説明

情報処理装置および情報管理装置

【課題】資源の少ない情報処理装置を有効活用しつつ、放送波を利用することができるようにする。
【解決手段】本発明に係るネットワークシステム1においては、本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機4は、放送局3からの放送波を受信し、受信された放送波を録画し、携帯電話機4にネットワークを介して接続された情報管理装置に適用可能なホームサーバ10−aに放送波を代行録画させるとの指示を受け付け、ホームサーバ10−aに放送波を代行録画させるとの指示が受け付けられた場合、予め設定された、放送波を録画する際の録画条件に関するデータである録画条件設定データを、ホームサーバ10−aに送信する。ホームサーバ10−aは、携帯電話機4から送信されてきた録画条件設定データを受信し、放送局3からの放送波を受信し、受信された録画条件設定データに従い、受信された放送波を録画する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理装置および情報管理装置に係り、特に、地上波ディジタルワンセグ放送波や地上波ディジタル放送波を受信することができるようにした情報処理装置および情報管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、地上波ディジタル放送が開始され、それに伴い、地上波ディジタルワンセグ放送も開始され、この地上波ディジタルワンセグ放送は例えば携帯電話機に代表される携帯端末で主に利用されている。例えば携帯電話機において地上波ディジタルワンセグ放送を利用する場合、以下のような処理が実行される。
【0003】
すなわち、第1に、地上波ディジタルワンセグ放送波の録画処理を開始するとき、携帯電話機は、ユーザにより操作キーが操作されることにより入力された録画日、録画する放送チャンネル、録画開始時刻、録画終了時刻などの録画条件に関する入力データに基づいて、録画条件を設定する。第2に、携帯電話機は、設定された録画開始時刻になると、地上波ディジタルワンセグ受信部を起動し、地上波ディジタルワンセグ受信部を介して、地上波ディジタルワンセグ放送波を受信し、受信された地上波ディジタルワンセグ放送波を録画する。
【0004】
しかし、例えば携帯電話機などの携帯端末は、固定した場所で地上波ディジタル放送波を受信する例えば家庭用ビデオ機器などと異なり、ユーザにより持ち運び可能であるというと特性を有することから、携帯電話機などで地上波ディジタルワンセグ放送波を録画する際に、録画処理中に地上波ディジタルワンセグ放送波を受信することができない場合がある。
【0005】
そこで、録画処理中に地上波ディジタルワンセグ放送波を受信することができなかった場合に放送チャンネルをサーチする技術が提案されている(例えば、特許文献1および2参照)。
【0006】
特許文献1に提案されている技術によれば、入力部から録画または視聴の予約が入力されると、周波数チャンネル選局部が受信可能な放送波を指定された周波数チャンネルを用いて選局し、指定された周波数チャンネルで受信可能な放送波を選局できない場合、選局制御部が周波数チャンネル選局部、放送解析部、およびサービスチャンネル選局部を制御し、チャンネルサーチを行い、受信可能な放送波を受信して取得するようにしたので、放送地域を越えて移動する場合でも、位置情報を用いることなく、現在地における放送波を高い確率で受信して取得することができる。
【0007】
また、特許文献2に提案されている技術によれば、再生予約されたTV放送番組の受信を開始する前に、情報処理装置の位置情報を取得するように位置情報取得部を制御し、この位置情報に適合する番組情報を用いてTV放送番組を受信するように放送受信部を制御するようにしたので、予約時点と、受信時点での所在地域が異なっている場合でも、ユーザが指定した通りの番組を受信することができる。
【特許文献1】特開2006−108737号公報
【特許文献2】特開2006−20010号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、例えば携帯電話機において地上波ディジタルワンセグ放送波を受信して視聴または録画する場合、携帯電話機に内蔵された電池の容量には限度があることから、携帯電話機内のみで地上波ディジタルワンセグ放送波をきちんと受信して視聴または録画しようとすると、携帯電話機に内蔵された電池を激しく消耗してしまい、かえって使い勝手が悪くなってしまうという課題があった。
【0009】
具体的には、例えば連続通話2時間または連続待ち受け200時間が可能な携帯電話機においては、ユーザが1日0.5時間通話すると、携帯電話機に内蔵された電池は0.5時間/2時間=0.25であることから通話により25%消耗し、さらに、23.5時間/200時間=0.12であることから待ち受けにより12%消耗し、携帯電話機に内蔵された電池は合計で37%消耗する。従って、ユーザが1日0.5時間通話した場合、1/0.37=2.70であることから、ユーザは、携帯電話機を一度の電池の充電により2.7日使用することができる。
【0010】
しかし、例えば連続通話2時間、連続待ち受け200時間、または地上波ディジタルワンセグ放送波を連続5時間録画可能な携帯電話機において、ユーザが地上波ディジタルワンセグ放送波を携帯電話機に2時間連続録画させてしまうと、携帯電話機に内蔵された電池はそれだけで2時間/5時間=0.4であることから40%消耗してしまう。そうすると、ユーザが地上波ディジタルワンセグ放送波を携帯電話機に2時間連続録画させてしまうと、ユーザが1日0.5時間通話した場合、(1−0.4)/0.37=1.62であることから、ユーザは、携帯電話機を一度の電池の充電により1.62日しか使用することができなくなってしまう。
【0011】
付言すれば、ユーザは、地上波ディジタルワンセグ放送波の録画処理以外にも、例えば音楽を聴いたり、ゲームをしたりするため、結局、携帯電話機に内蔵された電池を毎日充電しなければならない。
【0012】
そこで、携帯電話機に内蔵された電池の容量を増加させることも考えられるが、携帯電話機のコストアップと大型化の原因となってしまい、ユーザにとってかえって使い勝手が悪くなってしまう。
【0013】
また、携帯電話機には電池以外にも液晶画面の大きさなど様々な資源的な制限があり、例えば携帯電話機において地上波ディジタルワンセグ放送波を受信して視聴または録画する場合、携帯電話機内のみで地上波ディジタルワンセグ放送波をきちんと受信して視聴または録画しようとすると、かえって使い勝手が悪くなってしまうという課題があった。
【0014】
このような課題は、特許文献1および2に提案されている技術によっても解決することはできない。
【0015】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、資源の少ない情報処理装置を有効活用しつつ、放送波を利用することができる情報処理装置および情報管理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明の情報処理装置は、上述した課題を解決するために、放送局からの放送波を受信する受信手段と、受信手段により受信された放送波を録画する録画手段と、情報処理装置にネットワークを介して接続された情報管理装置に放送波を代行録画させるとの指示を受け付ける第1の指示受付手段と、第1の指示受付手段により情報管理装置に放送波を代行録画させるとの指示が受け付けられた場合、予め設定された、放送波を録画する際の録画条件に関するデータである録画条件設定データを、情報管理装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
本発明の情報管理装置は、上述した課題を解決するために、情報処理装置から送信されてきた録画条件設定データを受信する第1の受信手段と、放送局からの放送波を受信する第2の受信手段、第1の受信手段により受信された録画条件設定データに従い、第2の受信手段により受信された放送波を録画する録画手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
本発明の情報処理装置においては、放送局からの放送波が受信され、受信された放送波が録画され、情報処理装置にネットワークを介して接続された情報管理装置に放送波を代行録画させるとの指示が受け付けられ、情報管理装置に放送波を代行録画させるとの指示が受け付けられた場合、予め設定された、放送波を録画する際の録画条件に関するデータである録画条件設定データが情報管理装置に送信される。
【0019】
本発明の情報管理装置においては、情報処理装置から送信されてきた録画条件設定データが受信され、放送局からの放送波が受信され、受信された録画条件設定データに従い、受信された放送波が録画される。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、資源の少ない情報処理装置を有効活用しつつ、放送波を利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1は、本発明に係るネットワークシステム1の全体の構成を表している。
【0023】
図1に示されるように、ネットワークシステム1には、放送局3が所定の場所に設置されており、この放送局3は、所定の範囲内において地上波ディジタルワンセグ放送波と地上波ディジタル放送波を送信する。本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機4は、内蔵される地上波ディジタルワンセグ受信部(例えば図4の地上波ディジタルワンセグ受信部50)を介して、この放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を受信する。
【0024】
また、ネットワークシステム1には、通信サービスの提供エリアを所望の大きさに分割したセル内にそれぞれ固定無線局である基地局5が設置されている。この基地局5には、移動無線局である携帯電話機4が例えばW−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)と呼ばれる符号分割多元接続方式によって無線接続されており、例えば2[GHz]の周波数帯の5[MHz]帯域を利用して静止時に2[Mbps]、移動時に384[Kbps]のデータ転送速度で大容量データを高速にデータ通信することができる。
【0025】
このように携帯電話機4は、W−CDMA方式によって大容量データを高速にデータ通信できることにより、音声通話だけでなく電子メールの送受信、簡易ホームページの閲覧、画像の送受信等の多種に及ぶデータ通信を実行できる。
【0026】
また、基地局5は、有線回線を介して公衆回線網6に接続されており、公衆回線網6には、インターネットサービスプロバイダのアクセスサーバ7が接続されている。アクセスサーバ7には、ネットワーク8(例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、その他の各種のネットワークを含む)を介して放送用コンテンツサーバ2や、ユーザの家庭内に設置された本発明に係る情報管理装置に適用可能なホームサーバ10−aなどが接続されている。このホームサーバ10−aには、TV受信機10−cを備えた家庭用ビデオ機器10−bが接続されている。ホームサーバ10−aは、家庭用ビデオ機器10−bを制御し、TV受信機10−cを介して放送局3からの地上波ディジタル放送波を受信して視聴処理または録画処理を実行することができる。
【0027】
