説明

地盤調査装置

【課題】ロータリーパーカッションドリルで駆動されるロッドにかかる給進力、打撃力および回転トルクを計測することができる地盤調査装置を提供する。
【解決手段】ロータリーパーカッションドリルが搭載され、ロッドに給進力を与える油圧アクチュエータ、打撃力を与える油圧駆動のハンマーおよび回転トルクを与える油圧モータの各々に取り付けられた油圧センサと、ロッド下部に取り付けられ、ロッドの給進力または打撃力または回転トルクを計測するロードセルと、ロッド下端に着脱可能に連設される負荷ユニットと、負荷ユニットが連設された状態でロッドを駆動し、油圧センサから得られる油圧の計測データならびにロードセルから得られる給進力または打撃力または回転トルクの計測データを採取する制御部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地盤調査装置に係り、より詳細には、ロッドに地盤を模した負荷ユニットを連設し、ロータリーパーカッションドリルで駆動されるロッドにかかる力を計測できる地盤調査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図6は、従来の地盤調査装置が搭載された地盤調査車である。図6に示すように、地盤調査車1は、柱状ガイド50の上部にロータリーパーカッション(RPD)のドリルヘッド6が取り付けられ、地盤をロッド4で削孔して地盤の強度を計測する。伸縮可能な脚3が車体の前後に設けられ、柱状ガイド50は設置台20に立設される。(特許文献1)
【0003】
このような地盤調査車では、ロータリーパーカッションドリルで地盤を削孔し、削孔時の油圧データを採取し、換算N値を表す式に代入して、地盤が硬いか軟らかいかの指標を求めている。換算N値の変数のうち、給進力(kN)、打撃エネルギー(kN・m)、回転トルク(kN・m)は、ドリルヘッドを上下動させる油圧モータの油圧、ドリルヘッド内のロッド頭部をたたくハンマーの油圧、ドリルヘッド内のロッドを回転させる油圧モータの油圧を油圧センサで計測し、作用面積を乗じて算出している。なお、打撃回数(回/分)も油圧センサで検知し、削孔速度(cm/分)は、ドリルヘッドを上下動させる油圧モータに設けられたロータリーエンコーダの回転角度で検知している。
【0004】
前記ロータリーパーカッションドリルで削孔した地盤の例(特許文献1の図1参照)によれば、給進力の換算値は、削孔深さによって大きく変化せず約1800kgf(18kN)にあって、打撃エネルギーの換算値は、一定の50kgf・m(500N・m)で、回転トルクの換算値は、削孔深さで変化し100kgf・m〜300kgf・m(1kN・m〜3kN・m)などとなっている。これらの値は、油圧の計測データを元に計算で求めたもので、機械的損失などは考慮されていない。また、ロータリーパーカッションドリルが経年変化すると、削孔する際の力は当初のものより弱くなるが、その場合、油圧が同じであっても削孔する力が弱くなるので、地盤は誤って硬いと見なされることになる。すなわち、従来の地盤調査車では、ロータリーパーカッションドリルの油圧が実際にどの程度の削孔力を発揮しているかは確認する手段がなかった。また複数の地盤調査車は、同じ削孔力となるように調節されることが望ましいが、従来の地盤調査車では、油圧は調節できるものの、ロッドにどの程度の給進力、打撃エネルギー、回転トルクが加えられているかを確認する手段はなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平8−210075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、実際に地盤を削孔することなく、ロータリーパーカッションドリルで駆動されるロッドにかかる給進力、打撃力および回転トルクを正確に計測することができる地盤調査装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