説明

情報送受信システム及び情報出力端末

【課題】ユーザ所望の正確な情報提供に優れた情報送受信システムを提供すること。
【解決手段】情報送受信システムは、情報記憶媒体(ICカード)から識別情報を読み取る読取手段(202)と、前記読取手段により読み取られた識別情報に基づき情報送信先アドレスを検索する検索手段(301、302)と、前記検索手段により検索された情報送信先アドレスに対して前記情報記憶媒体の利用情報を送信する情報送信手段(304)と、前記情報送信手段により送信された利用情報を受信する受信手段(401)と、前記受信手段により受信された利用情報に基づき、予め格納したプログラムにより各種情報を生成し出力する情報出力手段(403、405)とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネット接続環境を持つPCや携帯電話などの端末を利用した情報送受信システムに関する。また、これらPCや携帯電話などの情報出力端末に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば鉄道などの交通機関において、近年、改札処理の省力化を目的として、自動改札機が設置されている。自動改札機は、普通券、定期券、SF(Stored Fare)カードなどの磁気券を受け取り、磁気券に記録された情報を読み取り改札可否を判定し、改札通路を通過する人物の通行を制御する。さらに最近は、磁気の定期券やSFカードの替わりに、IC化された定期券やSFカードが登場している。
【0003】
電車に乗車する際に切符を買って乗車する時には、切符を買う前に駅の路線図を見て目的地までの運賃を確認して切符を購入する。しかし、SF機能を搭載したICカードを使って乗車する時は、切符を購入する必要がない為、前もって目的地までの運賃を確認しないで乗車する場合が多い。駅の自動改札機を通過した後は路線の運賃案内板を置いてある駅はほとんどなく、自動改札機の通過後には運賃を確認することが簡単に出来ない。よって、目的地の駅の自動改札機を通過するまで運賃が足りているかどうか分からない。
【0004】
例えば、携帯電話を利用し、携帯電話の基地局から現在位置を把握し、乗車区間等に関する情報を表示する技術が開示されている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特公平9−44754号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、携帯電話の基地局から現在位置を把握するため、あくまでも目安となる情報しか提供できない。よって、ユーザは、正確な情報、例えば目的地(駅)までの運賃、所要時間、金額情報の過不足などの情報提供を受けることはできない。
【0006】
本発明の目的は、上記課題を解決するためになされたものであり、ユーザ所望の正確な情報提供に優れた情報送受信システムを提供することにある。また、本発明の目的は、ユーザ所望の正確な情報出力に優れた情報出力端末を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の情報送受信システム及び情報出力端末は、以下のように構成されている。
【0008】
(1)この発明の情報送受信システムは、情報記憶媒体から識別情報を読み取る読取手段と、前記読取手段により読み取られた識別情報に基づき情報送信先アドレスを検索する検索手段と、前記検索手段により検索された情報送信先アドレスに対して前記情報記憶媒体の利用情報を送信する情報送信手段と、前記情報送信手段により送信された利用情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された利用情報に基づき、予め格納したプログラムにより各種情報を生成し出力する情報出力手段とを備えている。
【0009】
(2)この発明の情報出力端末は、情報記憶媒体の利用情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信された利用情報に基づき、予め格納したプログラムにより各種情報を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された情報を出力する情報出力手段とを備えている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ユーザ所望の正確な情報提供に優れた情報送受信システムを提供できる。また、本発明によれば、ユーザ所望の正確な情報出力に優れた情報出力端末を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明の一例に係る情報送受信システムの一例を示す図である。以下、本発明の情報送受信システムを改札処理システムに適用した例について説明する。
【0013】
図1に示すように、情報送受信システムは、ICカード(情報記憶媒体)1、自動改札機2、メール配信サーバ3、端末4により構成される。
【0014】
ICカード1は、ICチップ101及びアンテナ102を備えている。ICチップ101は、ICカードの識別情報(ID)及び改札判定必要情報を記憶する。改札判定必要情報とは、例えば入出場履歴、有効乗車区間情報、有効乗車期限情報、運賃として利用可能な金額情報(残額情報)である。アンテナ102は、自動改札機2に対して識別情報及び改札判定必要情報を送信したり、自動改札機2から入出場履歴を受信したりする。
【0015】
自動改札機2は、改札処理部201、ICカード用アンテナ202、通信部203を備えている。ICカード用アンテナ202は、ICカード1から送信される識別情報及び改札判定必要情報を受信する。つまり、ICカード用アンテナ202は読取手段として機能する。改札処理部201は、ICカード用アンテナ202により受信された改札判定必要情報に基づき改札の可否を判定し、改札通路の通行を阻止するドアの開閉を制御する。つまり、改札処理部201は、改札手段として機能する。サーバ通信部203は、ICカード用アンテナ202により受信された識別情報をメール配信サーバ3へ送信する。
