説明

情報処理装置およびデバイス制御方法

【課題】複数の電源制御対象デバイスそれぞれの電源状態を容易に電源オフ状態から電源オン状態に切り換えることができる情報処理装置を実現する。
【解決手段】実施形態によれば、情報処理装置は、複数のアプリケーションプログラムの各々について当該アプリケーションプログラムによって使用される1以上の電源制御対象デバイスを示す管理データを格納するための記憶手段と、デバイス管理手段とを具備する。デバイス管理手段は、新たなプロセスが実行開始されたか否かを判定し、前記新たなプロセスが実行開始された場合、前記管理データに基づいて、前記新たなプロセスに対応するアプリケーションプログラムによって使用される1以上の電源制御対象デバイスを決定し、前記決定された1以上の電源制御対象デバイスの内で、電源オフ状態である電源制御対象デバイスを電源オンする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置およびデバイス制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ノートブック型またはラップトップ型の種々のポータブルパーソナルコンピュータが開発されている。ポータブルパーソナルコンピュータの分野では、そのコンピュータの省電力化を図ることが要求されている。
【0003】
このため、最近では、コンピュータ内のデバイスを必要に応じて電源オフする機能を有するコンピュータも開発されている。デバイスを電源オフすることによりコンピュータの消費電力を抑えることが出来る。
【0004】
しかし、そのデバイスの使用を開始する時には、例えば、ユーザ自身がそのデバイスを電源オンするための操作を行わなければならない。もしあるデバイスが電源オフされている状態でそのデバイスを使用するアプリケーションプログラムが起動されると、そのアプリケーションプログラムは正常に動作することができない可能性がある。
【0005】
また、特定のデバイスを制御するデバイスドライバによって、その特定のデバイスを使用する専用のアプリケーションプログラムの起動および終了に検出することによって、その特定のデバイスの状態を動作モードとパワーセーブモードとの間で切り換える技術も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−31625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、一般に、コンピュータにおいては、デバイスとそのデバイスを使用するアプリケーションプログラムとの関係は一対一であるとは限らない。起動されたアプリケーションプログラム毎にそのアプリケーションプログラムによって使用されるデバイスは異なるかもしれない。また、あるデバイスは幾つかのアプリケーションプログラムそれぞれによって使用されるかもしれない。
【0008】
本発明の目的は、複数の電源制御対象デバイスそれぞれの電源状態を容易に電源オフ状態から電源オン状態に切り換えることができる情報処理装置およびデバイス制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施形態によれば、情報処理装置は、本体と、前記本体に設けられた複数の電源制御対象デバイスと、複数のアプリケーションプログラムの各々について当該アプリケーションプログラムによって使用される前記複数の電源制御対象デバイス内の1以上の電源制御対象デバイスを示す管理データを格納するための記憶手段と、前記本体に設けられたデバイス管理手段とを具備する。前記デバイス管理手段は、オペレーティングシステムによって管理される、実行中のプロセスの一覧を示すプロセス情報に基づき、新たなプロセスが実行開始されたか否かを判定し、前記新たなプロセスが実行開始された場合、前記管理データに基づいて、前記新たなプロセスに対応するアプリケーションプログラムによって使用される1以上の電源制御対象デバイスを決定し、前記決定された1以上の電源制御対象デバイスの内で、電源オフ状態である電源制御対象デバイスを電源オンする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施形態に係る情報処理装置の外観を示す斜視図。
【図2】同実施形態の情報処理装置のシステム構成を示すブロック図。
【図3】同実施形態の情報処理装置で用いられるデバイス管理アプリケーションプログラムの機能を説明するためのブロック図。
【図4】同実施形態の情報処理装置で用いられる登録データ(管理データ)の例を示す図。
【図5】同実施形態の情報処理装置によって管理される、各デバイスの現在の電源状態の例を説明するための図。
【図6】同実施形態の情報処理装置によって実行されるデバイス電源オン処理の手順の例を示すフローチャート。
【図7】同実施形態の情報処理装置によって実行されるデバイス電源オフ処理の手順の例を示すフローチャート。
【図8】同実施形態の情報処理装置のオペレーティングシステムによって管理されるプロセスリストの例を示す図。
【図9】同実施形態の情報処理装置によって実行されるデバイス電源管理処理全体を説明するためのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、実施形態を説明する。
まず、図1を参照して、実施形態に係る情報処理装置の構成について説明する。この情報処理装置は、例えば、バッテリ駆動可能な携帯型のノートブック型パーソナルコンピュータ10として実現されている。
【0012】
