説明

容量性素子を備えたパッチアンテナ

エアギャップによって分離された放射素子と接地面とを含むマイクロパッチ・アンテナが開示される。高い誘電率の誘電体基板を導入することなく、小型、軽量、広帯域幅および広指向性が達成される。容量性素子が、放射素子および接地面のうちの少なくとも1つの周辺部に沿って構成される。容量性素子は、延在連続構造体または一連の局在構造体を含むことができる。放射素子、接地面および容量性素子の形状は、直線偏波されたまたは円偏波された電磁放射などの特定の用途に適合するように変更することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般にアンテナに関し、より詳細には、容量性素子を備えたパッチアンテナに関する。
【背景技術】
【0002】
パッチアンテナは小型、軽量であるので、全地球測位システム受信機および携帯電話などの多くの機器に広く備えられている。従来のパッチアンテナの基本要素は、誘電媒体で分離された平坦な放射パッチおよび平坦な接地面である。マイクロストリップ・アンテナと呼ばれるパッチアンテナの一種類は、プリント回路基板の製作に使用される工程等のリソグラフィ工程によって製造することができる。これらの製造工程は、経済的な大量生産を可能にする。フェーズドアレー・アンテナなどに使用されるより複雑な形状も容易に製造することができる。
【0003】
マイクロストリップ・アンテナ用の共通の設計では、接地面および放射パッチは、誘電体基板上に堆積された、またはメッキされた金属膜で製作される。多くの用途において、広指向性と広い動作周波数帯域幅を有するパッチアンテナを有することが望ましい。マイクロストリップ・アンテナの設計において、機械的パラメータと電磁的パラメータとの間には依存性がある。指向性は、パッチのサイズが減少するにつれて増大する。マイクロストリップ・パッチの長さは、誘電体基板中を伝播する電磁波の波長の半分に等しい。マイクロストリップ・パッチの長さは、高い誘電率を有する誘電体を使用して短くすることができる。しかし、ラジオ周波数およびマイクロ波の帯域で動作するアンテナでは、高い誘電率を有する誘電体は密度も高く、アンテナの重量が増大する。同様に、誘電体基板の厚みを増大させることによって動作周波数帯域幅を増大させることができるが、やはり重量が増える。
【0004】
パッチアンテナのサイズおよび重量を低減するために提案された様々な設計があった。たとえば、M.K.FriesおよびR.Vahldieck(「Small microstrip patch antenna using slow−wave structure」、2000 IEEE International Antennas and Propagation Symposium Digest、2000年7月、第2巻、770〜773項)は、放射パッチおよび接地面における低速波回路および十字型のスロットの形状の構造体を用いて小型化が達成されたマイクロストリップ・パッチアンテナを報告した。このようなアンテナは簡単な設計で軽量であるが、スロットの存在によって、共通の設計アーキテクチャである、アンテナ上に低ノイズ増幅器を備えたプリント回路基板の設置が妨げられる。必要とされるのは、小型、軽量、広指向性および広い動作周波数帯域幅を有するパッチアンテナである。低ノイズ増幅器などの補助電子アセンブリの簡単な組み込みを可能にするパッチアンテナが、さらに有利である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】M.K.FriesおよびR.Vahldieck、「Small microstrip patch antenna using slow−wave structure」、2000 IEEE International Antennas and Propagation Symposium Digest、2000年7月、第2巻、770〜773項
【0006】
本発明の一実施形態において、マイクロパッチ・アンテナは、エアギャップによって分離された放射素子と接地面とを含む。高い誘電率の誘電体基板を導入することなく、小型、軽量、広帯域幅および広指向性が達成される。容量性素子は、放射素子と接地面のうちの少なくとも1つの周辺部に沿って構成される。容量性素子は、延在連続構造体または一連の局在構造体を含むことができる。放射素子、接地面および容量性素子の形状は、直線偏波または円偏波の電磁放射などの特定の用途に適合して変えることができる。
【0007】
本発明のこれらおよび他の利点は、以下の詳細な説明および添付の図面を参照することにより当業者にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】パッチアンテナの断面図である。
【図2】放射素子上のスロットを有する従来技術のパッチアンテナの俯瞰図である。
【図3】マイクロストリップ線路としてモデル化された直線偏波のアンテナの等価回路図である。
【図4】抵抗に並列な端部コンデンサを含む等価回路図である。
【図5】等価波遅延の関数としてのQ値のグラフである。
【図6】EおよびHベクトルに対する基準デカルト座標系である。
【図7】方形の放射素子の2つの縁部に沿った延在連続構造体を含む容量性素子を備えた直線偏波のアンテナの概略図である。
【図8】延在連続構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図9】延在連続構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図10】延在連続構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図11】延在連続構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図12】延在連続構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図13】延在連続構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図14】延在連続構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図15】延在連続構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図16】方形の放射素子の2つの縁部に沿った一連の局在構造体を含む容量性素子を備えた直線偏波のアンテナの概略図である。
【図17】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図18】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図19】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図20】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図21】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図22】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図23】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図24】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図25】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図26】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図27】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図28】複数のマイクロストリップ線路のセグメントとしてモデル化された円偏波のアンテナの等価回路図である。
【図29】円偏波のアンテナのモデルの等価回路用の4ポールデバイスの鎖状構造の図である。
【図30】送信線を含む4ポールデバイスの図である。
【図31】方形の放射素子の4つの縁部に沿った一連の局在構造体を含む容量性素子を備えた円偏波のアンテナの概略図である。
【図32】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する円偏波のアンテナの概略図である。
【図33】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する円偏波のアンテナの概略図である。
【図34】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する円偏波のアンテナの概略図である。
【図35】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する円偏波のアンテナの概略図である。
【図36】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する円偏波のアンテナの概略図である。
【図37】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する円偏波のアンテナの概略図である。
【図38】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する円偏波のアンテナの概略図である。
【図39】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する円偏波のアンテナの概略図である。
【図40】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する円偏波のアンテナの概略図である。
【図41】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する円偏波のアンテナの概略図である。
【図42】一連の局在構造体を含む容量性素子の様々な構成を有する円偏波のアンテナの概略図である。
【図43】放射素子上に実装されたプリント回路基板上に低ノイズ増幅器を備えたマイクロパッチ・アンテナの概略図である。
【図44】デュアルバンド・マイクロパッチ・アンテナの概略図である。
【図45A】真っ直ぐな延在連続構造体の概略図である。
【図45B】内側曲げの延在連続構造体の概略図である。
【図45C】外側曲げの延在連続構造体の概略図である。
【図46】真っ直ぐな一連の局在構造体の概略図である。
【図47】容量性素子の特定の構成のための1組の設計パラメータの図である。
【図48】A〜Dは特大の接地面上の延在連続構造体および一連の局在構造体の概略図である。
【図49】特大の接地面上の延在連続構造体を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図50】特大の接地面上の延在連続構造体を有する直線偏波のアンテナの概略図である。
【図51】A、Bは円形放射素子および円形接地面を備えた円偏波のアンテナの概略図である。
【図52】A、Bは特大の接地面上の円状配列の局在構造体の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、従来のパッチアンテナの基本断面図を示す。平坦な放射パッチ102は、誘電媒体112によって平坦な接地面104から分離される。本明細書において、放射パッチは放射素子とも呼ばれる。図示された例において、放射パッチ102と接地面104とは、スタンドオフ110−Aおよびスタンドオフ110−Bによって一体に保持される。スタンドオフは、たとえば、セラミックの支柱とすることができる。誘電媒体112は、たとえば、エアギャップであってよい。他のパッチアンテナ設計では、誘電媒体112は、固体誘電体であってよい。たとえば、マイクロストリップ・アンテナでは、放射パッチ102および接地面104は、誘電体基板上に堆積された、またはメッキされた導電性膜とすることができる。誘電体基板が固体であるので、スタンドオフ110−Aおよびスタンドオフ110−Bは何らかの設計にする必要はない。マイクロストリップ・アンテナにおいて、複雑な形状は、プリント回路基板の製造において使用されるような光リソグラフィ工程によって製作することができる。本明細書において専門用語を簡単にするために、マイクロパッチ・アンテナという用語は、放射パッチと接地面との間の誘電媒体が誘電体基板または空気のいずれかであるパッチアンテナを指す。放射パッチと接地面との間の間隔は、誘電体基板の厚み、またはエアギャップの間隔にそれぞれ等しい。以下の本発明の実施形態に示すように、誘電体基板がない場合でも、マイクロパッチ・アンテナの放射パッチおよび接地面は、複雑な形状で製作することができる。
【0010】
信号は、ラジオ周波数(RF)送信線を介してパッチアンテナへ/から送信される。図1に示された例において、信号は、同軸ケーブルを介して放射パッチ102に供給される。外部導体106は、接地面104に電気的に接続され、中心導体108は、放射パッチ102に電気的に接続される。電磁気信号が、中心導体108を介して放射パッチ102に供給される。電流が、放射パッチ102および接地面104の双方の上で誘導される。放射パッチ102のサイズは、放射パッチ102と接地面104との間の誘電媒体112中を伝播している波長の関数である。たとえば、マイクロストリップ・アンテナにおいて、マイクロストリップの長さは波長の半分に等しい。アンテナ指向性の幅は、放射パッチ102のサイズの関数である。たとえば、マイクロストリップ・アンテナにおいて、指向性の幅は、マイクロストリップの長さが減少するにつれて増大する。
【0011】
アンテナのサイズを小さくし、同時に指向性を増大させる1つの方法は、放射パッチ102と接地面104との間の誘電媒体112中の波長を短縮させることである。波長は、高い誘電率(誘電定数とも呼ばれる)の値を有する誘電媒体を選択することによって短縮させることができる。たとえば、マイクロストリップ・アンテナにおいては、波長は
【数1】

