説明

太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器

【課題】従来技術では、太陽の光の下にさらすことが可能な時間についての情報を有していないため、現実的にその日の日照時間の中でどれくらいまで充電することが可能であるか明確に算出することができなかった。
【解決手段】本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器は、予定日照時間の情報を取得して、現在の時刻と予定日照時間と受光量と蓄電池の充電状態に基づいて、予定日照時間内の充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻と、該当する時刻における充電見込率を算出・報知することが可能であるため、太陽光で充電できる時間内にどの程度充電可能かを充電完了前に知ることが可能になる

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた携帯電話等の電気機器が見られるようになってきている。このような電気機器は、太陽電池パネル及びその蓄電池を備えることにより、蓄電池の残量が少なくなってきた場合でも、太陽の光の下に電気機器をさらすことにより充電を行うことが可能である。
【0003】
上記太陽光発電を行うことが可能な電気機器において、予測される充電完了時刻をユーザに知らせる技術が従来から知られている。例えば、特許文献1においては、受光量と蓄電池の状態に基づいて所定の容量まで充電可能な必要時間を算出することが可能な電子機器が開示されている。また、特許文献2においては、入力された充電時間と電子機器の位置と日時の情報とに基づいて、太陽電池パネルの受光に適した角度と方位を算出することが可能な電子機器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平8−79985
【特許文献2】特開2008−278001
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、太陽光によって充電される容量は、その日の日照時間および前記電気機器への受光量によって大きく左右されるものであり、上記の従来技術では太陽の光の下にさらすことが可能な時間についての情報を有していないため、現実的にその日の日照時間の中でどれくらいの程度まで充電することが可能であるか明確に算出することができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するために、本発明は、太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器であって、現在日時を取得する現在日時取得部と、予定日照時間を取得する予定日照時間取得部と、受光量を検出する受光量検出部と、前記蓄電池の充電状態を検出する充電状態検出部と、取得した現在の時刻と前記予定日照時間と前記受光量と前記蓄電池の充電状態に基づいて、予定日照時間内の充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻と、該当する時刻における充電見込率を算出する第一算出部と、第一算出部での算出結果を報知する第一報知部と、を有する移動して利用されることを前提とした電気機器を提案する。
【発明の効果】
【0007】
以上のような構成をとる本発明によって、太陽光で充電できる時間内にどの程度充電可能かを充電完了前に知ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】実施例1の発明の機能ブロックの一例を示す図
【図2】蓄電池の充電時間と蓄電池の電圧値の関係を示す図
【図3】実施例1の発明のハードウェア構成の一例を示す図
【図4】実施例1の発明の処理の流れの一例を示す図
【図5】実施例2の発明の機能ブロックの一例を示す図
【図6】日付と予定日没時刻を関連づけたテーブルを示す図
【図7】実施例2の発明の処理の流れの一例を示す図
【図8】実施例3の発明の機能ブロックの一例を示す図
【図9】位置と日付と予定日没時刻を関連づけたテーブルを示す図
【図10】実施例3の発明の処理の流れの一例を示す図
【図11】実施例4の発明の機能ブロックの一例を示す図
【図12】実施例4の発明の処理の流れの一例を示す図
【図13】実施例5の発明の機能ブロックの一例を示す図
【図14】天気予報情報の一例を示す図
【図15】実施例5の発明の処理の流れの一例を示す図
【図16】実施例6の発明の機能ブロックの一例を示す図
【図17】実施例6の発明の処理の流れの一例を示す図
【図18】実施例7の発明の機能ブロックの一例を示す図
【図19】実施例7の発明の処理の流れの一例を示す図
【図20】実施例8の発明の機能ブロックの一例を示す図
【図21】実施例8の発明のハードウェア構成の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施例を説明する。実施例と請求項の相互の関係は、以下のとおりである。実施例1は主に請求項1などに関し、実施例2は主に請求項2などに関し、実施例3は主に請求項3などに関し、実施例4は主に請求項4などに関し、実施例5は主に請求項5などに関し、実施例6は主に請求項6、7などに関し、実施例7は主に請求項8などに関し、実施例8は主に請求項9などに関する。なお、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、様々な態様で実施しうる。
【実施例1】
【0010】
<概要>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器は、予定日照時間の情報を取得して、現在の時刻と予定日照時間と受光量と蓄電池の充電状態に基づいて、予定日照時間内の充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻と、該当する時刻における充電見込率を算出・報知することが可能であるため、太陽光で充電できる時間内にどの程度充電可能かを充電完了前に知ることが可能になる。
【0011】
<構成>
図1は、本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、「電気機器」0100は、「太陽電池パネル」0101と、「蓄電池」0102と、「現在日時取得部」0103と、「予定日照時間取得部」0104と、「受光量検出部」0105と、「充電状態検出部」0106と、「第一算出部」0107と、「第一報知部」0108と、からなる。
【0012】
なお、以下に記載する装置の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である(本明細書の全体を通じて同様である)。
【0013】
本実施例の「電気機器」は、主として移動して利用されることを前提としている。つまり、一定の箇所に固定した状態で利用される電気機器ではなく、定常的な電力の供給を受けることができない電気機器が該当する。例えば、携帯電話やPHS、PDA、携帯音楽機器等の携帯端末装置が考えられる。また、自動車や自動二輪車、船舶等に組み込まれた電気機器なども該当するものである。しかしながら、定常的な電力の供給を受けることができない、ある場所に固定された状態の電気機器での使用を否定するものではない。
【0014】
「現在日時取得部」は、現在日時を取得する機能を有する。つまり、現在の日付と時刻を取得することが可能である。当該情報は、電気機器の内部クロックから取得する構成や、時刻サーバーから取得する構成(電波時計等)も可能である。取得するタイミングは特に限定されるものではなく、任意のタイミングで取得することが可能である。例えば、以下に述べる第一算出部における処理の直前に取得する構成が考えられる。
