情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び情報処理装置の制御プログラム
【課題】 簡単にダイアログボックスの選択ボタンを選択できる情報処理装置の制御方法を提供する。
【解決手段】表示装置3に選択ボタンを含むダイアログボックス20が表示される。ダイアログボックス20が表示されると、ダイアログボックス20に設けられた選択ボタン21と22の数が取得される。タッチパッドの操作面上に選択ボタン21と22に対応する選択領域23aと23bが設定される。この状態で、ユーザがタッチパッド5の操作面上の操作領域23aと23bに触れる動作を判断する。選択領域23a又は23bを操作すると、操作領域23a又はと23bに対応する選択ボタン21又は22が選択されたと判断して、その機能を実行する。
【解決手段】表示装置3に選択ボタンを含むダイアログボックス20が表示される。ダイアログボックス20が表示されると、ダイアログボックス20に設けられた選択ボタン21と22の数が取得される。タッチパッドの操作面上に選択ボタン21と22に対応する選択領域23aと23bが設定される。この状態で、ユーザがタッチパッド5の操作面上の操作領域23aと23bに触れる動作を判断する。選択領域23a又は23bを操作すると、操作領域23a又はと23bに対応する選択ボタン21又は22が選択されたと判断して、その機能を実行する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばノート型パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び情報処理装置の制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、個人でもノート型パーソナルコンピュータ(以下PCという)が頻繁に使用されるようになった。ユーザはPCを使っていると、処理を継続して良いか(OKボタン)、取り消すか(Cancelボタン)などのボタンを含むダイアログボックスが表示されることがある。ユーザは表示されたダイアログボックスで提示された操作のうちどの処理を選択するかを、タッチパッド等のポインティングデバイスを操作してポインターを移動させ、目的のボタンの上で左ボタンを押すことにより所望の操作を選択している。
【0003】
最近、タッチパッドはポインティング操作をするだけではなく、指でタッチするという利点を生かすことで、色々な情報を入力できるタッチパッドも出て来た。(例えば、特許文献1参照)
【特許文献1】特開2002−149338号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
PCのユーザがファイルやフォルダの操作を行ったときに、確認ダイアログボックスが表示されることがある。そのようなとき通常はユーザがそのダイアログボックス上に設けられた何れかの機能の選択ボタンを選択するために、タッチパッドなどのポインティングデバイスによりポインターを所望の選択ボタンの位置まで移動して左ボタンをクリックする。もう一つの選択方法は、キーボードに備えられた矢印キーを操作して所望の選択ボタンを選択し、ENTERキーを押す方法もある。
【0005】
上述したように従来では、ユーザがダイアログボックスの選択ボタンを選択する際は、タッチパッドと左ボタン又は矢印キーとENTERキーというように複数のキー操作が必要であった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、簡単な操作で選択ボタンの選択ができる情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び情報処理装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、ダイアログボックスを表示する表示装置と、ポインターを操作するためのタッチパッドと、表示内容を選択するための前記ダイアログボックスが表示されたとき、そのダイアログボックス内に設けられた選択ボタンに応じて、前記タッチパッド上にその選択ボタンのそれぞれに対応した選択領域を設定する領域設定手段と、前記タッチパッドの操作面上で何らかの操作がなされたことを検知する操作検知手段と、前記操作検知手段により、前記選択領域が選択されたことを検知したとき、その選択領域に対応する前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンが選択されたと判断する判断手段と、を具備したことを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、情報を表示する表示装置と、前記表示装置上に表示されたポインターを操作するためのタッチパッドとを具備する情報処理装置の制御方法であって、前記表示装置に、ある操作内容を示す選択するための選択ボタンを含むダイアログボックスを表示し、そのダイアログボックス内に設けられた選択ボタンに応じて、前記タッチパッド上にその選択ボタンのそれぞれに対応した選択領域を設定し、前記タッチパッドの操作面上の前記選択領域のいずれかの場所がタッチされたことを検知したとき、検知された場所に設定された選択領域に対応する前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンが選択されたと判断することを特徴とする。
【0009】
