説明

容器

容器が、本体(1)と、本体(1)の蓋(5)と、本体(1)に蓋(5)を固定するロック装置とを具え、ロック装置が、蓋(5)の周囲の少なくとも一部に適合する操作部(23)と、蓋(5)が操作部(23)により移動可能なように操作部(23)を蓋(5)に接続する少なくとも1つのロック器具とを具え、ロック器具が、操作部(23)が蓋(5)に対して下げられたときに、ロックし、操作部(23)が蓋(5)から離れて上がることによりロック器具が解放される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に関し、特に、本発明は、密閉可能な容器又は密閉できない容器に関する。
【背景技術】
【0002】
本体及び本体の蓋を具える多くの異なるタイプの周知の容器がある。時として、周知の容器は、本体を蓋で密閉する密閉装置を有している。周知の容器は、幅広い目的のために使用される。多くの場合、蓋を動作させるのが難して不便である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記のような問題を減らすことが本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
従って、本発明に係るある非限定的な実施例では、容器が提供され、この容器は、本体と、前記本体の蓋と、前記本体に前記蓋を固定するロック装置とを具える容器であって、前記ロック装置が、前記蓋の周囲の少なくとも一部にフィットする操作部と、前記蓋が前記操作部により移動可能なように前記蓋に前記操作部を接続する少なくとも1つのロック器具とを具え、前記ロック器具は、前記操作部が前記蓋に対して下げられたときにロックし、前記操作部が前記蓋から離れて上がることにより前記ロック器具が解放される。
【0005】
本発明に係る容器は、操作部により容易に且つ便利に動作する。操作部の簡単な手操作が、必要とされるときにおける容器の密閉及び開封、さらには本体に対する蓋の移動に効果的である。
【0006】
ロック装置をシール付又はシール無しで用いてもよい。このような密閉されない実施例は、固定穴及び突出する掛けピンを要しないため、容器の中身を密閉することなく蓋を固定及び解放する必要がある場合、又は外観が別の様式を要求する場合、又は連続した本体の表面仕上げが要求される場合に、有益である。これらの応用例は、乗物のボンネット及びトランク、工具箱の蓋、家庭用のカバー、機械式のドア、貯蔵又はゴミ箱、又はゴミ箱等に動物の進入を防止する必要がある場合を含んでいる。
【0007】
容器は、ロック器具が掛け具と、本体の外側に設けられて前記掛け具を係合する係合手段と、前記操作部の移動による前記掛け具の動作を制御する制御機構とを具えるものであってもよい。係合手段は、凹部であるのが好ましい。代替的に、必要に応じて、係合手段が、掛け具の爪部が反転する面に係合するように、凹部の代わりに便器の外側の突出する突起部からなる材料であってもよい。他の代替的なものは、掛け具に設けられた凹部と、便器の本体に固定された爪部とを有することを含んでいる。さらに、係合手段の組み合わせは、フックと目穴、杭と穴、留め金とピン、又は掛け具又は便器のいずれかに設けられたそれらの散在する変形を含んでいる。
【0008】
制御機構は、掛け具に設けられた案内手段と、操作手段に取り付けられ案内手段の中を動く接続部材とを具えていてもよい。制御機構は、案内手段が長穴で、接続部材がピンであるようにしてもよい。他のタイプの案内手段及び他のタイプの接続部材を使用してもよい。
【0009】
蓋を本体に回動自在に取り付けてもよい。蓋を1又はそれ以上の回動部材により本体に回動可能に取り付けてもよい。代替的に、蓋を本体から完全に除去可能にしてもよい。
【0010】
蓋が本体に回動可能に取り付けられる場合、本体が便器であってよい。そして、容器は、便器から排泄物を移送する空気装置を使用する水洗トイレの一部になる。
【0011】
密閉容器は、密閉手段を有してもよい。密閉手段は、第1シール及び第2シールを具えていてもよい。
【0012】