図1は、ディスプレイユニットを開いた状態におけるコンピュータ10を正面側から見た斜視図である。本コンピュータ10は、コンピュータ本体(単に本体とも云う)11と、ディスプレイユニット12とから構成される。ディスプレイユニット12には、LCD16(Liquid Crystal Display)から構成される表示装置が組み込まれている。
【0013】
ディスプレイユニット12は、コンピュータ本体11に支持され、そのコンピュータ本体11に対してコンピュータ本体11の上面が露出される開放位置とコンピュータ本体11の上面がディスプレイユニット12によって覆れる閉塞位置との間を回動自由に取り付けられている。コンピュータ本体11は薄い箱形の筐体を有しており、その上面にはキーボード13、本コンピュータ10をパワーオン/パワーオフするためのパワーボタン14、タッチパッド15、指紋センサ(指紋認証センサとも云う)16が配置されている。指紋センサ17はユーザの指紋を読み取るセンサであり、指紋認証の実行のために用いられる。
【0014】
さらに、コンピュータ本体11内には、メディア(光ディスクメディア)を駆動するための光ディスクドライブ117が設けられている。光ディスクドライブ117は、例えば、DVD、CD、又は他の各種光ディスクメディアをアクセスできるように構成されている。光ディスクドライブ117は、例えば、メディアが取り外し自在に装填されるトレー301、イジェクトボタン302、スピンドルモータ303、および光ピックアップヘッド304等を備えている。
【0015】
トレー301は、トレー301が本体11内に収容される収容位置とトレー301が本体11から外部に突出される突出位置との間を移動するように光ディスクドライブ117の筐体に取り付けられている。イジェクトボタン302は光ディスクドライブ117の筐体に、例えばトレー301の外壁に、設けられている。イジェクトボタン302はイジェクト信号を発生するためのスイッチである。
【0016】
スピンドルモータ302は、光ディスクドライブ117に装填されたメディア(光ディスクメディア)を回転するためのモータである。光ピックアップヘッド304は、メディアに光ビーム(レーザビーム)を照射し、メディアからの反射光に対応する検出信号を出力する。光ピックアップヘッド304はトレー301内に設けられたスレッド機構(光ピックアップヘッド移動機構)によってメディアの半径方向に沿って移動される。
【0017】
さらに、コンピュータ本体11には、USBデバイスが取り外し自在に接続されるUSB端子18も設けられている。
【0018】
図2は、本コンピュータ10のシステム構成を示している。
【0019】
本コンピュータ10は、CPU111、ノースブリッジ112、主メモリ113、グラフィクスコントローラ114、サウスブリッジ115、ハードディスクドライブ(HDD)116、光ディスクドライブ(ODD)117、BIOS−ROM118、不揮発性メモリ119、エンベデッドコントローラ(EC)120、電源回路121、加速度センサ124等を備えている。
【0020】
CPU111は、本コンピュータ10の各コンポーネントの動作を制御するプロセッサである。このCPU111は、HDD116から主メモリ113にロードされる、オペレーティングシステム(OS)201および各種アプリケーションプログラムを実行する。アプリケーションプログラムには、デバイス管理アプリケーションプログラム202も含まれている。
【0021】
このデバイス管理アプリケーションプログラム202は、本コンピュータ10内の複数の電源制御対象デバイス(例えば、光ディスクドライブ(ODD)117、指紋センサ17、USBデバイス、等)それぞれを、必要に応じて個別に電源オフおよび電源オンすることができる。また、CPU111は、BIOS−ROM118に格納されたBIOS(基本入出力システム:Basic Input Output System)も実行する。BIOSはハードウェア制御のためのプログラムである。
【0022】
ノースブリッジ112は、CPU111のローカルバスとサウスブリッジ115との間を接続するブリッジデバイスである。また、ノースブリッジ112はグラフィクスコントローラ114との通信を実行する機能も有している。さらに、ノースブリッジ112には、主メモリ113を制御するメモリコントローラも内蔵されている。
【0023】
グラフィクスコントローラ114は、本コンピュータ10のディスプレイモニタとして使用されるLCD16を制御する表示コントローラである。サウスブリッジ115は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスおよびLPC(Low Pin Count)バスにそれぞれ接続されている。
【0024】
また、サウスブリッジ115には、シリアルATA(SATA)バス等をそれぞれ介してHDD116およびODD117が接続されている。サウスブリッジ115はSATAコントローラ115Aを備えている。SATAコントローラ115AはHDD116およびODD117それぞれを制御するためのコントローラである。さらに、サウスブリッジ115は、USBコントローラ115Bも備えている。USBコントローラ115Bは、USB端子18に接続されたUSBデバイスを制御する。
【0025】
エンベデッドコントローラ(EC)120は、電源管理のためのコントローラである。エンベデッドコントローラ(EC)120には、キーボード(KB)13およびタッチパッド15などを制御するキーボードコントローラを内蔵してもよい。EC120は、電源回路121と協働して、ユーザによるパワーボタンスイッチ14の操作に応じて本コンピュータ10を電源オン/電源オフする。電源回路121は、コンピュータ本体11に内蔵されたバッテリ122、又はACアダプタ123を介して供給される外部電源を用いて、本コンピュータ10の各コンポーネントに供給すべきシステム電源を生成する。さらに、EC120は、デバイス管理アプリケーションプログラム202またはBIOSの制御の下、電源回路121と協働して、コンピュータ10内の予め決められたいくつかの電源制御対象デバイス(例えば、光ディスクドライブ(ODD)117、指紋センサ124、等)を電源オン/電源オフすることができる。
