受注作業が完了したときに客を呼び出して、取引を終了するシステム、あるいは金融機関,医療機関等で受付装置により受付処理し、順番が来たときに客あるいは患者を呼び出すシステム及びこのシステムで使用する装置であるが、以下に示す実施例はセルフサービスレストランに適用した場合について説明する。
【0020】
[実施例1]
図1に、本出願に係る発明を適用した最も基本的なシステムの実施例1を示す。この図において、1は受注(受付)装置、2は呼出用カード・呼出受信器発行装置、3は呼出用カード、4は呼出受信器、5は呼出装置、6は確認装置である。
【0021】
受注装置1は、キャッシュレジスタ等の受注機能と決済機能を有する装置であり、注文情報を出力する機能を有している。具体的にはPOS(Point Of Sales)端末等であり、客から受けた飲食物等の注文に従い、決済を行い、注文内容を記載した受注証を客に発行するとともに、呼出用カード・呼出受信器発行指示を呼出用カード・呼出受信器発行装置2に送信する。
【0022】
呼出用カード・呼出受信器発行装置2は、受付装置1から呼出用カード・呼出受信器発行指示を受信し、IDを有する呼出用カード及び呼出用カードのIDと同じIDが付与された呼出受信器を発行し客に手渡す。
【0023】
呼出用カード3は、書込機能を有しないICメモリを有するRFID・ICを内蔵したICカードであり、内蔵されたICメモリにはカードIDの他に制御プログラムが保存されており、さらに通信機能を備えている。
【0024】
呼出受信器4は、呼出信号受信器と、書込機能を有しないICメモリを有するRFID・ICと、呼出報知手段を備えており、RFID・ICに内蔵されたICメモリには呼出受信器IDの他に制御プログラムが保存されている。
【0025】
呼出装置5は、RFIDカードである呼出用カード3のIDを読み取るRFID読み取り装置と、対応するIDを有する呼出受信器4を呼び出すための呼出信号送信装置を有している。
【0026】
確認装置6は、呼出受信器4の呼出報知手段により呼出があったことを報知された客が持参した呼出受信器4のIDを読み取り、呼出を行うために読み取った呼出用カードのIDと客が持参した呼出受信器4のIDとが対応することを確認する。
【0027】
確認装置6は、呼出装置5と別体に構成することも、一体に構成することもともに可能である。
【0028】
図1に示した実施例1の動作を説明する。
受付装置1が客から受けた飲食物等の注文に従って代金の決済を行い、注文内容が記載された受付証を発行するとともに、呼出受信器4の発行と、呼出用カード3の発行を呼出受信器・呼出用カード発行装置2に対して指示する。
【0029】
呼出受信器・呼出用カード発行装置2は受付装置1の指示に従い、呼出用カード3と、呼出受信器4を発行する。
【0030】
呼出受信器4と呼出用カード3の発行を受けた客はこれらを調理場受け付けに持参すると、呼出用カード3は調理場受け付けで保管され、呼出受信器4は客が保持する。
【0031】
調理が終了すると、調理場受け付けで保管されていた呼出用カード3を呼出装置5に接触させると、呼出用カード3のIDが呼出装置5に読み込まれ、呼出装置5から読み込まれた呼出用カード3に対応する呼出受信器4に対して、呼出信号が発信される。
【0032】
呼出信号は特定小電力無線、種々の周波数帯域の利用する無線LANシステム等が使用可能であり、特定機器を呼び出すためのページャ機能が利用される。
【0033】
呼出信号を受信した呼出受信器4は音響及び光によって、客に呼出があったことを報知する。
【0034】
呼出を報知された客が呼出受信器4を調理場受け付けに持参すると、確認装置6により呼出受信器4のIDが読み込まれ、呼出装置5において読み込まれた呼出用カード3のIDと呼出受信器4のIDが照合され、確認される。
【0035】
呼出用カード3のIDと呼出受信器4のIDの対応が確認されると、呼出受信器4と引き換えに注文内容の料理が客に渡され、一連の作業は完了する。
【0036】
受付装置1は人が操作するキャッシュレジスタが一般的であるが、自動販売機とすることも可能である。
受付装置1は呼出用カード・呼出受信器発行装置2と別体に構成することも、一体に構成することもともに可能である。
【0037】
呼出用カード3と呼出受信器4の発行は装置から自動的に発行する他に、装置の指示に応じて発行者が手渡しして発行、発行者がID等を装置に読み込ませて発行、あるいは発行者がID等を装置に手入力して発行等、適宜の手段が採用可能である。
【0038】
呼出受信器4に使用開始信号受信器を設け、呼出用カード・呼出受信器発行装置2に使用開始信号送信器を設け、呼出受信器4が発行されるときに呼出用カード・呼出受信器発行装置2が使用開始信号を送信し、呼出受信器4の呼出信号受信器の電源スイッチがオンになるようにすることにより、呼出受信器4の動作開始が確実になる。
