説明

手摺用コーナー接続具

【課題】製造および施工の手間、コストを抑えることができると共に、デザイン性を向上することができる手摺用コーナー接続具を提供する。
【解決手段】 手摺用コーナー接続具100は、フレーム10と、第1のカバー部材20Aと、第2のカバー部材20Bとから構成される。端板部11の端面にテーパ状側壁の凹部13が設けられ、また端板部11の内側において円周上の対向する位置の2箇所に切欠部14が設けられる。また、第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bとは、両端にそれぞれ係止爪21A,21Bが設けられ、この係止爪21A,21Bは、フレーム10の切欠部14に嵌入することで第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bがフレーム10に装着される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、壁面に沿って手摺を取り付けるときコーナー部に取り付けられる手摺用コーナー接続具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
公共施設や住宅の階段や廊下などには、安全や誘導用として手摺が設けられており、特に最近では広い世代が共通に安全に過ごせる居住環境を作るという要望からマンションや一般家庭の廊下や階段などの側壁に手摺を設ける需要が増えてきている。手摺には、階段の昇り降りなどの場合にしっかり握れるように丸棒状の手摺が多く使用されている。廊下の曲がり角や階段の踊り場では、手摺を連続的に設けるためには、手摺用コーナー接続具が用いられている。
【0003】
例えば、凹状又は凸状の角 部を有する壁面上に、該壁面に沿って且つ角部を跨いで手摺を連続的に設置する場合、角部に対応する位置においては、一方側の壁面側に設置される直形手摺の端部と、他方の壁面側に設置される直形手摺の端部とを、予めエルボ状に屈曲成形された屈曲手摺によって接続し、これによって壁面上における手摺の連続性を実現している。
【0004】
近年、金属、木製の手摺に代わって、木質感のある合成樹脂を使用した手摺が普及してきている。この合成樹脂製手摺は、長手方向に切り欠かれた合成樹脂製筒状体の内側に、該筒状体の中空部に合致する長尺状で各種形状の金属フレームを嵌入補強した構成である。
【0005】
このような合成樹脂製手摺を連続して取り付ける場合において、途中から上下左右等に取り付け方向を変える際、取り付け角度が自由に変えられる合成樹脂製手摺の取付構造に使用される可変継ぎ手が提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
特許文献1に係る合成樹脂製手摺の取付構造に使用される可変継ぎ手は、湾曲円筒状部材とボスで構成されている。湾曲円筒状部材は、外周面が長手方向に切り欠かれた湾曲円筒状で、その両端面に円形板体が一体に形成され、また、この両円形板体には、それぞれボス取付用の中心孔と、この中心孔の周囲に合成樹脂製手摺の金属フレームに取り付けるための複数個のネジ止め孔が一体に形成されている。
【0007】
【特許文献1】特開平10−121689号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に係る合成樹脂製手摺の取付構造に使用される可変継ぎ手は、円形板体の端面と手摺の金属フレームの端面とをそのまま連結するため、間隙が存在し、デザイン性が欠けているという問題点がある。
【0009】
また、特許文献1に係る合成樹脂製手摺の取付構造に使用される可変継ぎ手の場合、カバー部材は柔らかい樹脂材を使用して、接着をしない限り使用中に外れてしまう恐れがあるので、開口部等を接着することが必要である。そのため、施工が複雑となり、コストも高くなるという問題点があった。
【0010】
また、カバー部材が接着剤で固着されているため、カバー部材の交換等において取り付けおよび取り外しを簡易に行うことができないという問題点があった。
【0011】
なお、特許文献1に係る合成樹脂製手摺の取付構造に使用される可変継ぎ手は、手摺のエンドとして利用する場合、円形板体の端面により壁面が傷つく可能性がある。
【0012】
そこで、本発明は、このような問題点を考慮してなされたもので、製造および施工の手間、コストを抑えることができると共に、デザイン性を向上することができる手摺用コーナー接続具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するため、本発明に係る手摺用コーナー接続具は、特許請求の範囲の請求項1〜4に記載の手段を採用する。
【0014】
即ち、請求項1に記載のように、少なくとも一端が長尺状の手摺部材に接続される手摺用コーナー接続具において、2個の端板部と、前記端板部の間に位置して前記端板部と一体に形成される湾曲部とから構成されるフレームと、前記湾曲部の周囲を覆う第1のカバー部材と第2のカバー部材とからなるカバー部材とを備え、前記端板部と前記カバー部材との間に互いに係脱可能な切欠部と係止爪を有し、かつ前記第1のカバー部材と第2のカバー部材とは同一形状に形成されることを特徴とする。
【0015】
また、請求項2に記載のように、請求項1の手摺用コーナー接続具において、前記湾曲部の中央部に前記第1のカバー部材と前記第2のカバー部材を位置決めすると共に、前記湾曲部を補強する補強部が設けられることを特徴とする。
【0016】
また、請求項3に記載のように、請求項1または2の手摺用コーナー接続具において、前記端板部の端面には、前記長尺状の手摺部材の端部に設けられたテーパ部を嵌入するためのテーパ状側壁の凹部を有することを特徴とする。
【0017】
