説明

媒体処理装置

【課題】 取り扱い対象となっている厚みの媒体のみを装置内部に吸入する媒体処理装置を提供する。
【解決手段】 予め決められた厚みの媒体を取り扱い、該媒体に対して所定の処理を行うカード処理装置1において、取り扱い対象となっている媒体を挟持可能な間隙を開けて対向配設された第1のフィードローラ6とアイドルローラ7とから構成されるローラ対と、取り扱い対象となっている媒体が進行することにより発生するアイドルローラ7の回転を検出する第1のスリット板と第1のスリット検出センサと、第1のスリット検出センサがアイドルローラ7の回転を検出すると、第1のフィードローラ6の駆動を開始させて取り扱い対象となっている媒体を装置内部へと吸入させる制御を行う制御部とを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、予め決められた厚みの媒体を取り扱い、該媒体に対して所定の処理を行う媒体処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、駅等に設置される自動券売機においては、利用客により挿入されるカードを受け入れ、磁気ヘッドまで搬送し、該磁気ヘッドにおいてカードに設けられた磁気ストライプから情報を読み取り、利用客にカードを返却するカード処理装置を備えているものがある。
【0003】
このようなカード処理装置は、カード挿入排出口から装置後方へと向かうに従って、カードの挿入、及び排出を検知するカード挿入排出検知センサと、カードを搬送するフィードローラとプレッシャローラと、厚み検知ローラ対と、該厚み検知ローラ対が挟むカードの厚みに応じて出力する電圧を変化させる厚み検知センサと、カードの磁気ストライプに記録されている情報を読み取る磁気ヘッドが設けられており、カード挿入排出検知センサがカードの挿入を検知すると、モータが駆動され、フィードローラが回転し、カードを磁気ヘッド方向へと搬送する。カードが厚み検知ローラ対に到達すると、カードは厚み検知ローラ対間に挟まれる。このとき、カードの厚みに比例した電圧が厚み検知センサから制御部に対して出力される。
【0004】
制御部は厚み検知センサから受信した電圧値が予め決められた値の範囲内(取り扱い対象となっているカードの厚みと同じ)であるか否かを判断し、予め決められた値の範囲内であると判断した場合にはそのまま処理を続け、カードを磁気ヘッドまで搬送させ、一方、予め決められた値の範囲外であると判断した場合にはモータの駆動を停止させて、今度は逆方向に駆動させ、フィードローラを逆方向に回転させてカードをカード挿入排出口へと搬送し、利用客に返却している。
【0005】
このように従来のカード処理装置においては、取り扱い対象となるカードよりも厚みが薄い媒体、例えば近距離切符のエドモンソン券や、厚みが厚い媒体は、厚さ検知後、利用客に返却している。
【0006】
また、挿入口の内側近傍に、引込みローラによって装置内部に引込まれたカード類の厚さを検知する厚さ検知手段と、カード類の搬送経路を閉止可能な挿入阻止機構とを設け、厚さ検知手段が許容厚さを超過するカード類その他の異物を検知したときは制御部からの制御信号に基づいて挿入阻止機構を作動することにより異物の搬送を阻止するよう構成したカード類の受け入れ装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】実開平5−002280号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記従来のカード処理装置においては、利用客により挿入されるカードが、取り扱い対象となっているカードであるか否かは、媒体を装置内部に受け入れ、厚み検知手段(厚み検知ローラ対と厚み検知センサ)まで搬送して厚みの検知を行わないと判断することができなかった。
【0008】
このように取り扱い対象となっているカードか否かを判断するために装置に厚み検知手段を設けているので、コスト高となってしまうという問題点があった。また厚み検知手段まで装置内部を搬送するので、搬送による不具合、例えば搬送ジャムが発生する可能性があるという問題点あった。更に、厚み検知手段まで媒体を搬送するためにモータを駆動させるので、電力を必要とするという問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために本発明で設けた解決手段は、媒体に対して所定の処理を行う媒体処理装置において、媒体が挟持可能となるように間隙を開けて対向配設した駆動ローラと非駆動ローラとから構成されるローラ対と、前記媒体が進行することにより発生する前記非駆動ローラの回転を検出する回転検出手段と、前記回転検出手段が前記非駆動ローラの回転を検出すると、前記駆動ローラの駆動を開始させて前記媒体を装置内部へと吸入させる制御を行う制御手段とを設けたものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、取り扱い対象となっている媒体か否かを判断するために厚み検知手段を設ける必要がないので機構を簡素化することができ、その結果、コストを抑えることができる。