【0015】
「予定日照時間取得部」は、予定日照時間を取得する機能を有する。ここで、予定日照時間とは、太陽光を受光することが可能と予定される時間のことをいう。なお、太陽光を受光するとは直接的に太陽光を受光する場合のみを示すのではなく、反射光を介して間接的に受光する場合も含むものである。当該予定日照時間は、現在の時刻から予定日没時刻までの時間から算出する構成(実施例2、3)が考えられるが、設定入力された充電の予定打切時刻をさらに用いて算出する構成(実施例4)も可能である。
【0016】
「受光量検出部」は、受光量を検出する機能を有する。ここで、受光量を検出する方法としては、受光素子を設ける構成や、太陽電池パネルを利用する構成がある。受光素子を設ける場合、受光素子で受光した光量は、あらかじめ受光量検出プログラム等を実行することでデータとして取得することが可能である。なお、受光素子や受光量検出プログラムは携帯電話等にあらかじめ組み込まれたカメラ装置の構成を利用することも可能である。
【0017】
また、太陽電池パネルそのものを利用することも可能であり、太陽電池パネルから蓄電池に流れ込む電流の値により受光量を検出することが可能である。また、受光量検出部の検出単位は、電流単位とすることも可能であり、特に受光量の物理単位への変換を要するものではない。
【0018】
また、紫外線の波長範囲の光を受光可能な受光素子を設けて、紫外線の量を合わせて取得する構成も可能である。例えば、紫外線の量をデータとして取得して、以下に述べる第一報知部で日焼け指数として報知することも可能である。ここで、紫外線の量と日焼け指数の値を関連付けたテーブルを保持する構成も可能であるし、所定の関数に基づいたプログラムを保持する構成も可能である。
【0019】
「充電状態検出部」は、前記蓄電池の充電状態を検出する機能を有する。充電状態を検出する方法としては、蓄電池に流れ込む電流値や蓄電池の電圧値を検出する方法が一例として考えられる。検出された電圧値と当該蓄電池の充電完了時の電圧値とを比較する処理を行って、現時点での充電率を検出することが可能である。また、受光量の値や充電池に流れ込む電流値を検出することにより、蓄電池が充電されるペースを検出することも可能である。なお、充電完了時における充電率を必ずしも100%とする必要はなく、所定%以上の値に充電率になったことを条件として充電完了とすることも可能である。
【0020】
「第一算出部」は、取得した現在の時刻と前記予定日照時間と前記受光量と前記蓄電池の充電状態に基づいて、予定日照時間内の充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻と、該当する時刻における充電見込率を算出する機能を有する。つまり、算出される結果は予定日照時間内の充電完了時刻とその充電見込率であるか、予定日照時間の終了時刻とその時刻における充電見込率ということになる。
【0021】
例えば、蓄電池の充電時間と蓄電池の電圧値の関係が図2で示される場合を考える。ここで、各線は受光量によって異なっており、現時刻での電圧値と受光量に基づいて充電完了までの充電時間を概算することが可能である。例えば、現時刻での電圧値をV、充電完了時における電圧値をVとし、予定日照時間をt1とする。受光量が比較的小さいL2については、電圧値をVからVとするために、所定時間t1(case1)を要することになる。また、受光量が比較的大きいL4については、同様に、所定時間t1(case2)を要することになる。ここで、現在時刻に所定時間t1を加算した時刻が予定日照時間よりも前である場合は、当該時刻を算出結果として出力する。また、現在時刻に所定時間t1を加算した時刻が予定日照時間よりも後になる場合は、予定日照時間の終了時刻までに得られる電圧値の値をあらためて算出し、予定日照時間の終了時刻における充電率を算出結果として出力することになる。
【0022】
なお、上記の算出処理は、受光量が一定であると近似して行っているが、時間帯ごとに受光量が増減していくとの仮定の下で算出処理を行う構成も可能である。例えば、現在時刻における受光量の値を所定の関係式に代入して所定時間経過後の受光量の値を算出することも考えられる。
【0023】
「第一報知部」は、第一算出部での算出結果を報知する機能を有する。ここで、報知する方法としては、表示出力や音声出力をする構成の他、算出結果に応じて異なる振動出力をする構成も考えられる。表示出力としては、表示パネルに文字・記号等を表示する構成の他に、LEDランプ等を用いて点灯・点滅を行うことが考えられる。
【0024】
なお、第一算出部の算出結果の他に、現在の充電容量で利用可能なアプリケーションを報知することや、通話を行うことが可能な時間やメールの送受信を行うことが可能な回数等を報知する構成も可能である。また、第一報知部の機能は常に起動させておく必要はなく、ユーザからの報知要求の指示入力を受け付けた段階で起動させる構成も可能である。
【0025】
<具体的な構成>
図3は、本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備える電気機器の機能的な各構成要素をハードウェアとして実現した際の、構成の一例を示す概略図である。この図を利用して、ハードウェア構成部の働きについて説明する。
【0026】
この図にあるように、上記の装置は、「CPU」0301、「メインメモリ(一次記憶)」0302、「フラッシュメモリ(二次記憶)」0303、「太陽電池パネル」0304、「蓄電池」0305、「給電回路」0306、「電圧検出器」0307、「電流検出器」0308、「通信モジュール」0309、「時計回路」0310、「表示部」0311、「画像処理回路」0312、「音声出力部」0313、「音声処理回路」0314、「振動出力部」0315、「駆動処理回路」0316、「操作入力部」」0317を備える。上記の構成は、「システムバス」0318のデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。また、太陽電池パネルや蓄電池、電流検出器等は「電力線」0319で連結されている。なお、フラッシュメモリに代えて、ハードディスク等の磁気ディスクや、DVD等の光ディスク、ICカード及び光カード等のカード型記録媒体、EEPROM等のメモリを用いることも可能である(他の実施例についても同様である)。
【0027】
CPUは、時計回路からの信号に基づいて現在日時の情報を取得し、メインメモリの所定のアドレスに格納する。次に、CPUは、フラッシュメモリに格納されている日付・時刻と日照時間を関連づけたテーブルを参照して予定日照時間を取得し、メインメモリの所定のアドレスに格納する。なお、通信モジュールを介して特定のサーバーと通信を行い、現在日時の情報に基づいて予定日照時間を取得する構成も可能である。また、CPUは、電流検出器の出力信号に基づいて受光量を検出する処理を行い、処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。また、CPUは、電圧検出器の出力信号と、フラッシュメモリに格納されている電圧と充電率を関連づけたテーブルの情報に基づいて現時点での充電率を取得する処理を行い、処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。また、CPUは、フラッシュメモリに格納されている受光量と充電時間を関連づけたテーブルを参照して、現在時刻の受光量(電流検出器により検出された電流値)と充電状態に基づいて充電完了時刻を算出する処理を行い、処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。ここで、充電完了時刻が予定日照時間の終了時刻よりも後になる場合は、予定日照時間の時刻の終了時における充電見込率を算出する処理を行い、処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。また、CPUは、上記算出結果の情報を表示部の表示パネルに出力する処理を行う。なお、算出結果の情報を音声出力部から音声出力する構成や振動出力部から振動出力をする構成も可能である。
