説明

情報処理装置及び画面選択方法

【課題】複数の画面のうち、任意の画面にウィンドウを表示するための操作にかかる負担を軽減できる情報処理装置を実現する。
【解決手段】ウィンドウ生成操作検出部302は、ウィンドウを生成するための操作を検出する。画面候補表示部303Aは、画面配置情報306に基づいて、ウィンドウを表示し得る複数の画面の各々を表す複数のオブジェクトを表示する。選択操作検出部303Bは、複数のオブジェクトの中から、ウィンドウを表示したい画面に対応するオブジェクトを選択する操作を検出する。選択画面決定部303Cは、画面選択操作に基づいて、ウィンドウを表示する画面を決定する。ウィンドウ生成部304は、ウィンドウ生成操作に対応するウィンドウを生成する。ウィンドウ表示部305は、生成されたウィンドウを、選択画面決定部303Cによって決定された画面に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の画面に画像を表示する情報処理装置及び該情報処理装置に適用される画面選択方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、物理的又は論理的に複数設定された画面を管理するための機能を有するコンピュータが普及している。例えば、1台のコンピュータに接続された複数のディスプレイ装置を、あたかも1台のディスプレイ装置であるかのように扱うマルチディスプレイシステムが利用されている。また、1台のディスプレイ装置に対して複数の仮想の画面を設定し、当該ディスプレイ装置に複数の仮想の画面の各々を切り替えて表示する仮想デスクトップシステム等も利用されている。
【0003】
特許文献1には、複数のディスプレイを管理するマルチディスプレイシステムにおいて、アプリケーションプログラム毎に予め指定されたディスプレイに、ウィンドウを表示するマルチディスプレイシステムが開示されている。このマルチディスプレイシステムでは、アプリケーションプログラム毎にそのプログラムの実行時の表示に使用するディスプレイを指定し、この情報をディスプレイ選択情報として記憶する。そして、アプリケーションプログラムの起動時に、ディスプレイ選択情報によって指定されたディスプレイにそのプログラムのウィンドウが表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−164988号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のマルチディスプレイシステムでは、複数のアプリケーションプログラムの各々に対して、当該アプリケーションプログラムのウィンドウを表示する画面を予め指定することにより、アプリケーションプログラムの起動時に、当該アプリケーションプログラムのウィンドウを指定した画面に表示することができる。
【0006】
しかし、新たにアプリケーションプログラムを追加した際には、そのウィンドウを表示する画面を指定するディスプレイ選択情報を追加する操作を行う必要がある。また、ディスプレイ選択情報によって指定される画面とは別の画面にウィンドウを表示するためには、ディスプレイ選択情報の書き換えを行うか、又はウィンドウが画面に表示された後に、ウィンドウを別の画面に移動する操作を行う必要がある。つまり、上述のディスプレイ選択情報を使用するマルチディスプレイシステムでは、複数の画面の各々の使用状況等に応じて、ウィンドウが表示される画面を設定することは困難である。
【0007】
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、複数の画面のうち、任意の画面にウィンドウを表示するための操作にかかる負担を軽減できる情報処理装置及び画面選択方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述の課題を解決するため、本発明の情報処理装置は、複数の画面の配置を示す画面配置情報を記憶する画面配置情報記憶手段と、ウィンドウを生成するためのウィンドウ生成操作を検出するウィンドウ生成操作検出手段と、前記ウィンドウ生成操作が検出された後に、前記複数の画面の内の前記ウィンドウを表示する画面への方向を示すジェスチャ操作を検出するジェスチャ操作検出手段と、前記ジェスチャ操作と前記画面配置情報とに基づいて、前記ウィンドウを表示する画面を決定する画面決定手段と、前記決定された画面に前記ウィンドウを表示するウィンドウ表示手段とを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数の画面のうち、任意の画面にウィンドウを表示するための操作にかかる負担を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報処理装置の外観を示す斜視図。
【図2】同実施形態の情報処理装置のシステム構成を示す図。
【図3】同実施形態の情報処理装置上で動作する画面選択プログラムの機能構成を示すブロック図。
【図4】図3の画面選択プログラムを用いて行われる画面選択の動作の例を説明するための概念図。
【図5】図3の画面選択プログラムによって使用される画面配置情報の例を示す概念図。
【図6】図3の画面選択プログラムを用いて複数のディスプレイ装置から画面を選択する操作の例を示す図。
【図7】図3の画面選択プログラムを用いて複数のディスプレイ装置から画面を選択する操作の別の例を示す図。
