説明

情報通信システム、遊戯装置、画像表示方法、及びプログラム

【課題】例えば子供等の興趣をそそる乗物画像を表示することができる遊戯装置を提供する。
【解決手段】遊戯装置20は、乗物装置から無線送信された、乗物の移動中に変化する情報である乗物情報を受信する受信部21と、受信部21が受信した乗物情報に応じて、乗物に対応する画像である乗物画像を表示する表示部24と、を備える。その結果、乗物情報に応じた乗物画像を表示することができ、乗物に乗っている者(例えば、子供等)に対して、単に乗物画像を表示した場合よりも、より興趣をそそる乗物画像を提示することができるようになりうる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物の移動中に変化する情報を取得して送信する乗物装置と、その情報を受信して、その情報に応じた乗物画像を表示する端末装置とを備えた情報通信システム等に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯可能な種々のゲーム装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。そのようなゲーム装置は、携帯可能であるため、乗物に乗った時などにも利用されることがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−125077号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのようなゲーム装置等の遊戯装置について、乗物に乗った時に用いる際に、より興趣をそそるものにしたいという要望があった。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、乗物に乗って用いることによって、より興趣をそそる画像を表示することができる遊戯装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明による情報通信システムは、乗物に設けられた乗物装置と、乗物装置と無線通信する遊戯装置とを備えた情報通信システムであって、乗物装置は、乗物の移動中に変化する情報である乗物情報を取得する取得部と、取得部が取得した乗物情報を遊戯装置に無線で送信する送信部と、を備え、遊戯装置は、送信部から無線で送信された乗物情報を受信する受信部と、受信部が受信した乗物情報に応じて、乗物に対応する画像である乗物画像を表示する表示部と、を備えた、ものである。
【0007】
このような構成により、乗物の移動中に変化する情報である乗物情報を用いて、乗物画像を表示することができる。したがって、乗物に乗っている者(例えば、子供等)に対して、単に乗物画像を表示した場合よりも、より興趣をそそる乗物画像を提示することができるようになりうる。
【0008】
また、本発明による情報通信システムでは、乗物情報は、乗物の速度を含んでおり、表示部は、受信部が受信した乗物情報に含まれる速度に応じて移動する乗物画像を表示してもよい。
このような構成により、乗物に乗っている者は、その乗物の速度に応じた速さで移動する乗物画像を見ることができるようになる。
【0009】
また、本発明による情報通信システムでは、遊戯装置は、地図情報が記憶される地図情報記憶部をさらに備え、表示部は、受信部が受信した乗物情報に含まれる現在位置に応じた地図情報と、現在位置に応じた位置の乗物画像とを表示してもよい。
このような構成により、乗物に乗っている者は、その乗物の位置に応じた地図上の位置に表示される乗物画像を見ることができるようになる。
【0010】
また、本発明による情報通信システムでは、乗物情報は、乗物の進行方向に関する情報、乗物の移動手段に関する情報、乗物のエネルギーに関する情報のうち、任意の1以上の情報を含んでいてもよい。
【0011】
このような構成により、遊戯装置において、例えば、乗物の進行方向に関する情報や、乗物の移動手段に関する情報、乗物のエネルギーに関する情報に応じて乗物画像を表示することができる。
【0012】
また、本発明による情報通信システムでは、遊戯装置は、操作対象である乗物画像の移動に関する操作を行うものであり、遊戯装置は、操作者の乗物画像に対する操作を受け付ける操作受付部と、操作受付部が受け付けた操作と、受信部が受信した乗物情報とに応じて、乗物画像を移動させる移動制御部と、をさらに備え、表示部は、移動制御部によって移動された乗物画像を表示してもよい。
【0013】
このような構成により、操作者による操作と乗物情報とに応じて、乗物画像を移動させることができる。したがって、乗物画像は、操作者の意思とは関係なく移動することになるが、その操作者の乗っている乗物の乗物情報に応じて移動するため、ある程度予測のできるランダムな動きをすることになる。その結果、その操作者に対して、より興趣をそそるゲームを提供できうる。
【0014】
また、本発明による情報通信システムでは、乗物情報は、乗物の速度、乗物の進行方向に関する情報、乗物の移動手段に関する情報、乗物のエネルギーに関する情報、乗物の位置のうち、任意の1以上の情報を含んでもよい。
【0015】
このような構成により、例えば、乗物の速度や、乗物の進行方向に関する情報、乗物の移動手段に関する情報、乗物のエネルギーに関する情報等に応じて乗物画像が移動されることになる。
【0016】
また、本発明による情報通信システムでは、乗物は自動車であり、遊戯装置は、自動車の車内で用いられる携帯端末であってもよい。
このような構成により、携帯端末である遊戯装置において、自動車の乗物情報に応じた乗物画像(自動車の画像)を表示できる。
【発明の効果】
【0017】
本発明による情報通信システム等によれば、遊戯装置を乗物に乗って用いることによって、より興趣をそそる画像を表示できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施の形態1による情報通信システムの構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態による乗物装置の構成を示すブロック図
【図3】同実施の形態による遊戯装置の構成を示すブロック図
【図4】同実施の形態による乗物装置の動作を示すフローチャート
【図5】同実施の形態による遊戯装置の動作を示すフローチャート
【図6】同実施の形態における乗物画像の一例を示す図
【図7】同実施の形態における遊戯装置における表示の一例を示す図
【図8】同実施の形態における遊戯装置における表示の一例を示す図
【図9】同実施の形態における遊戯装置における表示の一例を示す図
【図10】本発明の実施の形態2による遊戯装置の構成を示すブロック図
【図11】同実施の形態による遊戯装置の動作を示すフローチャート
【図12】同実施の形態における遊戯装置における表示の一例を示す図
【図13】同実施の形態における遊戯装置における表示の一例を示す図
【図14】上記各実施の形態におけるコンピュータシステムの外観一例を示す模式図
【図15】上記各実施の形態におけるコンピュータシステムの構成の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明による情報通信システムについて、実施の形態を用いて説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素及びステップは同一または相当するものであり、再度の説明を省略することがある。
