説明

回線交換ドメインとパケット交換ドメインとを相互接続する技術

回線交換(CS)ドメインとパケット交換(PS)ドメインとを相互接続する技術によって、PSネットワークにアクセス可能なネットワークコンポーネント(302)がCS電話サービスを使用することが可能になる。本技術の方法の実施形態は、SIPなどのPS制御プロトコルに従うPS制御情報を受信するステップと、前記PS制御情報の受信に応えて、DTAPなどのCS制御プロトコルに従うCS制御情報を決定するステップと、アプリケーション(又はサービス)レイヤ上に配置された、前記決定したCS制御情報に基づいて前記第1のネットワークコンポーネント(302)へのCSサービスの提供を行う第2のネットワークコンポーネント(324)へ、前記決定したCS制御情報を送信するステップと、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は概して、回線交換(CS)ドメインとパケット交換(PS)ドメインとを相互接続する技術に関する。特に、本発明は、PSネットワークアクセス可能なネットワークコンポーネントに対してCSサービスを提供することに関する。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)によって規定されたインターネットプロトコル(IP)マルチメディア・サブシステム(IMS)は、来るべきオールIPネットワーク環境においてIPマルチメディア・サービスを提供するためのPSサービス配信プラットフォーム・アーキテクチャを表す。IMSは3つの主要なコンポーネントを含む。即ち、制御レイヤ上のサービング・呼セッション制御機能(S−SCSF)、及びホーム加入者サーバ(HSS)、並びに、アプリケーションレイヤ上のセッション開始プロトコル(SIP)アプリケーションサーバ(SIP−AS)である。
【0003】
動作中に、S−CSCFは、ユーザ端末又は他のネットワークコンポーネントから受信したSIPメッセージを、SIP−ASへ転送する。受信したSIPメッセージに基づいて、SIP−ASは、特定のユーザに対して提供すべきサービスを判断する。特定のサービスの実行中に、SIP−ASは、ユーザに関する追加の情報が必要になる場合があり、この目的のためにHSSと通信する場合がある。HSSは各ユーザのためのサービスプロファイルを格納しており、そのため、GSM(汎欧州デジタル移動電話方式)ネットワークなどの従来の第2(及び第3)世代ネットワークにおけるホーム・ロケーション・レジスタ(HLR)と同等のものであると見なすことができる。
【0004】
IMSの前には、ネットワーク・トポロジの変化、即ち階層型ネットワークアーキテクチャへの移行があった。従来の第2世代ネットワークにおいては単一のコンポーネントである移動通信交換局(MSC)が呼制御と接続との両方を処理したが、階層型ネットワークにおいてはこれらの機能は分離されている。より具体的には、呼制御は制御レイヤにおけるMSCサービス(MSC−S)によって処理され、接続は接続レイヤにおけるメディアゲートウェイ(MGW)によって処理される。呼制御と接続とに関するこの分離は、モバイル・ソフトスイッチング(MSS)とも呼ばれる。
【0005】
MSC−Sは、CS接続を開始し、解放し、そして監視するための、ネットワークシグナリング及びインテリジェンスを処理する。一方、MGWは、(音声トラヒック又はデータトラヒックなどの)CSペイロードトラヒックの伝送を処理及び管理する。MGWはまた、公衆交換電話網(PSTN)及び公衆陸上移動通信網(PLMN)を含む外部ネットワークに対する相互接続を提供する。
【0006】
MSSが設置された環境を持つネットワークオペレータやMSSを設置する意図をもつネットワークオペレータは、MSS及びCSドメインからオールIPソリューションへの円滑な移行を確実にすることを望むであろう。移行という観点から、更には設置済みの環境の再利用という点からは、並存期間は、オペレータは、PSネットワークアクセス可能なIMS加入者に対しても(CS電話サービスなどの)CSサービスを使用することが好ましいであろう。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の根底にある目的は、CSドメインとPSドメインとを相互接続する技術を提案することである。特に、PSネットワークアクセス可能なネットワークコンポーネントに対してCSサービスを提供する技術が必要とされる。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様によれば、PSネットワークにアクセス可能な第1のネットワークコンポーネントに対するCSサービスの提供を制御する方法が提供される。本方法は、PS制御プロトコルに従うPS制御情報を受信するステップと、前記PS制御情報の受信に応えて、CS制御プロトコルに従うCS制御情報を決定するステップと、アプリケーション(又はサービス)レイヤ上に配置された、前記決定したCS制御情報に基づいて前記第1のネットワークコンポーネントへのCSサービスの提供を制御する第2のネットワークコンポーネントへ、前記決定したCS制御情報を送信するステップと、を備える。
【0009】