【図8】図3の画面選択プログラムを用いて複数のディスプレイ装置から画面を選択する操作の他の例を示す図。
【図9】図3の画面選択プログラムを用いて複数のディスプレイ装置から画面を選択する操作のさらに別の例を示す図。
【図10】図3の画面選択プログラムを用いて複数の仮想画面から画面を選択する操作の例を示す図。
【図11】図3の画面選択プログラムを用いて複数の仮想画面から画面を選択する操作の別の例を示す図。
【図12】図3の画面選択プログラムを用いて複数の仮想画面から画面を選択する操作の他の例を示す図。
【図13】図3の画面選択プログラムを用いて方向を指示する操作により画面を選択する例を示す概念図。
【図14】図3の画面選択プログラムによって検出されるウィンドウ生成操作及び画面選択操作の例を説明するための概念図。
【図15】図3の画面選択プログラムによって実行される画面選択処理の手順の例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置の外観を示す図である。この情報処理装置は、例えばノートブックタイプのパーソナルコンピュータ10として実現されている。
【0012】
図1に示すように、本コンピュータ10は、コンピュータ本体11と、ディスプレイユニット12とから構成されている。ディスプレイユニット12には、LCD(liquid crystal display)17を備える表示装置が組み込まれている。ディスプレイユニット12にはさらに、LCD17の表面を覆うようにタッチパネル14が組み込まれている。ディスプレイユニット12は、コンピュータ本体11の上面が露出される開放位置とコンピュータ本体11の上面を覆う閉塞位置との間を回動自在にコンピュータ本体11に取り付けられている。ディスプレイユニット12は、LCD17の上部にカメラモジュール115も備える。カメラモジュール115は、ディスプレイユニット12がコンピュータ本体11の上面を露出する開放位置にあるときに、コンピュータ10を使用するユーザ等を撮影するために用いられる。
【0013】
コンピュータ本体11は、薄い箱形の筐体を有しており、その上面には、キーボード13、入力操作パネル15、タッチパッド16、スピーカ18A,18B、本コンピュータ10を電源オン/電源オフするためのパワーボタン19などが配置されている。入力操作パネル15上には、各種操作ボタンが設けられている。
【0014】
また、コンピュータ本体11の背面には、例えばHDMI(high-definition multimedia interface)規格に対応した外部ディスプレイ接続端子(図示せず)が設けられている。この外部ディスプレイ接続端子は、デジタル映像信号を外部ディスプレイに出力するために用いられる。
【0015】
図2は、本コンピュータ10のシステム構成を示す図である。
本コンピュータ10は、図2に示されるように、CPU101、ノースブリッジ102、主メモリ103、サウスブリッジ104、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)105、VRAM(ビデオRAM)105A、サウンドコントローラ106、BIOS−ROM107、LANコントローラ108、ハードディスクドライブ(HDD)109、光ディスクドライブ(ODD)110、USBコントローラ111、無線LANコントローラ112、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラ(EC/KBC)113、EEPROM114、カメラモジュール115等を備える。
【0016】
CPU101は、本コンピュータ10の動作を制御するプロセッサであり、HDD109から主メモリ103にロードされる、オペレーティングシステム(OS)201や、画面選択プログラム202のような各種プログラムを実行する。画面選択プログラム202は、複数のディスプレイ装置の画面(例えば、デュアルディスプレイやマルチディスプレイ)や複数の仮想画面(例えば、仮想デスクトップ)のうち、選択された画面にウィンドウを表示する機能を有するソフトウェアである。画面選択プログラム202は、ウィンドウを生成するための操作、例えば、アプリケーションを起動する操作やファイルを開く操作等を検出したことに応答して、さらに、複数の画面から一つの画面を選択する操作を検出する。また、画面選択プログラム202は、ウィンドウを表示し得る画面の候補を示すオブジェクトを表示する機能も有する。また、CPU101は、BIOS−ROM107に格納されたBIOSも実行する。BIOSは、ハードウェア制御のためのプログラムである。
【0017】
ノースブリッジ102は、CPU101のローカルバスとサウスブリッジ104との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ102には、主メモリ103をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ102は、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してGPU105との通信を実行する機能も有している。
【0018】
GPU105は、本コンピュータ10のディスプレイモニタとして使用されるLCD17を制御する表示コントローラである。このGPU105によって生成される表示信号はLCD17に送られる。また、GPU105は、HDMI制御回路3およびHDMI端子2を介して、外部ディスプレイ装置1にデジタル映像信号を送出することもできる。
