説明

境界線検出方法とパターン検査方法

【課題】特別なソフトウェアを使用することなく、より正確な境界線を求めることができる境界線検出方法を提供する。
【解決手段】隣り合う各領域Z1,Z2のピッチをP1,P2とし、R1(m)=mod(mP1,P2/2),R2(m)=mod(mP1,P2),R(m)=R1 (R1≠R2の時),R(m)=P2/2−R1(R1=R2の時),E(m)=R(m)/(P2/2)において、mが整数であるときE(m)が最も小さくなるmを求め、両領域全体において距離mP1離れた画素同士の比較検査を行い、正常な画素を消去し、欠陥として残る画素の包絡線を境界線とし、同様の操作を他の領域間で行いピッチの異なる領域を検出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイデバイスの配線パターンなどにおける繰り返しパターンの検査に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図7はディスプレイデバイスの模式図を示す。
表示画素部1の電極と、ドライバー用のLSI(Large Scale Integration)が実装されているフレキシブル基板3は、配線部2で接続されている。この配線部2の配線パターンは、一定のピッチで並んだ繰り返しパターンである。また、この配線部2の配線パターンには、表示画素部1の電極ピッチからフレキシブル基板3上でのピッチへとピッチ幅が変化するための折り曲がり部が存在している。表示画素部1の電極も一定のピッチで並んだ繰り返しパターンがよく用いられている。
【0003】
歩留まりよくディスプレイデバイスを得るためには、組み立てる前に、欠陥の見逃しや誤検出がないように、表示画素部1および配線部2の配線パターンを厳重に検査する必要がある。
【0004】
従来、このような繰り返しパターンの検査では、画素と画素の比較処理を行い、階調値が異なれば欠陥として検出する隣接比較処理方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
図8は従来の検査フローを示す。
まず、ステップS801では、検査対象領域である配線部2をカメラで撮影しデジタル化(2値化あるいは多値化)した電極パターンをコンピュータに取り込む。図9は配線部2の拡大図を示す。
【0006】
ステップS802では、設計データに基づいて、検査対象領域を、ピッチが同じ複数の領域に分割する。この分割方法は、配線部2の配線パターンのCAD図面などの設計データから図10に示すように電極折り曲がり線上にある端の2つの点A1,A2を読み取り、この2点を結ぶ直線を第1領域Z1と第2領域Z2を分割する境界線A3とし、この境界線A3で領域を分割する方法である。ここでは、第1領域Z1のピッチがP1、第2領域Z2のピッチがP2であって、 P1 ≠ P2 である。
【0007】
ステップS803では、分割した第1領域Z1と第2領域Z2に対して隣接比較処理を行う。パターンの一部を拡大した図11(a)に示されるように、X方向に繰り返されるパターンに対して1ピッチあるいは整数ピッチ離れた画素同士を比較し、画素間の階調の差を出力する。検査対象領域のすべての画素について比較処理を行った場合、画素間の階調値が同じであれば、パターンは図11(b)のBに示されるように配線パターンの画像が消える。しかし、図11(a)に示した電極の断線のような欠陥C1があった場合には、比較処理を行うと階調値が異なるため、欠陥C1の部分が図11(b)では消え残った欠陥C2として検出できる。
【0008】
ステップS804では、階調値が異なる画素の欠陥C2を欠陥として検出する。
従来の検査方法では、このようにして繰り返しパターンの欠陥の検査を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2006−29876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、このような従来の検査方法では、検査の際に、ディスプレイデバイスの位置ずれ、傾き、カメラのレンズの収差、機械制御のずれ、などにより、設計データと撮像された画像とで位置ずれが生じてしまうことがある。位置ずれが生じると、領域を分割する境界線もずれてしまう。
【0011】
実際の境界線と設計データにより決定した境界線との間にずれがある場合は、ずれが生じた境界線の近傍に誤検出が多くなる。誤検出の具体例を図12(a)(b)に示す。
図12(a)は撮像した電極パターンを示す。境界線A3は領域Z1と領域Z2の実際の境界線であり、境界線A4は設計値から求められた領域Z1と領域Z2の境界線である。図12(b)は隣接比較処理を行ってパターンが除去された状態を示しており、ハッチングで示すBの部分が元々のパターンを示している。
【0012】
このように、実際の境界線A3を設計値からの境界線A4と誤認識した場合に隣接比較処理を行うと、図12(b)に示すようにずれが生じた部分にA5で示す階調値の差が現れる。この階調値の差が現れた部分は、欠陥として誤検出されてしまう。このような部分は、従来では、未検査領域となって検査ができていないのが現状である。