による地盤調査装置は、ロータリーパーカッションドリルが搭載され、ロッドに給進力を与える油圧アクチュエータ、打撃力を与える油圧駆動のハンマーおよび回転トルクを与える油圧モータの各々に取り付けられた油圧センサと、前記ロッド下部に着脱可能に取り付けられ、前記ロッドの給進力または打撃力または回転トルクを計測するロードセルと、前記ロッド下端に着脱可能に連設される負荷ユニットと、前記負荷ユニットが連設された状態で前記ロッドを駆動し、前記油圧センサから得られる油圧の計測データならびに前記ロードセルから得られる給進力または打撃力または回転トルクの計測データを採取する制御部と、を備えたものである。
【0008】
前記制御部には、油圧によって生成された給進力または打撃力または回転トルクの値を、基準となる給進力または打撃力または回転トルクと比較する比較器を設けることが好ましい。
【0009】
前記負荷ユニットは、切り替え可能に設けられる給進力計測用の油圧シリンダ機構、打撃力計測用の緩衝器および回転トルク計測用の油圧ポンプ機構で構成されることが好ましい。
【0010】
前記油圧シリンダ機構と前記油圧ポンプ機構に、リリーフ圧が調節可能なリリーフ弁を設けることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明による地盤調査装置によれば、ロッドの下端に削孔動作時の基準となる負荷を与える負荷ユニットを設け、ロードセルをロッド下部に取り付けて、給進力を与える油圧アクチュエータ、打撃力を与える油圧駆動のハンマーおよび回転力を与える油圧モータに設けられた油圧センサと合わせて、油圧ならびにロードセルの計測データを採取したので、地盤の削孔動作に先立って油圧とロッドの給進力、打撃力および回転トルクの関係を把握することができる。これにより実際の削孔動作時に計測した油圧の計測データから、給進力、打撃エネルギーおよび回転トルクを正確に変換できる。
【0012】
また、制御部は、ロードセルで採取した計測値が基準に達しているかどうか比較する比較器を設けたので、所定の給進力、打撃エネルギーおよび回転トルクを得るための油圧が妥当なものか判定できる。このようにして油圧機器の油圧を調節すれば、複数の地盤調査装置で、給進力、打撃エネルギーおよび回転トルクを同じにできる。
【0013】
さらに、給進力、打撃力、回転トルクの測定に応じて負荷ユニットを切り替え可能に構成したので、ロッドへの着脱が迅速にできる。油圧シリンダ機構からなる給進力の負荷ユニットは、油圧シリンダの油圧を高くしてロッドを固定状態とし、ロッドにかかる静的な荷重を計測することも、油圧シリンダの油圧を低くしてロッドをスライド(長さは油圧シリンダで制限される)させ、ロッドにかかる動的な荷重を計測することもできる。油圧ポンプ機構からなる回転トルクの負荷ユニットは、油圧ポンプの油圧を高くすることによりロッドを固定状態とし、ロッドにかかる静的な荷重を計測することも、油圧ポンプの油圧を低くしてロッドを回転させ、ロッドにかかる動的な荷重を計測することもできる。
【0014】
さらにまた、油圧シリンダ機構と油圧モータ機構にリリーフ弁を設けたので、リリーフ弁を調節することにより、負荷の大きさ(すなわち地盤の硬さ)と給進力または回転トルクの関係を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明による地盤調査装置の基本構成図である。(実施例1)
【図2】ロッド先端のロードセルによって計測した給進力、打撃力および回転トルクの各値(*)と、基準となる給進力、打撃力および回転トルクの各値(○)との関係を示すグラフである。(実施例1)
【図3】図1で、ロッドにかかる給進力を計測する構成した地盤調査装置である。(実施例1)
【図4】図1で、ロッドにかかる打撃力を計測する構成とした地盤調査装置ある。(実施例1)
【図5】図1で、ロッドにかかる回転トルクを計測する構成とした地盤調査装置である。(実施例1)