【0019】
HDMI端子2は、前述の外部ディスプレイ接続端子である。HDMI端子2は、非圧縮のデジタル映像信号とデジタルオーディオ信号とを1本のケーブルでテレビのような外部ディスプレイ装置1に送出することができる。HDMI制御回路3は、HDMIモニタと称される外部ディスプレイ装置1にデジタル映像信号をHDMI端子2を介して送出するためのインタフェースである。
【0020】
サウスブリッジ104は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイスおよびLPC(Low Pin Count)バス上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ104は、HDD109およびODD110を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラを内蔵している。さらに、サウスブリッジ104は、サウンドコントローラ106との通信を実行する機能も有している。
サウンドコントローラ106は音源デバイスであり、再生対象のオーディオデータをスピーカ18A,18BまたはHDMI制御回路3に出力する。
【0021】
LANコントローラ108は、例えばIEEE 802.3規格の有線通信を実行する有線通信デバイスであり、一方、無線LANコントローラ112は、例えばIEEE 802.11g規格の無線通信を実行する無線通信デバイスである。また、USBコントローラ111は、(USBコネクタ19を介して接続される)例えばUSB 2.0規格に対応した外部機器との通信を実行する。USBコントローラ111は、例えば、USBコネクタ20を介して接続されたマウス20Aによる操作を検出する。そして、USBコントローラ111は、検出された操作に対応する制御信号を、サウスブリッジ104を介してCPU101に伝送する。
【0022】
カメラモジュール115は、内蔵するカメラを用いた撮像処理を実行する。カメラモジュール115は、例えば、内蔵するカメラにより撮像された画像を用いて画像データを生成し、当該画像データを主メモリ103やHDD109に格納するための通信等を実行する。また、カメラモジュール115は、画面選択プログラム202等の各種のアプリケーションプログラムに画像データを供給する。
【0023】
EC/KBC113は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード13およびタッチパッド16を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。EC/KBC113は、ユーザによるパワーボタン19の操作に応じて本コンピュータ10を電源オン/電源オフする機能を有している。
【0024】
次いで、図3を参照して、コンピュータ10上で動作する画面選択プログラム202の一機能構成を説明する。画面選択プログラム202は、複数のディスプレイ装置の画面や複数の仮想画面のうち、選択された画面にウィンドウを表示する。コンピュータ10に複数の画面が設定された環境(例えば、マルチディスプレイ環境や仮想デスクトップ環境)では、ユーザは、例えば、アプリケーションプログラムを起動し、操作中の画面にアプリケーションプログラムのウィンドウが表示された後、当該ウィンドウを別の画面に移動して、作業を行うことが想定される。このような、ウィンドウを別の画面に移動する操作は、ユーザにとって煩雑である可能性がある。本実施形態の画面選択プログラム202は、ユーザに、表示されたウィンドウを別の画面に移動する操作等を行わせることなく、ウィンドウが表示される前に、ウィンドウを表示する画面を指定する操作を検出し、検出した操作によって指定される画面にウィンドウを表示する。したがってユーザは、画面選択プログラム202を用いて、例えば、アプリケーションプログラムを起動する操作(アクション)と、そのアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを表示したい画面を指定する操作とからなる一連の操作を行うことによって、アプリケーションプログラムの起動と同時に任意の画面にウィンドウを表示させることができる。画面を指定する操作は、例えば、複数のディスプレイ装置の画面や複数の仮想画面が、物理的に又は論理的に存在する方向を指示する操作である。
【0025】
画面選択プログラム202は、制御部301、ウィンドウ生成操作検出部302、画面選択部303、ウィンドウ生成部304、ウィンドウ表示部305等を備える。制御部301は、画面選択プログラム202に設けられた各部の動作を制御する。
【0026】
ウィンドウ生成操作検出部302は、ウィンドウを生成するための操作(ウィンドウ生成操作)を検出する。ウィンドウ生成操作検出部302は、例えば、アプリケーションプログラムを起動する操作や、アプリケーションプログラムが関連付けられたファイルやディレクトリを開く操作等を検出する。より具体的には、ウィンドウ生成操作検出部302は、例えば、画面上のアイコンを、マウス20A、タッチパッド16、タッチパネル14等を用いてクリックする操作を検出する。ウィンドウ生成操作は、上述の例に限らず、操作に応答して、ウィンドウが生成され、画面上にウィンドウが表示されるあらゆる操作であってよい。ウィンドウ生成操作検出部302は、ウィンドウ生成操作を検出したことを画面選択部303に通知する。