さらに、ネットワーク8には無線LAN9−bが接続されており、携帯電話機4は、無線LAN9−bのアクセスポイント9−aを介して近距離大容量通信を行うことができる。
【0028】
図2は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機4の外観の構成を表している。なお、図2[A]は、携帯電話機4を約180度に見開いたときの正面から見た外観の構成を表しており、図2[B]は、携帯電話機4を見開いたときの側面から見た外観の構成を表している。
【0029】
図2[A]および[B]に示されるように、携帯電話機4は、中央のヒンジ部11を境に第1の筐体12と第2の筐体13とがヒンジ結合されており、ヒンジ部11を介して矢印X方向に折り畳み可能に形成される。携帯電話機4の内部の所定の位置には、送受信用のアンテナ(後述する図4のアンテナ44)が設けられており、内蔵されたアンテナを介して基地局5との間で電波を送受信する。
【0030】
第1の筐体12には、その表面に「0」乃至「9」の数字キー、発呼キー、リダイヤルキー、終話・電源キー、クリアキー、および電子メールキーなどの操作キー14が設けられており、操作キー14を用いて各種指示を入力することができる。
【0031】
第1の筐体12には、操作キー14として上部に十字キーと確定キーが設けられており、ユーザが十字キーを上下左右方向に操作することにより当てられたカーソルを上下左右方向に移動させることができる。具体的には、第2の筐体13に設けられた液晶ディスプレイ17に表示されている電話帳リストや電子メールのスクロール動作、簡易ホームページのページ捲り動作および画像の送り動作などの種々の動作を実行する。
【0032】
また、確定キーを押下することにより、種々の機能を確定することができる。例えば第1の筐体12は、ユーザによる十字キーの操作に応じて液晶ディスプレイ17に表示された電話帳リストの複数の電話番号の中から所望の電話番号が選択され、確定キーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、選択された電話番号を確定して電話番号に対して発呼処理を行う。
【0033】
さらに、第1の筐体12には、十字キーと確定キーの左隣に電子メールキーが設けられており、電子メールキーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、メールの送受信機能を呼び出すことができる。十字キーと確定キーの右隣には、ブラウザキーが設けられており、ブラウザキーが第1の筐体12の内部方向に押圧されると、Webページのデータを閲覧することが可能となる。なお、十字キーと確定キーの左右隣に設けられた電子メールキーおよびブラウザキーは、液晶ディスプレイ17に表示される画面により例えば「Yes」や「No」などの種々の機能をもつことが可能であるため、それぞれ、soft1キーおよびsoft2キーと呼ばれる。
【0034】
また、第1の筐体12には、操作キー14の下部にマイクロフォン15が設けられており、マイクロフォン15によって通話時のユーザの音声を集音する。また、第1の筐体12には、携帯電話機4の操作を行うサイドキー16が設けられている。
【0035】
なお、第1の筐体12は、背面側に図示しないバッテリパックが挿着されており、終話・電源キーがオン状態になると、バッテリパックから各回路部に対して電力が供給されて動作可能な状態に起動する。
【0036】
一方、第2の筐体13には、その正面に液晶ディスプレイ17(メインディスプレイ)が設けられており、電波の受信状態、電池残量、電話帳として登録されている相手先名や電話番号及び送信履歴等の他、電子メールの内容、簡易ホームページ、CCD(Charge Coupled Device)カメラ(後述する図3のCCDカメラ21)で撮像した画像、外部のコンテンツサーバ(図示せず)より受信したコンテンツ、メモリカード(後述する図4のメモリカード46)に記憶されているコンテンツを表示することができる。
【0037】
また、液晶ディスプレイ17には、携帯電話機4において受信された地上波ディジタルワンセグ放送波による番組(コンテンツ)を文字放送などとともに表示したり、携帯電話機4において受信された地上波ディジタルワンセグ放送波を録画中である旨(例えば■マークなど)または視聴中である旨を表示したり、ユーザが住む家庭内に設置されたホームサーバ10−aにおいて地上波ディジタルワンセグ放送波または地上波ディジタル放送波を通常録画中である旨(例えば「通常」のアイコンなど)を表示したりすることができる。さらに、ユーザが住む家庭内に設置されたホームサーバ10−aにおいて地上波ディジタルワンセグ放送波または地上波ディジタル放送波を短縮録画中である旨(例えば「短縮」のアイコンなど)を表示したりすることもできる。また同様の情報をサブディスプレイ22にも(閉じている時のみでもよいし、開いている時にも表示してもよい)表示することができる。
【0038】
さらに、液晶ディスプレイ17の上部の所定の位置にはスピーカ18が設けられており、これにより、ユーザは音声通話することが可能である。
【0039】
また、スピーカ18の上部の所定の位置には、2つのLED(Light Emitting Diode)20−1と20−2が設けられており、LED20−1を点滅あるいは点灯させることで、携帯電話機4において受信された地上波ディジタルワンセグ放送波を録画中である旨または視聴中である旨をユーザに報知したり、LED20−2を点滅あるいは点灯させることで、ユーザが住む家庭内に設置されたホームサーバ10−aにおいて地上波ディジタルワンセグ放送波または地上波ディジタル放送波を録画中である旨をユーザに報知することができる。勿論、このような場合に限られず、液晶ディスプレイ17の全画面において地上波ディジタルワンセグ放送波を表示しているときのみ、LED20−1を点滅または点灯させるようにしてもよい。
【0040】
また、LED50−1や50−2以外のものを用いてユーザに報知するようにしてもよい。
【0041】
図3は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機4の他の外観の構成を表している。図3の携帯電話機4の状態は、図2の携帯電話機4の状態から矢印X方向に回動させた状態である。なお、図3[A]は、携帯電話機4を閉じたときの正面から見た外観の構成を表しており、図3[B]は、携帯電話機4を閉じたときの側面から見た外観の構成を表している。
【0042】
第2の筐体13の上部には、CCDカメラ21が設けられており、これにより、所望の撮影対象を撮像することができる。CCDカメラ21の下部には、サブディスプレイ22が設けられており、現在のアンテナの感度のレベルを示すアンテナピクト、携帯電話機4の現在の電池残量を示す電池ピクト、現在の時刻などが表示される。
【0043】
サブディスプレイ22の下部には、さらに、静電タッチパッド23が設けられる。静電タッチパッド23は、見かけ上一枚のタッチパッドになっているが、図示せぬセンサが複数個所に設けられており、ユーザがセンサの付近をタッチすると、センサがそれを検知し、巻戻し機能、早送り機能、音量ダウン動作、音量アップ動作、再生動作、および一時停止動作などが実行される。
【0044】
図4は、本発明に係る情報処理装置として適用可能な携帯電話機4の内部の構成を表している。
【0045】
図4に示されるように、携帯電話機4は、第1の筐体12及び第2の筐体13の各部を統括的に制御する主制御部31に対して、電源回路部32、操作入力制御部33、画像エンコーダ34、カメラインタフェース部35、LCD(Liquid Crystal Display)制御部36、多重分離部38、変復調回路部39、音声コーデック40、記憶部47、音楽制御部48、無線LANモジュール49、地上波ディジタルワンセグ受信部50、およびGPS受信部51がメインバス41を介して互いに接続されるとともに、画像エンコーダ34、画像デコーダ37、多重分離部38、変復調回路部39、音声コーデック40、および記録再生部45が同期バス42を介して互いに接続されて構成される。
【0046】
電源回路部32は、ユーザの操作により終話・電源キーがオン状態にされると、バッテリパックから各部に対して電力を供給することにより携帯電話機4を動作可能な状態に起動する。
【0047】
主制御部31は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などからなり、CPUは、ROMに記憶されているプログラムまたは記憶部47からRAMにロードされた各種のアプリケーションプログラムに従って各種の処理を実行するとともに、種々の制御信号を生成し、各部に供給することにより携帯電話機4を統括的に制御する。RAMは、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータなどを適宜記憶する。
【0048】
なお、主制御部31には、現在の日付と時刻を正確に計測するタイマが内蔵されている。
【0049】
携帯電話機4は、主制御部31の制御に基づいて、音声通話モード時にマイクロフォン15で集音した音声信号を音声コーデック40によってディジタル音声信号に変換、圧縮し、これを変復調回路部39でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ44を介して送信する。
【0050】
また、携帯電話機4は、音声通話モード時にアンテナ44で受信した受信信号を増幅して周波数変換処理及びアナログディジタル変換処理を施し、変復調回路部39でスペクトラム逆拡散処理し、音声コーデック40によって伸張し、アナログ音声信号に変換した後、変換されたアナログ音声信号をスピーカ18を介して出力する。
【0051】
さらに、携帯電話機4は、データ通信モード時に電子メールを送信する場合、操作キー14の操作によって入力された電子メールのテキストデータを操作入力制御部33を介して主制御部31に送出する。主制御部31は、テキストデータを変復調回路部39でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ44を介して基地局5へ送信する。
【0052】
これに対して携帯電話機4は、データ通信モード時に電子メールを受信する場合、アンテナ44を介して基地局5から受信した受信信号を変復調回路部39でスペクトラム逆拡散処理して元のテキストデータを復元した後、LCD制御部36を介して液晶ディスプレイ17に電子メールとして表示する。
【0053】
その後携帯電話機4は、ユーザの操作に応じて受信した電子メールを記録再生部45を介してメモリカード46に記録することも可能である。
【0054】
携帯電話機4は、画像信号を送信しない場合には、CCDカメラ20で撮像した画像信号をカメラインタフェース部45及びLCD制御部46を介して液晶ディスプレイ17に直接表示する。
【0055】
携帯電話機4は、データ通信モード時に画像信号を送信する場合、CCDカメラ20で撮像された画像信号をカメラインタフェース部35を介して画像エンコーダ34に供給する。
【0056】
画像エンコーダ34は、CCDカメラ20から供給された画像信号を、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)4などの所定の符号化方式によって圧縮符号化することにより符号化画像信号に変換し、変換された符号化画像信号を多重分離部38に送出する。このとき同時に携帯電話機4は、CCDカメラ20で撮像中にマイクロフォン15で集音した音声を音声コーデック40を介してディジタルの音声信号として多重分離部38に送出する。
