説明

微小立体構造操作具の作製方法及びそれによって作製される微小立体構造操作具

【課題】FIB−CVDを用い、簡便に任意形状の3次元的な微小立体構造操作具を作製する微小立体構造物操作具の作製方法及びそれによって作製される微小立体構造操作具を提供する。
【解決手段】微小立体構造操作具の作製方法において、3次元CADを利用して設計した微小立体構造操作具を三次元モデルから算出した描画データに基づいて、原料ガスへの集束イオンビームの照射によるFIB−CVD法を用い、集束イオンビームの照射位置、ビームの強度、照射時間、照射間隔を制御することで任意形状のDLCブレードナイフ12,13及びニードル14を有する微小立体構造物操作具としてのナノカッターを作製する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、微小立体構造操作具の作製方法及びそれによって作製される微小立体構造操作具に係り、特に、ナノカッターとナノフィルタの作製方法及びそれによって作製される微小立体構造操作具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
微小なツールは従来、半導体製造プロセスである光または電子ビームを用いたリソグラフィによる構造形成およびドライまたはウェットエッチングを用いて作製されている。CVDを用いて微小立体構造を作製する方法としては、光(レーザ)、集束電子ビーム(FEB)、FIB(下記特許文献1〜3,非特許文献1〜2参照)を用いたものがある。また、微小対象物の一例である細胞や細胞内小器官などの操作を行うにあたって細胞膜・細胞壁を除去する手法としては、ミキサーなどを用いた機械的な手法や酵素を用いた化学的な手法等がある。また、微小対象物のフィルタリングや操作を行う手法としてはアスピレータや微小なピンセットを用いた手法や、MEMS技術等で作製した流路中で行う手法がある。
【特許文献1】特開2004−345009号公報
【特許文献2】WO2004/077536号公報
【特許文献3】WO2004/076343号公報
【非特許文献1】S.Matsui et.al,「Three−dimensional nanostructure fabrication by focused−ion−beam chemical vapor deposition」,J.Vac.Sci.Technol.B,Vol.18,No.6,Nov/Dec 2000,pp.3181−3184
【非特許文献2】T.Hoshino et.al,「Development of three−dimensional pattern−generating system for focused−ion−beam chemical−vapor deposition」 J.Vac.Sci.Technol.B,Vol.21,No.6,Nov/Dec 2003,pp.2732−2736
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これまでのツールは、半導体製造プロセスを利用して、光または電子ビームを用いたリソグラフィによるパターン形成およびドライまたはウェットエッチングにより、シリコン基板等のウエハ上に形成された2次元構造である。この従来の方法では、マイクロ、ナノ立体構造を有する高機能なツールを作製することは不可能である。
【0004】
本発明は、上記状況に鑑みて、FIB−CVDを用い、簡便に任意形状の3次元的な微小立体構造操作具を作製する微小立体構造物操作具の作製方法及びそれによって作製される微小立体構造操作具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
〔1〕微小立体構造操作具の作製方法において、3次元CADを利用して設計した微小立体構造操作具を三次元モデルから算出した描画データに基づいて、原料ガスへの集束イオンビームの照射によるFIB−CVD法を用い、集束イオンビームの照射位置、ビームの強度、照射時間、照射間隔を制御することで任意形状の微小立体構造操作具を作製することを特徴とする。
【0006】
〔2〕上記〔1〕記載の微小立体構造操作具の作製方法において、前記微小立体構造操作具がナノカッターであることを特徴とする。
【0007】
〔3〕上記〔1〕記載の微小立体構造操作具の作製方法において、前記ナノカッターはガラスキャピラリーの両側面にDLCブレードナイフと前記ガラスキャピラリーの先端に進入針を形成することを特徴とする。
【0008】
〔4〕上記〔1〕記載の微小立体構造操作具の作製方法において、前記微小立体構造操作具がナノフィルタであることを特徴とする。
【0009】
〔5〕上記〔1〕記載の微小立体構造操作具の作製方法において、前記ナノフィルタはガラスキャピラリーの先端部に設けられるリングと、このリングに掛けられる網目状のワイヤからなることを特徴とする。
【0010】
〔6〕上記〔1〕から〔5〕の何れか一項記載の微小立体構造操作具の作製方法において、前記微小立体構造操作具を前記ガス原料を多種類の材料とすることを特徴とする。
【0011】
〔7〕上記〔1〕記載の微小立体構造操作具の作製方法において、前記微小立体構造操作具をガラスキャピラリー上の任意の場所において、作製することを特徴とする。
【0012】
