説明

建設機械

【課題】オイルクーラ用冷却ファンの吐き出し風による運転室の温度上昇を抑える。
【解決手段】走行体1と、走行体1上に旋回可能に設けられた旋回体2と、旋回体2に搭載された運転室5と、旋回体2上に形成されたエンジン室4と、エンジン室4外の旋回体上に立設されたオイルクーラ21と、オイルクーラ21に対向して配置され、オイルクーラ21を通過して吸い込んだ冷却風を旋回体2の上方空間に向けて吐き出す冷却ファン22と、旋回体上の運転室5への冷却風の流れを抑制するように、冷却ファン22から吐き出される冷却風の流れ方向を変更するダクト30とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧ショベル等の建設機械に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、油圧ショベル等の建設機械にはオイルクーラやラジエータなどの熱交換機が搭載され、これら熱交換機に冷却ファンの回転によって冷却風を供給し、冷却風との熱交換によりエンジン冷却水や作動油を冷却するようにしている。例えば特許文献1記載の建設機械では、エンジン室内にオイルクーラとラジエータを互いに対向して配設し、冷却ファンの回転によりオイルクーラとラジエータに外気を供給するようにしている。
【0003】
【特許文献1】特開2001−140647号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば車体重量が100tを超えるような大型の建設機械では、十分な冷却性能を確保するために、オイルクーラ用冷却ファンとラジエータ用冷却ファンを別々に設け、各冷却ファンの回転によりオイルクーラとラジエータにそれぞれ冷却風を供給する。この場合、レイアウト上の制約からオイルクーラ用冷却ファンがエンジン室の外側、例えばエンジン室と運転室の間に配置される。
【0005】
しかしながら、エンジン室と運転室の間にオイルクーラ用冷却ファンを配置すると、オイルクーラを通過した高温の空気が運転室に向かって流れ、運転室内の温度が上昇して、運転室内のオペレータの快適性が損なわれるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による建設機械は、走行体と、走行体上に旋回可能に設けられた旋回体と、旋回体に搭載された運転室と、旋回体上に形成されたエンジン室と、エンジン室外の旋回体上に立設された熱交換機と、熱交換機に対向して配置され、熱交換機を通過して吸い込んだ冷却風を旋回体の上方空間に向けて吐き出す冷却ファンと、旋回体上の所定部位への冷却風の流れを抑制するように、冷却ファンから吐き出される冷却風の流れ方向を変更する風向変更手段とを備えることを特徴とする。
冷却ファンの吐き出し側に面して設けられた風向変更用の板部材と、板部材を熱交換機から支持する支持部材とにより風向変更手段を構成することもできる。
この場合、板部材を、冷却ファンの吐き出し側に面した一部の領域のみに設けることもできる。
旋回体上の左右一端部にオイルクーラを立設し、オイルクーラの左右内側にオイルクーラ用冷却ファンを配置するとともに、さらに旋回体上のオイルクーラの後方にラジエータを配置し、ラジエータの左右内側かつエンジン室内にラジエータに対向してラジエータ用冷却ファンを配置することもできる。
オイルクーラ用冷却ファンの左右側方に歩行用通路を形成し、この通路の前方かつ旋回体上の左右他端部に作動油タンクを配置するとともに、この作動油タンクの前方に運転室を配置し、さらに通路の前方かつ作動油タンクの左右側方に油の流れを制御するバルブユニットを配置することもできる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、風向変更手段により、冷却ファンから吐き出される冷却風の流れ方向を変更するようにしたので、熱交換機を通過した高温の空気が旋回体上の所定部位へ流れることを抑制することができ、運転室等の温度上昇を防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図1〜図8を参照して本発明による建設機械の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る建設機械の一例である油圧ショベルの斜視図であり、図2〜4はそれぞれ油圧ショベルの正面図、左側面図、右側面図である。なお、以下では図1〜4に示すように油圧ショベルの前後左右方向を定義し、この定義にしたがって各部の配置を説明する。
【0009】
図示の油圧ショベルは、例えば車体重量が100tを超える大型の油圧ショベルであり、走行体1と、走行体1に対して旋回可能な旋回体2とを備える。旋回体2の前部には、作業装置取付用ブラケット3が設けられ、旋回体2の後端部にカウンタウエイト4が取り付けられている。図示は省略するが、作業装置は回動可能なブーム、アーム、バケット等からなり、運転室内での操作により作業装置が駆動され、掘削作業などが行われる。