【0028】
上記CPUの一連の処理は一般的な処理方法について述べたものであり、取得、計算したデータをメインメモリに都度格納する処理が必須ではない。他の記憶装置やキャッシュ、バッファメモリなどハードウェア構成に応じて実際の処理方法は異なる。また、CPUによる処理に特に限定されるものではなく、他の処理回路による処理も可能である(他の実施例についても同様である)。
【0029】
<処理の流れ>
図4は、本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器における処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS0401(現在日時取得ステップ)では、現在日時を取得する。次にステップS0402(予定日照時間取得ステップ)では、予定日照時間を取得する。次にステップS0403(受光量検出ステップ)では、受光量を検出する。次にステップS0404(充電状態検出ステップ)では、太陽電池パネルの蓄電池の充電状態を検出する。次にステップS0405では、取得した現在の時刻と前記受光量と前記蓄電池の充電状態に基づいて、充電完了時刻を算出する。次にステップS0406では、算出された充電完了時刻が予定日照時間内であるか否か判断する。ここでの判断が予定日照時間内であるとの判断である場合は、ステップS0408Aに進む。ここでの判断が予定日照時間内ではないとの判断である場合は、ステップS0407Bに進む。ステップS0408Aでは、算出された予定日照時間内の充電完了時刻と当該時刻における充電率を報知する(第一報知ステップ)。ステップS0407Bでは、予定日照時間の終了時刻における充電見込率を算出する。ステップS0408Bでは、予定日照時間の終了時刻と、当該時刻の充電見込率を報知する(第一報知ステップ)。
【0030】
<効果>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器により、太陽光を受光できる時間内にどの程度充電可能かを知ることが可能になる。
【実施例2】
【0031】
<概要>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器は、基本的に実施例1の電気機器と共通するが、取得した現在の日付に基づいて予定日没時刻を取得し、取得した現在の時刻と予定日没時刻とに基づいて予定日照時間を取得することが可能である。
【0032】
<構成>
図5は、本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、「電気機器」0500は、「太陽電池パネル」0501と、「蓄電池」0502と、「現在日時取得部」0503と、「予定日照時間取得部」0504と、「受光量検出部」0505と、「充電状態検出部」0506と、「第一算出部」0507と、「第一報知部」0508とからなり、予定日照時間取得部は、「第一予定日没時刻取得手段」0509と、「第一予定日照時間取得手段」0510とを有する。基本的な構成は図1で説明した実施例1の電気機器と共通するため、相違点である「第一予定日没時刻取得手段」と、「第一予定日照時間取得手段」について説明する。
【0033】
「第一予定日没時刻取得手段」は、取得した現在の日付に基づいて予定日没時刻を取得する機能を有する。日没時刻としては、太陽の上縁が地平線に隠れる時刻とすることが主として考えられるが、太陽からの受光が不可能となる時刻を含める構成も可能である。例えば、地域の地形等によっては、山などに太陽が隠れることによって、実質的に太陽から直接的に受光することが不可能になるためである。
【0034】
現在の日付に基づいて予定日没時刻を取得する方法としては、例えば図6に示すように、日付と予定日没時刻を関連づけたテーブルを保持しておき、現在の日付の情報と当該テーブルの情報に基づいて予定日没時刻を取得する構成が考えられる。この図のように、各日付と予定日没時刻とを関連づけたテーブルとすることも可能であるが、所定の期間単位(例えば、1週間単位)と予定日没時刻を関連づけたテーブルも同様に可能である。また、予定日没時刻と合わせて、予定日の出時刻を保持する構成も可能である。当該構成は、例えば夜明け前にその日の予定日照時間を取得したい場合などに好適である。
【0035】
また、上記の日付と予定日没時刻を関連づけたテーブルはあらかじめ電気機器の記憶装置に組み込んでおく構成も可能であるが、通信モジュール等を介して特定のサーバーから定期的に取得する構成も可能である。例えば、年度単位で当該テーブルの情報を取得している場合は、年度末の所定の期間に次年度のテーブルの情報をサーバーに対して要求し、当該サーバーから次年度のテーブルの情報を受信することも可能である。
【0036】
また、上記の日付と予定日没時刻を関連づけたテーブルを保持する構成の他に、現在の日付と予定日没時刻を関連づけた式に基づいたプログラムを保持しておき、当該プログラムと現在の日付とに基づいて予定日没時刻を算出する構成も可能である。この場合、上記式は理論モデルを基準とした近似式とすることも可能であるし、過去のデータに基づいた回帰式とすることも可能である。
【0037】
なお、予定日没時刻を取得する際に、現在位置の情報を利用する構成も可能であるが、あらかじめ特定の場所に関する予定日没時刻のテーブルの情報を保持しておく構成や、特定の場所に関する予定日没時刻のテーブルを提供するサイトに対してアクセスする構成も可能である。
【0038】
「第一予定日照時間取得手段」は、取得した現在の時刻と取得した予定日没時刻とに基づいて予定日照時間を取得する機能を有する。つまり、予定日没時刻と現在の時刻との差分を算出することにより、予定日照時間を取得することが可能である。また、予定日の出時刻を取得している場合で、夜明け前の処理を行うときは予定日の出時刻から予定日没時刻までの時間を予定日照時間として取得することも可能である。
【0039】
<具体的な構成>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備える電気機器のハードウェア構成は、基本的に図3を用いて説明した実施例1の電気機器のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例の電気機器においては、フラッシュメモリに日付と予定日没時刻を関連づけたテーブルを保持しており、予定日照時間の取得に用いることを特徴とする。また、現在の日付から予定日没時刻を算出する予定日没時刻算出プログラムをフラッシュメモリに保持しておく構成も可能である。
【0040】
CPUは、フラッシュメモリに格納されている日付と予定日没時刻を関連づけたテーブルを参照し、現在の日付の情報を利用して予定日没時刻の情報を取得し、メインメモリの所定のアドレスに格納する。また、フラッシュメモリに格納されている予定日没時刻算出プログラムをメインメモリに読みだして、現在の日付の情報に基づいて予定日照時間を算出する、といった構成も可能である。次に、CPUは、現在の時刻と予定日没時刻の差分を算出する処理を行い、算出結果をメインメモリの所定アドレスに格納する。その他の処理は、実施例1で説明したものと同様であるため、説明を省略する。
【0041】