〔8〕上記〔1〕記載の微小立体構造操作具の作製方法において、前記微小立体構造操作具をプローブ上の任意の場所において作製することを特徴とする。
【0013】
〔9〕微小立体構造操作具であって、上記〔1〕〜〔8〕のいずれか一項記載の微小立体構造操作具の作製方法によって作製される。
【発明の効果】
【0014】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、下記のような効果を奏することができる。
【0015】
(1)FIB−CVDを用いて医療分野、生命科学分野、工学分野等のさまざまな分野において使用できる微小立体構造操作具、特に、ナノカッター及びナノフィルタ等のナノツールの作製が可能である。
【0016】
(2)FIB−CVDにより作製したナノカッター及びナノフィルタを用いれば、新規的及び高精度な微小対象物の操作・解析法の実現が可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明の微小立体構造操作具の作製方法は、3次元CADを利用して設計した微小立体構造操作具を三次元モデルから算出した描画データに基づいて、原料ガスへの集束イオンビームの照射によるFIB−CVD法を用い、集束イオンビームの照射位置、ビームの強度、照射時間、照射間隔を制御することで任意形状の微小立体構造操作具を作製する。
【実施例】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0019】
本発明者らは、フェナントレンガスを用いてDLC(Diamond Like Carbon) で構成されたナノワイングラス、コイル、ピラーなどのさまざまな立体ナノ構造をFIB−CVDにより自由に作製することをこれまでに示している(下記特許文献1〜3,非特許文献1〜2参照)。このFIBを用いた微小立体構造の形成技術は、さまざまなナノツールを作製する上で非常に有効な技術である。また、FIB−CVDの特徴から、さまざまな材料でツール構造を形成でき、さらにシリコン基板上、AFMのカンチレバー上、ガラスキャピラリー上等の至る所でのツール構造形成が可能である。
【0020】
以下で述べる一連のナノツールは、FIB−CVDにより作製したツールである。その作製原理模式図を図1として示す。
【0021】
図1に示すように、シリコン基板1上にDLCピラー2を形成する場合、CVDのガス原料としてフェナントレン(C1410)3を用いる。フェナントレン3を約85℃に加熱し、ガス圧1.0×10-4Paで噴射し、そのガス雰囲気中にビーム照射電流約7pA程度のGa+ 集束イオンビーム4を照射することでCVDを行う。Ga+ 集束イオンビーム4によるCVDは、フェナントレンガス雰囲気中にGa+ 集束イオンビーム4を照射することで、基板1に吸着しているフェナントレン分子をビーム励起表面反応により分解し、カーボンを析出させ堆積させることでDLC2を成長させていくものであり、本発明では、Ga+ 集束イオンビーム4を任意方向にスキャンさせることでナノツールとしてナノカッター及びナノフィルタとなる構造をガラスキャピラリー上に形成した。ビーム制御は、独自に開発した3D−CAMを用いて行った。
【0022】
図2は本発明の実施例を示すFIB−CVDを用いたナノカッターの作製方法の説明図である。
【0023】
(1)まず、図2(a)に示すように、マイクロピペットプラーによりガラスキャピラリー11の引き伸ばしを行った。このプロセスによりガラスキャピラリー11先端の直径を約1μmにすることができる。
【0024】
(2)次に、図2(b)に示すように、FIB−CVDを用いて、ガラスキャピラリー11外壁の側面に細胞壁切断のためのブレードナイフ12を作製した。ここでは、CVDのガス原料としてフェナントレン(C1410)を用い、硬度に優れたDLCでブレードナイフ12を作製した。
【0025】
(3)次に、図2(c)に示すように、前プロセス過程と同様に反対側のガラスキャピラリー11外壁側面に同じDLCでブレードナイフ13を作製した。
【0026】
(4)そして最後に、図2(d)に示すように、ガラスキャピラリー11先端に、細胞に穴をあけ細胞内に侵入するための細胞壁進入針(ニードル)14を作製し、ナノカッター10が完成した。この細胞壁進入針14の材質もDLCである。
【0027】
図3は本発明により作製したナノカッターのSEM画像を示す図である。
【0028】
FIB−CVDを用いた作製に要した時間は約30分であった。ナノカッター10は、図3に示すようにDLCブレードナイフ12,13及びニードル14を有している。
【0029】
次に、作製したナノカッターを用いて、細胞壁を選択的に切断する実験を行った。ここでは、オオカナダ藻(Egeria densa) の細胞を使用した。
【0030】
図4にナノカッターを使った細胞壁の切断の様子を示す。
【0031】
まず、図4(a)に示すように、細胞壁21近傍までナノカッター10を近づけた。
【0032】
次に、図4(b)に示すように、細胞内進入ニードル14で細胞壁21を押した。このとき細胞壁21が伸びるのが観察された。そして、細胞壁21が伸長限界に達すると、細胞壁21に穴が開き、更に強くナノカッター10を押すと、図4(c)に示すように、DLCブレードナイフ12,13により細胞壁21が切断された。