【0057】
多重分離部38は、画像エンコーダ34から供給された符号化画像信号と音声コーデック40から供給された音声信号とを所定の方式で多重化し、その結果得られる多重化信号を変復調回路部39でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部43でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ44を介して送信する。
【0058】
これに対して、携帯電話機4では、データ通信モード時に、Webページのデータを受信することができる。
【0059】
すなわち、携帯電話機4において、データ通信モードに、例えばWebページを要求するデータを送信すると、その要求に応じて、Webページのデータが基地局5を介して送信される。このWebページのデータは、アンテナ44を介して送受信回路部43および変復調回路部39で受信される。送受信回路部43および変復調回路部39は、受信したWebページのデータを主制御部31に送出する。
【0060】
主制御部31は、Webページのデータを解釈し、その解釈に基づく画面(画像)を作成する。作成された画面は、主制御部31からLCD制御部36を介して液晶ディスプレイ17に供給されて表示される。すなわち、主制御部31のROMまたは記憶部47には、少なくともWebブラウザのアプリケーションプログラムがインストールされており、主制御部31のCPUは、RAM上でWebブラウザのアプリケーションプログラムを実行することで、Webブラウザとして機能し、Webページのデータの解釈などを行う。
【0061】
また、携帯電話機4は、データ通信モード時に例えばWebページなどにリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アンテナ44を介して基地局5から受信した受信信号を変復調回路部39でスペクトラム逆拡散処理し、その結果得られる多重化信号を多重分離部38に送出する。
【0062】
多重分離部38は、多重化信号を分離することにより符号化画像信号と音声信号とに分け、同期バス42を介して符号化画像信号を画像デコーダ37に供給すると共に音声信号を音声コーデック40に供給する。画像デコーダ37は、符号化画像信号をMPEG4などの所定の符号化方式に対応した復号化方式でデコードすることにより再生動画像信号を生成し、生成された再生動画像信号をLCD制御部36を介して液晶ディスプレイ17に供給する。これにより、例えば、Webページなどにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画像データが表示される。
【0063】
このとき同時に音声コーデック40は、音声信号をアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ18に供給し、これにより、例えば、Webページなどにリンクされた動画像ファイルに含まる音声信号が再生される。この場合も電子メールの場合と同様に携帯電話機4は、受信したWebページなどにリンクされたデータをユーザの操作により記録再生部45を介してメモリカード46に記録することが可能である。
【0064】
記憶部47は、例えば、電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるフラッシュメモリ素子やHDD(Hard Disc Drive)などからなり、主制御部31のCPUにより実行される種々のアプリケーションプログラムや種々のデータ群を格納している。また、記憶部47は、必要に応じて、ユーザの操作に応じて受信した電子メールや、受信したWebページなどにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画像データなどを記憶する。
【0065】
音楽制御部48は、記憶部47に記憶されているオーディオデータの再生動作および一時停止動作や、巻戻し機能、早送り機能、音量ダウン動作、音量アップ動作などの実行を制御する。
【0066】
無線LANモジュール49は、内蔵されたアンテナ(図示せず)を介して、IEEE802.11a/b/gなどの所定の規格に準拠した無線LAN通信を行う。
【0067】
地上波ディジタルワンセグ放送波50は、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を受信し、受信された地上波ディジタルワンセグ放送波を多重分離部38または記憶部47に供給する。
【0068】
図5は、本発明に係る情報管理装置に適用可能なホームサーバ10−aの内部の構成を表している。
【0069】
図5に示されるように、ホームサーバ10−aは、CPU51、ROM52、RAM53、バス54、入出力インタフェース55、キーボードやマウスなどによりなる入力部56、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部57、ハードディスクや不揮発性メモリなどより構成される記憶部58、モデム、ターミナルアダプタ、およびネットワークインタフェース(いずれも図示せず)などより構成される通信部59により構成される。また、入出力インタフェース55には、必要に応じてドライブ60が接続され、磁気ディスク61、光ディスク62、光磁気ディスク63、あるいは半導体メモリ64などが適宜装着され、それから読み出しコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部58にインストールされる。
【0070】
次に、図6のフローチャートを参照して、図4の携帯電話機4における録画処理について説明する。この録画処理は、ユーザにより操作キー14が操作されることにより録画処理を開始するとの指示がなされることで、開始される。
【0071】
ステップS1において、主制御部31は、ユーザにより操作キー14が操作されることにより録画処理を開始するとの指示がなされたか否かを判定し、ユーザにより操作キー14が操作されることにより録画処理を開始するとの指示がなされたと判定するまで待機する。
【0072】
ステップS1においてユーザにより操作キー14が操作されることにより録画処理を開始するとの指示がなされたと判定された場合、主制御部31はステップS2で、ユーザにより操作キー14が操作されることにより入力された録画条件(録画日、録画する放送チャンネル、録画開始時刻、録画終了時刻などの録画条件)に関する入力データを取得する。
【0073】
ステップS3において、主制御部31は、取得された録画条件に関する入力データに基づいて録画処理を実行する際の録画条件を設定し、設定された録画条件に関するデータである録画条件設定データを記憶部47に供給する。
【0074】
例えば、録画日、録画する放送チャンネル、録画開始時刻、および録画終了時刻として、それぞれ、2006年10月21日、放送チャンネル8、2006年10月21日21:00、および2006年10月21日22:00が設定される。
【0075】
ステップS4において、記憶部47は、主制御部31から供給された録画条件設定データを取得し、主制御部31の制御に従い、取得された録画条件設定データを記憶する。
【0076】
ステップS5において、主制御部31は、LCD制御部36を制御し、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を携帯電話機4において録画するに際し、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示を受け付けるための代行録画指示受付画面を液晶ディスプレイ17に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示を受け付けるための代行録画指示受付画面を表示する。
【0077】
例えば図7[A]に示される代行録画指示受付画面71は、メッセージ表示欄72、コマンド表示欄73、およびコマンド表示欄74を有する。
【0078】
図7[A]の例の場合、メッセージ表示欄72には、メッセージとして「ホームサーバに代行録画させますか?」が表示される。これにより、ユーザは、これ以降の処理により、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を携帯電話機4において録画するに際し、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの旨を指示することができることが分かる。
【0079】
コマンド表示欄73は、「Yes」というコマンドのアイコンを有している。ユーザは、操作キー14を操作することにより、コマンド表示欄73の「Yes」のコマンドアイコンを選択し、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの旨を指示することができる。
【0080】
コマンド表示欄74は、「No」というコマンドのアイコンを有している。ユーザは、操作キー14を操作することにより、コマンド表示欄74の「No」のコマンドアイコンを選択し、ホームサーバ10−aに代行録画させないとの旨を指示することができ、ホームサーバ10−aによる代行録画ではない携帯電話機4における通常録画に設定することができる。
【0081】
ステップS6において、主制御部31は、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、代行録画指示受付画面上において「Yes」が選択されることで、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示が受け付けられたか否かを判定する。
【0082】
ステップS6においてユーザにより操作キー14が操作されることにより、代行録画指示受付画面上において「Yes」が選択されず、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示が受け付けられていないと判定された場合(すなわち、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、代行録画指示受付画面上において「No」が選択されることで、ホームサーバ10−aに代行録画させないとの指示が受け付けられた場合)、主制御部31はステップS7で、ホームサーバ10−aによる代行録画ではない携帯電話機4における通常録画に設定し、設定された通常録画に関する設定データである通常録画設定データを記憶部47に供給する。
【0083】
ステップS8において、記憶部47は、主制御部31から供給された通常録画設定データを取得し、主制御部31の制御に従い、取得された通常録画設定データを記憶する。これにより、ホームサーバ10−aによる代行録画ではない携帯電話機4における通常録画に設定されたことが記憶される。
【0084】
ステップS9において、主制御部31は、内蔵されたタイマを用いて、記憶部47に記憶されている録画条件設定データに含まれる録画開始時刻になったか否かを判定し、記憶部47に記憶されている録画条件設定データに含まれる録画開始時刻になったと判定するまで待機する。
【0085】
ステップS9において記憶部47に記憶されている録画条件設定データに含まれる録画開始時刻になったと判定された場合、主制御部31はステップS10で、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波の受信を開始するため、地上波ディジタルワンセグ受信部50を起動する。
【0086】