【0026】
次に、図3を参照して、デバイス管理アプリケーションプログラム202の機能について具体的に説明する。上述したように、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、コンピュータ10の稼働中に、コンピュータ10内のいくつかの電源制御対象デバイス(図3では、デバイスA、デバイスB、デバイスC)を個別に電源オン/オフするためのプログラムである。
【0027】
ユーザがあるデバイスの使用を開始することを望む場合、まず、ユーザはそのデバイスを使用するアプリケーションプログラムを起動するはずである。そこで、本実施形態では、アプリケーションプログラムの起動および終了に応じてそのアプリケーションプログラムによって使用されるデバイスの電源オン/電源オフを切り替える制御が実行される。
【0028】
デバイス管理アプリケーションプログラム202は以下の機能を有する。
(1)デバイスA,B,Cそれぞれついて電源オン/電源オフを切り替える機能
(2)OS201が保持するプロセス状態(実行中のプロセスの一覧を示すプロセス情報)を監視し、プロセス状態の変更(新たなプロセスの追加、またはプロセスの終了)を検知する機能
(3)登録データ202Aに対して、データの検索、データの登録、登録データの変更を行う機能
登録データ202Aには、複数のアプリケーションプログラムとそれら複数のアプリケーションプログラムが使用する電源制御対象デバイスとの対応関係を示す管理データが登録されている。換言すれば、管理データは、予め決められた複数のアプリケーションプログラムの各々について当該アプリケーションプログラムによって使用される1以上の電源制御対象デバイスを示す。デバイス管理アプリケーションプログラム202は、登録データ202Aを用いて、アプリケーションプログラムそれぞれとそれらアプリケーションプログラムによって使用されるデバイス(電源制御対象デバイス)それぞれとの関係を管理する。あるアプリケーションプログラムは複数の電源制御対象デバイス内の2以上のデバイスを使用するかもしれない。この場合、登録データ202Aにおいては、このアプリケーションプログラムにそれら2以上のデバイスが関連付けられる。また、別のアプリケーションプログラムは複数の電源制御対象デバイス内の1つのデバイスを使用するかもしれない。この場合、登録データ202Aにおいては、その別のアプリケーションプログラムにその1つのデバイスが関連付けられる。登録データ202Aは、例えば、HDD116又は不揮発性メモリ119に格納される。
【0029】
登録データ202Aの内容の例を図4に示す。図4では、電源制御対象デバイスが光ディスクドライブ117(内蔵ODD)、USBデバイス、指紋認証センサ17である場合が想定されている。光ディスクドライブ117(内蔵ODD)を使用するアプリケーションプログラムは、ディスク書込アプリケーションプログラム(ODDライティングアプリケーションプログラム)と、PCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムである。よって、ディスク書込アプリケーションプログラム(ODDライティングアプリケーションプログラム)には、そのディスク書込アプリケーションプログラムによって使用されるデバイスとして内蔵ODDが関連付けられる。
【0030】
PCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムは、例えば、HDD116内のリカバリー領域に予め格納されているデータイメージを光ディスクメディアまたはUSBメモリ等に書き込むことによってリカバリメディアを作成するプログラムである。上述したように、PCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムも内蔵ODDを使用する。したがって、PCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムには、そのPCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムによって使用されるデバイスとして内蔵ODDが関連付けられる。PCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムは光ディスクドライブ117(内蔵ODD)のみならず、USBデバイスも使用する。このため、PCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムには、そのPCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムによって使用されるデバイスとして、内蔵ODDのみならず、USBデバイスも関連付けられている。
【0031】
指紋認証アプリケーションプログラムには、その指紋認証アプリケーションプログラムが使用するデバイスとして指紋認証センサ17が関連付けられている。
【0032】