<処理の流れ>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器の処理の流れは、基本的に図4を用いて説明した実施例1の処理の流れと同様である。ただし、図7に示すように、予定日照時間取得ステップにおいて、取得した現在の日付に基づいて予定日没時刻を取得する第一予定日没時刻取得サブステップ(SS0701)と、取得した現在の時刻と取得した予定日没時刻とに基づいて予定日照時間を取得する第一予定日照時間取得サブステップ(SS0702)とを有することを特徴とする。
【0042】
<効果>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器により、実施例1の効果に加えて、現在の日付に基づいて予定日没時刻を取得し、取得した現在の時刻と予定日没時刻とに基づいて予定日照時間を取得することが可能である。
【実施例3】
【0043】
<概要>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器は、基本的に実施例2の電気機器と共通するが、取得した現在の日付に基づいて予定日没時刻を取得し、取得した現在の時刻と予定日没時刻とに基づいて予定日照時間を取得することが可能である。
【0044】
<構成>
図8は、本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、「電気機器」0800は、「太陽電池パネル」0801と、「蓄電池」0802と、「現在日時取得部」0803と、「予定日照時間取得部」0804と、「受光量検出部」0805と、「充電状態検出部」0806と、「第一算出部」0807と、「第一報知部」0808とからなり、予定日照時間取得部は、「現在位置取得手段」0809と、「第二予定日没時刻取得手段」0810と、「第一予定日照時間取得手段」0811とを有する。基本的な構成は図5で説明した実施例2の電気機器と共通するため、相違点である「現在位置取得手段」と、「第二予定日没時刻取得手段」について説明する。
【0045】
「現在位置取得手段」は、現在位置を取得する機能を有する。現在位置を取得する機能としては、例えばGPS機能が考えられる。また、現在利用している基地局の位置を通信サーバーから取得する構成も考えられる。また、現在位置の情報をユーザから入力操作機器等を介して受け付ける構成も同様に可能である。
【0046】
現在位置の情報は、緯度や経度の値とすることも可能であるし、市町村や都道府県単位とすることも可能である。これらの情報は所定時間間隔で取得する構成とすることも可能であるし、入力操作機器等を介してユーザから取得指示を受け付けた場合に取得する構成も可能である。
【0047】
「第二予定日没時刻取得手段」は、取得した現在位置と取得した現在の日付に基づいて予定日没時刻を取得する機能を有する。日没の時刻は位置によっても依存するものであるため、現在位置の情報を利用することによりさらに多様な態様で予定日没時刻を取得することが可能になる。具体的には、図9で示すように、位置と日付と予定日没時刻を関連づけたテーブルを保持しておき、現在位置と現在の日付の情報に基づいて予定日没時刻を取得する構成が考えられる。なお、この図においては、都道府県単位の位置と予定日没時刻とを関連づけたテーブルとしているが、より狭い単位(例えば、緯度・経度ごと)で分類することも可能であるし、より広い単位(例えば、地方ごと)で分類することも可能である。
【0048】
また、実施例2と同様に、現在位置と現在の日付と予定日没時刻を関連づけた式に基づいたプログラムを保持しておき、当該式と現在位置及び現在の日付に基づいて予定日没時刻を算出する構成も考えられる。
【0049】
<具体的な構成>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備える電気機器のハードウェア構成は、基本的に図3を用いて説明した実施例1の電気機器のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例の電気機器においては、フラッシュメモリに位置と日付と予定日没時刻を関連づけたテーブルを保持しており、予定日照時間の取得に用いることを特徴とする。また、フラッシュメモリに位置と日付から予定日没時刻を算出するプログラムを保持しておく構成も可能である。
【0050】
CPUは、フラッシュメモリに格納されている位置と日付と予定日没時刻を関連づけたテーブルを参照し、現在位置と現在の日付の情報を利用して予定日没時刻の情報を取得し、メインメモリの所定のアドレスに格納する。なお、フラッシュメモリに格納されている予定日没時刻を算出するプログラムをメインメモリに読みだして、現在位置及び現在の日付の情報に基づいて予定日照時間を算出する、といった構成も可能である。次に、CPUは、現在の時刻と予定日没時刻の差分を算出する処理を行い、算出結果をメインメモリの所定アドレスに格納する。その他の処理は、実施例1、2で説明したものと同様であるため、説明を省略する。
【0051】
<処理の流れ>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器の処理の流れは、基本的に図4を用いて説明した実施例1の処理の流れと同様である。ただし、図10に示すように、予定日照時間取得ステップにおいて、現在位置を取得する現在位置取得サブステップ(SS1001)と、取得した現在位置と取得した現在の日付に基づいて予定日没時刻を取得する第二予定日没時刻取得サブステップ(SS1002)と、取得した現在の時刻と取得した予定日没時刻とに基づいて予定日照時間を取得する第一予定日照時間取得サブステップ(SS1003)とを有することを特徴とする。
【0052】
<効果>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器により、実施例1の効果に加えて、現在位置と現在の日付に基づいて予定日没時刻を取得し、取得した現在の時刻と予定日没時刻とに基づいて予定日照時間を取得することが可能である。
【実施例4】
【0053】
<概要>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器は、基本的に実施例2、3の電気機器と共通するが、現在の時刻と予定日没時刻と設定入力された充電の予定打切時刻とに基づいて予定日照時間を取得することが可能である。
【0054】
図11は、本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、「電気機器」1100は、「太陽電池パネル」1101と、「蓄電池」1102と、「現在日時取得部」1103と、「予定日照時間取得部」1104と、「受光量検出部」1105と、「充電状態検出部」1106と、「第一算出部」1107と、「第一報知部」1108とからなり、予定日照時間取得部は、「第一予定日没時刻取得手段」1109(現在位置取得手段及び第二予定日没時刻取得手段でも可能)と、「予定打切時刻受付手段」1110と、「第二予定日照時間取得手段」1111とを有する。基本的な構成は図5、8で説明した実施例2、3の電気機器と共通するため、相違点である「予定打切時刻受付手段」と、「第二予定日照時間取得手段」について説明する。
【0055】
「予定打切時刻受付手段」は、充電の予定打切時刻の設定入力を受付ける機能を有する。ここで、予定打切時刻とは、充電を打ち切る予定の時刻をいう。例えば、現在は太陽の光の下に電気機器をさらしている状態であっても、所定時刻にカバンの中に入れる場合や屋内に移動する場合などが考えられる。予定打切時刻の設定入力を受け付ける方法としては、操作入力機器(例えばキーパッド)を介して設定入力を受け付ける構成が考えられる。また、充電の予定打切時刻の設定入力としては、直接的に数字の入力を受け付ける構成も可能であるし、複数の予定打切時刻の候補に対する選択入力を受け付ける構成も可能である。