PS制御情報は、1以上のPS制御メッセージ及び1以上のPS制御パラメータのうちの少なくとも一方を含んでもよい。一変形例においては、PS制御メッセージはSIPメッセージであり、PS制御パラメータはSIPパラメータである。CS制御情報は、1以上のCS制御メッセージ及び1以上のCS制御パラメータのうちの少なくとも一方を含んでもよい。一変形例においては、CS制御メッセージは基地局システム管理アプリケーションパート(BSSMAP)メッセージ又は直接転送アプリケーションパート(DTAP)メッセージであり、CS制御パラメータはDTAPパラメータ又はBSSMAPパラメータである。CS制御情報は、要求されたサービスタイプ(音声、ビデオ、マルチメディアなど)に関係する情報、CSサービスを確立するために必要とされる情報、CSサービスをどのように実行するかに関する情報、及びCSサービスの状態又は結果に関する情報(例えば、サービスの確立が成功したこと又はサービスの確立が失敗したことを示す)のうちの少なくともいずれかを含んでもよい。
【0010】
CS制御情報の決定は、多様な方法によって実行可能である。第1の例では、CS制御情報はPS制御情報内(例えば、PS制御メッセージ内)にカプセル化されており、CS制御情報を決定するステップは、カプセル化されたCS制御情報(1以上のCS制御パラメータなど)をPS制御情報から非カプセル化するステップを含む。第2の例では、これは第1の例と組み合わせ可能であるが、CS制御情報を決定するステップは、PS制御情報をCS制御情報にマッピングするステップを含む。
【0011】
CS制御情報を決定するステップは、制御レイヤ上、アプリケーションレイヤ上、又は何らかの中間レイヤ上で実行可能である。決定するステップが、異なるレイヤ上で実行されるいくつかのサブステップを含むことも可能である。好ましくは、CS制御情報は、PS制御レイヤとCSアプリケーションレイヤとの間で仲介を行うサービスによって決定される。
【0012】
情報の流れを柔軟に制御するために、いくつかの情報処理サービスが(好ましくはPSドメイン内に)備えられてもよい。情報の流れの柔軟な制御は、オールIP環境への移行を促進する。一例によれば、デフォルトでPS制御情報を解釈する第1のサービス(SIP−ASなど)、及びCS制御情報を決定可能な第2のサービス(専用のASなど)が備えられる。個々のサービスは、単一のハードウェアコンポーネント内に一緒に配置されてもよいし、多様なハードウェアコンポーネントに分散していてもよい。
【0013】
第1のシナリオによれば、受信されたPS制御情報は最初に第1のサービスへルーティングされ、次いで、第1のサービスから第2のサービスへ再ルーティングされる。再ルーティングは、選択的な基準によって実行され得る(即ち、第2のサービスは、受信されたPS情報の一部のみを見ればよい)。この目的のために、第1のサービスは、PS制御情報を再ルーティングするか否かを決定する決定ステップを実行する。この決定ステップは、第1のサービスのサービスポートフォリオに基づき得る。例えば、第1のサービスが要求されたサービスを自分で提供又は制御できる場合、再ルーティングは発生しないであろう。一方で、第1のサービスが要求されたサービスを提供又は制御できない場合、第2のサービスへの再ルーティングステップが実行されるであろう。決定ステップは、加えて又は代わりに、受信されたPS制御情報内に含まれる要求に基づくこともできる。要求は、第1のネットワークコンポーネントから(例えば、ユーザ端末から)送信されるインジケータの形式を取ってもよく、特定のサービスが第1又は第2のサービスによって実行される。要求は第1のネットワークコンポーネントによって含まれてもよいし、ネットワークオペレータによって含まれてもよいし、或いは他の何らかのネットワークエンティティによって含まれてもよい。そのようなメカニズムによって、第1のネットワークコンポーネント又はネットワークオペレータは例えば、特定のサービスがPSドメイン内で(第1のサービスを介して)提供されるかCSドメイン内で(第2のサービスを介して)提供されるかを制御することができる。
【0014】
第2のシナリオによれば、これは第1のシナリオと組み合わせ可能であるが、受信されたPS制御情報は第1のサービス又は第2のサービスへ選択的にルーティングされる。この選択的なルーティングは、制御レイヤ上のCSCFなどのネットワークコンポーネントによって実行可能である。PS制御情報を第1のサービスへルーティングするか第2のサービスへルーティングするかを決定することは、要求されたCSサービス、負荷バランスの考慮、第1のネットワークコンポーネントの能力、ネットワークオペレータが定義したトリガーイベント、ユーザ要求、及びユーザサービスプロファイルのうちの少なくとも1つの基準に依存し得る。
【0015】
第3のシナリオによれば、これは第1及び第2のシナリオのうちの一方又は両方と組み合わせ可能であるが、第1のサービス及び第2のサービスの両方が呼び出されてもよい。このアプローチは、要求されたサービスの一部がPSドメイン内で(第1のサービスを介して)実行され、他の部分がCSドメイン内で(第2のサービスを介して)実行される場合に、特に有用である。なお、第1のサービス(PS)がPS情報を変更すると、第1のサービスが制御ネットワークコンポーネントに対して制御を返す時に制御ネットワークコンポーネントによって第2のサービス(CS)が呼び出されること(或いは、その逆)も発生し得る。
【0016】
