説明

心臓脈管疾患のための医薬としてのアンドロスタンおよびアンドロステンのアザヘテロシクリル誘導体

式(I)の化合物(式中、それぞれの基は明細書に記載の通りである)は、心臓脈管疾患、特に心不全および高血圧を処置するための医薬の調製に有用である。本化合物はNa+,K+-ATPaseの酵素学的活性の阻害剤である。これらは内在性ウアバインの血圧上昇作用により引き起こされる疾患、例えば、常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)、子癇前症高血圧および蛋白尿症における腎不全の進行、ならびにアデュシン多形性を有する患者における腎不全の進行を処置するための医薬の調製に有用である。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物、それらの互変異性体、あり得るいずれかの立体異性体、ZもしくはE型異性体、光学異性体、それらの混合物、それらの代謝産物、代謝前駆体、または製薬的に許容される塩:
【化1】

[式中、Aは、
【化2】

であり、ここでこれらの基の左末端の炭素原子はいずれもアンドロスタン環の3位に位置し、
XおよびX'は、互いに同一または異なって、O、S(O)xまたはNR8であり;
R6は水素またはヒドロキシであり;
R7はHまたはC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキルであり;
R8はHまたはC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキルであり;
xは0または1または2であり;
Bは、C1-C4直鎖もしくは分枝鎖アルキレンであるか、または単結合であってもよく、その場合Aは窒素含有複素環に直接連結し;
Yは、CH2、酸素、硫黄またはNR1であり、R1が同時に2つ存在する場合は各R1は同じでも異なっていてもよく;
R1は、H、または1以上のヒドロキシ、メトキシ、エトキシにより置換されていてもよいC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキルであるか、あるいはR1はフェニル(C1-C4)直鎖もしくは分枝鎖アルキルまたはC(=NR9)NHR10であり;
R9およびR10は、互いに同一または異なって、H、またはC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基であり、あるいはR9およびR10は、窒素原子およびグアニジンの炭素原子と一緒になって、酸素、硫黄または窒素からなる群から選択される別のヘテロ原子を含有してもよい飽和もしくは不飽和の非置換もしくは置換モノ5-もしくは6-員複素環を形成してもよく;
R2は、H、C1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル、ONO2またはOR11であり;
R11はH、または1以上のヒドロキシ、メトキシ、エトキシにより置換されていてもよいC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキルであるか、あるいはR11はアリルまたはプロパルギルであり;
アンドロスタン骨格の6位の炭素原子とR3を、および7位の炭素原子とR4を連結する結合
【化3】

が独立して二重結合である場合、R3およびR4は、互いに同一または異なって、O(ケト基を意味する)、
【化4】

またはCR13R14であり;
R12はH、または1以上のヒドロキシ、メトキシ、エトキシ基により置換されていてもよいC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基であり、あるいはR12はアリルまたはプロパルギルであり;
R13およびR14は、互いに同一または異なって、H、または1以上のヒドロキシ、メトキシ、エトキシ基により置換されていてもよいC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基であり、あるいはR13およびR14は、互いに同一または異なって、アリル、プロパルギル、F、COOR15、CNまたはCONR16R17であり、あるいはR13およびR14は一緒になってシクロアルキレン置換基を形成してもよく;
R15は、H、または1以上のヒドロキシ、メトキシ、エトキシにより置換されていてもよいC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキルであり;
R16およびR17は、互いに同一または異なって、H、またはC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基であり、あるいはR16およびR17は窒素原子と一緒になって複素環基を形成してもよく;
アンドロスタン骨格の6位の炭素原子とR3を、および7位の炭素原子とR4を連結する結合
【化5】

が独立して単結合である場合、R3およびR4は、互いに同一または異なって、H、C1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基、ビニル、エチニル、COOR15、CN、CONR16R17、OR18、ONO2、NHCHO、NHCOCH3
【化6】

スピロシクロプロパンまたはスピロオキシランであり、ここでアルキル基は1以上のヒドロキシ、メトキシ、エトキシにより置換されていてもよく;
R15、R16およびR17は上記に規定の通りであり、
R18はH、または1以上のヒドロキシ、メトキシ、エトキシにより置換されていてもよいC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキルであり;
アンドロスタン骨格の17位の結合
【化7】