【0039】
呼出用カード3と呼出受信器4に同じIDを持たせると、どちらか一方が故障、紛失等により使用不能になった場合には、他方も使用不能になる。そのような事態を避けるために、IDは同じものに限定せず、適宜使用し、システムの内部でのみ相関関係を把握しておくようにする。
【0040】
呼出用カード3と呼出受信器4のどちらか一方にIDを持たない書込可能なICメモリを用い、発行時にIDを有する一方のIDあるいは関連するIDを、IDを有しない他方に一時的に書き込むようにすることにより、呼出用カード3と呼出受信器4の組合せの管理は、より容易になる。
【0041】
また、呼出用カード3と呼出受信器4のどちらか一方あるいは両方のICメモリが書込可能なICメモリを用い、発行時にIDを書き込むようにすることもできる。
【0042】
さらに、呼出用カード3と呼出受信器4の両方がIDを持たず、発行時に両方に共通するあるいは関連するIDを書き込むようにすることにより、呼出用カード3と呼出受信器4の組合せの管理は、よりさらに容易になる。
【0043】
呼出用カード3のICメモリは、最も単純には書き換え不可能なICメモリが使用されるが、調理場等の作業現場に注文事項を報せあるいは受け渡し時に注文事項を容易に確認できるように、書き換え可能なICメモリを採用することもできる。
【0044】
呼出用カード3は、最低限IDが記録されていればよいのであるから、接触型ICカード又は磁気カードを使用することもできる。しかし、調理場等水や油が使用される環境で扱われる可能性がある場合には、呼出装置の読み取り部が汚染される危険性がある。そのような事態を考慮すると、非接触型のRFIDカードが最も安全性が高い。
【0045】
呼出用カード3と呼出受信器4は組になって使用される。そのため、不使用時にはまとめて保管するのが望ましい。
そのために、例えば呼出受信器4に呼出用カード3を格納する格納部を設けておき、不使用時には呼出受信器4の格納部に呼出用カード3を格納しておくようにする。
【0046】
さらに、呼出受信器4の格納部に呼出カード3が格納されていることを検知するスイッチを設けておき、呼出カード4が格納されているときに呼出受信器4の電源がオフになるように構成しておくことにより、呼出受信器4の電源消耗を少なくすることができる。
【0047】
呼出受信器4にもRFID用送受信器を内蔵し、呼出カード3が格納されたときに呼出カード3が応答し、応答が対応する呼出カード3からのものであったときに呼出受信器の電源をオフにする。
【0048】
呼出受信器4の記憶装置をフラッシュメモリ等の書き換え可能なICメモリとするとともに、液晶表示器等の表示器を設け、発行時に注文内容を記憶部に書き込み、その内容を表示すれば、受取時に受取品の確認が確実になる。
また、この表示装置には全体のシステムの使用方法等を表示することも可能である。
【0049】
音響による呼出の報知は、ブザー等でもよいが、音声案内とすることも可能である。光による呼出の報知は、LED等の採用が現実的である。これらの報知手段に加えて、さらに携帯電話等で採用されている振動装置を使用することも可能である。
【0050】
呼出受信器4に呼出確認ボタンを設け、呼出を受けたときに呼出確認ボタンを操作することにより、音響及び/又は振動は停止し、LED等の光報知装置のみが動作し続けるように構成すれば、周囲の他人だけではなく、客本人にも不快感を与えなくて済む。
なお、その場合光報知装置は呼出受信器4が確認装置で確認されるまでは、持続点灯状態あるいは点滅点灯状態で動作し続けるようにする。
【0051】
呼出受信器4として、携帯電話機、PHS電話機、ポケットベル、特定小電力通信機等のページャ機能を有する通信機そのもの、あるいはそれらの機能を利用することも可能である。
【0052】
呼出装置5と呼出受信器4からなるシステムにおいて、無線LANシステムを利用することができる。
【0053】
呼出受信器4がRFIDを内蔵し、発行装置2が呼出受信器4発行時にRFIDを介してオン信号を送り、確認装置6が呼出終了時にRFIDを介して呼出受信器4にオフ信号を送るように構成することもできる。
【0054】
受付装置1あるいは呼出受信装置・受注カード発行装置2が、呼出受信装置又は受注カード発行時に受注内容を印刷した受付証を別途発行し、客に保持させれば、受け渡し時に受注内容を確認することができる。
【0055】
呼出受信器4による報知手段として、携帯電話でマナーモードとして利用されている振動報知手段を使用することもでき、また、音響,光及び振動のいずれか1つあるいはいずれか2つを用いることもできる。これらは間歇的に動作させることにより、客に対する注意喚起力は増大する。
【0056】
音響及び振動による呼出は、呼出があったときだけ動作させ、光による呼出のみを持続させるようにすれば、客の注意力を維持させることができる。
