説明

情報処理装置

【課題】ファームウェアの変更をせずに、データの出力が行われる部分でのカスタマイズに広範に対応する。
【解決手段】予め定めた検索パターンを登録する手段と、予め定めた置換パターンを登録する手段と、装置外部へ出力する情報に対応するデータが前記検索パターンに合致するか否かを判定する手段と、前記データ上の前記検索パターンに合致したパターンを前記置換パターンで置換する手段と、置換された前記データに対応する情報を装置外部へ出力する手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、コンピュータ装置等の情報処理装置におけるカスタマイズの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
レーザビームプリンタ、インクジェットプリンタ、デジタル複写機等の画像形成装置では、他社製品を含む他機種とのリプレースに際し、互換性維持の目的で受信データのフィルタ技術(受信データから所定のデータ列を検索し、所定のデータ列に置換する技術)が既に知られている。
【0003】
また、このフィルタ技術(フィルタプログラム)を応用し、製品のカスタマイズを行う技術も既に知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来のフィルタ技術を応用したカスタマイズは、固定的なカスタマイズには適しているものの、カスタマイズの内容を変えるためのフィルタプログラムの変更はファームウェアそのものの変更を意味していたため、販売やサービス等の場面における開発が困難であるという問題があった。
【0005】
一方、特許文献1には、装置に搭載されているhttp(hypertext transfer protocol)サーバのcgi(common gateway interface)プログラム(スクリプト)を外部から登録させ、そのcgiプログラムによりユーザインタフェース等のカスタマイズを行う技術が開示されているが、httpサーバの関与する部分についてしかカスタマイズを行うことができないという問題があった。
【0006】
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、ファームウェアの変更をせずに、データの出力が行われる部分でのカスタマイズに広範に対応することのできる情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、請求項1に記載されるように、予め定めた検索パターンを登録する手段と、予め定めた置換パターンを登録する手段と、装置外部へ出力する情報に対応するデータが前記検索パターンに合致するか否かを判定する手段と、前記データ上の前記検索パターンに合致したパターンを前記置換パターンで置換する手段と、置換された前記データに対応する情報を装置外部へ出力する手段とを備える情報処理装置を要旨としている。
【0008】
また、請求項2に記載されるように、請求項1に記載の情報処理装置において、所定の記法に基づくスクリプトを登録する手段と、前記スクリプトを記憶する手段と、前記スクリプトを解釈・実行する手段と、当該スクリプトを解釈・実行する手段に装置外部へ出力する情報に対応するデータを入力する手段と、前記スクリプトを解釈・実行する手段の出力データに対応する情報を装置外部へ出力する手段とを備えるようにすることができる。
【0009】
また、請求項3に記載されるように、請求項1または2のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記装置外部へ出力する情報に対応するデータは、ネットワーク上に送出するデータであるものとすることができる。
【0010】
また、請求項4に記載されるように、請求項1または2のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記装置外部へ出力する情報に対応するデータは、表示装置に表示する文字列データであるものとすることができる。
【0011】
また、請求項5に記載されるように、請求項1または2のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記装置外部へ出力する情報に対応するデータは、装置内部で生成される印刷物の文字列データであるものとすることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の情報処理装置にあっては、検索と置換による簡易なデータ加工を基本として、スクリプトにより機能拡張が行えるようにするとともに、出力データに対して処理を行うようにしているため、ファームウェアの変更をせずに、データの出力が行われる部分でのカスタマイズに広範に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態にかかるシステムのネットワーク構成例を示す図である。
【図2】情報処理装置としての画像形成装置の構成例を示す図である。
【図3】検索パターンおよび置換パターンの登録のユーザインタフェース例を示す図である。
【図4】スクリプトの登録のユーザインタフェース例を示す図である。
【図5】ネットワーク上に送出するデータの加工の処理例を示す図である。
【図6】表示装置に表示する文字列データの加工の処理例を示す図である。
【図7】装置内部で生成される印刷物の文字列データの加工の処理例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
【0015】
<構成>
図1は本発明の一実施形態にかかるシステムのネットワーク構成例を示す図である。
【0016】
図1において、ネットワーク1には情報処理装置としての画像形成装置2が接続されるとともに、クライアントPC(Personal Computer)3、4が接続されている。画像形成装置2には、印刷等の本来の機能の他に、装置外部へ出力する情報に対応するデータに対してカスタマイズのための加工を行う機能が備わっている。クライアントPC3、4には、画像形成装置2を操作するためのリモートUI(User Interface)、WWW(World Wide Web)ブラウザ、機器情報管理ツール等が備えられている。