【0013】
本発明は、このような従来の課題を解決し、繰り返しパターンにおいて、正確な境界線を容易に求めることができる方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の境界線検出方法は、ピッチP1の繰り返しパターンの第1領域と、前記第1領域に隣接すると共に前記ピッチP1とは異なるピッチP2の繰り返しパターンの第2領域とを有する検査対象パターンを撮像し、前記ピッチP1と前記ピッチP2を用い、下記計算式に基づいてE(m)が最も小さくなるmを求め、
R1(m)=mod(mP1,P2/2)
R2(m)=mod(mP1,P2)
R(m)= R1 (R1≠R2の時)
R(m)= P2/2−R1(R1=R2の時)
E(m)=R(m)/(P2/2)
ただし、mod(x,y)はxをyで除算したときの剰余
m=1,2,3,・・・の整数
求めたmに基づいて比較ピッチmP1またはmP2の隣接比較処理を行い前記第1領域と前記第2領域のうちの一方の領域のパターンを消去し、消去されずに残った領域のパターンの先端を結ぶ包絡線を前記第1領域と前記第2領域との境界線として検出することを特徴とする。
【0015】
また、本発明のパターン検査方法は、撮像によって得た検査対象パターンの画像データを、上記の境界線検出方法によって検出した包絡線によって区切られた第1領域と第2領域をそれぞれのピッチで比較検査をして欠陥を検出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によると、繰り返しパターンにおいて、正確に領域間の境界線を検出できる。また、本発明の検査方法では、正確に検出した境界線によって検査するため、より高精度な検査を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施の形態の検査フロー図
【図2】本発明の実施の形態の原理説明図
【図3】本発明の実施の形態における比較ピッチの計算結果の説明図
【図4】本発明の実施の形態における比較ピッチにより比較処理されたパターンを示す図
【図5】本発明の実施の形態における境界線を検出する方法を説明する図
【図6】本発明の実施の形態における配線部の電極パターンの画像を回転させる前後の拡大平面図
【図7】検査対象のディスプレイデバイスの全体平面図
【図8】従来の検査フロー図
【図9】検査対象の配線部の電極パターンの拡大平面図
【図10】従来の領域分割を示した図
【図11】従来の隣接比較検査方法を説明する図
【図12】境界線がずれた場合の処理結果を説明する画像の説明図
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
本発明の実施の形態の検査対象物は、PDPパネルや液晶パネルなどのディスプレイデバイスである。
【0019】
図1は本発明の実施の形態の検査フローを示す。
ステップS1では、図9に示した配線部2を、検査対象物としてカメラで撮像する。ここでは、ピッチP1の第1領域Z1とピッチP2の第2領域Z2の接続部分の折り曲がり部を撮影した画像が、図2(a)に示した繰り返しパターンの検査対象物200である。撮像した画像データは通常はコンピュータに読み込まれて記憶される。ここで、P1≠P2である。
【0020】
ステップS2では、隣り合う第1領域Z1と第2領域Z2のそれぞれピッチP1,P2を用いて比較ピッチを計算する。本実施の形態における比較ピッチとは、片方の第1領域Z1のパターンが除去され、もう一方の第2領域Z2のパターンが残るように選ばれたピッチのことである。つまり、比較ピッチとは、ピッチP1の倍数となるピッチであり、かつピッチP2の半ピッチずれたピッチである。比較ピッチは、下記計算式に基づいて計算する。
【0021】
R1(m)=mod(mP1,P2/2) ・・・式1
R2(m)=mod(mP1,P2) ・・・式2
R(m)= R1(R1≠R2の時)
R(m)= P2/2−R1(R1=R2の時) ・・・式3
E(m)=R(m)/(P2/2) ・・・式4
ここでmod(x,y)は、xをyで除算したときの剰余を意味する。
【0022】
式1は、ピッチP1の倍数mP1をピッチP2の半分P2/2で割った余りを求める計算式である。式1において、R1(m)の値が小さいほどピッチP1の倍数mP1に近づき、かつピッチP2の半分P2/2に近づいた比較ピッチとなっていることを意味する。前述のように、R1(m)の値が小さいほど、本実施の形態で目的としているピッチP1の領域のみパターンが除去可能な比較ピッチに近づく。ここで、mは、m=1,2,3,・・・の整数である。
【0023】
また、式2はピッチP1の倍数mP1をピッチP2で割った余りを求める計算式である。式2において、R2(m)の値が0に近づくほど、ピッチP1とピッチP2の公倍数に近づいた比較ピッチとなっていることを意味する。ピッチP1とピッチP2の公倍数でない場合、ピッチ1とピッチ2の片方のみパターンを除去することはできない。よって、本実施の形態では、式1の値R1(m)が小さくなるmを選び、そこから式2の値R2(m)が小さくなるmを除くことで、mを求める。
