本発明は、心臓血管疾患の病理状態に関連した炎症および免疫調節の応答を変調させることによって心臓血管疾患を治療する方法に関する。本発明の態様は、１以上のＩＬ−１７アンタゴニスト、ＩＬ−１８アンタゴニスト、４−１ＢＢアンタゴニスト、ＣＤ３０アンタゴニスト、ＯＸ４０アンタゴニストおよび／またはＣＤ３９の有効量を単独またはあらゆる組合せで投与することを含んでなる、心臓血管疾患を有する被検者における心臓血管疾患の治療の方法を提供する。本要約は、読者が本技術開示の主題を速やかに把握することを可能にするためだけのものであり、特許請求項の範囲または意味を解釈または限定するために使用することを企図していない。３７ ＣＦＲ １．７２（ｂ）。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
心臓血管疾患を有する被検者において心臓血管疾患を治療する方法であって、治療有効量のアンタゴニストを被検者へ投与することを含んでなり、ここでアンタゴニストは、ＩＬ−１７アンタゴニスト、ＩＬ−１８アンタゴニスト、４−１ＢＢアンタゴニスト、ＣＤ３０アンタゴニストおよびＯＸ４０アンタゴニストからなる群より選択される、前記方法。
【請求項２】
ＩＬ−１７アンタゴニストが可溶性ＩＬ−１７受容体である、請求項１の方法。
【請求項３】
可溶性ＩＬ−１７受容体が融合タンパク質である、請求項２の方法。
【請求項４】
ＩＬ−１７アンタゴニストが抗体である、請求項１の方法。
【請求項５】
抗体がＩＬ−１７受容体へ特異的に結合する、請求項４の方法。
【請求項６】
抗体がＩＬ−１７へ特異的に結合する、請求項４の方法。
【請求項７】
抗体がヒト化抗体である、請求項４の方法。
【請求項８】
抗体が単鎖抗体である、請求項４の方法。
【請求項９】
ＩＬ−１７アンタゴニストを週に１以上の回数投与する、請求項１の方法。
【請求項１０】
ＩＬ−１７アンタゴニストを皮下注射により投与する、請求項１の方法。
【請求項１１】
非ステロイド性抗炎症薬；鎮痛薬；全身性ステロイド；炎症性サイトカインのアンタゴニスト；抗炎症性サイトカイン；化学療法剤；脂質低下薬；血圧調節薬；アンジオテンシン変換酵素阻害剤および／またはペルオキシソーム増殖因子活性化受容体リガンドからなる群より選択される１以上の化合物との組合せにおいてＩＬ−１７アンタゴニストを投与する、請求項１の方法。

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

【図６】

【図７】

【図８】

【図９】

【図１０】

【図１１】

【公表番号】特表２００６−５０８０５６（Ｐ２００６−５０８０５６Ａ）
【公表日】平成１８年３月９日（２００６．３．９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００４−５３２９４７（Ｐ２００４−５３２９４７）
【出願日】平成１５年８月２１日（２００３．８．２１）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００３／０２６３５４
【国際公開番号】ＷＯ２００４／０１９８６６
【国際公開日】平成１６年３月１１日（２００４．３．１１）
【出願人】（５９１１２３６０９）イミュネックス・コーポレーション (24)
【氏名又は名称原語表記】ＩＭＭＵＮＥＸ　ＣＯＲＰＯＲＡＴＩＯＮ
【Ｆターム（参考）】