説明

導波管コネクタ

【課題】本発明は、導波管がフェルールに精確に対応する安価な導波管コネクタ及び導波管コネクタアッセンブリを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の導波管コネクタは、フェルールと、導波管と、を備える。前記フェルールは、前端面と、後端面と、前記前端面において開口した前チャネルと、前記後端面において開口し、前記前チャネルに連通する後チャネルと、を備える。前記導波管は、前記前端面に露出され、光信号を伝送するための複数のインダクターと、複数のインダクターを被覆する被覆部と、を有し、前記後チャネルから前記前チャネルに亘って収納されている。前記前チャネルの高さが、前記後チャネルの高さより低い。前記被覆部の前端部が断面矩形状に形成されて四つの外壁面を有する。前記前チャネルが断面矩形状に形成されて四つの内壁面を有する。前記被覆部の四つの外壁面が前記前チャネルの四つの内壁面に規制される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、導波管コネクタに関し、特に、導波管がフェルールに精確に位置決めされる導波管コネクタに関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に示される導波管コネクタの導波管は、下被覆部と、上被覆部と、前記下被覆部と上被覆部との間に形成される導体とを備える。前記した導体の正確な位置決めを確保することはできない。特許文献2に示される導波管コネクタのフェルールには、導波管を収納するための位置決め溝が形成される。前記位置決め溝には、前記導波管の過度な挿入を阻止するための突出部が形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第6847773号明細書
【特許文献2】米国特許第7295743号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の技術に示された、導波管を位置決めするための位置決め溝と突出部とを形成する技術は、製造コストが嵩むという問題がある。
【0005】
そこで本発明は、上述される従来技術の問題に鑑み、導波管をフェルールに対して精確に位置決めすることができ、且つ安価に製造することができる導波管コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の導波管コネクタは、フェルールと、導波管と、を備える。前記フェルールは、前端面と、後端面と、前記前端面を貫通する前チャネルと、前記後端面を貫通して前記前チャネルに連通する後チャネルと、を備える。前記導波管は、前記前端面に露出され、光信号を伝送するための複数のインダクターと、複数のインダクターを被覆し、後端が前記後チャネルに収納される被覆部と、を有する。前記前チャネルの高さが、前記後チャネルの高さより低い。前記被覆部の前端の断面形状が矩形になる。前記被覆部が四つの外壁を有する。前記前チャネルが四つの内壁を有する。前記被覆部の四つの外壁が前記前チャネルの四つの内壁に規制される。
【発明の効果】
【0007】
従来技術と比べると、本発明は以下の長所を有する。本発明の導波管コネクタの導波管の被覆部の四つの外壁が前記フェルールの前チャネルの四つの内壁に規制される。これにより、導波管コネクタの導波管は、フェルールに精確に位置決めされる。このような導波管コネクタの製造コストは、安価である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の導波管コネクタが回路基板と子板の導波管とに連結された導波管コネクタアッセンブリの組立斜視図である。
【図2】図1に示す導波管コネクタアッセンブリの別の視点からの組立斜視図である。
【図3】図2に示す導波管コネクタアッセンブリの一部分の拡大斜視図である。
【図4】図2に示す導波管コネクタアッセンブリからフレームを取り外した状態を示す導波管コネクタアッセンブリの分解斜視図である。
【図5】図1に示す導波管コネクタの斜視図である。
【図6】図5に示す導波管コネクタの別の視点からの斜視図である。
【図7】図5に示す導波管コネクタから外装体を取り外した状態を示す導波管コネクタの分解斜視図である。