【0056】
また、予定打切時刻受付手段に対応して、予定再開時刻受付手段を設ける構成を加えることも可能である。例えば、充電を打ち切る時間帯が所定時間に限定されている場合は、充電を再開する時刻についても合わせて取得して、より細かな日照時間を算出することが可能になる。また、複数の予定打切時刻と予定再開時刻を受け付ける構成も可能である。
【0057】
「第二予定日照時間取得手段」は、取得した現在の時刻と取得した予定日没時刻と設定入力された充電の予定打切時刻とに基づいて予定日照時間を取得する機能を有する。ここで、設定入力された充電の予定打切時刻が予定日没時刻よりも前である場合は、現在の時刻と予定打切時刻との差分を算出して、予定日照時間を取得する。また、予定打切時刻が予定日没時刻よりも後である場合は、現在の時刻と予定日没時刻との差分を算出して、予定日照時間を取得する。また、予定再開時刻も合わせて取得している場合は、当該情報も合わせて利用して予定日照時間を算出する構成が考えられる。
【0058】
<具体的な構成>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備える電気機器のハードウェア構成は、基本的に図3を用いて説明した実施例1の電気機器のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例の電気機器においては、操作入力機器を介して充電の予定打切時刻の設定入力を受け付けて、予定日照時間の取得に用いることを特徴とする。
【0059】
CPUは、操作入力機器を介して受け付けた予定打切時刻の設定入力の情報をメインメモリの所定のアドレスに格納する。また、CPUは予定打切時刻と予定日没時刻を比較し、どちらが先の時刻であるかを決定する処理を行い、処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。CPUは、予定打切時刻の方が先に到来するとの処理結果である場合は、現在の時刻と予定打切時刻との差分を算出する処理を行い、処理結果を予定日照時間としてメインメモリの所定のアドレスに格納する。また、予定日没時刻の方が先に到来するとの処理結果である場合は、現在の時刻と予定日没時刻との差分を算出する処理を行い、処理結果を予定日照時間としてメインメモリの所定のアドレスに格納する。その他の処理は、実施例1から3で説明したものと同様であるため、説明を省略する。
【0060】
<処理の流れ>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器の処理の流れは、基本的に図4を用いて説明した実施例1の処理の流れと同様である。ただし、図12に示すように、予定日照時間取得ステップにおいて、取得した現在の日付に基づいて予定日没時刻を取得する第一予定日没時刻取得サブステップ(SS1201)(現在位置を取得する現在位置取得サブステップ及び取得した現在位置と取得した現在の日付に基づいて予定日没時刻を取得する第二予定日没時刻取得サブステップでも可能)と、充電の予定打切時刻の設定入力を受け付ける予定打切時刻受付サブステップ(SS1202)と、取得した現在の時刻と取得した予定日没時刻と設定入力された充電の予定打切時刻とに基づいて予定日照時間を取得する第三予定日照時間取得サブステップ(SS1203)とを有することを特徴とする。
【0061】
<効果>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器により、実施例1の効果に加えて、現在の時刻と予定日没時刻と設定入力された充電の予定打切時刻とに基づいて予定日照時間を取得することが可能である。
【実施例5】
【0062】
<概要>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器は、基本的に実施例1から3の電気機器と共通するが、さらに天気予報情報を利用して充電完了時刻や予定日照時間の終了時刻における充電見込率を算出することが可能である。
【0063】
図13は、本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、「電気機器」1300は、「太陽電池パネル」1301と、「蓄電池」1302と、「現在日時取得部」1303と、「予定日照時間取得部」1304と、「受光量検出部」1305と、「充電状態検出部」1306と、「第二算出部」1307と、「第二報知部」1308と、「天気予報情報取得部」1309と、からなる。基本的な構成は図1で説明した実施例1の電気機器と共通するため、相違点である「天気予報情報取得部」と、「第二算出部」、「第二報知部」について説明する。
【0064】
「天気予報情報取得部」は、天気予報情報を取得する機能を有する。天気予報情報としては、図14に示すように、所定時間帯ごとの(晴れ)・(曇り)・(雨)などの情報を示すものとすることも可能であるし、所定時間帯ごとの受光量情報、所定時間帯ごとの降水確率情報、所定時間帯ごとの雲の分布や風速・風向きの情報、などとすることも可能である。なお、天気予報情報は全国的なものとすることも可能であるが、所定地域のみの天気予報情報とすることも可能である。
【0065】
また、天気予報情報の取得は、通信機能を用いて取得する構成が主として考えられるが、他の電気機器や記録媒体から取得する構成も可能である。また、天気予報情報が全国的なものである場合などは、現在位置の情報を取得して、所定地域の天気予報情報を抽出する処理を行うことが考えられる。なお、あらかじめ所定地域の天気予報情報を扱うサイトに自動的にアクセスして、当該地域の天気予報情報を取得する構成も考えられる。また、天気予報情報を取得するタイミングは、所定時間おきに行う構成も可能であるし、操作入力機器等を介してユーザから取得命令を受け付けた際に行う構成とすることも可能である。
【0066】
「第二算出部」は、取得した現在の時刻と前記予定日照時間と前記受光量と前記蓄電池の充電状態と前記天気予報情報とに基づいて、予定日照時間内の充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻と、該当する時刻における充電見込率を算出する機能を有する。例えば、所定時間帯ごとの受光量情報を天気予報情報として取得している場合は、これらの値を利用して上記の算出処理を行うことが考えられる。
【0067】
また、上記の算出処理において、日没時刻より前の時間帯において(曇り)又は(雨)となる時間帯を天気予報情報から取得して、当該(曇り)又は(雨)となる時間帯においては充電が行われないとみなして算出処理を行う構成が考えられる。また、(曇り)の時間帯においては通常の受光量の所定割合の値とみなし(例えば5分の1)、(雨)の時間帯においては通常の受光量のさらに低い割合の値とみなし(例えば10分の1)、算出処理を行うことも考えられる。
【0068】
なお、予定日照時間の終了時刻において太陽からの受光が期待できないと天気予報情報から判断される場合は、予定日照時間の終了時刻を当該天気予報情報に基づいて修正する処理を行い、当該処理結果を予定日照時間の終了時刻として出力する構成も可能である。また、充電開始当初は曇りもしくは雨であったものが、たとえば1時間後に晴れとなって充電可能となると見込まれる場合は、開始時間の1時間後から充電開始時刻として積算するということも考えられる。
【0069】
「第二報知部」は、第二算出部での算出結果を報知する機能を有する。報知の方法は、実施例1で述べた第一報知部と同様に、表示出力や音声出力をする構成の他、算出結果に応じて異なる振動出力をする構成も考えられる。なお、第二算出部の算出結果の他に、天気予報情報を合わせて報知する構成も可能である。
