説明

情報表示システム、管理装置、情報表示装置および電子棚札端末

【課題】特定の者のみがアクセスできるようにセキュリティを管理できる情報表示システムを提供する。
【解決手段】情報表示を行う情報表示装置と、情報表示装置の管理を行う管理装置と、固有のIDを保持するID保持手段を含む情報表示システムにおいて、情報表示装置は、ID保持手段から人体通信を介して固有のIDを読み出す人体通信手段と、固有のIDを管理装置へ送信する手段と、送信した固有のIDに応じた表示データを管理装置から受信する表示データ受信手段と、受信した表示データを表示する表示手段とを備え、管理装置は、情報表示装置に表示するべき表示データを記憶する表示データ記憶手段と、情報表示装置から固有のIDを受信するID受信手段と、受信した固有のIDに応じた表示データを特定する表示データ特定手段と、特定した表示データを表示データ記憶手段から読み出して、情報表示装置へ送信する表示データ送信手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報表示システム、管理装置、情報表示装置および電子棚札端末に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から商品の配置状態等を目視しながら、その商品の売上実績を簡単に確認できるようにした電子棚札システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。これは、電子棚札コントローラとこれに有線または無線で接続された複数の電子棚札とからなり、電子棚札をそれぞれ陳列商品に対応して配設するとともに、電子棚札コントローラからの送信データに基づいて商品の値段を表示する電子棚札システムであり、電子棚札に必要に応じて値段を表示している商品の売上実績データを表示可能にするものである。
【0003】
また、電子棚札に顧客単位の商品価格等の顧客情報を表示できるようにした商品情報表示システムも知られている(例えば、特許文献2参照)。これは、電子棚札に、個人に固有の身体的特徴である指紋を検出する指紋読取部を設け、表示制御装置は、各顧客の指紋データがデータベース化されている顧客データベースを有しており、電子棚札の指紋読取部により検出された指紋データで顧客データベースを参照して顧客を特定して、指紋データを検出した電子棚札が対応する商品に対する当該顧客のユーザ価格を電子棚札に表示させるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−209861号公報
【特許文献2】特開2006−350637号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の電子棚札システムにあっては、表示切替を行うために、店員が電子棚札コントローラなどの装置を操作しなければならず、店員の作業性を低下させるという問題がある。
【0006】
また、棚札端末に入力装置を設けた場合、売上げ情報など重要情報には予め設定した特定の店員のみがアクセスできるようにセキュリティを管理する機能が必要である。しかしながら、特許文献2に記載の商品情報表示システムのようにセキュリティ確保のために生体認証装置などを設ける必要があり、棚札端末の大型化、コスト増大、視認性や作業性の低下を招くという問題がある。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、特定の者のみがアクセスできるようにセキュリティを管理する機能を備えた情報表示システム、管理装置、情報表示装置および電子棚札端末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、情報表示を行う情報表示装置と、前記情報表示装置の管理を行う管理装置と、固有のIDを保持するID保持装置を含む情報表示システムにおいて、前記情報表示装置は、前記ID保持装置から人体通信を介して前記固有のIDを読み出す人体通信手段と、前記固有のIDを前記管理装置へ送信するID送信手段と、送信した前記固有のIDに応じた表示データを前記管理装置から受信する表示データ受信手段と、受信した前記表示データを表示する表示手段とを備え、前記管理装置は、前記情報表示装置に表示するべき表示データを記憶する表示データ記憶手段と、前記情報表示装置から前記固有のIDを受信するID受信手段と、受信した前記固有のIDに応じた表示データを特定する表示データ特定手段と、特定した表示データを前記表示データ記憶手段から読み出して、前記情報表示装置へ送信する表示データ送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明は前記ID保持装置は、さらに前記管理装置から前記情報表示装置が表示すべき表示データを受信する表示データ受信手段と、前記固有のID、または前記管理装置から受信した表示データを前記情報表示装置に送信する人体通信手