説明

把手用の孔部を備えた合成樹脂製容器

【課題】容器本体の中央近傍に把手用の孔部を備えた合成樹脂製容器において、孔部の周囲に形成される環状のピンチオフ部を補強し、ウォーターハンマー現象による衝撃によっても環状のピンチオフ部の破断を防止できる把手用の孔部を備えた合成樹脂製容器を創出する。
【解決手段】口筒部2、筒状の胴部4及び底部を有する容器本体1が、ブロー成形法により形成される有底筒状の合成樹脂製容器であって、胴部4の中央近傍の位置に胴部4を形成する一対の正面壁4Aと背面壁4Bとの間を貫通する孔部7が設けられ、孔部7を形成する孔部壁面7Aに、ピンチオフ部8Bが環状に形成されており、少なくとも容器本体1の内部側で且つ環状のピンチオフ部8Bの底部側の位置に厚肉部9aが形成された構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブロー成形法により製造される合成樹脂製容器に関わり、特に胴部に把手用の孔部を備えた合成樹脂製容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂製の中空パリソンをブロー成形して得られる合成樹脂製容器が知られており、現在では、合成樹脂製容器が市場で主流になりつつある。
【0003】
このような合成樹脂製容器は、大型になると持ち難くなるため、消費者の利便性を考慮した把手用の孔部を備えた容器が開発されており、例えば以下の特許文献が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第2696450号公報
【特許文献2】特開平11−277615号公報
【特許文献3】特開2001−179815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、このような合成樹脂製容器は、上記特許文献1、2及び3に記載のように、把手用の孔部が容器本体の中心から左右のいずれか一方向の片寄った位置に形成された構成が一般的である。このため、例えば合成樹脂製容器を右手で把持する場合にはそのままの状態で把持することができるが、左手で把持しようとする場合には合成樹脂製容器の姿勢を180度回転させた後でなければ、あるいは合成樹脂製容器を把持しようとする者が容器本体の反対側に移動してからでないと左手で把持することができないといった不便な面があった。
【0006】
このため、最近では、需要者の利便性を向上させるべく、把手用の孔部を合成樹脂製容器の胴部中央に設けることにより、右手で把持する場合と左手で把持する場合とを問わずどちらからでも同じように把持できるようにした合成樹脂製容器も開発されている。
【0007】
ところで、把手用の孔部は、上記特許文献1、2等に記載されているように、容器本体をブロー成形金型から取り出した後に孔部中心に残存している部分を除去することにより形成される。除去後、孔部の深さ方向の中間部分の孔部壁面には、ピンチオフ部が環状に形成されることになるが、例えば合成樹脂製容器が落下したときに生じやすいウォーターハンマー現象による衝撃が起こると、ピンチオフ部が破断して孔部から内容物が漏れ出してしまうという問題があった。
【0008】
特に、把手用の孔部を容器本体の胴部中央に設けた合成樹脂製容器においては、ウォーターハンマー現象による衝撃が、直接的にピンチオフ部に加わりやすい構造であるため、把手用の孔部が左右のいずれか一方の位置に形成された合成樹脂製容器に比較してピンチオフ部での破断による液漏れが起きやすい。
【0009】
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく、容器本体の中央近傍に把手用の孔部を備えた合成樹脂製容器において、該孔部の周囲に形成される環状のピンチオフ部の強度を高めることにより、ウォーターハンマー現象による衝撃によっても環状のピンチオフ部の破断を防止できるようにした把手用の孔部を備えた合成樹脂製容器を創出することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の主たる構成は、
口筒部、筒状の胴部及び底部を有する容器本体が、ブロー成形法により形成される有底筒状の合成樹脂製容器であって、
胴部の中央近傍の位置に胴部を形成する一対の正面壁と背面壁との間を貫通する孔部が設けられ、孔部を形成する孔部壁面に、ピンチオフ部が環状に形成されており、