が単結合である場合、R5はH、C1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基またはC2-C6アシル基であり、結果として17位に残った置換基はHであり;
17位の結合
【化8】

が二重結合である(ケト基を意味する)場合、R5は存在せず;
nは0または1または2または3であり;
mは0または1または2または3であり;
R15、R16およびR17は、同じ化合物の異なる位置に存在する場合、同じでも異なっていてもよく、
【化9】

はαもしくはβ単結合であり、または二重結合と連結する場合はEもしくはZジアステレオ異性体であり、
4、5、6、7および17位の
【化10】

は独立して単結合または二重結合であり、6、7または17位の環外単結合である場合は、αまたはβ単結合であってもよく;
ただし、
Aが
【化11】

であって、R7およびR8が水素である場合、Xは酸素であり、X'はOまたはNHであり、
Aが
【化12】

であって、Xが酸素である場合、R3と連結する6位の
【化13】

は単結合であり、
R3と連結する6位の
【化14】

が二重結合である場合は、R4は酸素ではなく(R4と連結する7位の
【化15】

が二重結合の場合)、またはR4はOR18ではなく(R4に連結する7位の
【化16】

が単結合の場合)、
同じ構造中のR2、R3およびR4の少なくとも1つは水素ではない]。
【請求項2】
R2およびR4がHを表し、R3が酸素(ケト基を意味する)、メチレン、ジフルオロメチレン、ヒドロキシイミノまたはメトキシイミノを表し、R3と連結する6位の、および17位の
【化17】

が二重結合を表し、他の
【化18】

が単結合を表し、
【化19】

が、(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、3-アゼチジニルオキシイミノ、3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]、3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]または3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]を表す、
請求項1に記載の化合物、それらの互変異性体、あり得るいずれかの立体異性体、ZもしくはE型異性体、光学異性体、それらの混合物、それらの代謝産物、代謝前駆体、または製薬的に許容される塩。
【請求項3】
R2およびR4がHを表し、R3がα-ヒドロキシ、α-メチル、α-カルバモイル、α-メトキシカルボニル、α-ヒドロキシメチル、α-(2-ヒドロキシエチル)、α-メトキシメチル、α-ニトロキシ、α-ホルミルアミノ、α-エチニルまたはβ-ヒドロキシを表し、
17位の
【化20】

が二重結合を表し、他の
【化21】

は単結合を表し、
【化22】

が、(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、3-アゼチジニルオキシイミノ、3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]、3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]または3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]を表す、
請求項1に記載の化合物、それらの互変異性体、あり得るいずれかの立体異性体、ZもしくはE型異性体、光学異性体、それらの混合物、それらの代謝産物、代謝前駆体、または製薬的に許容される塩。
【請求項4】
R2がヒドロキシを表し、R4がHを表し、R3が酸素(ケト基を意味する)、メチレン、ジフルオロメチレン、ヒドロキシイミノまたはメトキシイミノを表し、R3と連結する6位の、および17位の
【化23】

が二重結合を表し、他の
【化24】

が単結合を表し、
【化25】

が、(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、3-アゼチジニルオキシイミノ、3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]、3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]または3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]を表す、
請求項1に記載の化合物、それらの互変異性体、あり得るいずれかの立体異性体、ZもしくはE型異性体、光学異性体、それらの混合物、それらの代謝産物、代謝前駆体、または製薬的に許容される塩。
【請求項5】
R2がヒドロキシを表し、R4がHを表し、R3がα-ヒドロキシ、α-メチル、α-カルバモイル、α-メトキシカルボニル、α-ヒドロキシメチル、α-メトキシメチル、α-ニトロキシ、α-ホルミルアミノまたはα-エチニルを表し、
17位の
【化26】

が二重結合を表し、他の
【化27】

が単結合を表し、そして
【化28】

が、(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、3-アゼチジニルオキシイミノ、3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]、3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]または3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]を表す、
請求項1に記載の化合物、それらの互変異性体、あり得るいずれかの立体異性体、ZもしくはE型異性体、光学異性体、それらの混合物、それらの代謝産物、代謝前駆体、または製薬的に許容される塩。
【請求項6】
R2およびR3がHを表し、R4が酸素(ケト基を意味する)、メチレン、ジフルオロメチレン、ヒドロキシイミノまたはメトキシイミノを表し、R4と連結する7位の、および17位の
【化29】