また、請求項4に記載のように、請求項3の手摺用コーナー接続具において、前記凹部に嵌入するテーパ部を有し、前記フレームの一端に装着されるスペーサをさらに備え、一端が前記長尺状の手摺部材に接続され、他端が前記スペーサを介して壁面に装着されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
請求項1に記載の発明においては、湾曲部の周囲を覆う第1のカバー部材と第2のカバー部材とからなるカバー部材を用いることで、カバー部材は同一形状のものを2個使用することができ、カバー部材の製造が容易になる。また、端板部とカバー部材との間に互いに係脱可能な切欠部と係止爪を有することで、施工の手間、コストを抑えることができると共に、デザイン性を向上することができる。美観性と操作性とを共に図ることができる。
【0019】
また、カバー部材を装着する際に、接着等の作業が不要となり、カバー部材の交換等において取り付けおよび取り外しを簡易に行うことができる。
【0020】
請求項2に記載の発明においては、湾曲部の中央部に第1のカバー部材と第2のカバー部材を位置決めすると共に、湾曲部を補強する補強部を設けることで、湾曲部が薄く形成しても所望の強度を得ることができ、また、第1のカバー部材と第2のカバー部材の装着が容易にできる。
【0021】
請求項3に記載の発明においては、端板部の端面に、長尺状の手摺部材の端部に設けられたテーパ部を嵌入するためのテーパ状側壁の凹部を有することで、従来のような間隙が存在せず、美観性が優れている。
【0022】
請求項4に記載の発明においては、スペーサを備えることで、手摺のエンドとして利用できる。また、スペーサを壁面に装着することで、壁面に傷をつけることを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
本発明に係る手摺用コーナー接続具を実施するための最良の形態を、図を参照して説明する。
【0024】
図1は、第1の実施の形態の手摺用コーナー接続具100の構成を示す分解斜視図である。図2は、フレーム10の構成を示す側面図である。図3は、手摺コーナーとしての組立状態を示す斜視図である。
【0025】
図1、図2に示すように、手摺用コーナー接続具100は、フレーム10と、第1のカバー部材20Aと、第2のカバー部材20Bとから構成されている。
【0026】
フレーム10は、2個の端板部11と、この2個の端板部11の間に位置して端板部11と一体に形成される湾曲部12とから構成される。このフレーム10は、金属材または合成樹脂材等を材料に形成され、この例において、金属材で形成される。
【0027】
端板部11の端面にテーパ状側壁の凹部13が設けられている。また、端板部11の内側(湾曲部12側)において円周上の対向する位置の2箇所に切欠部14が設けられている。この例では、端板部11の内側に段差部を設け、この段差部の外周面に2箇所に切欠部14が設けられている。各切欠部14は、第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bの係止爪21A,21Bが嵌入できるように形成されている。
【0028】
また、端板部11に貫通穴15と、複数の取付ネジ用穴16と、スペーサ30(後述の第2の実施の形態参照)を取り付けるための貫通穴17とが設けられている。湾曲部12の中央部に第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bを位置決めすると共に、湾曲部12を補強する補強部18が設けられる。さらに、湾曲部12の外側に第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bの嵌合柱22A,22Bおよび嵌合筒23A,23Bを回避するための逃げ部19が形成されている。
【0029】
カバー部材は、樹脂材料で形成された第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bとからなる。第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bとは同一形状に形成されている。
【0030】
第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bとは、両端にそれぞれ係止爪21A,21Bが設けられている。この係止爪21A,21Bは、フレーム10の切欠部14に嵌入することで第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bがフレーム10に装着される。
【0031】
また、第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bとは、内面から延設される位置決め柱状部22A,22Bと、位置決め筒状部23A,23Bと、位置決め凹状部24A,24Bとが設けられている。ここで、第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bにおいて、外周側に位置決め柱状部22A,22Bと位置決め筒状部23A,23Bがそれぞれ所定の位置に配置され、内周側に位置決め柱状部22A,22Bと位置決め筒状部23A,23Bがそれぞれ所定の位置に配置されている。また、位置決め柱状部22A,22Bが位置決め筒状部23A,23Bに挿入できるように形成されている。また、位置決め凹状部24A,24Bの内表面が凹凸状に形成されている。これにより、補強部18と緊密に接触することができる。
【0032】
続いて、図3を参照しながら手摺用コーナー接続具100の装着方法について説明する。
【0033】