【0027】
画面選択部303は、画面候補表示部303A、選択操作検出部303B、及び選択画面決定部303Cを備える。画面選択部303は、HDD109等に格納された画面配置情報306を読み出す。画面配置情報306は、コンピュータ10に設定された、複数のディスプレイ装置の画面や複数の仮想画面等の画面の数、複数の画面の各々の位置及びサイズ等の情報を含む。画面配置情報306は、OSや各種プログラムによって管理され得る。また、画面配置情報306は、ユーザによる入力によって設定することもできる。
【0028】
画面候補表示部303Aは、画面配置情報306から、ウィンドウ生成操作に対応して生成されるウィンドウを表示し得る画面の情報を取得する。そして、画面候補表示部303Aは、ウィンドウを表示し得る複数の画面の各々を表す複数のオブジェクトを、操作中の画面に表示する。
【0029】
選択操作検出部303Bは、ウィンドウを表示し得る複数の画面から、一つの画面を選択する操作(画面選択操作)を検出する。選択操作検出部303Bは、例えば、ユーザが、画面候補表示部303Aによって表示された複数のオブジェクトから、ウィンドウを表示したい画面に対応するオブジェクトを選択する画面選択操作を検出する。選択操作検出部303Bは、検出した画面選択操作を選択画面決定部303Cに通知する。
【0030】
選択画面決定部303Cは、選択操作検出部303Bによって通知された画面選択操作と画面配置情報306とに基づいて、ウィンドウを表示する画面を決定する。選択画面決定部303Cは、例えば、画面選択操作によって選択されたオブジェクトに対応する画面を、ウィンドウを表示する画面に決定する。選択画面決定部303Cは、ウィンドウ生成部304に、ウィンドウを表示する画面が決定されたことを通知する。また、選択画面決定部303Cは、ウィンドウ表示部305に、ウィンドウを表示する画面を示す情報を送信する。
【0031】
なお、選択操作検出部303Bは、複数の画面から、ウィンドウを表示したい画面を方向によって指示する画面選択操作を検出してもよい。その場合、選択画面決定部303Cは、ウィンドウを表示し得る複数の画面の中から、画面選択操作の方向によって指定される画面を、ウィンドウを表示する画面に決定する。
【0032】
ウィンドウ生成部304は、ウィンドウ生成操作に対応するウィンドウを生成する。ウィンドウ生成部304は、例えばアプリケーションプログラムを起動する操作に応じて、当該アプリケーションプログラムに対応するウィンドウを生成する。また、ウィンドウ生成部304は、例えば、アプリケーションプログラムが関連付けられたファイルを開く操作に応じて、当該ファイルに関連付けられたアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを生成する。
【0033】
ウィンドウ表示部305は、選択画面決定部303Cによって決定された画面に、ウィンドウ生成部304によって生成されたウィンドウを表示する。これにより、画面選択プログラム202は、ウィンドウ生成操作に応じて生成されるウィンドウを、複数のディスプレイ装置の画面や複数の仮想画面のうち、画面選択操作によって指定された画面に表示することができる。画面選択プログラム202は、ウィンドウ生成操作の検出をトリガとして、画面選択操作を検出するモードに移行する。その際、画面選択プログラム202は、上述のように、ウィンドウを表示し得る画面を表すオブジェクトを表示し、ユーザに対して画面選択操作を促してもよい。
【0034】
図4は、画面選択プログラム202を用いて行われる画面選択の動作の例を示す。ここでは、2つのディスプレイ装置の画面が左右に配置されたデュアルディスプレイ環境を例として説明する。
【0035】
まず、ユーザは、画面上に表示されたアイコンをマウスでクリックする操作によって、例えば、当該アイコンに対応するファイルを開く操作を行う。画面選択プログラム202は、このファイルを開く操作に応答して、ウィンドウを左右いずれの画面に表示するかを、ユーザに問い合わせる。画面選択プログラム202は、クリックされたアイコンの周りに、ウィンドウを表示し得る画面を表すオブジェクトを表示する。表示されるオブジェクトは、図4に示すように、例えば、ウィンドウを表示し得る左右の画面の各々に対応する、左向きの矢印のオブジェクトと右向きの矢印のオブジェクトである。ユーザは、この問い合わせに対して、画面を選択する操作(ジェスチャ、キー入力等)で応答する。具体的には、ユーザは、例えば、上述のオブジェクトから、ウィンドウを表示したい画面に対応するオブジェクトを、マウス20Aでクリックすることによって画面を選択する。また、ユーザは、例えば、ウィンドウを表示したい画面に対応する、キーボード13上の方向キーを押すこと(例えば、「←」キーや「→」キーの入力)によって画面を選択する。画面選択プログラム202は、ユーザによる画面選択操作によって選択された画面に、ウィンドウを表示する。
【0036】
上述のように、画面選択プログラム202は、ファイルを開く操作等のウィンドウ生成操作を検出し、次いで、ウィンドウを表示する画面を選択する画面選択操作を検出する。画面選択プログラム202は、検出したこれら2つの操作に基づいて、ウィンドウ生成操作に対応するウィンドウを、画面選択操作により選択された画面に表示する。