が二重結合を表し、他の
【化30】

は単結合を表し、
【化31】

が、(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、3-アゼチジニルオキシイミノ、3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]、3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]または3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]を表す、
請求項1に記載の化合物、それらの互変異性体、あり得るいずれかの立体異性体、ZもしくはE型異性体、光学異性体、それらの混合物、それらの代謝産物、代謝前駆体、または製薬的に許容される塩。
【請求項7】
R2およびR3がHを表し、R4がα-ヒドロキシ、α-メチル、α-カルバモイル、α-メトキシカルボニル、α-ヒドロキシメチル、α-メトキシメチル、α-ニトロキシ、α-ホルミルアミノ、α-エチニル、β-ヒドロキシ、β-メチル、β-カルバモイル、β-メトキシカルボニル、β-ヒドロキシメチル、β-メトキシメチル、β-ニトロキシ、β-ホルミルアミノまたはβ-エチニルを表し、17位の
【化32】

が二重結合を表し、他の
【化33】

は単結合を表し、
【化34】

が、(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、3-アゼチジニルオキシイミノ、3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]、3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]または3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]を表す、
請求項1に記載の化合物、それらの互変異性体、あり得るいずれかの立体異性体、ZもしくはE型異性体、光学異性体、それらの混合物、それらの代謝産物、代謝前駆体、または製薬的に許容される塩。
【請求項8】
R2がヒドロキシを表し、R3がHを表し、R4が酸素(ケト基を意味する)、メチレン、ヒドロキシイミノまたはメトキシイミノを表し、R4と連結する7位の、および17位の
【化35】

が二重結合を表し、他の
【化36】

は単結合を表し、
【化37】

が、(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、3-アゼチジニルオキシイミノ、3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]、3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]または3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]を表す、
請求項1に記載の化合物、それらの互変異性体、あり得るいずれかの立体異性体、ZもしくはE型異性体、光学異性体、それらの混合物、それらの代謝産物、代謝前駆体、または製薬的に許容される塩。
【請求項9】
R2がヒドロキシを表し、R3がHを表し、R4がα-ヒドロキシ、α-メチル、α-カルバモイル、α-メトキシカルボニル、α-ヒドロキシメチル、α-メトキシメチル、α-ニトロキシ、α-ホルミルアミノ、α-エチニル、β-メチル、β-カルバモイル、β-メトキシカルボニル、β-ヒドロキシメチル、β-メトキシメチル、β-ニトロキシ、β-ホルミルアミノまたはβ-エチニルを表し、17位の
【化38】

が二重結合を表し、他の
【化39】

が単結合を表し、
【化40】

が、(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、3-アゼチジニルオキシイミノ、3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]、3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]または3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]を表す、
請求項1に記載の化合物、それらの互変異性体、あり得るいずれかの立体異性体、ZもしくはE型異性体、光学異性体、それらの混合物、それらの代謝産物、代謝前駆体、または製薬的に許容される塩。
【請求項10】
R2がヒドロキシを表し、R3およびR4がHを表し、17位の
【化41】

が二重結合を表し、他の
【化42】

が単結合を表し、
【化43】

が、(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、3-アゼチジニルオキシイミノ、3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]、3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]または3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]を表す、
請求項1に記載の化合物、それらの互変異性体、あり得るいずれかの立体異性体、ZもしくはE型異性体、光学異性体、それらの混合物、それらの代謝産物、代謝前駆体、または製薬的に許容される塩。
【請求項11】
R2がHを表し、R3がα-ヒドロキシメチルを表し、R4がα-ヒドロキシまたはケト基を表し、17位の
【化44】