アプリケーションレイヤ上で要求されたCSサービスを提供するネットワークコンポーネントは、従来のCSネットワーク内に配置されてもよい。一変形例によれば、CSサービスは、階層型MSSネットワークのコンポーネントによって提供される。そのような場合、CSサービスは、MSCサーバ(MSC−S)によって提供され得る。MSC−Sは、(これが従来配置されていた)制御レイヤからアプリケーションレイヤへ移動させられ、加えて、制御タスクから解放されることができる。
【0017】
ここまで、PSドメインからCSドメインへの情報の流れを説明してきた。もちろん、情報は、CSドメインからPSドメインへ、別方向に流れてもよい。そのような場合、本方法は、CS制御情報を受信するステップと、CS制御情報の受信に対する応答として対応するPS制御情報を決定するステップとを更に備えてもよい。こうして決定されたPS制御情報は、PSネットワークにアクセス可能な第1のネットワークコンポーネント(例えば、ユーザ端末)又はPSドメイン内の他の何らかのネットワークコンポーネントへ送信され得る。
【0018】
情報の流れが開始すると、第1のネットワークコンポーネントはPSドメインに登録され得る。加えて、第1のネットワークコンポーネントは(例えば、上述したプロトコル変換ステップ又は他の何らかのアプローチを用いて)CSドメインに登録され得る。
【0019】
本発明は、ソフトウェアとして実装されてもよいし、ハードウェアとして実装されてもよいし、ソフトウェア/ハードウェアの組み合わせとして実装されてもよい。ソフトウェアの態様に関しては、1以上のコンピューティング・デバイス上で実行されると上述の方法のステップを実行するプログラムコード部分を含むコンピュータプログラム製品が提供される。本コンピュータプログラム製品は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。
【0020】
本発明のハードウェアの態様によれば、PSドメインとCSドメインとを相互接続するデバイスが提供される。本デバイスは、PS制御プロトコルに従うPS制御情報を受信する制御コンポーネントと、前記PS制御情報の受信に応えて、CS制御プロトコルに従うCS制御情報を決定するプロトコル変換器と、アプリケーションレイヤ上に配置された、前記決定したCS制御情報に基づいてCSサービスを提供するサービング・ネットワークコンポーネントへ、前記決定したCS制御情報を送信するインタフェースと、を備える。
【0021】
プロトコル変換器は、好ましくは、受信したPS制御情報を予め定義されたCS制御情報にマッピングすること、及びPS制御情報からCS制御情報を非カプセル化することのうちの少なくとも一方を行うプログラムコードを含む。プロトコル変換器は、制御コンポーネント、サービング・ネットワークコンポーネント、及びデフォルトでPS制御情報を処理するサービスコンポーネントのうちのいずれかと共に配置されていてもよい。
【0022】
以下、図面に示される代表的な実施形態を参照して本発明を説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下の説明においては、説明を目的とするが限定することは目的とせずに、本発明の完全な理解をもたらすために、特定の信号形式やメッセージングプロトコルなどの具体的な詳細を説明する。当業者にとって、これらの具体的な詳細から離れた他の実施形態において本発明を実行可能であることは明らかであろう。例えば、当業者は、本発明を説明するために以下で論じられているSIP標準とは異なるPS標準を用いて本発明を実行可能であることを理解するであろう。また、本発明は、以下で論じられているDTAP標準及びBSSMAP標準とは異なるCS標準を用いて実行可能である。
【0024】
当業者は更に、個々のハードウェア回路を使用して、プログラムされたマイクロプロセッサ又は汎用コンピュータと共にソフトウェア機能を使用して、エーシック(ASIC)を使用して、又は1以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)を使用して、或いはこれらの組み合わせにより、本明細書で以下に説明する機能を実装可能であるということを理解するであろう。また、本発明は主に方法として説明されているが、コンピュータプロセッサ及びプロセッサに結合されたメモリにおいて具現化可能であるということも理解されるであろう。ここで、メモリは、本明細書に開示する方法を実行する1以上のプログラムによってエンコードされている。
【0025】
図1Aを参照すると、フローチャート100は、PSネットワークアクセス可能な第1のネットワークコンポーネントに対するCSサービスの提供を制御する目的でPSドメインとCSドメインとを相互接続する、第1の方法の実施形態に関する個々のステップを示す。
【0026】
最初のステップ102で、PS制御プロトコルに従うPS制御情報が、第1のネットワークを介して受信される。次のステップ104は、ステップ102におけるPS制御情報の受信に応えて実行される。ステップ104で、CSプロトコルに従うCS情報が決定される。3番目のステップ106で、決定されたCS制御情報が、アプリケーション(又はサービス)レイヤ上に位置する第2のネットワークコンポーネントに対して送信される。受信したCS制御情報による制御の下、第2のネットワークコンポーネントは第1のネットワークコンポーネントに対してCSサービスを提供する。