このように、ある電源制御対象デバイスを使用するアプリケーションプログラムが複数存在する場合には、その電源制御対象デバイスには複数のアプリケーションプログラムが関連付けられる。また、あるアプリケーションプログラムが2以上の電源制御対象デバイスを使用する場合には、このアプリケーションプログラムにはそれら2以上の電源制御対象デバイスが関連付けられる。
【0033】
なお、登録データ202Aには、予め決められたアプリケーションプログラムそれぞれに対応するアプリケーションプログラム名を登録しても良いし、予め決められたアプリケーションプログラムそれぞれに対応するプロセス名を登録しても良い。
【0034】
また、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、図5に示すテーブルを用いて、電源制御対象デバイスA,B,Cそれぞれの現在の電源状態(電源オン状態、電源オフ状態)を管理することもできる。
【0035】
ここで、複数の電源制御対象デバイスの内の1以上の電源制御対象デバイスの電源状態を電源オフ状態から電源オン状態に自動的に切り換える動作について説明する。
【0036】
デバイス管理アプリケーションプログラム202は、OS201によって管理される、実行中のプロセスの一覧を示すプロセス情報に基づき、新たなプロセスが実行開始されたか否かを判定する。新たなプロセスが実行開始された場合、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、登録データ202Aに基づいて、新たなプロセスに対応するアプリケーションプログラムによって使用される1以上の電源制御対象デバイスを決定し、決定された1以上の電源制御対象デバイスの内で、電源オフ状態である全ての電源制御対象デバイスを、EC120と共同して電源オンする。
【0037】
ここで、ユーザがODDライティングアプリケーションプログラムを起動した場合を想定して、デバイス管理アプリケーションプログラム202の動作を説明する。ODDライティングアプリケーションプログラムが起動されることによって、ODDライティングアプリケーションプログラムに対応する新たなプロセスが生成される。デバイス管理アプリケーションプログラム202は、OS201からプロセス情報を例えば定期的に受け取り、新たに受け取ったプロセス情報と前回受け取ったプロセス情報とを比較することにより、新たなプロセス(ODDライティングプロセス)が生成されたこと、つまりプロセス情報によって示される実行中のプロセスの一覧に新たなプロセス(ODDライティングプロセス)が追加されたことを検出することができる。デバイス管理アプリケーションプログラム202は、登録データ202Aに基づいて、追加されたODDライティングプロセスが使用するデバイス(電源オン対象デバイス)を決定する。ここでは、ODDライティングプロセスが内蔵ODDを使用するプロセスであること、つまりODDライティングプロセスが使用するデバイスが内蔵ODDであることが決定される。デバイス管理アプリケーションプログラム202は、内蔵ODDが電源オフ状態であるか否かを判定し、内蔵ODDが電源オフ状態である場合、内蔵ODDを電源オンする。内蔵ODDを電源オンすることによって、内蔵ODDはOS201によって認識される。ODDライティングプロセスは、OS201を通じて、内蔵ODDを正常にアクセスすることができる。
【0038】
したがって、たとえ省電力化のために内蔵ODDが電源オフ状態に設定されていたとしても、その内蔵ODDが電源オフ状態である期間中にODDライティングプロセスが起動されたならば内蔵ODDは自動的に電源オンされる。したがって、ユーザは内蔵ODDを電源オンするための特別な操作を行うことなく、ODDライティングアプリケーションプログラムを起動するだけで、内蔵ODDの使用することができる。
【0039】
次に、ユーザがPCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムを起動した場合を想定して、デバイス管理アプリケーションプログラム202の動作を説明する。PCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムが起動されることによって、PCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムに対応する新たなプロセスが生成される。デバイス管理アプリケーションプログラム202は、OS201からプロセス情報を例えば定期的に受け取り、新たに受け取ったプロセス情報と前回受け取ったプロセス情報とを比較することにより、新たなプロセス(PCリカバリメディア作成プロセス)が生成されたこと、つまりプロセス情報によって示される実行中のプロセスの一覧に新たなプロセス(PCリカバリメディア作成プロセス)が追加されたことを検出することができる。デバイス管理アプリケーションプログラム202は、登録データ202Aに基づいて、追加されたPCリカバリメディア作成プロセスが使用するデバイス(電源オン対象デバイス)を決定する。ここでは、PCリカバリメディア作成プロセスが内蔵ODDとUSBデバイスとを使用するプロセスであること、つまりPCリカバリメディア作成プロセスが使用するデバイスが内蔵ODDとUSBデバイスであることが決定される。デバイス管理アプリケーションプログラム202は、内蔵ODDが電源オフ状態であるか否か、およびUSBデバイスが電源オフ状態であるか否かを判定し、内蔵ODDが電源オフ状態である場合、内蔵ODDを電源オンし、USBデバイスが電源オフ状態である場合、USBデバイスを電源オンする。
【0040】
次に、複数の電源制御対象デバイスの内の1以上の電源制御対象デバイスの電源状態を電源オン状態から電源オフ状態に自動的に切り換える動作について説明する。
【0041】