【0020】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1による情報通信システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による情報通信システムは、乗物情報を取得して送信する乗物装置と、その送信された乗物情報を受信し、その乗物情報に応じて乗物画像を表示する遊戯装置とを備えたものである。
【0021】
図1は、本実施の形態による情報通信システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態による情報通信システムは、乗物1に設けられた乗物装置10と、その乗物装置10と無線通信する遊戯装置20とを備えたものである。なお、図1では、乗物1が自動車である場合について示しているが、乗物1は、自動車であってもよく、バスであってもよく、電車であってもよく、船であってもよく、飛行機であってもよく、オートバイであってもよく、自転車であってもよく、その他の人を乗せて移動する移動体であってもよい。遊戯装置20は、通常、持ち運び可能な固定されていない携帯端末(例えば、自動車である乗物1の車内で用いられる携帯端末であってもよい)である。その遊戯装置20は、例えば、携帯型のゲーム端末であってもよく、携帯電話であってもよく、PDA(Personal Digital Assistant)であってもよく、PND(Portable Navigation Device)であってもよく、その他の装置であってもよい。また、通常、遊戯装置20は、乗物1に乗っているユーザ、例えば、自動車に乗車している人や、バスや電車、船、飛行機等の乗客、オートバイや自転車に乗っている人が使用するものである。また、通常、その遊戯装置20は、乗物1の内部において用いられるものとする。また、その遊戯装置20を使用するユーザは、乗物1の運転や操縦をしている以外の者であることが好適である。また、その遊戯装置20は、通常、子供によって用いられるものである。また、図1では、情報通信システムが1個の遊戯装置20を備える場合について示しているが、情報通信システムは、2以上の遊戯装置20を備えていてもよいことは言うまでもない。
【0022】
図2は、本実施の形態による乗物装置10の構成を示すブロック図である。図2において、本実施の形態による乗物装置10は、取得部11と、送信部12とを備える。
【0023】
取得部11は、乗物情報を取得する。乗物情報は、乗物1の移動中に変化する情報である。乗物情報は、例えば、乗物1の現在位置を含んでいてもよい。現在位置は、例えば、緯度・経度であってもよく、ある基準点を基準とした座標値であってもよく、あるいは、その他の位置を指定できる情報であってもよい。また、乗物情報は、例えば、乗物1の速度、乗物1の進行方向に関する情報、乗物1の移動手段に関する情報、乗物1のエネルギーに関する情報のうち、任意の1以上の情報を含んでいてもよい。乗物1の速度は、数値で示されるもの(例えば、時速や分速等)であってもよく、属性で示されるもの(例えば、速い、普通、遅い等)であってもよい。また、乗物1の進行方向に関する情報は、自動車やバス、オートバイ、自転車等のハンドルの角度を示す情報であってもよく、船の舵の方向を示す情報であってもよく、飛行機の操縦桿の方向を示す情報であってもよく、乗物1の向いている方角(例えば、北が0度となり、東が90度となる方位角であってもよい)を示す情報であってもよい。また、乗物1の移動手段に関する情報は、乗物1を駆動する機関や、その機関による動力を伝達する手段に関する情報であり、例えば、エンジンやモータ等の回転数や、エンジンやモータ等の温度、動力を伝達する経路で採用されているギヤ比(例えば、自動車の1速、2速等)、タイヤの空気圧等であってもよい。また、乗物1のエネルギーに関する情報は、乗物1が移動する際に消費するガソリンや電力等のエネルギーに関する情報であり、例えば、残っているエネルギー量(例えば、ガソリンの残量や、バッテリーの電力残量など)であってもよく、単位時間あたりのエネルギーの消費量(例えば、ガソリンの燃費や、消費電力量等)であってもよく、乗物1を駆動する機関に供給しているエネルギー量(例えば、モータに供給している電気の電流値や電力など)であってもよい。このように、乗物情報は、乗物1の状態(位置や速度、エンジンやモータ等の回転数、進行方向、エネルギー量等)の変化に関する情報であり、例えば、乗物情報は、乗物1の現在位置や、速度、進行方向などの乗物1の移動に関する情報を含んでいてもよく、あるいは、乗物1の移動手段やエネルギーに関する情報などの乗物1の駆動に関する情報を含んでいてもよい。また、乗物情報は、通常、緯度経度等の座標情報や、速度、方位の情報などの数値やテキストの情報である。また、本実施の形態では、乗物情報に現在位置が含まれている場合について主に説明する。
【0024】
また、取得部11は、その乗物情報を、通常、乗物1から取得する。取得部11は、例えば、乗物1に装着されているGPS(Global Positioning System)や、ジャイロなどの自律航法装置等から現在位置を取得してもよい。なお、それらのGPSや自律航法装置等は、乗物1に装着されているナビゲーション装置に含まれていてもよい。また、取得部11は、例えば、乗物1のスピードメータ等から乗物1の速度の情報を取得してもよい。また、取得部11は、例えば、乗物1のハンドルや操縦桿、舵等に設けられた角度検出センサから乗物1の進行方向に関する情報を取得してもよく、乗物1に設けられた方位センサから乗物1の進行方向に関する情報を取得してもよい。また、取得部11は、例えば、乗物1を駆動するエンジンやモータ等の機関や、その機関に設けられたセンサ、動力を伝達する経路を制御している制御手段、タイヤの空気圧センサ等から、乗物1の移動手段に関する情報を取得してもよい。また、取得部11は、例えば、乗物1の燃料タンクやバッテリー、乗物1を駆動するエンジンやモータ等の機関等に設けられたセンサ等(例えば、燃料の残量センサや、電流計、電圧計等)から、乗物1のエネルギーに関する情報を取得してもよい。取得部11が取得した乗物情報は、図示しない記録媒体に蓄積されてもよい。
【0025】
送信部12は、取得部11が取得した乗物情報を遊戯装置20に無線で送信する。送信部12と遊戯装置20との間の無線送信は、例えば、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信であってもよく、Wi−Fi等の無線LANによる通信であってもよく、その他の無線通信であってもよい。なお、送信部12は、乗物情報の送信を行うまでに、乗物情報の送信先である遊戯装置20のアドレスを、遊戯装置20や他の構成要素等から受け取り(例えば、乗物情報を取得したい遊戯装置20が、乗物装置10にアクセスすることによって、遊戯装置20のアドレスを登録するようにしてもよい)、その受け取ったアドレスを送信先として乗物情報を送信してもよく、あるいは、無線ネットワーク上の不特定多数の遊戯装置20に対して、ブロードキャストによって乗物情報を送信してもよい。なお、前者の場合には、乗物情報の送信先のアドレスは、例えば、図示しない記録媒体で記憶されていてもよい。
【0026】
なお、送信部12は、乗物情報を遊戯装置20に直接送信してもよく、あるいは、中継装置等を介して間接的に送信してもよい。また、送信部12は、送信を行うための送信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、送信部12は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは送信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
【0027】