一般に、容器が密閉手段を有する場合、本体は、本体に密閉することが必要な多種多様な固体又は液体製品を受容するようになっている。このため、例えば、容器を、本体が、長期間空気にさらされると痛む、例えばパン、ビスケット及びケーキといった品物を受容するために使用するようにしてもよい。また、容器を、長期間空気にさらされると効き目がなくなる、例えば炭酸飲料といった液体を受容するために使用してもよい。当然ながら、容器は、容器に入れられる個々の製品に応じて、適した形状に製造される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図面を参照すると、トイレの便器1の形状の本体と、便器1の蓋5と、蓋5を便器1にロックして密閉するロック装置とを具える容器が示されている。便器1は水洗トイレの一部を形成する。
【0014】
ロック装置は、蓋5の周囲の一部に嵌る操作部23を具えている。便器1にシート18を密閉し、シート18を蓋5に密閉する密閉手段が設けられている。この密閉手段は、本書で後にさらに詳述するように、第1及び第2のシール20の形状を成している。
【0015】
容器は、蓋5が操作部23により移動できるように、蓋5に操作部23を繋ぐ複数のロック器具を有している。ロック器具は、そのロックされた状態では、ロック器具により第1及び第2のシール20の形状を成す密閉手段が密閉するようになっている。また、ロック器具は、便器1から操作部23を持ち上げることによりロック器具が解放され、これにより密閉手段が開封されるようになっている。ロック器具は各々、掛け具4と、掛け具4を受ける便器1の外面の凹部2と、操作部23の移動による掛け具4の動作を制御する制御機構とを具えている。制御機構は、掛け具4の長穴12の形状の案内手段と、長穴12の中を動き操作部23に接続されたピン13の形状の接続部材とを具えている。
【0016】
水を節約する努力がなされているため、空気式手段により排泄物を移送することがますます有利になっている。これは特に、水の代わりに圧縮空気を使用して流すことにより水の大幅削減が可能な水洗式トイレに適用できる。これを実現する便利な方法は、開閉可能で十分に密閉可能な蓋を具えて、便器の中の空気を加圧することができ、これにより排泄物を流して移送する手段を提供する便器を提供することである。
【0017】
本体に蓋を密閉する従来の密閉装置は、部品が正確に結合して密閉状態を形成することを保証するよう高レベルの製作精度を要している。このような高レベルの精度の要求は、衛生器具がセラミックで最も都合良く作られるという事実により深刻化しているが、高レベルの寸法精度は、製造プロセスにおいて直面する変形のために不可能である。また、セラミック材料で作られた衛生器具では、セラミック材料の脆い性質が部品をしっかり留めて効果的な密閉を発生させる能力が制限されている。これらのような問題を克服する従来の試みは、非セラミックの便器の使用を必要とし、又は使用者が動作に対する高レベルの器用さ及び理解を必要とする、非現実的な解決法を提供している。これは大量市場への適用には有用ではない。さらに、従来の密閉装置は、シール面の間、さらには密閉器具の汚れによる影響を容易に受ける。
【0018】
図示の容器は、動作させるのが簡単で、便器1を製造するために広範囲の材料が可能で、さらに広範囲の寸法及び許容誤差が可能な密閉装置を提供することにより、上記のような問題を克服又は減らしている。
【0019】
上述され、ここで詳述するように、図1は、蓋5と、操作部23と、便器1に回動自在にヒンジで取り付けられ上動位置が図示されたシート18とを示している。シール20は、蓋5及びシート18の下面で見ることができる。操作部23は、蓋5に回動自在に取り付けられている。操作部23は、蓋5と共通の回動軸を共有する。
【0020】
図2は、完全に下がった位置にあるシート18を示す。使用者が掴み部24を持って操作部23を下げると、蓋5は掛け具4により吊り下がる。
【0021】
図3は、蓋5及びシート18が上がってシールリップ21が自然な傾斜を示す状態における、掛け具4と、第1及び第2シール20との断面図を示す。
【0022】
図4及び図5を参照すると、図4は、矢印「A」方向に蓋の長穴7に掛け具4の段付舌部8を配置する組立手順を示している。図5は、掛け具4を矢印「B」方向に下げることにより段付舌部8が蓋の長穴7に係合したときに、その拘束位置に掛け具4を固定する組立手順を示している。
【0023】
図6は、完全に下がった位置で解放された蓋5及びシート18を示している。操作部23は蓋とぴったり重ならないため、掛け具4は便器の凹部1に係合するよう内側に移動しない。
