説明

座席シート

【課題】脊髄神経または自律神経を整え、血液の流れを良くし、臓器の働きを良くする座席シートを提供する。
【解決手段】クッション性を備えたシート12および背もたれ13から少なくとも構成される座席シートにおいて、前記シート12および背もたれ13の一方の全面に、互いに反する磁極が等間隔で配置されている磁石121,131と、前記磁石の間に所定の間隔で配置された突起部122,132と、前記磁石と突起部との間に設けられた通気孔123,133と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クッション性を備えたシートおよび背もたれから少なくとも構成される座席シートに関するもので、座る部分および背もたれからなる座席およびほぼ同様な構成からなる椅子あるいはソファー等を含むものである。本発明は、脊髄神経または自律神経を整え、血液の流れを良くし、臓器の働きを良くする座席シートに関するものである。本発明は、前記座席、椅子、ソファーを含めて単に、座席シートと記載する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車の座席に外部から磁石が埋め込まれたシートを装着する発明は、たとえば、特開平11−151141号公報、特開2002−65412号公報、実開昭58−74949号公報、実開昭59−68554号公報に記載されている。
【特許文献1】特開平11−151141号公報
【特許文献1】特開2002−65412号公報
【特許文献1】実開昭58−74949号公報
【特許文献1】実開昭59−68554号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記従来の座席シートは、座り心地、長時間座った場合の健康等を考慮したもがある。特に、自動車のドライバーは、長時間運転を継続した場合、神経性の疲労が多いだけでなく、臀部または背部に汗をかく場合が多く、座り心地に問題があった。
【0004】
以上のような課題を解決するために、本発明は、長時間座っていても、疲労することなく、座り心地が良く、血液の循環が促進され、臀部または背部に汗をかくこともなく、健康に良い座席シートを提供することを目的とする。また、本発明は、臀部および/または背部の体型に合った座席シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(第1発明)
第1発明の座席シートは、クッション性を備えたシートおよび背もたれから少なくとも構成されており、前記シートおよび背もたれの一方の全面に、互いに反する磁極が等間隔で配置されている磁石と、前記磁石の間に所定の間隔で配置された突起部と、前記磁石と突起部との間に設けられた通気孔とを備えていることを特徴とする。
【0006】
(第2発明)
第2発明の座席シートは、クッション性を備えたシートおよび背もたれから少なくとも構成されており、前記シートおよび背もたれの表面近傍に埋設されている複数本の帯状形状記憶合金と、前記シートおよび背もたれの一方の全面に、互いに反する磁極が等間隔で配置されている磁石と、前記磁石の間に所定の間隔で配置された突起部と、前記磁石と突起部との間に設けられた通気孔とを備えていることを特徴とする。
【0007】
(第3発明)
第3発明の座席シートにおいて、前記帯状形状記憶合金は、所定間隔で突起部が設けられていることを特徴とする。
【0008】
(第4発明)
第4発明の座席シートにおいて、前記形状記憶合金は、板状であるとともに、所定間隔で開口部が設けられ、前記開口部に合成樹脂性突起物が嵌合されていることを特徴とする。
【0009】
(第5発明)
第5発明の座席シートは、クッション性を備えたシートおよび背もたれから少なくとも構成されており、前記シートおよび背もたれの表面近傍に埋設されているアルミニウム、銅、これらの合金の少なくとも一つからなる金属シートと、前記シートおよび背もたれの一方の全面に、前記金属シート上に取り付けられ、極性を左右上下によって異なるように配置した磁石と、前記金属シート上に取り付けられ、前記磁石の間に所定の間隔で配置された突起部と、前記金属シート、磁石、突起部の少なくとも一方の側に設けられたシート部材と、前記磁石と突起部との間に設けられた通気孔とから少なくとも構成されていることを特徴とする。
【0010】
(第6発明)
第6発明の座席シートにおいて、前記金属シートは、開口部が設けられており、前記磁石または突起部が前記開口部まはた平面部に設けられていることを特徴とする。
【0011】
(第7発明)