分の1に短縮する。ただし、εは誘電媒体の誘電率である。その結果、マイクロストリップ・アンテナの共振サイズは、
【数2】

分の1に減少する。しかし、ラジオおよびマイクロ波の周波数において、誘電率の値が高い誘電体は密度が高く、したがって、パッチアンテナの重量を増大させる。
【0012】
動作周波数の帯域幅は、εの値が増大するのに伴って減少するので、高い誘電率の誘電体によって性能も劣化する。動作周波数の帯域幅は、放射パッチ102と接地面104との間の距離の関数でもある。動作周波数は、この距離が増大するのに伴って増大する。たとえば、マイクロストリップ・アンテナにおいて、動作周波数帯域幅は、誘電体基板の厚みを増大させることによって増大させることができる。しかし、性能を改良することによって、またもやパッチアンテナの重量が増大する。
【0013】
パッチアンテナのサイズおよび重量を低減させるために提案された様々な設計があった。たとえば、M.K.FriesおよびR.Vahldieck(「Small microstrip patch antenna using slow-wave structure」、2000 IEEE International Antennas and Propagation Symposium Digest、2000年7月、第2巻、770〜773項)は、放射パッチおよび接地面において遅波回路と十字型のスロットの形状の構造体とを用いて小型化が達成されたマイクロストリップ・パッチアンテナを報告した。彼らのマイクロストリップ・パッチアンテナ200の上面図を図2に示す。このようなアンテナは、簡単な設計で軽量であるが、スロットの存在により、共通の設計アーキテクチャである、アンテナ上に低ノイズ増幅器を備えたプリント回路基板の設置が妨げられる。
【0014】
本発明の一実施形態において、放射パッチの寸法は、放射パッチと接地面との間に高い誘電率の固体誘電媒体を導入することなく縮小される。直線偏波モードにおけるマイクロストリップ・アンテナの周波数応答を推定するために、マイクロストリップ線路のセグメントが短絡された形のモデルを使用することができる。このセグメントの長さが4分の1波長未満である場合、横波(T波)が発生する。セグメントは、放射パッチ縁部および接地面によって形成されたスロットの放射伝導率を評価するために負荷がかけられる。この構造体は、負荷共振器と見なすことができ、その動作帯域幅は、そのQ値によって決定される。実際のマイクロストリップ・アンテナは、通常、半波長共振器であるが、短絡された4分の1波長共振器に基づいて行われたQ値の推定は、無効電力および放射抵抗が、半波長送信線において相当する値の半分であるので、依然として有効である。
【0015】
図3において、等価回路が、長さLのストリップ線路の形で示されている。ストリップ線路の2つの側方は、(ノードA321からノードB325まで通る)線302、および(ノードA’323からノードB’327まで通る)線304である。ノードB325からノードB’327まで通る一方の端部は短絡306である。ノードA321からノードA’323まで通る他方の端部は、抵抗R308が負荷されている。
【0016】
波抵抗をWによって表し、波遅延係数をβによって表す。以下の式によって、パラメータβは、基板の有効な誘電率(有効な誘電定数とも呼ばれる)、εeffに関係する。
【数3】

ノードA321とノードA’323との端部間の入力アドミタンスYは、以下で与えられる。
【数4】

ただし、Gはコンダクタンスであり、Bはサセプタンスであって、
【数5】

伝播位相定数は以下である。
【数6】

ただし、ωは角周波数であり、cは真空中の光速である。コタンジェント関数はctgと略される。
【0017】
共振周波数ωの近傍で、
【数7】

および
【数8】

ただし、Δωは周波数離調(不整合)、Δω=ω−ωである。
次に、Q値は以下である。
【数9】

【0018】
数式(E6)の導関数は、以下のように計算される。
【数10】

したがって、Q値は以下である。
【数11】

【0019】
正方形の形状の放射素子に対しては、幅wは、波遅延係数βに反比例する。
【数12】

ただし、w(1)は、β=1での空気誘電媒体を有する正方形の放射素子の幅を表す。
放射パッチの縁部と接地面とによって形成されたスロットの放射抵抗は以下である。
【数13】

ただし、λは真空中の波長である。
【0020】
エッジ効果を無視すると、T波の波抵抗は以下によって与えられる。
【数14】

ただし、hは誘電体基板の厚みまたはエアギャップの間隔である。したがって、Q値は以下である。
【数15】

【0021】
図4は、並列端部コンデンサを含む長さLのストリップ線路に対する等価回路を示す。ストリップ線路の2つの側方は、(ノードA421からノードB425まで通る)線402、および(ノードA’423からノードB’427まで通る)線404である。ノードB425からノードB’427まで通る一方の端部は短絡406である。ノードA421からノードA’423まで通る他方の端部は、静電容量C410と並列な抵抗R408が負荷されている。ノードA421とノードA’423との端部間の入力アドミタンスYは、以下で与えられる。
【数16】

共振周波数ωで、
ωCW=ctgγ
【0022】
共振サイズ短絡係数を代入し、コンデンサなしで共振サイズが
【数17】

であることを考慮することによって、以下の関係が成り立つ。
【数18】

ただし、λは共振波長である。共振サイズ短絡係数は、短絡素子がない放射素子の共振サイズに対する、短絡素子(誘電体または端部コンデンサ)がある放射素子の共振サイズの比である。共振サイズ短絡係数は、等価波遅延係数βに等しい。次いで、共振条件は以下の形式に書き直すことができる。
【数19】

ただし、XC0は、共振周波数での容量性リアクタンスである。さらにまた、
【数20】

およびQ値は以下である。
【数21】

正方形型の放射素子に対して、(E9)〜(E13)と同様の計算を辿ることによって、Qは以下で与えられる。
【数22】

【0023】
波遅延係数βに対する関数、Q’=4(h/λ)Qのグラフが図5に示されている。βの値は、水平軸502に沿ってプロットされる。対応するQ’の値は、垂直軸504に沿ってプロットされる。実線506は、(E20)によるβに対するQ’のプロットである。破線508は、(誘電体基板などの)固体誘電媒体に対してβに対するQ’をプロットしている。十分に大きなβの値で、以下の近似が成り立つことに留意されたい。
【数23】