【図8】図7に示す内装体の斜視図である。
【図9】図5に示す導波管コネクタを部分的に分解した状態を示す導波管コネクタの分解斜視図である。
【図10】図9に示す導波管コネクタの分解斜視図である。
【図11】図10に示す導波管コネクタを更に分解した状態を示す、別の視点からの導波管コネクタの分解斜視図である。
【図12】フェルールと導波管の斜視図である。
【図13】導波管コネクタの導波管がフェルールに挿入される前の状態を示す破断斜視図である。
【図14】図5に示すA−A間断面の図であって、導波管コネクタの導波管がフェルールに挿入された状態を示す破断斜視図である。
【図15】外装体が内装体に装着された当初の状態を示す、図5に示すA−A間の断面図である。
【図16】外装体が内装体に対して後向きに移動した状態を示す、図5に示すA−A線間の断面図である。
【図17】図5に示すB−B間断面の図であって、導波管コネクタの破断斜視図である。
【図18】図17に示す導波管コネクタの破断図である。
【図19】一対の導波管コネクタと接合体とが回路基板に装着される前の状態を示した分解斜視図である。
【図20】図19に示す一対の導波管コネクタと接合体とが回路基板に装着された状態を示す導波管コネクタアッセンブリの組立斜視図である。
【図21】図20に示すC−C間の断面図である。
【図22】図20に示すD−D間の断面図である。
【図23】導波管コネクタの一部分の斜視図であり、導波管コネクタが複数のブラケットによって子板に取り付けられる状態を示す図である。
【図24】図23に示すブラケットが子板から取り外された状態を示す、導波管コネクタの一部分の分解斜視図である。
【図25】図24に示す導波管コネクタの別の視点からの分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1〜図4を参照すると、本発明の導波管コネクタアッセンブリ200は、角筒状のフレーム300と、前記フルーム300の後端(フルーム300の軸方向の一方側の端部)に取り付けられる回路基板400と、前記フレーム300に収納される複数の子板500と、前記回路基板400と子板500と間に信号を伝送するための複数対の導波管コネクタ100と、を備える。各子板500には、複数の電子部材501が配設される。
【0010】
図4に示すように、前記フレーム300は、頂壁301と、底壁302と、一対の側壁303と、前記壁301〜303によって包囲される収納スペース304と、を有する。前記頂壁301と底壁302とにはそれぞれ、フルーム300の軸方向に沿って延在する複数のリブ305及び複数のスロット306が交互に並設されている。複数のリブ305は、フルーム300の幅方向(側壁303に対して垂直な方向)に間隔をあけて並設されており、隣り合うリブ305の間、及び最も端に配設されたリブ305と側壁305との間にそれぞれ、スロット306が形成される。各頂壁301のスロット306及び底壁302のスロット306にはそれぞれ、複数の位置決め部307が配置される。位置決め部307は、スロット306の長さ方向(フルーム300の軸方向)に沿って延在するロッド状の部材であり、各位置決め部307にはそれぞれ、前記子板500を位置決めするための位置決め溝3071が形成される。位置決め溝3071は、スロット306(位置決め部307)の長さ方向に沿って位置決め部307の全長に亘って延在すると共に、前記収納スペース304に向かって開放された溝である。
【0011】
図2〜図4に示すように、前記複数の位置決め部307をそれぞれ、対応するスロット306に挿入する。次に、子板500を、側壁303に平行する向きで収納スペース304内に挿入し、頂壁301のスロット306と底壁302のスロット306との間に介装させる。このとき、子板500の上辺は、対応する頂壁301のスロット306に装入された位置決め部307の位置決め溝3071に嵌め込まれ、また、子板500の下辺は底壁302のスロット306に装入された位置決め部307の位置決め溝3071に嵌め込まれる。他の実施形態としては、子板500の上辺及び下辺に位置決め部307を予め装着、或いは一体に形成しておき、それらの位置決め部30をスロット306に挿入しながら、子板500を収納スペース304内に挿入してもよい。なお、図4に示すように、各子板500は、前記回路基板400に対して垂直に配置される。