また、本発明にかかるプログラムは、情報を表示する表示装置と、前記表示装置上に表示されたポインターを操作するためのタッチパッドとを具備する情報処理装置の制御プログラムであって、前記表示装置に、ある操作内容を示す選択ボタンを含むダイアログボックスを表示する機能と、そのダイアログボックス内に設けられた選択ボタンに応じて、前記タッチパッド上にその選択ボタンのそれぞれに対応した選択領域を設定する領域設定機能と、前記タッチパッド上の操作面上の前記選択領域のいずれかの場所がタッチされたことを検知したとき、検知された場所に設定された選択領域に対応する前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンが選択されたと判断する機能と、をコンピュータで実現することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、簡単な操作で選択ボタンの選択ができる情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び情報処理装置の制御プログラムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【実施例】
【0012】
図1は、本発明の実施形態に於ける情報処理装置の外観構成を示す。ここでは、本発明にかかるノート型のPCを例に示している。
【0013】
図1において、PCは、コンピュータ本体1と、ディスプレイユニット2とから構成されている。ディスプレイユニット2には、表示装置3が組み込まれていて、コンピュータ本体1に対して開閉自在に取り付けられている。コンピュータ本体1は箱型の筐体を有しており、その筐体の上面には、文字等を入力するとき操作されるキーボード4が設けられている。キーボード4の手前の筐体上面のほぼ中央部分には、タッチパッド5と、ポインティングデバイスの左ボタン5a及び右ボタン5bが設けられている。
【0014】
次に、上記図1に示したコンピュータ本体1のシステム構成を図2に示す。
【0015】
このコンピュータ本体1には、図2に示すように、Root Complex6、中央処理装置(CPU)7、バイオスリードオンリーメモリー(BIOS−ROM)8、ハードディスクドライブ(HDD)9、主メモリ10、光ディスクドライブ11、グラフィクスコントローラ12、及びエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)13等が設けられている。
【0016】
Root Complex6は、PCの筐体に設けられている他の部品を接続して、情報を交換するために設けられている。CPU7は、このRoot Complex6に接続されて、コンピュータ本体1の操作を制御するために設けられたものである。BIOS−ROM8には、基本入出力システムとしてBIOS(basic input/output system)が書き込まれている。BIOSはコンピュータに搭載されたオペレーティングシステム(OS)とハードウェア(例えば表示装置3、タッチパッド5)で入出力されたデータの交換を制御するプログラムである。
【0017】
オペレーティングシステム(OS)、又はアプリケーションプログラムやユーティリティプログラム等は、ハードディスクドライブ(HDD)9に搭載されていて、ハードディスクドライブ(HDD)9から主メモリ10にロードされる。主メモリ10はRAM(Random Access Memory)等で構成される、揮発性の記憶媒体である。主メモリ10を通して、ロードされたプログラムはCPU7で実行される。
【0018】
光ディスクドライブ11は、記憶媒体、例えばDVD−ROMなどに保存されている情報を読み込むために設けられている。
【0019】
グラフィクスコントローラ12はRoot Complex6と表示装置3との間に設けられ、表示装置3に表示されるデータの制御を行うものである。
【0020】
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)13は、電力管理のためのエンベデッドコントローラ(EC)とキーボード4を制御するためのキーボードコントローラ(KBC)とが集積されたものである。キーボード4とタッチパッド5は、このエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)13を介してRoot Complex6に接続されている。
【0021】
タッチパッド5は、タッチスイッチ14と表示部15で構成されている。タッチスイッチ14と表示部15は後に詳述する。
【0022】
次に、このように構成されたPCの動作について説明する。
【0023】
図3はタッチパッド5の正面図である。このタッチパッド5は、表示装置3に表示されたカーソルを操作して、この表示装置3上における位置情報の入力や、表示された操作ボタンを選択するために設けられている。このタッチパッド5の操作面上で、たとえば指をドラッグさせることによりカーソルの位置を移動することができるようになっている。また、左ボタン5a及び右ボタン5bを押すと、そのときにカーソルが指し示している操作ボタンを選択するなど、その領域に割り当てられた機能を実行することができる。
【0024】
図4は、PCのファイルやフォルダの操作、例えば削除やコピーなどを行った際に、表示されるダイアログボックス20の例を示すものである。ダイアログボックス20には、PCで実行する機能、例えば“ファイルの削除”とその機能の実行可否を確認するための選択ボタン[はい(Y)]21と[いいえ(N)]22とが表示される。
【0025】
図5は、図4で例示したような選択ボタンが2つ含まれたダイアログボックス20が表示されたときのタッチパッド5の領域設定の例を示す。このとき、タッチパッド5の上部には2つの選択領域、左選択領域23aと右選択領域23bとが設定される。左選択領域23aは選択ボタン[はい(Y)]21に対応して、右選択領域23bは選択ボタン[いいえ(N)]22に対応する。
【0026】