【0017】
図2は情報処理装置としての画像形成装置2の構成例を示す図である。
【0018】
図2において、画像形成装置2は、コントローラ21と入出力パネル22と大容量記憶装置23とプリンタエンジン24とを備えている。
【0019】
コントローラ21は、その時に設定されている制御モードおよびホストからの制御コードに従って、ホストからの印字データをビデオデータに変換してプリンタエンジン24へ出力する制御を行う。
【0020】
入出力パネル22は、装置の状態を表示部により表示するとともに、スイッチ部によりユーザ操作を入力して装置のモード、フォント等の切り替えの指示を受け付ける。
【0021】
大容量記憶装置23は、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶容量の大きい記憶媒体である。
【0022】
プリンタエンジン24は、コントローラ21からのビデオデータおよび制御信号に基づき、レーザプリンタの場合、感光体上に静電潜像を作り、現像し、給紙部より転写紙を給紙し、転写および定着し、画像を形成する。なお、プリンタエンジン24はレーザプリンタに限らず、インクジェットプリンタに対応するものであってもよい。
【0023】
コントローラ21は、バス211に接続されたCPU(Central Processing Unit)212とプログラム/フォントROM(Read Only Memory)213とRAM(Random Access Memory)214と不揮発RAM215と通信制御部216と印刷制御部217とエンジンI/F(Interface)218とを備えている。
【0024】
CPU212は、プログラム/フォントROM213に格納されたプログラムに従ってホストからのデータ(印字データ,制御データ)を処理する。
【0025】
プログラム/フォントROM213は、コントローラ21内でのデータの処理、管理や、周辺モジュールを制御するためのプログラムが格納されているとともに、印字に使用されるさまざまな種類のフォントを有している。
【0026】
RAM214は、CPU212が処理する時のワークメモリとして使用されるほか、ホストからのデータをページ単位に管理して一時記憶するバッファ、バッファに記憶されたデータを実際の印字パターンに変換してビデオデータを記憶するためのビットマップメモリ等に使用される。
【0027】
不揮発RAM215は、電源を切っても保持したいデータを格納しておくための不揮発性メモリである。
【0028】
通信制御部216は、ホストから装置への制御信号およびデータ、装置からホストへのステータス信号のインタフェースである。また、近年ではネットワークのインタフェースを備え、WWWブラウザを用いたユーザインタフェースを提供するためのhttpサーバ(httpd:httpデーモン)や、SNMP(Simple Network Management Protocol)でアクセスされるMIB(Management Information Base)データベースの機能も提供するのが一般的になっている。
【0029】
印刷制御部217は、プリンタエンジン24における印刷の制御を行う。
【0030】
エンジンI/F218は、コントローラ21からプリンタエンジン24への制御信号やビデオ信号、プリンタエンジン24からコントローラ21へのステータス信号のインタフェースである。
【0031】
<動作>
先ず、図2に示した画像形成装置2の基本的な動作を説明する。
【0032】
通信制御部216を通してクライアントPC3、4等のホストから送られてきたデータは、CPU212がプログラム/フォントROM213上のデータ解析プログラムに従って解析し、印字データおよび印字制御データ(SP,CR,LF,HT,VT,…等)とその他のデータに分ける。印字データ、印字制御データおよびその他のデータはRAM214上の受信バッファに一旦記憶される。
【0033】
一旦記憶された受信データは、CPU212がプログラム/フォントROM213上の制御プログラムにより一つずつ取り出し、所定の処理を行う。例えば、取り出したデータが文字コードであれば、印字位置、印字サイズ、文字コード、フォント情報等を備えた中間コードを作成し、RAM214上に設けられた中間バッファに収納する。取り出したデータが制御コードやエスケープシーケンス等のコマンドであった場合、それらに予め定義された処理を行う。それは、例えば、印字位置の指定であったら、次に来た文字コードの位置を指定された位置にするとか、フォントの変更であった場合は、次に来た文字コードのフォント情報を指定されたフォントにするといった具合に処理を行う。
【0034】
こうして、CPU212は、ホストからのプリント命令の処理を行うか、または処理を行ったデータが1ページ分を超えたら、RAM214の中間バッファに貯えられた中間コードを、制御プログラムに従って画像データに変換・圧縮する処理を行う。
【0035】
圧縮が終了したら、CPU212は、エンジンI/F218を通してプリンタエンジン24にプリントスタートの命令を出し、それに同期して圧縮画像データを伸張しながら転送する。あるいは、一旦、圧縮画像データをコントローラ21に接続された大容量記憶装置23に蓄積し、RAM214上から削除する。
【0036】
大容量記憶装置23に蓄積された圧縮画像データは、データの受信や解析と非同期に、コントローラ21の制御プログラムの指示するタイミングでRAM214上にロードされ、蓄積されない場合と同様の手順で、プリンタエンジン24に対して画像転送される。
【0037】
以上のような一連の流れで、ホストからの印字データがプリンタエンジン24を介して印字される。
【0038】
次に、プログラム/フォントROM213に格納されCPU212で実行されるフィルタプログラムに対する事前準備としての、検索パターンおよび置換パターンの登録について説明する。
