説明

張力発生装置

【課題】ワイヤロープの乱巻を防止するための張力発生装置において、油漏れのおそれがなく、クレーン使用時間に拘わらずワイヤロープに適度な張力を付与する。
【解決手段】この張力発生装置30は、ワイヤロープ12を案内する一対のローラ34の間に設けたシュー33と、このシュー33に対向配置されたシーブ35が先端に設けられた揺動レバー38とを有する。そして、揺動レバー38は、クレーンの無負荷時においては、スプリング36の付勢力がワイヤロープ12に加わる張力よりも強いことによって、シーブ35の外環とシュー33とを直接当接させることでワイヤロープ12の弛緩を抑止し、クレーンの負荷時においては、ワイヤロープ12に加わる張力がスプリング36の付勢力よりも強いことによって、シーブ35をシュー33から離隔させるように揺動される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クレーンのウインチドラムに巻回されたワイヤロープの乱巻を防止するための張力発生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ウインチのワイヤロープの乱巻とは、巻上げ作動の際に何らかの原因でワイヤロープの張力が一瞬緩められる現象が発生し、ウインチドラムに巻かれるワイヤロープの谷部にズレが生じ、そのズレによりドラムの上層側に巻き付けられるワイヤロープ同士が食い込んだり、ウインチドラムから外れたりすることにより、正常な巻き付けが行われないことをいう。
【0003】
ここで、特許文献1に記載の「張力発生滑車」では、ブーム先端の中空トップシーブの内部に油を充填させ、流体抵抗を発生させるための羽根車を、シーブの外筐に内蔵させることで、ワイヤロープに適度な張力を付与している。これにより、同文献記載の技術によれば、吊荷の軽重に係らず、ウインチのドラムにきつくワイヤロープを巻付けさせることが可能となり、乱巻の発生やワイヤロープの損傷を防止することができるとある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−2376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ブーム先端の中空トップシーブの内部に油を充填させ、流体抵抗を発生させるための羽根車を、シーブの外筐に内蔵させるといった複雑な構造なので、シーブ自体の機密性の確保が困難であり、油漏れのおそれがある。
また、シーブ内部の油の粘度は油温の変化によって一定でないから、クレーン使用時間が長くなると、内部の油が熱を帯びて粘度が低くなる。そのため、クレーン使用時間が長くなるほど、張力が弱くなる傾向があるという問題が生じる。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、油漏れのおそれがなく、クレーン使用時間に拘わらずワイヤロープに適度な張力を付与することができる張力発生装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明は、クレーンのウインチドラムに巻回されたワイヤロープの乱巻を防止するための張力発生装置であって、ブーム先端部に設けられたブラケットと、該ブラケットに設けられて、ブームの先端下面からフックに掛けられるワイヤロープを案内する一対の案内ローラと、該一対の案内ローラ同士の間の位置に設けられたシューと、該シューに対してワイヤロープを挟んで対向配置された押付けローラが先端に設けられた揺動レバーと、該揺動レバーを前記シュー側に向けて常時付勢するスプリングとを有し、前記揺動レバーは、クレーンの無負荷時においては、前記スプリングの付勢力がワイヤロープに加わる張力よりも強いことによって、前記押付けローラと前記シューとの挟持によってワイヤロープの弛緩を抑止し、クレーンの負荷時においては、ワイヤロープに加わる張力が前記スプリングの付勢力よりも強いことによって、前記押し付けローラを前記シューから離隔させるように揺動されることを特徴とする。
【0007】
ここで、前記ブラケットは、その基端部が、ブーム先端部のシーブと同軸に軸支され、当該軸まわりに自在に回動可能に設けられていれば、ブーム先端部にフック装置を当接させた後に、ブーム長手方向と略平行になるようにフック装置を回動させて格納する仕様であっても、張力発生装置を円滑に回動させてフック装置を格納することができる。
また、前記シューが回動可能に構成され、その軸と同軸に回生モータが取り付けられていれば、クレーンが無負荷時には、適度な抵抗を有する回生モータのシューにワイヤロープを当接することで、ウインチの巻上・巻下の作動とともに回生モータが発電する。この発電した電力は、例えばブームの先端部に設ける巻過警報機の電力等に使用することができる。
【0008】