また、図3に示すように、手摺用コーナー接続具100を装着する際に、まず、取付用ネジ50でフレーム10を長尺状の手摺部材1に固定する。ここで、2本の長尺状の手摺部材1の端部に設けられたテーパ部3をフレーム10の2個の端板部11の凹部13にそれぞれ配置し、取付用ネジ50を取付ネジ用穴16を介して手摺部材1の端面2に螺入する。
【0034】
次に、第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bとをフレーム10に装着する。ここで、フレーム10の補強部18を位置決め凹状部24A,24Bに嵌め込むように、さらに位置決め柱状部22A,22Bをそれぞれ位置決め筒状部23A,23Bに嵌め込むように第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bとを対向して装着し、そして、第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bの係止爪21A,21Bをフレーム10の切欠部14に嵌入するように外側から押圧する。これで手摺用コーナー接続具100の装着が完了する。
【0035】
このように本実施の形態において、手摺用コーナー接続具100は、フレーム10と、第1のカバー部材20Aと、第2のカバー部材20Bとから構成される。端板部11の端面にテーパ状側壁の凹部13が設けられ、また端板部11の内側において円周上の対向する位置の2箇所に切欠部14が設けられる。また、第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bとは、両端にそれぞれ係止爪21A,21Bが設けられ、この係止爪21A,21Bは、フレーム10の切欠部14に嵌入することで第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bがフレーム10に装着される。
【0036】
これにより、カバー部材は同一形状のものを2個使用することができ、カバー部材の製造が容易になる。また、端板部11とカバー部材との間に係脱可能に装着するための切欠部14と係止爪21A,21Bを設けることで、施工の手間、コストを抑えることができると共に、デザイン性を向上することができる。美観性と操作性とを共に図ることができる。
【0037】
また、カバー部材を装着する際に、接着等の作業が不要となり、カバー部材の交換等において取り付けおよび取り外しを簡易に行うことができる。
また、手摺部材1の端部に設けられたテーパ部3をフレーム10の2個の端板部11の凹部13に配置し、且つ手摺部材1の外周面と端板部11の外周面が同一外径を有するように形成されることで、従来のような間隙が存在せず、美観性が優れている。
【0038】
また、湾曲部12の中央部に第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bを位置決めすると共に、湾曲部12を補強する補強部18を設けることで、湾曲部12が薄く形成しても所望の強度を得ることができ、また、第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bの装着が容易にできる。
【0039】
以下、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態において、手摺用コーナー接続具200は、フレーム10と、第1のカバー部材20Aと、第2のカバー部材20Bと、スペーサ30とから構成されている。
【0040】
フレーム10、第1のカバー部材20A、および第2のカバー部材20Bは、上述した第1の実施の形態と同様な構成を有する。ここで、詳細説明を省略する。
【0041】
図4は、スペーサ30の構成を示す図である。図4(a)はスペーサ30の平面図で、図4(b)はスペーサ30の側面図である。図4に示すように、スペーサ30は、例えば樹脂材料で形成され、テーパ32を形成された円盤31と、3つの柱部33とから構成されている。円盤31の中央部にフレーム10の端板部11上の取付ネジ用穴16と対応する取付ネジ用挿通部34が設けられている。また、柱部33はフレーム10の端板部11上の貫通穴17に嵌め込むことができるように形成されている。
【0042】
図5は、第2の実施の形態の手摺エンドとしての組立状態を示す斜視図である。図6は、手摺エンドとしての組立後の状態を示す断面図である。
【0043】
図5,図6に示すように、手摺用コーナー接続具200を装着する際に、まず、取付用ネジ50でフレーム10の一端を長尺状の手摺部材1に固定する。ここで、長尺状の手摺部材1の端部に設けられたテーパ部3をフレーム10の端板部11の凹部13に配置し、取付用ネジ50を取付ネジ用穴16を介して手摺部材1の端面2に螺入する。
【0044】
次に、フレーム10の他端をスペーサ30を介して壁面40に固定する。ここで、スペーサ30をフレーム10と壁面との間に配置し、取付用ネジ60でフレーム10を壁面40に固定する。ここで、スペーサ30のテーパ部32をフレーム10の端板部11の凹部13に配置し、取付用ネジ60を取付ネジ用穴16を介して壁面40に螺入する。
【0045】
次に、第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bとをフレーム10に装着する。ここで、フレーム10の補強部18を位置決め凹状部24A,24Bに嵌め込むように、さらに位置決め柱状部22A,22Bをそれぞれ位置決め筒状部23A,23Bに嵌め込むように第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bとを対向して装着し、そして、第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bの係止爪21A,21Bをフレーム10の切欠部14に嵌入するように外側から押圧する。これで手摺用コーナー接続具200の装着が完了する。