第7発明の座席シートは、クッション性を備えたシートおよび背もたれから少なくとも構成されており、前記シートおよび背もたれの表面近傍に埋設されているアルミニウム、銅、これらの合金の少なくとも一つからなる金属線または金属ストリップを編み込んだ網状部材と、前記シートおよび背もたれの一方の全面に、前記網状部材の開口部または上部に取り付けられ、極性を左右上下によって異なるように配置した磁石と、前記網状部材の開口部または網状部材上に取り付けられ、前記磁石の間に配置された突起部とから少なくとも構成されていることを特徴とする。
【0012】
(第8発明)
第8発明の座席シートは、クッション性を備えたシートおよび背もたれから少なくとも構成されており、前記シートおよび背もたれの表面近傍に埋設されているアルミニウム、銅、これらの合金の少なくとも一つからなる金属線または金属ストリップを編み込んで交差部に突起が成形されている網状部材と、前記網状部材の開口部または上部に取り付けられ、極性を左右上下によって異なるように配置した磁石とから少なくとも構成されていることを特徴とする。
【0013】
(第9発明)
第9発明の座席シートにおいて、前記網状部材または金属シートの少なくとも一方の側には、シート部材が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、シートおよび背もたれの全面に磁石、突起部、および通気孔を配置したため、ツボを刺激し、脊髄神経または自律神経を整え、血液の流れを良くすることができる。
【0015】
本発明によれば、形状記憶合金または比較的柔らかい金属シート、同じく金属ストリップ、金属線等により、座る者の体型に近づけ、長時間座っていても、疲労がない優れた座席シートとすることができる。
【0016】
本発明によれば、突起部の部材または形状により、ツボの刺激、血行の促進等長時間座っていても、疲労がないだけでなく、健康に良い座席シートとすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
(第1発明)
第1発明の座席シートは、自動車用の座席または仕事用の高級椅子に最適であり、クッション性を備えたシートおよび背もたれから少なくとも構成されている。磁石は、前記シートおよび背もたれの一方の全面に、互いに反する磁極がほぼ等間隔で配置されて、合成樹脂性シート等に埋め込まれており、座る者の臀部および背部における血行を良くする。前記シートおよび背もたれは、装飾性のある表皮、たとえば、皮または合成樹脂製繊維、合成樹脂等により覆われているとともに、その内部にクッション性のある部材によって覆われている。
【0018】
突起部は、前記シートおよび背もたれの一方の全面で、前記磁石の間に所定間隔で配置されているとともに、埋め込まれ、または外部から装着されており、座る者の臀部および背部におけるツボに適度の刺激を与え、血行を良くするだけでなく、疲労回復になる。前記磁石および突起部は、シートおよび背もたれの内部における浅い部分に設けられている。前記突起部は、ツボを刺激する形状にするだけでなく、トルマリン等血行を良くする物質に代えることも可能である。前記シートおよび背もたれには、通気孔が設けられており、前記臀部および背部の通気性を良好にしている。
【0019】
なお、本発明でいう「座席シート」は、自動車の座席、椅子、ソファー等、人が腰掛けるに快適なものに適用される。また、本発明でいう「シート」は、座った場合に臀部が当たる部分をいう、本発明でいう「背もたれ」は、前記座席シートに人が座った場合、背中が当たる部分をいう。
【0020】
(第2発明)
第2発明の座席シートは、前記シートおよび背もたれの表面近傍に複数本の帯状形状記憶合金が埋設されている点で、第1発明と構成が異なっている。前記帯状形状記憶合金は、予め使用者の体型を計ることにより、長時間座っていても疲れないような形状に予め成形することができ、前記磁石および突起部と合わせて長時間使用していても疲労することなく、健康に良い座席シートとなる。前記座席シートは、第1発明と同様に、通気孔を設けることにより、臀部および背部の通気性を良くしている。
【0021】
(第3発明)
第3発明の座席シートにおいて、第2発明の帯状形状記憶合金は、使用者の体型に合わせる形状に成形するとともに、所定間隔に配置された突起部が設けられている。前記帯状形状記憶合金に設けられた突起部は、使用者の体型に合わせる際に、突起の大きさまたは高さも調節することができ、長時間座っていても、快適な座席シートとなる。
【0022】
(第4発明)
第4発明の座席シートにおいて、第2発明の帯状形状記憶合金は、形状を使用者の体型に合わせる前に、所定間隔で開口部を設ける。合成樹脂性突起物は、前記帯状形状記憶合金の開口部に嵌合される。前記合成樹脂性突起物は、大きさおよび形状を使用者の好みに合わせることが容易にできる。
【0023】
(第5発明)