また、媒体を装置内部に吸入するために駆動ローラを駆動させるのは、取り扱い対象となっている媒体を装置内部に吸入するときのみなので、取り扱い対象外の媒体を装置内部に吸入してしまうことを防止することができる。更に、厚み検知手段まで媒体を搬送する必要がないので、その分、消費電力を抑えることができる。また、取り扱い対象外の厚みの媒体は装置内部を搬送しないので、搬送による不具合を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。なお、各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は実施の形態のカード処理装置の構成を示す側面図、図2は実施の形態のアイドルローラと回転検出手段との関係を示す平面図、図3は実施の形態の第1のフィードローラとフィードローラ駆動手段との関係を示す平面図、図4は実施の形態の第1のフィードローラとアイドルローラの位置関係を示す説明図、図5は実施の形態のカード処理装置の制御系を示すブロック図である。
【0012】
図1、図2、図3において、カード処理装置1は予め決められた厚みの媒体を取り扱う装置であり、該カード処理装置1には媒体であるカード2をカード処理装置1内部へと受け入れるカード挿入口3が形成されている。なお、このカード挿入口3の高さAは取り扱い対象となっている媒体の厚みと略同じとなっている。またカード処理装置1には、カード挿入口3から装置後方へと向かってカード2を搬送する搬送路4が形成されている。
【0013】
搬送路4には、カード挿入排出口3から装置後方へと向かうに従って、カード2の挿入、及び排出を検知するカード挿入排出検知センサ5と、カード2を搬送する駆動ローラである第1のフィードローラ6と、該第1のフィードローラ6に対向して配設されている非駆動ローラであるアイドルローラ7と、第2のフィードローラ8と、該第2のフィードローラ8に圧接した状態で配設されているプレッシャローラ9と、カード2の磁気ストライプに記録されている情報を読み取る磁気ヘッド10が設けられている。なお、第1のフィードローラ6は軸16に取り付けられており、アイドルローラ7は軸11に取り付けられている。また第2のフィードローラ8は軸24に取り付けられており、プレッシャローラ9は軸25に取り付けられている。
【0014】
アイドルローラ7は軟らかい材質(弾性係数の高い材質、例えば、ウレタンゴム等)で形成されている。図4に示すように、第1のフィードローラ6とアイドルローラ7との間には、間隙(ギャップ)Bが設定されており、この間隙Bは、取り扱い対象となっているカード2の厚みよりも厚みの薄い媒体(カード処理装置1内に利用客が誤って挿入すると考えられる媒体)の厚みよりも広く、且つ取り扱い対象となっているカード2の厚みよりも狭く(薄い媒体の厚み<間隙B<取り扱い対象となっているカード2の厚み)となっている。すなわち、第1のフィードローラ6とアイドルローラ7は、取り扱い対象となっている媒体を挟持可能な間隙を開けて対向配設されている。
【0015】
図2に示すように、前記軸11にはまた回転阻止部材であるトルクリミッタ12が取り付けられており、媒体が第1のフィードローラ6には接触せず、アイドルローラ7にのみ接触した場合に、アイドルローラ6が回転しないようにトルクリミッタ12は負荷を与えている。軸11には更に第1のスリット板17が取り付けられており、この第1のスリット板17の近傍には、第1のスリット板17に形成された図示せぬスリットを検出する第1のスリット検出センサ18が設けられている。なお、第1のスリット板17と第1のスリット検出センサ18とにより回転検出手段が構成されている。第1のスリット検出センサ18は、カード挿入排出検知センサ5がカード2を検知するとオン状態となり、第1のスリット板17の監視を開始する。このように、カード挿入排出検知センサ5は第1のスリット検出センサ18の監視動作を開始させるトリガセンサとなっている。
【0016】
第1のスリット検出センサ18がスリットを検出すると、スリットを検出したことを示すスリット検出信号が、装置全体を制御する図5に示す制御部21に送信される。そして制御部21はスリット検出信号を受信することによりアイドルローラ7が回転していることを認識し、カード2をカード処理装置1内部へと吸入させるためにモータ駆動部23を介してモータ14を正方向に駆動させ、第1のフィードローラ6と、第2のフィードローラ8を図1に示す矢印D方向に回転させる。
【0017】
なお、制御部21はカード挿入検知センサ5が媒体を検知することにより第1のスリット検出センサ18がオン状態となると、同時に図示せぬタイマーの計時を開始する。そして制御部21は第1のスリット検出センサ18がオン状態となってから所定時間経過してもスリット検出信号を第1のスリット検出センサ18から受信しない場合には、カード処理装置1内に挿入された媒体は、カード処理装置1で取り扱い対象となっているカード2ではないと判断する。
【0018】