少なくとも容器本体の内部側で且つ環状のピンチオフ部の底部側の位置に厚肉部が形成されていることを特徴とすると云うものである。
【0011】
孔部は、ブロー成形時に胴部の正面壁及び背面壁を部分的に陥没形成してなる孔部の底面同士を熱溶着して切除片を形成した後に、この切除片を除去することによって形成され、このとき同時に孔部壁面に環状のピンチオフ部が形成される。孔部壁面は容器本体の他の部分に比較し、薄肉であり、且つ熱溶着している環状のピンチオフ部の強度も低い状態にある。このため、容器本体が鉛直方向に落下した場合は、容器本体の中央近傍に設けられた孔部により大きな衝撃が加わることになり、破断の原因となりやすい状態にある。
【0012】
上記構成では、鉛直方向の一方である環状のピンチオフ部の下部(底部)側を厚肉部で補強することにより、孔部の強度を飛躍的に高め、ウォーターハンマー現象による衝撃にも耐えうる合成樹脂製容器を提供する。
【0013】
また本発明の他の構成は、請求項1記載の発明において、孔部が楕円状であり、楕円の長径が口筒部と底部とを結ぶ鉛直方向に沿って配置されている、と云うものである。
【0014】
上記構成の合成樹脂製容器では、孔部の形状を鉛直方向に縦長の楕円状とすることにより、ウォーターハンマー現象が起きた際に孔部に加わる衝撃を緩和する。なお、この楕円状には長円も含まれる。
【0015】
また本発明の他の構成は、請求項1または2記載の発明において、厚肉部が、容器本体の内部で且つ環状のピンチオフ部の口筒部側の位置にも形成されている、と云うものである。
【0016】
上記構成の合成樹脂製容器では、環状のピンチオフ部の上端側に形成した厚肉部により、孔部の上端側を補強する。
【0017】
また本発明の他の構成は、請求項1または2記載の発明において、4つ以上の厚肉部が、容器本体の内部で且つ環状のピンチオフ部に沿って所定の間隔で形成されている、と云うものである。
【0018】
上記構成の合成樹脂製容器では、所定の間隔で形成された複数の厚肉部が孔部の全体を強固に補強する。
【0019】
さらに本発明の他の構成は、請求項1または2記載の発明において、厚肉部が、器本体の内部で且つ環状のピンチオフ部に沿って周設されている、と云うものである。
【0020】
上記構成の合成樹脂製容器では、環状のピンチオフ部の周囲に周設された厚肉部が孔部を全周に亘って強固に補強する。
【発明の効果】
【0021】
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明の主たる構成においては、容器本体の中央近傍に孔部を備えるという斬新なデザインからなる合成樹脂製容器において、ウォーターハンマー現象の衝撃による環状のピンチオフ部の破断を効果的に抑制することにより、孔部からの液漏れを防止することができる。
【0022】
また孔部が楕円状であり、楕円の長径が口筒部と底部とを結ぶ鉛直方向に沿って配置されているとする構成にあっては、円形の孔部または水平方向に横長楕円状の孔部に比較し、水からの応力を受ける面積を小さくすることができるため、ウォーターハンマー現象時に孔部に加わる衝撃が緩和され、より衝撃に強い合成樹脂製容器とすることができる。
【0023】
また厚肉部が、容器本体の内部側で且つ環状のピンチオフ部の口筒部側の位置にも形成される構成にあっては、地面に対して、容器本体の口筒部側が衝突した場合及び底部側が衝突した場合のいずれであっても、環状のピンチオフ部の破断を確実に抑制し、孔部からの液漏れを確実に防止することができる。
【0024】
また4つ以上の厚肉部が、容器本体の内部で且つ環状のピンチオフ部に沿って所定の間隔で形成される構成にあっては、環状のピンチオフ部の強度をより高めることができ、より大きな衝撃にも耐えて孔部からの液漏れの起きにくい合成樹脂製容器とすることができる。
【0025】
さらに、厚肉部が、器本体の内部で且つ環状のピンチオフ部に沿って周設される構成にあっては、さらに環状のピンチオフ部の全体の強度を強化することができるため、容器本体がどのような姿勢で地面等に落下した場合であっても、環状のピンチオフ部の破断を抑制し、孔部からの液漏れをより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の合成樹脂製容器の正面図である。
【図2】本発明の合成樹脂製容器の側面図である。
【図3】本発明の合成樹脂製容器の平面図である。
【図4】図1に示すIV−IV線における横断面図である。