【0046】
このように本実施の形態において、手摺用コーナー接続具200は、フレーム10と、第1のカバー部材20Aと、第2のカバー部材20Bと、スペーサ30とから構成される。端板部11の端面にテーパ状側壁の凹部13が設けられ、また端板部11の内側において円周上の対向する位置の2箇所に切欠部14が設けられる。また、第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bとは、両端にそれぞれ係止爪21A,21Bが設けられ、この係止爪21A,21Bは、フレーム10の切欠部14に嵌入することで第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bがフレーム10に装着される。
【0047】
これにより、カバー部材は同一形状のものを2個使用することができ、カバー部材の製造が容易になる。また、端板部11とカバー部材との間に係脱可能に装着するための切欠部14と係止爪21A,21Bを設けることで、施工の手間、コストを抑えることができると共に、デザイン性を向上することができる。美観性と操作性とを共に図ることができる。
【0048】
また、手摺のエンドとして利用できる。また、スペーサ30を壁面40に装着することで、壁面40に傷をつけることを防止することができる。
【0049】
なお、上述実施の形態において、手摺用コーナー接続具100,200は、フレーム10に切欠部14が設けられ、第1のカバー部材20Aと第2のカバー部材20Bとは、両端にそれぞれ係止爪21A,21Bが設けられるものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、フレームに係止爪を設け、第1のカバー部材と第2のカバー部材にそれぞれ切欠部14を設けるようにしてもよい。
【0050】
また、上述実施の形態においては、手摺用コーナー接続具100,200が、丸棒状手摺に対応するように形成したものであるが、これに限定されるものではない。他の形状の手摺に対応するように形成してもよい。
【0051】
また、上述実施の形態において、手摺用コーナー接続具100,200は、フレーム10に1個の補強部18が設けられるものとしたが、これに限定されるものではない。場合によって複数の補強部を設けるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明に係る手摺用コーナー接続具は、公共施設や住宅など廊下や階段の手摺からトイレや玄関の補助手摺まで広範囲な用途の手摺のコーナーまたはエンドに利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】第1の実施の形態の手摺用コーナー接続具100の構成を示す分解斜視図である。
【図2】フレーム10の構成を示す側面図である。
【図3】手摺コーナーとしての組立状態を示す斜視図である。
【図4】スペーサ30の構成を示す図である。
【図5】第2の実施の形態の手摺エンドとしての組立状態を示す斜視図である。
【図6】手摺エンドとしての組立後の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
【0054】
1 手摺部材
2 端面
3 テーパ部
10 フレーム
11 端板部
12 湾曲部
13 凹部
14 切欠部
15 貫通穴
16 取付ネジ用穴
17 貫通穴
18 補強部
19 逃げ部
20A 第1のカバー部材
20B 第2のカバー部材
21A,21B 係止爪
22A,22B 位置決め柱状部
23A,23B 位置決め筒状部
24A,24B 位置決め凹状部
30 スペーサ
31 円盤
32 テーパ
33 柱部
40 壁面
50,60 取付用ネジ
100,200 手摺用コーナー接続具

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一端が長尺状の手摺部材に接続される手摺用コーナー接続具において、
2個の端板部と、前記端板部の間に位置して前記端板部と一体に形成される湾曲部とから構成されるフレームと、
前記湾曲部の周囲を覆う第1のカバー部材と第2のカバー部材とからなるカバー部材とを備え、
前記端板部と前記カバー部材との間に互いに係脱可能な切欠部と係止爪を有し、かつ前記第1のカバー部材と第2のカバー部材とは同一形状に形成されることを特徴とする手摺用コーナー接続具。
【請求項2】
前記湾曲部の中央部に前記第1のカバー部材と前記第2のカバー部材を位置決めすると共に、前記湾曲部を補強する補強部が設けられることを特徴とする請求項1記載の手摺用コーナー接続具。
【請求項3】
前記端板部の端面には、前記長尺状の手摺部材の端部に設けられたテーパ部を嵌入するためのテーパ状側壁の凹部を有することを特徴とする請求項1または2記載の手摺用コーナー接続具。
【請求項4】
前記凹部に嵌入するテーパ部を有し、前記フレームの一端に装着されるスペーサをさらに備え、
一端が前記長尺状の手摺部材に接続され、他端が前記スペーサを介して壁面に装着されることを特徴とする請求項3記載の手摺用コーナー接続具。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−2216(P2008−2216A)
【公開日】平成20年1月10日(2008.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−174655(P2006−174655)
【出願日】平成18年6月23日(2006.6.23)
【出願人】(000214272)長瀬産業株式会社 (137)
【出願人】(506218217)ナガセエコプラス株式会社 (1)
【出願人】(000169329)アトムリビンテック株式会社 (81)
【Fターム(参考)】