【0024】
図7は、図6に示す位置における、掛け具4と第1及び第2シール20とを示す断面図である。シートの上部18及び便器の縁部17の上に各々置かれたシート18と蓋5との緩衝部22が示されている。シール舌部21は、それらの合わせ面に対して横になっている。
【0025】
図8はロック位置にある蓋5及び操作部23を示している。図6に示すように、シート18及び蓋5は完全に下げられるが、操作部の止め25が蓋の凹部26の上に載って、操作部23が蓋5とぴったり重なる。このため、掛け具4の爪部9が便器の凹部2に位置する。
【0026】
図9は、図8に示す掛け具4及びシール21の断面図である。操作部23は、案内ピン13が案内長穴12に沿って移動して掛け具4を内側に押すとすぐに、完全に下がった位置にきて、爪部9を便器の凹部3の反転面に係合させる。
【0027】
図10は、第1及び第2シール20のうちのいずれかの断面斜視図であり、シール20が位置決め舌部26及び逆立った突起部27を有する様子を示す。
【0028】
図示される容器の構成及び動作は、以下のとおりである。便器1には、掛け具4に十分適合する反った平面3に位置する凹部2が設けられている。蓋5は、ヒンジ6の周りに回動自在であり、閉じた位置のときに便器の凹部2の上に位置する1又はそれ以上の長穴7が設けられている。
【0029】
掛け具4は、一端に段付舌部8が設けられている。段付舌部8は、図4に示すように掛け具4が垂直な角度で設けられるときに、矢印「A」方向に蓋の長穴7を摺動する。しかしながら、段付舌部8は、図5に示すように矢印「B」方向に下げられたときに、拘束ヒンジを形成する。
【0030】
掛け具4は、他端に爪部9が設けられていて、便器1の凹部2に係合する。各爪部9は、傾斜面10及び丸みのある接触点11を具えて構成され、便器1の加圧によりストレスを受け又は曲げられるときに、外側に移動することなく凹部2を掴む。加圧中、爪部9が便器の凹部2に接触するまで蓋5が上がって掛け具4を上げるため、ロックさせるとき及び解放されている間、爪部9を便器の凹部2に接触させる必要がない。図示するように複数の掛け具4を使用する場合、蓋5は、加圧中に、全ての掛け具4が便器1を掴むまで曲がる。
【0031】
掛け具4は、さらに、それらの外面に、操作突起部14に拘束される案内ピン13を受容して進ませる長穴12のオフセット路を具えている。操作部23は、図示するように蓋5の上及び周囲に位置していて、ヒンジ6の周りに回動自在である。操作部23は、長穴12を通る拘束ピン13を位置決めする1又はそれ以上の突起部14を具えている。操作部23が完全に下げられるときに、それは、余分な密閉を防止して、蓋5が完全に便器1の上にロックされたことを目に見えるように伝える状態で、平坦な凹凸を形成するよう蓋の凹部26に置かれる。
【0032】
操作部23が上げられるときに、案内ピン13は長穴12を上動し、これにより掛け具4を蓋の長穴7の中を強制的にヒンジ運動させて便器の凹部2から出す。案内ピン13が長穴12の通路の端部に達するときに、案内ピン12が掛け具4に押上力を加えて蓋5を上げる。これは、図4に示すように、掛け具5が、蓋5から段付舌部8を外すのに要する垂直な角度に戻ることができないためである。
【0033】
反対に、操作部23が下げられるときに、蓋5の重量により、蓋5が操作部23から垂れ下がる。このため、掛け具4が案内ピン13により蓋5を吊り下げる外側位置に移動する。蓋5は、操作部の掴み部24に隣接する切欠部15を具えていて、使用者が操作部23を下げる間に蓋5を不注意に掴んだ場合にも、切欠部15により蓋5が十分に下がって掛け具4を解放位置に移動させ閉じる前に便器の縁17を妨げないようになっている。しかしながら、掛け具4は、傾斜した先端16を具え、部品が十分に柔軟性があるよう構成されているため、蓋5がロック位置に置いて操作部23により下に力が加えられ掛け具4がそれらの内側位置においてロックされている場合でさえも、掛け具4が便器の縁部17を越えて移動して、ロック位置を取るよう凹部2を設けることが可能である。
【0034】
さらに、案内ピン13を、それらの拘束位置から除去してもよく、それによって操作部23が自由に独立して上がり、掛け具4を、清掃及びメンテナンスのために、それらの長穴7から除去してもよい。
【0035】