【0057】
呼出装置5から常時キャリア電波を送信するか、あるいは全ての呼出受信器4が認識できるような信号を送信し、呼出受信器4がこれらの信号を受信できなくなったときには受信圏外であることを客に報知するようにするように構成することにより、待機中の客が呼出信号が届かない場所に移動してしまわないようにすることができる。
この構成は、通信状態を確保しておく必要がある他の利用分野に応用可能である。
【0058】
[実施例2]
図2に、実施例1の簡略化された実施例2を示す。この図において、1は受付装置、2は呼出用カード・呼出受信器発行装置、3は呼出用カード、4は呼出受信器、5は呼出装置、6は確認装置、7は受付証である。
【0059】
この実施例2のシステムが実施例1のシステムと異なる点は、実施例1のシステムでは呼出用カード・呼出受信器発行指示が受付装置から呼出用カード・呼出受信器発行装置2にオンラインで送信されるのに対し、実施例2のシステムでは受付装置1から発行された受付証7に基づいて、呼出用カード・呼出受信器発行装置2が呼出用カード3及び呼出受信器4を発行する点である。
【0060】
この構成は、受付装置が通信回線に接続されたPOS端末ではないような場合に、適用される。
【0061】
その他の構成、動作、使用機器等については実施例1と共通するので説明は省略する。
【0062】
[実施例3]
図3に、実施例1を発展させた実施例3を示す。
図において、1は受付装置、2aは呼出用カード・呼出受信器発行装置、3は呼出用カード、4aは呼出受信器、5は呼出装置、6は確認装置である。
【0063】
この実施例2では、客に手渡される呼出受信器4aに呼出受信器IDの他に注文内容が保存されている。
受付装置1は、キャッシュレジスタ等の受注機能と決済機能を有する装置であり、客から受けた飲食物等の注文に従い、決済を行うとともに注文内容が記載された受付証を客に発行し、注文内容を含む注文情報を呼出用カード・呼出受信器発行装置2aに送信する。
【0064】
呼出用カード・呼出受信器発行装置2aは、受付装置1から注文内容を含む注文情報を受信し、IDを有する呼出用カード及び呼出用カードのIDと同じIDが付与された呼出受信器4aに注文内容を書込保存して発行し、客に手渡す。
【0065】
呼出用カード3は、書込機能を有しないICメモリを有するRFID・ICを内蔵したICカードであり、内蔵されたICメモリにはカードIDの他に制御プログラムが保存されており、さらに通信機能を備えている。
【0066】
呼出受信器4は、呼出信号電波受信器と、書込可能なICメモリを有するRFID・ICと、呼出報知手段を備えており、RFID・ICに内蔵されたICメモリには呼出受信器IDの他に制御プログラムが保存されている。
また、RFIDに書き込まれた注文内容を表示する表示器を有することもでき、このようにすることにより、客あるいは調理受取窓口で注文内容を確認することができる。
【0067】
呼出装置5は、RFIDカードである呼出用カード3のIDを読み取るRFID読み取り装置と、対応するIDを有する呼出受信器4を呼び出すための呼出信号送信器を有している。
【0068】
確認装置6は、呼出受信器4の呼出報知手段により呼出があったことを報知された客が持参した呼出受信器4のIDを読み取り、呼出を行うために読み取った呼出用カードのIDと客が持参した呼出受信器4のIDとを照合し、確認する。
【0069】
確認装置6は、呼出装置5と別体に構成することも、一体に構成することもともに可能である。
【0070】
実施例3の動作を説明する。
受付装置1が客から受けた飲食物等の注文に従い、代金の決済を行うとともに、注文内容を記載した受付証7を客に対して発行するとともに、呼出受信器4の発行と、呼出用カード3の発行の指示を注文内容とともに、呼出受信器・呼出用カード発行装置2に対して送信する。
【0071】
呼出受信器・呼出用カード発行装置2は受付装置1の指示に従い、呼出受信器4に注文内容を書き込み、注文内容が書き込まれた呼出受信器4とともに、呼出用カード3を客に対して発行する。
【0072】
受付証7と呼出受信器4と呼出用カード3の発行を受けた客はこれらを調理場受け付けに持参すると、受付証7及び呼出用カード3は調理場受け付けで保管され、呼出受信器4は客が保持する。
【0073】
受付証7に従った調理作業が終了すると、調理場受け付けで保管されていた呼出用カード3を呼出装置5に接触させ、呼出用カード3のIDが呼出装置5に読み込まれ、呼出装置5から読み込まれた呼出用カード3に対応する呼出受信器4に対して、呼出信号が発信される。
【0074】
呼出信号は特定小電力無線、種々の周波数帯域の利用する無線LANシステム等が使用可能であり、特定機器を呼び出すためのページャ機能が利用される。