【0070】
<具体的な構成>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備える電気機器のハードウェア構成は、基本的に図3を用いて説明した実施例1の電気機器のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例の電気機器においては、通信モジュールを介して特定のサーバーから天気予報情報を取得することを特徴とする。
【0071】
CPUは、特定のサイト(特定の地域の天気予報情報を取得可能なサイト等)にアクセスして天気予報情報を取得し、メインメモリの所定のアドレスに格納する。ここで、ユーザに対して現在位置の入力を促す報知を行うことも可能であるし、GPS機能部を用いて現在位置を取得する構成も可能である。この場合、取得した現在位置に応じてアクセスするURLを選択し、現在位置に応じた天気予報情報を取得することが可能である。また、CPUは、現在の時刻と予定日没時刻の間で(曇り)又は(雨)となる時間帯を取得し、該当する時間帯における受光量を0又は現在時刻の受光量の所定割合として、充電完了時刻を算出する処理を行い、処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。ここで、充電完了時刻が予定日照時間の終了時刻よりも後になる場合は、予定日照時間の終了時刻における充電見込率を算出する処理を行い、処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。その他の処理は、実施例1から4で説明したものと同様であるため、説明を省略する。
【0072】
<処理の流れ>
図15は、本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器における処理の流れの一例を示す図である。同図の処理の流れは以下のステップからなる。最初にステップS1501(現在日時取得ステップ)では、現在日時を取得する。次にステップS1502(予定日照時間取得ステップ)では、予定日照時間を取得する。次にステップS1503(受光量検出ステップ)では、受光量を検出する。次にステップS1504(充電状態検出ステップ)では、太陽電池パネルの蓄電池の充電状態を検出する。次にステップS1505(天気予報情報取得ステップ)では、天気予報情報を取得する。次にステップS1506では、取得した現在の時刻と前記受光量と前記蓄電池の充電状態と前記天気予報情報に基づいて、充電完了時刻を算出する。次にステップS1507では、算出された充電完了時刻が予定日照時間内であるか否か判断する。ここでの判断が予定日照時間内であるとの判断である場合は、ステップS1509Aに進む。ここでの判断が予定日照時間内ではないとの判断である場合は、ステップS1508Bに進む。ステップS1509Aでは、算出された予定日照時間内の充電完了時刻と、当該時刻の充電見込率を報知する(第二報知ステップ)。ステップS1508Bでは、予定日照時間の終了時刻における充電見込率を算出する。ステップS1509Bでは、予定日照時間の終了時刻と、当該時刻の充電見込率を報知する(第二報知ステップ)。
【0073】
<効果>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器により、実施例1の効果に加えて、天気予報情報をさらに取得して、充電完了時刻や予定日照時間の修了時刻における充電見込率等を算出することが可能である。
【実施例6】
【0074】
<概要>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器は、基本的に実施例1から5の電気機器と共通するが、予定日照時間内の充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻よりも前に受光量が所定の閾値よりも低下した場合に報知を行うことが可能である。例えば、充電中に猫が電気機器を倒してしまった場合などは受光量が低下し、電気機器のユーザに対して報知を行うことが可能になる。
【0075】
図16は、本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、「電気機器」1600は、「太陽電池パネル」1601と、「蓄電池」1602と、「現在日時取得部」1603と、「予定日照時間取得部」1604と、「受光量検出部」1605と、「充電状態検出部」1606と、「第一算出部」1607と、「第一報知部」1608と、「第三報知部」1609からなり、受光量検出部は、「受光量低下判断手段」1610を有する。また、受光量検出部は、「受光量閾値受付手段」をさらに有する構成も可能である。基本的な構成は図1で説明した実施例1の電気機器と共通するため、相違点である「受光量低下判断手段」と、「受光量閾値受付手段」と、「第三報知部」について説明する。
【0076】
「受光量低下判断手段」は、前記予定日照時間内の充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻よりも前に受光量が所定の閾値よりも低下したか否か判断する機能を有する。ここで受光量が所定の閾値よりも低下したか否か判断する方法としては、時間帯や時期に応じた閾値をテーブルとして記憶装置に保持しておき、判断時において参照する構成が考えられる。また、受光量検出部で検出された受光量の情報から所定の値を算出して、閾値とするプログラム(例えば、過去10分間の受光量の平均値を算出し、当該平均値の50%の値を現在時刻の閾値とするプログラム)を保持することも可能である。
【0077】
「受光量閾値受付手段」は、前記受光量低下判断手段における所定の閾値の設定入力を受け付ける機能を有する。当該閾値の設定入力は、キーパッドやタッチパネル等の操作入力機器を介して受け付ける構成が考えられる。また、設定入力の方法として、直接数字の入力を受け付ける構成も可能であるが、受光量の閾値に関する複数の候補から選択する入力を受け付ける構成も可能である。
【0078】
「第三報知部」は、前記受光量低下判断手段の結果が所定の閾値よりも低下したとの判断である場合は報知を行う機能を有する。ここでの報知の方法としては、例えば音声出力や表示出力の他に、振動出力とすること、又はこれらの報知を組み合わせた構成も考えられる。
【0079】
また、上記第三報知部による報知は、受光量が所定の閾値よりも大きくなるまで続ける構成とすることも可能であるし、操作入力機器を介して所定の操作を受け付けるまで続ける構成とすることも可能である。または、一度報知したのち、操作入力機器が操作されるまで一定時間ごとに報知を繰り返す(目覚まし時計のスヌーズ機能と同等)といった構成でもよい。
【0080】
<具体的な構成>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備える電気機器のハードウェア構成は、基本的に図3を用いて説明した実施例1の電気機器のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例の電気機器においては、予定日照時間内の充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻よりも前に受光量が所定の閾値よりも低下したか判断する処理を行い、処理結果によって報知を行うことを特徴とする。
【0081】
CPUは、操作入力機器を介して受光量に関する所定の閾値の設定入力の情報を受け付けた場合、当該情報をメインメモリの所定のアドレスに格納する。また、CPUは、予定日照時間内の充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻よりも前に、電流検出器からの検出信号に基づいて受光量が上記設定入力された閾値よりも低下したか否か判断する処理を行う。ここでの処理結果が、受光量が所定の閾値よりも低下したとの結果である場合は、表示部や音声出力部、振動出力部から報知を行うための命令信号を処理回路に対して出力する。その他の処理は、実施例1から5で説明したものと同様であるため、説明を省略する。