ステップS11において、主制御部31は、予め設定された所定の時間ごとに、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を受信できたか否かを判定する。
【0087】
ステップS11において放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を受信できたかと判定された場合、主制御部31は、受信された地上ディジタルワンセグ放送波を取得し、取得された地上波ディジタルワンセグ放送波を記憶部47に録画(記録)させる。記憶部47は、主制御部31の制御に従い、取得された地上波ディジタルワンセグ放送波を記憶部47に録画(記録)する。勿論、地上波ディジタルワンセグ放送波を録画(記録)させる場合、種々の圧縮方法を用いて録画(記録)するようにしてもよい。
【0088】
一方、ステップS11において放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を受信できなかったかと判定された場合、主制御部31は、LCD制御部36を制御し、受信に失敗したことを示す受信失敗ダイアログを液晶ディスプレイ17に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、受信に失敗したことを示す受信失敗ダイアログを表示する。例えば液晶ディスプレイ17には、受信に失敗したことを示す受信失敗ダイアログとして「受信に失敗しました。」などのメッセージダイアログが表示される。
【0089】
ステップS14において、主制御部31は、記憶部47に記憶されている録画条件設定データに含まれる録画終了時刻になったか否かを判定する。ステップS14において記憶部47に記憶されている録画条件設定データに含まれる録画終了時刻になっていないと判定された場合、処理はステップS11に戻り、その後、ステップS11以降の処理が繰り返される。これにより、録画開始時刻から録画終了時刻までの所望の放送チャンネルの地上波ディジタルワンセグ放送波を録画することができる。
【0090】
ステップS14において記憶部47に記憶されている録画条件設定データに含まれる録画終了時刻になったと判定された場合、主制御部31はステップS15で、地上波ディジタルワンセグ受信部50を制御し、録画処理を終了する。
【0091】
一方、ステップS6においてユーザにより操作キー14が操作されることにより、代行録画指示受付画面上において「Yes」が選択されることで、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示が受け付けられたと判定された場合、主制御部31はステップS16で、ホームサーバ10−aによる代行録画に設定し、設定された代行録画に関する設定データである代行録画設定データを記憶部47に供給する。
【0092】
ステップS17において、記憶部47は、主制御部31から供給された代行録画設定データを取得し、主制御部31の制御に従い、取得された代行録画設定データを記憶する。これにより、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を録画するに際し、ホームサーバ10−aによる代行録画に設定されたことが記憶される。
【0093】
ステップS18において、主制御部31は、LCD制御部36を制御し、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に、放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画を作成させるとの指示を受け付けるための短縮録画作成指示受付画面を液晶ディスプレイ17に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に、放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画を作成させるとの指示を受け付けるための短縮録画作成指示受付画面を表示する。
【0094】
例えば図7[B]に示される短縮録画作成指示受付画面75は、メッセージ表示欄76、コマンド表示欄77、およびコマンド表示欄78を有する。
【0095】
図7[B]の例の場合、メッセージ表示欄76には、メッセージとして「短縮録画を作成させますか?」が表示される。これにより、ユーザは、これ以降の処理により、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に、放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画を作成させるとの旨を指示することができることが分かる。
【0096】
コマンド表示欄77は、「Yes」というコマンドのアイコンを有している。ユーザは、操作キー14を操作することにより、コマンド表示欄77の「Yes」のコマンドアイコンを選択し、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画を作成させるとの旨を指示することができる。
【0097】
コマンド表示欄78は、「No」というコマンドのアイコンを有している。ユーザは、操作キー14を操作することにより、コマンド表示欄78の「No」のコマンドアイコンを選択し、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に、放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画を作成させないと旨を指示することができる。
【0098】
ステップS19において、主制御部31は、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、短縮画面作成指示受付画面上において「Yes」が選択されることで、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画を作成させるとの指示が受け付けられたか否かを判定する。
【0099】
ステップS19においてユーザにより操作キー14が操作されることにより、短縮画面作成指示受付画面上において「Yes」が選択されることで、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画を作成させるとの指示が受け付けられたと判定された場合、主制御部31はステップS20で、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画の作成を要求する短縮録画作成要求を生成する。
【0100】
ステップS21において、主制御部31は、記憶部47に記憶されている録画条件設定データ(例えば録画日、録画する放送チャンネル、録画開始時刻、録画終了時刻などの録画条件に関する設定データ)を読み出し、読み出された録画条件設定データとともに、生成された短縮録画作成要求をネットワーク8を介してホームサーバ10−aに送信する。
【0101】
具体的には、主制御部31は、無線LANモジュール49を制御し、アクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して無線LAN通信により録画条件設定データおよび短縮録画作成要求をホームサーバ10−aに送信させる。無線LANモジュール49は、主制御部31の制御に従い、アクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して無線LAN通信により録画条件設定データおよび短縮録画作成要求をホームサーバ10−aに送信する。
【0102】
その後、携帯電話機4における録画処理は終了する。
【0103】
勿論、録画条件設定データと短縮録画作成要求は、同時に送信するようにしてもよいし、順次送信するようにしてもよい。
【0104】
一方、ステップS19においてユーザにより操作キー14が操作されることにより、短縮画面作成指示受付画面上において「Yes」が選択されず、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画を作成させるとの指示が受け付けられていないと判定された場合(すなわち、短縮画面作成指示受付画面上において「No」が選択されることで、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画を作成させないとの指示が受け付けられたと判定された場合)、主制御部31は、記憶部47に記憶されている録画条件設定データ(例えば録画日、録画する放送チャンネル、録画開始時刻、録画終了時刻などの録画条件に関する設定データ)を読み出し、読み出された録画条件設定データをネットワーク8を介してホームサーバ10−aに送信する。
【0105】
具体的には、主制御部31は、無線LANモジュール49を制御し、アクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して無線LAN通信により録画条件設定データをホームサーバ10−aに送信させる。無線LANモジュール49は、主制御部31の制御に従い、アクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して無線LAN通信により録画条件設定データをホームサーバ10−aに送信する。
【0106】
このとき、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画の作成を要求する短縮録画作成要求は生成されず、短縮録画作成要求はホームサーバ10−aに送信されない。その後、携帯電話機4における録画処理は終了する。
【0107】
これにより、携帯電話機4において例えば地上波ディジタルワンセグ放送波による長時間の放送番組(例えば2時間の放送番組など)を録画しようと場合に、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示が受け付けられると、ホームサーバ10−aに、地上波ディジタルワンセグ放送波による長時間の放送番組(例えば2時間の放送番組など)を代行録画される一方、携帯電話機4において地上波ディジタルワンセグ放送波による長時間の放送番組(例えば2時間の放送番組など)を録画しないようにすることができる。
【0108】
また、携帯電話機4において例えば地上波ディジタルワンセグ放送波による短い放送番組(10分乃至15分程度の放送番組など)や長時間の放送番組の一部(例えばスポーツ番組や映画、長時間ドラムなどの一部)を録画する場合のみに、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示が受け付けられず、携帯電話機4においてこれらを録画するようにすることができる。
【0109】
従って、長時間の地上波ディジタルワンセグ放送波を録画する必要がなく、たとえ携帯電話機4において地上波ディジタルワンセグ放送波を録画したとしても、例えば12分の短い放送番組の場合では、携帯電話機に内蔵された電池(バッテリパック)は0.2時間/5時間=0.04であることから4%しか消耗しない。その結果、ユーザが1日0.5時間通話した場合、(1−0.04)/0.37=2.59であることから、ユーザは、携帯電話機を一度の電池の充電で2.59日使用することが可能となる。
【0110】
以上のように、携帯電話機4において地上波ディジタルワンセグ放送波を利用する場合の、携帯電話機4に内蔵された電池(バッテリパック)の消耗を抑制することができる。
【0111】
勿論、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示が受け付けられた場合であっても、携帯電話機4において地上波ディジタルワンセグ放送波を録画させるようにしてもよい。