【図6】従来の地盤調査車の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照して、本発明による地盤調査装置を説明する。なお、本発明の構成要素で、従来の地盤調査車に搭載されているものは同じ符号とした。
【実施例】
【0017】
図1は、本発明による地盤調査装置の基本構成図である。地盤調査装置60ではロータリーパーカッションドリルを使用し、ロッドにかかる給進力、打撃力および回転トルクを計測する。図1に示すように、地盤調査装置60は、地盤表面に接するように下降できる設置台20(位置は図6参照)に柱状ガイド50が立設される。柱状ガイド50の頂部には、給進力用の油圧アクチュエータとして油圧モータ14(図3参照)が設けられる。油圧モータ14の駆動力がチェーン10に伝達され、チェーン10が動くとスライドテーブル11が油圧モータ14の正転か逆転かで上下動する。なお、給進力用の油圧アクチュエータは、油圧モータに限られるものではなく油圧シリンダを使用してもよい。ドリルヘッド6は、スライドテーブル11に装着され、打撃用の油圧ハンマー機構15(図4参照)と、ロッド4を回転させる回転用の油圧モータ16(図5参照)を有する。給進力検知用の油圧センサ7と、打撃力検知用の油圧センサ8と、回転トルク検知用の油圧センサ9の出力が制御部30に送られる。
【0018】
図1に示すように、ロードセルはロッド4の下部に着脱可能に取り付けられる。ロードセル5の出力は制御部30に送られる。ロードセル5の下端に負荷ユニット12が着脱可能に連設される。ロードセル5および負荷ユニット12を横に外した状態では、ロッド4を設置台20の貫通孔に通して地盤に押し込む。制御部30は、油圧センサ7、8、9の計測データを採取し記録する。また、ロードセル5の出力を採取し記録する。また、図1の右側に示すように、油圧センサ7の油圧とロードセル5の給進力との関係、油圧センサ8の油圧とロードセル5の打撃力との関係および油圧センサ9の油圧とロードセル5の回転トルクとの関係を把握する。
【0019】
実際にロッド4で地盤を削孔する際には、油圧センサ7、8、9の油圧が制御部30で記録される。換算N値を算出する際の給進力、打撃力および回転トルクは、計測した油圧から図1のグラフを使用して求めることができる。換算N値では、打撃エネルギーを使用するが、打撃エネルギーは打撃力の変化を時間軸で積分して求めることができる。
【0020】
図2は、本発明によるロッド先端のロードセルによって計測した給進力、打撃力および回転トルクの各値(*で示す)と、基準となる給進力、打撃力および回転トルクの各値(○で示す)とを比較したグラフである。比較は、図1の制御部30に示すように、給進力、打撃力および回転トルクの基準値13と、ロードセル5の出力値から求めた給進力、打撃力および回転トルクを比較器13aで比較することで行なう。比較の結果、給進力、打撃力および回転トルクの過不足がわかる。例えば、給進力が、与えた油圧に対して期待されるところの値、すなわち基準値より低いなら、油圧機器の油圧を上昇させるよう較正することができる。このような調整を地盤調査装置毎に行なえば、地盤調査装置間で使用年数などの違いがあっても、削孔時のロッドにかかる力を同じに設定できる。その場合、同じ硬さの地盤なら、地盤調査装置によらず同じ結果が得られる。
【0021】
図3は、ロッドにかかる給進力を計測する構成とした地盤調査装置60aである。給進力検知用のロードセル5の内部にはひずみゲージ5a、5bが張り付けられる。ひずみゲージ5a、5bは、断面積Aのゲージ線が複数回折り返されて束ねられたものである。長さLのひずみゲージが長手方向にΔLだけ引き伸ばされたとすると、ひずみεはε=ΔL/Lとなる。この時、ロードセル5を上下に圧縮する給進力PはP=E×(ΔL/L)×Aから算出できる。Eはヤング率である。一方、ΔL/Lは、ひずみゲージの抵抗Rの変化をホイーストンブリッジ回路で計測し、ΔR/R=k×ΔL/Lを使って求める。ひずみゲージ5aは、長手方向が垂直に設けられ圧縮タイプである。ひずみゲージ5bは、長手方向が水平に設けられ引っ張りタイプである。