図6に上記した第1の実施形態の処理手順を示している。この図6に示す処理では、表示装置3で、図4に示すように、ダイアログボックス20が表示されたか否かを判断する(ステップS1)。ダイアログボックス20が表示された場合は、ダイアログボックス20に設けられた選択ボタン21と22および他にも選択ボタンが表示されている場合にはその数の総数が取得され、図5に示すようにタッチパッド5の操作面上に選択ボタン21と22に対応する選択領域23aと23bとが等分される(ステップS2,S3)。等分された選択領域23aと23bは、タッチパッド5の操作面上に表示装置3の選択ボタンの配列と同じ順に自動的に配置される(ステップS4)。
【0027】
この状態で、ユーザがタッチパッド5の操作面上の選択領域23aと23bを操作したか否かを判断する(ステップS5)。選択領域23aと23bに触れていない場合は、ユーザが選択領域23aと23bに触れるまで待機する。ユーザが選択領域23aと23bの何れかを操作すると、PCは操作された選択領域23a又は23bに対応する選択ボタン21又は22の機能を実行する(ステップS6)。この機能が実行されると、表示装置3の表示が消えると共に、選択領域の設定が解除されて、タッチパッドも元のポインティングデバイスに戻る。
【0028】
ステップS1でダイアログボックス20が表示されていない場合は、タッチパッド5が操作されたか否かを判断する(ステップS7)。ダイアログボックス20が表示されていない状態で、タッチパッド5が操作された場合は、ユーザの操作に従って、カーソルを移動する(ステップS8)。タッチパッド5が操作されていない場合は、最初のステップS1に戻って、ダイアログボックス20が表示されたか否かを判断する。
【0029】
PCは色々なプログラムを実行する過程で、種々のダイアログボックスが表示されることがある。ダイアログボックス内の選択ボタンは必ずしも図4に示すような2つの選択ボタンに限らず、1つの選択ボタンや3つ以上の選択ボタンが設けられているダイアログボックスもある。
【0030】
図7に示すダイアログボックスは1つの選択ボタン25が設けられているダイアログボックス24の例を示している。
【0031】
図8は、図7のような選択ボタン25が1つ含まれたダイアログボックス24が表示されたときのタッチパッド5の領域設定の例を示す。この例では、タッチパッド5の上部には1つの選択領域26が設定される。
【0032】
また、図9は、3つの選択ボタン28、29、30が設けられているダイアログボックス27の例を示している。
【0033】
図10は、図9のような3つの選択ボタンが含まれたダイアログボックス27が表示されたときのタッチパッド5の例を示す。この例では、タッチパッド5の上部が選択ボタンと同数の3つの選択領域31a、31b、31cが等分されて配置される。
【0034】
次の図11を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。
【0035】
第1実施形態では、タッチパッド5の操作面上に設定された選択領域を操作すると、対応しているダイアログボックスの選択ボタンを選択できる。しかし、複数の選択領域がタッチパッドの上部に隙間無く連続して配置されているので、誤って選択領域の中間付近を操作すると、本来選択する領域とは異なる隣の選択領域に触れてしまう可能性もある。
【0036】
例えば、[はい]と[いいえ]の選択ボタンがあれば、その選択領域は互いに隣に並んで設定される。ユーザはあるファイルをごみ箱に移す操作を行ったとき、[いいえ]を選択するつもりでも、誤って[はい]の領域に触れてしまうと削除したくないファイルを間違って削除してしまうおそれがある。
【0037】
図11では、選択ボタンが2つ含まれたダイアログボックス20が表示されたときのタッチパッド5の領域設定の例を示す。このとき、タッチパッドの上部には2つの選択領域32aと32bとその間の非選択領域33が設定される。この非選択領域は操作されてもPCは何の機能も実行しない。
【0038】
このように、選択領域の間に非選択領域を設けることにより、誤操作を防止することができる。
【0039】
次に図12及び図13を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。
【0040】
図12(a)はタッチパッド5の正面図である。図12(b)はタッチパッド5の一部の断面図である。
【0041】
図12(b)に示すように、タッチパッド5は、選択領域の内容を表示するための表示部15とその表示部の上面に設けられた透明なタッチスイッチ14により構成されている。
【0042】
本実施形態のPCでは、表示装置3に図4に示すようなダイアログボックス20が表示されると、そのダイアログボックス20の選択ボタン21と22の数に応じた選択領域34aと34bとが罫線で表示される。
【0043】
また、この選択領域内には、選択ボタン21と22の操作内容と同じ内容が表示される。従って、ユーザは透明なタッチスイッチ14を通して、表示部15の表示内容を見ることができ、選択したい選択ボタンに対応した選択領域を確実に操作できる。
【0044】
なお、上述の実施形態ではタッチパッド5の上部側に選択領域を設定し、設定した選択領域のみが選択ボタンとして機能するようにした。これ以外にも、上部側に選択領域が設定されたとき、タッチパッド5の下部側をポインティングデバイスとして機能させ、引き続きユーザがカーソルの移動を行えるように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施形態におけるPCの外観構成を示す斜視図。
【図2】図1に示したPCのシステム構成を示すブロック図。
【図3】タッチパッドの操作について説明するための図。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるダイアログボックスの表示例図。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるタッチパッドの選択領域を説明するための図。