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明は、情報表示装置に表示するべき表示データを記憶する表示データ記憶手段と、前記情報表示装置から前記固有のIDを受信するID受信手段と、受信した前記固有のIDに応じた表示データを特定する表示データ特定手段と、特定した表示データを前記表示データ記憶手段から読み出して、前記情報表示装置へ送信する表示データ送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明は、固有のIDを保持するID保持手段から人体通信を介して前記固有のIDを読み出す人体通信手段と、前記固有のIDを管理装置へ送信するID送信手段と、送信した前記固有のIDに応じた表示データを管理装置から受信する表示データ受信手段と、受信した前記表示データを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0012】
本発明は、固有のIDを保持するID保持手段から人体通信を介して前記固有のIDを読み出す人体通信手段と、前記固有のIDを管理装置へ送信するID送信手段と、送信した前記固有のIDに応じた表示データを管理装置から受信する表示データ受信手段と、受信した前記表示データを表示する表示手段とを備えた情報表示装置を備えた電子棚札端末である。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、店員や顧客に、固有のカードIDを記憶したIDカードを携帯させて、カードIDに関係付けられた表示データを表示するようにしたため、特定の店員や顧客のみに固有の表示データを提示することが可能となり、特定の者のみがアクセスできるようにセキュリティを管理する機能を実現することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す電子棚札端末1の構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すESLサーバ2の構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示すIDカード8の構成を示すブロック図である。
【図5】図2、図3に示す電子棚札端末1及びESLサーバ2の動作を示すフローチャートである。
【図6】図2に示すセキュリティレベル記憶部20のテーブル構造を示す説明図である。
【図7】図2に示す管理データ記憶部26のテーブル構造を示す説明図である。
【図8】図1に示す電子棚札端末1の画面表示例を示す説明図である。
【図9】図2に示す電子棚札端末1の構成の変形例を示すブロック図である。
【図10】図3に示すESLサーバ2の構成の変形例を示すブロック図である。
【図11】図9、図10に示す電子棚札端末1及びESLサーバ2の動作を示すフローチャートである。
【図12】本実施形態における電子棚札端末1が設置される棚の外観を示した概略図である。
【図13】本実施形態における人体通信の原理を示す説明図である。
【図14】図1に示すIDカード8の構成の変形例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態による電子棚札システムを説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図であり、本実施形態の電子棚札システムを含んだ販売店システムの構成を示したブロック図である。図示する例では、販売店システムは、電子棚札システムと、POS(Point of sales)サーバ6と、POSレジスタ7とを備えている。また、電子棚札システムは、電子棚札端末1−1〜1−3と、ESL(Electronic shelf label;電子棚札)サーバ2(管理装置)と、アクセスポイント3と、中継機4−1〜4−3と、ハンディ端末5とを備えている。ESLサーバ2とPOSサーバ6とはバックヤード100に設置されている。電子棚札端末1と、アクセスポイント3と、中継機4−1〜4−3と、POSレジスタ7とは店舗200内に設置されている。
【0016】
ESLサーバ2と、アクセスポイント3、中継機4−1、4−2、POSサーバ6およびPOSレジスタ7とは有線ネットワークで接続されており、互いにデータ通信を行うことができる。また、アクセスポイント3と、中継機4−3およびハンディ端末5とは無線LANなどの無線ネットワークで接続されており、互いにデータ通信を行うことができる。また、電子棚札端末1−1〜1−3と中継機4−1〜4−3とは、近距離無線方式(例えば、IEEE802.15.4)を用いた無線ネットワークで接続されており、互いにデータ通信を行うことができる。これにより、電子棚札端末1−1〜1−3とESLサーバ2とは互いにデータ通信を行うことができる。また、ESLサーバ2とハンディ端末5とは互いにデータ通信を行うことができる。なお、電子棚札端末1−1〜1−3と中継機4−1〜4−3との間の無線ネットワークで近距離無線方式を用いることにより、電子棚札端末1を小型化および長電池寿命化することができ、電子棚札端末1−1〜1−3と中継機4−1〜4−3との間の通信速度を高速化することができる。IDカード8は、一意の識別情報(ID;Identification)が記憶されたカードであり、店員が携帯する。IDカード8は、人体通信を使用することにより、電子棚札端末1−1〜1−3との間でデータ通信を行うことができる。