【0039】
図3は検索パターンおよび置換パターンの登録のユーザインタフェース例を示す図である。ネットワーク1を介してクライアントPC3、4のWWWブラウザ等によるユーザインタフェースから、あるいは画像形成装置2の入出力パネル22から、検索パターンおよび置換パターンの入力を行い、登録を行う。この場合、CPU212、通信制御部216、入出力パネル22等は検索パターンおよび置換パターンを登録する手段として機能する。
【0040】
図3の例では、アイコンの画像ファイルを示す「<img src="company1.gif"」の文字列を検索パターンとし、「<img src="company2.gif"」の文字列を置換パターンとして登録する場合について示している。検索パターンおよび置換のパターンのセットは複数持つことができ、装置内のテーブルに格納される。
【0041】
次に、プログラム/フォントROM213に格納されCPU212で実行されるフィルタプログラムに代わり、あるいはその機能を拡張するためのスクリプトの登録について説明する。スクリプトは、所定の記法によって書かれた簡易プログラムであり、独自仕様でもよいし、Perlのような言語仕様でも構わない。Perlのようなスクリプト言語を用いた方が処理の自由度は格段に高くなる。また、サーバで実行されるcgiプログラムに限定されず、任意の種類のプログラムデータに適用可能である。
【0042】
登録されたスクリプトはフィルタプログラムとして動作し、通常の検索・置換のみではなく、更に複雑な処理を施したいという要求が発生した場合に、条件分岐や変数を用いることができる。
【0043】
図4はスクリプトの登録のユーザインタフェース例を示す図であり、ネットワーク1を介してクライアントPC3、4のWWWブラウザ等によるユーザインタフェースから、あるいは画像形成装置2の入出力パネル22から、スクリプトファイルの選択もしくは入力を行わせ、登録を行う。この場合、CPU212、通信制御部216、入出力パネル22等はスクリプトを登録する手段として機能する。
【0044】
次に、装置外部へ出力する情報に対応するデータについての、カスタマイズのための加工処理につき、ケース毎に説明する。
【0045】
図5はネットワーク上に送出するデータの加工の処理例を示す図である。
【0046】
図5において、装置内で動作するhttpデーモン252は、クライアントPC3、4からのリクエストを受けてhtml(Hyper Text Markup Language)データを生成する。
【0047】
このhtmlデータはフィルタプログラム251に入力され、フィルタプログラム251は予め登録された内容に従って加工を行う。
【0048】
例えば、クライアントPC3、4のWWWブラウザに表示されるアイコンのカスタマイズを行うために、図3で示したような検索パターンと置換パターンが登録されている場合を例にすると、フィルタプログラム251は次のような処理を行う。
【0049】
すなわち、フィルタプログラム251は、入力されたhtmlデータから「<img src="company1.gif"」という検索パターンの文字列を検索し、該当する文字列を発見すると、「<img src="company2.gif"」という置換パターンの文字列に置換する。
【0050】
フィルタプログラム251で加工されたhtmlデータは通信制御部216からリクエスト元のクライアントPC3、4に送出され、クライアントPC3、4側のWWWブラウザによってhtmlデータが解釈され、ユーザに理解できるようにWWWブラウザ上に表現される。この際、元のhtmlデータではcompany1.gifの画像データが表示されるところ、company2.gifの画像データに変更されているため、クライアントPC3、4側のWWWブラウザ上にはcompany2.gifの画像が表示されることとなり、装置から出力される情報に対応するデータのカスタマイズを行うことが可能となる。
【0051】
また、登録されたスクリプトにより加工が行われる場合の処理は次のようになる。
【0052】
すなわち、図4のようにして登録されたスクリプト(ファイル)は、装置内のスクリプト言語の実行環境により実行され、フィルタプログラム251として動作する。装置内には、スクリプトファイルを保持するメモリ領域と、処理データの入出力部として適切なサイズのバッファが設けられる。
【0053】
そして、フィルタプログラム251は、httpデーモン252が生成したhtmlデータを入力し、加工されたhtmlデータを通信制御部216からネットワークを介してクライアントPC3、4に送出する。
【0054】
装置が通常ユーザに見せる以上の情報をメタデータとしてhtmlデータに埋め込んで送出していたり、フィルタプログラム251だけがアクセスする情報取得専用のURI(Uniform Resource Identifier)を備えていたりする場合には、フィルタプログラム251により様々な情報を加工し、必要なフォーマットでWWWブラウザ上に表示するというカスタマイズが可能となる。
【0055】
ネットワークへ送出するデータであれば、同一の機構でMIBデータベースへのアクセス、PJL(Print Job Language)のステータスリードバックやUSTATUS、リモートユーザインタフェースでの表示文字列などの加工を行い、カスタマイズの実現が可能である。cgiプログラムに加え、MIBやPJLのデータにも共通して適用でき、MIBやPJLといった複数種類のデータ加工についてデータ検索/登録の構成を共通して用いることが可能であるため、メモリのスペースを抑えることができる。また、各々のデータを加工する場合に、対応するcgiプログラムを逐一登録する必要がない。
【0056】
図6は表示装置に表示する文字列データの加工の処理例を示す図である。
【0057】
図6において、本来は入出力パネル22に直接に与えられる表示データをフィルタプログラム251に入力する。フィルタプログラム251は予め登録された内容に従って加工を行い、キャラクタジェネレータ253によりグラフィックデータに変換され、入出力パネル22により表示される。