【0024】
式3は、式1と式2で求めた値の比較を行う計算式である。R1(m),R2(m)の値が異なればR1(m)の値をそのまま用い、R1(m),R2の(m)値が一致すればピッチP2の半分P2/2からR1(m)を引いた値を用いる。式4は式3を正規化した式である。
【0025】
以上より、m=1,2,3,・・・の整数であるとき、式4のE(m)が最も小さくなるmを計算して求めたピッチmP1が、求める比較ピッチとなる。求められた比較ピッチmP1は、注目画素から比較画素までの距離と同じである。比較ピッチmP1は、第1領域Z1においては繰り返しパターンの繰り返しピッチ上の画素との比較となり、第2領域Z2においては繰り返しピッチの半位相ずれた位置にある画素との比較になる。ここで、第1領域Z1においてパターンに欠陥がない場合には、第1領域Z1にあるすべての画素のパターンが消去される。一方、第2領域Z2においては、半位相ずれた位置の画素と比較するため、パターンに欠陥がない場合は濃淡反対になり、画素すべてにおいてパターンが欠陥として残る。そのため、パターンが消去された領域(第1領域Z1)と全ての画素が欠陥として残る領域(第2領域Z2)との境界線が、欠陥画素の包絡線として容易に得られる。
【0026】
境界線が容易に得られる具体例を、図2(a)(b)を用いて説明する。
図2(a)の検査対象物200は、ピッチP1の第1領域Z1とピッチP2の第2領域Z2からなる2つの領域で構成されている。ピッチP1の第1領域Z1の一部と、ピッチP2の第2領域Z2の一部をそれぞれを切り出して重ね合わせたグラフが、図2(b)のグラフである。図2(b)のグラフでは、横軸が図11に示す検査対象物のX方向で、縦軸が画素の濃淡値である。このグラフにおける濃淡値の変化点201は、ピッチP1の第1領域Z1の一部を表す。また、濃淡値の変化点202は、ピッチP2の第2領域Z2の一部を表す。
【0027】
ここでは、第1領域Z1のピッチP1が10画素、第2領域Z2のピッチP2が16画素の場合を示している。図3には、前述の式1〜式4においてmを1から4まで代入して計算したときのR1(m),R2(m),R(m)、E(m)の計算例の値を示す。
【0028】
m=4のときE(m)=0となり最小値である。
すなわち、m=4の場合の比較ピッチ40画素が、求める比較ピッチである。このm=4の場合、図2(b)のグラフをみると、ピッチP1の濃淡値の変化点201ではピッチP1とピッチP2が同位相となり、ピッチP2の濃淡値の変化点202ではピッチP1とピッチP2が逆位相となる。そのため、m=4の場合の隣接比較処理時に最大の濃淡値差が得られ、より正確に第1領域Z1と第2領域Z2の境界線を求めることができる。
【0029】
本実施の形態では、m=4の場合である比較ピッチ40画素を用いて隣接比較処理を行うと、図4のようなパターンが欠陥として残った。ここで、例えばm=1などの他の値を用いると、欠陥として残るパターンが図4の場合よりも不鮮明になり、結果として、境界線も不鮮明となる。
【0030】
なお、mをどのような値にしてもE(m)が0にならない場合がある。そのような場合でもE(m)が最小のとき最大の濃淡値差が得られる。そのため、E(m)が最小となるmを選択することで、境界線が鮮明になる。
【0031】
また、E(m)が0にならない場合には、P1とP2を入れ替えるとよい。この場合には第2領域Z2が消去され第1領域Z1が欠陥として残ることになる。このように条件を変えることで、より小さいE(m)を選択することが可能になる場合がある。
【0032】
ステップS3では、検査対象領域全体において、ステップS2で求めた比較ピッチmP1の隣接比較処理を行う。本実施の形態において比較処理を行うと、図4に示すように一方のピッチの領域はパターンが消去され、他方のピッチの領域はパターンが消去されずに残る。具体的には、第1領域Z1において、距離mP1離れた画素同士の比較処理を行って濃淡値が一致した画素のパターンは消去され、第2領域Z2において、濃淡値が一致しない画素のパターンは欠陥として残されて、図4のようなパターンが残る。図4では、第1領域Z1と第2領域Z2における比較検査の結果だけを示している。ナイフエッジ形状のパターンの先端の包絡線が、第1領域Z1と第2領域Z2の境界線A6になる。現実には、ディスプレイデバイスの設計上、パターンの先端は一直線であっても撮像した画像を処理して得られるパターンの先端の包絡線は直線にならないことが多い。そのような場合は、直線で近似したものを境界線A6とする。具体的な近似方法としては、二乗最小誤差直線などを用いる。
【0033】