【0012】
図19〜図22に示すように、前記回路基板400には、複数の接合体600に対応する複数の実装孔401が形成される。各接合体600は、一対の耳部6011が設けられた本体601と、前記本体601から延出する複数の弾性片602と、を備える。図21に示すように、前記弾性片602には、本体601の外側に突出する一対の係合片6021が設けられる。
【0013】
接合体600が回路基板400の実装孔401に装着されると、一対の耳部601が回路基板400の前面に接触すると共に、一対の係合片6021が、前記回路基板400の後面に当接する。これにより、接合体600が、実装孔401から外れることを防止できる。
【0014】
各接合体600の本体601には、対向し、互いに連通する第1挿入溝603及び第2挿入溝604が形成され、前記本体601の前記第1挿入溝603の外側に露出される第1階段壁605と、前記第2挿入溝604の外側に露出される第2階段壁606と、を備える。図22に示すように、一対の導波管コネクタ100が第1階段溝603及び第2階段溝604にそれぞれ挿入されると、第1階段壁605及び第2階段壁606にそれぞれ係合する。図21に示すように、一対の導波管コネクタ100は、接合体600によって接続されて光信号を伝送する。
【0015】
図5〜図18に示すように、導波管コネクタ100は、内装体31と、前記内装体31に挿入されるフェルール1と、前記フェルール1に挿入される複数の導波管2と、前記内装体31を被覆する外装体4と、内装体3の後端に連設された外部シェル5と、外部シェル5に装着される内部シェル6と、を備える。前記フェルール1の前端部が内装体3の前端から突出される。
【0016】
図10〜図14に示すように、フェルール1は、直方体のハウジング12と、前記ハウジング12の前端面120から突出する突出部11と、を有する一体に成形された部材である。また、フェルール1は、突出部11の先端に形成された前端面111と、前記前端面111の反対側に位置する後端面112と、前端面111において開口し、上下に並設されていると共に前後方向に沿って並行して延在する一対の前チャネル113と、前記後端面112において開口して前記前チャネル113と連通する後チャネル118と、を備える。前記一対の前チャネル113は、隔壁117で隔てられている。前記一対の前チャネル113の高さは、後チャネル118の高さより小さい。ハウジング12は、上表面121と、下表面122と、前記上表面121及び下表面122の後方部分にそれぞれ凸設された係合部123と、を有する。上表面121と下表面122との間に前チャネル113と後チャネル118とが形成されている。突出部11は、前記前端面120の縁部にそれぞれ接続された上下及び左右の傾斜面114を有する。フェルール1には、左右の傾斜面114とハウジング12の前端面120との間に亘る位置で開口する一対の位置決め孔115を有しており、前記一対の位置決め孔115の中の一方には、突出部11よりも前方側に突出した位置決めピン116が挿入される。
【0017】
図5、図12及び図13に示すように、一対の導波管2が前記フェルール1に挿入される。各導波管2は、光信号を伝送するためのインダクタ21と、前記インダクタ21を被覆する被覆部22と、を有する。詳しく説明すると、導波管2は、断面形状が矩形の帯状部材であり、複数のインダクタ21が被覆部22の内部で幅方向に間隔をあけて並列に配設されている。また、一対の導波管2は、前記後チャンネル118内においては互いに重ね合わされており、前記前チャンネル内においては切り離されて二股に分かれて間に前記隔壁117が介在している。導波管2(被覆部22)の前端部221は、断面形状が矩形であり、前チャネル113に収納される。インダクター21は、フェルール1の前端面111において露出される。導波管2の二股に分かれた先端部分のうちの後方部分(被覆部22の後端部222)は、後チャネル118に収納される。導波管2がフェルール1に挿入されると、被覆部22の後端部222と後チャネル118との間には、ギャップが形成される。これに対し、被覆部22の前端部221における前記被覆部22の四つの外壁面は、前記前チャネル113の四つの内壁面に規制される。