【0027】
図1Bを参照すると、フローチャート110は、PSドメインとCSドメインとを相互接続する第2の方法の実施形態に関する個々のステップを示す。
【0028】
最初のステップ112で、PS制御プロトコルに従う1以上の第1の制御メッセージが第1のネットワークを介して受信される。1以上の第1の制御メッセージは、電話サービスやマルチメディアサービスなどのCSサービスの提供に関するサービス情報を含む。
【0029】
次のステップ114で、1以上の第1の制御情報からサービス情報が抽出される(或いは、引き出される)。
【0030】
3番目のステップ116で、CS制御プロトコルに従う1以上の第2の制御メッセージが生成される。1以上の第2の制御メッセージは、ステップ114において決定されたサービス情報に基づいて生成される。
【0031】
4番目のステップ118で、生成された1以上の第2の制御メッセージが、1以上の第2の制御メッセージによって制御(例えば、開始や終了など)されるべきCSアプリケーションサービスに対して送信される。
【0032】
図1A及び図1Bに示されるステップは、PSドメインからCSドメインへの情報の流れを示す。CSドメインからPSドメインへの情報の流れに対しても同様の方法でステップを実行可能であることが理解できよう。
【0033】
図2は、PSドメインとCSドメインとを相互接続する上述の方法を実行可能なプロトコル変換デバイス200を示す。デバイス200は、情報受信コンポーネント202、プロトコル変換器204、及びインタフェース206を備える。
【0034】
コンポーネント202は、PS制御プロトコルに従う1以上の第1の制御メッセージなどのPS制御情報を受信するように構成される。コンポーネント202はプロトコル変換器204に結合されており、受信したPS情報をプロトコル変換器204へ転送することができる。PS情報の受信に応えて、プロトコル変換器はCS制御プロトコルに従うCS制御プロトコルを決定する。この目的のために、プロトコル変換器204は受信したPS情報をCS情報へマッピングするか、受信したPS情報からCS情報を抽出するか、或いは何らかの他のステップを実行する。
【0035】
図2に見られるように、プロトコル変換器204は、インタフェース206に結合されている。インタフェース206によって、プロトコル変換器204によって生成されたCS制御情報を、アプリケーションレイヤ上に位置して転送されたCS制御情報の制御の下でCSサービスを提供するネットワークコンポーネント(図2には示していない)へ転送することが可能になる。
【0036】
インタフェース206は、加えて又は代わりに、CS制御プロトコルに従うCS制御情報を受信するように構成されてもよい。また、上で説明したものと同様の方法で、プロトコル変換器204は、加えて又は代わりに、CS制御情報の受信に応えてPS制御プロトコルに従うPS制御情報を決定することができる。こうして決定されたPS制御情報は、受信コンポーネント202又は何らかの他のコンポーネントを介して、PSネットワークへ送信され得る。
【0037】
なお、プロトコル変換器204は、変換ステップを実行する個々のサービスを1つ、2つ、或いは3つ以上含んでもよい。更に、プロトコル変換器204は、例えばマッピング基準やデフォルトのメッセージなどを指定する設定コンポーネント(不図示)に関連付けられていてもよい。
【0038】
図3は、種々のユーザ端末302、304、及び306の間でエンド・トゥ・エンド接続を提供する通信システム300の実施形態を示す。第1のユーザ端末302はSIPクライアントとして構成されており、PSネットワーク308にアクセス可能である。PSネットワーク308は、有線ネットワーク、無線ネットワーク、或いはこれら2つのネットワークタイプの組み合わせであってもよい。PSネットワーク308は、WCDMAネットワークとして構成されていてもよいし、WLANとして構成されていてもよい。更なる変形によれば、PSネットワークは、汎用パケット無線サービス(GPRS)の形態におけるGSMの下で運用されるネットワークでもよい。
【0039】
第2のユーザ端末304は、unlicensed mobile access(UMA)ネットワーク310にアクセス可能である。UMA技術は、Bluetooth(登録商標)標準及びIEEE802.11標準を含むライセンス不要周波数帯の技術(unlicensed spectrum technologies)を介してGSM移動サービス及びGPRS移動サービスへのアクセスを提供する。第3のユーザ端末308は、PLMNなどのCSネットワークにアクセス可能である。
【0040】
第1のユーザ端末302は、PSネットワーク308を介してIMSサブシステム314と通信する。IMSサブシステム314は、制御レイヤ上に(S−)CSCFを含むと共に、アプリケーションレイヤ上に第1のアプリケーションサーバ318を含む。本実施形態において、第1のアプリケーションサーバ318は、SIP−AS又は何らかの他のIMS−ASとして構成されている。追加の第2のアプリケーションサーバ320(これはIMSサブシステム314に属していてもよいし属していなくてもよい)は、専用のMSS−ASとして構成されている。
【0041】