【0075】
呼出信号を受信した呼出受信器4aは音響及び光によって、客に呼出があったことを報知する。
【0076】
呼出を報知された客が呼出受信器4aを調理場受け付けに持参すると、確認装置6により呼出受信器4aのIDが読み込まれ、呼出装置5において読み込まれた呼出用カード3aのIDと呼出受信器4のIDが照合され、確認される。
【0077】
呼出用カード3aのIDと呼出受信器4aのIDが照合され、確認されると、呼出受信器4aに書き込まれ保存されていた注文内容と受付証7に従って用意された料理とが対照され、持参された呼出受信器4aと引き換えに注文内容の料理が客に渡され、一連の作業は完了する。
【0078】
その他の構成、動作、使用機器等については実施例1と共通するので説明は省略する。
【0079】
[実施例4]
図4に、実施例3をさらに発展させた実施例4を示す。この図において、1aは受付装置、2bは呼出用カード・呼出受信器発行装置、3bは呼出用カード、4aは呼出受信器、5は呼出装置、6は確認装置である。
【0080】
この実施例4のシステムが実施例3のシステムと異なる点は、実施例4のシステムでは、受付装置1aが受付証7を発行せず、注文内容は呼出受信器4aに加えて呼出用カード3bにも書込保存され、調理場等では呼出用カードに書き込まれた注文内容に従って作業を行い、最終的に確認装置6bで呼出受信器4aに書込保存されていた注文内容と照合され、確認されることである。
【0081】
この構成によれば、調理場等の作業現場での注文内容の確認が確実になる。
【0082】
受付装置1aは、キャッシュレジスタ等の受注機能と決済機能を有する装置であり、客から受けた飲食物等の注文に従い、決済を行うとともに、注文内容を含む注文情報を呼出用カード・呼出受信器発行装置2bに送信する。
【0083】
呼出用カード・呼出受信器発行装置2bは、受付装置1aから注文内容を含む注文情報を受信し、IDを有する呼出用カード3b及び呼出用カードのIDと同じIDが付与された呼出受信器4aに注文内容を書込み発行し、発行された呼出受信器4は客が保持する。
【0084】
呼出用カード3bは、書込機能を有するICメモリを有するRFID・ICを内蔵したICカードであり、内蔵されたICメモリにはカードIDの他に制御プログラムが保存されており、さらに通信機能を備えている。
【0085】
呼出受信器4aは、呼出信号受信器と、書込可能なICメモリを有するRFID・ICと、呼出報知手段を備えており、RFID・ICに内蔵されたICメモリには呼出受信器IDの他に制御プログラムが保存されている。
また、RFIDに書き込まれた注文内容を表示する表示器を有すれば、客が注文内容を確認することができる。
【0086】
呼出装置5aは、RFIDカードである呼出用カード3のIDを読み取るRFID読み取り装置と、対応するIDを有する呼出受信器4を呼び出すための呼出信号送信器を有している。
【0087】
確認装置6aは、呼出受信器4aの呼出報知手段により呼出があったことを報知された客が持参した呼出受信器4aのIDを読み取り、呼出を行うために読み取った呼出用カードのIDと客が持参した呼出受信器4aのIDとを照合し、確認する。
【0088】
確認装置6aは、呼出装置5aと別体に構成することも、一体に構成することもともに可能である。
【0089】
実施例4の動作を説明する。
受付装置1aが客から受けた飲食物等の注文に従い、代金の決済を行うとともに、注文内容及び呼出受信器4の発行、呼出用カード3bを発行する指示を呼出受信器・呼出用カード発行装置2bに対して送信する。
【0090】
呼出受信器・呼出用カード発行装置2bは受付装置1aの指示に従い、呼出用カード3bと呼出受信器4aに注文内容を書き込み発行し、発行された呼出受信器4は客が保持する。
【0091】
呼出受信器4aと呼出用カード3bの発行を受けた客はこれらを調理場受け付けに持参すると、呼出用カード3bは調理場受け付けで保管され、呼出受信器4aは客が保持する。
【0092】
調理場では呼出用カード3bに書き込まれた注文内容が読み取られ、調理作業が行われる。
【0093】
調理が終了すると、調理場受け付けで保管されていた呼出用カード3bを呼出装置5aに接触させ、呼出用カード3bのIDと書き込まれていた注文内容が呼出装置5aに読み込まれ、呼出装置5aから読み込まれた呼出用カード3bと同じIDあるいは対応するIDを有する呼出受信器4aに対して、呼出信号が発信される。
【0094】
呼出信号は特定小電力無線、種々の周波数帯域の利用する無線LANシステム等が使用可能であり、特定機器を呼び出すためのページャ機能が利用される。
【0095】
呼出信号を受信した呼出受信器4aは音響及び光によって、客に呼出があったことを報知する。
【0096】