ステップS4では、残ったパターン外周に直線を引くことで境界線を検出する。図5(a)はピッチP1の第1領域Z1におけるパターンが消去され、ピッチP2の第2領域Z2のパターンが残った状態を示す図である。図5(a)において、境界線をより正しく求めるために、境界線付近にエッジ検出のためのエリア501を複数設定する。それぞれのエリアについて、図5(b)に示すようなY方向に投影をとったX方向の波形データを切り出す。この波形データでエッジ検出を行い、エッジ点503として検出する。このエッジ点503はパターンの外周のエッジ504を意味する。この処理を複数のエリアで行い、求めた複数のエッジ504をフィッティングすることで境界線A6を求める。
【0034】
ステップS5では、ステップS4で求めた境界線A6により、パターンが残った領域(ここでは、第2領域Z2)に対して隣接比較処理をする。これにより残った正常なパターン(第2領域Z2のパターン)を消去でき、正常なすべてのパターンが消去できる。
【0035】
ステップS6では、従来の処理と同じく、階調が異なる画素を欠陥として検出する。
以上の処理により、図6(a)における第1領域Z1と第2領域Z2の境界線をより正確に求め、正確に求めた境界線によってパターンの欠陥検出ができる。よって、特に境界線近傍での欠陥検出の精度を高くすることができる。
【0036】
なお、図9に示す配線パターンでは、第1領域Z1と第4領域Z4の境界線も第1領域Z1と第2領域Z2の境界線と同様に検出できるが、第2領域Z2と第3領域Z3の境界線は検出できない。これは、第2領域Z2と第3領域Z3と第4領域Z4は水平方向(X方向)とが同一ピッチであるためである。
【0037】
また、第4領域Z4と第3領域Z3の境界線も検出できないが、この場合にはパターンを図6(b)のように回転させるかX方向ではない別の方向にピッチを定めることで、前述の本実施の形態の方法で境界線を検出できる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、ディスプレイデバイスなどの表示装置に限らずに、回路基板やICなど平行配線パターンを使っているものの欠陥検出にも、有効に使うことができる。
【符号の説明】
【0039】
1 表示画素部
2 配線部
3 フレキシブル基板
P1,P2 ピッチ
Z1 第1領域
Z2 第2領域
Z3 第3領域
Z4 第4領域
C1,C2 欠陥
200 検査対象物
A6 境界線
501 エリア
503 エッジ点
504 エッジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ピッチP1の繰り返しパターンの第1領域と、前記第1領域に隣接すると共に前記ピッチP1とは異なるピッチP2の繰り返しパターンの第2領域とを有する検査対象パターンを撮像し、
前記ピッチP1と前記ピッチP2を用い、下記計算式に基づいてE(m)が最も小さくなるmを求め、
R1(m)=mod(mP1,P2/2)
R2(m)=mod(mP1,P2)
R(m)= R1 (R1≠R2の時)
R(m)= P2/2−R1(R1=R2の時)
E(m)=R(m)/(P2/2)
ただし、mod(x,y)はxをyで除算したときの剰余
m=1,2,3,・・・の整数
求めたmに基づいて比較ピッチmP1またはmP2の隣接比較処理を行い前記第1領域と前記第2領域のうちの一方の領域のパターンを消去し、
消去されずに残った領域のパターンの先端を結ぶ包絡線を前記第1領域と前記第2領域との境界線として検出する
境界線検出方法。
【請求項2】
パターンの先端を結ぶ前記包絡線が直線でない場合に直線で近似して境界線とする
請求項1に記載の境界線検出方法。
【請求項3】
ピッチP1の繰り返しパターンの第1領域と、前記第1領域に隣接すると共に前記ピッチP1とは異なるピッチP2の繰り返しパターンの第2領域とを有する検査対象パターンを撮像し、
前記ピッチP1と前記ピッチP2を用い、下記計算式に基づいてE(m)が最も小さくなるmを求め、
R1(m)=mod(mP1,P2/2)
R2(m)=mod(mP1,P2)
R(m)= R1(R1≠R2の時)
R(m)= P2/2−R1(R1=R2の時)
E(m)=R(m)/(P2/2)
ただし、mod(x,y)はxをyで除算したときの剰余
m=1,2,3,・・・の整数
求めたmに基づいて比較ピッチmP1またはmP2の隣接比較処理を行い前記第1領域と前記第2領域のうちの一方の領域のパターンを消去し、
消去されずに残った領域のパターンの先端を結ぶ包絡線を前記第1領域と前記第2領域との境界線として検出し、
前記境界線によって区切られた前記第1領域と前記第2領域をそれぞれの領域のピッチで比較検査をしてパターンの欠陥を検出する
パターン検査方法。
【請求項4】
パターンの先端を結ぶ前記包絡線が直線でない場合に直線で近似して境界線とする
請求項3に記載のパターン検査方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate


【公開番号】特開2012−93147(P2012−93147A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−239156(P2010−239156)
【出願日】平成22年10月26日(2010.10.26)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】