【0022】
図3に示すように、負荷ユニット12は、シリンダ12dとピストン12eからなる油圧シリンダ機構で構成され、ピストン12eは連結ロッド12gに連結されている。シリンダ12dの上側室と下側室には、コントロール弁12aからオイルが送られて油圧がかかる。通常、コントロール弁12aは右側のように交差した通路が形成されており、逆止弁12cの下側からポンプ(Pで示す)でオイルがシリンダ12dの下側室に送られる。ピストン12eが上昇して、所定の圧力になる。この場合、ピストン12eは、ロッド4で下向きに押されるが、逆止弁があるのでオイルは逃げる場所がなく、油圧が所定の高圧になるとリリーフ弁12bが解放され、オイルをオイルタンク12fに逃がすように構成される。リリーフ弁12bは、所定のリリーフ圧に設定可能なタイプとした。リリーフ圧を高く設定すれば、硬い地盤に対応した負荷ユニットとなり、リリーフ圧を低く設定すれば、軟らかい地盤に対応した負荷ユニットとなる。また、これに対応した計測データも得られる。
【0023】
シリンダ12dの下側室にオイルが充填されロックされた状態で、給進力用の油圧モータ14を作動させると、チェーン10が駆動され、ドリルヘッド6が下降しようとするが、ピストン12eがロックされているので、ロッド4がひずみ、ロードセル5によって給進力が計測できる。シリンダ12dの油圧を高くしてピストン12eを固定状態としておけば、ロッド4も固定されて下降しないので、静的な荷重が計測できる。シリンダ12dの油圧を低くしておき、ロッド4に強い給進力を与えるなら、ピストン12eがシリンダ12d内を下降し、ロッド4がスライドするので、ロッド4にかかる動的な荷重を計測することができる。
【0024】
図4は、ロッドにかかる打撃力を計測する構成とした地盤調査装置60bである。ロードセル5は、打撃力検知用のロードセルで、給進力検知用のロードセルと同じ計測機構である。打撃力はパルス状に印加され、給進力はレベルで印加される違いがあるが、計測要素の構成は同じである。打撃力を計測する時は、負荷ユニット12が緩衝器12hに切り替えられる。打撃用の油圧ハンマー機構15を油圧で作動させると、ハンマーが打ち下ろされてロッド4の頂部を打撃する。ドリルヘッド6とロッド4が下降しようとするが、ロッド4の先端は負荷ユニット12の緩衝器12hで阻止されるので、ロッド4がひずみ、ロードセル5によって打撃力が計測できる。緩衝器12hは、一例として材質をゴムとすることができる。なお、緩衝器12hが受けた荷重は地盤表面と接する設置台20が受けるものとなる。緩衝器12hの特性を変えることで軟弱地盤から硬質地盤まで模擬して打撃力を計測することが可能である。
【0025】
図5は、ロッドにかかる回転トルクを計測する構成とした地盤調査装置60cである。引出円C1に示すように、回転トルク検出用のロードセル5の内部にはひずみゲージ5c、5dが貼り付けられている。ひずみゲージ5cは、長手方向が右上斜め方向に設けられ引っ張りタイプである。ひずみゲージ5dは、長手方向が左上斜め方向に設けられ圧縮タイプである。
【0026】
回転トルクを計測する時は、負荷ユニット12が油圧ポンプ12iに切り替えられる。油圧ポンプ12iは、引出円C2に示すように、連結ロッド12gの軸に回動可能に取り付けられた仕切羽根12kが内部を2つの油室に仕切っている。一方の油室内にオイルが充填された状態では、仕切羽根12kがロッド4の回転方向とは逆方向に押え付ける。そのため、ドリルヘッド6の回転用の油圧モータ16を作動させると、ロッド4が円周方向に沿ってひずみ、ロードセル5によって回転トルクが計測できる。油圧ポンプ12iの油圧を高くして仕切羽根12kを固定状態としておけば、ロッド4は回転しないので静的な荷重が計測できる。油圧ポンプ12iの油圧を低くしておき、ロッド4に強い回転を与えるなら、仕切羽根12kが油圧に打ち勝って回動し、ロッド4も回動するので、ロッド4にかかる動的な荷重を計測することができる。リリーフ弁12bの設定圧力を超える回転トルクが生じた場合は、リリーフ弁12bがオイルを逃がすので、ロッド4は一定の負荷のもとで回動する。