【0037】
なお、コンピュータ10に設定される画面は、複数のディスプレイ装置の画面に限らず、複数の仮想画面であってもよい。画面選択プログラム202は、コンピュータ10に設定された複数の画面の配置を示す画面配置情報306を用いて、ウィンドウを表示する一つの画面を決定する。図5は、画面選択プログラム202によって使用される画面配置情報306の例を示す。
【0038】
複数のディスプレイ装置の画面401Aは、例えば、LCD17の画面と外部ディスプレイ装置1の画面とで構成される。この場合、画面配置情報401Bは、左側にLCD17の画面が配置され、右側に外部ディスプレイ装置1の画面が配置されることを示す情報を含む。したがって、画面配置情報401Bは、例えば、コンピュータ10にLCD17の画面と外部ディスプレイ装置1の画面とから構成される2つの画面が設定されること、並びに各々の画面の物理的な位置及びサイズを示す情報を含む。
【0039】
また、複数の仮想画面402Aは、例えば、4つの仮想画面で構成される。この場合、画面配置情報402Bは、左上に第1の仮想画面、右上に第2の仮想画面、左下に第3の仮想画面、右下に第4の仮想画面が配置されることを示す情報を含む。したがって、画面配置情報402Bは、例えば、コンピュータ10に4つの仮想画面が設定されること、並びに各々の画面の論理的な位置及びサイズを示す情報を含む。すなわち、画面配置情報306は、コンピュータ10に設定される画面の画面数とその論理的又は物理的な位置関係とを示す。なお、画面配置情報306は、OSや各種プログラムによって管理され得る。
【0040】
次いで、図6を参照して、画面選択プログラム202を用いて、複数のディスプレイ装置の画面から一つの画面を選択する操作の例について説明する。ここでは、コンピュータ10に、LCD17の画面と外部ディスプレイ装置1の画面とが設定されることを想定する。
【0041】
まず、画面選択プログラム202は、例えば、アプリケーションプログラムが起動される操作を検出する。具体的には、画面選択プログラム202は、例えば、LCD17の画面上に表示されたアイコン501Aをクリックする操作によって、アプリケーションプログラムが起動されることを検出する。
【0042】
次に、画面選択プログラム202は、起動されるアプリケーションプログラムに対応するウィンドウ503を表示し得る画面を表すオブジェクト501B,502Aを、操作中の画面(ここでは、LCD17の画面)に表示する。オブジェクト501Bは、アイコン501Aに対して、画面を選択するモードであることを示す強調表示(円形の点線)が施されたオブジェクトである。オブジェクト501Bは、ウィンドウ503を、操作中のLCD17の画面に表示することを指定するための候補オブジェクトでもある。また、オブジェクト502Aは、ウィンドウ503を、外部ディスプレイ装置1の画面に表示することを指定するための候補オブジェクトである。ユーザは、これら候補オブジェクト501B,502Aから、ウィンドウ503を表示したい画面に対応する候補オブジェクトを選択する。ユーザは、例えば、ウィンドウ503を表示したい画面に対応する候補オブジェクトを、マウスでクリックして選択する。
【0043】
画面選択プログラム202は、ユーザによる候補オブジェクトをクリックする操作等に応答して、ウィンドウ503を表示する画面を決定する。ここでは、候補オブジェクト502Aが選択されたことを想定する。その場合、画面選択プログラム202は、候補オブジェクト502Aに対応する外部ディスプレイ装置1の画面に、ウィンドウ503を表示する。
【0044】
上述のように、画面選択プログラム202は、ウィンドウを表示し得る複数の画面の各々を表す複数のオブジェクトを、操作中の画面に表示し、これら複数のオブジェクトから選択されたオブジェクトに対応する画面にウィンドウを表示する。図7〜9は、複数のディスプレイ装置の画面から、ウィンドウを表示する画面を選択する操作の別の例を示す。図7〜9に示す例では、コンピュータ10に対して、LCD17の画面、外部ディスプレイ装置1の画面、及び外部ディスプレイモニタ5の画面から構成される3つの画面が設定されることを想定する。
【0045】
図7では、画面選択プログラム202は、LCD17の画面上に表示されたアイコンがクリックされる操作に応答して、ウィンドウを表示し得る画面を示す候補オブジェクト511,512,513を、操作中のLCD17の画面に表示する。すなわち、外部ディスプレイ装置1の画面を示す候補オブジェクト511が左側に表示され、LCD17の画面を示す候補オブジェクト512が中央に表示され、外部ディスプレイモニタ5の画面を示す候補オブジェクト513が右側に表示される。ユーザは、これら候補オブジェクト511,512,513から、ウィンドウを表示したい画面に対応するオブジェクトを選択する。
【0046】
図8では、画面選択プログラム202は、外部ディスプレイモニタ5の画面上に表示されたアイコンがクリックされる操作に応答して、ウィンドウを表示し得る画面を示す候補オブジェクト521,522,523を、操作中の外部ディスプレイモニタ5の画面に表示する。すなわち、外部ディスプレイ装置1の画面を示す候補オブジェクト521が左側に表示され、LCD17の画面を示す候補オブジェクト522が中央に表示され、外部ディスプレイモニタ5の画面を示す候補オブジェクト523が右側に表示される。ユーザは、これら候補オブジェクト521,522,523から、ウィンドウを表示したい画面に対応するオブジェクトを選択する。