【0018】
図7〜図11に示すように、内装体3は、フェルール1と、前記フェルール1を収納する主体部31と、一対の係合ビーム32と、前記主体部31から後向きに延在する一対の係止ビーム33と、を有する。前記内装体31は、頂壁311と、底壁312と、一対の側壁313と、前端面314と、後端面315と、を備える。一対の係合ビーム32はそれぞれ、頂壁311及び底壁312と一体に形成され、頂壁311及び底壁312から前向きに延在する。一対の係止ビーム33はそれぞれ、一対の側壁313と一体に形成され、一対の側壁313から後向きに延在する。図22に示すように、各係合ビーム32は、前端部が外装体4の前端よりも前方に突出し、その前端部に、前記第1階段壁605或いは第2階段壁606と係合する一対の係合鉤321が設けられている。また、各係合ビーム32には、前記一対の係合鉤321の間に凹溝322が形成されており、前記凹溝322の後端には突出部片323が設けられている。各突出部片323には、ガイド面324が設けられる。前記外装体4が内装体3に対して相対的に後向きに移動する時、ガイド面324が外装体4に当接する。このような係合ビーム32は、高い弾性力を具備する。
【0019】
図8に示すように、各係止ビーム33には、外部シェル5と係合する鉤部331が設けられる。各係止ビーム33は、半円筒状の外壁332と、外壁332に包囲され、第1バネ体7を収納するための収納溝333と、を有する。
【0020】
図7及び図17に示すように、前記外装体4は、前記内装体3を収納するための収納スペース41と、前記収納スペース41内に配設され、前記第1バネ体7の前端部を保持するための柱状部42と、収容部41の内表面に形成され、前記突出部片323が導入される導入溝43と、導入溝43の前端に配設されて導入溝43に面する当接壁44と、を有する。第1バネ体7が外装体4によって内装体3の内部を押圧すると、突出部片323が導入溝43に導入される。図13〜図15に示すように、外装体4の突出部46が突出部片323を押圧することで、外装体4が、内装体3から外れることを防止できる。外装体4は、内装体3に対して相対的に後向きに移動すると、第1バネ体71が縮んで、突出部片323のガイド面324が当接壁44に当接する。
【0021】
図5及び図6に示すように、外装体4には、一対の側壁45が設けられる。各側壁45は、複数の突出リブ451と、複数の突出リブ451の間に形成される複数の凹溝452と、を有する。図23〜図25に示すように、複数のブラケット8が複数のピン85によって子板500に取り付けられ、導波管コネクタ100の外本体4を保持する。各ブラケット8は、底部81と、前記底部81から突出する弾性ビーム82と、を有する。一対の弾性ビーム82の間には、導波管コネクタ100の外装体4を収納するための収納スペース83が形成される。各弾性ビーム82が、外装体4の凹溝452に収納される。各弾性ビーム82が、凹溝452の底面453に取り付けられる。各弾性ビーム82が外本体4の凹溝452に収納される。弾性ビーム82が外本体4に当接することによって、導波管コネクタ100が垂直方向に沿ってブラケット8から外れることを防止する。突出リブ451と弾性ビーム82によって、導波管コネクタ100が水平方向に沿ってブラケット8から外れることを防止する。弾性ビーム82は、樹脂材料、或いは金属材料によって、製造される。
【0022】
外部シェル5は、頂壁51と、底壁52と、一対の側壁53と、後壁54と、前記壁51〜54によって包囲される収納スペース50と、を有する。各側壁53には、ガイド溝531と、前記ガイド溝531の後に設けられる階段部532と、が設けられる。
【0023】
図10〜図18に示すように、樹脂材料によって製造される内部シェル6は、通路60と、前部61と、後部62と、前記前部61と後部62の間に設けられるネック部63と、を有する。
【0024】
導波管コネクタ100が取り立てる時、樹脂が後端面112から前記ギャップによって前チャネル113に流れる。図7に示すように、導波管2が前チャネル113に挿入され、前端面111を越える。被覆部22の周囲が前チャネル113の側壁に包囲される。これにより、インダクター21が正確に位置決めされる。導波管2がフェルール1に容易に装着される。導波管2が前チャネル113に挿入された後、熱量によって、導波管2が前チャネル113に固着される。導波管2が前チャネル113に挿入されている時、インダクター21の末端が、前記樹脂によって破損し易く、光信号の伝送効果が弱くなる。図5に示すように、導波管2が前端面111に磨き、インダクター21と被覆部22とが、前端面111に露出される。