図3に示すように、第1のフィードローラ6が取り付けられている軸16にはまたギア13が取り付けられている。このギア13はモータ14のギア15と噛み合っており、これによりモータ14からの駆動力がギア13を介して軸16に伝達され、第1のフィードローラ6を回転させる。モータ14の図示せぬ軸には第2のスリット板19が取り付けられており、この第2のスリット板19の近傍には、第2のスリット板19に形成された図示せぬスリットを検出する第2の第2のスリット検出センサ20が設けられている。第2のスリット検出センサ20がスリットを検出すると、スリットを検出したこと、及び第2のスリット板19の回転方向を示すスリット検出信号が制御部21に送信される。そして制御部21は受信したスリット検出信号に基づきモータ14の駆動速度、及び回転方向の検出を行い、モータ14へフィードバックしている。なお、ギア13と、モータ14と、ギア15と、第2のスリット板19と、第2のスリット検出センサ20とによりフィードローラ駆動手段が構成されている。
【0019】
次にカード処理装置1の制御系について説明する。
図5において、制御部21には、カード挿入排出検知センサ5と、第1のスリット検出センサ18と、第2のスリット検出センサ20と、モータ駆動部23と、磁気ヘッド10と、情報を装置外部に知らせる表示部22とが接続されており、制御部21はカード挿入排出センサ5、第1のスリット検出センサ18、第2のスリット検出センサ20から受信する信号に基づき、モータ14、磁気ヘッド10、表示部22の動作の制御を行う。
【0020】
次に上記構成におけるカード処理装置1に取り扱い対象となっている媒体であるカード2、あるいは取り扱い対象外の媒体が挿入されたときのカード処理装置1の動作について図1、図2、図3、図4、図5を参照し、図6に示すフローチャートに従って説明する。図6は実施の形態のカード処理装置の動作を示すフローチャートである。
【0021】
ステップS1でカード処理装置1は利用客によりカード2がカード処理装置1内部に挿入される、すなわちカード挿入排出検知センサ5がカード2を検知することを待っている。この状態で、利用客により挿入されたカード2、あるいは取り扱い対象外の媒体の先端部がカード挿入排出口3の間隙Aを通過し、カード処理装置1内部まで到達すると、カード挿入排出検知センサ5がカード2、あるいは取り扱い対象外の媒体を検知する。これによりカード処理装置1の制御部21が媒体が挿入されたことを認識し、ステップS1からステップS2へと進む。ステップS2で制御部21は第1のスリット検出センサ18をオン状態としてスリットの検出を可能とする。また図示せぬタイマーの計時を開始してステップS3へと進む。そしてステップS3で制御部21はスリット検出センサ18がオン状態となってから所定時間、第1のスリット検出センサ18からスリット検出信号が送信されてくるのを待つ。
【0022】
ここで、利用者により挿入された媒体がカード2である場合、該カード2は第1のフィードローラ6とアイドルローラ7との間に形成された間隙Bまで到達し、第1のフィードローラ6とアイドルローラ7に挟持される。利用客によりカード2が更に装置奥方向へと押し込まれると、カード2に接触している状態のアイドルローラ7は図1に示す矢印C方向へと回転し、同時に軸11に取り付けられた第1のスリット板17もまた同じ方向に回転する。この第1のスリット板17の回転により第1のスリット検出センサ18が図示せぬスリットを検出すると、第1のスリット検出センサ18から制御部21にスリットを検出したことを示すスリット検出信号が送信される。
【0023】
制御部21は所定時間内にスリット検出信号を受信することにより、アイドルローラ7が回転していることを認識し、ステップS3からステップS4へと進み、モータ駆動部23を介してモータ14を正方向に駆動させ、第1のフィードローラ6と、第2のフィードローラ8を図1に示す矢印D方向に回転させてカード2をカード処理装置1内部へと吸入させる。そして磁気ヘッド10にカード2が到達すると、ステップS5で制御部21は磁気ヘッド10を介してカード2の磁気ストライプに記録されている情報を読み取る等、所定の処理を行う。
【0024】
処理が終了すると、ステップS6で制御部21はモータ駆動部23を介してモータ14の駆動を停止させて、今度は逆方向に駆動させ、第1のフィードローラ6と、第2のフィードローラ8を図1に示す矢印E方向に回転させてカード2をカード挿入排出口3へと搬送させる。そしてステップS7へと進み、制御部21はカード挿入排出センサ5が一旦カード2を検知し、その後検知しなくなるのを待つ。ここでカード2の後端部がカード挿入排出口3に到達すると、カード挿入排出センサ5がカード2を検知し、カード2が利用客により取り除かれると、カード挿入排出検知センサ5がカード2を検知しなくなる。これによりカード処理装置1の制御部21はカード2が利用客に受け取られたことを認識し、カード処理装置1におけるカード2の処理を終了とする。
【0025】
なお、利用客により挿入された媒体が取り扱い対象外の媒体である場合、該媒体が第1のフィードローラ6とアイドルローラ7との間に形成された間隙Bまで到達しても、前記媒体は間隙Bよりも薄いので第1のフィードローラ6とアイドルローラ7に挟持されない。従って、利用客により媒体が更に装置奥方向へと押し込まれても、アイドルローラ7は回転しない。また、媒体が第1のフィードローラ6には接触せず、アイドルローラ7にのみ接触し、この状態で利用客により媒体が更に装置奥方向へと押し込まれても、トルクリミッタ12によりアイドルローラ7は回転しない。従って、ステップS3で制御部21は第1のスリット検出センサ18がオン状態となってから所定時間経過してもスリット検出信号を第1のスリット検出センサ18から受信しない。これにより制御部21はカード処理装置1内に挿入された媒体は、カード処理装置1で取り扱い対象となっているカード2ではないと判断する。