また、乗物装置10は、遊戯装置20と通信を行う際に、その通信を確立するために必要なアドレスや認証等の情報を受信することがある。したがって、乗物装置10は、そのような通信の制御に必要な情報を受信する図示しない受信部を備えていてもよい。
【0028】
図3は、本実施の形態による遊戯装置20の構成を示すブロック図である。図3において、本実施の形態による遊戯装置20は、受信部21と、蓄積部22と、地図情報記憶部23と、表示部24とを備える。
【0029】
受信部21は、乗物装置10の送信部12から無線で送信された乗物情報を受信する。本実施の形態では、前述のように、その乗物情報に現在位置が含まれているものとする。なお、受信部21は、受信を行うための無線の受信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、受信部21は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは受信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
【0030】
蓄積部22は、受信部21が受信した乗物情報を記録媒体に蓄積する。なお、その記録媒体は、例えば、半導体メモリや、光ディスク、磁気ディスク等であり、蓄積部22が有していてもよく、あるいは蓄積部22の外部に存在してもよい。また、その記録媒体は、乗物情報を一時的に記憶するものであってもよく、そうでなくてもよい。
【0031】
地図情報記憶部23では、地図に関する情報である地図情報が記憶される。地図情報は、例えば、地図の画像情報であってもよい。この画像情報は、例えば、ラスタデータ(ビットマップデータ)であってもよく、ベクタデータであってもよい。また、画像情報がラスタデータである場合には、地図情報に、複数の縮尺に対応した画像情報が含まれていてもよい。例えば、同じ地域について、縮尺の大きい画像情報、縮尺の中ぐらいの画像情報、縮尺の小さい画像情報が地図情報に含まれていてもよい。また、地図情報は、タイル状に分割された地図を示すものであり、それらを適宜組み合わせることによって、様々な領域の地図を表示することができるようになっていてもよい。ここで、「地図」は、地形図や、地勢図、地質図、土地利用図、住宅地図、路線図、道路地図、ガイドマップ等であってもよい。この地図情報は道路地図であってもよい。また、この地図情報は歩行者や自転車用の道路地図であってもよい。また、その地図情報は、ルート探索を行うことができるものであってもよい。すなわち、地図情報は、道路の位置を示すものであってもよい。また、その地図情報は、道路の属性(例えば、制限速度や、主要な道路であるのか、脇道であるのかなど)を知ることができるようになっているものであってもよい。また、例えば、この地図情報は、カーナビゲーションで用いられるKIWIフォーマットのものであってもよい。また、「地図」は、地形や道路等が把握可能な航空写真や衛星写真、それらに記号や文字等が記入されたものなどであってもよい。地図情報において、地図の各地点と、座標(位置)との対応を知ることができるようになっているものとする。座標とは、ある基準点を原点とした座標(この座標は、例えば、距離でもよい)であってもよく、緯度・経度であってもよく、その他の位置を識別できる情報であってもよい。地図情報に、その座標そのものが含まれていてもよい。本実施の形態では、座標が緯度・経度である場合について説明する。また、この地図情報は、遊戯装置20で用いられるものであるため、正確な地図ではなく、漫画のようにデフォルメされた地図であってもよい。また、後述する表示部24によって表示される乗物画像が電車の画像である場合には、この地図情報は、例えば、電車の路線図であってもよい。また、その乗物画像が船の画像である場合には、この地図情報は、例えば、航海用海図であってもよい。また、この地図情報には、地名や、山や川などの地形に関する文字情報が含まれていてもよい。また、この地図情報において、北などの特定の方位がどちらであるのかが設定されていてもよい。なお、地図情報は、2次元のオンライン地図や電子地図等として公知であり、その詳細な説明を省略する。
【0032】
地図情報記憶部23に地図情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して地図情報が地図情報記憶部23で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された地図情報が地図情報記憶部23で記憶されるようになってもよい。例えば、遊戯装置20の受信部21は、乗物装置10から地図情報をも受信して地図情報記憶部23に蓄積してもよい。その場合には、乗物装置10の送信部12は、乗物1の現在位置の近辺の地図情報を、ナビゲーション装置等が有する図示しない地図情報記憶部から読み出して、遊戯装置20に送信するものであってもよい。また、地図情報記憶部23での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。地図情報記憶部23は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
【0033】
表示部24は、受信部21が受信した乗物情報に応じて、乗物に対応する画像である乗物画像を表示する。乗物情報に応じて乗物画像を表示するとは、乗物情報によって示される性質となるように、乗物画像を表示することである。例えば、乗物情報に位置の変化に関する情報(例えば、乗物1の速度や、乗物1の位置等)が含まれる場合には、その位置の変化に関する情報に応じて、表示部24は、その変化と同様に乗物画像の位置を変化させてもよい。例えば、表示部24は、受信部21が受信した乗物情報に含まれる速度に応じて移動する乗物画像を表示してもよい。具体的には、乗物情報によって速度が上がった(下がった)ことが示される場合には、表示部24は、表示している乗物画像の移動速度を速く(遅く)してもよい。また、例えば、乗物情報によって速度が速い(遅い)ことが示される場合には、表示部24は、表示している乗物画像のタイヤの画像を速く(遅く)回転しているものにしてもよい。また、例えば、乗物情報によって位置が変化したことが示される場合には、表示部24は、その位置の変化に応じて、表示している乗物画像の位置を変化させてもよい。また、例えば、乗物情報に移動方向の変化に関する情報(例えば、乗物1の進行方向に関する情報等)が含まれる場合には、その移動方向の変化に関する情報が変化すると、表示部24は、その変化と同様に乗物画像の移動方向を変化させてもよい。具体的には、乗物情報によって乗物1が進行方向に対して90度右側に曲がったことが示される場合には、表示部24は、表示している乗物画像の移動方向を進行方向に対して90度右側に曲げてもよい。また、例えば、乗物情報によって乗物1が北を向いたことが示される場合には、表示部24は、表示している乗物画像の移動方向を北に向けてもよい。また、例えば、乗物情報に乗物1の有する各部分に関する属性の情報(例えば、乗物1の移動手段に関する情報や、乗物1のエネルギーに関する情報等)が含まれる場合には、その乗物1の有する各部分に関する属性の情報が変化すると、表示部24は、その変化と同様に乗物画像自体を変化させてもよい。具体的には、乗物情報によって燃料が少なくなってきたことが示される場合には、表示部24は、乗物画像を元気のないものにしてもよい(例えば、乗物画像に表示されている擬人化した乗物の顔を疲れたようにするなど)。また、例えば、乗物情報によって示されるエンジンの回転数が高い(低い)場合には、表示部24は、乗物画像のマフラー(排気ガスの消音器)から出される排気ガスの画像を大きく(小さく)してもよい。