点線510は、漸近的関係式(E21)に従って、βに対するQ’をプロットしている。したがって、β≒1.5の値で、Q値は、先に考察した誘電体基板またはエアギャップ(E13)の場合に対するQ値の約0.8倍である。したがって、端部コンデンサを使用することによって共振サイズを短くすると、誘電体基板と比較して帯域幅が20%増加する結果になる。
【0024】
図1に戻って参照すると、本発明の実施形態において、放射パッチ(素子)102および接地面104は、正方形、方形、円形、および楕円形を含む様々な幾何学的形状を有することができる。当業者なら、異なる用途に対して異なる幾何学的形状を構成することができる。一部の実施形態において、接地面は、放射素子と同じサイズかつ幾何学的形状である。たとえば、放射素子と接地面とは、共に同じサイズの方形でよい。他の実施形態において、接地面は放射素子より大きく、接地面の幾何学的形状は、放射素子の幾何学的形状に対して任意であり得る。たとえば、放射素子は円であってよく、接地面は正方形であってよいが、正方形の辺の長さは円の直径より大きいものとする。具体的な形状は、以下でより詳細に論じられる。
【0025】
図6Aおよび図6Bは、x軸602、y軸604、およびz軸606によって定義された基準デカルト座標系を示す。図6Aに示された例において、磁場H面608がy−z面内にある。図6Bに示されたように、電場E面610がx−z面内にある。直線偏波アンテナに対して、容量性素子は、図7に示されたような、H面608と平行なストリップ側面に沿って向き付けられた導電性延在連続構造体(ECS)、または図16に示されたような、H面608と平行なストリップ側面に沿って向き付けられた一連の導電性局在構造体(SLS)として構成することができる。構造体の形状が等価静電容量を決定する。放射素子上の構造体と接地面上の構造体との重なり部分が増大するのに伴って共振サイズは減少する。その結果、図7に示されたような延在連続構造体を有する設計は、最小の共振サイズを提供することができる。図16に示されたような一連の局在構造体を有する設計によって、アンテナのより正確な同調を可能にする。
【0026】
図7に示された実施形態は、接地面702および放射素子704を含む直線偏波のアンテナの設計を示す。接地面702と放射素子704とは、エアギャップによって分離される。放射素子704は、同軸ケーブルの中心導体などのロッド励磁器706によって供給される。接地面702上に放射素子704を保持する支持体は図示されていない。これらの支持体は、たとえば、アンテナの電気的パラメータに著しい変化を持ち込まない薄い隔離スタンドオフであってよい。図7に示された実施形態において、放射素子704は、y軸604に沿った長さがb730でx軸602に沿った幅がa720である方形の形状である。方形の形状は、正方形の形状の場合(長さb730が幅a720に等しい)を含むことに留意されたい。上で論じたように、接地面702は、放射素子704より大きくすることができる。
【0027】
容量性素子は、H面608(図6A)と平行で、y軸604と平行に向き付けられる。E面608(図6B)と平行な容量性素子は存在しない。図7において、容量性素子は、導電性延在連続構造体(ECS)708および延在連続構造体710を含む。ECS708およびECS710は、y軸604と平行な放射素子704の2つの縁部に沿って配置される。ECS708およびECS710は、長さがb730で高さがc740の方形の断面を有する。高さc740は、z軸606に沿って測定される。図7に示された実施形態において、ECS708の面およびECS710の面は、放射素子704の面に直交する。一般に、それらは直交する必要はない。当業者ならば、(ECS708の面と放射素子704の面との間、およびECS710の面と放射素子704の面との間の)向き付け角度を変えてアンテナを同調させることができる。一般に、ECS708およびECS710の断面は、方形である必要はない。たとえば、それらは円柱形であってよい。当業者ならば、異なる用途のために異なる断面を実施することができる。
【0028】
図8〜図15は、ECSの異なる組合せ、形状、および位置を有する実施形態を示す。図8〜図15において、2つの視図が示されている。図7を参照すると、視図A780は、y軸604の(+)方向に沿って見た図である。視図B790は、x軸602の(−)方向に沿って見た図である。放射素子および接地面の両方が方形の形状である。図45A〜図45Cに示されたように、ECSの断面は、真っ直ぐ、内側曲げ、または外側曲げとすることができる。図45Aは、放射素子4504の縁部に沿った真っ直ぐなECS4506を示す。ECS4506は、z軸606に沿って測定された長さがdで、y軸604に沿って測定された長さがdである。図45Bは、放射素子4504の縁部に沿ったECS部分4508AおよびECS部分4508Bを含む内側曲げのECSを示す。ECS4508Aは、z軸606に沿って測定された長さがdで、y軸604に沿って測定された長さがdである。ECS4508Bは、x軸602に沿って測定された長さがdで、y軸604に沿って測定された長さがdである。図45Cは、放射素子4504の縁部に沿ったECS部分4510AおよびECS部分4510Bを含む外側曲げのECSを示す。ECS4510Aは、z軸606に沿って測定された長さがdで、y軸604に沿って測定された長さがdである。ECS4510Bは、x軸602に沿って測定された長さがdで、y軸604に沿って測定された長さがdである。図45A〜図45Cに示された実施形態において、曲げ角度(たとえば、ECS4508AとECS4508Bとの間の角度、またはECS4510AとECS4510Bとの間の角度)は90度である。一般に、曲げ角度は、特定の用途に適合するように変えることができる。
【0029】
図8において、アンテナは、接地面802と、中心導体806および外部導体801を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子804とを含む。ECS808およびECS810は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子804の2つの縁部に沿って配置される。ECS808およびECS810は、共に真っ直ぐなECSである。
【0030】
図9において、アンテナは、接地面902と、中心導体906および外部導体901を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子904とを含む。ECS908およびECS910は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面902の2つの縁部に沿って配置される。ECS908およびECS910は、共に真っ直ぐなECSである。
【0031】
図10において、アンテナは、接地面1002と、中心導体1006および外部導体1001を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子1004とを含む。ECS1012およびECS1014は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子1014の2つの縁部に沿って配置される。ECS1008およびECS1010は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面1002の2つの縁部に沿って配置される。ECS1008およびECS1010は、ECS1012とECS1014との間の領域内部に部分的に配置される。ECS1008、ECS1010、ECS1012、およびECS1014は、全て真っ直ぐなECSである。
【0032】
図11において、アンテナは、接地面1102と、中心導体1106および外部導体1101を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子1104とを含む。ECS1112およびECS1114は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子1104の2つの縁部に沿って配置される。ECS1108およびECS1110は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面1102の2つの縁部に沿って配置される。ECS1112およびECS1114は、ECS1108とECS1110との間の領域内部に部分的に配置される。ECS1112、ECS1114、ECS1108およびECS1110は、全て真っ直ぐなECSである。
【0033】
図12において、アンテナは、接地面1202と、中心導体1206および外部導体1201を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子1204とを含む。ECS1212およびECS1214は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子1204の2つの縁部に沿って配置される。ECS1208およびECS1210は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面1202の2つの縁部に沿って配置される。ECS1208およびECS1210は、ECS1212とECS1214との間の領域内部に部分的に配置される。ECS1208およびECS1210は、共に内側曲げのECSである。ECS1212およびECS1214は、共に真っ直ぐなECSである。
【0034】
図13において、アンテナは、接地面1302と、中心導体1306および外部導体1301を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子1304とを含む。ECS1312およびECS1314は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子1304の2つの縁部に沿って配置される。ECS1308およびECS1310は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面1302の2つの縁部に沿って配置される。ECS1312およびECS1314は、ECS1308とECS1310との間の領域内部に部分的に配置される。ECS1308およびECS1310は、共に真っ直ぐなECSである。ECS1312およびECS1314は、共に内側曲げのECSである。
【0035】
