説明

回転アーム支軸装置式簡易テント

【課題】 支軸受支持基台に弾性フレームをつけ支柱と天幕を係合させた回転アーム支軸装置式簡易テントを提供する。
【解決手段】 支軸受支持基台に複数の支軸受け軸付具と支軸受けナット具を設け、支軸受け軸付具と支軸受けナット具の間に回転アーム支軸を設け、複数の回転アーム支軸にジョイントを連結した弾性フレーム支柱を設け、天幕に固着されている上部支柱袋にジョイントを連結した弾性フレーム支柱を挿着し、天幕に固着されている下部支柱袋に突起部を設けたポール支柱を挿着し、ジョイントに突起部を設けたポール支柱の上部の先端部の筒面を、ジョイントに嵌挿させ装着し、支柱と天幕を係合できるようにし、天幕の生地に直接縫製された複数の支柱袋に支柱が嵌通するように設けたことを特徴とする回転アーム支軸装置式簡易テントである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、支軸受支持基台に複数の支軸受け軸付具と支軸受けナット具を設け、複数の支軸受け軸付具と支軸受けナット具の間に回転アーム支軸を設け、複数の回転アーム支軸にジョイントを連結させた弾性フレーム支柱を嵌挿させ固定し、上部天幕に固着されている上部支柱袋に複数のジョイントを連結させた弾性フレーム支柱を挿着し、天幕に固着されている複数の下部支柱袋に突起部を連結し固定したポール支柱を挿着し、ジョイントを連結させた弾性フレーム支柱のジョイントの一方に、下部支柱袋に挿着した突起部を連結し、固定したポール支柱の上部の先端部の筒面部を、支柱袋強化繋ぎ部の間でジョイントに嵌挿し装着し、天幕の生地に直接縫製された複数の支柱袋に支柱が嵌通するように設け、支柱と天幕を係合できるようにした、回転アーム支軸装置式簡易テントに関するものである。
【0002】
従来、弾性フレームを用いたり又テント布とフレームが結合でき折り畳みができる等の提供できるテントがあった。
【発明の開示】

【発明が解決しようとする問題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
(イ)折り畳み式テントはあったが、支軸になるフレームの部分の継手などの構造が複雑かつ折曲部等を設け、フレームのコストなども上がる等の欠点があった。
(ロ)従来は、フレームを組み立ててからとテント布をフレームに固定したため、簡易なテント方式でも組立てに一人では時間が掛かり過ぎたりした。
(ハ)弾性フレームを使用したテントは地面などに固定するか上部部材と連結させる基体部材などに連結などしないと弾性フレームを用いた組み立てテントは不向きであった。
(ニ)ドーム型テントは簡易に組立てが容易であり部材も少なくてよい長所でもあるがフレームを彎曲にした部材を製造するのでは大量生産でコストを下げる等材料の選択が容易で無いため、簡易な小テント向きで提供されている難点が有った。
(ホ)公開番号(特許公開平11−44131)による例をあげます。
発明の名称が「テント布とフレームとが一体に結合された折り畳み式大型テントフレーム」となっていますので、この場合の問題点をあげます。テントフレームに設けたバンド付き等の支持具フックとテント布に取り付けられた支持板とを結合させる方式を持って、テント布とテントフレームが一体化するとの提供でありますが、一部の小型な部材を用いた支持板等の連結板や支持具フックなどを用いたテント布とテントフレームを連結する方式では、テントとフレームの結合が可能であるということで、このような一部の部材を用いたテント布とテントフレームの結合では、テント布とテントフレームに設けられた支持板やバンド付き等の支持具フックなどでは、フレームとテント布の接点面積が限られるため、テント布の一部分の引っ張りを持ってフレームを支えいるに過ぎない、一部の部材を用いた留具利用による留方は、従来さまざまな留具でテント布とテントフレームは止められていますので、このような方法の固定でテントを剥がさないから、フレームと一体化している特別方式であるとはいえない。
(ヘ)上記(ロ)公開番号(特許公開平11−44131)を例にあげます。
発明の名称が「テント布とフレームとが一体に結合された折り畳み式大型テントフレーム」の公開特許公報から公開されています、本発明のテントの斜視図
【図1】