また、例えば、乗物情報によって示されるエンジンの温度が高い(低い)場合には、表示部24は、暑そうな(寒そうな)擬人化した乗物画像を表示してもよい。暑そうな擬人化した乗物画像は、例えば、汗をかいたり、赤くなっていたりする擬人化した乗物画像であってもよい。また、寒そうな擬人化した乗物画像は、例えば、寒さで震えていたり、マフラー(襟巻)を巻いていたりする擬人化した乗物画像であってもよい。表示部24は、表示対象となる乗物画像が記憶されている記録媒体から適宜、乗物画像を読み出して表示してもよい。その記録媒体には、例えば、通常の乗物画像や、元気のない乗物画像、元気のある乗物画像、たくさんの排気ガスを出している乗物画像、少しの排気ガスを出している乗物画像、暑そうな乗物画像、寒そうな乗物画像等が記憶されていてもよい。また、乗物画像が移動して表示される場合には、結果として移動しているのであれば、乗物画像の表示位置自体は変化してもよく、あるいは、乗物画像の表示位置自体は変化しなくてもよい。前者の場合は、例えば、地図が固定されており、乗物1の移動に応じて、乗物画像の表示位置が変化する場合である。後者の場合は、例えば、乗物画像の表示位置が固定されており、乗物1の移動に応じて、地図が変化する場合である(通常のカーナビゲーションの表示)。なお、前者の場合には、例えば、乗物1の位置が表示中の地図の範囲から外れる前に、地図の表示範囲を移動させてもよい(例えば、その時点の乗物1の位置が中心となる地図を表示するようにしてもよい)。
【0034】
また、本実施の形態では、表示部24は地図情報記憶部23で記憶されている地図情報をも表示するため、表示部24は、受信部21が受信した乗物情報に含まれる現在位置に応じた地図情報と、現在位置に応じた位置の乗物画像とを表示する。具体的には、表示部24は、受信部21が受信し、蓄積部22が蓄積した乗物情報に含まれる現在位置に応じた地図情報を地図情報記憶部23から読み出して表示する。すなわち、表示部24は、乗物情報に含まれる現在位置に応じた地図情報を地図情報記憶部23から読み出して表示する。その表示の際には、表示部24は、表示対象となる領域の地図情報のみを地図情報記憶部23から読み出して表示するものとする。地図情報を表示するとは、地図情報における地図の画像を表示することである。なお、その地図の画像には、地名や、北を示す方位図形、縮尺を示す縮尺表示等が表示されてもよい。また、表示部24は、現在位置に対応する地図上の位置に、乗物情報に応じた乗物画像を表示する。また、表示部24は、乗物情報に含まれる速度等の情報を、速度計等の計器の画像で表示してもよい。なお、乗物画像は、通常、乗物1と同じ種類の乗物の画像であることが好適であるが、そうでなくてもよい。例えば、遊戯装置20が自動車の車内で用いられる場合には、その遊戯装置20で表示される乗物画像は、自動車の画像であることが好適である。
【0035】
なお、表示部24は、それらの表示を行う表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、地図情報や乗物画像等の表示は、通常、遊戯装置20においてなされるものとする。また、表示部24は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは表示デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
【0036】
なお、蓄積部22が乗物情報を蓄積する記録媒体と、地図情報記憶部23とは、同一の記録媒体によって実現されてもよく、あるいは、別々の記録媒体によって実現されてもよい。前者の場合には、乗物情報を記憶している領域が蓄積部22が乗物情報を蓄積する記録媒体となり、地図情報を記憶している領域が地図情報記憶部23となる。
【0037】
また、遊戯装置20は、乗物装置10と通信を行う際に、その通信を確立するために必要なアドレスや認証等の情報を送信することがある。したがって、遊戯装置20は、そのような通信の制御に必要な情報を送信する図示しない送信部を備えていてもよい。
【0038】
次に、本実施の形態による乗物装置10の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)取得部11は、乗物情報を取得する。取得された乗物情報は、図示しない記録媒体で一時的に記憶されてもよい。なお、本実施の形態では、その乗物情報に現在位置が少なくとも含まれているものとする。
【0039】
(ステップS102)送信部12は、乗物情報を送信するかどうか判断する。そして、送信する場合には、ステップS103に進み、送信しない場合には、ステップS101に戻る。なお、送信部12は、最後に送信した乗物情報を図示しない記録媒体で保持しておき、取得部11が取得した乗物情報が、その記録媒体で保持されている最後に送信した乗物情報と一致する場合には、送信しないと判断し、一致しない場合には、送信すると判断してもよい。このようにすることで、同じ乗物情報を連続して送信することが無くなる。ここで、乗物情報に複数の情報が含まれている場合には、送信部12は、その一致の判断において、乗物情報に含まれる少なくとも一つの情報が一致しない場合には、乗物情報が一致しないと判断してもよい。
【0040】
(ステップS103)送信部12は、取得部11が取得した乗物情報を遊戯装置20に無線送信する。なお、複数の遊戯装置20が存在する場合には、送信部12は、その複数の遊戯装置20のそれぞれに乗物情報を無線送信してもよい。そして、ステップS101に戻る。
【0041】
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。また、図4のフローチャートにおいて、ステップS102の判断を行わずに、取得されたすべての乗物情報を遊戯装置20に無線送信してもよい。また、図4のフローチャートにおいて、取得部11は、一定の時間ごと(例えば、5秒ごとや10秒ごと等)に、乗物情報を取得すると判断して、乗物情報の取得を行ってもよい。
【0042】
また、乗物装置10が遊戯装置20に無線通信によって送信する乗物情報は、最新の情報であることが好適である。したがって、乗物情報の取得、送信の処理において、その乗物情報の取得から送信までの処理が、短時間で行われることが好適である。
【0043】
次に、本実施の形態による遊戯装置20の動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)受信部21は、乗物装置10から無線送信された乗物情報を受信したかどうか判断する。そして、受信した場合には、ステップS202に進み、そうでない場合には、受信するまでステップS201の処理を繰り返す。
【0044】
(ステップS202)蓄積部22は、受信部21が受信した乗物情報を記録媒体に蓄積する。
【0045】
(ステップS203)表示部24は、蓄積部22が蓄積した乗物情報に含まれる現在位置に応じた地図情報を地図情報記憶部23から読み出す。また、表示部24は、乗物情報に応じた乗物画像を図示しない記録媒体から読み出す。また、表示部24は、読み出した乗物画像に対して、乗物情報に応じた変化を付け加えてもよい。例えば、乗物画像の色を変化させたり、大きさを変化させたりしてもよい。そして、表示部24は、その読み出した地図情報と、乗物画像とを表示する。なお、乗物画像は、現在位置に対応する地図上の位置に表示されるものとする。また、乗物情報に進行方向に関する情報が含まれる場合には、その情報によって示される向きに乗物画像が表示されてもよい。
【0046】