が二重結合を表し、他の
【化45】

が単結合を表し、
【化46】

が、(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ、3-アゼチジニルオキシイミノ、3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]、3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]、3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]、3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]または3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]を表す、
請求項1に記載の化合物、それらの互変異性体、あり得るいずれかの立体異性体、ZもしくはE型異性体、光学異性体、それらの混合物、それらの代謝産物、代謝前駆体、または製薬的に許容される塩。
【請求項12】
以下からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物:
EZ 3-(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(3-アゼチジニルオキシイミノ)-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
および対応する6-オキソ、6-ジフルオロメチレン、6-ヒドロキシイミノおよび6-メトキシイミノ誘導体;
EZ 3-(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(3-アゼチジニルオキシイミノ)-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
および対応する6α-ヒドロキシ、6α-カルバモイル、6α-メトキシカルボニル、6α-ヒドロキシメチル、6α-(2-ヒドロキシエチル)、6α-メトキシメチル、6α-ニトロキシ、6α-ホルミルアミノ、6α-エチニル、6β-ヒドロキシ誘導体;
EZ 3-(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-5α-ヒドロキシ-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-5α-ヒドロキシ-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-5α-ヒドロキシ-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(3-アゼチジニルオキシイミノ)-5α-ヒドロキシ-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]-5α-ヒドロキシ-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]-5α-ヒドロキシ-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]-5α-ヒドロキシ-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-6-メチレンアンドロスタン-17-オン、
および対応する6-オキソ、6-ジフルオロメチレン、6-ヒドロキシイミノおよび6-メトキシイミノ誘導体;
EZ 3-(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-5α-ヒドロキシ-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-5α-ヒドロキシ-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-5α-ヒドロキシ-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(3-アゼチジニルオキシイミノ)-5α-ヒドロキシ-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]-5α-ヒドロキシ-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]-5α-ヒドロキシ-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]-5α-ヒドロキシ-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-6α-メチルアンドロスタン-17-オン、
および対応する6α-カルバモイル、6α-メトキシカルボニル、6α-ヒドロキシメチル、6α-メトキシメチル、6α-ニトロキシ、6α-ホルミルアミノ、6α-エチニル誘導体;
EZ 3-(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(3-アゼチジニルオキシイミノ)-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
および対応する7-オキソ、7-ジフルオロメチレン、7-ヒドロキシイミノおよび7-メトキシイミノ誘導体;
EZ 3-(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(3-アゼチジニルオキシイミノ)-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
および対応する7α-ヒドロキシ、7α-カルバモイル、7α-メトキシカルボニル、7α-ヒドロキシメチル、7α-メトキシメチル、7α-ニトロキシ、7α-ホルミルアミノ、7α-エチニルおよび7β-ヒドロキシ、7β-メチル、7β-カルバモイル、7β-メトキシカルボニル、7β-ヒドロキシメチル、7β-メトキシメチル、7β-ニトロキシ、7β-ホルミルアミノ、7β-エチニル誘導体;
EZ 3-(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-5α-ヒドロキシ-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-5α-ヒドロキシ-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-5α-ヒドロキシ-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(3-アゼチジニルオキシイミノ)-5α-ヒドロキシ-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]-5α-ヒドロキシ-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]-5α-ヒドロキシ-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]-5α-ヒドロキシ-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-7-メチレンアンドロスタン-17-オン、
および対応する7-ヒドロキシイミノおよび7-メトキシイミノ誘導体;
EZ 3-(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-5α-ヒドロキシ-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-5α-ヒドロキシ-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-5α-ヒドロキシ-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(3-アゼチジニルオキシイミノ)-5α-ヒドロキシ-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]-5α-ヒドロキシ-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]-5α-ヒドロキシ-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]-5α-ヒドロキシ-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシ-7α-メチルアンドロスタン-17-オン、
および対応する7α-カルバモイル、7α-メトキシカルボニル、7α-ヒドロキシメチル、7α-メトキシメチル、7α-ニトロキシ、7α-ホルミルアミノ、7α-エチニルおよび7β-カルバモイル、7β-メトキシカルボニル、7β-ヒドロキシメチル、7β-メトキシメチル、7β-ニトロキシ、7β-ホルミルアミノ、7β-エチニル誘導体;
EZ 3-(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-5α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-5α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-5α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(3-アゼチジニルオキシイミノ)-5α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]-5α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]-5α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]-5α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]-5α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-6α-ヒドロキシメチルアンドロスタン-7,17-ジオン、
EZ 3-(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-6α-ヒドロキシメチルアンドロスタン-7,17-ジオン、
EZ 3-(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-6α-ヒドロキシメチルアンドロスタン-7,17-ジオン、
EZ 3-(3-アゼチジニルオキシイミノ)-6α-ヒドロキシメチルアンドロスタン-7,17-ジオン、
3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]-6α-ヒドロキシメチルアンドロスタン-7,17-ジオン、
3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]-6α-ヒドロキシメチルアンドロスタン-7,17-ジオン、
3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]-6α-ヒドロキシメチルアンドロスタン-7,17-ジオン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]-6α-ヒドロキシメチルアンドロスタン-7,17-ジオン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]-6α-ヒドロキシメチルアンドロスタン-7,17-ジオン、
3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]-6α-ヒドロキシメチルアンドロスタン-7,17-ジオン、
3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]-6α-ヒドロキシメチルアンドロスタン-7,17-ジオン、
EZ 3-(R-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-6α-ヒドロキシメチル-7α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(S-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-6α-ヒドロキシメチル-7α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(RS-3-ピロリジニルオキシ)イミノ-6α-ヒドロキシメチル-7α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
EZ 3-(3-アゼチジニルオキシイミノ)-6α-ヒドロキシメチル-7α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(S)-ピロリジニルチオ]-6α-ヒドロキシメチル-7α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(R)-ピロリジニルチオ]-6α-ヒドロキシメチル-7α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
3α-[3-(RS)-ピロリジニルチオ]-6α-ヒドロキシメチル-7α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(R)-イル)-(Z)-ビニル]-6α-ヒドロキシメチル-7α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピロリジン-3-(S)-イル)-(Z)-ビニル]-6α-ヒドロキシメチル-7α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(アゼチジン-3-イル)-(Z)-ビニル]-6α-ヒドロキシメチル-7α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
3α-[2-(ピペリジン-4-イル)-(Z)-ビニル]-6α-ヒドロキシメチル-7α-ヒドロキシアンドロスタン-17-オン、
および対応する上記のEZ混合物の純粋なEおよびZ型異性体。
【請求項13】
請求項1の式(I)の化合物(式中、R1、R2、R3、R4、R5、B、Yおよび
【化47】