第5発明の座席シートは、形状記憶合金の代わりにアルミニウム、銅、これらの合金の少なくとも一つから構成されている金属シートが基材になっている。また、前記金属シートには、臀部および背部に対する通気性を良くする通気孔が設けられている。前記形状記憶合金が高価であるのに対して、前記アルミニウム、銅、これらの合金は、安価であり、繰り返し座ることにより、自然と使用者の体型にあった形状に変形する。磁石および突起の配置は、前記第1発明から第4発明とほぼ同じにする。
【0024】
(第6発明)
第6発明の座席シートにおいて、前記金属シートは、多数の開口部が縦横に整列されて設けられている。前記磁石または突起部は、前記金属シートの開口部まはた平面部に設けられている。前記金属シートは、磁石および突起のある部分および無い部分における全体が使用者の体型に合うようになる。また、前記金属シートは、開口部が設けられているため、別に、通気孔を設ける必要がない。
【0025】
(第7発明)
第7発明の座席シートは、前記金属シートの代わりにアルミニウム、銅、これらの合金の少なくとも一つからなる金属線または金属ストリップが編み込まれ、前記シートおよび背もたれの表面近傍に埋設されている。前記編み込まれた網状部材は、その開口部または上部に極性を左右上下によって異なるように配置された磁石が取り付けられている。また、突起部は、前記網状部材の開口部または網状部材上に取り付けられている。さらに、前記金属線または金属ストリップは、編み込んでいるため、通気孔を設けることなく、通気性を良好にすることができる。
【0026】
(第8発明)
第8発明の座席シートは、金属線または金属ストリップを編み込む際に凸部が成形されるようにして、突起部の代わりにする。磁石を設ける場合は、凹部の部分に取り付ける。前記座席シートは、使用者が繰り返して使用する内に、自然と体型に合うでけでなく、血行を良くして、健康を増進させることができる。
【0027】
(第9発明)
第9発明の座席シートは、磁石、突起部、金属シート、金属ストリップ、金属線、網状部材の少なくとも一方の側にシート部材を設けている。前記シート部材は、厚さと柔軟性により、適度のクッション性を与えることができる。
【実施例1】
【0028】
図1(イ)および(ロ)は本発明の第1実施例である座席シートを説明するための概略図である。図2は本発明の第1実施例である座席シートの側面図である。図3(イ)および(ロ)は本発明の第1実施例である座席シートにおける図1(イ)のA−A、B−B断面図である。図1(イ)および(ロ)と図2、図3(イ)および(ロ)において、座席シート11は、シート12と、背もたれ13と、首当て14とから少なくとも構成されている。
【0029】
前記シート12は、ほぼ中央部にたとえば、合成樹脂性シート15が設けられており、前記合成樹脂性シート15の全面に、磁石121が互いに反する磁極をほぼ等間隔になるように配置されている。また、突起部122は、前記磁石121の間に所定の間隔で配置されている。さらに、通気孔123は、前記磁石121と突起部122との間に設けられている。
【0030】
前記背もたれ13は、シート12より、やや長めであり、ほぼ中央部にたとえば、合成樹脂性シート16が設けられており、前記合成樹脂性シート16の全面に、磁石131が互いに反する磁極をほぼ等間隔になるように配置されている。また、突起部132は、前記磁石131の間に所定の間隔で配置されている。さらに、通気孔133は、前記磁石134と突起部132との間に設けられている。前記合成樹脂性シート15、16は、各種公知または周知の部材に変えることができる。また、前記磁石121、131および突起部122、132は、形状および取り付けに、任意部材または接着剤等を使用することができる。
【0031】
前記シート12において、前記磁石121は、たとえば、直径が20mm、厚さが3mmで、図示のごとく数が4×4個とした。また、前記突起部122は、たとえば、直径が25mm、厚さが5mmで、図示のごとく数が3×5個とした。前記背もたれ13において、前記磁石131は、たとえば、直径が20mm、厚さが3mmで、図示のごとく数が7×4個とした。また、前記突起部132は、たとえば、直径が25mm、厚さが5mmで、図示のごとく数が6×5個とした。
【0032】
また、前記磁石121、131は、たとえば、800ガウスのものを埋め込むようにして設けた。前記通気孔123、133は、直径が5mmで前記合成樹脂性シート15、16を貫通するものである。前記各部の寸法は、一例であって、任意に変更することができる。
【実施例2】
【0033】
図4は本発明の第2実施例である座席シートにおけるシートまたは背もたれを説明するための概略図である。図4において、シートまたは背もたれ12(13)は、形状記憶合金45に開口部453が等間隔で多数設けられている。磁石451は、第1実施例とほぼ同じように設けられている。また、突起部452は、第1実施例とほぼ同じように設けられている。前記開口部453は、第1実施例における通気孔と同じ役目を果たす。