なお、図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。また、受信部21が受信し、蓄積部22が蓄積した乗物情報に変化がない場合(すなわち、乗物1が止まっているような場合)には、ステップS203において、乗物画像の表示の更新を行わなくてもよい。すなわち、それまでに表示されている乗物画像や地図情報と同じものを継続して表示するようにしてもよい。
【0047】
次に、本実施の形態による情報通信システムの動作について、具体例を用いて説明する。この具体例において、乗物1は、カーナビゲーション装置が装着されている自動車であるとする。
【0048】
その自動車の走行中に、後部座席の子供が、携帯型のゲーム端末である遊戯装置20を操作し、現在位置の地図を表示する旨の指示を入力したとする。すると、遊戯装置20は、無線通信によって乗物装置10にアクセスし、乗物情報の送信先として、その遊戯装置20を登録する。
【0049】
その後、乗物装置10の取得部11が、新たな乗物情報を取得したとする(ステップS101)。その乗物情報は、現在位置である緯度・経度(X101,Y101)と、自動車(乗物1)の時速「40」(km/h)と、エンジンの回転数「2.5」(×1000rpm)と、進行方向の方位角と、エンジン温度と、ガソリンの残量とであったとする。取得部11は、その取得した乗物情報を図示しない記録媒体に蓄積すると共に、新たな乗物情報を取得した旨を送信部12に渡す。すると、送信部12は、それらの取得された乗物情報を、前回に取得された乗物情報と比較する。この場合には、現在位置が変化していたとする。すると、送信部12は、その乗物情報を送信すると判断し(ステップS102)、遊戯装置20に送信する(ステップS103)。そして、送信部12は、最新でない乗物情報を図示しない記録媒体から削除することによって、最新の乗物情報のみが図示しない記録媒体で記憶されているようにする。
【0050】
乗物装置10から無線送信された乗物情報は、遊戯装置20の受信部21で受信され、蓄積部22に渡される(ステップS201)。すると、蓄積部22は、その乗物情報を図示しない記録媒体に蓄積し、新たな乗物情報を蓄積した旨を表示部24に伝える(ステップS202)。表示部24は、新たな乗物情報が蓄積された旨を受け取ると、その新たに蓄積された乗物情報を読み出し、その乗物情報に応じた乗物画像を表示する(ステップS203)。
【0051】
ここで、この具体例では、遊戯装置20において、図6で示されるように、乗物情報と、乗物画像とを対応付ける情報が図示しない記録媒体で記憶されているものとする。図6において、1番目のレコードの乗物情報では、回転数が3.5(×1000rpm)以上である旨の条件が示されている。また、そのレコードは、排気ガスの画像「exhaust_m.png」を含んでいる。したがって、回転数が3.5(×1000rpm)以上の場合には、排気ガスの画像として、exhaust_m.pngを用いることになる。一方、2番目のレコードでは、乗物情報が「その他」になっているため、回転数が3.5(×1000rpm)以上でない場合には、排気ガスの画像として、exhaust_n.pngを用いることになる。また、車両の画像は、「その他」の場合にしか存在しないため、乗物情報がどのようであったとしても、車両の画像として、car.pngを用いることになる。すなわち、図6から画像を取得する際には、上から順番に乗物情報の条件の判定を行い、条件に合致する場合には、そのレコードに含まれる画像を用い、合致する条件がない場合には、最後の「その他」に対応する画像を用いることになる。なお、車両の画像は、車両以外の部分が透明チャネルとなっている画像であり、排気ガスの画像は、排気ガス以外の部分が透明チャネルとなっている画像である。したがって、両者を重ね合わせることによって、乗物画像が完成することになる。このように、乗物画像は、複数の画像を合成することによって生成されるものであってもよい。また、図6で示される情報は、表示部24が保持していてもよく、あるいは、他の構成要素が保持していてもよい。
【0052】
この具体例の場合には、回転数が2.5であり、3.5以上ではないため、表示部24は、car.pngと、exhaust_n.pngとを読み出す。また、乗物情報に含まれる現在位置(X101,Y101)に応じた地図情報を地図情報記憶部23から読み出す。そして、その地図情報と、乗物画像(car.png、exhaust_n.png)と、自動車(乗物1)の時速、エンジンの回転数、エンジン温度、ガソリンの残量とを、遊戯装置20の表示画面に表示する。なお、表示部24は、その乗物画像の表示の際に、乗物情報に含まれる進行方向の方位角の示す向きに乗物画像を表示するものとする。その結果、図7で示されるような表示がなされる。図7において、遊戯装置20の表示画面には、地図と、乗物画像と、時速「40km/h」と、エンジンの回転数「2.5×1000rpm」と、エンジン温度と、ガソリンの残量とが表示されている。その乗物画像は、乗物1の移動に応じて、順次、位置が更新されて表示されるものとする。
【0053】
その後、乗物1が移動すると共に、速度を少し上げて60(km/h)になり、エンジンの回転数が3.75(×1000rpm)になったとする。すると、それに応じて、蓄積部22が蓄積する乗物情報も更新される。また、表示部24は、回転数が3.5以上になったため、排気ガスの画像として、exhaust_m.pngを用いる。その結果、表示部24が表示する地図情報と、乗物画像とは、図8で示されるようになる。
【0054】
以上のように、本実施の形態による情報通信システムによれば、乗物装置10から送信された乗物情報を用いることによって、遊戯装置20において、乗物情報に応じた乗物画像を表示することができるようになる。したがって、既定のように乗物画像を表示する従来の玩具に比べて、子供等の興趣をそそる遊戯装置20にすることができる。また、乗物画像を単にランダムに変化させて表示するのではなく、遊戯装置20のユーザが乗っている乗物1にあわせて乗物画像が表示されるため、そのユーザと同乗者との会話を弾ませることもできうる。すなわち、遊戯装置20のユーザ(子供等)が、外界を忘れて遊戯装置20での遊びに熱中してしまうことを防止し、遊戯装置20のユーザが、外界とふれあう機会を提供することができるようになりうる。
【0055】
なお、本実施の形態では、乗物画像が遊戯装置20において、あらかじめ保持されている場合について説明したが、その乗物画像(その乗物画像に図6で示されるような、乗物情報に応じたバリエーションが存在する場合には、その各バリエーションに対応した乗物画像)は、他の装置、例えば、乗物装置10から受信するようにしてもよい。そのようにすることで、遊戯装置20のユーザが乗る乗物1に対応した乗物画像を遊戯装置20が用いることができるようになる。例えば、自動車に乗った際には、自動車の乗物画像が表示されるようになり、電車に乗った際には、電車の乗物画像が表示されるようになり、船に乗った際には、船の乗物画像が表示されるようになってもよい。
【0056】
また、遊戯装置20が複数の乗物画像を保持しており、ユーザが、その複数の乗物画像から所望のものを選択することができるようにしてもよい。そして、表示部24は、その選択された乗物画像を表示するようにしてもよい。例えば、遊戯装置20において、レーシングカーの乗物画像と、バスの乗物画像と、乗用車の乗物画像と、バイクの乗物画像とが保持されており、ユーザがバスの乗物画像を選択した場合には、表示部24は、乗物情報に応じて、その選択されたバスの乗物画像を表示するようにしてもよい。
【0057】