デバイス管理アプリケーションプログラム202は、OS201によって管理されるプロセス情報に基づき、実行中のあるプロセスが終了されたか否かを判定する。実行中のあるプロセスが終了された場合、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、登録データ202Aに基づいて、終了されたプロセスに対応するアプリケーションプログラムによって使用される1以上の電源制御対象デバイスを決定し、決定された1以上の電源制御対象デバイスの内で、電源オン状態であり且つ対応する他の全てのアプリケーションプログラムのプロセスが実行状態でない電源制御対象デバイスを、EC120と共同して電源オフする。
【0042】
ここで、ユーザがODDライティングアプリケーションプログラムを終了させた場合を想定して、デバイス管理アプリケーションプログラム202の動作を説明する。
【0043】
ODDライティングアプリケーションプログラムを終了することによってODDライティングプロセスは終了される。デバイス管理アプリケーションプログラム202は、OS201からプロセス情報を例えば定期的に受け取り、新たに受け取ったプロセス情報と前回受け取ったプロセス情報とを比較することにより、実行中のプロセス(ODDライティングプロセス)が終了されたことを検出することができる。デバイス管理アプリケーションプログラム202は、登録データ202Aに基づいて、終了されたODDライティングプロセスによって使用される電源制御対象デバイスを決定する。ここでは、ODDライティングプロセスが内蔵ODDを使用するプロセスであること、つまりODDライティングプロセスが使用するデバイスが内蔵ODDであることが決定される。デバイス管理アプリケーションプログラム202は、内蔵ODDが電源オン状態であるか否かを判定し、内蔵ODDが電源オン状態である場合、さらに、内蔵ODDを使用する他の全てのアプリケーションプログラムのプロセスが実行状態でないかどうかを判定する。ここでは、内蔵ODDを使用する他のアプリケーションプログラムはPCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムのみである。このため、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、PCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムのプロセスが実行されているか否かを判定する。PCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムのプロセスが実行されていなければ、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、内蔵ODDを電源オフする。一方、もしPCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムのプロセスが実行中であったならば、PCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムが内蔵ODDを使用する可能性があるため、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、内蔵ODDを電源オフせず、内蔵ODDを電源オン状態に維持する。
【0044】
このように、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、プロセスが追加される度に登録データ202Aを参照して電源オンすべきデバイスを決定して当該デバイスを電源オンすると共に、プロセスが終了される度に登録データ202Aを参照して電源オフすべきデバイスを決定して当該デバイスを電源オフする。
【0045】
したがって、ユーザはデバイスの電源状態を気にすることなく、ユーザはそのデバイスを使用するアプリケーションを起動することで、そのデバイスを使用することができる。また、アプリケーションの終了と連動してデバイス電源がオフになるため、省電力効果やエコ効果を期待することができる。
【0046】
さらに、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、ある電源制御対象デバイスの非使用状態が所定時間継続したこと、またはユーザ操作によってこの電源制御対象デバイスの電源オフを要求するイベントが発生したことに応答して、この電源制御対象デバイスを自動的に電源オフすることもできる。例えば、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、光ディスクドライブ(ODD)117の非使用状態が所定期間継続した時、またはユーザ操作によって光ディスクドライブ(ODD)117の電源オフを要求するイベントが発生された時、光ディスクドライブ(ODD)117を電源オフすることができる。光ディスクドライブ(ODD)117が電源オフされている状態でODDライティングアプリケーションプログラムまたはPCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムがユーザによって起動された時、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、光ディスクドライブ(ODD)117を電源オンする。ODDライティングアプリケーションプログラムまたはPCリカバリメディア作成アプリケーションプログラムの一方が終了され、且つ他方が実行されていないことが検出された場合、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、光ディスクドライブ(ODD)117を電源オフする。