呼出を報知された客が呼出受信器4aを調理場受け付けに持参すると、確認装置6aにより呼出受信器4aのIDと書き込まれた注文内容が読み込まれ、呼出装置5aにおいて読み込まれた呼出用カード3bのIDと呼出受信器4aのIDが照合され、呼出用カード3bに書き込まれた注文内容と呼出受信器4aに書き込まれた注文内容とが照合され、確認される。
【0097】
IDと注文内容が照合され、確認されると、持参された呼出受信器4aと引き換えに注文内容の料理が客に渡され、一連の作業は完了する。
【0098】
その他の構成、動作、使用機器等については実施例1と共通するので説明は省略する。
【0099】
この構成によれば、注文内容の確認が確実に行われる。
【0100】
[実施例5]
図5に、実施例4をさらに発展させた実施例5を示す。この図において、1aは受付装置、2bは呼出用カード・呼出受信器発行装置、3bは呼出用カード、4aは呼出受信器、5aは呼出装置、6aは確認装置、8は注文内容読取装置である。
【0101】
この実施例5のシステムが図4に示した実施例4のシステムと異なる点は、実施例4のシステムでは受注カードに保存されていただけである注文内容を調理場等の作業現場に複数設置された注文内容読取装置8で随時読み取る点である。
【0102】
この構成により、調理場等の作業現場で注文内容の確認を行うことができる。
【0103】
その他の構成、動作、使用機器等については実施例1と共通するので説明は省略する。
【0104】
[実施例6]
図6に、実施例5をさらに発展させた実施例6を示す。この図において、1aは受付装置、2bは呼出用カード・呼出受信器発行装置、3bは呼出用カード、4aは呼出受信器、5aは呼出装置、6aは確認装置、9は注文内容読取・作業報告書込装置である。
【0105】
この実施例6のシステムが実施例5のシステムと異なる点は、実施例5のシステムでは調理場等の作業現場に複数設置された注文内容読取装置8で随時読み取るだけであったが、実施例6のシステムでは、作業の実施状況の報告を注文内容読取・作業報告書込装置9が作業報告を呼出用カード3bに書き込む点である。
【0106】
この構成により、作業現場での作業処理状況の管理が確実になる。
【0107】
その他の構成、動作、使用機器等については実施例1と共通するので説明は省略する。
【0108】
[実施例7]
図7に、実施例6を発展させた実施例7を示す。
実施例1〜6に示したシステムと異なるのは、実施例7では呼出受信器発行装置2cと呼出用カード発行装置2dとが別体に構成され、呼出受信器発行装置2cは実施例1〜6の呼出用カード・呼出受信器発行装置2あるいは2bと同様に呼出受信器を発行するが、呼出用カード発行装置2dは調理場受け付け等の作業現場に設置されて、呼出用カード3を発行する点である。
【0109】
この構成により、客は調理場受け付けには呼出を受けたときに立ち寄るだけで済む。
【0110】
図7において、1aは受付装置、2cは呼出受信器発行装置、2dは呼出用カード発行装置、3は呼出用カード、4は呼出受信器、5は呼出装置、6は確認装置、8は注文内容読取装置である。
【0111】
受付装置1aは、キャッシュレジスタ等の受注機能と決済機能を有する装置であり、受注情報を出力する機能を有している。具体的にはPOS(Point Of Sales)端末等であり、客から受けた飲食物等の注文に従い、決済を行うとともに、呼出受信器発行指示と注文内容を呼出受信器発行装置2cに、呼出用カード発行指示と注文内容を呼出用カード発行装置2dに、各々送信する。
【0112】
呼出受信器発行装置2cは、受付装置1からの指示により、IDを有する呼出受信器4を発行し、発行された呼出受信器4aは客が保持する。
【0113】
調理場受け付け等の作業現場に設置された呼出用カード発行装置2dは、呼出用カード3を発行し、発行された呼出用カード3は作業現場で使用される。
【0114】
呼出受信器4aは、呼出信号電波受信器と、書込可能なICメモリを有するRFID・ICと、呼出報知手段を備えており、RFID・ICに内蔵されたICメモリには呼出受信器IDの他に制御プログラムが保存されている。
【0115】
呼出用カード3bは、書込機能を有するICメモリを有するRFID・ICを内蔵したICカードであり、内蔵されたICメモリにはカードIDの他に制御プログラムが保存されており、さらに通信機能を備えている。
【0116】
注文内容読取装置8は調理場等の作業現場に必要数設置され、呼出用カード3bに保存されている注文内容を随時読み取る。
【0117】
呼出装置5aは、RFIDカードである呼出用カード3bのID及び書き込まれた注文内容を読み取るRFID読み取り装置と、対応するIDを有する呼出受信器4を呼び出すための呼出信号送信器を有している。
【0118】