【0016】
メール配信サーバ3は、メール配信制御部301、メール配信先情報記憶部302、改札機用通信部303、端末用通信部304を備えている。メール配信制御部301は、インターネット等を経由して、メール送信先アドレスの設定登録を受信する。例えば、メール配信制御部301は、ICカードの利用者情報(氏名、電話番号など)と共にメール送信先アドレスを受信する。メール配信先情報記憶部302は、予め発行済みのICカードの識別情報と利用者情報とを記憶している。メール配信制御部301により利用者情報と共にメール送信先アドレスが受信されると、メール配信先情報記憶部302は、該当の利用者情報に対応付けてメール送信先アドレスを登録する。つまり、メール配信先情報記憶部302は、ICカードの識別情報、利用者情報、及びメール送信先アドレスを対応付けて管理する。改札機用通信部303は、自動改札機2から送信される情報を受信する。端末用通信部304は、端末に対して情報を送信する。これら改札機用通信部303及び端末用通信部304により送受信される情報については、以下の詳細に説明する。
【0017】
端末4は、通信部401、操作入力部402、表示部403、アプリケーション記憶部404、アプリケーション実行部405を備えている。端末4は、例えば、インターネット接続環境を持つPC、PDA、及び携帯電話(PHS含む)などである。端末4は、通信部401を介してアプリケーションプログラム提供サーバに接続し、所望のアプリケーションプログラムをダウンロード(例えば有料)することができる。アプリケーション記憶部404は、ダウンロードされたアプリケーションプログラムを記憶する。アプリケーション実行部405は、アプリケーション記憶部404に記憶されたアプリケーションプログラムを実行する。
【0018】
図2は、メール配信サーバ3に対してメール送信の一時停止や再開を設定する画面の一例を示す図である。図2に示すように、画面上には、ICカードの利用者情報の一つである名前を入力する項目(さらに電話番号を入力する項目があってもよい)、ICカードの識別情報(定期券番号)を入力する項目、送信先アドレス(メールアドレス)を入力する項目が表示され、さらにはメール送信の停止又は解除を指定する項目が表示される。
【0019】
図3は、メール配信サーバ3のメール配信先情報記憶部302により管理されるメール配信先情報(メールアドレス登録テーブル)の一例を示す図である。図3に示すように、ICカードの識別情報(ID)、メール送信先アドレス(メールアドレス)、サービス利用状態(メール送信のON/OFF)が管理される。図3には示されていないが、さらに利用者情報(氏名、電話番号)も併せて管理している。
【0020】
次に、図4及び図5に示すフローチャートを参照して、図1に示す情報送受信システムによる情報の送受信処理について説明する。図4は、自動改札機とメール配信サーバとの間の情報の送受信を示すフローチャートである。図5は、メール配信サーバと端末との間の情報の送受信を示すフローチャートである。
【0021】
図4に示すように、ICカードの利用により情報送受信処理がスタートする。例えば、利用者によりICカード1が自動改札機2へ投入されたり、或いは自動改札機2のアンテナ付近に翳されたりすると、ICカード1と自動改札機2との間の通信が確立する。これにより、ICカード1のアンテナ102から自動改札機2のICカード用アンテナ202に対して、識別情報及び改札判定必要情報が送信され、改札処理が実行される(ST101)。つまり、自動改札機2の改札処理部202は、改札判定必要情報に基づき改札の可否を判定する。自動改札機2の改札処理部202により改札が許可されると、自動改札機2の通信部203は、ICカードの識別情報、入出場履歴情報(今回の入出場履歴含む)、及び金額情報(残額情報)を1レコードとしてメール配信サーバ3へ送信する(ST102)。入出場履歴情報とは、入場駅及び入場時刻等の情報を含む入場情報、又は出場駅及び出場時刻等の情報を含む出場情報である。図6は、自動改札機2の通信部203がメール配信サーバ3へ送信する情報テーブルの一例を示す図である。なお、通勤ラッシュ時などで自動改札機2の処理能力に余裕が無い場合は、複数レコードを一括してメール配信サーバ3へ送信する。
【0022】
メール配信サーバ3は、改札機用通信部303を介して、ICカードの識別情報、入出場履歴情報、及び金額情報(残額情報)を受信する(ST201)。メール配信サーバ3のメール配信制御部301は、自動改札機2から送信されたICカードの識別情報に基づき、メール配信先情報記憶部302に記憶されたメール送信先アドレスを検索し、該当アドレスへメールを送信する(ST202)。つまり、メール配信サーバ3は、端末用通信部304を介して端末4に対してICカード4の入出場履歴情報及び金額情報を示すメールを送信する。
【0023】
端末4は、通信部401を介して、メール配信サーバ3から送信されるICカード4の入出場履歴情報及び金額情報を示すメールを受信する(ST301)。このメールの受信に対応して、アプリケーション実行部405はアプリケーション記憶部404に記憶された運賃検索アプリケーションを起動する(ST302)。運賃検索アプリケーションは、受信した入出場履歴情報に含まれる入場情報に基づき(つまり入場駅を起点として)、複数の駅までの運賃及び所要時刻を演算し、複数の駅までの運賃及び所要時刻を示す情報を生成し、表示部403に表示する(ST303)。このとき、運賃検索アプリケーションは、受信したICカードの金額情報に基づき、運賃の過不足を示す情報も生成し、表示部403に表示する。
【0024】