図14において、アンテナは、接地面1402と、中心導体1406および外部導体1401を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子1404とを含む。ECS1412およびECS1414は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子1404の2つの縁部に沿って配置される。ECS1408およびECS1410は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面1402の2つの縁部に沿って配置される。ECS1408およびECS1410は、ECS1412とECS1414との間の領域内部に部分的に配置される。ECS1408およびECS1410は、共に真っ直ぐなECSである。ECS1412およびECS1414は、共に外側曲げのECSである。
【0036】
図15において、アンテナは、接地面1502と、中心導体1506および外部導体1501を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子1504とを含む。ECS1512およびECS1514は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子1504の2つの縁部に沿って配置される。ECS1508およびECS1510は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面1502の2つの縁部に沿って配置される。ECS1508およびECS1510は、ECS1512とECS1514との間の領域内部に部分的に配置される。ECS1508およびECS1510は、共に内側曲げのECSである。ECS1512およびECS1514は、共に外側曲げのECSである。
【0037】
図16に示された実施形態は、接地面1602および放射素子1604を含む直線偏波のアンテナの設計を示す。接地面1602と放射素子1604とは、エアギャップによって分離される。放射素子1604は、同軸ケーブルの中心導体などのロッド励磁器1606によって供給される。接地面1602上に放射素子1604を保持する支持体は図示されていない。これらの支持体は、たとえば、アンテナの電気的パラメータに著しい変化を持ち込まない薄い隔離スタンドオフであってよい。図16に示された実施形態において、放射素子1604は、y軸604に沿った長さがb1630でx軸602に沿った幅がa1620である方形の形状である。方形の形状は、正方形の形状の場合(長さb1630が幅a1620に等しい)を含むことに留意されたい。接地面1602は、放射素子1604より大きくすることができる。
【0038】
容量性素子は、H面608(図6A)と平行で、y軸604と平行に向き付けられる。E面608(図6B)と平行に配置された容量性素子は存在しない。図16において、容量性素子は、一連の導電性局在構造体(SLS)1608および一連の局在構造体1610を含む。SLS1608は、局在構造体(LS)1608A〜局在構造体1608Dを含む。SLS1610は、LS1610A〜LS1610Dを含む。一連の局在構造体における局在構造体の数はユーザ定義である。SLS1608およびSLS1610は、y軸604と平行な放射素子1604の2つの縁部に沿って配置される。図16に示された実施形態において、局在構造体の高さはc1640である。高さc1640は、z軸606に沿って測定される。図16に示された実施形態において、SLS1608の面およびSLS1610の面は、放射素子1604の面に直交する。一般に、それらは直交する必要はない。当業者ならば、(SLS1608の面と放射素子1604の面との間、およびSLS1610の面と放射素子1604の面との間の)向き付け角度を変えてアンテナを同調させることができる。一般に、個々の局在構造体の断面は、方形である必要はない。たとえば、それらは円柱形であってよい。当業者ならば、異なる用途のために異なる断面を実施することができる。
【0039】
図17〜図27は、SLSの異なる組合せ、形状、および位置を有する実施形態を示す。図8〜図15において、2つの視図が示されている。図16を参照すると、視図A780は、y軸604の(+)方向に沿って見た図である。視図B790は、x軸602の(−)方向に沿って見た図である。図45A〜図45Cに示されたECSの断面と同様に、局在構造体の断面は、真っ直ぐ、内側曲げ、または外側曲げとすることができる。曲げ角度は、変えることができる。図46は、放射素子4604の縁部に沿った、真っ直ぐなSLS4606の至近図を示す。SLS4606は、LS4606A〜LS4606Dを含む。各LSは、z軸606に沿って測定された長さがdである。各LSの幅はdであり、2つの隣接したLSの間の間隔はdである。dおよびdの値は、y軸604に沿って測定される。図17において、アンテナは、接地面1702と、中心導体1706および外部導体1701を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子1704とを含む。SLS1712(LS1712A〜LS1712Eを含む)およびSLS1714(LS1714A〜LS1714Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子1704の2つの縁部に沿って配置される。SLS1712およびSLS1714は、共に真っ直ぐなSLSである。
【0040】
図18において、アンテナは、接地面1802と、中心導体1806および外部導体1801を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子1804とを含む。SLS1808(LS1808A〜LS1808Eを含む)およびSLS1810(LS1810A〜LS1810Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面1802の2つの縁部に沿って配置される。SLS1808およびSLS1810は、共に真っ直ぐなSLSである。
【0041】
図19において、アンテナは、接地面1902と、中心導体1906および外部導体1901を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子1904とを含む。SLS1912(LS1912A〜LS1912Eを含む)およびSLS1914(LS1914A〜LS1914Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子1904の2つの縁部に沿って配置される。SLS1908(LS1908A〜LS1908Eを含む)およびSLS1910(LS1910A〜LS1910Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面1902の2つの縁部に沿って配置される。SLS1908およびSLS1910は、SLS1912とSLS1914との間の領域内部に部分的に配置される。SLS1908、SLS1910、SLS1912、およびSLS1914は、全て真っ直ぐなSLSである。y軸604に沿って、SLS1908はSLS1912と整合され、SLS1910はSLS1914と整合される。
【0042】
図20において、アンテナは、接地面2002と、中心導体2006および外部導体2001を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子2004とを含む。SLS2012(LS2012A〜LS2012Eを含む)およびSLS2014(LS2014A〜LS2014Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子2004の2つの縁部に沿って配置される。SLS2008(LS2008A〜LS2008Eを含む)およびSLS2010(LS2010A〜LS2010Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面2002の2つの縁部に沿って配置される。SLS2012およびSLS2014は、SLS2008とSLS2010との間の領域内部に部分的に配置される。SLS2008、SLS2010、SLS2012、およびSLS2014は、全て真っ直ぐなSLSである。y軸604に沿って、SLS2008はSLS2012と整合され、SLS2010はSLS2014と整合される。
【0043】
図21において、アンテナは、接地面2102と、中心導体2106および外部導体2101を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子2104とを含む。SLS2112(LS2112A〜LS2112Eを含む)およびSLS2114(LS2114A〜LS2114Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子2104の2つの縁部に沿って配置される。SLS2108(LS2108A〜LS2108Eを含む)およびSLS2110(LS2110A〜LS2110Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面2102の2つの縁部に沿って配置される。SLS2108およびSLS2110は、SLS2112とSLS2114との間の領域内部に部分的に配置される。SLS2108、SLS2110、SLS2112、およびSLS2114は、全て真っ直ぐなSLSである。y軸604に沿って、SLS2108はSLS2112からずらされ、SLS2110はSLS2114からずらされる。
【0044】
図22において、アンテナは、接地面2202と、中心導体2206および外部導体2201を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子2204とを含む。SLS2212(LS2212A〜LS2212Eを含む)およびSLS2214(LS2214A〜LS2214Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子2204の2つの縁部に沿って配置される。SLS2208(LS2208A〜LS2208Eを含む)およびSLS2210(LS2210A〜LS2210Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面2202の2つの縁部に沿って配置される。SLS2212およびSLS2214は、SLS2208とSLS2210との間の領域内部に部分的に配置される。SLS2208、SLS2210、SLS2212、およびSLS2214は、全て真っ直ぐなSLSである。y軸604に沿って、SLS2208はSLS2212からずらされ、SLS2210はSLS2214からずらされる。