【0010】
ブラケット3の左側には運転室5が設けられ、運転室5の後方には周囲がカバーによって覆われたエンジン室6が形成されている。運転室5の後方には作動油タンク7が設置され、作動油タンク7とエンジン室6の間には左右方向にメンテナンス用の歩行通路8aが形成されている。通路8aの左端には通路出入口用のドア9が設けられ、右端にはオイルクーラ21と冷却ファン22が配置されている。
【0011】
オイルクーラ21の前方には燃料タンク10が設置されている。燃料タンク10と運転室5の間には、通路8aよりも高所に、前後方向にメンテナンス用の歩行通路8bが形成され、通路8aの前方および通路8bの下方には、作動油の流れを制御する各種バルブ(バルブ群11)やバルブ群11に接続された油圧配管等が配置されている。
【0012】
図5は旋回体2の構成を概略的に示す平面図である。エンジン室6内には左右方向に向けてエンジン12が配置されている。エンジン12の右側には冷却ファン13が配置され、エンジン12の左側には油圧ポンプ14が配置されている。冷却ファン13と油圧ポンプ14は、それぞれエンジン12により駆動される。エンジン12の右側方には冷却ファン13に面してラジエータ15が配置されている。冷却ファン13は、吸い込み式の軸流型冷却ファンである。図4に示すように、ラジエータ15の右側のカバー16には空気取り込み口16aが開口され、冷却ファン13の回転により空気取り込み口16aを介して外気が吸い込まれ、ラジエータ15に供給可能となっている。
【0013】
ラジエータ15の前方にはオイルクーラ21が配置され、オイルクーラ21の右側にはオイルクーラ21に面して冷却ファン22が配置されている。冷却ファン22は、吸い込み式の軸流型冷却ファンであり、油圧モータ24(図6)により駆動される。冷却ファン22はエンジン室6の外側に配設され、冷却ファン22の吐き出し側(左側)は通路8aの上方空間に面している。図4に示すようにオイルクーラ21の右側のカバー16には空気取り込み口16bが開口され、冷却ファン22の回転により空気取り込み口16bを介して外気が吸い込まれ、オイルクーラ21に供給可能となっている。なお、図5に示すように通路8aの前方かつ通路8bの左側にはセンタージョイント17が設けられ、バルブ群11はセンタージョイント17の近傍に配置されている。
【0014】
このように構成された冷却装置は以下のように動作する。エンジン12の駆動によりエンジン室6内の冷却ファン13が回転すると、カバー16の空気取り込み口16aを介し外気が吸い込まれる。吸い込まれた外気は冷却空気としてラジエータ15を通過し、ラジエータ15でエンジン冷却水と熱交換する。これによりエンジン冷却水が冷却され、冷却空気は加熱される。ラジエータ通過後の冷却空気は、エンジン室内を通り、エンジン室6のカバー(例えば上面のカバー)に設けられた図示しない排気口を介して外部に排出される。
【0015】
一方、油圧モータ24の駆動によりエンジン室6の前側の冷却ファン22が回転すると、カバー16の空気取り込み口16bを介し外気が吸い込まれる。吸い込まれた外気は冷却空気としてオイルクーラ21を通過し、オイルクーラ21で作動油と熱交換する。これにより作動油が冷却され、冷却空気は加熱される。オイルクーラ通過後の冷却空気は、通路8aおよびバルブ群11の上方空間に吐き出される。
【0016】
以上の構成では、ラジエータ15に冷却風を供給する冷却ファン13とオイルクーラ21に冷却風を供給する冷却ファン22が別々に設けられている。このため比較的低温の冷却空気がラジエータ15およびオイルクーラ21を通過するので、熱交換機の冷却性能が高く、エンジン冷却水および作動油を十分に冷却することができる。
【0017】
とくに、冷却ファン22はエンジン室6の外側に設けられているので、エンジン室6が大型化することなく、センタージョイント17の近傍にバルブ群11を配置するとともに、メンテナンス用の通路8a,8bを容易に形成できる。また、冷却ファン22の吐き出し側は通路8aおよびバルブ群11の上方空間に面しているので、冷却ファン22の吐き出し側の空気抵抗が小さく、作動油を効率よく冷却できる。冷却ファン22を吸い込み式としているので、カバー16の右側には高温の空気が吹き出されず、空気取入口16aから高温の空気が吸い込まれることを防止できる。作動油タンク7を運転室5の後方に配置したので、油圧ポンプ14とタンク7およびバルブ群11とタンク7の距離を短くすることができ、配管の接続も容易である。
【0018】