【0058】
入出力パネル22で表示される文字列データは、通常はキャラクタジェネレータ253(ソフトウェアで実現する場合とハードウェアで実現される場合とがある)にてグラフィックデータに変換され、入出力パネル22で表示される。表示データがグラフィックデータに変換される前であれば、フィルタプログラム251により処理が可能であることから、カスタマイズが実現できることがわかる。
【0059】
表示データがレイアウト情報を持っている場合には、レイアウト情報を生成するソフトウェアブロックもしくはハードウェアブロックがキャラクタジェネレータ253の代わりに配置されるが、この場合でも表示データの表現形式をフィルタプログラム251が解釈可能な形式にしておけば、もしくはフィルタプログラム251を表示データの表現形式に対応させていれば、レイアウト情報まで含めたカスタマイズを行うことができる。
【0060】
図7は装置内部で生成される印刷物の文字列データの加工の処理例を示す図である。
【0061】
装置外部からの印刷データは受信データフィルタで加工することが可能であるが、装置内部でデータを生成し、外部へ出力するレポート印刷のような印刷は、受信データフィルタではカスタマイズはできない。
【0062】
図7では、装置内部で生成されるデータを印刷物として外部へ出力する場合のデータフローを示している。
【0063】
レポートデータは文字列と用紙サイズなどを含めたレイアウト情報であり、フィルタプログラムを適切に作成することにより、そのいずれの加工も可能となる。このとき、データにメタ情報が含まれていると、本来必要な情報のみを抜き出すことが容易となり、カスタマイズの幅を広げることになる。
【0064】
レポートデータ生成部254により作成されたレポートデータは、フィルタプログラム251を通して文字列やレイアウト情報が変更され、レンダリング部255によりグラフィックデータに変換され、印刷制御部217へ渡されることにより、カスタマイズされたレポート印刷が行われる。
【0065】
<総括>
以上説明したように、本実施形態によれば、検索と置換による簡易なデータ加工を基本として、スクリプトにより機能拡張が行えるようにするとともに、出力データに対して処理を行うようにしているため、ファームウェアの変更をせずに、データの出力が行われる部分でのカスタマイズに広範に対応することができる。
【0066】
なお、本発明は、一般的な情報処理装置としても、画像形成装置としても、情報システムとしても、プログラムとしても、プログラムを格納した記録媒体としても実施することができる。
【0067】
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
【符号の説明】
【0068】
1 ネットワーク
2 画像形成装置
21 コントローラ
211 バス
212 CPU
213 プログラム/フォントROM
214 RAM
215 不揮発RAM
216 通信制御部
217 印刷制御部
218 エンジンI/F
22 入出力パネル
23 大容量記憶装置
24 プリンタエンジン
251 フィルタプログラム
252 httpデーモン
253 キャラクタジェネレータ
254 レポートデータ生成部
255 レンダリング部
3、4 クライアントPC
【先行技術文献】
【特許文献】
【0069】
【特許文献1】特開2004−46469号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め定めた検索パターンを登録する手段と、
予め定めた置換パターンを登録する手段と、
装置外部へ出力する情報に対応するデータが前記検索パターンに合致するか否かを判定する手段と、
前記データ上の前記検索パターンに合致したパターンを前記置換パターンで置換する手段と、
置換された前記データに対応する情報を装置外部へ出力する手段と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
所定の記法に基づくスクリプトを登録する手段と、
前記スクリプトを記憶する手段と、
前記スクリプトを解釈・実行する手段と、
当該スクリプトを解釈・実行する手段に装置外部へ出力する情報に対応するデータを入力する手段と、
前記スクリプトを解釈・実行する手段の出力データに対応する情報を装置外部へ出力する手段と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項1または2のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記装置外部へ出力する情報に対応するデータは、ネットワーク上に送出するデータである
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項1または2のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記装置外部へ出力する情報に対応するデータは、表示装置に表示する文字列データである
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
請求項1または2のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
前記装置外部へ出力する情報に対応するデータは、装置内部で生成される印刷物の文字列データである
ことを特徴とする情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−238186(P2011−238186A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−111466(P2010−111466)
【出願日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】