【0045】
図23において、アンテナは、接地面2302と、中心導体2306および外部導体2301を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子2304とを含む。SLS2312(LS2312A〜LS2312Eを含む)およびSLS2314(LS2314A〜LS2314Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子2304の2つの縁部に沿って配置される。SLS2308(LS2308A〜LS2308Eを含む)およびSLS2310(LS2310A〜LS2310Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面2302の2つの縁部に沿って配置される。SLS2308、SLS2310、SLS2312、およびSLS2314は、全て真っ直ぐなSLSである。x軸602に沿って、SLS2308はSLS2312と整合され、SLS2310はSLS2314と整合される。図23の視図B790に示されたように、y軸604に沿って、かつz軸606に沿って、SLS2308とSLS2312とは互いに噛み合い、SLS2310とSLS2314とは互いに噛み合う。
【0046】
図24において、アンテナは、接地面2402と、中心導体2406および外部導体2401を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子2404とを含む。SLS2412(LS2412A〜LS2412Eを含む)およびSLS2414(LS2414A〜LS2414Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子2404の2つの縁部に沿って配置される。SLS2408(LS2408A〜LS2408Eを含む)およびSLS2410(LS2410A〜LS2410Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面2402の2つの縁部に沿って配置される。SLS2408およびSLS2410は、SLS2412とSLS2414との間の領域内部に部分的に配置される。SLS2408およびSLS2410は、共に内側曲げのSLSである。SLS2412およびSLS2414は、共に真っ直ぐなSLSである。y軸604に沿って、SLS2408はSLS2412と整合され、SLS2410はSLS2414と整合される。
【0047】
図25において、アンテナは、接地面2502と、中心導体2506および外部導体2501を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子2504とを含む。SLS2512(LS2512A〜LS2512Eを含む)およびSLS2514(LS2514A〜LS2514Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子2504の2つの縁部に沿って配置される。SLS2508(LS2508A〜LS2508Eを含む)およびSLS2510(LS2510A〜LS2510Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面2502の2つの縁部に沿って配置される。SLS2512およびSLS2514は、SLS2508とSLS2510との間の領域内部に部分的に配置される。SLS2508およびSLS2510は、共に真っ直ぐなSLSである。SLS2512およびSLS2514は、共に内側曲げのSLSである。y軸604に沿って、SLS2508はSLS2512と整合され、SLS2510はSLS2514と整合される。
【0048】
図26において、アンテナは、接地面2602と、中心導体2606および外部導体2601を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子2604とを含む。SLS2612(LS2612A〜LS2612Eを含む)およびSLS2614(LS2614A〜LS2614Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子2604の2つの縁部に沿って配置される。SLS2608(LS2608A〜LS2608Eを含む)およびSLS2610(LS2610A〜LS2610Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面2602の2つの縁部に沿って配置される。SLS2608およびSLS2610は、SLS2612とSLS2614との間の領域内部に部分的に配置される。SLS2608およびSLS2610は、共に真っ直ぐなSLSである。SLS2612およびSLS2614は、共に外側曲げのSLSである。y軸604に沿って、SLS2608はSLS2612と整合され、SLS2610はSLS2614と整合される。
【0049】
図27において、アンテナは、接地面2702と、中心導体2706および外部導体2701を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子2704とを含む。SLS2712(LS2712A〜LS2712Eを含む)およびSLS2714(LS2714A〜LS2714Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子2704の2つの縁部に沿って配置される。SLS2708(LS2708A〜LS2708Eを含む)およびSLS2710(LS2710A〜LS2710Eを含む。図示せず)は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面2702の2つの縁部に沿って配置される。SLS2708およびSLS2710は、SLS2712とSLS2714との間の領域内部に部分的に配置される。SLS2708およびSLS2710は、共に内側曲げのSLSである。SLS2712およびSLS2714は、共に外側曲げのSLSである。y軸604に沿って、SLS2708はSLS2712と整合され、SLS2710はSLS2714と整合される。
【0050】
図31に示された実施形態は、接地面3102および放射素子3104を含む円偏波のアンテナの設計を示す。接地面3102と放射素子3104とは、エアギャップによって分離される。放射素子3104は、2つのロッド励磁器、ロッド3106およびロッド3107により供給される。各ロッドは、別々の同軸ケーブルの中心導体であってよい。接地面3102上に放射素子3104を保持する支持体は図示されていない。これらの支持体は、たとえば、アンテナの電気的パラメータに著しい変化を持ち込まない薄い隔離スタンドオフであってよい。図31に示された実施形態において、放射素子3104は、y軸604に沿った長さがb3130でx軸602に沿った幅がa3120である方形の形状である。方形の形状は、正方形の形状の場合(長さb3130が幅a3120に等しい)を含むことに留意されたい。接地面3102は、放射素子3104より大きくすることができる。
【0051】
SLSを含む容量性素子は、放射パッチ3104の4つ全ての縁部に配置される。SLS3108およびSLS3110は、y軸604と平行な放射素子3104の2つの縁部に沿って配置される。SLS3120およびSLS3122は、x軸602と平行な放射素子3104の2つの縁部に沿って配置される。図31に示された実施形態において、局在構造体の高さはc3140である。高さc3140は、z軸606に沿って測定される。
【0052】
円偏波の場は互いに直交し、位相が90度ずれた2つの直線偏波の合成である。この場を励起するために、2本のロッド、ロッド3106およびロッド3107が使用される。ロッド3107の位置は、放射素子3104の幾何的中心からx軸602に沿って移される。ロッド3106の位置は、放射素子3104の幾何的中心からy軸604に沿って移される。x−z面は、ロッド3107によって励起される場に対するE面であり、ロッド3106によって励起される場に対するH面である。ロッド3107によって励起される場に対して、SLS3108およびSLS3110は、(H面内の)磁場ベクトルに沿って整合される。SLS3120およびSLS3122は、(E面内の)電場ベクトルに沿って整合される。同様に、ロッド3106によって励起された場に対して、SLS3108およびSLS3110は、(E面内の)電場ベクトルに沿って整合される。SLS3120およびSLS3122は、(H面内の)磁場ベクトルに沿って整合される。
【0053】
図31に示された円偏波されたアンテナの周波数性能を評価するために、各直線偏波の周波数性能を分析する必要がある。円偏波されたアンテナは、図28に示された等価回路によって特徴付けることができる。たとえば、ロッド3107によって励起される直線偏波のE場は、x軸602に沿って向き付けされる。次に、x軸602に沿って整合されたSLS3122は、静電容量Cの系によってモデル化される。y軸604に沿って整合されたSLS3108は、全静電容量Cによってモデル化される。同様の考察が、ロッド3106によって励起されたE場に適用される。
【0054】
円偏波されたアンテナに対する等価回路が図28に示されている。長さLのストリップ線路の2つの側方は、(ノードA2821からノードB2825まで通る)線2802、および(ノードA’2823からノードB’2827まで通る)線2804である。線路2802は、線路セグメント2802A〜線路セグメント2802Eを含む。線路2804は、線路セグメント2804A〜線路セグメント2804Eを含む。増加幅がlでx軸602に沿って延在する(静電容量2812〜静電容量2818を含む)静電容量Cの系は、線路全体の波遅延係数βに等価である。y軸604に沿って延在する静電容量2810の系は、全静電容量Cに等価である。分散が存在する場合(周波数はβの関数である)、Q値の望ましくない増加がある。波遅延係数βの値、および分散が著しくなる増分幅lの値を評価するために、一連の4ポールデバイス(4ポールデバイス2960〜4ポールデバイス2964)を含む等価回路が使用される(図29)。個々の4ポールデバイスが図30に示される。そのノードは、ノードA3021、ノードA’3023、ノードB3025およびノードB’3027である。4ポールデバイスは、長さlのストリップ線路と空気誘電媒体に対応する波抵抗Wと伝搬定数γと静電容量C3010とを含む。対応する伝導マトリックスの要素は、以下により与えられる。
【数24】