【図6】選択領域割り付け処理の流れを示すフローチャート。
【図7】本発明の第1の実施形態における1つの選択ボタンが設けられているダイアログボックスの表示例図。
【図8】本発明の第1の実施形態における1つの選択領域を割り付けられたタッチパッドを説明するための図。
【図9】本発明の第1の実施形態における3つの選択ボタンが設けられているダイアログボックスの表示例図。
【図10】本発明の第1の実施形態における3つの選択領域を割り付けられたタッチパッドを説明するための図。
【図11】本発明の第2の実施形態におけるタッチパッドの選択領域を説明するための図。
【図12】本発明の第3の実施形態における機能付きのタッチパッドを説明するための図。
【図13】本発明の第3の実施形態のPCのシステム構成を示すブロック図。
【符号の説明】
【0046】
1 本体
2 ディスプレイユニット
3 表示装置(LCD)
4 キーボード
5 タッチパッド
5a ポインティングデバイスのボタン
5b ポインティングデバイスのボタン
6 Root Complex
7 CPU
8 BIOS−ROM
9 ハードディスクドライブ(HDD)
10 主メモリ
11 光ディスクドライブ
12 グラフィクスコントローラ
13 エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)
14 タッチスイッチ
15 表示部
20 ダイアログボックスの画面
23a タッチパッド上の左選択領域
23b タッチパッド上の右選択領域
33 選択領域の間の非選択領域
34a 表示がある左選択領域
34b 表示がある右選択領域
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばノート型パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び情報処理装置の制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、個人でもノート型パーソナルコンピュータ(以下PCという)が頻繁に使用されるようになった。ユーザはPCを使っていると、処理を継続して良いか(OKボタン)、取り消すか(Cancelボタン)などのボタンを含むダイアログボックスが表示されることがある。ユーザは表示されたダイアログボックスで提示された操作のうちどの処理を選択するかを、タッチパッド等のポインティングデバイスを操作してポインターを移動させ、目的のボタンの上で左ボタンを押すことにより所望の操作を選択している。
【0003】
最近、タッチパッドはポインティング操作をするだけではなく、指でタッチするという利点を生かすことで、色々な情報を入力できるタッチパッドも出て来た。(例えば、特許文献1参照)
【特許文献1】特開2002−149338号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
PCのユーザがファイルやフォルダの操作を行ったときに、確認ダイアログボックスが表示されることがある。そのようなとき通常はユーザがそのダイアログボックス上に設けられた何れかの機能の選択ボタンを選択するために、タッチパッドなどのポインティングデバイスによりポインターを所望の選択ボタンの位置まで移動して左ボタンをクリックする。もう一つの選択方法は、キーボードに備えられた矢印キーを操作して所望の選択ボタンを選択し、ENTERキーを押す方法もある。
【0005】
上述したように従来では、ユーザがダイアログボックスの選択ボタンを選択する際は、タッチパッドと左ボタン又は矢印キーとENTERキーというように複数のキー操作が必要であった。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、簡単な操作で選択ボタンの選択ができる情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び情報処理装置の制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は、ダイアログボックスを表示する表示装置と、ポインターを操作するためのタッチパッドと、表示内容を選択するための前記ダイアログボックスが表示されたとき、そのダイアログボックス内に設けられた選択ボタンに応じて、前記タッチパッド上にその選択ボタンのそれぞれに対応した選択領域を設定する領域設定手段と、前記タッチパッドの操作面上で何らかの操作がなされたことを検知する操作検知手段と、前記操作検知手段により、前記選択領域が選択されたことを検知したとき、その選択領域に対応する前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンが選択されたと判断する判断手段と、を具備したことを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、情報を表示する表示装置と、前記表示装置上に表示されたポインターを操作するためのタッチパッドとを具備する情報処理装置の制御方法であって、前記表示装置に、ある操作内容を示す選択するための選択ボタンを含むダイアログボックスを表示し、そのダイアログボックス内に設けられた選択ボタンに応じて、前記タッチパッド上にその選択ボタンのそれぞれに対応した選択領域を設定し、前記タッチパッドの操作面上の前記選択領域のいずれかの場所がタッチされたことを検知したとき、検知された場所に設定された選択領域に対応する前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンが選択されたと判断することを特徴とする。
【0009】