図7は、端末4の表示部403における路線選択画面の表示例を示す図である。例えば、端末4が受信した入出場履歴情報により入場駅としてA駅が示され、金額情報により残額として150円が示されている場合には、図7に示すように、乗車駅:A、残額:150円が表示され、さらに、入場駅(A駅)から複数路線への乗車が可能であるため、路線選択項目(X線、Y線、Z線)が表示される。1画面上で全ての路線が表示出来ない場合は、上下に画面をスクロールし別路線の路線選択項目を表示することができる。
【0025】
図8は、端末4の表示部403における運賃案内画面の表示例を示す図である。運賃案内画面には、入場駅(A駅)から複数駅(B、C、D、E、…)までの運賃及び所要時間、さらには各駅までの運賃の過不足の情報が表示される。例えば、運賃不足については、他の案内の表示色と異なる表示色で案内する。また、上下に画面をスクロールしさらに遠方の駅までの運賃及び所要時間を表示することができる。なお、図7に示す路線選択画面上に表示されている所定の路線が選択されると、路線選択画面がこの運賃案内画面に遷移する。
【0026】
この発明の情報送受信システムを利用可能な端末は、携帯端末だけでなく、例えば自宅や会社のPCでもよい。会社のPCにメールを送信することにより、交通費精算に利用することもできる。また、送信メールの内容を暗号化し、端末により暗号化されたメールを復号化するようにしてもよい。
【0027】
また、この発明の情報送受信システムによるメールの配信先は、一つでもよいし複数でもよい。つまり、同時に複数箇所にメールを配信するように設定することもできる。例えば、一つのメール配信先を利用者の端末に設定し、一つのメール配信先を会社の端末に設定することにより、利用者は自身の端末を介して運賃や所要時間を確認することができ、会社サイドでは会社の端末を介して社員の移動状況を確認することができる。
【0028】
さらに、この発明の情報送受信システムを利用可能な端末は、ICカード2と端末4の両機能を備えた乗車券機能付き端末(例えば携帯電話)でもよい。この場合、この乗車券機能付き端末で改札処理を受けることにより、この乗車券機能付き端末に対してメールが送信されるので、この乗車券機能付き端末で各種情報を確認することができる。
【0029】
本発明の情報送受信システムによれば、以下の作用効果が得られる。
【0030】
(1)入出場ゲート通過時(自動改札機2による改札処理時)に、入出場ゲート(自動改札機2)から構内ネットワークを経由してメール配信サーバへメール配信を要請し(識別情報等を通知し)、メール配信サーバから端末へメールを配信することにより、メールを受信した端末において事前にダウンロードしたアプリケーションプログラムにより利用者に有益な情報を提供することができる。
【0031】
例えば、駅の自動改札機2がICカード1による改札処理を実行した場合(利用者がICカードにより自動改札機2を通過した場合)に、自動改札機2は、構内ネットワークを経由してメール配信サーバ3へICカードの識別情報、入出場履歴情報、及び金額情報(残額情報)を送信する。メール配信サーバ3は、ICカードの識別情報に基づきメール送信先アドレスを検索し、入出場履歴情報及び金額情報を示すメールを配信する。メールを受け取った端末は、どこの駅まで乗車可能であるかを表示する(金額情報により乗車可能な駅を表示する)。また、端末は、金額情報(残額情報)を表示する。また、端末は、各駅までの乗車所要時間を表示する。また、端末は、複数の路線のある駅での入場に対応して、路線選択を受け付け、選択された路線における各駅までの運賃及び乗車所要時間を表示する。また、端末は、入出場履歴情報を表示することもできる。
【0032】
これにより、端末を介して利用者に対する有益な情報を提供することができる。利用者は、駅の自動改札機2を通過した後でも目的地までの運賃や所要時間が簡単に確認できる。利用者は、事前に運賃不足を知ることができ、自動改札機2を通過する前に精算処理を受けることができる。結果的に、自動改札機2を利用する利用者の流れをスムーズにすることができる。また、駅係員への問い合わせを低減させられるので、駅係員の業務効率の向上が期待できる。
【0033】
(2)メール配信サーバからのメールを受信した端末において利用者に有益な情報を与えることができるソフトウェア(運賃検索アプリケーションプログラム)の提供に対して、課金することができる。
【0034】
つまり、情報送受信システムの利用者(又は運用事業者)に対してソフトウェア(運賃検索アプリケーションプログラム)のライセンス料を課金することができる。また、情報送受信システムの利用者に対してメール配信毎に課金することもできる。なお、課金方法としては従量課金、月額固定課金どちらであってもよい。また、インターネット環境を利用して、情報送受信システムによるサービスの開始又は停止手続きができる。なお、情報送受信システムによる本サービスの開始又は停止手続きを窓口業務で受け付けるようにしてもよい。
【0035】
なお、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一例に係る情報送受信システムの一例を示す図である。
【図2】メール配信サーバに対してメール送信の一時停止や再開を設定する画面の一例を示す図である。
【図3】メール配信サーバのメール配信先情報記憶部により管理されるメール配信先情報(メールアドレス登録テーブル)の一例を示す図である。
【図4】自動改札機とメール配信サーバとの間の情報の送受信を示すフローチャートである。
【図5】メール配信サーバと端末との間の情報の送受信を示すフローチャートである。
【図6】自動改札機の通信部がメール配信サーバへ送信する情報テーブルの一例を示す図である。
【図7】端末の表示部における路線選択画面の表示例を示す図である。
【図8】端末の表示部における運賃案内画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0037】