【0034】
前記形状記憶合金45は、予め体型の型をとっておき、加熱して前記型と同じに加工する。前記のように加工された形状記憶合金45は、運転中に体を動かすことにより、ある程度変形するが元の形に戻るため、運転が容易であるだけでなく、疲労が少ない。アルミニウムまたは銅、あるいは、これらの合金からなる部材は、前記形状記憶合金45の代わりであり、程よい厚さに加工することにより、使用する回数が増加するにしたがい、使用者の体型に合わさるようなものに変えることが可能である。
【実施例3】
【0035】
図5(イ)は本発明の第3実施例である座席シートにおけるシートまたは背もたれを説明するための概略図、(ロ)は(イ)におけるC−C断面図である。図5(イ)および(ロ)において、ストリップ状形状記憶合金(またはアルミニウムまたは銅、あるいはこれらの合金)554は、合成樹脂性シート55に設けられるとともに、その上に突起部552が設けられている。前記ストリップ状形状記憶合金554は、所定の等間隔で配置され、その間に、磁石551が互いに反する磁極となるように等間隔で配置されている。また、通気孔553は、前記磁石551の間に設けられているとともに、前記合成樹脂性シート55を貫通する点で、第1実施例と同じである。
【実施例4】
【0036】
図6は本発明の第4実施例で、ストリップ状金属シートを編み込んだ座席シートにおけるシートまたは背もたれを説明するための概略図である。図6において、アルミニウムまたは銅、あるいは、これらの合金からなるストリップ状金属部材61、61′は、互い違いに編み込まれる。前記磁石651および突起部652は、前記ストリップ状金属部材61、61′の開口部653または交差部の全面に接着剤等によって固定される。
【実施例5】
【0037】
図7は本発明の第5実施例で、金属製線部材を編み込んだ座席シートにおけるシートまたは背もたれを説明するための概略図である。図7において、アルミニウムまたは銅、あるいは、これらの合金からなる金属製線部材71、71′は、互い違いに編み込まれる。前記磁石751および突起部752は、前記金属製線部材71、71′の開口部753または交差部の全面に接着剤等によって固定される。
【実施例6】
【0038】
図8は本発明の第6実施例で、金属製線部材を編み込んだ座席シートにおける他のシートまたは背もたれを説明するための概略図である。図8において、アルミニウムまたは銅、あるいは、これらの合金からなる金属製線部材81、81′は、たとえば、一方の強度を高くするとともに、互い違いに編み込む際に、線状突起852を設ける。磁石851は、前記金属製線部材81、81′の開口部853または交差部に接着剤等によって全面に設けられる。
【0039】
実施例4から実施例6に記載されたシートまたは背もたれは、通気性に優れているだけでなく、磁石による血液の循環、突起部によるツボの刺激も良好であると同時に、使用者の体型に徐々に合うようになる。
【0040】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。そして、本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。たとえば、本実施例における合成樹脂性シート、形状記憶合金、金属シート、金属線部材等の材質は、公知または周知である本発明の目的および効果に沿った部材を選択することができる。前記形状記憶合金、金属シート、金属線部材等の材質は、必要に応じて、代えることができる。また、シートおよび背もたれの形状は、座席シートとして目的に合った形状に設計変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】(イ)および(ロ)は本発明の第1実施例である座席シートを説明するための概略図である。(実施例1)
【図2】本発明の第1実施例である座席シートの側面図である。
【図3】(イ)および(ロ)は本発明の第1実施例である座席シートにおける図1(イ)のA−A、B−B断面図である。
【図4】本発明の第2実施例である座席シートにおけるシートまたは背もたれを説明するための概略図である。(実施例2)
【図5】(イ)は本発明の第3実施例である座席シートにおけるシートまたは背もたれを説明するための概略図、(ロ)は(イ)おけるC−C断面図である。(実施例3)
【図6】本発明の第4実施例で、ストリップ状金属シートを編み込んだ座席シートにおけるシートまたは背4たれを説明するための概略図である。(実施例4)
【図7】本発明の第5実施例で、金属製線部材を編み込んだ座席シートにおけるシートまたは背もたれを説明するための概略図である。(実施例5)