また、本発明にかかるプログラムは、情報を表示する表示装置と、前記表示装置上に表示されたポインターを操作するためのタッチパッドとを具備する情報処理装置の制御プログラムであって、前記表示装置に、ある操作内容を示す選択ボタンを含むダイアログボックスを表示する機能と、そのダイアログボックス内に設けられた選択ボタンに応じて、前記タッチパッド上にその選択ボタンのそれぞれに対応した選択領域を設定する領域設定機能と、前記タッチパッド上の操作面上の前記選択領域のいずれかの場所がタッチされたことを検知したとき、検知された場所に設定された選択領域に対応する前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンが選択されたと判断する機能と、をコンピュータで実現することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、簡単な操作で選択ボタンの選択ができる情報処理装置、情報処理装置の制御方法及び情報処理装置の制御プログラムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【実施例】
【0012】
図1は、本発明の実施形態に於ける情報処理装置の外観構成を示す。ここでは、本発明にかかるノート型のPCを例に示している。
【0013】
図1において、PCは、コンピュータ本体1と、ディスプレイユニット2とから構成されている。ディスプレイユニット2には、表示装置3が組み込まれていて、コンピュータ本体1に対して開閉自在に取り付けられている。コンピュータ本体1は箱型の筐体を有しており、その筐体の上面には、文字等を入力するとき操作されるキーボード4が設けられている。キーボード4の手前の筐体上面のほぼ中央部分には、タッチパッド5と、ポインティングデバイスの左ボタン5a及び右ボタン5bが設けられている。
【0014】
次に、上記図1に示したコンピュータ本体1のシステム構成を図2に示す。
【0015】
このコンピュータ本体1には、図2に示すように、Root Complex6、中央処理装置(CPU)7、バイオスリードオンリーメモリー(BIOS−ROM)8、ハードディスクドライブ(HDD)9、主メモリ10、光ディスクドライブ11、グラフィクスコントローラ12、及びエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)13等が設けられている。
【0016】
Root Complex6は、PCの筐体に設けられている他の部品を接続して、情報を交換するために設けられている。CPU7は、このRoot Complex6に接続されて、コンピュータ本体1の操作を制御するために設けられたものである。BIOS−ROM8には、基本入出力システムとしてBIOS(basic input/output system)が書き込まれている。BIOSはコンピュータに搭載されたオペレーティングシステム(OS)とハードウェア(例えば表示装置3、タッチパッド5)で入出力されたデータの交換を制御するプログラムである。
【0017】
オペレーティングシステム(OS)、又はアプリケーションプログラムやユーティリティプログラム等は、ハードディスクドライブ(HDD)9に搭載されていて、ハードディスクドライブ(HDD)9から主メモリ10にロードされる。主メモリ10はRAM(Random Access Memory)等で構成される、揮発性の記憶媒体である。主メモリ10を通して、ロードされたプログラムはCPU7で実行される。
【0018】
光ディスクドライブ11は、記憶媒体、例えばDVD−ROMなどに保存されている情報を読み込むために設けられている。
【0019】
グラフィクスコントローラ12はRoot Complex6と表示装置3との間に設けられ、表示装置3に表示されるデータの制御を行うものである。
【0020】
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)13は、電力管理のためのエンベデッドコントローラ(EC)とキーボード4を制御するためのキーボードコントローラ(KBC)とが集積されたものである。キーボード4とタッチパッド5は、このエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)13を介してRoot Complex6に接続されている。
【0021】
タッチパッド5は、タッチスイッチ14と表示部15で構成されている。タッチスイッチ14と表示部15は後に詳述する。
【0022】
次に、このように構成されたPCの動作について説明する。
【0023】
図3はタッチパッド5の正面図である。このタッチパッド5は、表示装置3に表示されたカーソルを操作して、この表示装置3上における位置情報の入力や、表示された操作ボタンを選択するために設けられている。このタッチパッド5の操作面上で、たとえば指をドラッグさせることによりカーソルの位置を移動することができるようになっている。また、左ボタン5a及び右ボタン5bを押すと、そのときにカーソルが指し示している操作ボタンを選択するなど、その領域に割り当てられた機能を実行することができる。
【0024】
図4は、PCのファイルやフォルダの操作、例えば削除やコピーなどを行った際に、表示されるダイアログボックス20の例を示すものである。ダイアログボックス20には、PCで実行する機能、例えば“ファイルの削除”とその機能の実行可否を確認するための選択ボタン[はい(Y)]21と[いいえ(N)]22とが表示される。
【0025】
図5は、図4で例示したような選択ボタンが2つ含まれたダイアログボックス20が表示されたときのタッチパッド5の領域設定の例を示す。このとき、タッチパッド5の上部には2つの選択領域、左選択領域23aと右選択領域23bとが設定される。左選択領域23aは選択ボタン[はい(Y)]21に対応して、右選択領域23bは選択ボタン[いいえ(N)]22に対応する。
【0026】