1…ICカード、2…自動改札機、3…メール配信サーバ、4…端末、101…ICチップ、102…アンテナ、201…改札処理部、202…ICカード用アンテナ、203…通信部、301…メール配信制御部、302…メール配信先情報記憶部、303…改札機用通信部、304…端末用通信部、401…通信部、402…操作入力部、403…表示部、404…アプリケーション記憶部、405…アプリケーション実行部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報記憶媒体から識別情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた識別情報に基づき情報送信先アドレスを検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された情報送信先アドレスに対して前記情報記憶媒体の利用情報を送信する情報送信手段と、
前記情報送信手段により送信された利用情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された利用情報に基づき、予め格納したプログラムにより各種情報を生成し出力する情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする情報送受信システム。
【請求項2】
情報記憶媒体から識別情報及び改札判定必要情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた改札判定必要情報に基づき改札処理を行なう改札手段と、
前記読取手段により読み取られた識別情報に基づき情報送信先アドレスを検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された情報送信先アドレスに対して、前記情報記憶媒体が改札処理を受けた入場駅を示す入場情報を送信する情報送信手段と、
前記情報送信手段により送信された入場情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された入場情報に基づき、予め格納したアプリケーションプログラムにより入場駅から複数の駅までの運賃及び所要時間のうちの少なくとも一方を示す情報を生成し出力する情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする情報送受信システム。
【請求項3】
運賃として利用可能な金額情報を記憶した情報記憶媒体から識別情報及び改札判定必要情報を読み取る読取手段と、
前記読取手段により読み取られた改札判定必要情報に基づき改札処理を行なう改札手段と、
前記読取手段により読み取られた識別情報に基づき情報送信先アドレスを検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された情報送信先アドレスに対して、前記情報記憶媒体が改札処理を受けた入場駅を示す入場情報及び情報記憶媒体に記憶された金額情報を送信する情報送信手段と、
前記情報送信手段により送信された入場情報及び金額情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された入場情報及び金額情報に基づき、予め格納したアプリケーションプログラムにより入場駅から複数の駅までの運賃及び所要時間を示す情報を生成し、さらに入場駅から複数の駅までの運賃に対する金額情報の過不足を示す情報を生成し、これら情報を出力する情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする情報送受信システム。
【請求項4】
情報記憶媒体の利用情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された利用情報に基づき、予め格納したプログラムにより各種情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された情報を出力する情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする情報出力端末。
【請求項5】
情報記憶媒体が改札処理を受けた入場駅を示す入場情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された入場情報に基づき、予め格納したアプリケーションプログラムにより入場駅から複数の駅までの運賃及び所要時間のうちの少なくとも一方を示す情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された情報を出力する情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする情報出力端末。
【請求項6】
情報記憶媒体が改札処理を受けた入場駅を示す入場情報、及び情報記憶媒体に記憶された金額情報を受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された入場情報及び金額情報に基づき、予め格納したアプリケーションプログラムにより入場駅から複数の駅までの運賃及び所要時間を示す情報を生成し、さらに入場駅から複数の駅までの運賃に対する金額情報の過不足を示す情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された情報を出力する情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする情報出力端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−39864(P2006−39864A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−217586(P2004−217586)
【出願日】平成16年7月26日(2004.7.26)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】