また、本実施の形態では、遊戯装置20が、地図情報記憶部23を備えており、その地図情報記憶部23で記憶されている地図情報と、乗物画像とを表示する場合について説明したが、そうでなくてもよい。遊戯装置20は、地図情報記憶部23を備えていなくてもよい。その場合には、乗物情報に現在位置が含まれていなくてもよい。そして、例えば、図9で示されるように、表示部24は、あらかじめ保持している道路等の背景の情報と、乗物画像とを表示するようにしてもよい。その場合であっても、表示部24は、乗物情報に応じて乗物画像を表示するものとする。例えば、表示部24は、乗物情報に応じた速度で乗物画像を表示してもよく、乗物情報に応じた属性の乗物画像を表示してもよい。なお、その道路等の背景の情報は、表示部24が保持していてもよく、あるいは、他の構成要素が保持していてもよい。
【0058】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2による情報通信システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態による情報通信システムは、遊戯装置において、ユーザが乗物画像に対する操作を入力できるものである。
【0059】
なお、本実施の形態による情報通信システムは、実施の形態1の図1で示されるものと同様であり、その詳細な説明を省略する。また、本実施の形態による乗物装置10の構成及び動作は、実施の形態1と同様であり、その詳細な説明を省略する。
【0060】
図10は、本実施の形態による遊戯装置20の構成を示すブロック図である。本実施の形態による遊戯装置20は、操作対象である乗物画像の移動に関する操作を行うものであり、受信部21と、蓄積部22と、表示部24と、操作受付部31と、移動制御部32とを備える。なお、受信部21及び蓄積部22の構成及び動作は、実施の形態1と同様であり、その詳細な説明を省略する。
【0061】
表示部24は、後述する移動制御部32によって移動された乗物画像を表示する以外は、実施の形態1と同様のものである。
【0062】
操作受付部31は、遊戯装置20の操作者の乗物画像に対する操作を受け付ける。この操作については後述する。なお、操作受付部31が操作を受け付ける方法は問わない。操作受付部31は、例えば、入力デバイス(例えば、遊戯装置20のボタンやタッチパネル、遊戯装置20に備えられている3次元加速度センサなど)から入力された情報を受け付けてもよい。なお、操作受付部31は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、ボタンやタッチパネル、加速度センサなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、操作受付部31は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。また、受け付けられた操作内容を示す情報は、図示しない記録媒体で一時的に記憶されてもよい。
【0063】
移動制御部32は、操作受付部31が受け付けた操作と、受信部21が受信し、蓄積部22が蓄積した乗物情報とに応じて、乗物画像を移動させる。この乗物画像の移動も、前述のように、結果として移動しているのであれば、乗物画像の表示位置自体は変化してもよく、あるいは、乗物画像の表示位置自体は変化しなくてもよい。また、移動制御部32は、図示しない記録媒体で記憶されているゲームのシナリオ等のプログラムを読み出して、そのプログラムに応じて、表示対象の乗物画像や、その他のキャラクタ等の画像を変化させてもよい。なお、移動制御部32による乗物画像の移動の処理は、移動後の乗物画像の位置等を算出することであってもよく、あるいは、移動後の乗物画像を含む表示画面を生成することであってもよい。前者の場合には、表示部24によって、移動後の位置における乗物画像を含む最終的な表示画面が生成されることになる。
【0064】
ここで、操作受付部31が受け付けた操作と、乗物情報とに応じた、乗物画像の移動の制御について説明する。乗物画像の移動に関する制御対象としては、例えば、位置に関する制御と、移動方向に関する制御とがありうる。位置に関する制御は、例えば、乗物画像の移動の速度の制御であってもよく、乗物画像の位置そのものの制御であってもよい。また、移動方向に関する制御は、例えば、乗物画像の移動方向そのものの制御(例えば、乗物画像の方位角の制御等)であってもよく、乗物画像の移動方向の変化の制御(例えば、乗物画像の進行方向に対する相対的な角度の制御等)であってもよい。乗物情報に応じて、その移動の制御のうち、少なくとも一部が制御されることになる。例えば、乗物情報によって、乗物画像の位置に関する制御が行われてもよく、乗物画像の移動方向に関する制御が行われてもよく、あるいは、その両方が行われてもよい。乗物情報によって、乗物画像の位置に関する制御が行われる場合には、例えば、移動制御部32は、乗物情報に含まれる乗物1の速度に応じた移動速度で、乗物画像の表示位置を変化させてもよい。また、例えば、移動制御部32は、乗物情報に含まれる現在位置となるように、乗物画像の表示位置を変化させてもよい。この場合には、実施の形態1と同様に、遊戯装置20が地図情報記憶部23を備えており、その地図情報と、乗物画像とを表示するようにしてもよい。また、乗物情報によって、乗物画像の移動方向に関する制御が行われる場合には、例えば、移動制御部32は、乗物情報に含まれる乗物1の進行方向に関する情報に応じた移動方向となるように、乗物画像の移動方向を変化させてもよい。また、操作受付部31が受け付ける操作によって、乗物画像の移動の制御のうち、乗物情報に応じて制御されないものが制御されてもよく、あるいは、乗物画像の移動の制御のすべてが行われてもよい。前者の場合には、例えば、乗物情報によって乗物画像の速度が決定され、操作者の操作によって乗物画像の進行方向(移動方向)が決定されることになる。一方、後者の場合には、例えば、乗物情報によって乗物画像の進行方向(移動方向)が決定されるが、操作者の操作によって、その進行方向を変更することが可能となる。本実施の形態では、前者の場合について主に説明する。なお、移動制御部32による制御は、従来の乗物画像を表示するゲーム装置(このゲーム装置では、すべての制御が、操作者によって入力された操作に応じてなされる)における乗物画像の制御において、乗物画像の移動に関する一部の制御を乗物情報に応じて行うようにしたものであると言うことができる。したがって、それ以外については、従来の乗物画像を表示するゲーム装置と同様であり、その詳細な説明を省略する。具体的には、左右方向の矢印キーによって方向を決定し、上下の矢印キーによってスピードを決定する自動車のゲームがあったとすると、本実施の形態による遊戯装置20の場合には、例えば、乗物情報の速度によって、スピードが決定され、左右方向の矢印キーによって方向が決定されることになる。すなわち、従来は操作者が入力していた操作が、乗物情報によって自動的に操作されるようになったと言うことができる。なお、そのゲームは、例えば、単一の乗物画像を表示するゲームであってもよく、複数の乗物画像を表示するゲームであってもよい。前者は、例えば、ドライブシミュレータや、フライトシミュレータ等のように、乗物画像のシミュレーションゲームであってもよく、レーシングゲームにおけるタイムトライアルであってもよい。後者は、例えば、複数の乗物が同時に競うレーシングゲームであってもよい。また、前者の場合であっても、後者の場合であっても、乗物の運転や操縦等が主であるゲームであってもよく、敵からの攻撃を受けたり、敵に反撃したり、アイテムを取得したりするアクション性の加味されたゲームであってもよく、あるいは、仮想空間を移動しながら冒険をしたり、探索をしたりするロールプレイングゲームであってもよい。
【0065】