【0082】
<処理の流れ>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器の処理の流れは、基本的に図4を用いて説明した実施例1の処理の流れと同様である。ただし、図4の第一報知ステップ後の処理において、図17に示す処理を行うことが可能である。まず、ステップS1701において、受光量を検出する(受光量検出ステップ)。次にステップS1702において、受光量が所定の閾値よりも低下したか否か判断する(受光量低下判断ステップ)。ここでの判断結果が所定の閾値よりも低下したとの判断である場合はステップS1703に進む。ここでの判断が所定の閾値よりも低下していないとの判断である場合は、ステップS1701に戻る。次に、ステップS1703において、現在の時刻が予定日照時間内の充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻よりも前であるか否か判断する。ここでの判断が前であるとの判断である場合は、ステップS1704に進む。ここでの判断が前ではないとの判断である場合は、処理を終了する。ステップS1704では、予定日照時間内の充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻よりも前に受光量が所定の閾値よりも低下した旨を報知する(第三報知ステップ)。なお、前記受光量低下判断ステップにおける所定の閾値の設定入力を受け付ける受光量閾値受付ステップを受光量低下判断ステップよりも前の任意のタイミングで行うことも可能である(図4の第一報知ステップよりも前とすることも可能である)。また、ステップS1702の受光量低下判断ステップにおいては、瞬時的な受光量の低下ではなく、ある程度の時間経過ののち、受光量の低下を判断することが望ましい。これは、単に充電中の電気機器の直前を動物が横切った、あるいは、雲が太陽を短時間覆い隠したといった状態も想定できるためである。
【0083】
<効果>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器により、実施例1の効果に加えて、予定日照時間内の充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻よりも前に受光量が所定の閾値よりも低下した場合に報知を行うことが可能である。
【実施例7】
【0084】
<概要>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器は、基本的に実施例1から6の電気機器と共通するが、予定日照時間の終了時刻までに所定以上の容量が充電されないと判断される場合は報知を行うことが可能である。例えば、所定のアプリケーションを予定日照時間の終了時刻までに利用することが可能になるか否か認識することが可能になる。
【0085】
図18は、本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、「電気機器」1800は、「太陽電池パネル」1801と、「蓄電池」1802と、「現在日時取得部」1803と、「予定日照時間取得部」1804と、「受光量検出部」1805と、「充電状態検出部」1806と、「第一算出部」1807と、「第一報知部」1808と、「第四報知部」1809からなり、第一算出部は、「容量判断手段」1810を有する。基本的な構成は図1で説明した実施例1の電気機器と共通するため、相違点である「容量判断手段」と、「第四報知部」について説明する。
【0086】
「容量判断手段」は、予定日照時間の終了時刻までに所定以上の容量が充電されるか否か判断する機能を有する。ここで、所定以上の容量としては、充電率が所定%以上となる容量と設定することも可能であるし、選択した所定の操作(例えば、所定時間の通話や1回のメール送信(受信)操作や所定時間のキー入力操作等)を行うことが可能な容量と設定することも可能である。当該閾値となる値は、あらかじめデータとして保持しておくことも可能であるが、操作入力機器を介してユーザの入力を受け付ける構成とすることも可能である。
【0087】
「第四報知部」は、前記容量判断手段の結果が所定以上の容量が充電されないとの判断である場合は報知を行う機能を有する。当該報知は、表示出力によって行う構成も可能であるし、音声出力や振動出力とする構成、又はこれらの出力を組み合わせた構成とすることも可能である。また、当該報知において、充電される容量との関係において利用可能なアプリケーションと利用不可能なアプリケーションを表示したり、音声で出力したりする構成も可能である。
【0088】
<具体的な構成>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備える電気機器のハードウェア構成は、基本的に図3を用いて説明した実施例1の電気機器のハードウェア構成と共通する。ただし、本実施例の電気機器においては、予定日照時間の終了時刻までに所定以上の容量が充電されない場合は、報知を行うことを特徴とする。
【0089】
CPUは、充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻における充電率等についての算出処理の結果に基づいて、予定日照時間の終了時刻までに所定以上の容量が充電されるか否か判断する処理を行い、処理結果をメインメモリの所定のアドレスに格納する。また、CPUは、上記判断処理の結果が予定日照時間の終了時刻までに所定以上の容量が充電されないとの結果である場合は、表示部、音声出力装置、振動出力装置から報知を行うための命令信号を各処理回路に対して出力する。その他の処理は、実施例1から6で説明したものと同様であるため、説明を省略する。
【0090】
<処理の流れ>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器の処理の流れは、基本的に図4を用いて説明した実施例1の処理の流れと同様である。ただし、図19に示すように、ステップS1909Bにおいて、予定日照時間の終了時刻までに所定以上の容量が充電されるか否か判断する(容量判断ステップ)。ここでの判断が所定以上の容量が充電されるとの判断である場合は、処理を終了する。ここでの判断が所定以上の容量が充電されないとの判断である場合は、ステップS1910Bに進む。ステップS1910Bにおいて、予定日照時間の終了時刻までに所定以上の容量が充電されない旨を報知する(第四報知ステップ)。
【0091】
<効果>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器により、実施例1の効果に加えて、予定日照時間の終了時刻までに所定以上の容量が充電されないと判断される場合、ユーザは電気機器の報知によりその旨を認識することが可能になる。
【実施例8】
【0092】
<概要>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器は、基本的に実施例1の電気機器と共通するが、当該電気機器は携帯端末装置であり、太陽電池パネル面と表示面とが同一面側に配置されているため、太陽電池パネル面の向きを変えながら表示面で充電率を確認することが可能になる。
【0093】