SIP−D制御メッセージが、PSネットワーク308を介して第1のユーザ端末302とIMSサブシステム314との間で交換される。本実施形態の文脈において、SIP−D情報は、カプセル化されたDTAP情報(DTAPメッセージやDTAPパラメータなど)を含む、SIP標準に従うメッセージやパラメータなど示す。IMSサブシステム314内において、第1のユーザ端末302から送信されるSIP−DメッセージはCSCF316によって受信され、アプリケーションサーバ318及び320の一方又は両方へとルーティングされる。アプリケーションサーバ318及び320は、SIP−Dメッセージを介して相互に通信する。
【0042】
システム300は更に、階層型ネットワークアーキテクチャを実装するMSSサブシステム322を含む。MSSサブシステム326は、MSC−S324及びMGW326を含む。MSC−Sは制御レイヤのプロトコルと、加えて重要なことだがアプリケーションレイヤのプロトコルとを、終端させ、開始させ、再ルーティングさせる。非階層型ネットワークにおいては、従来の(非階層型の)MSCや、電話サーバでさえ、或いは、有線ネットワークにおいて使用可能なスイッチでさせ、使用することも可能である。
【0043】
MSSサブシステム322はIMSサブシステム314及びPSネットワーク308を介して第1のユーザ端末302に結合される。MSSサブシステム322は加えて、ホーム基地局コントローラ(HBSC)328及びUMAネットワーク310を介して第2のユーザ端末304に結合される。更に、MSSサブシステム322は、基地局コントローラ又は無線ネットワーク制御装置(RNC)、及び、CSネットワーク312を介して、第3のユーザ端末306に結合される。
【0044】
図3に示すシステム300において、HSS−AS320は、IMS/PSドメイン及び制御レイヤ(CSCF)を一方とし、MSSサブシステム322及び従来のCSサービスが内在するアプリケーションレイヤ(MSC−S)を他方として、両者の間での相互作用を提供するための不可欠なコンポーネントである。従って、MSS−AS320は、PS/IMSドメインにおいて必要とされるCS電話サービス及び他のCSサービスが、MSSサブシステムを設置済みのオペレータ又はそのようなMSSサブシステム322を設置する意図を持つオペレータによって容易に提供されることを確実にする。少なくともCSからIMS/PSへの移行段階の間、MSS−AS320は、互換性を提供するエンティティである。MSS−AS320はそれゆえ、利用可能なCSサービスをPS/IMS加入者のためにも活用することを好むネットワークオペレータにとって有用である。
【0045】
以下、図3から派生した図4及び図5に示される概略図を参照して、電話サービス又は他のサービスを第1のユーザ端末302に提供する2つの異なるシナリオを説明する。これらのシナリオでは、第1のユーザ端末302内のクライアントコンポーネントによって、MSSサブシステム322においてCSサービスを提供するために必要とされるDTAPパラメータ又は他のサービスパラメータが生成され、SIP−Dメッセージ内にカプセル化される。こうして生成されたSIP−Dメッセージは、CSCF316を介して(更に、オプションとしてSIP−AS318を介して)、第1のユーザ端末302からMSS−AS320へ転送される。MSS−AS320はサービスパラメータを抽出し、抽出したサービスパラメータを含むプレーンのDTAPメッセージを生成する。MSS−AS320は代わりに、SIPメッセージ及びSIPパラメータのDTAPメッセージ及びDTAPパラメータへのマッピングを実行してもよい。
【0046】
DTAPメッセージ及びDTAPパラメータは、どのようにして特定のサービスを実行するかに関する情報などのサービス関連情報を含んでもよい。サービスの例としては、付加サービス(例えば、呼転送サービス又は呼遮断サービス)、CAMEL/INサービス、ボイスメールへルーティングするシステムなどが挙げられる。加えて、専用メッセージを介したサービスのアクティブ化、非アクティブ化、更には設定変更(付加サービスの発動と呼ばれる)も可能である(例えば、呼転送のアクティブ化/非アクティブ化、或いは呼転送番号の変更)。MSS−AS320においてBSSMAPメッセージが生成されると、ローミングのようなモビリティサービス、ハンドオーバー、トラヒックチャネル割り当て優先処理(例えば、3GPPにおいて規定されるようなeMLPP)なども実行可能になる。このことはGSM(Aインタフェース)アクセス及びWCDMA(Iuインタフェース)アクセスに当てはまるが、他のあらゆるアクセスタイプにも当てはまる。
【0047】
MSS−AP320によって生成されたDTAPメッセージは、MSSサブシステム322へ送信される。より具体的には、MSSサブシステム322のMSC−S324へ送信される。呼又はセッションがMSSサブシステム322へルーティングされる時、更にどのように進行するかという選択肢が基本的に2つ存在する。第1の選択肢によれば、MSSサブシステム322が要求されたサービス(例えば、CAMEL/IN)を実行し、可能であればいくつかのパラメータ(例えば、宛先番号)を変更し、呼またはセッションをIMSサブシステム314(CSCF316)に返す。第2の選択肢によれば、MSSサブシステム322が要求されたサービスを実行し、CSドメイン内に留まる(即ち、呼又はセッションはもはやIMSサブシステム314へは返されない)。なお、後者の選択肢は、アプリケーションサーバが呼又はセッションを制御ノード(例えば、CSCF316)に返すことが想定されているような関連性のある標準(3GPP)には従っていないが、それでもなお、必要に応じて実装可能である。