確認装置6aは、呼出受信器4aの呼出報知手段により呼出があったことを報知された客が持参した呼出受信器4aのID及び書き込まれた注文内容を読み取り、呼出を行うために読み取った呼出用カードのID及び注文内容と客が持参した呼出受信器4aのID及び注文内容とを照合し、確認する。
【0119】
呼出装置5a、確認装置6a及び読み取り装置8は各々別体に構成することも、一体に構成することもともに可能である。
【0120】
実施例7の動作を説明する。
受付装置1aが客から受けた飲食物等の注文に従い、代金の決済を行うとともに、呼出受信器4aの発行を呼出受信器発行装置2cに対して、呼出用カード3bの発行を呼出用カード発行装置2dに対して指示する。同時に、注文内容も呼出受信器発行装置2c及び呼出用カード発行装置2dに対して送信する。
【0121】
呼出受信器発行装置2cは受付装置1aの指示に従い、呼出受信器4aに注文内容を書き込んで客に対して発行する。
発行を受けた呼出受信器4aは客が保持する。
【0122】
呼出用カード発行装置2dは受付装置の指示に従い、呼出用カードに注文内容を書き込んで調理場受け付けに対して発行する。
【0123】
調理場等の作業現場では注文内容読取装置8により呼出用カード3bに書き込まれた注文内容を読み取り、このようにして、調理場等の作業現場で注文内容の確認が行われる。
【0124】
調理が終了し、呼出用カード3bを呼出装置5aに接触させると、呼出用カード3bのIDと注文内容が呼出装置5aに読み込まれ、呼出装置5aから読み込まれた呼出用カード3bに対応する呼出受信器4aに対して、呼出信号が発信される。
【0125】
呼出信号は特定小電力無線、種々の周波数帯域の利用する無線LANシステム等が使用可能であり、特定機器を呼び出すためのページャ機能が利用される。
【0126】
呼出信号を受信した呼出受信器4aは音響及び光によって、客に呼出があったことを報知する。
【0127】
呼出を報知された客が呼出受信器4aを調理場受け付けに持参すると、確認装置6aにより呼出受信器4aのIDと書き込まれていた注文内容が読み込まれ、呼出装置5aにおいて読み込まれた呼出用カード4aのID及び書き込まれていた注文内容と呼出受信器5のID及び書き込まれていた注文内容が照合され、確認される。
【0128】
呼出用カード3bのID及び書き込まれていた注文内容と呼出受信器4aのID及び書き込まれていた注文内容の対応が確認されると、呼出受信器4aと引き換えに注文内容の料理が客に渡され、一連の作業は完了する。
【0129】
その他の構成、動作、使用機器等については実施例1と共通するので説明は省略する。
【0130】
[実施例8]
図8に、実施例7を発展させた実施例8を示す。
この実施例8のシステムが実施例7のシステムと異なる点は、実施例7のシステムでは調理場等の作業現場に複数設置された注文内容読取装置8で随時読み取るだけであったが、実施例8のシステムでは、作業の実施状況の報告を注文内容読取・作業報告書込装置9が作業報告を呼出用カード3bに書き込む点である。
【0131】
この構成により、作業現場での作業処理状況の管理が確実になる。
その他の構成、動作、使用機器等については実施例1と共通するので説明は省略する。
【産業上の利用可能性】
【0132】
本出願に係る発明は、呼出受信器と同じID又は対応するIDが付与された呼出用カードを使用し、被呼出者が呼出受信器を、呼出者が呼出用カードを管理し、呼出者がこの呼出用カードのIDを呼出送信装置により読み取り、呼出送信装置が自動的に読み取ったIDと同じID又は対応するIDが付与された呼出受信器を呼出し、呼び出された呼出受信器が、呼出があったことを音声及び/又は光により被呼出者に報知する。
【0133】
これらの構成により、確実な呼出が可能になるだけでなく、呼出の際の注文内容の確認、作業現場で注文内容を随時確認、誤った呼出の回避、呼出受信器の電池の消耗の回避、が実現される。
【0134】
本出願に係る発明は、セルフサービスレストラン,ファーストフード店,物品販売所,調剤薬局等で顧客からの注文を受付装置により決済処理をし、受注作業が完了したときに客を呼び出して、取引を終了するシステム、あるいは金融機関,医療機関等で受け付け装置により受付処理し、作業処理の順番が来たときに客あるいは患者を呼び出すシステムとして使用される。
【図面の簡単な説明】
【0135】
【図1】本出願に係る発明を適用した基本的な実施例1。
【図2】実施例1を簡略化した実施例2。
【図3】実施例1を発展させた実施例3。
【図4】実施例3を発展させた実施例4。
【図5】実施例4を発展させた実施例5。
【図6】実施例1を発展させた実施例6。
【図7】実施例6を発展させた実施例7。
【図8】実施例7を発展させた実施例8。
【符号の説明】
【0136】
1 受付装置
2,2a、2b 呼出用カード・呼出受信器発行装置
2c 呼出受信器発行装置
2d 呼出用カード発行装置