【0025】
図9に示すように、一対の第1バネ体7が内本体3の収納溝333に収納される。図15〜18に示すように、外装体4と内装体3と間の第1バネ体7によって、外装体4が内装体3に移動する。内部シェル6が外部シェル5の収納スペース50に挿入され、導波管2が後部62を超える。内部シェル6のネック部63が後壁54と係合し、後部62が後壁54を超える。
【0026】
図7、図10及び図15に示すように、第2バネ体9が導波管2の後端に装着される。導波管2が内部シェル6の通路60に挿入され、導波管2が後部62を越える。図16及び図17に示すように、内装体3が外部シェル5に移動可能に装着される。
【0027】
図1に示すように、導波管2は、一対の導波管コネクタ100と連接する。図18及び図19に示すように、接合体600が回路基板400の実装孔401に装入される時、一対の導波管コネクタ100が、接合体600に装着される。位置決めピン116によって、導波管コネクタ100が他の導波管コネクタ100の位置決め孔115に挿入される。前記一対のコネクタ100のインダクター21が精確に対応する。光信号を伝送するための導波管2が、第2バネ体9によって、前端面111の前に配置される。
【0028】
導波管コネクタ100が接合体600の挿入溝603に挿入される時、突出部321が接合体600の第1、第2階段壁605,606と係合する。導波管コネクタ100を接合体600から引き抜く時、外装体4が外力によって、接合体600から離れる方向に沿って移動する。図16に示すように、ガイド面324が外装体4の当接壁44に当接し、係合ビーム32が弾性変形する。係合ビーム32と第1、第2階段壁605、606との間の係合は解除される。導波管コネクタ100が接合体600から離れる。第1バネ体7の弾力によって、外装体4が初めの位置まで戻る。
【0029】
導波管コネクタ100の導波管2の被覆部22の四つの外壁が前記フェルールの前チャネルの四つの内壁に規制される。これにより、導波管コネクタ100の導波管2は、フェルール1に精確に固定される。このような導波管コネクタ100は、安価になる。
【0030】
以上、本発明について好ましい実施形態を参照して詳細に説明したが、実施形態はあくまでも例示的なものであり、これらに限定されるものではない。また上述の説明は、本発明に基づき成し得る細部の修正或いは変更などは、いずれも本発明の技術的範囲に属するものである。
【符号の説明】
【0031】
100 導波管コネクタ
1 フェルール
11 突出部
111 前端面
112 後端面
113 前チャネル
114 傾斜面
115 位置決め穴
116 位置決めピン
117 隔壁
118 後チャネル
12 ハウジング
120 前端面
121 上表面
122 下表面
123 係合部
2 導波管
21 インダクター
22 被覆部
221 前端
222 後端
200 導波管コネクタ
300 フレーム
301 頂壁
302 底壁
303 側壁
304 収納スペース
305 リブ
306 スロット
307 位置決め部
3071 位置決め溝
3 内装体
31 主体部
311 頂壁
312 底壁
313 側壁
314 前端
315 後端
32 係合ビーム
321 係合鉤
322 凹溝
323 突出部片
324 ガイド面
325 スリット
33 係止ビーム
331 鉤部
332 外壁
333 収納溝
400 回路基板
401 実装孔
4 外装体
41 収納スペース
42 柱状部
43 導入溝
44 当接壁
45 側壁
451 突出リブ
452 凹溝
453 底面
46 突出部
500 子板
5 外部シェル
50 収納スペース
51 頂壁
52 底壁
53 側壁
531 ガイド溝
532 階段部
54 後壁
6 内部シェル
60 通路
600 接合体
601 本体
6011 耳部
602 弾性片
6021 係合片
603 第1挿入溝
604 第2挿入溝
605 第1階段壁