【0033】
その後、図4(d)に示すように、細胞内からナノカッター10を取り出すと、浸透圧の違いで細胞内から外へ、葉緑体等の細胞内小器官が出てくるのが観察された。
【0034】
このようにしてナノカッター10を使って、細胞壁21を選択的に切断することに成功した。
【0035】
次に、ナノツールとしてナノフィルタを作製した。
【0036】
作製プロセスは、まず、マイクロピペットプラーによりガラスキャピラリー31を引き伸ばし、ガラスキャピラリー31先端の直径を約1μmにした。そして、加工中のイオンビームによるチャージアップを避けるために、DCスパッタリングを用いてガラスキャピラリー31側面にAuのコーティングを行った。この時の膜厚は約15nmである。次に、FIB−CVDを用いて、ナノフィルタ構造を作製した。作製したナノフィルタのSIM画像を図5として示す。ビーム電流7pAで作製時間は約40分である。ナノフィルタ32の網目状のワイヤ34の線幅が300nm、そして網目状のワイヤ34を支持するためのリング33の径が7μmといった構造をしている。このFIB−CVDにより作製したナノフィルタ32を用いて、直径2μmのポリスレンマイクロビーズを水中でフィルタリングする実験を行った。
【0037】
図6は本発明のナノフィルタを用いたマイクロビーズのフィルタリング実験の様子を示す図である。
【0038】
(1)まず、図6(a)に示すように、水面近くまでナノフィルタ32を近づけた。そして、図6(b)に示すように、マニピュレータのZ軸を操作することで、ナノフィルタ32をマイクロビーズの入った水中に入れた数秒保持した。数秒後、図6(c)に示すように、ナノフィルタ32によりマイクロビーズがフィルタリングされた。この時、図6(d)に示すように、ナノフィルタ32には3つのマイクロビーズがフィルタリングされていた。
【0039】
このようにして、ナノフィルタを用いてマイクロビーズのフィルタリングに成功した。
【0040】
図7は本発明の実験後のマイクロビーズをフィルタリングしたナノフィルタのSIM画像を示す図である。
【0041】
ここでは、ナノフィルタ32には3つのマイクロビーズ35がフィルタリングされていた。
【0042】
上記したように、本発明によれば、
(1)FIB−CVDにより作製したナノカッター及びナノフィルタは、医療分野、生命科学分野、工学分野等のさまざまな分野において使用でき、これらのナノツールを使った新規的及び高精度な微小対象物の操作・解析法の実現が可能である。
【0043】
(2)上記したナノカッター及びナノフィルタは、FIB−CVDを主技術として作製しているため、ツール構造、構造材料等を容易に変更可能であり、さまざまな応用が可能である。
【0044】
(3)上記したナノカッター及びナノフィルタはFIB−CVDを主技術として作製しているため、ツール構造材料の選択性に富み、細胞等と材料との相性に合わせた材料を任意に選択できる。
【0045】
(4)上記したナノカッター及びナノフィルタはFIB−CVDを主技術として作製しているため、ツール構造の材料を部分的に違った材料で形成可能である。
【0046】
(5)上記したナノカッター及びナノフィルタはFIB−CVDを主技術としているが、作製プロセスにおいて、他の加工技術との併用も可能であり、さまざまな展開が期待できる。
【0047】
(6)本発明におけるナノカッターを用いれば、細胞の細胞膜、細胞膜等の微小対象物の選択的な切断が可能となり、微小対象物の任意の場所を切断できる。そのためその内部構造にダメージを与えることが少ない。例えば、細胞内の器官等を傷つけずに細胞膜、細胞壁を切断し除去することができる。
【0048】
(7)本発明におけるナノフィルタを用いることで、微小対象物のフィルタリングが可能であり、さらに、フィルタリングした微小対象物をそのまま損傷を与えずマニピュレートできるため、その後、高精度な測定、分析を行うことができる。
【0049】
なお、上記実施例では、ガラスキャピラリーへの微小構造物操作具の作製について述べたが、プローブへ微小構造物操作具を作製するようにしてもよい。
【0050】
本発明の微小立体構造操作具の作製方法は、ボトムアップ加工技術であるために局所的な場所に形成が可能である。
【0051】
また、医療分野、生命科学分野、工学分野におけるFIB−CVDを用いて作製したナノカッター及びナノフィルタの利用は、操作、解析対象である微小対象物に損傷を与えない操作、解析が可能であることを特徴としている。例えば、細胞内小器官は細胞膜、細胞壁に覆われており、細胞内小器官の操作・分析を行うためには、まず細胞膜、細胞壁を取り除く必要がある。しかしながら、既存の除去法、つまりミキサーを用いたホモゲナイズや酵素を用いた手法では、分析対象である細胞内小器官を機械的・化学的に傷つけてしまう恐れが非常に高かった。つまり、分析対象に機械的・化学的な損傷を与えるということは、知りたい生体情報を正確に取り出せないということを意味している。そこで、本発明におけるナノカッターを用いることで、細胞内小器官等を傷つけることなく、細胞壁の局所部分を選択的に切断することが可能であり、生体の正確な情報の取り出しが実現できる。本発明におけるナノフィルタはガラスキャピラリーやプローブ先端にも作製可能であるために、特定サイズの微小対象物を選別・捕獲する場合、従来のようなチップ上の流路等に対象物を流す作業が不要であり、ナノフィルタを有するガラスキャピラリー等を市販のマニピュレータ等で操作するだけで、任意の場所での選別・捕獲が可能である。また、細胞、細胞内小器官をマニピュレートする手法として、従来は微小なピンセットや空気で吸引するアスピレータが用いられてきたが、それらの方法では細胞や細胞内小器官等の操作、解析対象に対して圧力をかけることになり、対象を傷つけずに操作することが困難であった。そこで本発明におけるナノフィルタを用いることで、ソフトタッチでの対象捕獲が実現可能となる。