【0047】
図9では、画面選択プログラム202は、LCD17の画面上に表示されたアイコンがクリックされる操作に応答して、ウィンドウを表示し得る画面を示す候補オブジェクト531,532,533を、操作中のLCD17の画面に表示する。すなわち、操作中のLCD17の画面の左側の画面(外部ディスプレイ装置1の画面)を示す、左向きの矢印の候補オブジェクト531が左側に表示され、LCD17の画面を示す候補オブジェクト532が中央に表示され、LCD17の画面の右側の画面(外部ディスプレイモニタ5の画面)を示す、右向きの矢印の候補オブジェクト533が右側に表示される。ユーザは、これら候補オブジェクト531,532,533から、ウィンドウを表示したい画面に対応するオブジェクトを選択する。なお、左右の画面(外部ディスプレイ装置1,5の画面)を選択する操作は、候補オブジェクト531,533をクリックする操作に限らず、マウス20A、タッチパネル14、タッチパッド16等を用いた、方向を示すジェスチャ操作等であってもよい。例えば、左側の矢印を表す候補オブジェクト531をクリックする操作に替えて、タッチパネル14上で、指を右から左へスライドさせる操作を行ってもよい。また例えば、右側の矢印を表す候補オブジェクト533をクリックする操作に替えて、タッチパッド16上で、指を左から右へスライドさせる操作を行ってもよい。なお、ジェスチャ操作によって画面を選択する際には、画面選択プログラム202は、画面に候補オブジェクトを表示しなくてもよい。
【0048】
また、図10〜12は、複数の仮想画面から、ウィンドウを表示する画面を選択する操作の例を示す。図10〜12に示す例では、コンピュータ10に4つの仮想画面7A,7B,7C,7Dが設定されることを想定する。
【0049】
図10では、画面選択プログラム202は、仮想画面7A上に表示されたアイコンがクリックされる操作に応答して、ウィンドウを表示し得る画面を示す候補オブジェクト541,542,543,544を、操作中の仮想画面7Aに表示する。すなわち、仮想画面7Aを示す候補オブジェクト541が左上に表示され、仮想画面7Bを示す候補オブジェクト542が右上に表示され、仮想画面7Cを示す候補オブジェクト543が左下に表示され、仮想画面7Dを示す候補オブジェクト544が右下に表示される。ユーザは、これら候補オブジェクト541,542,543,544から、ウィンドウを表示したい画面に対応するオブジェクトを選択する。
【0050】
図11では、画面選択プログラム202は、仮想画面7A上に表示されたアイコンがクリックされる操作に応答して、ウィンドウを表示し得る画面を示す候補オブジェクト551,552,553,554を、操作中の仮想画面7Aに表示する。すなわち、操作中の仮想画面7Aを示す候補オブジェクト551が中央に表示され、仮想画面7Bを示す、右向きの矢印の候補オブジェクト552が右側に表示され、仮想画面7Cを示す、下向きの矢印の候補オブジェクト554が下側に表示され、仮想画面7Dを示す、右下向きの矢印の候補オブジェクト553が右下側に表示される。ユーザは、これら候補オブジェクト551,552,553,554から、ウィンドウを表示したい画面に対応するオブジェクトを選択する。なお、仮想画面7B,7C,7Dを選択する操作は、候補オブジェクト552,553,554をクリックする操作に限らず、マウス20A、タッチパネル14、タッチパッド16等を用いた、方向を示すジェスチャ操作等であってもよい。例えば、右側の矢印を表す候補オブジェクト552をクリックする操作に替えて、タッチパネル14上で、指を左から右へスライドさせる操作を行ってもよい。また例えば、右下側の矢印を表す候補オブジェクト553をクリックする操作に替えて、タッチパッド16上で、指を左上から右下へスライドさせる操作を行ってもよい。
【0051】
図12では、画面選択プログラム202は、仮想画面7A上に表示されたアイコン561がクリックされる操作に応答して、ウィンドウを表示し得る画面を示す候補オブジェクト562,563,564,565を、操作中の仮想画面7Aに表示する。すなわち、中央に表示されるアイコン561に対して、操作中の仮想画面7Aを示す、左上向きの矢印の候補オブジェクト562が左上側に表示され、仮想画面7Bを示す、右上向きの矢印の候補オブジェクト563が右上側に表示され、仮想画面7Cを示す、左下向きの矢印の候補オブジェクト564が左下側に表示され、仮想画面7Dを示す、右下向きの矢印の候補オブジェクト565が右下側に表示される。ユーザは、これら候補オブジェクト562,563,564,565から、ウィンドウを表示したい画面に対応するオブジェクトを選択する。なお、図11等で述べたように、仮想画面7A〜7Dを選択する操作は、マウス20A、タッチパネル14、タッチパッド16等を用いた、方向を示すジェスチャ操作等であってもよい。方向を示すジェスチャ操作等が入力された際には、画面選択プログラム202は、指示された方向と画面配置情報306とに基づいて、ウィンドウを表示する画面を決定する。
【0052】