【0017】
電子棚札端末1は商品の価格や説明などを表示する。ESLサーバ2は電子棚札端末1の管理を行う。アクセスポイント3と中継機4−1〜4−3とはデータ通信を中継する。ハンディ端末5は、ESLサーバ2に入力する情報を受け付け、この情報をESLサーバ2に送信する。POSサーバ6は、商品の情報や、売り上げ情報などを管理する。POSレジスタ7は、顧客が購入する商品の精算処理を行う。
【0018】
次に、電子棚札端末1の構成について説明する。図2は、本実施形態における電子棚札端末1の構成を示したブロック図である。図示する例では、電子棚札端末1は、制御部11と、表示部12と、記憶部13と、無線通信部14と、電池15と、人体通信部16と、電極17と、ID識別部18と、タイマ19と、セキュリティレベル記憶部20とを備える。
【0019】
制御部11は、電子棚札端末1が備える各部の制御を行う。表示部12は液晶表示装置などであり、商品の名前や商品の価格など情報表示を行う。記憶部13は、電子棚札端末1の各部が処理の途中で使用するデータを一時記憶する。無線通信部14は、中継機4−1〜4−3を介して、ESLサーバ2とデータの送受信を行う。電池15は、電子棚札端末1が備える各部に電力を供給する。人体通信部16は、電極17を介して、IDカード8内に記憶されているカードIDを読み取る。ID識別部18は、セキュリティレベル記憶部20に記憶されているカードID毎のセキュリティレベル情報を参照して、人体通信部16において読み取ったカードIDに応じたセキュリティレベルを特定する。タイマ19は、表示部12にセキュリティレベルに応じた情報表示をおこなった際の情報表示を停止する時間を計時する。
【0020】
ここで、図6を参照して、図2に示すセキュリティレベル記憶部20のテーブル構造を説明する。セキュリティレベル記憶部20は、一意のカードIDそれぞれに、セキュリティレベルの値が関係付けられて記憶されている。この例では、セキュリティレベルは1〜3の3段階としているが、2段階または4段階以上であってもよい。
【0021】
なお、制御部11は、状態情報取得部として定期的に動作して電子棚札端末1の状態情報を取得する。また、無線通信部14は、制御部11が取得した状態情報をESLサーバ2に送信する。状態情報は電子棚札端末1の状態を示す情報であり、例えば、電子棚札端末1が備える電池の残量を示す電池残量情報や、電子棚札端末1とESLサーバ2との間の通信状態を示す通信状態情報などを含んでいる。
【0022】
次に、ESLサーバ2の構成について説明する。図3は、本実施形態におけるESLサーバ2の構成を示したブロック図である。図示する例では、ESLサーバ2は、管理装置制御部21と、データ管理部23と、管理装置通信部24、表示データ記憶部25と、管理データ記憶部26とを備える。
【0023】
管理装置制御部21は、ESLサーバ2が備える各部の制御を行う。データ管理部23は、管理データ記憶部26に記憶されている管理データを参照して、表示するべき表示データを特定し、表示データ記憶部25から表示データを読み出す。管理装置通信部24は、中継機4−1〜4−3を介して、電子棚札端末1とデータの送受信を行う。
【0024】
ここで、図7を参照して、図3に示す管理データ記憶部26のテーブル構造を説明する。管理データ記憶部26は、電子棚札端末1のそれぞれに予め付与されている電子棚札端末ID毎に、特定されたセキュリティレベル毎の表示するべき表示データの参照先(表示データ記憶部25上のデータ格納場所パス名)が関係付けられて記憶されている。
【0025】
次に、IDカード8の構成について説明する。図4は、本実施形態におけるIDカード8の構成を示したブロック図である。図示する例では、IDカード8は、人体通信部81と、電池82と、ID記憶部83とを備える。
【0026】
人体通信部81は、電子棚札端末1内の人体通信部16との間で人体通信を確立し、ID記憶部83に記憶されているカードIDを読み出して送信する。電池82は、人体通信部81が動作するための電力を供給する。ID記憶部83には、予め一意となるカードIDが記憶されている。
【0027】