【図5】図1に示すV−V線における拡大断面図であり、Aは孔部が形成される直前の状態、Bは孔部が形成された後の状態を示している。
【図6】図1に示すVI−VI線における縦断面図であると共に、合成樹脂製容器を部分的に拡大して示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の実施例としての合成樹脂製容器を示す正面図、図2は合成樹脂製容器の側面図、図3は合成樹脂製容器の平面図、図4は図1に示すIV−IV線における横断面図、図5は図1に示すV−V線における拡大断面図であり、Aは孔部が形成される直前の状態、Bは孔部が形成された後の状態を示している。また図6は図1に示すVI−VI線における縦断面図であると共に、合成樹脂製容器を部分的に拡大して示す断面図である。
【0028】
図1乃至図6に示す合成樹脂製容器は、例えばポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等の合成樹脂材料からなるパリソンを、成形金型内においてブロー成形することにより形成されるものである。この実施の形態では、容器本体1が、一対の正面壁4A及び背面壁4Bとこれらの両側に設けられる側壁4C,4Cとを備えた胴部4と、この胴部4の下部側に設けられる底部5とにより有底筒状に形成されており、胴部4の上部に口筒部2が一体に設けられている。合成樹脂製容器は、この口筒部2に図示しないキャップ、あるいはノズルヘッドなどが取り付けられた密封状態で販売される。
【0029】
図1及び図2に示すように、容器本体1を形成する胴部4の上部(口筒部)側の位置には略楕円形状からなる凹部6が陥没形成されている。そして、この凹部6の中心には正面壁4Aと背面壁4Bとの間を垂直に貫く孔部7が形成されている。図1に示すように、孔部7は楕円形状で形成されている。より詳しくは、孔部7は長径側を口筒部2と底部5を結ぶ鉛直方向に、短径側を水平方向にそれぞれ一致させた縦長楕円状として形成されている。
【0030】
孔部7は、容器本体1を把持する際の把手用として利用されるものであるが、容器本体1を形成する正面壁4A及び背面壁4Bの横幅方向の中央近傍に形成されていればよく、正面壁4A及び背面壁4Bの横幅方向の中心位置に高い精度で形成されている必要はない。また鉛直方向の高さ位置についても特に制限はないが、把持しやすさ及びデザイン性を考慮した場合に、容器本体1の全高の1/2よりも上部側の位置に設けた構成が好ましい。
【0031】
孔部7を、容器本体1を形成する胴部4の正面壁4A及び背面壁4Bの中央近傍に形成したことにより、この合成樹脂製容器を把持しようとする者の手が右手であるか左手であるか問わない。すなわち、従来のように容器本体1の姿勢を180度回転させることなく、あるいは容器本体1を把持しようとする者が把持しやすい位置に移動することなく、右手でも左手でも同じように安定して把持することが可能である。
【0032】
この合成樹脂製容器は、例えば液体洗剤、洗濯用の柔軟剤、シャンプーあるいはリンスなどの内容物(商品)を充填するための容器として使用される。容器本体1を形成する胴部4の正面壁4A及び背面壁4Bの中央近傍に形成された孔部7は、この合成樹脂製容器のデザインを斬新的でユニークなものとし、商品の購買力の向上させる上で重要な役割を担っている。
【0033】
正面壁4Aの下方にはラベル領域10が設けられている。このラベル領域10には、例えば商品名、用途、成分、製造元など各種の商品情報が印刷されたシール状のラベル、あるいはインモールドラベルが設けられる。なお、背面壁4B側の構成も正面壁4Aと同様である。
【0034】
図2乃至図6に示すように、孔部7の深さ方向の中間部には、孔部7を形成する孔部壁面7Aに、環状(本実施の形態では楕円状)からなるピンチオフ部8Bが形成されている。このピンチオフ部8Bは、コマ金型(入り子)を有する一対の割型からなる成形金型内でパリソンをブロー成形する際に,孔部7と同時に形成される。
【0035】
すなわち、成形金型(図示せず)内でパリソンをブローして延伸させ容器本体1を形成するが、このとき図5Aに一点鎖線示すように、一方のコマ金型(入り子)11と他方のコマ金型(入り子)12とにより、容器本体1の正面壁4A及び背面壁4Bに凹部6,6と、この凹部6,6に続く薄肉状の孔部壁面7A,7Aが形成される。そして一方のコマ金型(入り子)11と他方のコマ金型(入り子)12との間に、一方の孔部7の底面と他方の孔部7の底面とが強固に挟まれ、この状態で互いに熱融着されて切除片8Aが形成される。ブロー成形後、この切除片8Aが切断線Cで除去されることにより孔部7が貫通形成される。そして、このとき同時に正面壁4Aの孔部壁面7Aと背面壁4Bの孔部壁面7Aとの境界部分に、環状のピンチオフ部8Bが形成される。