図20は、本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた携帯端末装置の機能ブロックの一例を示す図である。この図にあるように、「携帯端末装置」2000は、「太陽電池パネル」2001と、「蓄電池」2002と、「現在日時取得部」2003と、「予定日照時間取得部」2004と、「受光量検出部」2005と、「充電状態検出部」2006と、「第一算出部」2007と、「第一報知部」2008とからなり、第一報知部は、「表示手段」2009を有する。基本的な構成は図1で説明した実施例1の電気機器と共通するため、相違点である「表示手段」について説明する。
【0094】
本実施例の電気機器は携帯端末装置であり、前記太陽電池パネル面と、前記表示手段の表示面とは同一面側に配置されていることを特徴とする。当該構成とすることにより、携帯端末装置のユーザが太陽電池パネル面の向きを変えながら同時に表示面で充電率を確認することが可能になる。また、充電率が最大になる太陽電池パネル面の向きになったときに、音声出力又は振動出力を行う構成も可能である。
【0095】
<具体的な構成>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備える電気機器のハードウェア構成は、基本的に図4を用いて説明した実施例1の電気機器のハードウェア構成と共通する。ただし、図21に示すように、本実施例の電気機器は携帯電話等の「携帯端末装置」2100であり、「太陽電池パネル面」2101と「表示面」2102が同一面側に配置されていることを特徴とする。
【0096】
<処理の流れ>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器の処理の流れは、基本的に図4を用いて説明した実施例1の処理の流れと同様である。
【0097】
<効果>
本実施例の太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器により、実施例1の効果に加えて、太陽電池パネル面の向きを変えながら表示面で充電率を確認することが可能になる。
【符号の説明】
【0098】
0100 電気機器、0101 太陽電池パネル、0102 蓄電池、0103 現在日時取得部、0104 予定日照時間取得部、0105 受光量検出部、0106 充電状態検出部、0107 第一算出部、0108 第一報知部、0301 CPU、0302 メインメモリ(一次記憶)、0303 フラッシュメモリ(二次記憶)、0304 太陽電池パネル、0305 蓄電池、0306 給電回路、0307 電圧検出器、0308 電流検出器、0309 時計回路、0310 通信モジュール、0311 表示部、0312 画像処理回路、0313 音声出力部、0314 音声処理回路、0315 振動出力部、0316 駆動処理回路、0317 操作入力部、0318 システムバス、0319 電力線、0509 第一予定日没時刻取得手段、0510 第一予定日照時間取得手段、0809 現在位置取得手段、0810 第二予定日没時刻取得手段、1110 予定打切時刻受付手段、1111 第二予定日照時間取得手段、1307 第二算出部、1308 第二報知部、1309 天気予報情報取得部、1609 第三報知部、1610 受光量低下判断手段、1809 第四報知部、1810 容量判断手段、2009 表示手段、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽電池パネル及びその蓄電池を備えた電気機器であって、
現在日時を取得する現在日時取得部と、
予定日照時間を取得する予定日照時間取得部と、
受光量を検出する受光量検出部と、
前記蓄電池の充電状態を検出する充電状態検出部と、
取得した現在の時刻と前記予定日照時間と前記受光量と前記蓄電池の充電状態に基づいて、予定日照時間内の充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻と、該当する時刻における充電見込率を算出する第一算出部と、
第一算出部での算出結果を報知する第一報知部と、
を有する移動して利用されることを前提とした電気機器。
【請求項2】
前記予定日照時間取得部は、
取得した現在の日付に基づいて予定日没時刻を取得する第一予定日没時刻取得手段と、
取得した現在の時刻と取得した予定日没時刻とに基づいて予定日照時間を取得する第一予定日照時間取得手段と、
を有することを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
【請求項3】
前記予定日照時間取得部は、
現在位置を取得する現在位置取得手段と、
前記第一予定日没時刻取得手段に代えて、取得した現在位置と取得した現在の日付に基づいて予定日没時刻を取得する第二予定日没時刻取得手段と、
をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の電気機器。
【請求項4】
前記予定日照時間取得部は、
充電の予定打切時刻の設定入力を受付ける予定打切時刻受付手段と、
前記第一予定日照時間取得手段に変えて、取得した現在の時刻と取得した予定日没時刻と設定入力された充電の予定打切時刻とに基づいて予定日照時間を取得する第二予定日照時間取得手段と、
を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の電気機器。
【請求項5】
前記電気機器は、天気予報情報を取得する天気予報情報取得部をさらに有し、
前記第一算出部に代えて、取得した現在の時刻と前記予定日照時間と前記受光量と前記蓄電池の充電状態と前記天気予報情報とに基づいて、予定日照時間内の充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻と、該当する時刻における充電見込率を算出する第二算出部と、
前記第一報知部に代えて、第二算出部での算出結果を報知する第二報知部と、
を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一に記載の電気機器。
【請求項6】
前記受光量検出部は、前記予定日照時間内の充電完了時刻又は予定日照時間の終了時刻よりも前に受光量が所定の閾値よりも低下したか否か判断する受光量低下判断手段を有し、
前記電気機器は、前記受光量低下判断手段の結果が所定の閾値よりも低下したとの判断である場合は報知を行う第三報知部をさらに有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一に記載の電気機器。
【請求項7】
前記受光量検出部は、前記受光量低下判断手段における所定の閾値の設定入力を受付ける受光量閾値受付手段をさらに有することを特徴とする請求項6に記載の電気機器。
【請求項8】
前記第一算出部又は第二算出部は、予定日照時間の終了時刻までに所定以上の容量が充電されるか否か判断する容量判断手段を有し、
前記電気機器は、前記容量判断手段の結果が所定以上の容量が充電されないとの判断である場合は報知を行う第四報知部をさらに有することを特徴とする請求項1から7のいずれか一に記載の電気機器。
【請求項9】
前記電気機器は携帯端末装置であり、
前記第一報知部は表示手段を有し、
太陽電池パネル面と、前記表示手段の表示面とは同一面側に配置されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一に記載の電気機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2013−21740(P2013−21740A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−259302(P2009−259302)
【出願日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】