図6に上記した第1の実施形態の処理手順を示している。この図6に示す処理では、表示装置3で、図4に示すように、ダイアログボックス20が表示されたか否かを判断する(ステップS1)。ダイアログボックス20が表示された場合は、ダイアログボックス20に設けられた選択ボタン21と22および他にも選択ボタンが表示されている場合にはその数の総数が取得され、図5に示すようにタッチパッド5の操作面上に選択ボタン21と22に対応する選択領域23aと23bとが等分される(ステップS2,S3)。等分された選択領域23aと23bは、タッチパッド5の操作面上に表示装置3の選択ボタンの配列と同じ順に自動的に配置される(ステップS4)。
【0027】
この状態で、ユーザがタッチパッド5の操作面上の選択領域23aと23bを操作したか否かを判断する(ステップS5)。選択領域23aと23bに触れていない場合は、ユーザが選択領域23aと23bに触れるまで待機する。ユーザが選択領域23aと23bの何れかを操作すると、PCは操作された選択領域23a又は23bに対応する選択ボタン21又は22の機能を実行する(ステップS6)。この機能が実行されると、表示装置3の表示が消えると共に、選択領域の設定が解除されて、タッチパッドも元のポインティングデバイスに戻る。
【0028】
ステップS1でダイアログボックス20が表示されていない場合は、タッチパッド5が操作されたか否かを判断する(ステップS7)。ダイアログボックス20が表示されていない状態で、タッチパッド5が操作された場合は、ユーザの操作に従って、カーソルを移動する(ステップS8)。タッチパッド5が操作されていない場合は、最初のステップS1に戻って、ダイアログボックス20が表示されたか否かを判断する。
【0029】
PCは色々なプログラムを実行する過程で、種々のダイアログボックスが表示されることがある。ダイアログボックス内の選択ボタンは必ずしも図4に示すような2つの選択ボタンに限らず、1つの選択ボタンや3つ以上の選択ボタンが設けられているダイアログボックスもある。
【0030】
図7に示すダイアログボックスは1つの選択ボタン25が設けられているダイアログボックス24の例を示している。
【0031】
図8は、図7のような選択ボタン25が1つ含まれたダイアログボックス24が表示されたときのタッチパッド5の領域設定の例を示す。この例では、タッチパッド5の上部には1つの選択領域26が設定される。
【0032】
また、図9は、3つの選択ボタン28、29、30が設けられているダイアログボックス27の例を示している。
【0033】
図10は、図9のような3つの選択ボタンが含まれたダイアログボックス27が表示されたときのタッチパッド5の例を示す。この例では、タッチパッド5の上部が選択ボタンと同数の3つの選択領域31a、31b、31cが等分されて配置される。
【0034】
次の図11を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。
【0035】
第1実施形態では、タッチパッド5の操作面上に設定された選択領域を操作すると、対応しているダイアログボックスの選択ボタンを選択できる。しかし、複数の選択領域がタッチパッドの上部に隙間無く連続して配置されているので、誤って選択領域の中間付近を操作すると、本来選択する領域とは異なる隣の選択領域に触れてしまう可能性もある。
【0036】
例えば、[はい]と[いいえ]の選択ボタンがあれば、その選択領域は互いに隣に並んで設定される。ユーザはあるファイルをごみ箱に移す操作を行ったとき、[いいえ]を選択するつもりでも、誤って[はい]の領域に触れてしまうと削除したくないファイルを間違って削除してしまうおそれがある。
【0037】
図11では、選択ボタンが2つ含まれたダイアログボックス20が表示されたときのタッチパッド5の領域設定の例を示す。このとき、タッチパッドの上部には2つの選択領域32aと32bとその間の非選択領域33が設定される。この非選択領域は操作されてもPCは何の機能も実行しない。
【0038】
このように、選択領域の間に非選択領域を設けることにより、誤操作を防止することができる。
【0039】
次に図12及び図13を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。
【0040】
図12(a)はタッチパッド5の正面図である。図12(b)はタッチパッド5の一部の断面図である。
【0041】
図12(b)に示すように、タッチパッド5は、選択領域の内容を表示するための表示部15とその表示部の上面に設けられた透明なタッチスイッチ14により構成されている。
【0042】
本実施形態のPCでは、表示装置3に図4に示すようなダイアログボックス20が表示されると、そのダイアログボックス20の選択ボタン21と22の数に応じた選択領域34aと34bとが罫線で表示される。
【0043】
また、この選択領域内には、選択ボタン21と22の操作内容と同じ内容が表示される。従って、ユーザは透明なタッチスイッチ14を通して、表示部15の表示内容を見ることができ、選択したい選択ボタンに対応した選択領域を確実に操作できる。
【0044】
なお、上述の実施形態ではタッチパッド5の上部側に選択領域を設定し、設定した選択領域のみが選択ボタンとして機能するようにした。これ以外にも、上部側に選択領域が設定されたとき、タッチパッド5の下部側をポインティングデバイスとして機能させ、引き続きユーザがカーソルの移動を行えるように構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の実施形態におけるPCの外観構成を示す斜視図。
【図2】図1に示したPCのシステム構成を示すブロック図。
【図3】タッチパッドの操作について説明するための図。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるダイアログボックスの表示例図。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるタッチパッドの選択領域を説明するための図。