ただし、yi,jは伝導マトリックスの要素である。
【0055】
図29に示された等価回路において進行波が存在し、近隣の2つの4ポールデバイスの間の位相偏差はφである。[位相偏差は、以下に定義されるIp+1とIの位相間およびUp+1とUの位相間の差である。]以下の1組の等式が成り立つ。
【数25】

ただし、IおよびIp+1は等価電流であり、UおよびUp+1は、4ポールデバイスのノードでの対応する等価電圧である(図29)。
したがって、
21+U−iφ22=−(U11+U−iφ12)e−iφ
および
【数26】

その結果は以下である。
【数27】

位相偏差φは、等価波遅延係数βを用いて説明することができる。
【数28】

【0056】
(E22)〜(E27)による数学的計算によって、分散は、波遅延係数βおよび増分幅lが増大するのに伴って増大することが示される。周波数に独立な波遅延係数を約4〜5次のオーダーで得るためには、増加幅の値は、波長の約0.07倍以下である。(E14)〜(E20)と同様に使用された解析と同様の解析を辿って、図28の等価回路に対するQ値の評価が以下で与えられる。
【数29】

β=ββ
ただし、βは全体波遅延係数で、βは波遅延への静電容量Cの寄与である。十分に大きなβの値で(β≧1.5)、以下の近似が成り立つ。
【数30】

したがって、固体誘電媒体と比較して帯域幅のゲインは、この場合も依然として有効である。
【0057】
図32〜図42は、SLSの異なる組合せ、形状、および位置を有する実施形態を示す。図32〜図42において、2つの視図が示されている。図31を参照すると、視図A780は、y軸604の(+)方向に沿って見た図である。視図B790は、x軸602の(−)方向に沿って見た図である。形状は、SLSが放射素子または接地面の4つ全ての縁部上に配置されることを除いて、図17〜図27で先に示されたものと同様である。図32は、図32〜図42に示された全ての実施形態に共通の構成要素を示す。アンテナは、接地面3202と、一方が中心導体3206および外部導体3201を備え、他方が中心導体3207および外部導体3203を備えた2本の同軸ケーブルによって供給される放射素子3204とを含む。
【0058】
図43は、接地面4302および放射素子4304を含む積層されたマイクロパッチ・アンテナの一実施形態を示す。補助電子アセンブリをマイクロパッチ・アンテナに組み込むことができる。低ノイズ増幅器4430は、たとえば、プリント回路基板上に組み立てることができ、次いで、プリント回路基板は、放射素子4304の上面に実装される。容量性素子(SLS4308、SLS4310、SLS4320、およびSLS4322)は、形状が方形である放射素子4304の4つ全ての縁部に沿って配置された一連の局在構造体である。上述したように、容量性素子の他の構成を用いることもできる。
【0059】
図44は、接地面4402と、放射素子4404および放射素子4434の2つの放射素子とを含むデュアルバンド・マイクロパッチ・アンテナの一実施形態を示す。放射素子4404および接地面4402は、低周波数帯域で信号を受信し、送信するためのマイクロパッチ・アンテナを含む。放射素子4404は、放射素子4434のための接地面としても機能する。放射素子4434および放射素子4404は、高周波数帯域で信号を送信するための一本のアンテナを含む。容量性素子、SLS4408、SLS4410、SLS4420、およびSLS4452は、形状が方形である放射素子4404の4つ全ての縁部に沿って配置された一連の局在構造体である。容量性素子、SLS4438、SLS4440、SLS4442、およびSLS4450は、形状が方形である放射素子4434の4つ全ての縁部に沿って配置された一連の局在構造体である。上述したように、容量性素子の他の構成を用いることもできる。
【0060】
延在連続構造体を含む容量性素子を備えた放射素子または接地面は、たとえば、図45A〜図45Cに示されたように縁部を適切に曲げることによって、一枚のシートメタルから製作することができる。同様に、たとえば、図46に示された一連の局在構造体を含む容量性素子を備えた放射素子または接地面は、一枚のシートメタルから製作することができる。先ず、一連の切込みがシートメタルの縁部から入れられ、一連のタブを残し、次いで、タブは所望の形状に曲げられる。全ての関連寸法は、特定の用途に形状を適合させるためにユーザ定義とすることができる。たとえば、図47に示された幾何学的な構成において、寸法s4701〜s4708はユーザ定義とすることができる。
【0061】
図8〜図15および図17〜図27に示された実施形態において、容量性素子は、方形の放射素子の周辺部に沿って、あるいは接地面の周辺部に沿って、あるいは方形の放射素子の周辺部および接地面の周辺部に沿って配置される。本明細書において、周辺部という用語は、幾何学的な形状または領域の直線および曲線両方の境界を指す。たとえば、方形の領域の周辺部とは、方形の4つの縁部(辺)を指し、円形領域の周辺部とは円の円周を指す。周辺部は、個別の幾何学的領域に関連することに留意されたい。以下の実施形態において、1つの幾何学的領域は、第2の幾何学的領域によって囲まれ得る。たとえば、円形の領域は、より大きな方形の領域によって囲まれ得る。この場合、対象となる2つの周辺部がある。内側の円形領域の周辺部(円周)および外側の方形領域の周辺部(4つの縁部)である。
【0062】
本発明の他の実施形態において、容量性素子は、接地面のサイズが放射素子のサイズより大きい大型の接地面内部に構成することができる。図48A〜図48Dは、具体的な接地面の形状の実施形態を示す。図7を参照すると、視図C770は、z軸606の(−)方向に沿って見た図である。図48Aにおいて、容量性素子ECS4808およびECS4810は、方形の接地面4820(によって囲まれた)内部に配置される。領域4802は、ECS4808およびECS4810に沿った辺を有する方形によって囲まれた領域である。図48Bにおいて、容量性素子ECS4808およびECS4810は、円形の接地面4830内部に配置される。図48Cにおいて、容量性素子SLS4834(A〜K)は、方形の領域4832の周辺部に沿って構成される。容量性素子SLS4834(A〜K)は、方形の接地面4840内部に配置される。図48Dにおいて、容量性素子SLS4834(A〜K)は、円形の接地面4850内部に配置される。本明細書において、容量性素子が、より大きな接地面(によって囲まれた)内部に配置された場合、接地面は、特大の接地面と呼ばれる。容量性素子は、特大の接地面の周辺部内部に配置される。本明細書において、マイクロパッチ・アンテナ内の特大の接地面は、マイクロパッチ・アンテナ内の放射素子よりも大きい。当業者ならば、特定の用途に適合された特大の接地面に対して他の幾何学的形状を使用することができる。
【0063】
図49および図50は、特大の接地面を備えた直線偏波のアンテナの実施形態を示す。示された図は、視図A780および視図B790である。図49および図50における構成には、図48A(視図C770)の接地面の形状を用いる。図49および図50において、図48Aに示された構成要素に対応する構成要素は、図48からの参照番号によって表示される。
【0064】
図49に示された設計は、接地面の形状を除いて図9に示された設計と同様である。図9において、アンテナは、接地面902と、中心導体906および外部導体901を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子904とを含む。ECS908およびECS910は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面902の2つの縁部に沿って配置される。ECS908およびECS910は、共に真っ直ぐなECSである。図49において、アンテナは、特大の接地面4820と、中心導体4906および外部導体4901を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子4904とを含む。ECS4808およびECS4810は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な特大の接地面4820内部に配置される。ECS4808およびECS4810は、共に真っ直ぐなECSである。図48Aおよび図49における領域4802(特大の接地面4820の一部)は、図9における接地面の領域902に対応することに留意されたい。
【0065】
図50に示された設計は、接地面の形状を除いて図14に示された設計と同様である。図14において、アンテナは、接地面1402と、中心導体1406および外部導体1401を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子1404とを含む。ECS1412およびECS1414は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子1404の2つの縁部に沿って配置される。ECS1408およびECS1410は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な接地面1402の2つの縁部に沿って配置される。ECS1408およびECS1410は、ECS1412とECS1414との間の領域内部に部分的に配置される。ECS1408およびECS1410は、共に真っ直ぐなECSである。ECS1412およびECS1414は、共に外側曲げのECSである。図50において、アンテナは、特大の接地面4820と、中心導体5006および外部導体5001を備えた同軸ケーブルによって供給される放射素子5004とを含む。ECS5012およびECS5014は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な放射素子5004の2つの縁部に沿って配置される。ECS4808およびECS4810は、H面608と平行に向き付けられ、y軸604と平行な特大の接地面4802内部に配置される。ECS4808およびECS4810は、ECS5012とECS5014との間の領域内部に部分的に配置される。ECS4808およびECS4810は、共に真っ直ぐなECSである。ECS5012およびECS5014は、共に外側曲げのECSである。図48Aおよび図49における領域4802(特大の接地面4820の一部)は、図14における接地面の領域1402に対応することに留意されたい。
【0066】
上で論じられた実施形態において、放射素子および接地面は方形の形状である。図51Aおよび図51Bに示された実施形態において、形状が円形である放射素子および接地面は、円偏波の放射に使用される。図を簡単にするために、アンテナに供給している同軸ケーブルは図示しない。図51Aおよび図51Bは、円形の放射素子5104および円形の接地面5102の2つの異なる視図を示す。容量性素子は、放射素子5104の周辺部(円周)に沿った円状配列の局在構造体5106と、接地面5102の周辺部(円周)に沿った円状配列の局在構造体5108とを含む。図51Aは、詳細を示すために、放射素子5104と接地面5102とが分離された分解図を示す。図51Bに示されたように、実際の組立てにおいて、接地面5102の直径は、放射素子5104の直径より大きく、円状配列の局在構造体5106は、円状配列の局在構造体5108によって囲まれた領域内部に部分的に配置される。円状配列の局在構造体における局在構造体に対しては、図32〜図42に示された、一連の局在構造体のために構成された構造体と同様の様々な形状を用いることができる。
【0067】
特大の接地面は、形状が円形であるアンテナに対して使用することもできる。図52Aにおいて、円状配列の局在構造体5108(図51)は、特大の方形の接地面5220内部に配置される。円状配列の局在構造体5108によって囲まれた領域5102(図52A)は、図51Aおよび図51Bにおける接地面5102と同じ領域を表す。図52Bにおいて、円状配列の局在構造体5108は、特大の円形の接地面5230内部に配置される。
【0068】
本明細書において、1組の容量性素子は、ユーザ指定の1つまたは複数の容量性素子の群を指す。1組の容量性素子は、たとえば、1つまたは複数の延在連続構造体の群と、1つまたは複数の一連の局在構造体の群と、1つまたは複数の円状配列の局在構造体の群とを指すことができる。
【0069】