また、前記ウインチドラムに巻回されたワイヤロープを押さえるワイヤロープ乱巻き防止手段を更に備えていれば、さらに乱巻防止の効果が高くなる。特にブームを最大に伸長したときには、ブームの先端部と、基端位置にあたるウインチドラム間でワイヤロープを抑えるものは何もない。そのため、ブームの先端部で張力を発生させ、かつウインチドラムの部分でもワイヤロープを押さえつける効果は、ワイヤロープのばたつきを抑える上で一層好適である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、揺動レバーをスプリングによってシュー側に向けて常時付勢する構成を採用したので、特許文献1に記載の技術のような油漏れのおそれがない。そして、本発明の構成は、特許文献1に記載の技術のような流体抵抗を作用機序に用いるものではなく、スプリングの付勢力によってワイヤロープに加わる張力とのバランスをとり、ワイヤロープに適度な張力を付与する構成なので、クレーン使用時間に拘わらずワイヤロープに適度な張力を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に係る張力発生装置を備える車両搭載型クレーンの一実施形態を説明する構成図である。
【図2】図1の車両搭載型クレーンのブーム先端部分の拡大図((a))であり、同図(b)は(a)の右側面図である。
【図3】本発明に係る要部を模式的に示す斜視図である。
【図4】図1の車両搭載型クレーンのブーム先端部分の拡大図であり、同図はフック装置を格納した状態を示している。
【図5】本発明に係る張力発生装置の一実施形態を説明する構成図(クレーンの無負荷時)であり、同図(a)はその正面図、(b)は(a)の右側面図である。
【図6】本発明に係る張力発生装置の一実施形態を説明する構成図(クレーンの負荷時)である。
【図7】本発明に係る張力発生装置を備える車両搭載型クレーンの負荷時の状態を説明する図である。
【図8】本発明に係る張力発生装置のシーブを説明する図であり、同図(a)はその正面図、(b)は(a)の右側面図である。
【図9】本発明に係る張力発生装置の変形例を説明する図であり、同図(a)はその正面図、(b)は(a)の右側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図1に示すように、この車両搭載型クレーン(以下、単に「クレーン」ともいう)1は、左右にアウトリガ2を備えたベース4上にコラム6が旋回用油圧モータ5の駆動により旋回自在に設けられている。そして、このコラム6の上端部には、ブーム伸縮用油圧シリンダ8の作動による伸縮およびブーム起伏用油圧シリンダ9の作動により起伏自在に枢支されたブーム7が設けられている。また、コラム6にはウインチ11がウインチ用油圧モータ10により駆動可能に設けられており、このウインチ11からブーム7の先端部7sに4本掛け仕様にワイヤロープ12を導いて、ブーム7の先端部7sのシーブ16を介して吊荷用のフック装置20のフック13にワイヤロープ12を掛回すことにより、フック装置20をブーム7の先端部7sから吊下している。なお、このクレーン1のフック装置20は、図4に示すように、フック格納時(たとえば特許第2548473号公報参照)には、ブーム7の先端部7sにフック装置20を当接させた後に、ブーム長手方向と略平行になるようにフック装置20を回動させて格納する格納装置付きの仕様である。具体的には、フック装置20が、ブーム7の先端部7sのシーブ16のピン16aを中心として、格納案内面20tに沿って回動されるようになっている。
ここで、図2および図3に拡大して示すように、このブーム7の先端部7sには、ウインチ11のウインチドラム(図3の符号11d参照)に巻回されたワイヤロープ12の乱巻を防止するための張力発生装置30が設けられている。
【0012】
以下、上記張力発生装置30について詳しく説明する。
この張力発生装置30は、図2に示すように、ブーム7の先端部7sに設けられたブラケット31を有する。このブラケット31は、図2(b)に示すように、2枚のサイドプレート32からなり、自身基端部が、その2枚のサイドプレート32でブーム7の先端部7sのシーブ16を挟むとともに、シーブ16のピン16aと同軸に軸支されており、ピン16aまわりに自在に回動可能に設けられている。
【0013】
ここで、ブラケット31の基端部で挟み込むシーブ(張力発生装置30を取り付けるシーブ)としては、本実施形態の例では、図3に斜視図を示すように、4本掛けワイヤロープの場合、ウインチ11からのワイヤロープ12が最初に掛かるシーブ16を挟みこむようにしている。これはブーム下面を通るワイヤロープ12の跳ね上がりを抑えるにあたり、ウインチ11に近い位置でワイヤロープ12の弛緩を抑える方が有効だからである。
【0014】
そして、このブラケット31の2枚のサイドプレート32の内側には、ワイヤロープ12が張設される方向に沿って設けた一対のローラ34が配置されている。この二つのローラ34は、ブーム7の先端部7s下面からフック装置20に掛けられるワイヤロープ12の案内ローラとして機能する。さらに、この一対のローラ34同士の中央の位置には、1/3円ほどの円弧状のくぼみを持つシュー33が設けられている。そして、このシュー33に対してワイヤロープ12を挟んで揺動レバー38が対向配置されている。本実施形態の例では、揺動レバー38も一対の板部材から構成されており、シーブ35は一対の揺動レバー38間に挟まれる様に取り付けられ、この揺動レバー38の先端部には、シュー33と当接させるために、外環が当接部となる小径のシーブ35が押付けローラとして回動自在に設けられている(図5(b)参照)。