【0047】
これにより、ユーザは内蔵ODDの電源状態を全く気にすることなく、内蔵ODDを使用する任意のアプリケーションを起動するだけで、内蔵ODDの使用を開始することができる。また、アプリケーションの終了と連動してデバイス電源がオフになるため、省電力効果やエコ効果を期待することができる。
【0048】
電源制御対象デバイスの非使用状態が所定時間継続したこと、またはユーザ操作によってこの電源制御対象デバイスの電源オフを要求するイベントが発生したことに応答して、この電源制御対象デバイスを自動的に電源オフするという機能は、デバイス管理アプリケーションプログラム202とは別のプログラム(省電力ユーティリティプログラム等)によって実行してもよい。
【0049】
次に、図6のフローチャートを参照して、プロセス更新(追加)が検出された時に実行されるデバイス電源オン処理の手順の例を説明する。
【0050】
デバイス管理アプリケーションプログラム202は、例えば、OS201からプロセス情報を定期的に取得し、前回取得されたプロセス情報と今回取得されたプロセス情報とを比較することによって、新たなプロセスが追加されたか否か、つまり新たなプロセスが実行開始されたか否かを判定する。プロセス情報の例を図8に示す。図8に示すように、プロセス情報500は、コンピュータ10上で実行中のプロセスの一覧を示す情報である。
【0051】
デバイス管理アプリケーションプログラム202が新たなプロセスが追加されたことを検出したならば、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、登録データ202Aを参照し、その追加プロセスが登録データ202Aに登録されているアプリケーションプログラムのプロセスであるか否かを判定する(ステップS11)。
【0052】
追加プロセスが登録データ202Aに登録されているアプリケーションプログラムのプロセスであるならば、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、登録データ202Aに基づき、追加プロセスに関連付けられた全てのデバイス(全ての電源オン対象デバイス)を決定する(ステップS12)。ステップS12では、もし追加プロセスに2つのデバイスが関連付けられているならば、それら2つのデバイスが電源オン対象デバイスとして決定される。次いで、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、全ての電源オン対象デバイスの内、現在電源オフ状態であるデバイスを電源オンする(ステップS13)。
【0053】
次に、図7のフローチャートを参照して、プロセス更新(終了)が検出された時に実行されるデバイス電源オフ処理の手順の例を説明する。
【0054】
デバイス管理アプリケーションプログラム202は、例えば、OS201からプロセス情報を定期的に取得し、前回取得されたプロセス情報と今回取得されたプロセス情報とを比較することによって、プロセス情報によって示されるプロセス一覧からあるプロセスが作事よされたか否か、つまり実行中のプロセスが終了されたか否かを判定する。
【0055】
デバイス管理アプリケーションプログラム202があるプロセスが終了されたことを検出したならば、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、登録データ202Aを参照し、その終了されたプロセスが登録データ202Aに登録されているアプリケーションプログラムのプロセスであるか否かを判定する(ステップS21)。
【0056】
終了されたプロセスが登録データ202Aに登録されているアプリケーションプログラムのプロセスであるならば、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、登録データ202Aに基づき、終了されたプロセスに関連付けられた全てのデバイス(全ての電源オフ対象デバイス)を決定する(ステップS22)。ステップS22では、もし終了されたプロセスに2つのデバイスが関連付けられているならば、それら2つのデバイスが電源オフ対象デバイスとして決定される。次いで、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、全ての電源オフ対象デバイスの内で、現在電源オン状態であり且つ関連付けられた他の全てのアプリケーションプログラムのプロセスが実行状態でないデバイスを、電源オンする(ステップS23)。
【0057】
次に、図9のフローチャートを参照して、本コンピュータ10によって実行されるデバイス電源管理処理全体の例について説明する。ここでは、電源制御対象デバイスとして光ディスクドライブ(ODD)117を例示して説明する。
【0058】
本コンピュータ10がパワーオンされた時、EC120は、本コンピュータ10内の各種デバイスを電源オンする(ステップS301)。ステップS301では、光ディスクドライブ(ODD)117も電源オンされる。CPU111はBIOSを実行する。BIOSはパワーオンセルフテスト処理(POST)を実行する(ステップS302)。次いで、BIOSは、OS201をブートする(ステップS303)。OS201がブートされた後、デバイス管理アプリケーションプログラム202が自動的に起動される(ステップS304)。デバイス管理アプリケーションプログラム202は以下の処理を実行する。
【0059】