【0048】
ここでIMSドメイン内でのサービス選択に戻ると、図4に示すシナリオにおいて、CSCF316は、サービスパラメータを含むSIP−Dメッセージがルーティングされる先のアプリケーションサービスを選択する。CSCF316は、サービスパラメータ内で指定されたサービスに応じて、SIP−AS318又はMSS−AS320を選択する。SIP−AS318に対しては、CSCF316はプレーンのSIP、又はSIP−Dを使用する。一方、MSS−AS320に対するインタフェースはSIP−Dである。SIP−AS318及びMSS−AS320の両方が対応するサービスをサポートする場合、CSCF316によって実行される選択は、負荷バランス、端末能力、ユーザサービスプロファイル(加入者プロファイル)、加入者の要求など、他の基準に基づいて行うことができる。
【0049】
図4に示すMSS−AS320は、スタンドアロンタイプのコンポーネントであってもよいし、SIP−AS318又は他の何らかのIMS−ASと共に配置されていてもよい。或いは、MSS−AS320は、CSCF316と共に配置されていてもよいし、(MSSサブシステム322の一部として)MSC−S324と共に配置されていてもよい。MSS−AS320に関して可能性の有る場所のいくつかを、図4において破線で示す。
【0050】
図4と同様の更なるシナリオでは、CSCF316は、SIP−AS318及びMSS−AS320の両方を選択する。いくつかのサービスがPSドメインにおいて(SIP−AS318を介して)提供される一方で他のサービスが同時にCSドメインにおいて(MSS−AS320及びMSC−S324を介して)提供される場合に、そのようなアプローチは有利である。
【0051】
図5のシナリオで、代わりのメッセージング図を示す。ここで、CSCF316は、サービス要求を含むあらゆるSIP−Dメッセージをデフォルトでユーザ端末302からSIP−AS318へルーティングする。従って、CSCF316は、MSS−AS320の存在に関していかなる知識も必要としない。SIP−AS318が要求されたサービスをサポートしていない場合などは、CSCF316から受信したSIP−DメッセージをMSS−AS320へ再ルーティングする。従って、MSS−AS320の選択は、SIP−AS318の能力に応じてSIP−AS318によってここで実行される。このアプローチは、移行という観点から好ましい。また、このアプローチによって、アプリケーションレイヤ上でCSCF316即ちIMSコアからサービス能力を隠すことが可能になる。図4と同様に、MSS−AS320はやはり、スタンドアロンタイプのコンポーネントであってもよいし、例えばSIP−AS318と共に又はMSSの一部としてMSC−S324と共に配置されていてもよい(破線参照)。
【0052】
上述したシナリオにおいて、関連するDTAPサービスパラメータは代わりに、SIP−UNIメッセージにおいて指定されてもよい。これらのパラメータを含むSIP−UNIメッセージは、上述の様に、第1のユーザ端末302からアプリケーションレイヤへ転送され得る。なお、SIP−UNI標準においては、ずっと多くのサービスパラメータが指定されることが期待される。場合によっては、DTAPメッセージに加えて、BSSMAPメッセージングがCSドメインにおいて使用されてもよい。DTAPメッセージ及びBSSMAPメッセージは、シグナリングレイヤ7(SS7)又はSigran標準を介して伝送されてもよい。また、SCTP/IP又はTCP/IPも使用可能である。
【0053】
PSユーザ端末302が最初にCSCF316に登録する時、CSドメインにも登録され得る。このことは、MSC−S324内のMSS−AS320(DTAP/BSSMAPメッセージング)、及びHLR又はHSS(図3には示していない)を介して、直接実行され得る。これはまた、MSS−AS320が呼び出された時にMSS−AS320が登録情報を格納し、MSC−S324及びHLR/HSSに登録するようにして、実行され得る(加入者が対応するPSアクセスネットワーク内でローミングしている間は実際にはこのことは決して起こらない)。加入者がHLR/HSSに登録されると、HLR/HSSはMSC−S324によって加入者プロファイル(サポートされるサービスなど)を求めて呼び出し可能になる。なお、オペレータは依然として、通常のCS加入者のために行なわれるのと同様に、加入者をHLR/HSSに入れなければならない。
【0054】
特定の変換シナリオ(SIP−DからDTAPを非カプセル化)が図3に示されているが、MSS−ASは、加えて又は代わりに、関連する情報をSIPからDTAPへ変換(例えば、SIPメッセージ及びSIPパラメータをDTAPメッセージ及びDTAPパラメータにマッピング)し、関連する情報をSIPからBSSMAPへ変換(例えば、SIPメッセージ及びSIPパラメータをBSSMAPメッセージ及びBSSMAPパラメータへマッピング)し、他の基準(例えば、オペレータのセって、ユーザの設定、或いはデフォルトパラメータ)に基づいてDTAPメッセージを生成し、他の基準(例えば、オペレータのセって、ユーザの設定、或いはデフォルトパラメータ)に基づいてBSSMAPメッセージを生成し、更にその逆を行うように、構成されてもよい。SIPメッセージがまたDTAPパラメータに変換され、SIPパラメータがDTAPメッセージに変換されてもよいこと(更にその逆が行われてもよいこと)が理解できよう。また更に、PSサイド及びCSサイド上でメッセージとパラメータとの間にn:mの関係が存在しても構わない。このことはまた、対応するメッセージをMSC−Sへ送信する前にMSS−ASがPSドメインからの第2のメッセージを待つ必要がある場合もある(そしてその逆もある)ということを示唆する。