【0026】
そしてステップS3からステップS8へと進み、制御部21は表示部22に取り扱い対象外の媒体であり、受け入れ不可であることを表示させる。そしてステップS9で制御部21はカード挿入排出センサ5が媒体を検知しなくなるのを待つ。この時点ではまだ媒体の全てがカード処理装置1内に挿入されていないので、利用客は表示部22を見て、取り扱い対象外の媒体であることを認識し、媒体の後端部を持ち、カード挿入排出口3から媒体を抜き取る。
【0027】
取り扱い対象外の媒体が利用客により取り除かれると、カード挿入排出検知センサ5が媒体を検知しなくなるので、制御部21は媒体が利用客に抜き取られらことを認識し、カード処理装置1におけるカード2の処理を終了とする。
【0028】
なお、利用客により挿入されようとする媒体が取り扱い対象となっているカード2の厚みよりも厚い媒体である場合には、該媒体はカード挿入排出口3の間隙Aを通過することができない。これにより、取り扱い対象となっているカード2の厚みよりも厚い媒体がカード処理装置1内部に挿入されることを防止することができる。
【0029】
また、装置が取り扱う媒体の厚みに応じて第1のフィードローラ6とアイドルローラ7との間隙Bを変えることにより、複数種類の厚みの媒体に対応させることができる。
【0030】
以上本発明の実施の形態においては、第1のフィードローラ6とアイドルローラ7を、取り扱い対象となっている媒体を挟持可能な間隙を開けて対向配設し、第1のスリット板17と第1のスリット検出センサ18とを設けると共に、該第1のスリット検出センサ18がアイドルローラ7の回転を検出すると、第1のフィードローラ6の駆動を開始させて媒体を装置内部へと吸入させる制御を行う制御部21とを設けたことにより、取り扱い対象となっているカード2か否かを判断するために厚み検知手段を設ける必要がないので機構を簡素化することができ、その結果、コストを抑えることができる。また、媒体を装置内部に吸入するために第1のフィードローラ6を駆動させるのは、取り扱い対象となっているカード2を装置内部に吸入するときのみなので、取り扱い対象外の媒体を装置内部に吸入してしまうことを防止することができる。更に、厚み検知手段まで媒体を搬送する必要がないので、その分、消費電力を抑えることができる。また、取り扱い対象外の媒体は装置内部を搬送しないので、搬送による不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】実施の形態のカード処理装置の構成を示す側面図である。
【図2】実施の形態のアイドルローラと回転検出手段との関係を示す平面図である。
【図3】実施の形態の第1のフィードローラとフィードローラ駆動手段との関係を示す平面図である。
【図4】実施の形態の第1のフィードローラとアイドルローラの位置関係を示す説明図である。
【図5】実施の形態のカード処理装置の制御系を示すブロック図である。
【図6】実施の形態のカード処理装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0032】
1 カード処理装置
2 カード
3 カード挿入排出口
6 第1のフィードローラ
7 アイドルローラ
12 トルクリミッタ
17 第1のスリット板
18 第1のスリット検出センサ
21 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
媒体に対して所定の処理を行う媒体処理装置において、
媒体が挟持可能となるように間隙を開けて対向配設した駆動ローラと非駆動ローラとから構成されるローラ対と、
前記媒体が進行することにより発生する前記非駆動ローラの回転を検出する回転検出手段と、
前記回転検出手段が前記非駆動ローラの回転を検出すると、前記駆動ローラの駆動を開始させて前記媒体を装置内部へと吸入させる制御を行う制御手段とを設けたことを特徴とする媒体処理装置。
【請求項2】
装置内部に挿入された媒体が、前記ローラ対の内、前記非駆動ローラにのみ接触した場合に、該非駆動ローラが回転することを阻止する回転阻止部材を設けた請求項1記載の媒体処理装置。
【請求項3】
媒体を装置内部へと受け入れる挿入口が形成され、該挿入口の高さは前記媒体の厚みと略同じである請求項1、又は請求項2記載の媒体処理装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2006−252193(P2006−252193A)
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−67939(P2005−67939)
【出願日】平成17年3月10日(2005.3.10)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【出願人】(591089556)株式会社 沖情報システムズ (276)
【Fターム(参考)】