が上記に規定の意味であり、Aが
【化48】

である)の調製法であって、前記式(I)の化合物を式(II)の化合物(式中、
【化49】

が一緒になって二重結合を意味し、QおよびZが一緒になってケト基(=O)を表す)から得る方法であり、以下の工程を含む方法:
以下の一般式(II)の化合物から出発して
【化50】

[式中、R2、R3、R4、R5および
【化51】

は上記に規定の意味であり、
【化52】

が一緒になって二重結合を意味する場合、
QおよびZは一緒になってケト基(=O)を表し、あるいは、
【化53】

が単結合である場合に、Zが水素である場合、Qはヒドロキシ、メルカプト、NHR8、CHOもしくは脱離基であり、またはZがC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基である場合、Qはヒドロキシ、メルカプトもしくはNHR8である]、
以下の一般式(III)の化合物と反応させる工程
【化54】

[式中、R1、B、Y、mおよびnは上記に規定の意味である]。
【請求項14】
請求項1の式(I)の化合物(式中、R1、R2、R3、R4、R5、B、Yおよび
【化55】

が上記に規定の意味であり、Aが
【化56】

であり、R6がヒドロキシである)の調製法であって、以下の工程を含む方法:
以下の式(II)の化合物を
【化57】

(式中、R2、R3、R4、R5および
【化58】

が上記に規定の意味であり、
【化59】

が一緒になって二重結合を意味し、QおよびZが一緒になってケト基(=O)を表す)、
一般式(IV)または(V)の化合物と反応させる工程
【化60】

[式中、B、Y、mおよびnは上記に規定の意味であり、Metは金属原子であり、Tは、Met金属原子の酸化状態に応じて、非存在、ハロゲンまたは異なる金属原子であり、MetTとしてはLi、MgCl、MgBr、MgIおよびCuLiが含まれ、WはR1NまたはPGNであり、R1は直鎖もしくは分枝鎖アルキルまたはフェニルアルキルであり、PGは保護基である]、該方法は保護基を除去する工程を含んでいてもよい。
【請求項15】
請求項1の式(I)の化合物(式中、R1、R2、R3、R4、R5、B、Yおよび
【化61】