【図6】選択領域割り付け処理の流れを示すフローチャート。
【図7】本発明の第1の実施形態における1つの選択ボタンが設けられているダイアログボックスの表示例図。
【図8】本発明の第1の実施形態における1つの選択領域を割り付けられたタッチパッドを説明するための図。
【図9】本発明の第1の実施形態における3つの選択ボタンが設けられているダイアログボックスの表示例図。
【図10】本発明の第1の実施形態における3つの選択領域を割り付けられたタッチパッドを説明するための図。
【図11】本発明の第2の実施形態におけるタッチパッドの選択領域を説明するための図。
【図12】本発明の第3の実施形態における機能付きのタッチパッドを説明するための図。
【図13】本発明の第3の実施形態のPCのシステム構成を示すブロック図。
【符号の説明】
【0046】
1 本体
2 ディスプレイユニット
3 表示装置(LCD)
4 キーボード
5 タッチパッド
5a ポインティングデバイスのボタン
5b ポインティングデバイスのボタン
6 Root Complex
7 CPU
8 BIOS−ROM
9 ハードディスクドライブ(HDD)
10 主メモリ
11 光ディスクドライブ
12 グラフィクスコントローラ
13 エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)
14 タッチスイッチ
15 表示部
20 ダイアログボックスの画面
23a タッチパッド上の左選択領域
23b タッチパッド上の右選択領域
33 選択領域の間の非選択領域
34a 表示がある左選択領域
34b 表示がある右選択領域
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダイアログボックスを表示する表示装置と、
ポインターを操作するためのタッチパッドと、
表示内容を選択するための前記ダイアログボックスが表示されたとき、そのダイアログボックス内に設けられた選択ボタンに応じて、前記タッチパッド上にその選択ボタンのそれぞれに対応した選択領域を設定する領域設定手段と、
前記タッチパッドの操作面上で何らかの操作がなされたことを検知する操作検知手段と、
前記操作検知手段により、前記選択領域が選択されたことを検知したとき、その選択領域に対応する前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンが選択されたと判断する判断手段と、
を具備したことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記領域設定手段は、前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンに対応する選択領域を前記タッチパッド上の所定の位置に自動的に配置する配置手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記領域設定手段で設定される選択領域は、前記ダイアログボックスに設けられた複数のボタンに対応するそれぞれの選択領域がタッチパッド上の辺部に連続して配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記タッチパッドは、タッチパッド上に設定された選択領域とその操作内容を表示する表示部と、前記表示部の上面に設けられた透明なタッチスイッチとを具備したことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
情報を表示する表示装置と、前記表示装置上に表示されたポインターを操作するためのタッチパッドとを具備する情報処理装置の制御方法であって、
前記表示装置に、ある操作内容を示す選択ボタンを含むダイアログボックスを表示し、
そのダイアログボックス内に設けられた選択ボタンに応じて、前記タッチパッド上にその選択ボタンのそれぞれに対応した選択領域を設定し、
前記タッチパッドの操作面上の前記選択領域のいずれかの場所がタッチされたことを検知したとき、検知された場所に設定された選択領域に対応する前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンが選択されたと判断する
ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項6】
前記選択領域を設定するステップは、前記表示装置に表示されたダイアログボックスに設けられた選択ボタンに対応する選択領域を前記タッチパッド上の所定の位置に自動的に配置するステップをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置の制御方法。
【請求項7】
情報を表示する表示装置と、前記表示装置上に表示されたポインターを操作するためのタッチパッドとを具備する情報処理装置の制御プログラムであって、
前記表示装置に、ある操作内容を示す選択ボタンを含むダイアログボックスを表示する機能と、
そのダイアログボックス内に設けられた選択ボタンに応じて、前記タッチパッド上にその選択ボタンのそれぞれに対応した選択領域を設定する領域設定機能と、
前記タッチパッド上の操作面上の前記選択領域のいずれかの場所がタッチされたことを検知したとき、検知された場所に設定された選択領域に対応する前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンが選択されたと判断する機能と、
を具備することを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
【請求項8】