606 第2階段壁
61 前部
62 後部
63 ネック部
7 第1バネ体
8 ブラケット
81 底部
82 弾性ビーム
83 収納スペース
85 ピン
9 第2バネ体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前端面と、後端面と、前記前端面において開口した前チャネルと、前記後端面において開口し、前記前チャネルに連通する後チャネルと、を備えるフェルールと、
前記前端面に露出され、光信号を伝送するための複数のインダクターと、複数のインダクターを被覆する被覆部と、を有し、前記後チャネルから前記前チャネルに亘って収納された導波管と、
を備え、前記前チャネルの高さが、前記後チャネルの高さより低く、前記被覆部の前端部が断面矩形状に形成されて四つの外壁面を有し、前記前チャネルが断面矩形状に形成されて四つの内壁面を有し、前記四つの外壁面が前記内壁面に規制されることを特徴とする導波管コネクタ。
【請求項2】
前記被覆部と前記後チャネルとの間にはギャップが形成され、前記フェルールが、一体に成形され、上表面と下表面とを有し、前記前チャネルと後チャネルとが前記フェルールの前記上表面と下表面との間に形成されることを特徴とする請求項1に記載の導波管コネクタ。
【請求項3】
前記フェルールには、前記前端面において開口し、前記後チャネルと連通し、前記前チャネルと平行すると共に隔壁を介して隔てられた他の前チャネルが形成され、
前記前端面に露出され、光信号を伝送するための複数のインダクターと、複数のインダクターを被覆する被覆部と、を有し、前記後チャネルから前記他の前チャネルに亘って収納された他の導波管をさらに備え、
前記導波管と前記他の導波管とは、前端部分が前記隔壁を介して隔離されており、前記後チャネル内において重ね合わされていることを特徴とする請求項1または2に記載の導波管コネクタ。
【請求項4】
前記導波管コネクタは、前記フェルールを部分に装着する内装体と、前記内装体の外に取り付けられる移動可能な外装体と、前記内装体と係合する外部シェルと、を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の導波管コネクタ。
【請求項5】
前記内装体が、前記フェルールを収納する主体部と、前記主体部から前向きに延在する一対の係合ビームと、前記主体部から後向きに延在し、前記外部シェルと係合する一対の係止ビームと、を備え、前記係止ビームの末端には前記外シェルと係合する鉤部が設けられることを特徴とする請求項4に記載の導波管コネクタ。
【請求項6】
前記主体部が頂壁と、底壁と、一対の側壁と、を有し、前記一対の係合ビームがそれぞれ前記頂壁及び前記底壁と一体に形成され、前記一対の係止ビームが前記一対の側壁と一体に形成されることを特徴とすることを特徴とする請求項5に記載の導波管コネクタ。
【請求項7】
前記導波管コネクタが前記外装体に当接する一対の第1バネ体を有し、前記係止ビームには、前記第1バネ体を収納するための収納溝が形成されることを特徴とする請求項5又は6に記載の導波管コネクタ。
【請求項8】
前記各係合ビームの前端部は、前記外装体の前端よりも前方に突出しており、前記各係合ビームの前端部には係合鉤が設けられ、前記各係合ビームには、ガイド面を有する突出部片を有し、前記外装体が、前記内装体に対して相対的に後向きに移動すると、前記ガイド面に前記外装体が当接し、前記一対の係合ビームが弾性変形することを特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載の導波管コネクタ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【公開番号】特開2012−123386(P2012−123386A)
【公開日】平成24年6月28日(2012.6.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−260129(P2011−260129)
【出願日】平成23年11月29日(2011.11.29)
【出願人】(500080546)鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 (1,018)
【Fターム(参考)】