【0027】
なお、ロードセル5および負荷ユニット12は、ロッド4の下端の位置に着脱可能に設けられる。実際に地盤を掘削する時には、ロッド4の地盤への挿入を邪魔しないようロッド4下端の位置から取り外される。
【0028】
給進力計測用の油圧シリンダ機構と、打撃力計測用の緩衝器と、回転トルク計測用の油圧ポンプ機構からなる負荷ユニット12は、可動テーブルに切り替え可能に設置される。これにより負荷ユニット12の着脱が迅速にできる。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明は、ロータリーパーカッションドリルのロッドにかかる削孔力が把握でき、同じ条件で地盤の調査を行なえる地盤調査装置として好適である。
【符号の説明】
【0030】
1 地盤調査車
2 車体フレーム
3 脚
4 ロッド
5 ロードセル
5a、5b 給進力または打撃力の検知用のロードセル内のひずみゲージ
5c、5d 回転トルク検出用のロードセル内のひずみゲージ
6 ドリルヘッド
7 給進力検知用の油圧センサ
8 打撃力検知用の油圧センサ
9 回転トルク検知用の油圧センサ
10 チェーン
11 スライドテーブル
12 負荷ユニット
12a コントロール弁
12b リリーフ弁
12c 逆止弁
12d シリンダ
12e ピストン
12f オイルタンク
12g 連結ロッド
12h 緩衝器
12i 油圧ポンプ
12k 仕切羽根
13 基準値
13a 比較器
14 給進力用の油圧モータ
15 打撃用の油圧ハンマー機構
15a ハンマー
16 回転用の油圧モータ
20 設置台
30 制御部
50 柱状ガイド
60 地盤調査装置
60a 給進力を計測する構成とした地盤調査装置
60b 打撃力を計測する構成とした地盤調査装置
60c 回転トルクを計測する構成とした地盤調査装置


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロータリーパーカッションドリルが搭載され、ロッドに給進力を与える油圧アクチュエータ、打撃力を与える油圧駆動のハンマーおよび回転トルクを与える油圧モータの各々に取り付けられた油圧センサと、
前記ロッド下部に着脱可能に取り付けられ、前記ロッドの給進力または打撃力または回転トルクを計測するロードセルと、
前記ロッド下端に着脱可能に連設される負荷ユニットと、
前記負荷ユニットが連設された状態で前記ロッドを駆動し、前記油圧センサから得られる油圧の計測データならびに前記ロードセルから得られる給進力または打撃力または回転トルクの計測データを採取する制御部と、を備えることを特徴とする地盤調査装置。

【請求項2】
前記制御部には、油圧によって生成された給進力または打撃力または回転トルクの値を、基準となる給進力または打撃力または回転トルクと比較する比較器が設けられることを特徴とする請求項1に記載の地盤調査装置。

【請求項3】
前記負荷ユニットは、切り替え可能に設けられる給進力計測用の油圧シリンダ機構、打撃力計測用の緩衝器および回転トルク計測用の油圧ポンプ機構で構成されることを特徴とする請求項1に記載の地盤調査装置。

【請求項4】
前記油圧シリンダ機構と前記油圧ポンプ機構には、リリーフ圧が調節可能なリリーフ弁が設けられることを特徴とする請求項3に記載の地盤調査装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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