説明

基地局装置

【課題】無線端末がマナーモードに設定されていても着信があったことを通知することができる基地局装置を提供すること。
【解決手段】マナーモードが設定できる無線端末と通信する基地局装置101において、自基地局を介して無線端末に着信があったことを検出する着信検出部(制御部105)と、着信検出部が前記着信を検出した場合、無線端末がマナーモードになっているか否かを推定するマナーモード推定部(制御部105)と、マナーモード推定部(制御部105)によって前記マナーモードになっていると推定された場合、着信を無線端末の利用者に通知する通知部(表示部107、LED発光部108、音声出力部109)とを備えて構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、小規模の通信エリアを形成する基地局装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、通信機器の小型化技術の進化等により、フェムトセル基地局と呼ばれる超小型基地局の開発が行われるようになってきた。利用者の利用場所(例えば居住宅など)が公衆用の通信エリア(以下、マクロセルという)のエリア外になっていた場合、フェムトセル基地局をこのエリア外の利用場所に設置することでエリア外となっていたエリアをカバーでき、無線通信サービスが利用可能となる。
【0003】
また、フェムトセル基地局を設置した利用者は、自己が設置したフェムトセル基地局だけを占有して使うことができる。すなわち、自己が設置したフェムトセル基地局だけが、利用者の無線端末を位置登録することができる。
【0004】
フェムトセル基地局は、一般的に、ADSLや光ケーブルなどのブロードバンド回線に接続して使用されるため、安価で快適な無線通信サービスを提供するほか、限定された利用者だけで専用の小型基地局を占有することができることから、快適なデータ通信環境を提供することができるなど、新しい形態のサービスを利用者に提供することが可能となっている。
【0005】
一方、最近の携帯電話機は、公共の場で着信音を控えるために着信音を消音することができるマナーモードを手動で設定できるものが多く存在するが、自宅など私的な場では携帯電話機のマナーモードの解除を利用者が忘れてしまい、重要な連絡を伝える電話に出られないという問題があった。
【0006】
この問題の対策として、充電台に携帯電話機を乗せたときマナーモードを解除するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、マナーモードにおいて着信音をバイブレーションに替えたりLEDで点滅したり利用者に通知する機能があることはよく知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2009−130653号公報(請求項8)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、携帯電話機の充電が十分な場合、利用者が自宅にいても充電台で充電を行わない場合が多く、利用者が携帯電話機を上着のポケットに入れたままにしていたり、利用者と離れた場所に携帯電話機を置いたままになっていたりすると、利用者が携帯電話機のバイブレーションやLEDの点滅に気付かないという問題がある。
【0009】
本発明は、このような問題を解決するために、無線端末がマナーモードに設定されていても着信があったことを通知することができる基地局装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の基地局装置は、マナーモードが設定できる無線端末と通信する基地局装置において、自基地局を介して無線端末に着信があったことを検出する着信検出部と、前記着信検出部が前記着信を検出した場合、前記無線端末が前記マナーモードになっているか否かを推定するマナーモード推定部と、前記マナーモード推定部によって前記マナーモードになっていると推定された場合、前記着信を無線端末の利用者に通知する通知部とを備えた構成を有している。
【0011】
また、本発明の基地局装置は、前記マナーモード推定部は、前記着信の開始時点から所定時間の間、前記着信に対する応答がないとき、前記無線端末が前記マナーモードになっていると推定する構成を有している。
【0012】
また、本発明の基地局装置は、前記無線端末のマナーモード時の着信音が可聴域でない特定の音に設定されており、前記マナーモード推定部は、前記着信検出部が前記着信を検出した場合の着信音が、前記特定の音であるとき、前記無線端末が前記マナーモードになっていると推定する構成を有している。
【0013】
また、本発明の基地局装置の前記マナーモード推定部は、前記着信時の無線端末が自基地局装置に登録されている無線端末と判明されたとき、前記マナーモードの推定を行う構成を有している。
【0014】
また、本発明の基地局装置の前記通知部は、前記着信時の無線端末が自基地局装置に登録されている無線端末と判明されたとき、前記着信を無線端末の利用者に通知する構成を有している。
【0015】
また、本発明の基地局装置の前記通知部は、前記着信を特定の電話機に転送することで前記着信を無線端末の利用者に通知する構成を有している。
【発明の効果】
【0016】
本発明は、無線端末がマナーモードに設定されていても着信があったことを通知することができる基地局装置を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の第1実施の形態に基地局装置の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る基地局装置の動作例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施の形態に基地局装置の構成図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る基地局装置の動作例を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3実施の形態に係る基地局装置と通信する登録端末の構成図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る基地局装置の動作例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第4実施の形態に基地局装置の構成図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る基地局装置の動作例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(本発明の第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に基地局装置の構成図である。図1に示した基地局装置101は、フェムトセルを形成するフェムトセル基地局として用いられ、アンテナ102、無線通信送受信部103、有線通信送受信部104、制御部105、記憶部106、表示部107、LED発光部108、音声出力部109、およびカウント部110によって構成されている。
【0019】
無線通信送受信部103は、無線端末との無線通信を行うものである。有線通信送受信部104は、ブロードバンド回線などと接続されており、ブロードバンド回線の先の公衆網と通信を行うものである。なお、有線通信送受信部104は、着信信号を受け、着信信号は、有線通信送受信部104を介して無線端末に通知される。
【0020】
制御部105は、基地局装置101を構成する部位を制御するプログラムを実行するものである。記憶部106は、プログラム、フェムトセルに関する情報、及び自己のフェムトセルに登録されている無線端末(以下、登録端末という)の識別子などを記憶するものである。
【0021】
表示部107は、発信者名、着信者名など各種メッセージを表示するものである。LED発光部108は、LEDおよび、LEDの点滅を制御するものである。
【0022】
音声出力部109は、着信音等の警告音などを出力するものである。カウント部110は、無線端末に着信信号を通知したときから応答するまでの時間を計測するものである。
【0023】
以上のように構成された基地局装置101の動作について図面を用いて説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る基地局装置の動作例を示すフローチャートである。
【0024】
まず、制御部105は、無線通信送受信部103を介して、登録端末がないかサーチを行い、登録端末があった場合、その登録端末をハンドインさせる(S101)。
【0025】
制御部105は、ハンドイン後、カウント部110をリセット(Count=0)する(S102)。
【0026】
制御部105(着信検出部)は、有線通信送受信部104を介して、登録端末への着信がないか(着信信号が送信されているか)を監視して検出する(S103)。
【0027】
登録端末への着信があった場合、制御部105(マナーモード推定部)は、登録端末がマナーモードか否かを推定するため、一定時間経過後にカウント部110のCountを1つずつ増し、Countが予め設定した閾値(図では5)になるまでループが続けられる(S104)。Countは、コール毎にコール信号が送信されるようであれば、有線通信送受信部104を介してのコール信号の送信の検出毎にCountを1つずつ増してもよい。
【0028】
また、登録端末がオフフック状態になった(電話に出た)場合、S104のループを抜けて、フローを終了する(S105:Yes)。
【0029】
登録端末がオフフック状態にならずにCountが閾値になった場合(マナーモードと推定される)、制御部105は、表示部107(通知部)、LED発光部108(通知部)、または音声出力部109(通知部)に指示して、LEDの点灯や、表示部107への表示、着信音等を用い、利用者に着信があったことを通知する(S106)。以降、この通知はS109まで継続される。
【0030】
登録端末がオフフック状態になった場合(S107:Yes)、制御部105は、着信の通知を終了する(S109)。登録端末がオフフック状態にならない場合(S107:No)であって、発信者が切断処理を行った場合(S108:Yes)でも、制御部105は、着信の通知を終了する(S109)。
【0031】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る基地局装置は、マナーモードの設定が推定された場合、基地局装置で着信を通知するため、無線端末がマナーモードに設定されていても着信があったことを通知することができ、着信に気がつかないことを防止できる。
(本発明の第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2実施の形態に基地局装置の構成図である。図3に示した基地局装置101は、フェムトセルを形成するフェムトセル基地局として用いられ、アンテナ102、無線通信送受信部103、有線通信送受信部104、制御部105、記憶部106、表示部107、LED発光部108、音声出力部109、カウント部110、マイク部111、および、端末着信音判定部112によって構成されている。なお、本発明の第2実施の形態に係る基地局装置の構成する要素のうち、本発明の第1実施の形態に係る要素と同じものには、同じ符号を付し、それぞれの説明を省略する。
【0032】
マイク部111は、図3に示した基地局装置101の周辺の音声を集音するものである。
【0033】
記憶部106には、登録端末の着信音が記録されている。端末着信音判定部112は、マイク部111より集音した音声の信号と、記憶部106に記録している登録端末の着信音の音声の信号とを比較し、集音した音声が登録端末の着信音か否かを判定するものである。
【0034】
以上のように構成された図3に示した基地局装置101の動作について図面を用いて説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態に係る基地局装置の動作例を示すフローチャートである。
【0035】
まず、制御部105は、無線通信送受信部103を介して、登録端末がないかサーチを行い、登録端末があった場合、その登録端末をハンドインさせる(S201)。
【0036】
制御部105は、ハンドイン後、カウント部110をリセット(Count=0)する(S202)。
【0037】
制御部105は、有線通信送受信部104を介して、登録端末への着信がないか監視する(S203)。
【0038】
登録端末への着信があった場合、マイク部111は周囲の音を集音し(S204)、制御部105は、一定時間の経過後に、カウント部110のCountを1つずつ増し、Countがあらかじめ設定した閾値(図では5)になるまでループが続けられる(S205)。また、登録端末がオフフック状態になった(電話に出た)場合、S205のループを抜けて、フローを終了する(S206:Yes)。
【0039】
登録端末がオフフック状態にならずにCountが閾値になった場合、端末着信音判定部112では、マイク部111で取得した音声が、登録端末と同じ着信音を取得できたか、判定を行う(S208)。
【0040】
登録端末と同じ着信音の場合(S208:Yes)、フローを終了し、登録端末と同じ着信音でない場合(S208:No)、制御部105は、表示部107、LED発光部108、または音声出力部109に指示して、LEDの点灯や、表示部107への表示、着信音等を用い、利用者に着信があったことを通知する(S209)。以降、この通知はS212まで継続される。
【0041】
登録端末がオフフック状態になった場合(S210:Yes)、制御部105は、着信の通知を終了する(S212)。登録端末がオフフック状態にならない場合(S210:No)であって、発信者が切断処理を行った場合(S211:Yes)でも、制御部105は、着信の通知を終了する(S212)。
【0042】
なお、S208の判定をS204の直後に行うようにして、制御部105は、登録端末と同じ着信音を確認したとき、マナーモードの推定を行うようにしてもよい。
【0043】
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態に係る基地局装置は、登録端末と同じ着信音を確認したとき、基地局装置による着信の通知を控えるため、着信通知の無駄を省くことができる。
(本発明の第3の実施の形態)
本発明の第3実施の形態に係る基地局装置は、本発明の第2の実施の形態に係る基地局装置と同様の構成である。なお、本発明の第3実施の形態に係る基地局装置と通信する登録端末を図5に示す。
【0044】
図5に示した登録端末201は、アンテナ202、無線通信送受信部203、制御部204、記憶部205、表示部206、マイク部207、音声出力部208、および高音着信音記憶部209によって構成されている。
【0045】
無線通信送受信部203は、公衆用基地局やフェムトセル基地局との無線通信を行うものである。制御部204は、登録端末201を構成する部位を制御するプログラムを実行するものである。記憶部205は、プログラムおよび無線端末に関する情報などを記憶するものである。
【0046】
表示部206は、発信者名など各種メッセージを表示するものである。マイク部207は、集音をするものである。音声出力部208は、相手からの音声を出力するものである。また、高音着信音記憶部209は、人間の可聴域以上の高音を記憶するものである。制御部204は、マナーモードで着信があった場合、高音着信音記憶部209の音を着信音として、音声出力部208を介して出力する。
【0047】
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る基地局装置の動作例を示すフローチャートである。
【0048】
まず、制御部105は、無線通信送受信部103を介して、登録端末がないかサーチを行い、登録端末があった場合、その登録端末をハンドインさせる(S201)。
【0049】
制御部105は、ハンドイン後、カウント部110をリセット(Count=0)する(S202)。
【0050】
制御部105は、有線通信送受信部104を介して、登録端末への着信がないか監視する(S203)。
【0051】
登録端末への着信があった場合、マイク部111は周囲の音を集音し(S204)、制御部105は、マイク部111で取得した際、可聴域でない音が取得できたか否かを判定する(S301)。可聴域でない音が取得できなかった場合はフローが終了し、可聴域でない音が取得できた場合、登録端末がマナーモードであるとして、制御部105は、表示部107、LED発光部108、または音声出力部109に指示して、LEDの点灯や、表示部107への表示、着信音等を用い、利用者に着信があったことを通知する(S209)。以降、この通知はS212まで継続される。
【0052】
登録端末がオフフック状態になった場合(S210:Yes)、制御部105は、着信の通知を終了する(S212)。登録端末がオフフック状態にならない場合(S210:No)であって、発信者が切断処理を行った場合(S211:Yes)でも、制御部105は、着信の通知を終了する(S212)。
【0053】
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態に係る基地局装置は、可聴域でない音が取得できた場合、登録端末がマナーモードであるとするため、精度良くマナーモードを推定できる。
(本発明の第4の実施の形態)