ここで、図13を参照して、人体通信の動作原理を説明する。人体通信における信号伝送の方式は、電界方式と電流方式の二つに大別できる。電界方式は送信機側の発振によって人体に電界を生じさせるもので、この電界の変化を受信機で検知する。送受信機の電極と人体が直接触れていなくても通信が成立する。電流方式は、電界の代わりに人体に電流を流して通信する。電界方式よりは電磁雑音に強いが、電極と人体が直接触れている必要があるため、適用範囲が限られる(日経エレクトロニクス、2008年6月30日号、pp.94−98から引用)。図13において、送信機は、本実施形態のIDカード8内の人体通信部81に相当し、受信機は、本実施形態の人体通信部16、電極17に相当する。本実施形態においては、人体通信部16及び人体通信部81に公知の人体通信装置を適用するため、詳細な装置構成や処理動作の説明を省略する。
【0028】
次に、電子棚札端末1が設置される棚について説明する。図12は、本実施形態における電子棚札端末1が設置される棚の外観を示した概略図である。図示する例では、棚10は、商品を配置する棚板101〜棚板103を上から順に備えている。棚板101には左側から順に電子棚札端末1−1〜1−3が設置されている。また、棚板102には左側から順に電子棚札端末1−4〜1−6が設置されている。また、棚板103には左側から順に電子棚札端末1−7〜1−9が設置されている。電子棚札端末1−1〜1−9のそれぞれには、一意に識別可能な電子棚札端末IDが予め付与されており、内部に電子棚札端末IDの情報を保持している。
【0029】
次に、図5を参照して、図2、図3に示す電子棚札端末1−3とESLサーバ2の動作を説明する。ここでは、店員がIDカード8を携帯しており、図2、図4に示す人体通信部16、81は、電界方式の人体通信を行うことができるものとして説明する。また、電子棚札端末1−3の表示部12の画面には、図8の符号D1で示す商品の価格情報が表示されている。ここで、例えば、在庫情報を確認しようとする場合に店員は、電子棚札端末1−3に近づき、電極17に自身の手をかざす。電子棚札端末1−3の人体通信部16は、常に人体通信が確立したかを確認する処理を実行して(ステップS1)おり、人体通信部16は、店員が手をかざすことにより人体通信が確立すると、カードIDの読み出しを要求する。これを受けて、IDカード8の人体通信部81は、ID記憶部83に記憶されているカードIDを読み出して、電子棚札端末1−3へ送信する。
【0030】
人体通信部16は、IDカード8からカードIDが読み取れたか否かを判定し(ステップS2)、カードIDが読み取れた場合、読み取れたカードIDをID識別部18へ出力する。ID識別部18は、セキュリティレベル記憶部20を参照して、人体通信部16から出力されたカードIDに対応付けられたセキュリティレベルの値を特定する(ステップS3)。このとき、カードIDがセキュリティレベル記憶部20に記憶されていない場合は、表示部12に異常のカードIDであることを示すメッセージを表示する。ID識別部18は、カードIDに対応するセキュリティレベルが特定できた場合、特定したセキュリティレベルを制御部11へ出力する。制御部11は、セキュリティレベルの値を受け取ると、記憶部13に記憶されている電子棚札端末IDを読みし、この電子棚札端末IDとセキュリティレベルの値とを、無線通信部14を介して、ESLサーバ2へ送信する(ステップS4)。
【0031】
ESLサーバ2の管理装置通信部24は、電子棚札端末1−3から電子棚札端末IDとセキュリティレベルの値とを受信する(ステップS5)と、受信した電子棚札端末IDとセキュリティレベルの値とをデータ管理部23へ出力する。データ管理部23は、管理データ記憶部26から、電子棚札端末IDとセキュリティレベルの値とで特定される表示データの参照先情報(表示データの格納場所のパス名)を読み出す。そして、特定された表示データの格納場所のパス名に基づいて、表示データ記憶部25から表示するべき表示データ(ここでは、例えば在庫情報の表示データ)を読み出す(ステップS6)。そして、データ管理部23は、読み出した表示データを電子棚札端末1−3へ送信する(ステップS7)。
【0032】
電子棚札端末1−3の無線通信部14は、この表示データを受信すると、受信した表示データを表示部12へ表示する(ステップS8)。これにより、表示部12の画面には、図8の符号D2で示すように、セキュリティレベルに応じた表示データが表示されることになる。店員は、この表示を確認し、再度電極17に自身の手をかざす。人体通信部16は、常に人体通信が確立したかを確認し(ステップS9)、IDカード8からカードIDが読み取れたか否かを判定し(ステップS10)、カードIDが読み取れた場合、表示部12の表示画面を元に戻す(ステップS11)。これにより、表示部12の画面は、図8の符号D1で示す画面に戻る。

なお、表示部12の表示画面を元に戻す処理は、タイマ19が計時する時間によって表示切り替えを行うようにしてもよい。在庫情報の表示に切り替えた時点から計時を開始し、所定時間(例えば、30秒)後に、表示部12の表示画面を元に戻すようにする。このようにすることにより、例えば、店員が在庫情報の確認後、手をかざすのを忘れた場合でも表示を元の状態に戻すことができる。
【0033】