前記領域設定機能は、前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンに対応する選択領域を前記タッチパッド上の所定の位置に自動的に配置する機能をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置の制御プログラム。
【請求項9】
前記タッチパッドは、表示部と前記表示部の上面に設けられた透明なタッチスイッチとを有し、前記領域設定機能は前記表示部にタッチパッド上に設定された選択領域とその操作内容を表示する機能を有することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置の制御プログラム。
【請求項1】
ダイアログボックスを表示する表示装置と、
ポインターを操作するためのタッチパッドと、
表示内容を選択するための前記ダイアログボックスが表示されたとき、そのダイアログボックス内に設けられた選択ボタンに応じて、前記タッチパッド上にその選択ボタンのそれぞれに対応した選択領域を設定する領域設定手段と、
前記タッチパッドの操作面上で何らかの操作がなされたことを検知する操作検知手段と、
前記操作検知手段により、前記選択領域が選択されたことを検知したとき、その選択領域に対応する前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンが選択されたと判断する判断手段と、
を具備したことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記領域設定手段は、前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンに対応する選択領域を前記タッチパッド上の所定の位置に自動的に配置する配置手段をさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記領域設定手段で設定される選択領域は、前記ダイアログボックスに設けられた複数のボタンに対応するそれぞれの選択領域がタッチパッド上の辺部に連続して配置されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記タッチパッドは、タッチパッド上に設定された選択領域とその操作内容を表示する表示部と、前記表示部の上面に設けられた透明なタッチスイッチとを具備したことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
情報を表示する表示装置と、前記表示装置上に表示されたポインターを操作するためのタッチパッドとを具備する情報処理装置の制御方法であって、
前記表示装置に、ある操作内容を示す選択ボタンを含むダイアログボックスを表示し、
そのダイアログボックス内に設けられた選択ボタンに応じて、前記タッチパッド上にその選択ボタンのそれぞれに対応した選択領域を設定し、
前記タッチパッドの操作面上の前記選択領域のいずれかの場所がタッチされたことを検知したとき、検知された場所に設定された選択領域に対応する前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンが選択されたと判断する
ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項6】
前記選択領域を設定するステップは、前記表示装置に表示されたダイアログボックスに設けられた選択ボタンに対応する選択領域を前記タッチパッド上の所定の位置に自動的に配置するステップをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置の制御方法。
【請求項7】
情報を表示する表示装置と、前記表示装置上に表示されたポインターを操作するためのタッチパッドとを具備する情報処理装置の制御プログラムであって、
前記表示装置に、ある操作内容を示す選択ボタンを含むダイアログボックスを表示する機能と、
そのダイアログボックス内に設けられた選択ボタンに応じて、前記タッチパッド上にその選択ボタンのそれぞれに対応した選択領域を設定する領域設定機能と、
前記タッチパッド上の操作面上の前記選択領域のいずれかの場所がタッチされたことを検知したとき、検知された場所に設定された選択領域に対応する前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンが選択されたと判断する機能と、
を具備することを特徴とする情報処理装置の制御プログラム。
【請求項8】
前記領域設定機能は、前記ダイアログボックスに設けられた選択ボタンに対応する選択領域を前記タッチパッド上の所定の位置に自動的に配置する機能をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置の制御プログラム。
【請求項9】
前記タッチパッドは、表示部と前記表示部の上面に設けられた透明なタッチスイッチとを有し、前記領域設定機能は前記表示部にタッチパッド上に設定された選択領域とその操作内容を表示する機能を有することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置の制御プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2009−87075(P2009−87075A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−256408(P2007−256408)
【出願日】平成19年9月28日(2007.9.28)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年9月28日(2007.9.28)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
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