上記の詳細な説明は、あらゆる点で説明および例示のためであると理解すべきであり、限定的なものでなく、本明細書に開示された本発明の範囲は、詳細な説明から決定すべきでなく、特許法により認められる全範囲に従って特許請求の範囲から解釈されるものである。本明細書において示され、説明された実施形態は、本発明の原理の例示のためだけであり、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、様々な改変が、当業者により実施できることを理解されたい。当業者なら、本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく、他の様々な特徴の組合せを実施することができよう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の周辺部を有する放射素子と、
第2の周辺部を有する接地面と、
前記放射素子と前記接地面との間のエアギャップと、
前記第1の周辺部および前記第2の周辺部のうちの少なくとも1つに沿った少なくとも1組の容量性素子とを含むマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項2】
前記放射素子が、第1の端部と第2の端部と第3の端部と第4の端部とを有する第1の方形の領域を含み、
前記第1の縁部と前記第2の縁部とが平行で、
前記第3の縁部と前記第4の縁部とが平行で、
前記第1の縁部と前記第3の縁部とが垂直であり、
前記接地面が、第5の縁部と第6の縁部と第7の縁部と第8の縁部とを有する第2の方形の領域を含み、
前記第5の縁部と前記第6の縁部とが平行で、
前記第7の縁部と前記第8の縁部とが平行で、
前記第5の縁部と前記第7の縁部とが垂直であり、
前記第1の縁部と前記第5の縁部とが平行である、請求項1に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項3】
前記少なくとも1組の容量性素子が、
前記第1の縁部に沿った第1の真っ直ぐな延在連続構造体と、
前記第2の縁部に沿った第2の真っ直ぐな延在連続構造体とを含む、請求項2に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項4】
前記第1の縁部が前記第5の縁部と対向し、
前記第2の縁部が前記第6の縁部と対向する、請求項3に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項5】
前記少なくとも1組の容量性素子が、
前記第5の縁部に沿った第1の真っ直ぐな延在連続構造体と、
前記第6の縁部に沿った第2の真っ直ぐな延在連続構造体とを含む、請求項2に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項6】
前記第5の縁部が前記第1の縁部と対向し、
前記第6の縁部が前記第2の縁部と対向する、請求項5に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項7】
前記少なくとも1組の容量性素子が、
前記第1の縁部に沿った第1の延在連続構造体と、
前記第2の縁部に沿った第2の延在連続構造体と、
前記第5の縁部に沿った第3の延在連続構造体と、
前記第6の縁部に沿った第4の延在連続構造体とを含む、請求項2に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項8】
前記第1の延在連続構造体が、第1の真っ直ぐな延在連続構造体であり、
前記第2の延在連続構造体が、第2の真っ直ぐな延在連続構造体であり、
前記第3の延在連続構造体が、第3の真っ直ぐな延在連続構造体であり、
前記第4の延在連続構造体が、第4の真っ直ぐな延在連続構造体であり、
前記第3の真っ直ぐな延在連続構造体と前記第4の真っ直ぐな延在連続構造体が、前記第1の真っ直ぐな延在連続構造体と前記第2の真っ直ぐな延在連続構造体との間の領域内部に少なくとも一部配置された、請求項7に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項9】
前記第1の延在連続構造体が、第1の真っ直ぐな延在連続構造体であり、
前記第2の延在連続構造体が、第2の真っ直ぐな延在連続構造体であり、
前記第3の延在連続構造体が、第3の真っ直ぐな延在連続構造体であり、
前記第4の延在連続構造体が、第4の真っ直ぐな延在連続構造体であり、
前記第1の真っ直ぐな延在連続構造体と前記第2の真っ直ぐな延在連続構造体とが、前記第3の真っ直ぐな延在連続構造体と前記第4の真っ直ぐな延在連続構造体との間の領域内部に少なくとも一部配置された、請求項7に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項10】
前記第1の延在連続構造体が、第1の真っ直ぐな延在連続構造体であり、
前記第2の延在連続構造体が、第2の真っ直ぐな延在連続構造体であり、
前記第3の延在連続構造体が、第1の内側曲げの延在連続構造体であり、
前記第4の延在連続構造体が、第2の内側曲げの延在連続構造体であり、
前記第1の内側曲げの延在連続構造体と前記第2の内側曲げの延在連続構造体とが、前記第1の真っ直ぐな延在連続構造体と前記第2の真っ直ぐな延在連続構造体との間の領域内部に少なくとも一部配置された、請求項7に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項11】
前記第1の延在連続構造体が、第1の内側曲げの延在連続構造体であり、
前記第2の延在連続構造体が、第2の内側曲げの延在連続構造体であり、
前記第3の延在連続構造体が、第1の真っ直ぐな延在連続構造体であり、
前記第4の延在連続構造体が、第2の真っ直ぐな延在連続構造体であり、
前記第1の内側曲げの延在連続構造体と前記第2の内側曲げの延在連続構造体とが、前記第1の真っ直ぐな延在連続構造体と前記第2の真っ直ぐな延在連続構造体との間の領域内部に少なくとも一部配置された、請求項7に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項12】
前記第1の延在連続構造体が、第1の外側曲げの延在連続構造体であり、
前記第2の延在連続構造体が、第2の外側曲げの延在連続構造体であり、
前記第3の延在連続構造体が、第1の真っ直ぐな延在連続構造体であり、
前記第4の延在連続構造体が、第2の真っ直ぐな延在連続構造体であり、
前記第1の真っ直ぐな延在連続構造体と前記第2の真っ直ぐな延在連続構造体とが、前記第1の外側曲げの延在連続構造体と前記第2の外側曲げの延在連続構造体との間の領域内部に少なくとも一部配置された、請求項7に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項13】
前記第1の延在連続構造体が、第1の外側曲げの延在連続構造体であり、
前記第2の延在連続構造体が、第2の外側曲げの延在連続構造体であり、
前記第3の延在連続構造体が、第1の内側曲げの延在連続構造体であり、
前記第4の延在連続構造体が、第2の内側曲げの延在連続構造体であり、
前記第1の内側曲げの延在連続構造体と前記第2の内側曲げの延在連続構造体とが、前記第1の外側曲げの延在連続構造体と前記第2の外側曲げの延在連続構造体との間の領域内部に少なくとも一部配置された、請求項7に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項14】
前記少なくとも1組の容量性素子が、
前記第1の縁部に沿った第1の真っ直ぐな一連の局在構造体と、
前記第2の縁部に沿った第2の真っ直ぐな一連の局在構造体とを含む、請求項2に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項15】
前記第1の縁部が前記第5の縁部と対向し、
前記第2の縁部が前記第6の縁部と対向する、請求項14に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項16】
前記少なくとも1組の容量性素子が、
前記第5の縁部に沿った第1の真っ直ぐな一連の局在構造体と、
前記第6の縁部に沿った第2の真っ直ぐな一連の局在構造体とを含む、請求項2に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項17】
前記第5の縁部が前記第1の縁部と対向し、
前記第6の縁部が前記第2の縁部と対向する、請求項16に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項18】
前記少なくとも1組の容量性素子が、
前記第1の縁部に沿った第1の一連の局在構造体と、
前記第2の縁部に沿った第2の一連の局在構造体と、
前記第5の縁部に沿った第3の一連の局在構造体と、
前記第6の縁部に沿った第4の一連の局在構造体とを含む、請求項2に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項19】
前記第1の一連の局在構造体が、第1の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第2の一連の局在構造体が、第2の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第3の一連の局在構造体が、第3の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第4の一連の局在構造体が、第4の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第3の真っ直ぐな一連の局在構造体と前記第4の真っ直ぐな一連の局在構造体とが、前記第1の真っ直ぐな一連の局在構造体と前記第2の真っ直ぐな一連の局在構造体との間の領域内部に少なくとも一部配置され、
前記第3の真っ直ぐな一連の局在構造体が、前記第1の真っ直ぐな一連の局在構造体と整合され、
前記第4の真っ直ぐな一連の局在構造体が、前記第2の真っ直ぐな一連の局在構造体と整合された、請求項18に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項20】
前記第1の一連の局在構造体が、第1の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第2の一連の局在構造体が、第2の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第3の一連の局在構造体が、第3の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第4の一連の局在構造体が、第4の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第1の真っ直ぐな一連の局在構造体と前記第2の真っ直ぐな一連の局在構造体とが、前記第3の真っ直ぐな一連の局在構造体と前記第4の真っ直ぐな一連の局在構造体との間の領域内部に少なくとも一部配置され、
前記第3の真っ直ぐな一連の局在構造体が、前記第1の真っ直ぐな一連の局在構造体と整合され、
前記第4の真っ直ぐな一連の局在構造体が、前記第2の真っ直ぐな一連の局在構造体と整合された、請求項18に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項21】
前記第1の一連の局在構造体が、第1の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第2の一連の局在構造体が、第2の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第3の一連の局在構造体が、第3の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第4の一連の局在構造体が、第4の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第3の真っ直ぐな一連の局在構造体と前記第4の真っ直ぐな一連の局在構造体とが、前記第1の真っ直ぐな一連の局在構造体と前記第2の真っ直ぐな一連の局在構造体との間の領域内部に少なくとも一部配置され、
前記第3の真っ直ぐな一連の局在構造体が、前記第1の真っ直ぐな一連の局在構造体からずらされ、
前記第4の真っ直ぐな一連の局在構造体が、前記第2の真っ直ぐな一連の局在構造体からずらされた、請求項18に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項22】