このように、店員が携帯するIDカードに記憶されたカードIDで特定されるセキュリティレベルに応じた表示データを表示するようにしたため、売上げ情報や在庫情報などの重要情報には予め設定した特定の店員のみが情報参照を行うことができるセキュリティを管理する機能を実現することができる。
【0034】
次に、図9、図10を参照して、図2、図3に示す電子棚札端末1とESLサーバ2の構成の変形例を説明する。図9は、図2に示す電子棚札端末1を変形した構成を示すブロック図である。図10は、図3に示すESLサーバ2を変形した構成を示すブロック図である。図9、図10において、図2、図3に示す装置と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。図2、図3に示す電子棚札端末1とESLサーバ2の構成と、図9、図10に示す電子棚札端末1とESLサーバ2の構成が異なる点は、ID識別部18とセキュリティレベル記憶部20をESLサーバ2に備えた点である。
【0035】
次に、図11を参照して、図9、図10に示す電子棚札端末1−3とESLサーバ2の動作を説明する。まず、在庫情報を確認しようとする場合に店員は、電子棚札端末1−3に近づき、電極17に自身の手をかざす。電子棚札端末1−3の人体通信部16は、常に人体通信が確立したかを確認する処理を実行する(ステップS21)。そして、人体通信部16は、店員が手をかざすことにより人体通信が確立すると、カードIDの読み出しを要求する。これを受けて、IDカード8の人体通信部81は、ID記憶部83に記憶されているカードIDを読み出して、電子棚札端末1−3へ送信する。
【0036】
人体通信部16は、IDカード8からカードIDが読み取れたか否かを判定し(ステップS22)、カードIDが読み取れた場合、読み取れたカードIDを制御部11へ出力する。制御部11は、カードIDを受け取ると、記憶部13に記憶されている電子棚札端末IDを読みし、この電子棚札端末IDとカードIDとを、無線通信部14を介して、ESLサーバ2へ送信する(ステップS23)。
【0037】
ESLサーバ2の管理装置通信部24は、電子棚札端末1−3から電子棚札端末IDとカードIDを受信する(ステップS24)と、受信したカードIDをID識別部18へ出力する。ID識別部18は、セキュリティレベル記憶部20を参照して、人体通信部16から出力されたカードIDに対応付けられたセキュリティレベルの値を特定する(ステップS25)。ID識別部18は、カードIDに対応するセキュリティレベルが特定できた場合、受信した電子棚札端末IDとセキュリティレベルの値とをデータ管理部23へ出力する。データ管理部23は、管理データ記憶部26から、電子棚札端末IDとセキュリティレベルの値とで特定される表示データの参照先情報(表示データの格納場所のパス名)を読み出す。そして、特定された表示データの格納場所のパス名に基づいて、表示データ記憶部25から表示するべき表示データ(ここでは、在庫情報の表示データ)を読み出す(ステップS26)。そして、データ管理部23は、読み出した表示データを電子棚札端末1−3へ送信する(ステップS27)。
【0038】
電子棚札端末1−3の無線通信部14は、この表示データを受信すると、受信した表示データを表示部12へ表示する(ステップS28)。これにより、表示部12の画面には、図8の符号D2で示すように、セキュリティレベルに応じた表示データが表示されることになる。店員は、この表示を確認し、再度電極17に自身の手をかざす。人体通信部16は、常に人体通信が確立したかを確認し(ステップS29)、IDカード8からカードIDが読み取れたか否かを判定し(ステップS30)、カードIDが読み取れた場合、表示部12の表示画面を元に戻す(ステップS31)。これにより、表示部12の画面は、図8の符号D1で示す画面に戻る。
【0039】
このように、可搬の電子棚札端末1内にセキュリティレベル記憶部20を備えずに、ESLサーバ2内に備えるようにしたため、セキュリティレベルの情報が流出してしまうことを防止することができる。
【0040】
なお、前述した説明においては、IDカード8を店員が携帯する例を説明したが、特定の顧客が携帯し、電子棚札端末1に特定顧客に対して固有の情報を表示するようにしてもよい。
【0041】
また、前述した実施形態では、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の小売店の棚に付ける電子棚札端末1として説明したが、本発明は、電子棚札端末1に限られるものではなく、小売店で販売される商品等の情報以外の情報を表示する情報表示装置として用いてもよい。例えば、倉庫等において、保管物を保管しておく棚や、保管物を収めた箱や、保管物自体に付けて、その保管物の内容を電子的に情報を表示するラベルや札として用いてもよい。また、銀行等の書類を扱う業務において、用紙置き場に配置し、用紙の説明や残り枚数を表示する表示装置として用いてもよい。また、さらに、工場等において、作業員への作業指示を表示するパネルや部品を置く棚に付けて、部品の分類等を電子的に情報を表示するラベルや札として用いてもよい。