【0015】
また、揺動レバー38基端部の両側には、ねじりコイルバネであるスプリング36が取り付けられている。そして、図5(a)に示すように、二つのローラ34のうち上方(ブラケット31の基端部側)のローラ34、及び揺動レバー38とスプリング36は、同軸のピン29で取り付けられている。
このスプリング36の一端は揺動レバー38の基端部に掛けられ、他端はサイドプレート32に掛けられており、このスプリング36によって、揺動レバー38先端にあるシーブ35が常にシュー33側に付勢されている。
【0016】
そして、この張力発生装置30は、ブーム先端部7sからのワイヤロープ12が、ローラ34とシーブ35の間を通り、フック装置20に至っている。より具体的には、ワイヤロープ12は、ブラケット31の基端部側のシーブ16から、上方のローラ34のブーム先端側を通り、次いで、シーブ35のシュー33側を通り、下方のローラ34のブーム先端側を抜けてフック装置20に掛かっている。
【0017】
ここで、この張力発生装置30は、揺動レバー38先端のシーブ35が、揺動レバー38とスプリング36とによってシュー33方向に付勢されている。特に、このシーブ35は、クレーンの無負荷時においては、スプリング36の付勢力がワイヤロープ12に加わる張力よりも強い設定である。これにより、シーブ35の外環部分によってシュー33を押し付けるように当接する。そのため、無負荷時においては、図5(a)に示すように、シーブ35がシュー33に当接してシーブ35の回転がロックされ、ワイヤロープ12が上下作動を行なうことによる摩擦力によって張力が発生するので、ワイヤロープの弛緩が抑止される。一方、図6に示すように、クレーンの負荷時においては、ワイヤロープ12に加わる張力がスプリング36付勢力よりも強いことによって、シーブ35をシュー33から離隔させるように揺動レバー38が揺動されるようになっている。
【0018】
次に、この張力発生装置30の作用・効果について説明する。
この張力発生装置30は、クレーンの無負荷時では、ワイヤロープ12に掛かる張力は、フック装置20の質量のみである。また、本実施例での4本掛けにおいては、各ワイヤロープ12に掛かる張力は1/4になるので、吊り上げ能力が数tになるクレーンでは、フック装置20の質量のみでは、わずかな張力にしかならない。
【0019】
よって、この場合(無負荷時)は、上述し、また、図2、図5(a)に示すように、張力発生装置30のスプリング36によって揺動レバー38上のシーブ35がシュー33に押し付けられ、シーブ35とシュー33との挟持によってワイヤロープ12の弛緩を抑止する。そのため、ウインチ10の作動に伴うワイヤロープ12の上下動による回転が抑えられ、さらに、この張力発生装置30においては、ワイヤロープ12が「略くの字状」に曲げられ、かつシーブ35が回転しないため、ワイヤロープ12の上下動時にはシーブ35とワイヤロープ12間で摩擦が生じ、これらが張力発生となる抵抗を効果的に生み出している。
【0020】
一方、図7に示すように、フック装置20に吊荷Wを吊下して負荷が発生する時には、ワイヤロープ12に吊荷Wによる張力が掛かると、ワイヤロープ12に加わる張力がスプリング36の付勢力よりも強い設定になっているため、ワイヤロープ12において、張力発生装置30のスプリング36によって曲げられていたワイヤロープ12部分は、図6に示すようにシーブ35を押し戻し、ワイヤロープ12が直線状に伸ばされる。これにより、シーブ35がシュー33から離隔されるように揺動される。したがって、シュー33で止められていたシーブ35の回動は開放され、ウインチ10の巻上・巻下に合わせて、特にワイヤロープ12に抵抗を与えることなく、何ら従来の作動と変わらない程度に作動を行わせることができる。
【0021】
さらに、この張力発生装置30は、ブラケット31基端部が、ブーム先端部7sのシーブ16のピン16aと同軸に軸支されており、ピン16aまわりに自在に回動可能に設けられているので、本実施形態のように、ブーム7の先端部7sにフック装置20を当接させた後に、ブーム長手方向と略平行になるようにフック装置20を回動させて格納する時に(図4参照)、フック装置20が、ピン16aを中心として格納案内面20tに沿って回動されるようになっている場合でも、張力発生装置30を円滑に連動回動させて格納させることができる。
【0022】
以上説明したように、この張力発生装置30によれば、揺動レバー38をスプリング36によってシュー33側に向けて常時付勢する構成を採用したので、油の流体抵抗を利用した従来技術と異なり、油漏れのおそれがなく、クレーン1の使用時間に拘わらずワイヤロープ12に適度な張力を付与することができる。また、無負荷時に弱くなるワイヤロープ12への張力を、後付けも可能な簡単な装置で発生させることができる。
【0023】