【0112】
例えば図8のフローチャートに示されるように、ステップS53において携帯電話機4においても通常録画するとの指示を受け付けるための通常録画指示受付画面を表示し、通常録画指示受付画面上において通常録画するとの指示が受け付けられると、処理はステップS37に進み、ホームサーバ10−aにおいて代行録画させるだけでなく、ステップS37以降の処理により携帯電話機4においても通常録画を行う。
【0113】
これにより、携帯電話機4において例えば地上波ディジタルワンセグ放送波による長時間の放送番組(例えば2時間の放送番組など)を録画しようと場合に、ユーザの好みに応じて、ホームサーバ10−aに代行録画させることができるとともに、携帯電話機4においても長時間の放送番組のうちの一部(例えばスポーツ番組や映画、長時間ドラムなどの一部)を録画することができる。また、携帯電話機4において例えば地上波ディジタルワンセグ放送波による短い放送番組(10分乃至15分程度の放送番組など)を録画する場合に、ユーザの好みに応じて、携帯電話機4において録画するだけでなく、ホームサーバ10−aにおいても代行録画させることができる。
【0114】
従って、携帯電話機4において地上波ディジタルワンセグ放送波を利用する場合における利便性を向上させることができる。
【0115】
また、携帯電話機4において地上波ディジタルワンセグ放送波の視聴処理を実行する場合に、ホームサーバ10−aにその放送番組を代行録画させるようにしてもよい。
【0116】
図9のフローチャートを参照して、図6のステップS21またはステップS22における携帯電話機4の録画条件設定データ送信処理に対応する、図5のホームサーバ10−aにおける録画処理について説明する。このホームサーバ10−aにおける録画処理は、携帯電話機4から送信されてきた録画条件設定データを受信することにより開始される。
【0117】
ステップS61において、通信部59は、アクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して携帯電話機4から送信されてきた録画条件設定データ、または録画条件設定データと縮録画作成要求を受信し、受信された録画条件設定データ、または録画条件設定データと短縮録画作成要求をバス54を介してCPU51に供給する。なお、図6のフローチャートを用いて説明したように、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画を作成させるとの指示が受け付けられた場合、ホームサーバ10−aにおいて、録画条件設定データと短縮録画作成要求が受信される。一方、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画を作成させるとの指示が受け付けられた場合、ホームサーバ10−aにおいて、録画条件設定データのみが受信される。
【0118】
ステップS62において、CPU51は、通信部59から供給された録画条件設定データ、または録画条件設定データと短縮録画作成要求をバス54を介して取得する。
【0119】
ステップS63において、CPU51は、取得された録画条件設定データに基づいて、家庭用ビデオ機器10−bに録画処理を実行させる際の録画条件を設定する。すなわち、携帯電話機4において設定された録画条件(例えば録画日、録画する放送チャンネル、録画開始時刻、および録画終了時刻が、それぞれ、2006年10月21日、放送チャンネル8、2006年10月21日21:00、および2006年10月21日22:00に設定された録画条件)と同様に、家庭用ビデオ機器10−bにおいて録画条件が設定される。
【0120】
CPU51は、設定された録画条件に関する設定データである録画条件設定データを記憶部58に供給する。
【0121】
ステップS64において、記憶部58は、CPU51から供給された録画条件設定データを取得し、CPU51の制御に従い、取得された録画条件設定データを記憶する。
【0122】
ステップS65において、CPU51は、内蔵されたタイマを用いて、記憶部58に記憶されている録画条件設定データに含まれる録画開始時刻になったか否かを判定し、記憶部58に記憶されている録画条件設定データに含まれる録画開始時刻になったと判定するまで待機する。
【0123】
ステップS65において記憶部58に記憶されている録画条件設定データに含まれる録画開始時刻になったと判定された場合、CPU51はステップS66で、放送局3からの地上波ディジタル放送波をTV受信機10−cを介して家庭用ビデオ機器10−bに受信させて録画処理を開始させるために、家庭用ビデオ機器10−bを起動する。
【0124】
ステップS67において、家庭用ビデオ機器10−bは、ホームサーバ10−aのCPU51の制御に従い、放送局3からの地上波ディジタル放送波を録画(記録)する。
【0125】
ステップS68において、CPU51は、記憶部58に記憶されている録画条件設定データに含まれる録画終了時刻になったか否かを判定する。ステップS68において記憶部58に記憶されている録画条件設定データに含まれる録画終了時刻になっていないと判定された場合、処理はステップS67に戻り、その後、ステップS67における録画処理が繰り返される。これにより、録画開始時刻から録画終了時刻までの所望の放送チャンネルの地上波ディジタル放送波を録画することができる。
【0126】
ステップS68において記憶部58に記憶されている録画条件設定データに含まれる録画終了時刻になったと判定された場合、CPU51はステップS69で、家庭用ビデオ機器10−bを制御し、録画処理を終了する。
【0127】
ステップS69において、CPU51は、携帯電話機4から送信されてきた短縮録画作成要求が受信されているか否かを判定する。ステップS69において携帯電話機4から送信されてきた短縮録画作成要求が受信されていると判定された場合、CPU51はS70で、受信されている短縮録画作成要求に基づいて、入出力インタフェース55を介して家庭用ビデオ機器10−bに録画されている地上波ディジタル放送波による放送番組を読み出し、読み出された家庭用ビデオ機器10−bに録画されている地上波ディジタル放送波による放送番組に基づいて、放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画(ユーザがいいところだけを再生して短時間で視聴することができる録画)を作成する。短縮録画を作成する際には、例えば特開2003−153139や特開2006−180306に提案されている技術を用いて短縮録画が作成される。
【0128】
なお、この短縮録画を作成する際には、地上波ディジタルワンセグ放送波に対応した画素数の変換なども行われる。
【0129】
ステップS71において、CPU51は、作成された短縮録画を記憶部58に記録させる。記憶部58は、CPU51の制御に従い、作成された短縮録画を記憶する。
【0130】
ステップS69において携帯電話機4から送信されてきた短縮録画作成要求が受信されていないと判定された場合、ステップS70乃至S71の処理はスキップされ、このとき、短縮録画は作成されない。
【0131】
ステップS72において、CPU51は、録画処理を終了する。
【0132】
その後、ユーザは、必要に応じて、携帯電話機4からホームサーバ10−aに接続し、ホームサーバ10−aに記憶されている短縮録画を携帯電話機4に記憶させることができ、視聴したいときに携帯電話機4に記憶されている短縮録画を視聴することができる。これにより、ユーザは、例えばスポーツ番組や映画、長時間ドラマなどの放送番組を短時間で携帯電話機4において確認した後、さらにフル録画を視聴したい場合、家庭用ビデオ機器11に録画されている放送番組を、液晶ディスプレイやスピーカなどの資源の豊かな図示せぬ出力部において視聴することができる。なお、ユーザが例えばスポーツ番組や映画、長時間ドラマなどの放送番組を短縮録画により短時間で携帯電話機4において確認する場合、短時間の視聴であるため、ユーザが携帯電話機4の比較的小さいディスプレイである液晶ディスプレイ17での視聴を不快に感じることを低減することができる。
【0133】
本発明の実施形態においては、携帯電話機4は、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を携帯電話機4において録画するに際し、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示を受け付けるための代行録画指示受付画面を液晶ディスプレイ17に表示し、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示が受け付けられた場合、記憶部47に記憶されている録画条件設定データをホームサーバ10−aに送信することができる。また、ホームサーバ10−aに短縮録画を作成させるとの指示が受け付けられた場合、短縮録画作成要求を生成し、生成された短縮録画作成要求をホームサーバ10−aに送信することができる。
【0134】
これにより、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を携帯電話機4において録画するに際し、長い放送番組などを受信して録画する場合に、ホームサーバ10−aに代行録画させることができる。また、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に、短縮録画を作成させることができる。従って、携帯電話機4において地上波ディジタルワンセグ放送波を利用する場合に、携帯電話機4に内蔵された電池(バッテリパック)の消耗を抑制することができ、携帯電話機4の操作性を向上させることができる。また、携帯電話機4からホームサーバ10−aに接続し、ホームサーバ10−aに記憶されている短縮録画を携帯電話機4に記憶することができ、ユーザは、視聴したいときに携帯電話機4に記憶されている短縮録画を視聴することができる。その結果、携帯電話機4において放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を利用する場合における利便性を向上させることができる。
【0135】
一方、ホームサーバ10−aは、携帯電話機4から録画条件設定データを受信し、受信された録画条件設定データに基づいて、家庭用ビデオ機器10−bに録画処理を実行させる際の録画条件を設定し、設定された録画条件に基づいて家庭用ビデオ機器10−bに地上波ディジタル放送波を録画させることができる。また、携帯電話機4から短縮録画作成要求を受信し、受信された短縮録画作成要求に基づいて、家庭用ビデオ機器10−bに録画されている地上波ディジタル放送波による放送番組を読み出し、読み出された家庭用ビデオ機器10−bに録画されている地上波ディジタル放送波による放送番組に基づいて、放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画を作成することができる。
【0136】
これにより、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を携帯電話機4において録画するに際し、長い放送番組などを受信して録画する場合に、ホームサーバ10−aにおいて代行録画することができる。また、ホームサーバ10−aに代行録画する際に、短縮録画を作成することができる。従って、ユーザは、好みで、家庭用ビデオ機器11に録画されている地上波ディジタル放送波による放送番組を、液晶ディスプレイやスピーカなどの資源の豊かな図示せぬ出力部において視聴することができる。
【0137】