【0055】
上述したプロトコル変換ステップは、IMSなどの一方のPSアーキテクチャとMSSなどの他方のCSアーキテクチャとの間の高い互換性を確保する。この互換性はオールIPソリューションへの移行を促進し、MSC−SなどのCSネットワーク基盤の継続使用を許容する。特に、相互接続アプローチによって、(例えばWCDMAネットワーク、GPRSネットワーク、又はWLANを介して)PSネットワークアクセス可能なネットワークコンポーネントに対してCSサービスを提供することが可能となる。この点について、スイッチングコンポーネント(MSC−S)は、少なくとも部分的に、制御レイヤからアプリケーションレイヤへ移動し、アプリケーションサーバになる。そして、MSS−ASは、IMS制御レイヤとMSアプリケーションレイヤとの間で仲介を行う。ここで注目すべきは、本発明は、MSSタイプの階層型ネットワークのみならず従来のネットワークにおいても実行可能であることである。そのような場合、上述したCSサービスに関連するタスクは、適切に構成されたMSCによって提供され得る。
【0056】
上述の実施形態において説明したソリューションは、CS電話サービス及び他のサービスをIMSクライアントに提供する標準的な方法を提供するものである。このソリューションはまた、CSからIMSへの円滑な移行、及びオペレータが設置済みの設備を再利用することを可能にする。
【0057】
好適な実施形態に関連して本発明を説明してきたが、ここでの開示は説明のために過ぎないということを理解すべきである。従って、本発明は、ここに添付する請求項の範囲によってのみ限定されることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1A】本発明の第1の方法の実施形態を示す概略フローチャートである。
【図1B】本発明の第2の方法の実施形態を示す概略フローチャートである。
【図2】本発明のデバイスの実施形態を示す概略ブロック図である。
【図3】本発明のシステムの実施形態を示す概略図である。
【図4】図3のシステムの実施形態の一部に関する第1の構成を示す概略図である。
【図5】図3のシステムの実施形態の一部に関する第2の構成を示す概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パケット交換(PS)ネットワークにアクセス可能な第1のネットワークコンポーネント(302)に対する回線交換(CS)サービスの提供を制御する方法であって、
PS制御プロトコルに従うPS制御情報を受信するステップと、
前記PS制御情報の受信に応えて、CS制御プロトコルに従うCS制御情報を決定するステップと、
アプリケーションレイヤ上に配置された、前記決定したCS制御情報に基づいて前記第1のネットワークコンポーネント(302)へのCSサービスの提供を制御する第2のネットワークコンポーネント(324)へ、前記決定したCS制御情報を送信するステップと、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
前記PS制御情報は、1以上のPS制御メッセージ及び1以上のPS制御パラメータのうちの少なくとも一方を含み、
前記CS制御情報は、1以上のCS制御メッセージ及び1以上のCS制御パラメータのうちの少なくとも一方を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記CS制御情報は、前記PS制御情報内にカプセル化されており、
前記CS制御情報を決定する前記ステップは、前記PS制御情報から前記CS制御情報を非カプセル化するステップを含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記CS制御情報を決定する前記ステップは、前記PS制御情報を前記CS制御情報にマッピングするステップを含む
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記CS制御情報は、要求されたサービスタイプに関係する情報、CSサービスを確立するために必要とされる情報、CSサービスをどのように実行するかに関する情報、及びCSサービスの状態又は結果に関する情報のうちの少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記CS制御情報を決定する前記ステップは、PS制御レイヤとCSアプリケーションレイヤとの間で仲介を行うサービス(320)によって実行されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のネットワークコンポーネント(324)は、MSCサーバ(MSC−S)及びモバイル・ソフトスイッチ(MSS)のうちのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