から判断しますと、フレームが外にむき出されています、長い耐久メンテナンスから判断しても複雑な構造のロット部材からなり、折り畳みの構造部材も外気むきだしであり、直線継手は複数の連結からなる折り畳み式大型テントフレームである、各ロット部材は高価になり、むき出し部材の耐久力にも、負担がかかることはまぬがれない、またテント布とフレームとを結合した状況で、折り畳みできるようにした、折り畳みロット部材は四方のわずか四本の支軸を支えにしているゆえに大型テント使用フレームから判断しますと間口が広くなる形状になり風圧等には考慮されているとは考えにくく、支軸のフレームが強度を持つとした形状に工夫を要したと説明されていますが、他の簡易テント同様に地面に固定するテント方式であり、フレーム等は複雑な材料による連結方式でありコストの面でも難点がある。
(ト)上記(ホ)・(ヘ)に補足しますと、テント布とフレームとが一体に結合されたテントフレームとなっていますので、テント布ごと組み立てられるとの説明から判断しますと、運搬や保管が簡単と説明されていますが、これから判断しますとテント布の生地の厚さや材料に制限を発しなければ、フレームとテント布の一体状態での取扱いは、材料や部材等の重量条件によっては、簡易に取り扱えるテントとは言い難いと判断されます、従って公開番号(特許公開平11ー44131)は構造上ならびにテント布とフレームが一体化したテント方式とは言えない。
【課題を解決しようとするための手段】
【0004】
支軸受支持基台に複数の支軸受け軸付具と支軸受けナット具を設け、支軸受け軸付具と支軸受けナット具の間に回転アーム支軸を設け、複数の回転アーム支軸にジョイントを連結した弾性フレーム支柱を設け、天幕に固着されている上部支柱袋にジョイントを連結した弾性フレーム支柱を挿着し、天幕に固着されている下部支柱袋に突起部を設けたポール支柱を挿着し、ジョイントに突起部を設けたポール支柱の上部の先端部の筒面を、ジョイントに嵌挿させ装着し、支柱と天幕を係合できるようにし、天幕の生地に直接縫製された複数の支柱袋に支柱が嵌通するように設けた。以上を特徴とする回転アーム支軸装置式簡易テントである。
【発明の効果】
【0005】
(イ)テントの本体全体を凸部側本体閉部と凹部側本体閉部を手で支え持ちながら、支軸受支持基台に設けられている、吊り支持具側の面を床面にして、膝などを利用して膝上に蹴るように押し上げると、支軸受支持基台の上部に設けられている各支柱が、反転するように海老反り状態に開き、回転アーム支軸並びにその附随する各支柱と天幕に直接縫製された支柱袋は連動して放射状に拡開して、支軸受支持基台の間にロック状態に置き換えられて、フレームの役割の各支柱と天幕は彎曲状態でテントを形成する、次に繋留用金具凸部と繋留用金具凹部を連結させて各ファスナーを用いて開放部を閉じれば、密閉された空間を保持したテントハウスが容易に完成する。
(ロ)支軸受支持基台を風の力を利用して風圧でテントを形成する事ができ、風をテントの中に入るようにして風を背にして凸部側本体閉部と凹部側本体閉部を手で支え持つようにすると、支軸受支持基台に風圧が当り風の力を利用して風圧でテントを形成する事ができ、風の吹く状況でも容易にテントを形成する事ができる。
(ハ)支柱と天幕が一体化した丈夫で軽く、簡易に一人で組立てができる、また天候不純の中でも、強風などに左右されずに組立てができ、極めて安全で力を要しないで組立てで切る簡易テントである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)支軸受支持基台(1)の上部に複数の支軸受け軸付具(2)と支軸受けナット具(3)を設け、複数の支軸受け軸付具(2)と支軸受けナット具(3)の間に回転アーム支軸(4)を設ける。
(ロ)複数の回転アーム支軸(4)に弾性フレーム支柱(5)を設ける。
(ハ)複数の弾性フレーム支柱(5)にジョイント(19)を設け、天幕(25)(26)に固着されている上部支柱袋(22)に複数のジョイント(19)を設けた弾性フレーム支柱(5)を挿着する。
(ニ)天幕(25)(26)に固着されている複数の下部支柱袋(23)に突起部(31)を設けたポール支柱(21)を挿着する。
(ホ)複数の支柱袋(22)(23)(24)に挿着された、ジョイント(19)を設けた弾性フレーム支柱(5)と突起部(31)を設けたポール支柱(21)を弾性フレーム支柱(5)に嵌入し固着させたジョイント(19)に、突起部(31)を設けたポール支柱(21)の上部の先端部の筒面を、ジョイント(19)に嵌挿させ、装着する。