以上のように、資源の少ない携帯電話機4を有効活用しつつ、放送波を好適に利用することができる。従って、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波や地上波ディジタル放送波を利用する場合における利便性を向上させることができる。
【0138】
ところで、ホームサーバ10−aにおいて録画処理が終了した後、ホームサーバ10−aから録画終了通知を携帯電話機4に送信し、携帯電話機4からホームサーバ10−aに作成された短縮録画を転送するように要求するようにしてもよい。以下、この方法を用いた図4の帯電話機4における録画処理について説明する。
【0139】
図10のフローチャートを参照して、図4の携帯電話機4における他の録画処理について説明する。なお、図10のステップS81乃至S102の処理は、図6のステップS1乃至S22の処理と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0140】
ステップS103において、主制御部31は、無線LANモジュール49により、ネットワーク8を介してホームサーバ10−aから短縮録画の作成が終了したことを通知するための短縮録画作成終了通知を受信したか否かを判定し、ネットワーク8を介してホームサーバ10−aから短縮録画の作成が終了したことを通知するための短縮録画作成終了通知を受信したと判定するまで待機する。
【0141】
具体的には、主制御部31は、無線LANモジュール49を介して、アクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して無線LAN通信によりホームサーバ10−aから短縮録画の作成が終了したことを通知するための短縮録画作成終了通知を受信したか否かを判定し、無線LAN通信によりホームサーバ10−aから短縮録画の作成が終了したことを通知するための短縮録画作成終了通知を受信したと判定するまで待機する。
【0142】
ステップS103においてネットワーク8を介してホームサーバ10−aから短縮録画の作成が終了したことを通知するための短縮録画作成終了通知を受信したと判定された場合、主制御部31はステップS104で、LCD制御部36を制御し、ホームサーバ10−aにおいて短縮録画が作成され、録画処理が終了したことを示す短縮録画作成終了ダイアログを液晶ディスプレイ17に表示させる。液晶ディスプレイ17は、LCD制御部36の制御に従い、ホームサーバ10−aにおいて短縮録画が作成され、録画処理が終了したことを示す短縮録画作成終了ダイアログを表示する。
【0143】
例えば図7[C]に示される短縮録画作成終了ダイアログ79は、メッセージ表示欄80、コマンド表示欄81、およびコマンド表示欄82を有する。
【0144】
図7[C]の例の場合、メッセージ表示欄80には、メッセージとして「短縮録画の作成が終了しました。短縮録画を転送しますか?」が表示される。これにより、ユーザは、これ以降の処理により、作成された短縮録画をホームサーバ10−aから携帯電話機4に転送させることができることが分かる。
【0145】
コマンド表示欄81は、「Yes」というコマンドのアイコンを有している。ユーザは、操作キー14を操作することにより、コマンド表示欄81の「Yes」のコマンドアイコンを選択し、ホームサーバ10−aからの短縮録画の転送処理の開始を指示することができる。
【0146】
コマンド表示欄82は、「No」というコマンドのアイコンを有している。ユーザは、操作キー14を操作することにより、コマンド表示欄82の「No」のコマンドアイコンを選択し、ホームサーバ10−aからの短縮録画の転送処理のキャンセルを指示することができる。
【0147】
ステップS105において、主制御部31は、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、短縮録画作成終了ダイアログ上において「Yes」が選択されることで、短縮録画を転送させるとの指示が受け付けられたか否かを判定する。
【0148】
ステップS105において短縮録画を転送させるとの指示が受け付けられたと判定された場合、主制御部31はステップS106で、ホームサーバ10−aからの短縮録画の転送を要求するための短縮録画転送要求を生成する。
【0149】
ステップS107において、主制御部31は、生成された短縮録画転送要求をネットワーク8を介してホームサーバ10−aに送信する。
【0150】
具体的には、主制御部31は、無線LANモジュール49を制御し、アクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して無線LAN通信により短縮録画転送要求をホームサーバ10−aに送信させる。無線LANモジュール49は、主制御部31の制御に従い、アクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して無線LAN通信により短縮録画転送要求をホームサーバ10−aに送信する。
【0151】
ステップS108において、主制御部31は、ネットワーク8を介してホームサーバ10−aから短縮録画を受信する。
【0152】
具体的には、主制御部31は、無線LANモジュール49を制御し、アクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して無線LAN通信により短縮録画をホームサーバ10−aから受信させる。無線LANモジュール49は、主制御部31の制御に従い、アクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して無線LAN通信により短縮録画をホームサーバ10−aから受信する。
【0153】
なお、無線LAN通信により短縮録画をホームサーバ10−aから受信する場合、無線LANモジュール49を起動させるが、その時間は短いため、携帯電話機4に内蔵された電池(バッテリパック)の消耗は少ない。
【0154】
ステップS109において、主制御部31は、無線LANモジュール49を介して受信されたホームサーバ10−aからの短縮録画を記憶部47に記憶させる。記憶部47は、主制御部31の制御に従い、無線LANモジュール49を介して受信されたホームサーバ10−aからの短縮録画を記憶する。
【0155】
その後、録画処理は終了する。
【0156】
一方、ステップS105において短縮録画を転送させるとの指示が受け付けられてないと判定された場合、ステップS106乃至S109の処理はスキップされる。その後、録画処理は終了する。
【0157】
これにより、ユーザは、ホームサーバ10−aにおいて短縮録画の作成が終了したことを知ることができるとともに、作成された短縮録画を直ちに視聴することができる。
【0158】
次に、図11のフローチャートを参照して、図10のステップS101またはS102における携帯電話機4の録画条件設定データ送信処理に対応する、図5のホームサーバ10−aにおける他の録画処理について説明する。なお、図11のステップS111乃至S122の処理は、図9のステップS61乃至S72の処理と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0159】
ステップS123において、CPU51は、ホームサーバ10−aにおいて短縮録画の作成が終了したことを通知するための短縮録画作成終了通知を生成し、通信部59を制御し、生成された短縮録画作成終了通知をネットワーク8を介して携帯電話機4に送信させる。通信部59は、CPU51の制御に従い、生成された短縮録画作成終了通知をアクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して携帯電話機4に送信する。
【0160】
ステップS124において、CPU51は、通信部59により、アクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して携帯電話機4から短縮録画転送要求(ホームサーバ10−aにおいて作成された短縮録画の転送を要求するための短縮録画転送要求)を受信したか否かを判定する。
【0161】
ステップS124においてアクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して携帯電話機4から短縮録画転送要求を受信したと判定された場合、CPU51は、記憶部58に記憶されている短縮録画を読み出し、通信部59を制御し、読み出された短縮録画をネットワーク8を介して携帯電話機4に送信(転送)させる。通信部59は、CPU51の制御に従い、読み出された短縮録画をアクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して携帯電話機4に送信する。
【0162】
ステップS124においてアクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して携帯電話機4から短縮録画転送要求を受信していないと判定された場合、ステップS125の短縮録画送信処理はスキップされる。
【0163】
なお、ステップS119において短縮録画作成要求が受信されていないと判定された場合、ステップS120乃至S125の処理はスキップされ、その後、ホームサーバ10−aにおける録画処理が終了する。
【0164】
本発明の実施形態においては、携帯電話機4は、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を携帯電話機4において録画するに際し、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示を受け付けるための代行録画指示受付画面を液晶ディスプレイ17に表示し、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示が受け付けられた場合、記憶部47に記憶されている録画条件設定データをホームサーバ10−aに送信することができる。また、ホームサーバ10−aに短縮録画を作成させるとの指示が受け付けられた場合、短縮録画作成要求を生成し、生成された短縮録画作成要求をホームサーバ10−aに送信することができる。さらに、ホームサーバ10−aにおいて短縮録画の作成が終了した後、短縮録画を転送するとの指示が受け付けられた場合、ホームサーバ10−aから短縮録画の転送を要求するための短縮録画転送要求を生成し、生成された短縮録画転送要求をホームサーバ10−aに送信するとともに、短縮録画をホームサーバ10−aから受信し、受信された短縮録画を記憶することができる。
【0165】
これにより、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を携帯電話機4において録画するに際し、長い放送番組などを受信して録画する場合に、ホームサーバ10−aに代行録画させることができる。また、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に、短縮録画を作成させることができる。従って、携帯電話機4において地上波ディジタルワンセグ放送波を利用する場合に、携帯電話機4に内蔵された電池(バッテリパック)の消耗を抑制することができ、携帯電話機4の操作性を向上させることができる。また、ホームサーバ10−aにおいて短縮録画が作成された後、ユーザは、視聴したいときに携帯電話機4において直ちに短縮録画を視聴することができる。その結果、携帯電話機4において放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を利用する場合における利便性をより向上させることができる。
【0166】