が上記に規定の意味であり、Aが
【化62】

であり、XがNR8である)の調製法であって、以下の工程を含む方法:
以下の式(II)の化合物を
【化63】

(式中、R2、R3、R4、R5および
【化64】

が上記に規定の意味であり、
【化65】

が一緒になって二重結合を意味し、QおよびZが一緒になってケト基(=O)を表す)、
一般式(VI)の化合物と反応させる工程
【化66】

[式中、WはR1NまたはPGNであり、R1、PG、Y、m、n、R8およびBは上記に規定の意味である]、該方法は保護基を除去する工程を含んでいてもよい。
【請求項16】
請求項1の式(I)の化合物(式中、R1、R2、R3、R4、R5、B、Yおよび
【化67】

が上記に規定の意味であり、Aが
【化68】

であり、XがO、SまたはNR8である)の調製法であって、以下の工程を含む方法:
以下の式(II)の化合物を
【化69】

(式中、R2、R3、R4、R5および
【化70】

が上記に規定の意味であり、Zが水素であり、Qがヒドロキシ、メルカプトまたはNHR8である)、
以下の一般式(VII)の化合物と反応させる工程
【化71】

[式中、WはR1NまたはPGNであり、R1、Y、m、nおよびBは上記に規定の通りであり、PGは保護基であり、LGは脱離基である]、該方法は保護基を除去する工程を含んでいてもよい。
【請求項17】
請求項1の式(I)の化合物(式中、R1、R2、R3、R4、R5、B、Yおよび
【化72】

が上記に規定の意味であり、Aが
【化73】

であり、XがO、SまたはNR8である)の調製法であり、以下の工程を含む方法:
以下の式(II)の化合物を
【化74】

(式中、R2、R3、R4、R5および
【化75】

が上記に規定の意味であり、Qが脱離基であり、Zが水素である)、
以下の式(VIII)の化合物と反応させる工程
【化76】

[式中、WがR1NまたはPGNであり、R1、Y、m、nおよびBが上記に規定の通りであり、PGが保護基であり、XがO、SまたはNR8であり、R8が上記に既定の通りである]、該方法は保護基を除去する工程を含んでいてもよい。
【請求項18】
請求項1の式(I)の化合物(式中、R1、R2、R3、R4、R5、B、Yおよび
【化77】

が上記に規定の意味であり、Aが
【化78】

であり、R6が水素である)の調製法であって、以下の工程を含む方法:
以下の式(II)の化合物を
【化79】

(式中、R2、R3、R4、R5および
【化80】

が上記に規定の意味であり、QがCHOであり、Zが水素である)、
以下の一般式(IX)の化合物と反応させる工程
【化81】

[式中、WはR1NまたはPGNであり、R1、Y、m、nおよびBは上記に規定の通りであり、PGは保護基である]、該方法は保護基を除去する工程を含んでいてもよい。
【請求項19】
請求項1の式(I)の化合物(式中、R1、R2、R3、R4、R5、B、Yおよび
【化82】

が上記に規定の意味であり、Aが
【化83】

であり、R7が水素またはC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基であり、XがO、SまたはNR8である)の調製法であって、以下の工程を含む方法:
以下の式(II)の化合物を
【化84】

(式中、R2、R3、R4、R5および
【化85】

が上記に規定の意味であり、Qがヒドロキシ、メルカプトまたはNHR8であり、Zが水素またはC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基である)、
以下の一般式(X)の化合物と反応させる工程
【化86】

[式中、WはR1NまたはPGNであり、R1、Y、m、nおよびBは上記に規定の通りであり、PGは保護基である]、該方法は保護基を除去する工程を含んでいてもよい。
【請求項20】
請求項1の式(I)の化合物(式中、R1、R2、R3、R4、R5、B、Yおよび
【化87】