表示部24は、このようにして移動制御部32によって移動された乗物画像を表示することになる。また、表示部24は、実施の形態1で説明したように、乗物情報に含まれる乗物1の有する各部分に関する属性の情報に応じた乗物画像を表示してもよい。また、乗物情報に含まれる速度等の情報を、速度計等の計器の画像で表示してもよい。また、移動制御部32と、表示部24とによって、適宜、図示しない記録媒体からビデオゲームのプログラム(例えば、シナリオの情報、キャラクタの画像等)が読み出されて演算され、表示画面が構成されて表示されることによってゲームが進行していくことは、従来のゲーム装置と同様である。
【0066】
次に、本実施の形態による遊戯装置20の動作について、図11のフローチャートを用いて説明する。なお、図11のフローチャートにおけるステップS201,S202の処理は、実施の形態1の図5のフローチャートと同様であり、その説明を省略する。
【0067】
(ステップS301)操作受付部31は、操作者による操作を受け付けたかどうか判断する。そして、操作を受け付けた場合には、ステップS302に進み、そうでない場合には、ステップS303に進む。
【0068】
(ステップS302)移動制御部32は、操作受付部31が受け付けた操作を示す情報を図示しない記録媒体で一時的に記憶する。そして、ステップS201に戻る。
【0069】
(ステップS303)移動制御部32は、新たな表示のタイミングであるかどうか判断する。そして、新たな表示のタイミングである場合には、ステップS304に進み、そうでない場合には、ステップS201に戻る。移動制御部32は、例えば、表示画面を更新する頻度に応じて、新たな表示のタイミングであると判断してもよい。具体的には、フレームレートが30fpsである場合には、1秒間に30回のタイミング(すなわち、1/30秒ごと)に、表示画面を更新すると判断してもよい。
【0070】
(ステップS304)移動制御部32は、この時点で一時的に記憶されている操作の情報と、蓄積部22が蓄積した最新の乗物情報とに応じて、乗物画像を移動させる。
【0071】
(ステップS305)表示部24は、移動制御部32によって移動された乗物画像を表示する。また、その乗物画像と共に、速度計等の画像などを表示してもよい。そして、ステップS201に戻る。
なお、図11のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0072】
次に、本実施の形態による情報通信システムの動作について、具体例を用いて説明する。この具体例でも、実施の形態1の具体例と同様に、乗物1は、カーナビゲーション装置が装着されている自動車であるとする。また、この具体例では、操作受付部31が受け付けた操作に応じて、乗物画像の進行方向の制御が行われ、乗物情報に応じて、乗物画像の速度が制御されるものとする。
【0073】
その自動車の走行中に、後部座席の子供が、携帯型のゲーム端末である遊戯装置20を操作し、ゲームを開始したとする。すると、遊戯装置20は、無線通信によって乗物装置10にアクセスし、乗物情報の送信先として、その遊戯装置20を登録する。その後、乗物装置10から乗物情報が遊戯装置20に送信され、受信部21がその乗物情報を受信して、蓄積部22がその乗物情報を蓄積する処理は、実施の形態1の具体例と同様であり、その説明を省略する。なお、この具体例では、その乗物情報に現在位置が含まれていなくてもよい。
【0074】
ここで、蓄積部22が蓄積した乗物情報に含まれる速度が60(km/h)であるとすると、移動制御部32は、その60(km/h)に応じて乗物画像が移動するように制御を行う(ステップS303,S304)。そして、表示部24は、その移動後の乗物画像や、背景等を表示する(ステップS305)。図12は、そのようにして表示された画面の一例を示す図である。このようにして、フレームレートに応じて、順次、表示画面が更新されることになる。なお、その後に、乗物情報に含まれる速度が30(km/h)となったとする。また、ユーザが、遊戯装置20の十字キーの右側を押すことによって、乗物画像を右側に移動させる操作を行ったとする。すると、その操作は、操作受付部31で受け付けられ、移動制御部32において一時的に記憶される(ステップS302)。また、その後の表示のタイミングにおいて、移動制御部32は、右側への移動の操作に応じて、乗物画像を右に移動させると共に、乗物画像の移動の速度を、乗物情報に含まれる速度に応じて半分になるように制御する(ステップS303,S304)。そして、その変更後の乗物画像等が表示される(ステップS305)。そのようにして、例えば、図13で示されるように、乗物画像が少し右側に移動した表示画面が表示されることになる。なお、本実施の形態による遊戯装置20によるゲーム展開については、前述のように、一部の操作が乗物情報に応じて行われる以外は、従来のゲームと同様のものであり、その詳細な説明を省略する。
【0075】
以上のように、本実施の形態による情報通信システムによれば、遊戯装置20において、乗物情報を用いることによって、乗物画像が移動されると共に、操作者の入力した操作に応じた乗物画像の移動の制御も行われる。したがって、乗物画像は、操作者の意思とは関係なく移動することになるが、その操作者の乗っている乗物の乗物情報に応じて移動するため、ある程度予測のできるランダムな動きをすることになる。その結果、その操作者に対して、より興趣をそそるゲームを提供できうる。
【0076】
なお、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0077】
また、上記各実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりした情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。
【0078】
また、上記各実施の形態において、各構成要素等で用いられる情報、例えば、各構成要素が処理で用いるしきい値やアドレス、各種の設定値等の情報がユーザによって変更されてもよい場合には、上記説明で明記していない場合であっても、ユーザが適宜、それらの情報を変更できるようにしてもよく、あるいは、そうでなくてもよい。それらの情報をユーザが変更可能な場合には、その変更は、例えば、ユーザからの変更指示を受け付ける図示しない受付部と、その変更指示に応じて情報を変更する図示しない変更部とによって実現されてもよい。その図示しない受付部による変更指示の受け付けは、例えば、入力デバイスからの受け付けでもよく、通信回線を介して送信された情報の受信でもよく、所定の記録媒体から読み出された情報の受け付けでもよい。
【0079】
また、乗物情報について、いくつかの例示を行ったが、乗物情報はそれらに限定されるものではなく、乗物1の移動中に変化する情報であれば、それら以外の情報であってもよいことは言うまでもない。
【0080】
また、乗物装置10と、遊戯装置20との対応は、前述のように、一対一であってもよく、一対多であってもよいことは言うまでもない。
【0081】
また、上記各実施の形態において、乗物装置10や遊戯装置20に含まれる2以上の構成要素が通信デバイスや入力デバイス等を有する場合に、2以上の構成要素が物理的に単一のデバイスを有してもよく、あるいは、別々のデバイスを有してもよい。
【0082】