3,3a,3b 呼出用カード
4,4a 呼出受信器
5,5a,5b 呼出装置
6,6a,6b 確認装置
7 受付証
8 読取装置
9 読取・書込装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受付機能,呼出用カード・呼出受信器発行機能を有する受付装置:
IDを付与された呼出用カード;
前記呼出用カードのIDに対応するIDを付与され、呼出信号受信機能及び呼出報知機能を有する呼出受信器;
前記呼出用カード及び前記呼出受信器を発行する呼出用カード・呼出受信器発行装置;
前記呼出用カードのIDを読み込む読み込み機能及び前記呼出用カードのIDに対応するIDを付与された前記呼出受信器を呼び出す機能を有する呼出装置;
前記呼出用カードのIDと前記呼出受信器のIDを照合する確認装置から構成され:
前記受付装置が前記呼出用カード・呼出受信器発行装置に前記呼出用カード及び前記呼出受信器の発行を指示し;
前記呼出用カード・呼出受信器発行装置が前記呼出用カードと前記呼出受信器を発行し;
前記呼出装置が前記呼出用カードのIDを読み込んで前記呼出用カードのIDに対応するIDを付与された前記呼出受信器を呼び出し;
前記呼出受信器が呼出があったことを報知し;
前記確認装置が前記呼出用カードのIDと前記呼出受信器のIDを照合する、呼出システム。
【請求項2】
前記受付装置が受付内容が記載された受付証を発行する:請求項1の呼出システム。
【請求項3】
さらに、前記呼出受信器が受付内容記憶部を有し;
前記受付装置が前記呼出用カード及び前記呼出受信器の発行指示とともに受付内容を前記呼出用カード・呼出受信器発行装置に伝え;
前記呼出用カード・呼出受信器発行装置が前記呼出用カード及び前記受付内容が記憶部に書き込まれた前記呼出受信器を発行する:
請求項1又は請求項2の呼出システム。
【請求項4】
受付機能及び呼出用カード・呼出受信器発行指示機能を有する受付装置:
呼出用カード受付内容記憶部を有し、IDを付与された呼出用カード;
呼出受信器受付内容記憶部を有し、前記呼出用カードのIDに対応するIDを付与され、呼出信号受信機能及び呼出報知機能を有する呼出受信器;
前記呼出用カード及び前記呼出受信器を発行する呼出用カード・呼出受信器発行装置;
前記呼出用カードのIDを読み込む読み込み機能及び前記呼出用カードのIDに対応するIDを付与された前記呼出受信器を呼び出す機能を有する呼出装置;
前記呼出用カードのIDと前記呼出受信器のIDを照合する確認装置から構成され:
前記受付装置が、前記呼出用カード・呼出受信器発行装置に前記受付内容とともに前記呼出用カード及び前記呼出受信器の発行を指示し;
前記呼出用カード・呼出受信器発行装置が、前記呼出用カード受付内容記憶部に前記受付内容を記憶した前記呼出用カードと前記呼出受信器受付内容記憶部に前記受付内容を記憶した前記呼出受信器を発行し;
前記呼出装置が前記呼出用カードのIDを読み込んで前記呼出用カードのIDに対応するIDを付与された前記呼出受信器を呼び出し;
前記呼出受信器が呼出があったことを報知し;
前記確認装置が前記呼出用カードのIDと前記呼出受信器のIDを照合し、前記呼出用カード受付内容記憶部に記憶された前記受付内容と前記呼出受信器受付内容記憶部に記憶された受付内容を照合する、呼出システム。
【請求項5】
さらに、前記呼出用カードに書き込まれた受付内容を読み取る読取装置が使用され;
前記読取装置で読み取られた受付内容に従って作業が行われる:
:請求項4の呼出システム。
【請求項6】
さらに、前記呼出用カードに書き込まれた受付内容を読み取り、作業結果を前記呼出用カードに書き込む読取・書込装置が使用され;
前記読取装置で読み取られた受付内容に従って行われた作業結果が前記呼出用カードに書き込まれる:
請求項5の呼出システム。
【請求項7】
受付機能を有する受付装置;
作業内容が記載された受注証;
IDを付与された呼出用カード;
前記呼出用カードのIDに対応するIDを付与され、呼出信号受信機能及び呼出報知機能を有する呼出受信器;
前記呼出用カード及び前記呼出受信器を発行する呼出用カード・呼出受信器発行装置;
前記呼出用カードのIDを読み込む読み込み機能及び前記呼出用カードのIDに対応するIDを付与された前記呼出受信器を呼び出す機能を有する呼出装置;
前記呼出用カードのIDと前記呼出受信器のIDを照合する確認装置から構成され:
前記受付装置が前記受注証を発行し;
前記呼出用カード・呼出受信器発行装置が前記受注証に基づいて前記呼出用カード及び前記呼出受信器を発行し;
前記呼出装置が前記呼出用カードのIDを読み込んで前記呼出用カードのIDに対応するIDを付与された前記呼出受信器を呼び出し;
前記呼出受信器が呼出があったことを報知し;
前記確認装置が前記呼出用カードのIDと前記呼出受信器のIDを照合する、呼出システム。