上述した構成では、オイルクーラ21を通過して昇温した空気が通路8aおよびバルブ群11の上方空間に吹き出される。このため、図5に矢印で示すように冷却ファン22から吐き出された高温空気の一部が作動油タンク7と運転室5に向けて流れる。その結果、運転室内が温度上昇し、高温の作業環境の下で作業を行っている場合、運転室内のオペレータの快適性が著しく損なわれる。また、冷却ファン22を通過して加熱された高温空気が作動油タンク7に向けて流れると、作動油の温度上昇を招くおそれもある。そこで、本実施の形態では、以下に述べるように冷却ファン22の吐き出し側にダクト30を設け、冷却ファン22からの空気の吐き出し方向を変更する。
【0019】
図6は、冷却ファン22を左斜め前方から見た斜視図である。オイルクーラ21の左側面にはブラケット25が取り付けられている。ブラケット25は、冷却ファン22に面して上下方向に延在する平板26と、平板26の上端部および下端部に略直角に設けられた上板27および下板28とを一体にしてなり、上板27および下板28は冷却ファン22の上方および下方にて、それぞれボルトによってオイルクーラ21の左側面に固定されている。平板26の中央には油圧モータ24が取り付けられ、油圧モータ24の出力軸に冷却ファン22の回転軸が連結されて、冷却ファン22が回転可能に支持されている。なお、平板26には、冷却ファン22から吐き出された空気が通過するように通風孔26aが開口されている。
【0020】
冷却ファン22の左側(空気吐き出し側)には、オイルクーラ21の高さ方向中央(油圧モータ24の位置)よりも上方かつブラケット25の前側にダクト30が設けられている。ダクト30は左右一対の支持プレート31,32と支持プレート31,32の間に架設された複数(図では4枚)の風向変更板33とを有する。支持プレート31は、オイルクーラ21の左面の前端部にボルトで固定され、支持プレート32は平板26の前側面にボルトで固定されている。支持プレート31には、通風孔31aが開口されている。
【0021】
図7は、風向変更板33の形状を示す図6のVII-VII線断面図である。風向変更板33は、それぞれ右側から左側にかけて、すなわち冷却空気の流れ方向にかけて上方に折り曲げられている。これにより冷却ファン22から吐き出された空気の一部は、風向変更板33に沿って斜め上方に流れ、高温の吹出風が運転室5や作動油タンク7に向けて流れることを抑制できる。
【0022】
本実施の形態では、冷却ファン22の左側(空気吐き出し側)の一部の領域のみにダクト30を設けているが、この理由を説明する。図8は冷却ファン22を左側方から見た図である。図5,8に示すように、本実施の形態では冷却ファン22の左側には、前後方向に向けて略水平に通路8bが形成され、通路8bの高さは油圧モータ24の取付部の高さとほぼ等しい。また、通路8bの左側のバルブ類11の上端部は、その後方の通路8aよりも上方に突出しており、冷却ファン22と運転室5および作動油タンク7との間には、通路8bとバルブ類11が吹出風の障害物となって存在している。
【0023】
このため、冷却ファン22の中央よりも下側の領域から吹き出される空気は、運転室5に流れないので、冷却ファン22の中央よりも上側の領域のみにダクト30を設けている。また、運転室5は冷却ファン22よりも前側に配置され、ブラケット25の中央よりも後側の領域から吹き出された空気は運転室5に流れないので、ブラケット25の中央よりも前側の領域のみにダクト30を設けている。これにより冷却風の通気抵抗を最小限に抑えることができ、運転室5の温度上昇を効率よく抑えることができる。
【0024】
本実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)冷却ファン22の吐き出し側にダクト30を設けたので、オイルクーラ21を通過した高温の空気が運転室側に向けて流れるのを防ぐことができる。その結果、運転室5の温度上昇を抑制し、オペレータの快適性が高まる。
(2)風向変更板33と支持プレート31,32とによりダクト30を構成したので、既存の冷却ファン22にもダクト30を容易に取付可能である。
(3)冷却ファン22の吐き出し側の一部の領域のみ、つまり運転室側に冷却空気が流れるような領域のみにダクト30を設けるようにしたので、吹出風の圧力損失が小さく、効率的に運転室5の温度上昇を抑えることができる。
(4)オイルクーラ21とラジエータ15を前後方向に隣接して配置するとともに、オイルクーラ用の冷却ファン22とラジエータ用の冷却ファン13をそれぞれ吸い込み式冷却ファンとしたので、オイルクーラ21とラジエータ15に低温の外気を供給することができ、エンジン冷却水と作動油を効率よく冷却できる。
(5)オイルクーラ21の前方、つまり旋回体2の右端部に燃料タンク10を配置するとともに、運転室5の後方、つまり旋回体2の左端部に作動油タンク7を配置し、さらに通路8aの前方かつ作動油タンク7の右方にバルブ群11を配置するので、作動油タンク7と油圧ポンプ14、バルブ群11との距離を短くすることができ、配管の接続が容易である。
【0025】