一方、ホームサーバ10−aは、携帯電話機4から録画条件設定データを受信し、受信された録画条件設定データに基づいて、家庭用ビデオ機器10−bに録画処理を実行させる際の録画条件を設定し、設定された録画条件に基づいて家庭用ビデオ機器10−bに地上波ディジタル放送波を録画させることができる。また、携帯電話機4から短縮録画作成要求を受信し、受信された短縮録画作成要求に基づいて、家庭用ビデオ機器10−bに録画されている地上波ディジタル放送波による放送番組を読み出し、読み出された家庭用ビデオ機器10−bに録画されている地上波ディジタル放送波による放送番組に基づいて、放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画を作成することができる。
【0167】
また、短縮録画の作成が終了したことを通知するための短縮録画作成終了通知を携帯電話機4に送信し、短縮録画の転送を要求するための短縮録画転送要求を携帯電話機4から受信すると、短縮録画を送信することができる。
【0168】
これにより、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を携帯電話機4において録画するに際し、長い放送番組などを受信して録画する場合に、ホームサーバ10−aにおいて代行録画することができる。また、ホームサーバ10−aに代行録画する際に、短縮録画を作成することができる。従って、ユーザは、好みで、家庭用ビデオ機器11に録画されている地上波ディジタル放送波による放送番組を、液晶ディスプレイやスピーカなどの資源の豊かな図示せぬ出力部において視聴することができる。
【0169】
また、短縮録画がホームサーバ10−aにおいて作成されると、直ちに携帯電話機4に送信(転送)することができる。
【0170】
以上のように、資源の少ない携帯電話機4を有効活用しつつ、放送波をより好適に利用することができる。従って、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波や地上波ディジタル放送波を利用する場合における利便性をより向上させることができる。
【0171】
ところで、ホームサーバ10−aにおいて代行録画させる放送番組が長時間に及ぶ番組である場合、予め設定された所定の時間(例えば10分など)ごとに短縮録画を分割して作成し、作成された短縮録画をその都度携帯電話機4に送信(転送)するようにしてもよい。以下、この方法を用いた図4の携帯電話機4における録画処理について説明する。
【0172】
図12のフローチャートを参照して、図4の携帯電話機4における他の録画処理について説明する。なお、図12のステップS131乃至S159の処理は、図10のステップS81乃至S109の処理と同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0173】
ステップS160において、主制御部31は、記憶部47に記憶されている録画終了時刻になったか否かを判定する。ステップS160において記憶部47に記憶されている録画終了時刻になっていないと判定された場合、処理はステップS153に戻り、ステップS153以降の処理が同様に繰り返される。これにより、録画開始時刻から録画終了時刻まで、予め設定された所定の時間(例えば10分など)ごとに、作成された短縮録画をその都度受信し、記憶することができる。
【0174】
一方、ステップS160において記憶部47に記憶されている録画終了時刻になったと判定された場合、その後、携帯電話機4における録画処理は終了する。
【0175】
次に、図13のフローチャートを参照して、図12のステップS151またはS152における携帯電話機4の録画条件設定データ送信処理に対応する、図5のホームサーバ10−aにおける他の録画処理について説明する。なお、図13のステップS171乃至S177、およびステップS179乃至S186の処理は、図11のステップS111乃至S125の処理と基本的には同様であり、重複する部分については繰り返しになるので適宜省略する。
【0176】
ステップS178において、CPU51は、内蔵された図示せぬタイマを用いて、予め設定された所定の時間が経過したか否かを判定する。ステップS178において予め設定された所定の時間が経過していないと判定された場合、処理はステップS177に戻り、予め設定された所定の時間が経過するまで地上波ディジタル放送波の録画が行われる。
【0177】
一方、ステップS178において予め設定された所定の時間が経過したと判定された場合、処理はステップS179に進み、ステップS179以降の処理により短縮録画が分割して作成され(すなわち、長時間の放送番組であれば、予め設定された所定の時間(例えば10分など)が経過するまでに録画された放送番組の一部分により短縮録画が作成され)、携帯電話機4に作成された短縮録画が送信される。
【0178】
ステップS185において録画終了時刻になっていないと判定された場合、処理はステップS177に戻り、ステップS177以降の処理が繰り返し実行される。これにより、長時間の放送番組である場合に、予め設定された所定の時間ごとに短縮録画が作成され、作成された短縮録画が携帯電話機4に適宜送信される。従って、ユーザは、ホームサーバ10−aに代行録画させながら、予め設定された所定の時間ごとに作成された短縮録画をリアルタイムにより近い形で携帯電話機4において受信し、受信された短縮録画を視聴することができる。
【0179】
本発明の実施形態においては、携帯電話機4は、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を携帯電話機4において録画するに際し、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示を受け付けるための代行録画指示受付画面を液晶ディスプレイ17に表示し、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示が受け付けられた場合、記憶部47に記憶されている録画条件設定データをホームサーバ10−aに送信することができる。また、ホームサーバ10−aに短縮録画を作成させるとの指示が受け付けられた場合、短縮録画作成要求を生成し、生成された短縮録画作成要求をホームサーバ10−aに送信することができる。さらに、ホームサーバ10−aにおいて予め設定された所定の時間(例えば10分など)ごとに短縮録画の作成が終了した後、短縮録画を転送するとの指示が受け付けられた場合、ホームサーバ10−aから短縮録画の転送を要求するための短縮録画転送要求を生成し、生成された短縮録画転送要求をホームサーバ10−aに送信するとともに、短縮録画をホームサーバ10−aから受信し、受信された短縮録画を記憶することができる。
【0180】
これにより、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を携帯電話機4において録画するに際し、長い放送番組などを受信して録画する場合に、ホームサーバ10−aに代行録画させることができる。また、ホームサーバ10−aに代行録画させる際に、短縮録画を作成させることができる。従って、携帯電話機4において地上波ディジタルワンセグ放送波を利用する場合に、携帯電話機4に内蔵された電池(バッテリパック)の消耗を抑制することができ、携帯電話機4の操作性を向上させることができる。また、ホームサーバ10−aにおいて予め設定された所定の時間(例えば10分など)ごとに短縮録画が作成された後、ユーザは、ホームサーバ10−aに代行録画させながら、視聴したいときに携帯電話機4において直ちに短縮録画をリアルタイムにより近い形で視聴することができる。その結果、携帯電話機4において放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を利用する場合における利便性をより向上させることができる。
【0181】
一方、ホームサーバ10−aは、携帯電話機4から録画条件設定データを受信し、受信された録画条件設定データに基づいて、家庭用ビデオ機器10−bに録画処理を実行させる際の録画条件を設定し、設定された録画条件に基づいて家庭用ビデオ機器10−bに地上波ディジタル放送波を録画させることができる。また、携帯電話機4から短縮録画作成要求を受信し、受信された短縮録画作成要求に基づいて、家庭用ビデオ機器10−bに録画されている地上波ディジタル放送波による放送番組を読み出し、読み出された家庭用ビデオ機器10−bに録画されている地上波ディジタル放送波による放送番組に基づいて、予め設定された所定の時間(例えば10分など)ごとに、放送される放送番組を短縮して録画する短縮録画を作成することができる。
【0182】
また、予め設定された所定の時間(例えば10分など)ごとに、短縮録画の作成が終了したことを通知するための短縮録画作成終了通知を携帯電話機4に送信し、短縮録画の転送を要求するための短縮録画転送要求を携帯電話機4から受信すると、短縮録画を送信することができる。
【0183】
これにより、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波を携帯電話機4において録画するに際し、長い放送番組などを受信して録画する場合に、ホームサーバ10−aにおいて代行録画することができる。また、ホームサーバ10−aに代行録画する際に、代行録画しながら、予め設定された所定の時間(例えば10分など)ごとに短縮録画を作成することができる。従って、ユーザは、好みで、家庭用ビデオ機器11に録画されている地上波ディジタル放送波による放送番組を、液晶ディスプレイやスピーカなどの資源の豊かな図示せぬ出力部において視聴することができるだけでなく、短縮録画がホームサーバ10−aに予め設定された所定の時間(例えば10分など)ごとに作成されると、直ちに携帯電話機4にリアルタイムにより近い形で送信(転送)することができる。
【0184】
以上のように、資源の少ない携帯電話機4を有効活用しつつ、放送波をより好適に利用することができる。従って、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波や地上波ディジタル放送波を利用する場合における利便性をより向上させることができる。
【0185】
とろこで、地上波ディジタルワンセグ放送波の双方向回線を利用して、放送局3に短縮録画作成要求を送信し、放送局3に短縮録画を作成させた後、放送局3からホームサーバ10−aに作成された短縮録画を送信させるようにしてもよい。以下、この方法を用いた携帯電話機4における録画処理について説明する。
【0186】
図14のフローチャートを参照して、図4の携帯電話機4における他の録画処理について説明する。なお、図14のステップS191乃至S206、およびステップS208乃至S214の処理は、図10のステップS81乃至S95、ステップS100、ステップS103乃至S109の処理と基本的には同様であり、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0187】
ステップS207において、主制御部31は、生成された短縮録画作成要求を地上波ディジタルワンセグ受信部50を介して放送局3に地上波ディジタルワンセグ放送波の双方向回線により送信する。
【0188】
その後、放送局3は、地上波ディジタルワンセグ放送波の双方向回線により、携帯電話機4から送信されてきた短縮録画作成要求を受信し、受信された短縮録画作成要求に基づいて、設定された録画条件に対応する放送番組の短縮録画を作成し、作成された短縮録画をホームサーバ10−aに放送用コンテンツサーバ2およびネットワーク8を介して送信する。