が上記に規定の意味であり、Aが
【化88】

であり、R7が水素またはC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基であり、XがO、SまたはNR8であり、X'がNHである)の調製法であって、以下の工程を含む方法:
以下の式(II)の化合物を
【化89】

(式中、R2、R3、R4、R5および
【化90】

が上記に規定の意味であり、Qがヒドロキシ、メルカプトまたはNHR8であり、Zが水素またはC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基である)、
以下の一般式(XI)の化合物と反応させる工程
【化91】

[式中、WはR1NまたはPGNであり、R1、Y、m、nおよびBは上記に規定の通りであり、PGは保護基である]、該方法は保護基を除去する工程を含んでいてもよい。
【請求項21】
請求項1の式(I)の化合物(式中、R1、R2、R3、R4、R5、B、Yおよび
【化92】

が上記に規定の意味であり、Aが
【化93】

であり、R7が水素またはC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基であり、XがO、SまたはNR8であり、X'がO、SまたはNR8である)の調製法であって、以下の工程を含む方法:
以下の式(II)の化合物を
【化94】

(式中、R2、R3、R4、R5および
【化95】

が上記に規定の意味であり、Qがヒドロキシ、メルカプトまたはNHR8であり、Zが水素またはC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基である)、
以下の一般式(XII)の化合物と反応させる工程
【化96】

[式中、WはR1NまたはPGNであり、R1、Y、m、n、BおよびX'は上記に規定の通りであり、PGは保護基である]、該方法は保護基を除去する工程を含んでいてもよい。
【請求項22】
請求項1の式(I)の化合物(式中、R1、R2、R3、R4、R5、B、Yおよび
【化97】

が上記に規定の意味であり、Aが
【化98】

であり、XおよびX'がNR8であり、R8がC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基である)の調製法であって、式(I)の化合物(Aが
【化99】

であり、XおよびX'がNHである)を、式:C1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル-LG(ここでLGは脱離基である)の化合物と反応させることを含む方法。
【請求項23】
請求項1の式(I)の化合物(式中、R1、R2、R3、R4、R5、B、Yおよび
【化100】

が上記に規定の意味であり、Aが
【化101】

であり、XがNR8であり、R8がC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基である)の調製法であって、式(I)の化合物(式中、Aが
【化102】

であり、XがNHである)を、CH2OまたはC1-C5直鎖もしくは分枝鎖アルキル-CHOと反応させることを含む方法。
【請求項24】
請求項1の式(I)の化合物(式中、R1、R2、R3、R4、R5、Bおよび
【化103】

が上記に規定の意味であり、Aが
【化104】

であり、XがS(O)xであり、xが1または2である)の調製法であって、式(I)の化合物(式中、Aが
【化105】

であり、XがS(O)xであり、xが0である)を酸化することを含む方法。
【請求項25】
請求項1の式(I)の化合物(式中、A、B、R1、R2、R3、R4、R5およびYが上記に規定の意味であり、
【化106】

が単結合である)の調製法であって、式(I)の化合物(式中、
【化107】

が二重結合である)を還元することを含む方法。
【請求項26】
請求項1の式(I)の化合物(式中、B、R1、R2、R3、R4、R5、Yおよび
【化108】

が上記に規定の意味であり、Aが
【化109】

であり、R6が水素である)の調製法であって、式(I)の化合物(式中、R6がヒドロキシである)を脱酸素化することを含む方法。
【請求項27】
請求項1の式(I)の化合物(式中、A、B、R1、R2、R3、R4、R5、Yおよび
【化110】

が上記に規定の意味であり、R1がC(=NR9)NHR10であり、R9およびR10が上記の意味である)の調製法であって、式(I)の化合物(式中、R1が水素である)を、以下の一般式(XIII)の化合物と反応させることを含む方法:
TC(=NR9)NHR10 (XIII)
[式中、R9およびR10は上記の意味であり、Tは脱離基である]。
【請求項28】
請求項1の式(I)の化合物(式中、A、B、R1、R2、R5、Yおよび
【化111】