【0042】
以上説明したように、店員や顧客に、固有のカードIDを記憶したIDカードを携帯させて、カードIDに関係付けられたセキュリティレベルに応じた表示データを表示するようにしたため、特定の店員や顧客のみに固有の表示データを提示することが可能となる。また、人体通信に電界方式を用いることにより、人間の皮膚に接触している必要はなく、人体の近く(数cm以内)にあれば、人体通信が可能となるため、IDカード8は、カード型、ペンダント型、時計型など自由な形状、保持方法を選択することができる。また、セキュリティ確保のために生体認証装置などを設ける必要がないため、電子棚札端末1の大型化、コスト増大、視認性や作業性の低下を防止することができる。
【0043】
また、店員や顧客が電子棚札端末1に手をかざすだけでカードIDを特定することが可能となるため、電子棚札端末の操作時にリモコンなどの端末を手に持ち操作する必要がなくなり、操作性を向上することができる。
【0044】
次に、図14を参照して、図5、図11に示す電子棚札端末1とESLサーバ2の動作の変形例を説明する。
【0045】
図14は、本実施形態の変形例におけるIDカード8の構成を示したブロック図である。図示する例では、IDカード8は、人体通信部81と、電池82と、ID記憶部83と、無線通信部84と、表示データ記憶部85と、制御部86とを備える。
制御部86は、IDカード8が備える各部の制御を行う。電池82は、制御部86およびID記憶部83および人体通信部81および無線通信部84が動作するための電力を供給する。ID記憶部83には、予め一意となるカードIDが記憶されている。表示データ受信部84は、管理装置の表示データ送信部が送信した表示データを受信し、送信データ記憶部85に記憶する。人体通信部81は、電子棚札端末1内の人体通信部16との間で人体通信を確立し、ID記憶部83に記憶されているカードID、もしくは表示データ記憶部45に記憶されている表示データを送信する。
【0046】
次に、図5を参照して、図2、図3に示す電子棚札端末1−3とESLサーバ2の動作を説明する。ここでは、店員がIDカード8を携帯しており、図2、図14に示す人体通信部16、81は、電界方式の人体通信を行うことができるものとして説明する。また、電子棚札端末1−3の表示部12の画面には、図8の符号D1で示す商品の価格情報が表示されている。ここで、例えば、在庫情報を確認しようとする場合に店員は、電子棚札端末1−3に近づき、電極17に自身の手をかざす。電子棚札端末1−3の人体通信部16は、常に人体通信が確立したかを確認する処理を実行して(ステップS1)おり、人体通信部16は、店員が手をかざすことにより人体通信が確立すると、カードIDの読み出しを要求する。これを受けて、IDカード8の人体通信部81は、ID記憶部83に記憶されているカードIDを読み出して、電子棚札端末1−3へ送信する。
【0047】
人体通信部16は、IDカード8からカードIDが読み取れたか否かを判定し(ステップS2)、カードIDが読み取れた場合、読み取れたカードIDをID識別部18へ出力する。ID識別部18は、セキュリティレベル記憶部20を参照して、人体通信部16から出力されたカードIDに対応付けられたセキュリティレベルの値を特定する(ステップS3)。このとき、カードIDがセキュリティレベル記憶部20に記憶されていない場合は、表示部12に異常のカードIDであることを示すメッセージを表示する。ID識別部18は、カードIDに対応するセキュリティレベルが特定できた場合、特定したセキュリティレベルを制御部11へ出力する。制御部11は、セキュリティレベルの値を受け取ると、記憶部13に記憶されている電子棚札端末IDを読みし、この電子棚札端末IDとセキュリティレベルの値とを、無線通信部14を介して、ESLサーバ2へ送信する(ステップS4)。
【0048】
ESLサーバ2の管理装置通信部24は、電子棚札端末1−3から電子棚札端末IDとセキュリティレベルの値とを受信する(ステップS5)と、受信した電子棚札端末IDとセキュリティレベルの値とをデータ管理部23へ出力する。データ管理部23は、管理データ記憶部26から、電子棚札端末IDとセキュリティレベルの値とで特定される表示データの参照先情報(表示データの格納場所のパス名)を読み出す。そして、特定された表示データの格納場所のパス名に基づいて、表示データ記憶部25から表示するべき表示データ(ここでは、例えば在庫情報の表示データ)を読み出す(ステップS6)。そして、データ管理部23は、読み出した表示データをIDカード8へ送信する(ステップS7)。
【0049】