図13は、指示された方向562と画面配置情報306とに基づいて、ウィンドウを表示する画面を決定する例を示す。ここでは、コンピュータ10に4つの仮想画面7A〜7Dが設定されることを想定する。したがって、画面配置情報306は、4つの仮想画面7A〜7Dの配置を示す情報を含む。方向562の入力が検出された場合、画面選択プログラム202は、方向562と画面配置情報306とに基づいて、最も適切と推定される仮想画面7Aを、ウィンドウを表示する画面に決定する。なお、適切な画面がない場合や、方向の入力が検出できない場合には、所定の画面(例えば、操作中の画面)にウィンドウを表示する。
【0053】
図14は、画面選択プログラム202によって検出されるウィンドウ生成操作及び画面選択操作の例を示す。画面選択プログラム202は、上述のように、アプリケーションプログラムを起動する操作、ファイルやフォルダを開く操作等のウィンドウ生成操作を検出する。ウィンドウ生成操作には、マウス20Aを用いたクリック、キーボード13等を用いたコマンド入力、カメラモジュール115等を用いたジェスチャによる入力、マイク(図示せず)を用いた声による入力、プログラム(ランチャー等)による処理等を用いることができる。
【0054】
また、画面選択プログラム202は、ウィンドウを表示し得る画面を示すオブジェクトを選択する操作や方向を指示する操作等の画面選択操作を検出する。画面選択操作には、マウス20A、タッチパネル14、タッチパッド16等のポインティングデバイスの動き、キーボード13による入力、文字による入力、マイクを用いた声による入力、各種センサによる入力、カメラモジュール115等を用いたジェスチャによる入力等を用いることができる。
【0055】
画面選択プログラム202は、ウィンドウ生成操作を検出したことをトリガとして、画面選択操作を検出する(画面選択操作を検出するモードに移行する)。画面選択プログラム202は、画面選択操作と、画面数及びその物理的/論理的位置関係を示す画面配置情報306とに基づいて、ウィンドウを表示する画面を決定する。そして、画面選択プログラム202は、ウィンドウ生成操作に対応するウィンドウを、画面選択操作に基づいて決定された画面に表示する。
【0056】
次いで、図15のフローチャートを参照して、画面選択プログラム202によって実行される画面選択処理の手順の例を説明する。
まず、画面選択プログラム202は、ウィンドウを生成するための操作(ウィンドウ生成操作)を検出する(ステップS101)。ウィンドウ生成操作を検出した場合(ステップS101のYES)、画面選択プログラム202は、ウィンドウを表示し得る複数の画面の各々を表す複数のオブジェクトを、操作中の画面に表示する(ステップS102)。
【0057】
次いで、画面選択プログラム202は、複数の画面の各々を示す複数のオブジェクトから、一つのオブジェクトを選択する操作(画面選択操作)を検出する(ステップS103)。画面選択操作を検出した場合(ステップS103のYES)、画面選択プログラム202は、画面配置情報306を参照して、この画面選択操作に対応する画面を、ウィンドウを表示する画面(ウィンドウ表示画面)に決定する(ステップS104)。画面選択操作が検出されない場合(ステップS103のNO)、画面選択プログラム202は、操作中の画面を、ウィンドウ表示画面に決定する(ステップS105)。
【0058】
次いで、画面選択プログラム202は、ステップS101において検出したウィンドウ生成操作に対応するウィンドウを生成する(ステップS106)。そして、画面選択プログラム202は、ステップS104又はステップS105において決定されたウィンドウ表示画面に、生成したウィンドウを表示する(ステップS107)。
【0059】
以上の処理により、画面選択プログラム202は、ウィンドウ生成操作に応じて生成されるウィンドウを、複数のディスプレイ装置の画面や複数の仮想画面のうち、画面選択操作によって指定された画面に表示することができる。したがって、ユーザは、操作中の画面に表示されたウィンドウを、別の画面に表示するために、ウィンドウを別の画面に移動する操作等を行う必要がなく、複数の画面のうち、任意の画面にウィンドウを表示するための操作にかかる負担を軽減できる。また、ユーザは、ウィンドウを表示し得る複数の画面の各々を表す複数のオブジェクトから、ウィンドウを表示したい画面に対応するオブジェクトを選択する操作や、ウィンドウを表示したい画面が物理的に又は論理的に存在する方向を指示する操作等によって、ウィンドウを表示する画面を選択する。このような画面選択操作は、マウス20Aやタッチパネル14等を用いて行うことができるため、ユーザは、直感的且つ簡単な操作でウィンドウを表示する画面を選択することができる。
【0060】
以上説明したように、本実施形態によれば、複数の画面のうち、任意の画面にウィンドウを表示するための操作にかかる負担を軽減できる。画面選択プログラム202は、アプリケーションプログラムの起動のようなウィンドウ生成操作を検出したことに応答して、このウィンドウ生成操作によって生成されるウィンドウを表示する画面を選択する画面選択操作を検出する。そして、画面選択プログラム202は、ウィンドウ生成操作に応じて生成されるウィンドウを、複数のディスプレイ装置の画面や複数の仮想画面のうち、画面選択操作によって指定された画面に表示する。これによりユーザは、例えばアプリケーションプログラムを起動するとき、ウィンドウが画面に表示された後に、別の任意の画面にウィンドウを移動させるような煩わしい作業を行うことなく、アプリケーションプログラムの起動と同時にウィンドウを任意の画面に表示させることができる。
【0061】