デバイス管理アプリケーションプログラム202は、光ディスクドライブ(ODD)117の非使用状態が所定期間継続した時(ステップS305のYES)、またはユーザ操作によって光ディスクドライブ(ODD)117の電源オフを要求するイベントが発生された時(ステップS306のYES)、光ディスクドライブ(ODD)117を電源オフする(ステップS307)。デバイス管理アプリケーションプログラム202は、例えば、光ディスクドライブ(ODD)117にメディアが装着されておらず且つトレー301が閉じられている状態を、光ディスクドライブ(ODD)117の非使用状態として認識する。メディアが装着されておらず且つトレー301が閉じられている状態が所定期間(例えば1分)続いたならば、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、BIOSおよびEC120と共同して、光ディスクドライブ(ODD)117への電力の供給を自動的に停止して光ディスクドライブ(ODD)117を電源オフする。
【0060】
光ディスクドライブ(ODD)117の電源オフを要求するイベントを発生するためのユーザ操作としては、例えば、ホットキー操作を使用することが出来る。例えば、ユーザは、キーボード13内の予め決められた所定の複数のキーを同時に操作することによって、光ディスクドライブ(ODD)117の電源オフを要求することができる。また、ユーザは、別のホットキーを操作することによって、光ディスクドライブ(ODD)117の電源投入を指示することもできる。
【0061】
光ディスクドライブ(ODD)117が電源オフされた後は、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、例えば、イジェクトボタン302が操作されたこと、ユーザ操作によって光ディスクドライブ(ODD)117の電源投入を要求するイベントが発生されたこと、または光ディスクドライブ(ODD)117に関連付けられたアプリケーションプログラム(光ディスクドライブ(ODD)117を使用するアプリケーションプログラム)が起動されたこと等をトリガに、光ディスクドライブ(ODD)117を電源オン状態に戻す。
【0062】
すなわち、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、まず、イジェクトボタン302が押下操作されたか否かを判定する(ステップS308)。イジェクトボタン302が押下操作された場合には(ステップS308のYES)、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、EC120と共同して、光ディスクドライブ(ODD)117に電力を供給する処理、および光ディスクドライブ(ODD)117にトレー302を開くことを指示する処理を実行する(ステップS311)。
【0063】
光ディスクドライブ(ODD)117が電源オフされている状態で、ユーザによるホットキー操作等によって光ディスクドライブ(ODD)117の電源オンを要求するイベントが発生した場合には(ステップS309のYES)、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、EC120と共同して、光ディスクドライブ(ODD)117に電力を供給する処理を実行する(ステップS311)。
【0064】
また、光ディスクドライブ(ODD)117が電源オフされている状態で、光ディスクドライブ(ODD)117に関連付けられた所定のアプリケーションプログラムが実行された時(つまり、新たに実行開始されたプロセスがODD使用するアプリケーションプログラムのプロセスである時)も(ステップS310のYES)、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、EC120と共同して、光ディスクドライブ(ODD)117に電力を供給する処理を実行する(ステップS311)。
【0065】
なお、光ディスクドライブ(ODD)117を使用する全てのアプリケーションプログラムが終了された時も、デバイス管理アプリケーションプログラム202は、光ディスクドライブ(ODD)117を電源オフする処理を実行することができる。
【0066】
また、図7では、光ディスクドライブ(ODD)117に関連付けられたアプリケーションプログラムが実行されたかどうかを判定する処理を光ディスクドライブ(ODD)117が電源オフされた後に実行する例を説明したが、光ディスクドライブ(ODD)117が電源オン状態であるか電源オフ状態であるかに関わらず、新たなプロセスが実行開始された時に、新たに実行開始されたプロセスが、ODDに関連付けられたアプリケーションプログラムのプロセスであるか否かを判定しても良い。
【0067】
以上説明したように、本実施形態によれば、OS201によって管理されるプロセス情報に基づき、新たなプロセスが実行開始されたか否かを判定され、新たなプロセスが実行開始された場合には、登録データ202Aに基づいて、新たなプロセスに対応するアプリケーションプログラムに関連付けられた1以上の電源制御対象デバイスが決定され、決定された1以上の電源制御対象デバイスの内で、電源オフ状態の電源制御対象デバイスが電源オンされる。よって、複数の電源制御対象デバイスそれぞれの電源状態を容易に電源オフ状態から電源オン状態に切り換えることができる。
【0068】
なお、例えば、ユーザに複数の電源制御対象デバイスの各々についてその電源制御対象デバイスを使用する1以上のアプリションプログラムを指定させるための画面をLCD16上に表示し、この画面上のユーザ操作に従って入力された、複数の電源制御対象デバイスの各々についてその電源制御対象デバイスを使用する1以上のアプリションプログラムを示す管理データを登録データ202Aに格納するようにしてもよい。