本発明は以上の構成で、これを使用するときは、テントの本体全体を凸部側本体閉部(29)と凹部側本体閉部(30)を手で支え持ちながら、支軸受支持基台(1)に設けられている、吊り支持具(7)側の面を床面にして、膝などを利用して膝上に蹴るように押し上げると、支軸受支持基台(1)の上部に設けられている複数の各支柱が、反転するように海老反り状態に開き、回転アーム支軸(4)並びにその附随する各支柱と天幕(25)(26)に直接縫製された各支柱袋(22)(23)(24)は連動して放射状に拡開して、支軸受支持基台(1)との間にロック状態に置き換えられて、フレームの役割の各支柱と天幕(25)(26)は彎曲状態でテントを形成する、次に繋留用金具凸部(27)と繋留用金具凹部(28)を連結させて各ファスナー(10)(11)(12)を用いて開放部を閉じれば、密閉された空間を保持したテントハウスが容易に完成する。
また、支軸受支持基台(1)を風の力を利用して風圧でテントを形成する事ができ、風をテントの中に入るようにして風を背にして凸部側本体閉部(29)と凹部側本体閉部(30)を手で支え持つようにすると、支軸受支持基台(1)に風圧が当り風の力を利用して風圧でテントを形成する事ができ、風の吹く状況でも容易にテントを形成する事ができる。
また、支柱と天幕(25)(26)が一体化した丈夫で軽く、簡易に一人で組立てができる、また天候不純の中でも、強風などに左右されずに組立てができ、極めて安全で力を要しないで組立てできる簡易テントが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(イ)支軸受支持基台の上部面に複数の支軸受け軸付具と支軸受けナット具を設け、複数の支軸受け軸付具と支軸受けナット具の間に回転アーム支軸を設ける。
(ロ)複数の回転アーム支軸にジョイントを連結させた弾性フレーム支柱を嵌挿させ固定する。
(ハ)上部天幕に固着されている上部支柱袋に複数のジョイントを連結させた弾性フレーム支柱を挿着する。
(ニ)天幕に固着されている複数の下部支柱袋に突起部を連結し固定したポール支柱を挿着する。
(ホ)上部支柱袋にジョイントを連結させた弾性フレーム支柱のジョイントの一方に下部支柱袋に挿着した突起部を連結し固定したポール支柱の上部の先端部の筒面部を、支柱袋強化繋ぎ部の間でジョイントに嵌挿し装着する。
(ヘ)支軸受支持基台に設けられた複数の支軸受け軸付具と支軸受けナット具の間に回転アーム支軸継手に連結された弾性フレーム支柱と突起部を連結し固定したポール支柱を天幕に固着されている複数の上部支柱袋ならびに下部支柱袋に嵌通するように設けてある。
(ホ)天幕の生地に直接縫製された複数の支柱袋に支柱が嵌通するように設けられているため支柱と天幕は係合した動きが出来る。
以上のことを特徴とする回転アーム支軸装置式簡易テント。

【図1】 本発明の支軸の部分斜視図
【図2】 本発明の支軸の回転アーム開放部分斜視図
【図3】 本発明の支軸部品の分解斜視図
【図4】 本発明の弾性フレーム支柱の斜視図
【図5】 本発明のジョイントの斜視図
【図6】 本発明の内側全体開放の斜視図
【図7】 本発明の回転アーム支軸開放斜視図
【図8】 本発明のポール支柱の斜視図
【図9】 本発明の支柱袋とポール袋と強化繋ぎ袋部の斜視図
【図10】 本発明の外側全体開放の斜視図
【図11】 本発明の組立て斜視図
【図12】 本発明の組立て完成斜視図
【符号の説明】
【0008】
1 支軸受支持基台
2 支軸受け軸付具
3 支軸受けナット具
4 回転アーム支軸
5 弾性フレーム支柱
6 留ネジ具
7 吊り支持具
8 支軸受け留ネジ
9 強化補強テント部材
10 外側ファスナー部
11 内側ファスナー部
12 出入用ファスナー部
13 軸部
14 ナット孔
15 支軸孔
16 ネジ溝
17 留ネジ孔
18 留ネジ孔
19 ジョイント
20 留ネジ
21 ポール支柱
22 上部支柱袋
23 下部支柱袋
24 支柱袋強化繋ぎ部
25 上部天幕
26 裾部天幕
27 繋留用金具凸部
28 繋留用金具凹部
29 凸部側本体閉部
30 凹部側本体閉部
31 突起部
32 留ネジ孔
33 突起部留ネジ
【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate