説明

塗装剤装置及び塗装装置

本発明は、塗装剤の放出に影響を与えるための特に塗装剤弁などの塗装剤装置であって、該塗装剤装置を差込可能に保持するための差込可能な実装ソケット(101)を備えることを特徴とする塗装剤装置に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加工対象物を塗装する分野、特に、車体部品を塗装する分野に関する。
【背景技術】
【0002】
加工対象物を塗装するため、通常、例えば静電回転式噴霧器や色切替器などの塗装装置が用いられる。塗装装置には、塗布される塗装剤が、例えば塗装剤弁などの弁により供給される。
【0003】
塗装技術分野における弁には、通常、円形空気圧ピストンが設けられており、円形筐体内に配置された制御用空隙、ピストンシール、及び、バネを介して、弁の空圧駆動が可能となる。この円形筐体内に、通常、シリンダが形成されており、該シリンダの内部には、可動式のニードル弁が配置される。このため、動作中、ニードル弁は、それぞれ、塗布される塗装剤に曝されるため、例えば、空気を短時間流すなどして、洗浄する必要がある。しかし、こうした洗浄は、塗装剤シリンダ内のニードル弁の配置による設計上の理由のため困難である。また、塗装剤弁は、洗浄又は維持管理目的で回して外せるよう、大きな労力をはらって、塗装剤装置の放出側にネジ留めされている。さらに、こうしたネジ接続では、システムの効率が低下するため、塗装剤装置中の塗装剤弁の配置を緊密にすることは許されない。このように、こうした塗装剤弁及び塗装剤装置を備える周知の塗装システムは、維持管理に手間がかかり、非効率的であった。
【0004】
さらに、周知の弁は、1種又は2種の材料、通常は、ステンレス鋼及びプラスチックから構成される。こうした材料の組は、通常、ネジ留め、接着剤、ニードル弁の対称軸を横断する射出成形体を用いて接続されている。これらの材料の組は、使用中に磨耗するため、高い維持管理頻度を必要とする。
【0005】
また、特許文献1を先行技術として参照する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】欧州特許出願公開第1157747号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、維持管理及び清掃の簡便な効率的塗装システムを提供することである。この目的は、独立請求項の特徴により達成される。下位請求項は、本発明の有利な発展例を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、例えば塗装剤弁などの塗装剤装置を噴霧器や色切替器などの塗装装置に結合するために、ねじれ止め可能な差込式接続を用い得ることで、より効率的な塗装システムが実現されるという知見に基づく。例えば、塗装剤弁は、バヨネット式接続により色切替器に効率的に接続することができ、これにより、手早く簡単に換装することができる。
【0009】
さらに、本発明は、塗装剤弁のニードル弁が適切な幾何学的形態を有していることにより、清掃の簡便な塗装システムが実現できるという知見に基づく。ここで、ニードル弁の末端は、特に、ある角度で先細りになる追加の部分を設けられていてもよく、これにより、シリンダ内でニードル弁を取り囲む空間が広くなる。
【0010】
さらに、本発明は、塗装剤弁のニードル弁が耐摩耗性の構成をしていることにより、維持管理の簡便な塗装システムが実現できるという知見に基づく。ここで、ニードル弁に通常用いられるプラスチックシャフトは、耐摩耗性のシースでさらに覆われてもよく、これにより、不利益な摩耗が最小化され、ニードル弁の耐用年数が増加する。
【0011】
さらに、本発明は、色切替器などの塗装剤装置において、複数の塗装剤装置を、例えば嵌合し合って、相互に近接して配置することができるように、後部駆動連結部及び塗装剤弁の筐体が、円形ではなく、例えば伸長し、また、例えば嵌合し合うような、幾何学的形態を有していることで、上記の種類の塗装装置の塗装弁などの塗装剤装置の実装密度を増加することができるという知見に基づく。
【0012】
ある態様では、本発明は、例えば自動車塗料などの塗装剤の放出に影響する例えば塗装剤弁などの塗装剤装置に関する。塗装剤装置は、好ましくは、例えば噴霧器又は色切替器などの塗装装置中に該塗装剤装置を保持するための差込可能な実装ソケットを備える。このように、塗装剤装置は、差込式接続により保持されているため、素早く換装することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】塗装剤装置を示す。
【図2】塗装剤装置の筐体を示す。
【図3】バネリングを示す。
【図4】挿入された状態の塗装剤装置を示す。
【図5】塗装剤装置を示す。
【図6】塗装剤装置の筐体を示す。
【図7】挿入された状態の図5の塗装剤装置を示す。
【図8A】受け入れスリーブの平面図を示す。
【図8B】受け入れスリーブの平面図を示す。
【図9】塗装剤装置を示す。
【図10】塗装装置の筐体を示す。
【図11】挿入された状態の図9の塗装剤装置を示す。
【図12】塗装剤装置を示す。
【図13】塗装剤の筐体を示す。
【図14】挿入された状態の図12の塗装剤装置を示す。
【図15】塗装剤装置を示す。
【図16】塗装装置の筐体を示す。
【図17A】図16の塗装装置の筐体内での実装ソケットの固定を示す。
【図17B】図16の塗装装置の筐体内での実装ソケットの固定を示す。
【図17C】図16の塗装装置の筐体内での実装ソケットの固定を示す。
【図17D】図16の塗装装置の筐体内での実装ソケットの固定を示す。
【図18】塗装剤装置を示す。
【図19】受け入れスリーブを示す。
【図19A】ねじれ止めを示す。
【図19B】ねじれ止めを示す。
【図19C】ねじれ止めを示す。
【図20A】塗装剤装置を示す。
【図20B】受け入れスリーブを示す。
【図20C】ねじれ止めを示す。
【図20D】ねじれ止めを示す。
【図20E】ねじれ止めを示す。
【図21】塗装剤装置を示す。
【図22】塗装剤装置を示す。
【図23】駆動連結部を示す。
【図24】筐体の横断面を示す。
【図25】ピストン要素の付属したニードル弁を示す。
【図26】複数の塗装剤装置からなる配置体を示す。
【図27】複数の塗装剤装置からなる配置体を示す。
【図28】塗装剤装置を示す。
【図29】図28の塗装剤装置の正面図を示す。
【図30】図28の塗装剤装置を示す。
【図31A】長円形のピストン要素を示す図。
【図31B】長円形のピストン要素を示す図。
【図31C】長円形のピストン要素を示す図。
【図31D】長円形のピストン要素を示す図。
【図32】長円形のシールを示す図。
【図33】ニードル弁を示す。
【図34】複数のニードル弁を示す。
【図35】ニードル弁を示す。
【図36】ニードル弁を示す。
【図37】ニードル弁を示す。
【発明を実施するための形態】
【0014】
塗装剤弁を以下の実施例により説明する。しかし、以下の構成は、加工対象物の塗装に用いることが可能ないかなる弁に対しても、それらに応じて適用される。
【0015】
ある実施形態では、塗装剤装置は、塗装剤を制御可能に放出するための可動式放出手段、例えば、ニードル弁を備える。差込可能な実装ソケットは、その放出側に、少なくとも部分的に、可動式放出手段及び/又は塗装剤シリンダを備えていても又は囲んでいてもよい。
【0016】
ある実施形態では、塗装剤装置は、塗装剤を放出するための出力を備え、このとき、差込可能な実装ソケットは、塗装剤装置の出力と、例えば噴霧器や色切替器などの塗装装置とを結合するために設けられていてもよい。これにより、維持管理の簡便な、塗装剤装置と塗装装置との放出側での単純な接続が可能となる。
【0017】
ある実施形態では、差込可能な実装ソケットは、例えば、ラッチ又はスナップ構成により、ラッチ又はスナップされていてもよく、その結果、実装ソケットの嵌合を固定することができる。
【0018】
ある実施形態では、差込可能な実装ソケットは、ねじれ止め可能である。ねじれ止めは、例えば、塗装装置の受け入れスリーブなどの中に、差込可能な実装ソケットを挿入した後に実行されてもよい。
【0019】
ある実施形態では、差込可能な実装ソケットは、バヨネット式接続を備える。該バヨネット式接続は、例えば、対称であっても非対称であってもよく、また、軸方向に沿って横方向に少なくとも部分的に平坦化されたバヨネットネジを設けられていてもよい。これにより、素早くしっかりとしたねじれ止めを実現することができる。
【0020】
ある実施形態では、差込可能な実装ソケットの壁面から外向きに延びる少なくとも1つの保持要素が、差込可能な実装ソケットのねじれ止めのために設けられている。少なくとも1つの窪みを保持要素を受け入れるために設けてもよく、このとき、該窪みをねじれ止めのために壁面に形成してもよい。これにより、バヨネット式接続の安全なラッチ接続が保証される。
【0021】
ある実施形態では、保持ピンが差込可能な実装ソケット中に埋め込まれ、該保持ピンの末端は外に導かれて保持要素を形成する。さらに、保持ピンの両端は、平行に外に導かれていてもよく、このとき、対向する保持要素を形成する。さらに、複数の保持ピンは、実装ソケット中、例えば、同じ横断面内に、又は、異なる横断面内に、埋め込まれていてもよく、いずれの場合においても、各保持ピンの少なくとも1つの末端は外に導かれて保持要素を形成する。ねじれ止め具は、こうして、特にねじれ止め接続により、実現することができる。
【0022】
ある実施形態では、保持要素はボールピンであってもよい。さらに、差込可能な実装ソケットは、複数のボールピンを設けられていてもよく、このとき、該ボールピンは、壁面の同じ横断面に配置されていても、又は、壁面の異なる横断面に配置されていてもよく、それぞれが保持要素を形成し、これにより、ねじれ止め接続の回転角が制限される。
【0023】
ある実施形態では、差込可能な実装ソケットの壁面には、ねじれ止めのために、少なくとも部分的に円周状の環状溝、又は、保持用張り出しが設けられている。これにより、摩擦固定ねじれ止めを簡単に実現することができる。
【0024】
ある実施形態では、差込可能な実装ソケットの壁面はねじれ止めのためのネジを有しており、該ネジは、例えば、側面及び軸方向に平坦であってもよく、この結果、差込可能な実装ソケットは『鍵穴』式に挿入可能であり且つねじれ止め可能である。ここで、差込可能な実装ソケットの壁面は、差込可能な実装ソケットの軸方向に伸び、ネジ無しの、あるいは、壁面の他の壁部分よりも平坦なネジの段部又はネジの側面を設けられ、回転対称に又は非回転対称に配置されている壁部分を有してもよい。これにより、差込可能な実装ソケットの単純で安全なねじれ止めを実現することができる。
【0025】
さらなる態様では、本発明は、塗装剤の放出に影響するための塗装剤装置に関する。塗装剤装置は、例えば噴霧器や色切替器などの塗装装置内に塗装剤装置を保持するための実装ソケットを備える。実装ソケットの壁面は、好ましくは、ネジを設けられており、該ネジのピッチは1.5から3の間のピッチ範囲内である。これにより、迅速に開放でき維持管理の簡単な塗装剤装置の固定が可能となる。ある実施形態では、塗装剤装置は、上記の及び/又は下記の塗装剤装置の特徴を有していてもよい。
【0026】
ある実施形態では、ネジは、丸められたネジの段部及び/又は丸められたネジの側面を備え、このとき、これらは、例えば、28°,29°,30°,31°又は32°の、丸め用傾斜角度で丸められていてもよい。これにより、ネジをより迅速に嵌合することが可能となる。
【0027】
ある実施形態では、ネジは、円周状であり且つ連続している。一方、壁面は軸方向に伸びるネジ無しの部分を有しており、この結果、差込可能な接続を実現することができる。この場合、ネジは、迅速なねじれ止めとして機能する。
【0028】
ある実施形態では、塗装剤装置は、塗装剤を放出するための出力を備え、このとき、実装ソケットは、出力と、例えば噴霧器や色切替器などの塗装装置とを結合するために設けられる。こうして、実装ソケットは、出力側に配置されている。
【0029】
さらなる態様では、本発明は、駆動装置、特に、空気弁駆動を、塗装弁などであり得る塗装剤装置に連結するための駆動連結部を有する上記の種類の塗装剤装置に関する。駆動連結部は、好ましくは、細長い横断面を有し、この結果、同種の塗装剤装置の実装密度は、この塗装剤装置を相互に隣接してスペースを節約しながら配置することで、増加する。
【0030】
ある実施形態では、駆動連結部の横断面、即ち、接続横断面は、完全に又は少なくとも部分的に長円形であり、例えば、複数の同種の塗装剤装置を相互に隣接して少なくとも部分的に嵌合するよう配置するために形成されている。ここで、駆動連結部は、例えば、同種の塗装剤装置が相互に隣接して配置される際、相互に嵌り合う凸部又は凹部などの嵌合要素を有してもよく、この結果、塗装剤装置の実装密度を増加させることができる。
【0031】
ある実施形態では、駆動連結部は、例えば、ねじ込み式接続を用いた塗装剤装置を機械的に保持するための、対角線上で鏡面対称に配置されていてもよい、少なくとも2つの凸状固定部を備える。これにより、例えば、プラグ着脱可能な、塗装剤装置の軸方向の固定が実現される。
【0032】
ある実施形態では、駆動連結部は、塗装剤装置のニードル弁を駆動するための、例えば空気圧信号などの、駆動装置の駆動信号を受けるための少なくとも1つの制御入力を備える。
【0033】
ある実施形態では、駆動連結部の下流に配置されている塗装剤装置の筐体の横断面は、少なくとも部分的に駆動連結部の横断面を占める。これにより、塗装剤装置の筐体の外形は、完全に又は少なくとも部分的に駆動連結部の外形と一致し、その結果、同種の塗装剤装置を複数効率的に配置することが可能となる。
【0034】
さらに、塗装剤装置は、上記の及び/又は下記の塗装剤装置の特徴を有していてもよい。
【0035】
さらなる態様では、本発明は、外に導かれている複数のニードル弁を有する塗装剤弁である又はを含む上記の種類の塗装剤装置に関する。ニードル弁は、例えば、塗装剤装置に連結され得る塗装装置の異なる弁座を封止し、この結果、塗装効率を上げることができる。
【0036】
ある実施形態では、複数のニードル弁のうち少なくとも2つのニードル弁が、異なる幾何学的形状を有しており、例えば、異なる長さ及び/又は異なる厚さを有しており、これにより、異なるニードル弁を異なる目的のために用いること可能となる。
【0037】
ある実施形態では、複数のニードル弁のうち少なくとも2つのニードル弁が、共に又は相互に独立して操作可能であり、この結果、高い操作自由度を達成することが可能となる。
【0038】
ある実施形態では、複数の制御入力が、例えば、空気圧による、異なるニードル弁の個別の作動のために設けられている。さらに、制御入力は、複数のニードル弁のために設けられていてもよい。これにより、簡素で効率的なニードル弁の動作が可能となる。
【0039】
ある実施形態では、ニードル弁は、平行に配置されており、これにより、反対側に平行に配置されている複数の弁座を封止することができる。
【0040】
ある実施形態では、複数のニードル弁のうち第1のニードル弁が、例えば希釈剤や溶剤などの洗浄剤を短時間流すために設けられている。第2のニードル弁は、空気を短時間流すために設けられている。さらに、第1のニードル弁は、例えば塗料などの塗装剤を放出するために設けられてもよく、第2のニードル弁は、塗装剤をフィードバックするために設けられてもよい。この結果、塗装剤装置の高い自由度を実現することができる。同じことが、硬化剤とそれに対応する硬化剤弁に関しても可能である。
【0041】
さらに、塗装剤装置は、上記の及び下記の塗装剤装置の特徴を有していてもよい。
【0042】
さらなる態様では、本発明は、ニードル弁である又はを備える上記の種類の塗装剤装置に関する。好ましくは弁座と接触するニードル弁の一端は、好ましくは、ニードル弁を弁座に挿入するためのガイド部、ニードル弁を弁座に押しつけるための封止部、及び、ニードル弁を洗浄するための洗浄空間をなす洗浄部を備える。ガイド部、封止部、及び、洗浄部は、好ましくは、異なる傾斜角度で傾いており、これにより、ニードル弁の先端は、例えば、三段階に円錐形に平坦化されている。追加の洗浄部は、ニードル弁の洗浄を簡略化し、この結果、塗装剤装置の維持管理が簡単になる。
【0043】
ある実施形態では、各部位は、互いに直接並ぶように配置されており、これにより、封止部は、洗浄部の下流に配置されており、ガイド部は、封止部の下流に配置されている。
【0044】
ある実施形態では、ガイド部の傾斜角度は、120°±30°であり、封止部の傾斜角度は、30°±12°であり、そして、洗浄部の傾斜角度は、10°±5°であり、この結果、ニードル弁を簡単に洗浄できることを保証することが可能となる。
【0045】
塗装剤装置は、上記の及び下記の塗装剤装置の特徴を有していてもよい。
【0046】
さらなる態様では、本発明は、ニードル弁である又はを備える上記の種類の塗装剤装置に関する。ニードル弁は、プラスチック製であり得るニードル弁シャフト、及び、少なくとも部分的にニードル弁シャフトを覆い、且つ、ニードル弁シャフトの材料よりも耐摩耗性の高い材料から構成されるシースを備える。このようにして、有利なことに、ニードル弁の耐摩耗性の高い構成が実現され、この結果、その耐用年数が増加する。弁座とニードルと材料の組み合わせ、即ち、柔らかいプラスチックの先端とVA又はポリオキシメチレン(POM)から構成される弁座は、常に重要である。VA製のニードル先端を用いることの問題点としてはプラスチックの弁座内で(磨耗しながら)動くことが挙げられる。ある実施形態では、シースは、セラミック又はセラミック複合体又は鉄から形成されている。
【0047】
さらに、塗装装置は、上記の及び/又は下記の塗装剤装置の特徴を有していてもよい。
【0048】
さらなる態様では、本発明は、上記のように形成された塗装剤装置の実装ソケットを受け入れるために設けられた受け入れスリーブを有する塗装装置、例えば、噴霧器、特に、静電噴霧器、又は、色切替器、又は、機能弁(例えば、洗浄弁、特に、短時間洗浄弁)などの塗装装置に関する。塗装剤装置の実装ソケットは、差込式接続を実現するため、例えば、受け入れスリーブ内に差込可能であってもよい。
【0049】
ある実施形態では、実装ソケットを受け入れるための受け入れスリーブは、バヨネット式接続で設けられている。ここで、受け入れスリーブは、ねじれ止めするようバヨネット式接続を受け入れるために設けられた、例えば、弾性要素、例えば、バネリングなどを有してもよい。
【0050】
ある実施形態では、溝、例えば、螺旋状の溝が、ねじれ止めするよう上記の種類の塗装剤装置の保持要素を受け入れるための壁上に形成されている。さらに、複数の溝は、特に、複数の螺旋状の溝は、上記の種類の塗装剤装置の実装ソケットの壁の異なる横断面平面上の要素を受け入れるために設けられてもよい。
【0051】
ある実施形態では、スリーブは、塗装剤装置の実装ソケットを受け入れるために設けられており、このとき、その壁は、ねじれ止めのために、少なくとも部分的に円周状の環状溝、又は、保持用張り出しが設けられている。受け入れスリーブの壁面は、好ましくは、環状溝を受け入れるための保持用張り出しを、又は、保持用張り出し用の少なくとも部分的に円周状の環状溝を設けられており、この結果、効率的なねじれ止めが実現できる。
【0052】
ある実施形態では、受け入れスリーブの壁面は、ねじれないように、上記の種類の塗装剤装置の実装ソケットのねじれ止めのためのネジを備える。好ましくは、他の壁部よりも平坦なネジ無しの又はネジの段部及び/又はネジの側面の設けられている壁面の壁部は、壁面の軸方向に延び、回転対称又は回転非対称に配置されてもよい。これは、実装ソケットは『鍵穴』式で固定されてもよいことを意味する。
【0053】
ある実施形態では、受け入れスリーブの壁面は、実装ソケットを受け入れるための1から3の間のピッチのネジを設けられており、この結果、実装ソケットの効率的な固定を実現することができる。
【0054】
さらなる態様では、本発明は、車体を塗装するための上記の種類の塗装剤装置及び/又は塗装装置の使用に関する。
【0055】
さらなる例示的実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
【0056】
図1は、塗装剤の放出に影響するために設けられた、弁であり得る塗装剤装置を示す。塗装剤装置は、該塗装剤装置を差込可能に保持するための差込可能な実装ソケット101を備える。差込可能な実装ソケット101は、例えば、塗装剤装置の筐体103に接続されている。
【0057】
差込可能な実装ソケットには、固定用突起を受け入れるための追加の固定用溝107を有する螺旋状溝105が設けられている。塗装剤装置は、さらに、差込可能な実装ソケット101により少なくとも部分的に囲まれているニードル弁109を出力側に備える。このとき、該実装ソケット101は、シーリングリングのため溝111を設けられてもよい。
【0058】
図2は、図1の塗装装置の差込可能な実装ソケットを受け入れるための受け入れスリーブ201を設けられた対応する塗装剤装置の筐体を示す。バネリング205を有してもよい溝203が受け入れスリーブ201に形成されている。バネリング205は、図1の螺旋状溝105を受け入れるために設けられている。
【0059】
図3は、弾性要素からなり、例えば、少なくとも部分的に円形に曲がり、且つ、バネリング205と一致してもよいバネリングを示す。バネリングは、その内側に、図1の固定用溝107と嵌合する少なくとも1つ又は2つの切り欠きのある固定用突起301と、組み立て及び取り付け用ペグ303とをそれぞれ備える。
【0060】
図4は、図1の塗装剤装置と図2の塗装装置との接続を示す。図4に示すように、弾性を有すバネリング205の固定用突起301は固定用溝107に嵌合する。
【0061】
図1の塗装剤装置は1つ又は2つの螺旋状の溝107を有してもよい。取り付け用ペグ303と組み込まれた固定用突起301とを有するバネリング205は、挿入中に取り付け用ペグ303が渦巻状の溝に嵌合するよう、図2の受け入れスリーブ内の溝203に挿入される。差込可能な実装ソケット101は、スリーブ部201に導入され、ねじれ止めのために例えば65°回転される。塗装剤装置を取り外す際は、反対に回転され引き抜かれる。こうして、直接固定要素を用いることが可能となる。さらに、バネリング205と筐体との間に大きな軸受表面を実現することができる。バネリング205は、さらに、簡便に換装することができる。さらに、図2の塗装装置の筐体の外形は単純なものとなる。
【0062】
図5は、筐体501と差込可能な実装ソケット503を有する、例えば、塗装剤弁などの、塗装剤装置を示す。2つの保持ピン505及び507が、差込可能な実装ソケット503に、例えば、弁用ソケットに、実装ソケットの横断面を横切るように埋め込まれている。保持ピン505及び507は、外に導かれている末端509を有しており、これらにより保持要素が形成されている。塗装剤装置は、さらに、放出側に配置されているニードル弁511を備える。ニードル弁を例えば圧縮空気などで駆動するための制御入力513が入力側に設けられている。
【0063】
図6は、図5の差込可能な実装ソケット503を受け入れるための受け入れスリーブ601を有する例えば空気噴霧器又は色切替器などの塗装剤装置の筐体を示す。受け入れスリーブ601は、保持要素509をその中に誘導することのできる軸方向の窪み603を備える。さらに、例えば、円周状の窪み605がねじれ止めのために設けられている。
【0064】
図7は、挿入された状態の図5の塗装剤装置を示す。
【0065】
図8A及び8Bは、例えば軸方向の溝により形成されるなどしてもよい軸方向の窪み603を有する受け入れスリーブ601の平面図を示す。保持ビーズ803が設けられている角度付きの腕を有するバネリング801が、受け入れスリーブにも配置されている。図8Bに示すように、保持ビーズ803は、ねじれ止めのために軸方向の窪み603にラッチする。図5の塗装剤装置を挿入する際、その実装ソケット503は、受け入れスリーブ601に挿入され、ねじれ止めがラッチするまで、例えば、90°回転される。塗装剤装置が反対に回転されると自動的にアンラッチし、90°回転した後塗装剤装置は再び引き出すことができる。これによるさらなる利点は、ねじれ止めのラッチにより弁の位置を目で見て判断することができることである。
【0066】
図9は、例えば標準的なピンから構成される2つの保持ピン905及び907が異なる横断面上に配置され、筐体901及び差込可能な実装ソケット903を有する塗装剤装置を示す。塗装剤装置は、さらに、放出側にニードル弁909を備える。
【0067】
保持ピン905及び907は、保持要素として外に導かれている末端部を有する。
【0068】
図10は、例えば軸方向の溝などの軸方向の窪み1003が4つ配置されている受け入れスリーブ1001を有する塗装剤装置の筐体を示す。さらに、2つの円周状の溝1005及び1007が、例えば、約270°の角度で回転を止めるように、溝を削り出されている。
【0069】
図11は、挿入された状態の図9の塗装剤装置を示す。挿入する際、差込可能な実装ソケット903は、スリーブ部1001内に挿入され、ねじれ止めがラッチするまで、例えば、90°になって止まるまで、回転される。塗装剤装置を取り外す際は、塗装剤装置が反対に90°回転されるとねじれ止めはアンラッチし、塗装剤装置を引き出すことができる。これによるさらなる利点は、特に、ねじれ止めが画定されており、ねじれ止めのラッチにより弁の位置を目で見て判断することができることである。
【0070】
図12は、例えば規格品であってもよい3つのボールピン1205などをその壁面に横断面を横切るように設けられ、筐体1201及び差込可能な実装ソケット1203を有する、例えば、塗装剤弁などの、塗装剤装置を示す。ボールピン1205は、その突起がねじれ止めのための保持要素を形成し得るように、少なくとも部分的に実装ソケット1203内に埋め込まれてもよい。
【0071】
図13は、図1の実装ソケット1203を受け入れるための受け入れスリーブ1301を有する塗装装置の筐体を示す。受け入れスリーブ1301は、それぞれのピッチが10%でリフトが1mmであってもよい複数の、例えば、3つの、渦巻状の溝1305を設けられている。渦巻状の溝1305は、例えば、削り出しにより設けられている。ボールピン205は、また、複数のピンから構成されてもよい。これらは、さらに、弁筐体からペグとして直接削り出されてもよい。螺旋状の溝305は、単純な筐体の外形でありながら高い固定力を可能とし、安全な接続を提供するという利点を有している。
【0072】
図14は、挿入された状態の図12の塗装剤装置を示す。挿入する際、その差込可能な実装ソケット1203は、受け入れスリーブ1301内に挿入され、例えば、60°になって止まるまで、回転される。この場合、ねじれ止めは、摩擦ロックのニードルシールの張力により成立する。塗装剤装置を取り外す際は、反対に回転され引き抜かれる。
【0073】
図15は、1.5mmの、且つ、例えば180°のうち20°の締め付けるための勾配が削り出されていてもよいペグ部分1505を備え、弁筐体1501及び差込可能な実装ソケット1503を有する、例えば、弁などの、塗装剤装置を示す。
【0074】
図16は、図15の実装ソケット1503を受け入れるための受け入れスリーブ1601を有する塗装剤装置の筐体を示す。受け入れスリーブ1601は、例えば160°に広がるなどする保持用張り出し1603を設けられている。
【0075】
図17Aから17Dは、受け入れスリーブ1601内での図15の実装ソケット1503の固定を示す。図17Aは、挿入されたが股回転されていない状態の実装ソケット1503を示す。図17Bから17Dは、回転して固定された状態の固定を示す。
【0076】
図18は、軸方向平坦部1805を有するネジ1804に部分的に囲まれている、弁筐体1801及び差込可能な実装ソケット1803を有する、例えば、弁などの、塗装剤装置を示す。平坦部1805は、対称に削り出された空隙であってもよく、これにより、実装ソケットは、『鍵穴』式に受け入れスリーブに挿入され、そして、ねじれ止めのために、該空隙内に回し込まれてもよい。実装ソケット1803は、さらに、受け入れスリーブ内にそれを挿入する位置決めするための任意の位置決めピン1806を設けられている。
【0077】
図19は、実装ソケット1803を受け入れるための受け入れスリーブ1901を有する塗装装置の筐体を示す。受け入れスリーブ1901は、例えば、細長く、そして、実装ソケットのネジ部を受け入れるための側面ネジ部分1903を備える。受け入れスリーブは、さらに、任意で、漏出孔1905を設けられている。図19の受け入れスリーブ1901は、ネジ1804を受け入れるための対称に配置されているネジ用窪みを有する。これらは、しかし、非対称に配置されてもよい。
【0078】
図19A、19B、及び、19Cは、受け入れスリーブ1901内の実装ソケット1803のねじれ止めを示す。図19B及び19Cは、回転して固定された状態を示す。
【0079】
実装ソケットのネジ1804は、2つの側に、例えば、対称又は非対称に、刻まれているM14x1.5ネジであってもよい。これに応じて、受け入れスリーブ1901は2つの側に窪んでいる。半径方向のピン1806は、例えば、位置決めをはっきりとさせるために機能し得、端面にシーリングリングが漏出を封止するため溝1807内に設けられ得る。挿入の際、実装ソケット1803は、受け入れスリーブ1301内に挿入され、例えば、90°から110°回転される。ねじれ止めは、ニードルシールの摩擦固定張力により成立する。塗装剤装置を取り外す際は、反対に回転され引き抜かれる。
【0080】
図20Aは、軸方向に刻まれた空隙2007により非対称に分離され、非対称に配置され、且つ、軸方向に伸びているネジ部2005を有する、筐体2001及び差込可能な実装ソケット2003を備える、例えば、弁などの、塗装剤装置を示す。実装ソケット2003は、さらに、漏出孔2009及びシーリングリングのための溝2011を備える。実装ソケット2103のシリンダに配置されてもよいニードル弁は、図示していない。
【0081】
図20Bは、非対称に配置されているネジ部分2004を有する非対称に形成された受け入れスリーブ2002を備える、例えば噴霧器や色切替器などのためのそれらに応じた塗装装置の筐体の外形を示す。
【0082】
図20Cから20Eは、挿入された状態の図20Aの塗装剤装置を示す。図20Cは、挿入された状態のねじれ止めを、図20Dから20Eは、ねじれ止めを示す。
【0083】
ネジ2005は、例えば、2つの側に30°に非対称に刻まれてもよく、同様に、受け入れスリーブ2002内にも同じネジを設け2つの側に埋め込むことができる。受け入れスリーブ2002内での実装ソケット2003の位置決めをはっきりとさせることは、『鍵穴』式に非対称な表面により実現することができる。ねじれ止めは、ニードルシールの摩擦張力により成立する。塗装剤装置を挿入する際は、例えば、75°回転され、それにより、ねじれ止めされる。塗装剤装置を取り外す際は、反対に回転され引き抜かれる。このことの利点は、特に、位置決めが楔形により目で見て分かるように行うことができ、位置決め用のピンが不要である点にある。
【0084】
図21は、塗装剤装置2103の実装ソケット2101の部分を示す。実装ソケット2101は、ピッチが1.5から3であってもよい特別なネジ2105を設けられている。図21に示すように、このネジの傾斜角度は例えば30°である。図21は、さらに、弁筐体を形成する受け入れスリーブ2107の部分を示す。受け入れスリーブは、対応するネジ2109を設けられている壁面を備える。図21に示すように、ネジ2105及び2109の傾斜角度は例えば30°であってもよい。さらに、ネジの段部及び/又はネジの側面は丸められ、この結果、高圧力に対する高い抵抗性が得られる。ネジ2105及び2109は、さらに、例えば、10,11,12又は14mmの直径を有してもよい。ネジ2105又は2109は、丸められたネジの谷間と丸められたネジの頂部とを有する、例えば、M11x3ネジなどの、特別なネジであってもよい。
【0085】
図1から21に示した塗装剤装置は、例えば、形状の一致や摩擦接合などにより、戻り締めであっても、及び/又は、ねじれ止めされていてもよい。上記塗装剤装置の特徴は、さらに、個々が又は一群が互いに組み合わされ、その結果、さらに有利な実施形態を実現し得る。
【0086】
図22は、駆動連結部2201、この下流に配置されている筐体2203,及び、ニードル弁2205を有する、例えば、塗装剤弁などの、塗装剤装置を示す。駆動連結部2201は、実質的に長円形の横断面を有し、ネジを受け入れるための孔2209をそれぞれ設けられている外向きに湾曲した接続領域2207を設けられている。駆動連結部2201は、さらに、塗装剤装置のニードル弁2205を駆動するため圧縮空気を供給するための制御入力2211を備える。
【0087】
図23は、駆動連結部2201の平面図を示す。図24は、図22の塗装剤装置の筐体2203の横断面を示す。横断面は、実質的に長円形であり、駆動連結部2201の横断面の形態を取る。
【0088】
図25は、筐体2203に配置されている図22のニードル弁を示す。ニードル弁2205は、圧縮空気が適用され得るピストン要素2501に配置されており、この結果、ニードル弁2205は駆動され得る。ピストン要素2501は、側面にそって、その断面がピストン要素2501の横断面と同じ長円形であり、筐体2203の横断面の形態を取る円周状のシール2503を備える。ニードル弁2205は、筐体2203のシリンダ内のピストン要素と共に配置される。
【0089】
図26は、図22に示すような複数の塗装剤装置の配置体の平面図を示す。図26に示すように、少なくとも部分的に形態が一致し得る弁連結部2201の細長い構成は、塗装剤装置の互いに隣接した緊密な配置を可能とする。これにより、上記の種類の塗装剤装置内での塗装剤装置の実装密度は向上する。
【0090】
図27は、図22の塗装剤要素からなる図26の配置体の側平面図を示す。図27に示すように、例えば、弁などの、塗装剤装置は、有利なことに、駆動連結部2201及び筐体2203の横断面の細長い形態により互いに緊密に隣接して配置することが可能である。
【0091】
弁駆動の長円形の構成により、後者はコンパクトな形態を有し得、互いに隣接して配置可能で一つの管に開き得る弁の数を増加させることができる。さらに、長円形のピストン又はピストン部の使用により、丸型のピストンと比較して、大きなスイッチングフォースを期待することができる。
【0092】
図28は、筐体2801並びに複数のニードル弁2803及び2805を有する、例えば、塗装剤弁などの、塗装剤装置を示す。塗装剤装置は、ニードル弁2803を駆動するための複数の制御入力2809を1つ以上有してもよい駆動連結部2807を備える。これらは、好ましくは、外向きに平行であり、互いに独立して操作可能であり、これにより、ニードル弁2803は、例えば、空気を短時間流すために用いることができ、ニードル弁2805は溶剤を短時間流すために用いることができる。さらに、ニードル弁2803は塗装剤を放出するために設けられてもよく、また、ニードル弁2805は塗装剤をフィードバックするために設けられてもよい。駆動連結部2807は、例えば、図26のように長円形であっても、円形であっても、又は、角があってもよい。
【0093】
図29は、図28の塗装剤装置の正面図を示す。図29に示すように、それぞれのニードル弁2803,2805は、各ニードルに対応した各シリンダ又は管2901又は2903内に導かれている。
【0094】
図30は、例えば噴霧器又は色切替器などの塗装装置3001に接続されている図28の塗装剤装置を示す。塗装装置3001は、ニードル弁2803及び/又は2805をそれぞれ設けられている2つの弁座3003及び3005を備える。それぞれのニードル2803又は2805は、軸方向の管3011及び3013が垂直に設けられている対応するシリンダ又は管3007又は3009内を動かされる。軸方向の管3011及び3013は、例えば、ニードル弁2803及び/又は2805を洗い流すため、あるいは、対応する塗装剤をフィードバックするために設けられてもよい。塗装剤は、対応するニードル2803及び/又は2805を覆う管3007及び3009を介して誘導される。
【0095】
上記の二重弁では、少なくとも2つの独立した機能を、より狭い空間で、実現することができる。こうした二重弁は、2つの機能を有する単一の弁ブロックとして、又は、複数の機能を有する複数の弁ブロックとして、例えば、異なる長さのニードルを用いる全ての可能な組み合わせの変形例において、例えば、機能弁、色切替器、又は、噴霧器として実現することができる。こうした弁は、一面又は他面に、あるいは、円内に配置されてもよく、このとき、弁の動作は、ホース接続を介して直接的に、又は、供給配管孔を介して間接的に実現することができる。弁は、さらに、空気弁と同じように順番に配置されてもよい。
【0096】
筐体2801及び駆動連結部2807は円形又は長円形であってもよい。さらに、ニードル弁2805及び2803は、シール2503によりそれぞれ封止されている長円形のピストン要素2501を設けられてもよい。
【0097】
図31Aから31Dは、上記の種類の長円形のピストン要素の図を示す。図32Aから32Cは、例えば長円形のピストン要素と干渉し得る長円形のシールの図を示す。
【0098】
図33は、プラスチックからなる、ニードル弁の頭部3301及びニードル弁の柄3303を有するニードル弁を示す。ニードル弁の柄3303は、鞘3305により覆われており、該鞘3305は、ニードル弁の柄3303よりも摩耗抵抗が高くなるよう、複合材料又はセラミック材料から形成されてもよい。鞘3305は、さらに、金属又はDLC(ダイヤモンド状炭素)から形成されてもよい。
【0099】
ニードル弁の頭部3301に背向するニードル弁の末端は、例えば、複数段階に平坦化されていてもよく、また、例えば、洗浄部3307、封止部3309、及び、ガイド部3311を有してもよい。洗浄部3307は、例えば、ニードル弁の短時間の洗い流しなどの、ニードル弁の洗浄を改善するために用いられる。洗浄部3307は、例えば、10°の傾斜角度で、又は、ニードル弁の長軸に対して5°の角度で傾いている。ニードル弁の操作中に弁座と干渉し封止を提供する封止部3309は、洗浄部3307の直ぐ下流に配置されている。封止部は、例えば、30%の傾斜角度で、又は、ニードル弁の長軸に対して15%の角度で傾いている。ニードル弁の先端を弁座に挿入するために用いられるガイド部3311は、封止部3309の直ぐ下流に配置されている。ガイド部3311は、好ましくは、他の2つの部分3307及び3309よりも短く、120°の傾斜角度で、及び/又は、上記の長軸に対して60°の角度で、傾いている。鞘3305及び部分3307から3311は、それぞれ随意である。
【0100】
図34Aは、塗装装置のシリンダ及び/又は管3403内に配置される、塗装剤装置の第1のニードル弁3401を示す。シリンダ3403は、ニードル弁3401の封止部3407により封止される弁座3405を備える。封止部3407は、例えば、封止部3307と同じである。ニードル弁3401は、さらに、ガイド部3311と同じであってもよいガイド部3409、及び、洗浄部3307と同じであってもよい洗浄部3411を備える。図34Aに示すように、中間洗浄空間は、洗浄部3411の傾斜により拡大されていてもよい。
【0101】
塗装剤装置は、さらに、ニードル弁3401に対して垂直な管3415内に配置される第2のニードル弁3413を有してもよい。第2のニードル弁は、同様に、洗浄部3417、封止部3419、及び、ガイド部3421を有してもよく、このとき、部分3417,3419及び3421は、部分3307,3309及び3311の特徴を有していてもよい。第2のニードル弁3413は、例えば、第1のニードル弁3401を洗浄するために操作されてもよい。塗装剤装置は、さらに、塗装剤管3403に開く軸方向の管3425を有してもよい。
【0102】
図34Bは、弁座に配置された状態の第1のニードル弁3401のガイド部3409、封止部3407、及び、洗浄部3411の傾斜角度を示す。図34Bに示すように、弁座は、封止部3407と同じ封止部3425を備える。
【0103】
図34Bは、さらに、弁座に配置された状態の第2のニードル弁3413を示す。弁座は、例えば、封止部3427を有してもよく、該封止部は、例えば、90°の傾斜角度で傾いている。この弁座は、またさらに、例えば90°の角度で傾斜し、弁座と第2のニードル弁3413の洗浄部3417との間の中間空間を広げるために設けられている傾斜部分3429を有してもよい。
【0104】
図35は、閉じた状態では、例えば噴霧器や色切替器などの塗装剤装置3505の弁座3503に収まっている複数の傾斜のある塗装剤弁3501を示す。ニードル弁3501は、図33の部分の特徴を有していてもよいガイド部3507、封止部3509、及び、洗浄部3511を備える。図35に示すように、好ましくは、ガイド部3507も洗浄部3511も弁座に触れず、唯一つの封止部3509が封止するように弁座3503と干渉する。ニードル弁3501は、シリンダ及び/又は管3513内に配置されており、このとき、傾斜した洗浄部3511が設けられていることにより、ニードル弁3501を洗浄するために設けられている中間空間はより大きくなる。この目的で、塗装剤装置3505は、軸方向の管3515を有していてもよい。
【0105】
図36は、開いた状態の図35のニードル弁を示す。封止部3509は、長軸3601に対して、例えば、15°の、封止角度3603で傾いていてもよい。弁座3503は、好ましくは、同じ角度3603で傾斜している封止部3605を有する。
【0106】
図37は、ガイド部3701、封止部3703,及び、洗浄部3705を有するニードル弁の先端を示す。ガイド部3701は、長軸3707に対して、60°などの誘導角度3709で傾いている。封止部3703は、長軸3707に対して、15°などの、封止角度3711で傾いている。洗浄部3705は、長軸3707に対して、5°などの、洗浄角度3713で傾いている。
【0107】
ニードル弁の先端は、例えば、プラスチックから形成され、例えば、ステンレス鋼などから形成されている硬い弁座と干渉してもよい。弁座のシールは、軟質材料と硬質材料との移行部に弁座がある場合、特に、技術工程上の安全な封止を実現することができるよう、例えば、着席せずとも作用し得る。本発明によれば、結合面は大幅に拡大し、この結果、破損する危険を減じることが可能となる。最後に、弁駆動を向いたニードル弁のシールの領域にニードル弁の耐摩耗表面が形成されてもよい。
【0108】
対応する塗装剤装置の筐体内の弁座は、例えば、ニードル弁の先端が3段の角度が付いているのに対し2段の角度をなして設けられていてもよい。封止部は、好ましくは、両方に同様の角を有する。
【0109】
上記の塗装剤装置は、塗装技術分野における、機能弁、色切替器の弁、噴霧器の弁、又は、主ニードル弁などの、ニードル弁及び/又はシート弁として用いることができる弁であってもよい。塗装装置は、こうした塗装剤装置と干渉しうるような、塗装技術分野において用いられる任意の装置、例えば、噴霧器や色切替器などであってもよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
塗装剤の放出に影響を与えるための特に塗装剤弁などの塗装剤装置であって、
該塗装剤装置を差込可能に保持するための差込可能な実装ソケット(101;503;903;1203;1503;1803,2003)を備えることを特徴とする塗装剤装置。
【請求項2】
特にニードル弁などの可動式放出手段が塗装剤を放出するために設けられており、且つ、前記差込可能な実装ソケット(101;503;903;1203;1503;1803,2003)は、少なくとも部分的に前記可動式放出手段を覆い、及び/又は、塗装剤管を備えることを特徴とする、請求項1に記載の塗装剤装置。
【請求項3】
前記塗装剤装置は前記塗装剤を放出するための出力を有する請求項1又は2に記載の塗装剤装置であって、
前記差込可能な実装ソケット(101;503;903;1203;1503;1803,2003)は前記塗装剤装置の前記出力と特に噴霧器や色切替器などの塗装剤装置とを結合するために設けられていることを特徴とする塗装剤装置。
【請求項4】
前記差込可能な実装ソケット(101;503;903;1203;1503;1803,2003)は、特にラッチ又はスナップ構成などにより、ラッチ又はスナップ可能であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の塗装剤装置。
【請求項5】
前記差込可能な実装ソケット(101;503;903;1203;1503;1803,2003)はねじれ止め可能であることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の塗装剤装置。
【請求項6】
前記差込可能な実装ソケット(101;503;903;1203;1503;1803,2003)は、バヨネット式接続、特に、対称又は非対称なバヨネット式接続、又は、バヨネットネジを設けられた、特に、軸方向に沿って横方向に少なくとも部分的に平坦化されたバヨネットネジを設けられたバヨネット式接続を有することを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の塗装剤装置。
【請求項7】
前記差込可能な実装ソケット(101;503;903;1203;1503;1803,2003)の壁面から外向きに伸びる少なくとも1つの保持要素がねじれ止めのために設けられ、及び/又は、少なくとも1つの窪みが前記壁面内にねじれ止めのために形成されていることを特徴とする、請求項5又は6に記載の塗装剤装置。
【請求項8】
保持ピンが前記差込可能な実装ソケット(101;503;903;1203;1503;1803,2003)内に埋め込まれており、前記保持ピンの外に導かれている末端は前記保持要素を形成し、若しくは、前記保持ピンの外向きに平行に導かれている両端は対向している前記保持要素を形成し、又は、複数の保持ピンが前記差込可能な実装ソケット(101;503;903;1203;1503;1803,2003)中、前記壁面の同じ横断面内に、若しくは、前記壁面の異なる横断面内に埋め込まれており、該保持ピンの少なくとも1つは外に導かれて保持要素を形成することを特徴とする、請求項7に記載の塗装剤装置。
【請求項9】
前記保持要素はボールピンであり、又は、前記差込可能な実装ソケット(101;503;903;1203;1503;1803,2003)の壁面には、前記壁面の同じ横断面内、若しくは、前記壁面の異なる横断面内に配置され、且つ、それぞれが保持要素を形成するような複数の形状要素、特に、ボールピン、削り出しされている突出、若しくは、ボルトが設けられていることを特徴とする、請求項7又は8に記載の塗装剤装置。
【請求項10】
前記差込可能な実装ソケット(101;503;903;1203;1503;1803,2003)の壁面には、ねじれ止めのために、少なくとも部分的に円周状の環状溝又は保持用張り出しが設けられていることを特徴とする、請求項1から9のいずれか1項に記載の塗装剤装置。
【請求項11】
前記差込可能な実装ソケット(101;503;903;1203;1503;1803,2003)の壁面は、ねじれ止めのためのネジを有し、並びに、ネジ無しの、又は、壁面の他の壁部分よりも平坦なネジの段部若しくはネジの側面を設けられている壁部分が前記差込可能な実装ソケットの軸方向に伸び、且つ、回転対称に又は非回転対称に配置されていることを特徴とする、請求項1から10のいずれか1項に記載の塗装剤装置。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか1項のプリアンブルに記載の塗装剤装置であって、
1から3の間のピッチ範囲のピッチを有するネジ(2105)をその壁面に設けられている前記塗装剤装置を保持するための実装ソケット(2101)を含むことを特徴とする塗装剤装置。
【請求項13】
前記ネジ(2105)は丸められたネジの段部及び/又は丸められたネジの側面、特に、±10°の丸め用傾斜角度の丸められたネジの段部及び/又は丸められたネジの側面を含む、請求項12の塗装剤装置。
【請求項14】
前記ネジ(2105)は円周状であり、又は、前記壁面は軸方向に伸びるネジ無しの部分を有する、請求項12又は13に記載の塗装剤装置。
【請求項15】
前記塗装剤を放出するための出力を有する請求項12から14のいずれか1項に記載の塗装剤装置であって、
前記実装ソケット(2101)は塗装剤装置の、特に、噴霧器又は色切替器の出力と、機能弁、特に、洗浄弁又は制御弁とを結合するために設けられていることを特徴とする塗装剤装置。
【請求項16】
請求項1から15のいずれか1項のプリアンブルに記載の塗装剤装置であって、
駆動装置、特に、弁駆動を結合するための駆動連結部(2201)を有し、前記駆動連結部(2201)は細長い横断面を有することを特徴とする塗装剤装置。
【請求項17】
前記横断面は、少なくとも部分的に長円形であり、及び/又は、複数の同種の塗装剤装置を相互に隣接して少なくとも部分的に嵌合するよう配置するために形成されていることを特徴とする、請求項16に記載の塗装剤装置。
【請求項18】
前記駆動連結部(2201)は、前記塗装剤装置を機械的に保持するため、凸状固定部(2207)、特に、対角線上で鏡面対称に配置されている凸状固定部を少なくとも2つ有することを特徴とする、請求項16又は17に記載の塗装剤装置。
【請求項19】
前記駆動連結部(2201)は、前記塗装剤装置のニードル弁を駆動するための駆動装置の駆動信号、特に、空気圧信号を受けるための少なくとも1つの制御入力(2211)を有することを特徴とする、請求項16又は18に記載の塗装剤装置。
【請求項20】
前記駆動連結部(2201)の下流に配置されている前記塗装剤装置の筐体の横断面は、少なくとも部分的に前記駆動連結部(2201)の横断面を占めることを特徴とする、請求項16又は19に記載の塗装剤装置。
【請求項21】
請求項1から20のいずれか1項のプリアンブルに記載の塗装剤装置であって、
前記塗装剤装置は、外に導かれている複数のニードル弁(2803,2805)を有する塗装剤弁である又は該塗装剤弁を含むことを特徴とする塗装剤装置。
【請求項22】
少なくとも2つのニードル弁(2803,2805)が異なる幾何学的形状、特に、異なる長さ及び/又は厚さを有することを特徴とする、請求項21に記載の塗装剤装置。
【請求項23】
複数のニードル弁のうち少なくとも2つのニードル弁(2803,2805)が、相互に独立して又は共に操作可能であることを特徴とする、請求項21又は22に記載の塗装剤装置。
【請求項24】
1つ又は複数の制御入力(2809)が、空気圧による異なるニードル弁(2803,2805)の個別の作動のために設けられていることを特徴とする、請求項21から23のいずれか1項に記載の塗装剤装置。
【請求項25】
前記ニードル弁(2803,2805)は平行に配置されていることを特徴とする、請求項21から24のいずれか1項に記載の塗装剤装置。
【請求項26】
第1のニードル弁(2803,2805)が、洗浄剤を、特に、希釈剤又は溶剤を短時間流すために設けられており、第2のニードル弁(2803,2805)が、塗装剤を放出するために設けられており、且つ、第2のニードル弁(2803,2805)が、前記塗装剤をフィードバックするために設けられていることを特徴とする、請求項21から25のいずれか1項に記載の塗装剤装置。
【請求項27】
請求項1から26のいずれか1項のプリアンブルに記載の塗装剤装置であって、
前記塗装剤装置は、ニードル弁を備え、又は、ニードル弁であり、前記ニードル弁の一端は、前記ニードル弁を弁座に挿入するためのガイド部(3311)、前記ニードル弁を前記弁座に押しつけるための封止部(3309)、及び、前記ニードル弁を洗浄するための洗浄空間をなす洗浄部(3307)を有し、並びに、前記ガイド部(3311)、前記封止部(3309)、及び、前記洗浄部(3307)は、異なる傾斜角度で傾いていることを特徴とする塗装剤装置。
【請求項28】
前記封止部(3309)は、前記洗浄部(3307)の下流に配置されており、前記ガイド部(3311)は、前記封止部(3309)の下流に配置されていることを特徴とする、請求項27に記載の塗装剤装置。
【請求項29】
前記ガイド部(3311)の傾斜角度は、120°±30°であろ、前記封止部(3309)の傾斜角度は、30°±12°であり、及び/又は、前記洗浄部(3307)の傾斜角度は、10°±5°であることを特徴とする、請求項27又は28に記載の塗装剤装置。
【請求項30】
請求項27から29のいずれか1項のプリアンブルに記載の塗装剤装置であって、
前記塗装剤装置はニードル弁である又は該ニードル弁を有しており、前記ニードル弁は、ニードル弁シャフト(3303)、及び、少なくとも部分的に前記ニードル弁シャフト(3303)を覆い、且つ、前記ニードル弁シャフト(3303)の材料よりも耐摩耗性の高い材料から構成されるニードル弁シース(3305)を有することを特徴とする塗装剤装置。
【請求項31】
前記シース(3305)はセラミック又はセラミック複合体又は鉄から形成されている、請求項30に記載の塗装剤装置。
【請求項32】
請求項1から26のいずれか1項に記載の塗装剤装置の前記実装ソケットを受け入れるための受け入れスリーブ(201;601;1001;1301;1901;2002)を有することを特徴とする、塗装装置、特に、噴霧器、又は、色切替器、又は、機能弁、特に、洗浄弁、又は、制御弁。
【請求項33】
前記実装ソケットは、前記受け入れスリーブ(201;601;1001;1301;1901;2002)に挿入可能且つねじれ止め可能であることを特徴とする、請求項32に記載の塗装装置。
【請求項34】
前記塗装剤装置の前記実装ソケットは、バヨネット式接続を有する請求項32又は33に記載の塗装装置であって、
前記受け入れスリーブ(201;601;1001;1301;1901;2002)は、前記バヨネット式接続をねじれ止め可能に受け入れるための弾性要素を設けられていることを特徴とする塗装装置。
【請求項35】
前記塗装剤装置は、前記差込可能な実装ソケットの壁面から外向きに延びるねじれ止めのための少なくとも1つの保持要素を有し、及び/又は、少なくとも1つの窪みが、ねじれ止めのために前記壁面に形成されている請求項32から34のいずれか1項に記載の塗装装置であって、
溝、特に、螺旋状の溝が、前記保持要素を受け入れるための前記受け入れスリーブ(201;601;1001;1301;1901;2002)の壁面に形成されていること、又は、複数の溝、特に、複数の螺旋状の溝が、前記実装ソケットの前記壁面の異なる横断面内に配置されている保持要素を受け入れるために設けられていることを特徴とする塗装装置。
【請求項36】
前記塗装剤装置の前記実装ソケットの壁面は、ねじれ止めのために、少なくとも部分的に円周状の環状溝又は保持用張り出しを設けられている請求項32から35のいずれか1項に記載の塗装装置であって、
前記受け入れスリーブ(201;601;1001;1301;1901;2002)の壁面は、前記少なくとも部分的に円周状の環状溝のための保持用張り出しを、又は、前記保持用張り出しのための少なくとも部分的に円周状の環状溝を、設けられていることを特徴とする塗装装置。
【請求項37】
前記受け入れスリーブ(201;601;1001;1301;1901;2002)の壁面は、前記実装ソケットのねじれ止めのためのネジを有しており、且つ、ネジ無しの、あるいは、壁面の他の壁部分よりも平坦なネジの段部又はネジの側面を設けられている壁部分が前記壁面の軸方向に伸び、且つ、回転対称に又は非回転対称に配置されていることを特徴とする、請求項32又は36に記載の塗装装置。
【請求項38】
前記受け入れスリーブ(201;601;1001;1301;1901;2002)の壁面は、1から3の間のピッチを有する前記実装ソケットを受け入れるためのネジを設けられていることを特徴とする、請求項32又は37に記載の塗装装置。
【請求項39】
車体、車体の取り付け部品、風力タービン部品、船舶又は船舶部品、飛行機部品、列車部品の塗装のための、請求項1から31のいずれか1項に記載の塗装剤装置、又は、請求項32から38のいずれか1項に記載の塗装装置の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8a】
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【図8b】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17a】
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【図17b】
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【図17c】
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【図17d】
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【図18】
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【図19】
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【図19a】
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【図19b】
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【図19c】
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【図20a】
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【図20b】
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【図20c】
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【図20d】
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【図20e】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31a】
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【図31b】
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【図31c】
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【図31d】
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【図32】
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【図33】
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【図34a)】
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【図34b)】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【公表番号】特表2012−525961(P2012−525961A)
【公表日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−508946(P2012−508946)
【出願日】平成22年5月5日(2010.5.5)
【国際出願番号】PCT/EP2010/002760
【国際公開番号】WO2010/127847
【国際公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【出願人】(504389784)デュール システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (54)
【Fターム(参考)】