なお、本実施形態の画面選択処理の手順は全てソフトウェアによって実行することができる。このため、画面選択処理の手順を実行するプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じてこのプログラムを通常のコンピュータにインストールして実行するだけで、本実施形態と同様の効果を容易に実現することができる。
【0062】
また本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0063】
202…画面選択プログラム、301…制御部、302…ウィンドウ生成操作検出部、303…画面選択部、303A…画面候補表示部、303B…選択操作検出部、303C…選択画面決定部、304…ウィンドウ生成部、305…ウィンドウ表示部、306…画面配置情報。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画面の配置を示す画面配置情報を記憶する画面配置情報記憶手段と、
ウィンドウを生成するためのウィンドウ生成操作を検出するウィンドウ生成操作検出手段と、
前記ウィンドウ生成操作が検出された後に、前記複数の画面の内の前記ウィンドウを表示する画面への方向を示すジェスチャ操作を検出するジェスチャ操作検出手段と、
前記ジェスチャ操作と前記画面配置情報とに基づいて、前記ウィンドウを表示する画面を決定する画面決定手段と、
前記決定された画面に前記ウィンドウを表示するウィンドウ表示手段とを具備することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記ジェスチャ操作は、ポインティングデバイスを用いて入力される、前記ウィンドウを表示する画面への方向にスライドする動きであることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記複数の画面は、複数のディスプレイ装置の画面であり、
前記画面配置情報は、前記複数のディスプレイ装置の画面の配置を示す情報を含むことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記複数の画面は、複数の仮想画面であり、
前記画面配置情報は、前記複数の仮想画面の論理的な配置を示す情報を含むことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記ウィンドウは、アプリケーションプログラムに対応するウィンドウであり、
前記ウィンドウ生成操作検出手段は、前記アプリケーションプログラムを起動する操作を検出することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記ウィンドウは、ファイルに関連付けられたアプリケーションプログラムに対応するウィンドウであり、
前記ウィンドウ生成操作検出手段は、前記ファイルを開く操作を検出することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項7】
ウィンドウを生成するためのウィンドウ生成操作を検出するウィンドウ生成操作検出ステップと、
前記ウィンドウ生成操作が検出された後に、複数の画面の内の前記ウィンドウを表示する画面への方向を示すジェスチャ操作を検出するジェスチャ操作検出ステップと、
前記ジェスチャ操作と前記複数の画面の配置を示す画面配置情報とに基づいて、前記ウィンドウを表示する画面を決定する画面決定ステップと、
前記決定された画面に前記ウィンドウを表示するウィンドウ表示ステップとを具備することを特徴とする画面選択方法。
【請求項8】
前記ジェスチャ操作は、ポインティングデバイスを用いて入力される、前記ウィンドウを表示する画面への方向にスライドする動きであることを特徴とする請求項7記載の画面選択方法。
【請求項9】
ウィンドウを生成するためのウィンドウ生成操作を検出するウィンドウ生成操作検出処理を実行する手順と、
前記ウィンドウ生成操作が検出された後に、複数の画面の内の前記ウィンドウを表示する画面への方向を示すジェスチャ操作を検出するジェスチャ操作検出処理を実行する手順と、
前記ジェスチャ操作と前記複数の画面の配置を示す画面配置情報とに基づいて、前記ウィンドウを表示する画面を決定する画面決定処理を実行する手順と、
前記決定された画面に前記ウィンドウを表示するウィンドウ表示処理を実行する手順とをコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項10】
前記ジェスチャ操作は、ポインティングデバイスを用いて入力される、前記ウィンドウを表示する画面への方向にスライドする動きであることを特徴とする請求項9記載のプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate


【公開番号】特開2012−22699(P2012−22699A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−183956(P2011−183956)
【出願日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【分割の表示】特願2009−291291(P2009−291291)の分割
【原出願日】平成21年12月22日(2009.12.22)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】