が上記に規定の意味であり、アンドロスタン骨格の6位の炭素原子とR3を、および7位の炭素原子とR4を連結する結合
【化112】

が独立して二重結合であり、R3およびR4が独立して
【化113】

である)の調製法であって、式(I)の化合物(式中、R3およびR4が、互いに同一または異なって、Oである(ケト基を意味する))を、化合物H2NOR12(ここでR12は上記に規定の意味である)と反応させることを含む方法。
【請求項29】
請求項1の式(I)の化合物(式中、A、B、R1、R2、R5、Yおよび
【化114】

が上記に規定の意味であり、アンドロスタン骨格の6位の炭素原子とR3を、および7位の炭素原子とR4を連結する結合
【化115】

が二重結合であり、R3およびR4が独立してCR13R14である)の調製法であって、式(I)の化合物(式中、R3およびR4が、互いに同一または異なって、Oである(ケト基を意味する))を、以下の一般式(XIV)または(XV)の化合物と反応させることを含む方法:
R13R14CH−P+R319 Hal (XIV)
R13R14CH−P(=O)(OR19)2 (XV)
[式中、R13、R14およびR19は上記に規定の通りであり、Halはハロゲンである]。
【請求項30】
請求項1の式(I)の化合物(式中、A、B、R1、R2、R5、Yおよび
【化116】

が上記に規定の意味であり、アンドロスタン骨格の6位の炭素原子とR3を、および7位の炭素原子とR4を連結する結合
【化117】

が単結合であり、R3およびR4が独立して、ヒドロキシ基により置換されているC1-C6直鎖もしくは分枝鎖アルキル基である)の調製法であって、式(I)の化合物(式中、アンドロスタン骨格の6位の炭素原子とR3を、および7位の炭素原子とR4を連結する結合
【化118】

が二重結合であり、R3およびR4が、互いに同一または異なって、CR13R14であり、R13およびR14が水素である)を、ボランと反応させることを含む方法。
【請求項31】
請求項1の式(I)の化合物(式中、A、B、R1、R2、R5、Yおよび
【化119】

が上記に規定の意味であり、アンドロスタン骨格の6位の炭素原子とR3を、および7位の炭素原子とR4を連結する結合
【化120】

が二重結合であり、R3およびR4が独立して、互いに同一または異なって、Oである(ケト基を意味する))の調製法であって、式(I)の化合物(式中、アンドロスタン骨格の6位の炭素原子とR3を、および7位の炭素原子とR4を連結する結合
【化121】

が単結合であり、R3およびR4が、互いに同一または異なって、ヒドロキシである)を酸化することを含む方法。
【請求項32】
請求項1−11のいずれかに記載の少なくとも1つの化合物を少なくとも1つの製薬的に許容される媒体および/または賦形剤と混合して含む医薬組成物。
【請求項33】
請求項1−12のいずれかに記載の化合物の医薬としての使用。
【請求項34】
心臓脈管疾患を処置するための医薬を調製するための、請求項1−12のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項35】
心臓脈管疾患が心不全である、請求項34に記載の使用。
【請求項36】
心臓脈管疾患が高血圧である、請求項34に記載の使用。
【請求項37】
心臓脈管疾患が心不全および/または高血圧である、請求項34に記載の使用。
【請求項38】
Na+,K+-ATPaseの酵素学的活性を阻害するための医薬を調製するための、請求項1−12のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項39】
内在性ウアバインの血圧上昇作用により引き起こされる疾患を処置するための医薬を調製するための、請求項1-12のいずれかに記載の化合物の使用。
【請求項40】
内在性ウアバインの血圧上昇作用により引き起こされる疾患が、常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)、子癇前症性高血圧および蛋白尿症における腎不全の進行、ならびにアデュシン多形性を有する患者における腎不全の進行を含む、請求項39に記載の使用。

【公表番号】特表2009−533391(P2009−533391A)
【公表日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−504740(P2009−504740)
【出願日】平成19年4月11日(2007.4.11)
【国際出願番号】PCT/EP2007/053521
【国際公開番号】WO2007/118830
【国際公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【出願人】(591043248)シグマ−タウ・インドゥストリエ・ファルマチェウチケ・リウニテ・ソシエタ・ペル・アチオニ (92)
【氏名又は名称原語表記】SIGMA−TAU INDUSTRIE FARMACEUTICHE RIUNITE SOCIETA PER AZIONI
【Fターム(参考)】