シート18は、ヒンジ6の周りに回動自在で、爪部9に隙間を与えるよう1又はそれ以上の切欠部19を具えている。シート18は、蓋5又は操作部14に取り付けられておらず、それは独立して上がる。
【0036】
シート18及び蓋5は、各々柔軟性のあるシール20を具えている。柔軟性のある各シール20は、内向き及び下向きの対向する舌部21を有している。図7に示すように、シート18及び蓋5が下がるときに、第1及び第2シール20が便器の縁部17及びそれらの下のシート18に接触し、舌部21が合わせ面に倒れる。
【0037】
蓋5及びシート18は、便器の縁部17及びシートの上部18に接触して、均一な密着した隙間を十分に保持するレストパッド(rest pad)又は当て板を形成するよう設けられた1又はそれ以上の緩衝部22を具えている。この均一な密着した隙間により、シール20が圧縮されたり又は変形するのが防止される。
【0038】
図示するように、容器の動作中、シールの舌部21は、便器1の加圧によりその合わせ面に押され、密閉状態を生じさせる。第1及び第2の各シール20の性質は、加圧中、蓋5が上がって曲がるときにも、シールが移動してシールの舌部21がその合わせ面に押され続けて、シールの位置に拘わらず効果的な密閉を維持するようになっている。さらにまた、加圧により合わせ面の汚れの周りのシールの舌部21が押されて、洗浄するのに十分な密閉したシールを維持させる。また、密閉器具は、シールが固定されたり圧縮されないため、最小化される。
【0039】
第1及び第2シール20は、各々舌部26を具え、この舌部26が蓋及びシートの対応する溝部に嵌合する。この舌部は、その長さ方向に沿って逆立った突起部27を具えている。この逆立った突起部27は、舌部26が蓋5又はシート18の溝部にそのように押し込められるときに、舌部26に対して平らに押される。逆立った突起部27は、溝部の側面を掴みさらに強く掴むよう外に開くことにより、加圧中シールが溝部から出るのに抗する。しかしながら、シールをメンテナンスのために外す必要がある場合、十分な力により逆立った突起部27の抵抗に勝る。
【0040】
本書の図面で示されている容器は、以下の有利性を有している。
1. 片手の動作が可能である。操作部23を上げると、外側に掛け具4を移動させて蓋5を上げることにより、1回の操作で複数の掛け具4を自動的に解放する。操作部23を下げると、蓋5を自動的に閉めて適切な位置に蓋5をロックする。
2. 蓋5は、加圧中、便器1から離れて曲がることができるが、シールの舌部が空気の圧力により合わせ面に連続的に押されて密閉状態を生じさせる。変形又は傷のある便器1によるシールと便器1とのいかなる隙間も、加圧により密閉される。また、シールの舌部は、使用中シールの経路に生じる様々な汚れ又は破片を包み込む。
3. 掛け具4を、所定の位置に固定したり、又は便器1に接触させて効果的な密閉を形成することすら必要がない。加圧が起きるときに、蓋5が接触するまで掛け具4を上げて、全ての掛け具4が嵌るまで蓋5が曲がり、これにより密閉装置が自己調整する。このような形態は、特に、セラミック製の便器1の変形が存在する場所及び/又は公差が変化する場所で有用である。このため、蓋と便器の部品とを整合させることを必要とせず、許容できる製作公差が増加する。
4. 使用者は、できる限り汚れた蓋5を触らなくてもよい。操作部23は、潜在的な汚れに接触しなくてよい便利な点を提供する。
5. 操作部23は、掛け具4が便器の凹部2に嵌らない場合に、蓋5にぴったり重ならない。これにより、使用者が、蓋5がロックされていないことを目に見えるようにはっきりと伝える。
6. シールは、それらの舌部に沿った逆立った突起部を具えていて、蓋5とシートとをシールする溝部に押し込まれる。これにより、容易な組み立て及び容易な交換が可能で、蓋5及びシート18の下部を切り取る必要性を無くし、このため製造の難しさを避ける。
7. 容器は、蓋に係合する固定穴又は突出する掛けピンの装備を必要としないため、合わせ面が一体となったままで、清潔さ、快適性及び見た目を改善する。
【0041】