なお、上記実施の形態では、板部材としての風向変更板33と支持部材としての支持プレート31,32によりダクト30を構成し、冷却ファン21の吐き出し側にダクト30を設けて吐き出し風の向きを変更するようにしたが、風向変更手段の構成はこれに限らない。冷却ファン21の吐き出し側の一部の領域にダクト30を設けるようにしたが、吐き出し側の全領域にダクト30を設けることもできる。
【0026】
上記実施の形態では、ダクト30により運転室5への冷却風の流れを抑制するようにしたが、旋回体上の他の部位への冷却風の流れを抑制するように風向変更手段を構成してもよい。冷却ファン21の左側方に通路8aを形成するとともに、通路8aの前方に作動油タンク7と運転室5を配置しが、旋回体上の各部品の配置は上述したものに限らない。冷却空気の吐き出し方向に、運転室5や作動油タンク7以外に高温となることが好ましくない他の部品を配置した場合、他の部品への冷却空気の吐き出しを抑制するように風向変更手段を構成すればよい。
【0027】
上記実施の形態では、オイルクーラ用の冷却ファン21の吐き出し方向をダクト30により変更したが、他の熱交換機の吐き出し方向も同様に変更することができる。以上では、油圧ショベルに適用する例について説明したが、本発明は他の建設機械にも同様に適用することができる。すなわち、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態のカウンタウエイトの取付装置に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本実施の形態に係る油圧ショベルの斜視図。
【図2】本実施の形態に係る油圧ショベルの正面図。
【図3】本実施の形態に係る油圧ショベルの左側面図。
【図4】本実施の形態に係る油圧ショベルの右側面図。
【図5】旋回体の構成を概略的に示す平面図。
【図6】旋回体に搭載されたオイルクーラ用冷却ファンの斜視図。
【図7】図6のVII-VII線断面図。
【図8】冷却ファンを左側方から見た図。
【符号の説明】
【0029】
1 走行体
2 旋回体
4 エンジン室
5 運転室
7 作動油タンク
8a,8b 通路
10 燃料タンク
13 冷却ファン
15 ラジエータ
21 オイルクーラ
22 冷却ファン
30 ダクト
31,32 支持プレート
33 風向変更板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行体と、
前記走行体上に旋回可能に設けられた旋回体と、
前記旋回体に搭載された運転室と、
前記旋回体上に形成されたエンジン室と、
前記エンジン室外の前記旋回体上に立設された熱交換機と、
前記熱交換機に対向して配置され、前記熱交換機を通過して吸い込んだ冷却風を前記旋回体の上方空間に向けて吐き出す冷却ファンと、
前記旋回体上の所定部位への冷却風の流れを抑制するように、前記冷却ファンから吐き出される冷却風の流れ方向を変更する風向変更手段とを備えることを特徴とする建設機械。
【請求項2】
請求項1に記載の建設機械において、
前記風向変更手段は、
前記冷却ファンの吐き出し側に面して設けられた風向変更用の板部材と、
前記板部材を前記熱交換機から支持する支持部材とを有することを特徴とする建設機械。
【請求項3】
請求項2に記載の建設機械において、
前記板部材は、前記冷却ファンの吐き出し側に面した一部の領域のみに設けられることを特徴とする建設機械。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか1項に記載の建設機械において、
前記熱交換機は、前記旋回体上の左右一端部に立設されたオイルクーラであり、前記冷却ファンは、このオイルクーラの左右内側に配置されたオイルクーラ用冷却ファンであって、
さらに前記旋回体上の前記オイルクーラの後方にはラジエータが配置され、前記ラジエータの左右内側かつ前記エンジン室内には前記ラジエータに対向してラジエータ用冷却ファンが配置されていることを特徴とする建設機械。
【請求項5】
請求項4に記載の建設機械において、
前記オイルクーラ用冷却ファンの左右側方には歩行用通路が形成され、この通路の前方かつ前記旋回体上の左右他端部に作動油タンクが配置されるとともに、この作動油タンクの前方に前記運転室が配置され、
さらに前記通路の前方かつ前記作動油タンクの左右側方には、油の流れを制御するバルブユニットが配置されていることを特徴とする建設機械。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−296615(P2008−296615A)
【公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−141711(P2007−141711)
【出願日】平成19年5月29日(2007.5.29)
【出願人】(000005522)日立建機株式会社 (2,611)
【Fターム(参考)】