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。なお、上記実施の形態における遊戯装置20を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、乗物に設けられた乗物装置と無線通信する遊戯装置として機能させるためのプログラムであって、乗物装置から無線で送信された、乗物の移動中に変化する情報である乗物情報を受信する受信部、受信部が受信した乗物情報に応じて、乗物に対応する画像である乗物画像を表示する表示部として機能させるためのプログラムである。
【0083】
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を受信する受信部や、情報を表示する表示部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には少なくとも含まれない。
【0084】
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
【0085】
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0086】
図14は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による乗物装置10、遊戯装置20を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
【0087】
図14において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905、FD(Floppy(登録商標) Disk)ドライブ906を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
【0088】
図15は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図15において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905、FDドライブ906に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
【0089】
コンピュータシステム900に、上記実施の形態による乗物装置10、遊戯装置20の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921、またはFD922に記憶されて、CD−ROMドライブ905、またはFDドライブ906に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921やFD922、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
【0090】
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態による乗物装置10、遊戯装置20の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
【0091】
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0092】
以上より、本発明による情報通信システム等によれば、遊戯装置において、興趣をそそる乗物画像を表示することができ、例えば、乗物画像を表示するものや、ゲーム装置等として有用である。
【符号の説明】
【0093】
1 乗物
10 乗物装置
11 取得部
12 送信部
20 遊戯装置
21 受信部
22 蓄積部
23 地図情報記憶部
24 表示部
31 操作受付部
32 移動制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乗物に設けられた乗物装置と、当該乗物装置と無線通信する遊戯装置とを備えた情報通信システムであって、
前記乗物装置は、
前記乗物の移動中に変化する情報である乗物情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した乗物情報を前記遊戯装置に無線で送信する送信部と、を備え、
前記遊戯装置は、
前記送信部から無線で送信された乗物情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信した乗物情報に応じて、前記乗物に対応する画像である乗物画像を表示する表示部と、を備えた、情報通信システム。
【請求項2】
前記乗物情報は、前記乗物の速度を含んでおり、
前記表示部は、前記受信部が受信した乗物情報に含まれる速度に応じて移動する乗物画像を表示する、請求項1記載の情報通信システム。
【請求項3】
前記遊戯装置は、
地図情報が記憶される地図情報記憶部をさらに備え、
前記表示部は、前記受信部が受信した乗物情報に含まれる現在位置に応じた地図情報と、当該現在位置に応じた位置の乗物画像とを表示する、請求項1記載の情報通信システム。
【請求項4】
前記乗物情報は、前記乗物の進行方向に関する情報、前記乗物の移動手段に関する情報、前記乗物のエネルギーに関する情報のうち、任意の1以上の情報を含む、請求項1から請求項3のいずれか記載の情報通信システム。
【請求項5】
前記遊戯装置は、操作対象である前記乗物画像の移動に関する操作を行うものであり、
前記遊戯装置は、
操作者の前記乗物画像に対する操作を受け付ける操作受付部と、
前記操作受付部が受け付けた操作と、前記受信部が受信した乗物情報とに応じて、前記乗物画像を移動させる移動制御部と、をさらに備え、
前記表示部は、前記移動制御部によって移動された乗物画像を表示する、請求項1記載の情報通信システム。
【請求項6】
前記乗物情報は、前記乗物の速度、前記乗物の進行方向に関する情報、前記乗物の移動手段に関する情報、前記乗物のエネルギーに関する情報、前記乗物の位置のうち、任意の1以上の情報を含む、請求項5記載の情報通信システム。
【請求項7】
前記乗物は自動車であり、
前記遊戯装置は、前記自動車の車内で用いられる携帯端末である、請求項1から請求項6のいずれか記載の情報通信システム。
【請求項8】
乗物に設けられた乗物装置と無線通信する遊戯装置であって、
前記乗物装置から無線で送信された、前記乗物の移動中に変化する情報である乗物情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信した乗物情報に応じて、前記乗物に対応する画像である乗物画像を表示する表示部と、を備えた遊戯装置。
【請求項9】
乗物に設けられた乗物装置と無線通信する遊戯装置において、受信部と、表示部とを用いて処理される画像表示方法であって、
前記受信部が、前記乗物装置から無線で送信された、前記乗物の移動中に変化する情報である乗物情報を受信する受信ステップと、
前記表示部が、前記受信ステップで受信した乗物情報に応じて、前記乗物に対応する画像である乗物画像を表示する表示ステップと、を備えた画像表示方法。
【請求項10】
コンピュータを、
乗物に設けられた乗物装置と無線通信する遊戯装置として機能させるためのプログラムであって、
前記乗物装置から無線で送信された、前記乗物の移動中に変化する情報である乗物情報を受信する受信部、
前記受信部が受信した乗物情報に応じて、前記乗物に対応する画像である乗物画像を表示する表示部として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2011−197526(P2011−197526A)
【公開日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−65986(P2010−65986)
【出願日】平成22年3月23日(2010.3.23)
【出願人】(504050275)株式会社 ミックウェア (42)
【Fターム(参考)】