IDカード8の無線通信部84は、この表示データを受信すると、受信した表示データを表示データ記憶部45に記憶し、さらに人体通信部91から電子棚札端末1−3の人体通信部16に送信し、電子棚札端末1−3の表示部12へ表示する(ステップS8)。これにより、表示部12の画面には、図8の符号D2で示すように、セキュリティレベルに応じた表示データが表示されることになる。店員は、この表示を確認し、再度電極17に自身の手をかざす。人体通信部16は、常に人体通信が確立したかを確認し(ステップS9)、IDカード8からカードIDが読み取れたか否かを判定し(ステップS10)、カードIDが読み取れた場合、表示部12の表示画面を元に戻す(ステップS11)。これにより、表示部12の画面は、図8の符号D1で示す画面に戻る。
【0050】
なお、表示部12の表示画面を元に戻す処理は、タイマ19が計時する時間によって表示切り替えを行うようにしてもよい。在庫情報の表示に切り替えた時点から計時を開始し、所定時間(例えば、30秒)後に、表示部12の表示画面を元に戻すようにする。このようにすることにより、例えば、店員が在庫情報の確認後、手をかざすのを忘れた場合でも表示を元の状態に戻すことができる。
【0051】
このように、店員が携帯するIDカードに記憶されたカードIDで特定されるセキュリティレベルに応じた表示データをIDカード経由で表示するようにしたため、売上げ情報や在庫情報などの重要情報には予め設定した特定の店員のみが情報参照を行うことができるセキュリティを管理する機能を実現することができる。
【0052】
また、人体通信は、電子棚札端末へ表示データを送信するために使用されている無線通信方式に比べ、きわめて低消費電力である。したがって、電子棚札端末に表示データを人体通信を利用して送信することにより、消費電力を低減することが可能になり、電子棚札端末の電池を長寿命化することができる。
【0053】
次に、図11を参照して、図2、図3に示す電子棚札端末1とESLサーバ2の構成の変形例である、図9、図10に示す電子棚札端末1−3とESLサーバ2の動作を説明する。まず、在庫情報を確認しようとする場合に店員は、電子棚札端末1−3に近づき、電極17に自身の手をかざす。電子棚札端末1−3の人体通信部16は、常に人体通信が確立したかを確認する処理を実行する(ステップS21)。そして、人体通信部16は、店員が手をかざすことにより人体通信が確立すると、カードIDの読み出しを要求する。これを受けて、IDカード8の人体通信部81は、ID記憶部83に記憶されているカードIDを読み出して、電子棚札端末1−3へ送信する。
【0054】
人体通信部16は、IDカード8からカードIDが読み取れたか否かを判定し(ステップS22)、カードIDが読み取れた場合、読み取れたカードIDを制御部11へ出力する。制御部11は、カードIDを受け取ると、記憶部13に記憶されている電子棚札端末IDを読みし、この電子棚札端末IDとカードIDとを、無線通信部14を介して、ESLサーバ2へ送信する(ステップS23)。
【0055】
ESLサーバ2の管理装置通信部24は、電子棚札端末1−3から電子棚札端末IDとカードIDを受信する(ステップS24)と、受信したカードIDをID識別部18へ出力する。ID識別部18は、セキュリティレベル記憶部20を参照して、人体通信部16から出力されたカードIDに対応付けられたセキュリティレベルの値を特定する(ステップS25)。ID識別部18は、カードIDに対応するセキュリティレベルが特定できた場合、受信した電子棚札端末IDとセキュリティレベルの値とをデータ管理部23へ出力する。データ管理部23は、管理データ記憶部26から、電子棚札端末IDとセキュリティレベルの値とで特定される表示データの参照先情報(表示データの格納場所のパス名)を読み出す。そして、特定された表示データの格納場所のパス名に基づいて、表示データ記憶部25から表示するべき表示データ(ここでは、在庫情報の表示データ)を読み出す(ステップS26)。そして、データ管理部23は、読み出した表示データをIDカード8へ送信する(ステップS27)。
【0056】
IDカード8の無線通信部84は、この表示データを受信すると、受信した表示データを表示データ記憶部45に記憶し、さらに人体通信部91から電子棚札端末1−3の人体通信部16に送信し、電子棚札端末1−3の表示部12へ表示する(ステップS28)。これにより、表示部12の画面には、図8の符号D2で示すように、セキュリティレベルに応じた表示データが表示されることになる。店員は、この表示を確認し、再度電極17に自身の手をかざす。人体通信部16は、常に人体通信が確立したかを確認し(ステップS29)、IDカード8からカードIDが読み取れたか否かを判定し(ステップS30)、カードIDが読み取れた場合、表示部12の表示画面を元に戻す(ステップS31)。これにより、表示部12の画面は、図8の符号D1で示す画面に戻る。
【0057】
なお、表示部12の表示画面を元に戻す処理は、タイマ19が計時する時間によって表示切り替えを行うようにしてもよい。在庫情報の表示に切り替えた時点から計時を開始し、所定時間(例えば、30秒)後に、表示部12の表示画面を元に戻すようにする。このようにすることにより、例えば、店員が在庫情報の確認後、手をかざすのを忘れた場合でも表示を元の状態に戻すことができる。