なお、本発明に係る張力発生装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、シーブ35の谷部分について特に説明をしなかったが、例えば使用するワイヤロープ12が決まっている場合であって、その使用ワイヤロープ12に変更がないときは、図8に示すように、ワイヤロープ12が直接触れる、シーブ35の谷部分35aの表面にワイヤロープ12と同じ「撚り」を表面に設けるとさらに抵抗が増すため好ましい(図8ではZ撚りのワイヤロープ12を使用したときを表している)。
【0024】
また、例えば上記実施形態では、一対のローラ34同士の中央の位置に、1/3円ほどの円弧状のくぼみを持つシュー33が設けられている例で説明したが、これに限らず、シュー33を回動可能に構成してよいし、また、このシュー33部分に回生装置を組み合わせてもよい。
具体的には、図9に示すように、シュー33を回動可能に構成し、その軸と同軸に回生モータ40を取り付ける。このような構成とすれば、クレーン1が無負荷時には、適度な抵抗を有する回生モータ40のシュー33にワイヤロープ12を当接すれば、ウインチ11の巻上・巻下の作動とともに回生モータ40が発電する。この発電した電力は、例えばブームの先端部7sに設ける巻過警報機の電力等に使用することができる。なお、この例では、押し付けローラであるシーブ35を小径のローラ35に置き換え、ワイヤロープ12をモータに押し付けやすくしている。
【0025】
また、例えば上記実施形態では、この張力発生装置30のみによってワイヤロープ12の乱巻を防止する例を説明したが、これに限らず、従来の装置として存在する、ウインチドラム11dのワイヤロープ12の乱巻防止装置との併用も可能である。つまり、ブーム下面を通るワイヤロープ12の跳ね上がりを抑えるにあたり(図3参照)、ウインチドラム11dに掛けまわされたワイヤロープ12を押さえる、ワイヤロープ乱巻き防止装置(例えば特開2006−168874号公報の「ドラムのワイヤロープ乱巻防止装置」)を併用するとさらに乱巻防止の効果が高くなる。特にブーム7を最大に伸長したときには、ブーム7の先端部7sと、基端位置にあたるウインチドラム11d間でワイヤロープ12を抑えるものは何もない。そのため、ブーム7の先端部7sで張力を発生させ、かつウインチドラム11dの部分でもワイヤロープ12を押さえつける効果は、ワイヤロープ12のばたつきを抑える上で一層好適である。
【符号の説明】
【0026】
1 車両搭載型クレーン
4 ベース
6 コラム
7 ブーム
11 ウインチ
12 ワイヤロープ
13 フック
16 シーブ
20 フック装置
30 張力発生装置
31 ブラケット
32 サイドプレート
33 シュー
34 ローラ(案内ローラ)
35 シーブ(押付けローラ)
36 スプリング
38 揺動レバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クレーンのウインチドラムに巻回されたワイヤロープの乱巻を防止するための張力発生装置であって、
ブーム先端部に設けられたブラケットと、該ブラケットに設けられて、ブームの先端下面からフックに掛けられるワイヤロープを案内する一対の案内ローラと、該一対の案内ローラ同士の間の位置に設けられたシューと、該シューに対してワイヤロープを挟んで対向配置された押付けローラが先端に設けられた揺動レバーと、該揺動レバーを前記シュー側に向けて常時付勢するスプリングとを有し、
前記揺動レバーは、クレーンの無負荷時においては、前記スプリングの付勢力がワイヤロープに加わる張力よりも強いことによって、前記押付けローラと前記シューとの挟持によってワイヤロープの弛緩を抑止し、クレーンの負荷時においては、ワイヤロープに加わる張力が前記スプリングの付勢力よりも強いことによって、前記押し付けローラを前記シューから離隔させるように揺動されることを特徴とする張力発生装置。
【請求項2】
前記ブラケットは、その基端部が、ブーム先端部のシーブと同軸に軸支され、当該軸まわりに自在に回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の張力発生装置。
【請求項3】
前記シューが回動可能に構成され、その軸と同軸に回生モータが取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の張力発生装置。
【請求項4】
前記ウインチドラムに巻回されたワイヤロープを押さえるワイヤロープ乱巻き防止手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の張力発生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−82053(P2012−82053A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−229808(P2010−229808)
【出願日】平成22年10月12日(2010.10.12)
【出願人】(506002823)古河ユニック株式会社 (54)
【Fターム(参考)】