【0069】
もちろん、デフォルトの管理データを登録データ202Aに予め格納しておき、この管理データをユーザに編集させるための画面を表示し、この画面上のユーザ操作に従って管理データの内容を更新してもよい。
【0070】
また、電源制御対象デバイスは一つのみであってもよく。この場合でも、その電源制御対象デバイスに関連付けられた複数のアプリケーションプログラムを示す登録データを用いることにより、電源制御対象デバイスを効率よく電源オン/電源オフすることができる。
【0071】
また、電源制御対象デバイスが例えば内蔵ODDである場合には、内蔵ODDの非使用状態が所定時間継続した場合またはユーザ操作によって内蔵ODDの電源オフを要求するイベントが発生した場合に内蔵ODDを電源オフし、内蔵ODDに関連付けられたアプリケーションプログラムの起動時に内蔵ODDを電源オンするという制御を行ってもよい。
【0072】
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0073】
11…本体、111…CPU、117…光ディスクドライブ(ODD)、201…オペレーティングシステム、202…デバイス管理アプリケーションプログラム、202A…登録データ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体と、
前記本体に設けられた複数の電源制御対象デバイスと、
複数のアプリケーションプログラムの各々について当該アプリケーションプログラムによって使用される前記複数の電源制御対象デバイス内の1以上の電源制御対象デバイスを示す管理データを格納するための記憶手段と、
前記本体に設けられたデバイス管理手段であって、オペレーティングシステムによって管理される、実行中のプロセスの一覧を示すプロセス情報に基づき、新たなプロセスが実行開始されたか否かを判定し、前記新たなプロセスが実行開始された場合、前記管理データに基づいて、前記新たなプロセスに対応するアプリケーションプログラムによって使用される1以上の電源制御対象デバイスを決定し、前記決定された1以上の電源制御対象デバイスの内で、電源オフ状態である電源制御対象デバイスを電源オンするデバイス管理手段とを具備する情報処理装置。
【請求項2】
前記デバイス管理手段は、前記プロセス情報に基づき、実行中のプロセスが終了されたか否かを判定し、前記プロセスが終了された場合、前記管理データに基づいて、前記終了されたプロセスに対応するアプリケーションプログラムによって使用される1以上の電源制御対象デバイスを決定し、前記決定された1以上の電源制御対象デバイスの内で、電源オン状態であり且つ対応する他の全てのアプリケーションプログラムのプロセスが実行状態でない電源制御対象デバイスを電源オンする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記複数の電源制御対象デバイスは光ディスクドライブを含み、
前記デバイス管理手段は、前記光ディスクドライブの非使用状態が所定時間継続した場合、前記光ディスクドライブを電源オフする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記複数の電源制御対象デバイスは光ディスクドライブを含み、
前記デバイス管理手段は、ユーザ操作によって前記光ディスクドライブの電源オフを要求するイベントが発生した場合、前記光ディスクドライブを電源オフする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項5】
情報処理装置内の複数の電源制御対象デバイスを制御するデバイス制御方法であって、
オペレーティングシステムによって管理される、実行中のプロセスの一覧を示すプロセス情報に基づき、新たなプロセスが実行開始されたか否かを判定し、
前記新たなプロセスが実行開始された場合、複数のアプリケーションプログラムの各々について当該アプリケーションプログラムによって使用される前記複数の電源制御対象デバイス内の1以上の電源制御対象デバイスを示す管理データに基づいて、前記新たなプロセスに対応するアプリケーションプログラムによって使用される1以上の電源制御対象デバイスを決定し、
前記決定された1以上の電源制御対象デバイスの内で、電源オフ状態である電源制御対象デバイスを電源オンするデバイス制御方法。
【請求項6】
さらに、前記プロセス情報に基づき、実行中のプロセスが終了されたか否かを判定し、
前記プロセスが終了された場合、前記管理データに基づいて、前記終了されたプロセスに対応するアプリケーションプログラムによって使用される1以上の電源制御対象デバイスを決定し、
前記決定された1以上の電源制御対象デバイスの内で、電源オン状態であり且つ対応する他の全てのアプリケーションプログラムのプロセスが実行状態でない電源制御対象デバイスを電源オンする請求項5記載のデバイス制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−59048(P2012−59048A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−202101(P2010−202101)
【出願日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【特許番号】特許第4886889号(P4886889)
【特許公報発行日】平成24年2月29日(2012.2.29)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】