図7は、本発明の第4実施の形態に基地局装置の構成図である。図7に示した基地局装置101は、フェムトセルを形成するフェムトセル基地局として用いられ、アンテナ102、無線通信送受信部103、有線通信送受信部104、制御部105、記憶部106、表示部107、LED発光部108、音声出力部109、カウント部110、および登録先転送部113によって構成されている。なお、本発明の第4実施の形態に係る基地局装置の構成する要素のうち、本発明の第1実施の形態に係る要素と同じものには、同じ符号を付し、それぞれの説明を省略する。なお、登録先転送部113は、図7に示した基地局装置101と接続された特定の電話機に、登録端末への着信を転送するものである。
【0054】
以上のように構成された図7に示した基地局装置101の動作について図面を用いて説明する。図8は、本発明の第4の実施の形態に係る基地局装置の動作例を示すフローチャートである。
【0055】
まず、制御部105は、無線通信送受信部103を介して、登録端末がないかサーチを行い、登録端末があった場合、その登録端末をハンドインさせる(S101)。
【0056】
制御部105は、ハンドイン後、カウント部110をリセット(Count=0)する(S102)。
【0057】
制御部105(着信検出部)は、有線通信送受信部104を介して、登録端末への着信がないか(着信信号が送信されているか)を監視して検出する(S103)。
【0058】
登録端末への着信があった場合、登録端末がマナーモードか否かを推定するため、制御部105(マナーモード推定部)は、無線端末に着信信号を通知したときから応答するまでの時間を計時するため、一定時間経過後にカウント部110のCountを1つずつ増し、Countがあらかじめ設定した閾値(図では5)になるまでループが続けられる(S104)。
【0059】
また、登録端末がオフフック状態になった(電話に出た)場合、S104のループを抜けて、フローを終了する(S105:Yes)。
【0060】
登録端末がオフフック状態にならずにCountが閾値になった場合(マナーモードと推定される)、制御部105(通知部)は、登録端末への着信を特定の電話機に転送することで、着信を通知する(S401)。例えば、制御部105(通知部)は、記憶部106などに特定の電話機の電話番号(例えば利用者の自宅の固定電話の番号)が登録されており、その電話番号の電話機に着信を転送する。
【0061】
制御部105は、転送を行う際、発信者に対して転送をおこなう旨を知らせるメッセージを表示部107に表示しても良い。例えば、メッセージは、フェムトセルに登録されている電話番号と照合して、検索された人の名前であり、“○○さんからXXさんへお電話です”であり、さらに、発呼者・着呼者を特定させるメッセージでもよい。
【0062】
また、制御部105は、発呼者の発信状況(公衆電話、発信番号非通知等)を発信側の電話番号より判定し、例えば“公衆電話からxxさんへお電話です。”といった発信端末を示すメッセージを表示部107に表示しても良い。
【0063】
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態に係る基地局装置は、登録端末の着信を基地局装置だけでなく、他の電話機を介して通知することができる。
【符号の説明】
【0064】
101 基地局装置
102 アンテナ
103 無線通信送受信部
104 有線通信送受信部
105 制御部
106 記憶部
107 表示部
108 LED発光部
109 音声出力部
110 カウント部
111 マイク部
112 端末着信音判定部
113 登録先転送部
201 登録端末
202 アンテナ
203 無線通信送受信部
204 制御部
205 記憶部
206 表示部
207 マイク部
208 音声出力部
209 高音着信音記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マナーモードが設定できる無線端末と通信する基地局装置において、
自基地局を介して無線端末に着信があったことを検出する着信検出部と、
前記着信検出部が前記着信を検出した場合、前記無線端末が前記マナーモードになっているか否かを推定するマナーモード推定部と、
前記マナーモード推定部によって前記マナーモードになっていると推定された場合、前記着信を無線端末の利用者に通知する通知部とを備えたことを特徴とする基地局装置。
【請求項2】
前記マナーモード推定部は、前記着信の開始時点から所定時間の間、前記着信に対する応答がないとき、前記無線端末が前記マナーモードになっていると推定することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
【請求項3】
前記無線端末のマナーモード時の着信音が可聴域でない特定の音に設定されており、
前記マナーモード推定部は、前記着信検出部が前記着信を検出した場合の着信音が、前記特定の音であるとき、前記無線端末が前記マナーモードになっていると推定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の基地局装置。
【請求項4】
前記マナーモード推定部は、前記着信時の無線端末が自基地局装置に登録されている無線端末と判明されたとき、前記マナーモードの推定を行うことを特徴とする請求項1から請求項3までの何れかに記載の基地局装置。
【請求項5】
前記通知部は、前記着信時の無線端末が自基地局装置に登録されている無線端末と判明されたとき、前記着信を無線端末の利用者に通知することを特徴とする請求項1から請求項4までの何れかに記載の基地局装置。
【請求項6】
前記通知部は、前記着信を特定の電話機に転送することで前記着信を無線端末の利用者に通知することを特徴とする請求項1から請求項5までの何れかに記載の基地局装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−97220(P2011−97220A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−247443(P2009−247443)
【出願日】平成21年10月28日(2009.10.28)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】