前記第1の一連の局在構造体が、第1の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第2の一連の局在構造体が、第2の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第3の一連の局在構造体が、第3の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第4の一連の局在構造体が、第4の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第1の真っ直ぐな一連の局在構造体と前記第2の真っ直ぐな一連の局在構造体とが、前記第3の真っ直ぐな一連の局在構造体と前記第4の真っ直ぐな一連の局在構造体との間の領域内部に少なくとも一部配置され、
前記第3の真っ直ぐな一連の局在構造体が、前記第1の真っ直ぐな一連の局在構造体からずらされ、
前記第4の真っ直ぐな一連の局在構造体が、前記第2の真っ直ぐな一連の局在構造体からずらされた、請求項18に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項23】
前記第1の一連の局在構造体が、第1の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第2の一連の局在構造体が、第2の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第3の一連の局在構造体が、第3の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第4の一連の局在構造体が、第4の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第1の縁部が前記第5の縁部と対向し、
前記第2の縁部が前記第6の縁部と対向し、
前記第1の真っ直ぐな一連の局在構造体と前記第3の真っ直ぐな一連の局在構造体とが互いに噛み合い、
前記第2の真っ直ぐな一連の局在構造体と前記第4の真っ直ぐな一連の局在構造体とが互いに噛み合う、請求項18に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項24】
前記第1の一連の局在構造体が、第1の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第2の一連の局在構造体が、第2の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第3の一連の局在構造体が、第1の内側曲げの一連の局在構造体であり、
前記第4の一連の局在構造体が、第2の内側曲げの一連の局在構造体であり、
前記第1の内側曲げの一連の局在構造体と前記第2の内側曲げの一連の局在構造体とが、前記第1の真っ直ぐな一連の局在構造体と前記第2の真っ直ぐな一連の局在構造体との間の領域内部に少なくとも一部配置された、請求項18に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項25】
前記第1の一連の局在構造体が、第1の内側曲げの一連の局在構造体であり、
前記第2の一連の局在構造体が、第2の内側曲げの一連の局在構造体であり、
前記第3の一連の局在構造体が、第1の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第4の一連の局在構造体が、第2の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第1の内側曲げの一連の局在構造体と前記第2の内側曲げの一連の局在構造体とが、前記第1の真っ直ぐな一連の局在構造体と前記第2の真っ直ぐな一連の局在構造体との間の領域内部に少なくとも一部配置された、請求項18に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項26】
前記第1の一連の局在構造体が、第1の外側曲げの一連の局在構造体であり、
前記第2の一連の局在構造体が、第2の外側曲げの一連の局在構造体であり、
前記第3の一連の局在構造体が、第1の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第4の一連の局在構造体が、第2の真っ直ぐな一連の局在構造体であり、
前記第1の真っ直ぐな一連の局在構造体と前記第2の真っ直ぐな一連の局在構造体とが、前記第1の外側曲げの一連の局在構造体と前記第2の外側曲げの一連の局在構造体との間の領域内部に少なくとも一部配置された、請求項18に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項27】
前記第1の一連の局在構造体が、第1の外側曲げの一連の局在構造体であり、
前記第2の一連の局在構造体が、第2の外側曲げの一連の局在構造体であり、
前記第3の一連の局在構造体が、第1の内側曲げの一連の局在構造体であり、
前記第4の一連の局在構造体は、第2の内側曲げの一連の局在構造体であり、
前記第1の内側曲げの一連の局在構造体と前記第2の内側曲げの一連の局在構造体とが、前記第1の外側曲げの一連の局在構造体と前記第2の外側曲げの一連の局在構造体との間の領域内部に少なくとも一部配置された、請求項18に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項28】
前記少なくとも1組の容量性素子が、
前記第1の縁部に沿った第1の一連の局在構造体と、
前記第2の縁部に沿った第2の一連の局在構造体と、
前記第3の縁部に沿った第3の一連の局在構造体と、
前記第4の縁部に沿った第4の一連の局在構造体と、
前記第5の縁部に沿った第5の一連の局在構造体と、
前記第6の縁部に沿った第6の一連の局在構造体と、
前記第7の縁部に沿った第7の一連の局在構造体と、
前記第8の縁部に沿った第8の一連の局在構造体とを含む、請求項2に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項29】
前記第1の一連の局在構造体が、
第1の真っ直ぐな一連の局在構造体と
第1の内側曲げの一連の局在構造体と、
第1の外側曲げの一連の局在構造体のうちの1つを含み、
前記第2の一連の局在構造体が、
第2の真っ直ぐな一連の局在構造体と、
第2の内側曲げの一連の局在構造体と、
第2の外側曲げの一連の局在構造体のうちの1つを含み、
前記第3の一連の局在構造体が、
第3の真っ直ぐな一連の局在構造体と、
第3の内側曲げの一連の局在構造体と、
第3の外側曲げの一連の局在構造体のうちの1つを含み、
前記第4の一連の局在構造体が、
第4の真っ直ぐな一連の局在構造体と、
第4の内側曲げの一連の局在構造体と、
第4の外側曲げの一連の局在構造体のうちの1つを含み、
前記第5の一連の局在構造体が、
第5の真っ直ぐな一連の局在構造体と、
第5の内側曲げの一連の局在構造体と、
第5の外側曲げの一連の局在構造体のうちの1つを含み、
前記第6の一連の局在構造体が、
第6の真っ直ぐな一連の局在構造体と、
第6の内側曲げの一連の局在構造体と、
第6の外側曲げの一連の局在構造体のうちの1つを含み、
前記第7の一連の局在構造体が、
第7の真っ直ぐな一連の局在構造体と、
第7の内側曲げの一連の局在構造体と、
第7の外側曲げの一連の局在構造体のうちの1つを含み、
前記第8の一連の局在構造体が、
第8の真っ直ぐな一連の局在構造体と、
第8の内側曲げの一連の局在構造体と
第8の外側曲げの一連の局在構造体のうちの1つを含む、請求項28に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項30】
前記放射素子が、第1の円周を有する第1の円形の領域を含み、
前記接地面が、第2の円周を有する第2の円形の領域を含む、請求項1に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項31】
前記少なくとも1組の容量性素子が、
前記第1の円周に沿った円状配列の局在構造体を含む、請求項30に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項32】
前記少なくとも1組の容量性素子が、
前記第2の円周に沿った円状配列の局在構造体を含む、請求項30に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項33】
前記少なくとも1組の容量性素子が、
前記第1の円周に沿った第1の円状配列の局在構造体と、
前記第2の円周に沿った第2の円状配列の局在構造体とを含む、請求項30に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項34】
周辺部を有する放射素子と、
特大の接地面と、
前記放射素子と前記特大の接地面との間のエアギャップと、
前記周辺部に沿った少なくとも1組の容量性素子とを含むマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項35】
放射素子と、
周辺部を有する特大の接地面と、
前記放射素子と前記特大の接地面との間のエアギャップと、
前記周辺部内部に配置された少なくとも1組の容量性素子とを含むマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項36】
第1の周辺部を有する放射素子と、
第2の周辺部を有する特大の接地面と、
前記放射素子と前記特大の接地面との間のエアギャップと、
前記第1の周辺部に沿った少なくとも1組の容量性素子と、
前記第2の周辺部内部に配置された少なくとも1組の容量性素子とを含むマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項37】
第1の周辺部を有する放射素子と、
第2の周辺部を有する接地面と、
前記放射素子と前記接地面との間のエアギャップと、
前記第1の周辺部と前記第2の周辺部のうちの少なくとも1つに沿った少なくとも1組の容量性素子と、
前記放射素子上に実装された補助電子アセンブリとを含むマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項38】
前記補助電子アセンブリが、
プリント回路基板と、
低ノイズ増幅器とを含む請求項37に記載のマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項39】
第1の周辺部を有する第1の放射素子と、
第2の周辺部を有する第2の放射素子と、
第3の周辺部を有する接地面と、
前記第1の放射素子と前記第2の放射素子との間の第1のエアギャップと、
前記第2の放射素子と前記接地面との間の第2のエアギャップと
前記第1の周辺部と前記第2の周辺部と前記第3の周辺部のうちの少なくとも1つに沿った少なくとも1組の容量性素子とを含むマイクロパッチ・アンテナ。
【請求項40】
前記少なくとも1組の容量性素子が、
真っ直ぐな延在連続構造体と、
内側曲げの延在連続構造体と、
外側曲げの延在連続構造体と、
真っ直ぐな1組の局在連続構造体と、
内側曲げの1組の局在構造体と
外側曲げの1組の局在構造体のうちの少なくとも1つを含む、請求項39に記載のマイクロパッチ・アンテナ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45A】
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【図45B】
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【図45C】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【公表番号】特表2011−505748(P2011−505748A)
【公表日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−535989(P2010−535989)
【出願日】平成20年11月24日(2008.11.24)
【国際出願番号】PCT/US2008/013071
【国際公開番号】WO2009/073105
【国際公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【出願人】(505093552)トップコン ジーピーエス,エルエルシー (11)
【Fターム(参考)】