【請求項8】
受付機能及び呼出用カード発行装置に受付内容及び呼出用カード発行指示を伝える機能及び及び呼出受信器発行装置に受付内容及び呼出受信器発行指示を伝える機能を有する受付装置:
呼出用カード受付内容記憶部を有し、IDを付与された呼出用カード;
呼出受信器受付内容記憶部を有し、前記呼出用カードのIDに対応するIDを付与され、呼出信号受信機能及び呼出報知機能を有する呼出受信器;
前記呼出用カードに前記受付内容を書き込んで発行する呼出用カード発行装置;
前記呼出受信器に前記受付内容を書き込んで発行する呼出受信器発行装置;
前記呼出用カード受付内容記憶部に書き込まれた受付内容を読み取る読取装置;
前記呼出用カードのID及び前記呼出用カード受付内容記憶部に記憶されている前記受付内容を読み込む読み込み機能及び前記呼出用カードのIDに対応するIDを付与された前記呼出受信器を呼び出す機能を有する呼出装置;
前記呼出受信器のID及び前記呼出受信器受付内容記憶部に記憶されている前記受付内容を読み込む読み込み機能を有する確認装置;を有し:
前記受付装置が、前記呼出用カード発行装置及び前記呼出受信器発行装置に前記受付内容とともに前記呼出用カード及び前記呼出受信器の発行を指示し;
前記呼出用カード発行装置が、前記呼出用カード受付内容記憶部に前記受付内容が書き込まれた前記呼出受信器を発行し;
前記呼出受信器発行装置が、前記呼出受信器受付内容記憶部に前記受付内容が書き込まれた前記呼出受信器を発行し;
前記読取装置が前記呼出用カード受付内容記憶部に書き込まれた受付内容を読み取り、前記読取装置で読み取られた前記受付内容に従って作業が行われ:
前記作業が完了したときに前記呼出装置により前記呼出用カードのIDを読み込んで前記呼出用カードのIDに対応するIDを付与された前記呼出受信器を呼び出し;
前記呼出受信器が呼出があったことを報知し;
前記確認装置が前記呼出用カードのIDと前記呼出受信器のIDを照合し、前記呼出用カード受付内容記憶部に記憶された前記受付内容と前記呼出受信器受付内容記憶部に記憶された受付内容を照合する、呼出システム。
【請求項9】
受付機能及び呼出用カード発行装置に受付内容及び呼出用カード発行指示を伝える機能及び及び呼出受信器発行装置に受付内容及び呼出受信器発行指示を伝える機能を有する受付装置:
呼出用カード受付内容記憶部を有し、IDを付与された呼出用カード;
呼出受信器受付内容記憶部を有し、前記呼出用カードのIDに対応するIDを付与され、呼出信号受信機能及び呼出報知機能を有する呼出受信器;
前記呼出用カードに前記受付内容を書き込んで発行する呼出用カード発行装置;
前記呼出受信器に前記受付内容を書き込んで発行する呼出受信器発行装置;
前記呼出用カード受付内容記憶部に書き込まれた前記受付内容を読み取り、作業結果を前記呼出用カード受付内容記憶部に書き込む読取・書込装置;
前記呼出用カードのID及び前記呼出用カード受付内容記憶部に記憶されている前記受付内容を読み込む読み込み機能及び前記呼出用カードのIDに対応するIDを付与された前記呼出受信器を呼び出す機能を有する呼出装置;
前記呼出受信器のID及び前記呼出受信器受付内容記憶部に記憶されている前記受付内容を読み込む読み込み機能を有する確認装置;を有し:
前記受付装置が、前記呼出用カード発行装置及び前記呼出受信器発行装置に前記受付内容とともに前記呼出用カード及び前記呼出受信器の発行を指示し;
前記呼出用カード発行装置が、前記呼出用カード受付内容記憶部に前記受付内容が書き込まれた前記呼出受信器を発行し;
前記呼出受信器発行装置が、前記呼出受信器受付内容記憶部に前記受付内容が書き込まれた前記呼出受信器を発行し;
前記読取・書込装置が前記呼出用カード受付内容記憶部に書き込まれた受付内容を読み取り、作業結果を前記呼出用カードに書き込み;
前記作業が完了したときに前記呼出装置により前記呼出用カードのIDを読み込んで前記呼出用カードのIDに対応するIDを付与された前記呼出受信器を呼び出し;
前記呼出受信器が呼出があったことを報知し;
前記確認装置が前記呼出用カードのIDと前記呼出受信器のIDを照合し、前記呼出用カード受付内容記憶部に記憶された前記受付内容と前記呼出受信器受付内容記憶部に記憶された受付内容を照合する、呼出システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−59140(P2008−59140A)
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−233545(P2006−233545)
【出願日】平成18年8月30日(2006.8.30)
【出願人】(391016093)エル・エス・アイ ジャパン株式会社 (21)
【出願人】(593062441)株式会社パーム (4)
【Fターム(参考)】