【0052】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、本発明の趣旨に基いて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【産業上の利用可能性】
【0053】
本発明の微小立体構造操作具の作製方法及びそれによって作製される微小立体構造操作具は、外径がnmからμmオーダーの任意形状の微小立体構造操作具をFIB−CVD法を用いて作製でき、医療分野、生命科学分野、工学分野等のさまざまな分野において利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の微小立体構造操作具の作製装置の模式図である。
【図2】本発明の実施例を示すFIB−CVDを用いたナノカッターの作製方法の説明図である。
【図3】本発明により作製したナノカッターのSEM画像を示す図である。
【図4】本発明により作製したナノカッターを使った細胞壁の切断の様子を示す図である。
【図5】本発明により作製したナノフィルタのSIM画像を示す図である。
【図6】本発明のナノフィルタを用いたマイクロビーズのフィルタリング実験の様子を示す図である。
【図7】本発明の実験後のマイクロビーズが引っかかったナノフィルタのSIM画像を示す図である。
【符号の説明】
【0055】
1 シリコン基板
2 DLCピラー
3 フェナントレン(C14H10)
4 Ga+ 集束イオンビーム
5 DLC
10 ナノカッター
11,31 ガラスキャピラリー
12,13 ブレードナイフ
14 細胞壁進入針
21 細胞壁
32 ナノフィルタ
33 リング
34 網目状のワイヤ
35 マイクロビーズ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
3次元CADを利用して設計した微小立体構造操作具を三次元モデルから算出した描画データに基づいて、ガス原料への集束イオンビームの照射によるFIB−CVD法を用い、集束イオンビームの照射位置、ビームの強度、照射時間、照射間隔を制御することで任意形状の微小立体構造操作具を作製することを特徴とする微小立体構造操作具の作製方法。
【請求項2】
請求項1記載の微小立体構造操作具の作製方法において、前記微小立体構造操作具がナノカッターであることを特徴とする微小立体構造操作具の作製方法。
【請求項3】
請求項2記載の微小立体構造操作具の作製方法において、前記ナノカッターはガラスキャピラリーの両側面にDLCブレードナイフと前記ガラスキャピラリーの先端に進入針を形成することを特徴とする微小立体構造操作具の作製方法。
【請求項4】
請求項1記載の微小立体構造操作具の作製方法において、前記微小立体構造操作具がナノフィルタであることを特徴とする微小立体構造操作具の作製方法。
【請求項5】
請求項1記載の微小立体構造操作具の作製方法において、前記ナノフィルタはガラスキャピラリーの先端部に設けられるリングと、該リングに掛けられる網目状のワイヤからなることを特徴とする微小立体構造操作具の作製方法。
【請求項6】
請求項1から5の何れか一項記載の微小立体構造操作具の作製方法において、前記微小立体構造操作具を前記ガス原料を多種類の材料とすることを特徴とする微小立体構造操作具の作製方法。
【請求項7】
請求項1記載の微小立体構造操作具の作製方法において、前記微小立体構造操作具をガラスキャピラリー上の任意の場所において作製することを特徴とする微小立体構造操作具の作製方法。
【請求項8】
請求項1記載の微小立体構造操作具の作製方法において、前記微小立体構造操作具をプローブ上の任意の場所において作製することを特徴とする微小立体構造操作具の作製方法。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項記載の微小立体構造操作具の作製方法によって作製される微小立体構造操作具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−69329(P2007−69329A)
【公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−260673(P2005−260673)
【出願日】平成17年9月8日(2005.9.8)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 2005年3月10日 社団法人電気学会主催の「マイクロマシン・センサシステム研究会」において文書をもって発表
【出願人】(503360115)独立行政法人科学技術振興機構 (1,734)
【Fターム(参考)】