当然のことながら、添付図面に従った上記の本発明に係る実施例は、単に一例として与えられていて、変更してもよい。このため、例えば、容器を非衛生器具に適用する別のタイプの容器にしてもよい。一般に、容器は、本体にきつくロックされて密閉される蓋を要する容器である。ある容器では、1つのみのロック器具が、2つ又はそれ以上のロック器具よりもむしろ適している。図面で、ヒンジを便器の側面に設けて、使用中の汚染の可能性を減らしてもよい。代替的に、ヒンジを、便器の縁部の中に設けてもよく、又は別の便利な場所に設けてもよい。掛け具は、図3及び図4に示すような回動点を具えていなくてもよく、操作部が上に又は下に力を加えるときに掛け具が中に曲がって外に跳び出ることが十分にできるような、蓋に堅く固定されていて弾力性、柔軟性のある材料で作製してもよい。シールは、圧縮タイプであってもよい。ある容器では、シールを省いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0042】
本発明に係る実施例が、単に例として添付図面を参照して記載されている。
【0043】
【図1】図1は、ほぼ開放位置にある容器を示す斜視図である。
【図2】図2は、ほぼ密閉位置にある図1の容器を示す。
【図3】図3は、図2に示す位置にある容器の詳細部分を示す断面図である。
【図4】図4は、図1に示す容器の一部を形成するロック器具を組み立てる組立手順を示す斜視図である。
【図5】図5は、図1に示す容器の一部を形成するロック器具を組み立てる組立手順を示す斜視図である。
【図6】図6は、実質的に閉塞及び密閉位置にある図1の容器を示す。
【図7】図7は、図6に示す位置における容器の詳細部分を示す断面図である。
【図8】図8は、図1に示す容器の完全に閉塞、密閉及びロック状態にある斜視図である。
【図9】図9は、図8に示す位置における容器の詳細部分を示す断面図である。
【図10】図10は、図1に示す容器に用いられた密閉手段の一部の斜視図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
前記本体の蓋と、
前記本体に前記蓋を固定するロック装置とを具える容器であって、
前記ロック装置が、前記蓋の周囲の少なくとも一部に嵌る操作部と、
前記蓋が前記操作部により移動可能なように前記蓋に前記操作部を接続する少なくとも1つのロック器具とを具え、
前記ロック器具が、前記操作部が前記蓋に対して下げられたときにロックし、
前記操作部が前記蓋から離れて上がることにより前記ロック器具が解放されることを特徴とする容器。
【請求項2】
前記ロック器具が各々、掛け具と、前記本体の外側に設けられて前記掛け具を係合する係合手段と、前記操作部の移動による前記掛け具の動作を制御する制御機構とを具えることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記係合手段が凹部であることを特徴とする請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記制御機構が、前記掛け具に設けられた案内手段と、前記操作部に接続され前記案内手段の中で動く接続部品とを具えることを特徴とする請求項2又は3に記載の容器。
【請求項5】
前記案内手段が長穴で、前記接続部品がピンであることを特徴とする請求項4に記載の容器。
【請求項6】
前記蓋が前記本体に回動可能に接続されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の容器。
【請求項7】
密閉手段を有する請求項1から6のいずれか1項に記載の容器。
【請求項8】
前記密閉手段が第1シール及び第2シールを具えることを特徴とする請求項7に記載の容器。
【請求項9】
前記本体が便器であることを特徴とする請求項7又は8に記載の容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2008−516861(P2008−516861A)
【公表日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−537370(P2007−537370)
【出願日】平成17年10月18日(2005.10.18)
【国際出願番号】PCT/GB2005/003996
【国際公開番号】WO2006/043042
【国際公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【出願人】(507132525)フェニックス プロダクト ディベロップメント リミテッド (1)
【Fターム(参考)】