【0058】
このように、店員が携帯するIDカードに記憶されたカードIDで特定されるセキュリティレベルに応じた表示データをIDカード経由で表示するようにしたため、売上げ情報や在庫情報などの重要情報には予め設定した特定の店員のみが情報参照を行うことができるセキュリティを管理する機能を実現することができる。
【0059】
また、人体通信は、電子棚札端末へ表示データを送信するために使用されている無線通信方式に比べ、きわめて低消費電力である。したがって、電子棚札端末に表示データを人体通信を利用して送信することにより、消費電力を低減することが可能になり、電子棚札端末の電池を長寿命化することができる。
【0060】
なお、図1に示すESLサーバ2及び電子棚札端末1の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより情報表示処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0061】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0062】
電子棚札端末において売上げ情報など重要情報には予め設定した者のみがアクセスできるようにセキュリティを管理することが不可欠な用途にも適用できる。
【符号の説明】
【0063】
1、1−1〜1−3・・・電子棚札端末、2・・・ESLサーバ(管理装置)、3・・・アクセスポイント、4−1〜4−3・・・中継機、5・・・ハンディ端末、6・・・POSサーバ、7・・・POSレジスタ、8・・・IDカード、10・・・棚、11・・・制御部、12・・・表示部、13・・・記憶部、14・・・無線通信部、15・・・電池、16・・・人体通信部、17・・・電極、18・・・ID識別部、19・・・タイマ、20・・・セキュリティレベル記憶部、21・・・管理装置制御部、23・・・データ管理部、24・・・管理装置通信部、25・・・表示データ記憶部、26・・・管理データ記憶部、100・・・バックヤード、101〜103・・・棚板、200・・・店舗

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報表示を行う情報表示装置と、前記情報表示装置の管理を行う管理装置と、固有のIDを保持するID保持装置を含む情報表示システムにおいて、
前記情報表示装置は、
前記ID保持装置から人体通信を介して前記固有のIDを読み出す人体通信手段と、
前記固有のIDを前記管理装置へ送信するID送信手段と、
送信した前記固有のIDに応じた表示データを前記管理装置から受信する表示データ受信手段と、
受信した前記表示データを表示する表示手段と
を備え、
前記管理装置は、
前記情報表示装置に表示するべき表示データを記憶する表示データ記憶手段と、
前記情報表示装置から前記固有のIDを受信するID受信手段と、
受信した前記固有のIDに応じた表示データを特定する表示データ特定手段と、
特定した表示データを前記表示データ記憶手段から読み出して、前記情報表示装置へ送信する表示データ送信手段と
を備えたことを特徴とする情報表示システム。
【請求項2】
前記ID保持装置は、さらに
前記管理装置から前記情報表示装置が表示すべき表示データを受信する表示データ受信手段と、
前記固有のID、または前記管理装置から受信した表示データを前記情報表示装置に送信する人体通信手段と
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報表示システム。
【請求項3】
情報表示装置に表示するべき表示データを記憶する表示データ記憶手段と、
前記情報表示装置から前記固有のIDを受信するID受信手段と、
受信した前記固有のIDに応じた表示データを特定する表示データ特定手段と、
特定した表示データを前記表示データ記憶手段から読み出して、前記情報表示装置へ送信する表示データ送信手段と
を備えたことを特徴とする管理装置。
【請求項4】
固有のIDを保持するID保持手段から人体通信を介して前記固有のIDを読み出す人体通信手段と、
前記固有のIDを管理装置へ送信するID送信手段と、
送信した前記固有のIDに応じた表示データを管理装置から受信する表示データ受信手段と、
受信した前記表示データを表示する表示手段と
を備えたことを特徴とする情報表示装置。
【請求項5】
請求項4に記載の情報表示装置を備えたことを特徴とする電子棚札端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2011−76593(P2011−76593A)
【公開日】平成23年4月14日(2011.4.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−152191(P2010−152191)
【出願日】平成22年7月2日(2010.7.2)
【出願人】(000002325)セイコーインスツル株式会社 (3,629)
【Fターム(参考)】