【図8】本発明の第6実施例で、金属製線部材を編み込んだ座席シートにおける他のシートまたは背もたれを説明するための概略図である。(実施例6)
【符号の説明】
【0042】
11・・・座席シート
12・・・シート
121・・磁石
122・・突起部
123・・通気孔
13・・・背もたれ
131・・磁石
132・・突起部
133・・通気孔
15(16)・・・合成樹脂性シート
45・・・形状記憶合金
451・・磁石
452・・突起部
453・・開口部
55・・・合成樹脂性シート
551・・磁石
552・・突起部
553・・通気孔
554・・ストリップ状形状記憶合金
61、61′・・・ストリップ状金属部材
651・・磁石
652・・突起部
653・・開口部
71、71′・・・金属製線部材
751・・磁石
752・・突起部
753・・開口部
81、81′・・・金属製線部材
851・・磁石
852・・線状突起部
853・・開口部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クッション性を備えたシートおよび背もたれから少なくとも構成される座席シートにおいて、
前記シートおよび背もたれの一方の全面に、互いに反する磁極が等間隔で配置されている磁石と、
前記磁石の間に所定の間隔で配置された突起部と、
前記磁石と突起部との間に設けられた通気孔と、
を備えていることを特徴とする座席シート。
【請求項2】
クッション性を備えたシートおよび背もたれから少なくとも構成される座席シートにおいて、
前記シートおよび背もたれの表面近傍に埋設されている複数本の帯状形状記憶合金と、
前記シートおよび背もたれの一方の全面に、互いに反する磁極が等間隔で配置されている磁石と、
前記磁石の間に所定の間隔で配置された突起部と、
前記磁石と突起部との間に設けられた通気孔と、
を備えていることを特徴とする座席シート。
【請求項3】
前記帯状形状記憶合金は、所定間隔で突起部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載された座席シート。
【請求項4】
前記形状記憶合金は、板状であるとともに、所定間隔で開口部が設けられ、前記開口部に合成樹脂性突起物が嵌合されていることを特徴とする請求項2に記載された座席シート。
【請求項5】
クッション性を備えたシートおよび背もたれから少なくとも構成される座席シートにおいて、
前記シートおよび背もたれの表面近傍に埋設されているアルミニウム、銅、これらの合金の少なくとも一つからなる金属シートと、
前記シートおよび背もたれの一方の全面に、前記金属シート上に取り付けられ、極性を左右上下によって異なるように配置した磁石と、
前記金属シート上に取り付けられ、前記磁石の間に所定の間隔で配置された突起部と、
前記金属シート、磁石、突起部の少なくとも一方の側に設けられたシート部材と、
前記磁石と突起部との間に設けられた通気孔と、
から少なくとも構成されていることを特徴とする座席シート。
【請求項6】
前記金属シートは、開口部が設けられており、前記磁石または突起部が前記開口部まはた平面部に設けられていることを特徴とする請求項5に記載された座席シート。
【請求項7】
クッション性を備えたシートおよび背もたれから少なくとも構成される座席シートにおいて、
前記シートおよび背もたれの表面近傍に埋設されているアルミニウム、銅、これらの合金の少なくとも一つからなる金属線または金属ストリップを編み込んだ網状部材と、
前記シートおよび背もたれの一方の全面に、前記網状部材の開口部または上部に取り付けられ、極性を左右上下によって異なるように配置した磁石と、
前記網状部材の開口部または網状部材上に取り付けられ、前記磁石の間に配置された突起部と、
から少なくとも構成されていることを特徴とする座席シート。
【請求項8】
クッション性を備えたシートおよび背もたれから少なくとも構成される座席シートにおいて、
前記シートおよび背もたれの表面近傍に埋設されているアルミニウム、銅、これらの合金の少なくとも一つからなる金属線または金属ストリップを編み込んで交差部に突起が成形されている網状部材と、
前記網状部材の開口部または上部に取り付けられ、極性を左右上下によって異なるように配置した磁石と、
から少なくとも構成されていることを特徴とする座席シート。
【請求項9】
前記網状部材または金属シートの少なくとも一方の側には、シート部材が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載された座席シート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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