デフォルトで前記PS制御情報を解釈する第1のサービス(318)及び前記CS制御情報を決定可能な第2のサービス(320)を提供するステップを更に備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記受信したPS制御情報を前記第1のサービス(318)へルーティングするステップと、
前記PS制御情報を前記第1のサービス(318)から前記第2のサービス(320)へ再ルーティングするステップと、
を更に備えることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記PS制御情報を再ルーティングするか否かを前記第1のサービス(318)が決定するステップを更に備えることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記決定は、前記第1のサービス(318)のサービスポートフォリオ及び前記受信したPS制御情報に含まれる要求のうちの少なくとも一方に基づくことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記PS制御情報を前記第1のサービス(318)及び前記第2のサービス(320)のうちのいずれかへ選択的にルーティングするステップを更に備えることを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のサービス(318)及び前記第2のサービス(320)のうちのいずれかへ選択的にルーティングする前記ステップは、要求された前記CSサービス、負荷バランスの考慮、前記第1のネットワークコンポーネントの能力、ネットワークオペレータが定義したトリガーイベント、ユーザ要求、及びユーザサービスプロファイルのうちの少なくとも1つの基準に依存することを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
CD制御情報を受信するステップと、
前記CS制御情報の受信に応えて、前記PS制御プロトコルに従うPS制御情報を決定するステップと、
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記決定したPS制御情報を前記第1のネットワークコンポーネント(302)へ送信するステップを更に備えることを特徴とする請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記PSネットワークにアクセス可能な前記第1のネットワーク端末(302)をCSドメインに登録するステップを更に備えることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
1以上のコンピューティング・デバイス上で実行されると請求項1乃至16に記載のステップを実行するプログラムコード部分を含むコンピュータプログラム。
【請求項18】
コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納された請求項17に記載のコンピュータプログラム。
【請求項19】
パケット交換(PS)ドメインと回線交換(CS)ドメインとを相互接続するデバイス(200)であって、
PS制御プロトコルに従うPS制御情報を受信する制御コンポーネント(202;316)と、
前記PS制御情報の受信に応えて、CS制御プロトコルに従うCS制御情報を決定するプロトコル変換器(204;320)と、
アプリケーションレイヤ上に配置された、前記決定したCS制御情報に基づいてCSサービスを提供するサービング・ネットワークコンポーネント(324)へ、前記決定したCS制御情報を送信するインタフェース(206)と、
を備えることを特徴とするデバイス。
【請求項20】
前記プロトコル変換器(204;320)が、前記受信したPS制御情報を予め定義されたCS制御情報にマッピングすること、及び前記PS制御情報から前記CS制御情報を非カプセル化することのうちの少なくとも一方を行うプログラムコードを含むことを特徴とする請求項19に記載のデバイス。
【請求項21】
前記生成器(204;320)が、前記制御コンポーネント(302;316)、前記サービング・ネットワークコンポーネント(324)、及びデフォルトで前記PS制御情報を処理するサービスコンポーネント(318)のうちのいずれかと共に配置されていることを特徴とする請求項19又は20に記載のデバイス。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2009−510958(P2009−510958A)
【公表日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−533872(P2008−533872)
【出願日】平成17年10月4日(2005.10.4)
【国際出願番号】PCT/EP2005/010687
【国際公開番号】WO2007/038961
【国際公開日】平成19年4月12日(2007.4.12)
【出願人】(598036300)テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) (2,266)
【Fターム(参考)】