【0189】
図15のフローチャートを参照して、ホームサーバ10−aにおける録画処理について説明する。この録画処理は、放送局3から短縮録画を受信することにより開始される。
【0190】
ステップS221において、通信部59は、ネットワーク8を介して放送局3から送信されてきた短縮録画を受信し、受信された短縮録画をバス54を介してCPU51に供給する。
【0191】
ステップS222において、CPU51は、通信部59から供給された短縮録画をバス54を介して取得する。
【0192】
ステップ223において、CPU51は、取得された短縮録画を記憶部58に記憶させる。記憶部58は、CPU51の制御に従い、短縮録画を記憶する。
【0193】
ステップS224において、CPU51は、録画処理を終了する。
【0194】
ステップS225において、CPU51は、ホームサーバ10−aにおいて録画処理が終了したことを通知するための録画終了通知を生成し、通信部59を制御し、生成された短縮録画終了通知をネットワーク8を介して携帯電話機4に送信させる。通信部59は、CPU51の制御に従い、生成された録画終了通知をアクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して携帯電話機4に送信する。
【0195】
ステップS226において、CPU51は、通信部59により、アクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して携帯電話機4から短縮録画転送要求を受信したか否かを判定する。
【0196】
ステップS226においてアクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して携帯電話機4から短縮録画転送要求を受信したと判定された場合、CPU51は、記憶部58に記憶されている短縮録画を読み出し、通信部59を制御し、読み出された短縮録画をネットワーク8を介して携帯電話機4に送信(転送)させる。通信部59は、CPU51の制御に従い、読み出された短縮録画をアクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して携帯電話機4に送信する。
【0197】
ステップS227においてアクセスポイント9−a、無線LAN9−b、およびネットワーク8を介して携帯電話機4から短縮録画転送要求を受信していないと判定された場合、ステップS226の短縮録画送信処理はスキップされる。
【0198】
その後、ホームサーバ10−aの録画処理は終了する。
【0199】
これにより、地上波ディジタルワンセグ放送波の双方向回線により、資源の少ない携帯電話機4を有効活用しつつ、放送波をより好適に利用することができる。従って、放送局3からの地上波ディジタルワンセグ放送波や地上波ディジタル放送波を利用する場合における利便性をより向上させることができる。
【0200】
なお、本発明の実施形態においては、ホームサーバ10−aにより家庭用ビデオ機器10−bに地上波ディジタル放送波を録画させるようにしたが、ホームサーバ10−a自体に録画させるようにしてもよい。また、本発明の実施形態においては、ユーザの家庭内に設置されたホームサーバ10−aに代行録画させるようにしたが、このような場合に限られず、会社などの他の場所に設置された種々のサーバ(図示せず)などを用いて代行録画させるようにしてもよい。
【0201】
また、本発明の実施形態においては、ユーザにより操作キー14が操作されることにより、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示が受け付けられ、さらに短縮録画を作成させるとの指示が受け付けられた後、ホームサーバ10−aに録画条件設定データおよび短縮録画作成要求を送信するようにしたが、このような場合に限られず、ホームサーバ10−aにおいて短縮録画の作成をデフォルトにして、ホームサーバ10−aに代行録画させるとの指示が受け付けられたとき、ホームサーバ10−aに録画条件設定データおよび短縮録画作成要求を送信するようにしてもよい。勿論、ユーザの好みにより、これらの設定を変更することができるようにしてもよい。
【0202】
さらに、本発明の実施形態においては、ホームサーバ10−aとの通信に無線LAN通信を用いるようにしたが、このような場合に限られず、基地局5を介してホームサーバ10−aと通信を行うようにしてもよい。
【0203】
また、放送波による放送番組の著作権を考慮して、例えば携帯電話機4に短縮録画する回数を1回などに制限するようにしてもよい。
【0204】
さらに、短縮録画の作成を適宜、中止することができるようにしてもよい。
【0205】
また、ホームサーバ10−aに、予め設定された複数のユーザ(例えば家族など)が同時に短縮録画の作成を要求することができるようにしてもよい。
【0206】
なお、本発明の実施形態においては、本発明を、地上波ディジタルワンセグ放送波を録画する際に適用するようにしたが、このような場合に限られず、例えば地上波ディジタル放送波を録画する際や地上波ディジタル3セグメントラジオ放送波を録音する際など、他の方式記録の際に適用することができる。
【0207】
なお、本発明は、携帯電話機4以外にも、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ、携帯型ゲーム機、携帯型音楽再生機、携帯型動画再生機、その他の情報処理装置にも適用することができる。
【0208】
また、本発明の実施形態において説明した一連の処理は、ソフトウェアにより実行させることもできるが、ハードウェアにより実行させることもできる。
【0209】
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0210】
【図1】本発明に係るネットワークシステムの全体の構成を示すネットワーク図。
【図2】本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の外観の構成を示す外観図。
【図3】本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の他の外観の構成を示す外観図。
【図4】本発明に係る情報処理装置に適用可能な携帯電話機の内部の構成を示すブロック図。
【図5】本発明に係る情報管理装置に適用可能なホームサーバの内部の構成を示すブロック図。
【図6】図4の携帯電話機における録画処理を説明するフローチャート。
【図7】図4の液晶ディスプレイに表示される表示例を示す図。
【図8】図4の携帯電話機における他の録画処理を説明するフローチャート。
【図9】図5のホームサーバにおける録画処理を説明するフローチャート。
【図10】図4の携帯電話機における他の録画処理を説明するフローチャート。
【図11】図5のホームサーバにおける他の録画処理を説明するフローチャート。
【図12】図4の携帯電話機における他の録画処理を説明するフローチャート。
【図13】図5のホームサーバにおける他の録画処理を説明するフローチャート。
【図14】図4の携帯電話機における他の録画処理を説明するフローチャート。
【図15】図5のホームサーバにおける他の録画処理を説明するフローチャート。
【符号の説明】
【0211】
1…ネットワークシステム、2…放送用コンテンツサーバ、3…放送局、4…携帯電話機、5…基地局、6…公衆回線網、7…アクセスサーバ、8…ネットワーク、9−a…アクセスポイント、9−b…無線LAN、10−a…ホームサーバ、10−b…家庭用ビデオ機器、10−c…TV受信機、11…ヒンジ、12…第1の筐体、13…第2の筐体、14…操作キー、15…マイクロフォン、16…サイドキー、17…液晶ディスプレイ、18…スピーカ、19a乃至19d…磁気センサ、20(20−1および20−2)…LED、21…CCDカメラ、22…サブディスプレイ、23…静電タッチパッド、31…主制御部、32…電源回路部、33…操作入力制御部、34…画像エンコーダ、35…カメラI/F部、36…LCD制御部、37…画像デコーダ、38…多重分離部、39…変復調回路部、40…音声コーデック、41…メインバス、42…同期バス、43…送受信回路部、44…アンテナ、45…記録再生部、46…メモリカード、47…記憶部、48…音楽制御部、49…無線LANモジュール、50…地上波ディジタルワンセグ受信部、51…CPU、52…ROM,53…RAM、54…バス、55…入出力インタフェース、56…入力部、57…出力部、58…記憶部、59…通信部、60…ドライブ、61…磁気ディスク、62…光ディスク、63…光磁気ディスク、64…半導体メモリ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送局からの放送波を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された前記放送波を録画する録画手段と、
情報処理装置にネットワークを介して接続された情報管理装置に前記放送波を代行録画させるとの指示を受け付ける第1の指示受付手段と、
前記第1の指示受付手段により前記情報管理装置に前記放送波を代行録画させるとの指示が受け付けられた場合、予め設定された、前記放送波を録画する際の録画条件に関するデータである録画条件設定データを、前記情報管理装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記情報管理装置に短縮録画を作成させるとの指示を受け付ける第2の指示受付手段と、
前記第2の指示受付手段により前記情報管理装置に短縮録画を作成させるとの指示が受け付けられた場合、短縮録画の作成を要求するための短縮録画作成要求を生成する第1の生成手段とをさらに備え、
前記送信手段は、前記第1の生成手段により生成された前記短縮録画作成要求を前記情報管理装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記情報管理装置において作成された短縮録画を転送させるとの指示を受け付ける第3の指示受付手段と、
前記第3の指示受付手段により前記情報管理装置において作成された短縮録画を転送させるとの指示が受け付けられた場合、前記情報管理装置において作成された短縮録画の転送を要求するための短縮録画転送要求を生成する第2の生成手段とをさらに備え、
前記送信手段は、前記第2の生成手段により生成された前記短縮録画転送要求を前記情報管理装置に送信することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
情報処理装置から送信されてきた録画条件設定データを受信する第1の受信手段と、
放送局からの放送波を受信する第2の受信手段と、
前記第1の受信手段により受信された前記録画条件設定データに従い、前記第2の受信手段により受信された前記放送波を録画する録画手段とを備えることを特徴とする情報管理装置。
【請求項5】
前記放送波を代行録画する際に短縮録画を作成する作成手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の情報管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2008−124727(P2008−124727A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−305507(P2006−305507)
【出願日】平成18年11月10日(2006.11.10)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】