【0036】
図5A及び図5Bなどに示すように、本発明では、厚肉部9aが、少なくとも容器本体1の内部側(内溶液が充填される側)で、且つ環状に形成されたピンチオフ部8Bの鉛直方向の下部側(底部側)となる位置に形成されている。この厚肉部9aは、合成樹脂製容器を形成する肉厚寸法よりも厚い寸法、特に薄肉で形成される孔部壁面7Aの肉厚寸法よりも厚い寸法で形成されており、孔部7を補強している。
【0037】
すなわち、厚肉部9aは、環状のピンチオフ部8Bの強度を高める機能を有し、互いに熱融着し合う正面壁4A側の孔部壁面7Aと背面壁4B側の孔部壁面7Aとの境界部分の破断を抑制する。このため、特に合成樹脂製容器が、底部5側を地面等に向けた状態で落下し、孔部7にウォーターハンマー現象による衝撃が加わったとしても、鉛直線上の下端側に設けられた厚肉部9aが環状のピンチオフ部8Bの破断を効果的に抑制し、この部分から内溶液が外部に漏れることを確実に防止することを可能とする。これにより、胴部4を形成する正面壁4A及び背面壁4Bの中央近傍に把手用の孔部を備えた合成樹脂製容器の商品価値の低下を抑えることができる。なお、厚肉部9aの好ましい幅寸法は2mm〜7mmである。
【0038】
また図6に破線で示すように、厚肉部9bを、容器本体1の内部側で、且つ環状に形成されたピンチオフ部8Bの鉛直方向の上部側(口筒部側)となる位置にも設けた構成とすることが好ましい。この構成では、環状のピンチオフ部8Bの上端側の破断を防止することができ、孔部7の鉛直方向の上端と下端の二箇所を補強することができるため、より大きな衝撃にも耐えて液漏れの起き難い合成樹脂製容器とすることができる。
【0039】
以上、実施例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではない。
【0040】
例えば、上記実施の形態では厚肉部を、環状のピンチオフ部8Bの下端、及び上端に形成した構成を示して説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、上下左右の4箇所の位置に形成する構成とするものであってよいし、または4つ以上の厚肉部を環状のピンチオフ部8Bに沿って所定の間隔で間欠形成する構成としたものであってもよい。あるいは環状のピンチオフ部8Bの全体に亘って厚肉部を周設した構成とすることもできる。このような構成にすると、環状からなるピンチオフ部8Bの全体の強度をさらに高めることができ、より大きな衝撃にも耐えて液漏れの起き難い合成樹脂製容器とすることが可能となる。
【0041】
また上記実施の形態では、合成樹脂製容器の材料として、ポリプロピレン(PP)とポリエチレン(PE)を示して説明したが、これらに限られるものではなく、例えばポリスチレン(PS)やポリエチレンテレフタレート(PET)などその他の合成樹脂材料を用いたものであってもよい。またこれらの合成樹脂は単層構造であってもよいし、積層構造であってもよい。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明の把手用の孔部を備えた合成樹脂製容器は、胴部の中央近傍に設けられた孔部が容器本体のデザイン性を高めると共に、ウォーターハンマー現象による衝撃による孔部の破断を抑えて、商品価値の低下を防止しようとする合成樹脂製容器分野における用途展開をさらに広い領域で図ることができる。
【符号の説明】
【0043】
1 ;容器本体
2 ;口筒部
4 ; 胴部
4A ;正面壁
4B ;背面壁
4C ;側壁
5 ;底部
6 ;凹部
7 ;孔部
7A ;孔部壁面
8A ;切除片
8B ;環状のピンチオフ部
9a ;厚肉部
9b ;厚肉部
10 ;ラベル領域
11 ;コマ金型(入り子)
12 ;コマ金型(入り子)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
口筒部(2)、筒状の胴部(4)及び底部(5)を有する容器本体(1)が、ブロー成形法により形成される有底筒状の合成樹脂製容器であって、
前記胴部(4)の中央近傍の位置に前記胴部(4)を形成する一対の正面壁(4A)と背面壁(4B)との間を貫通する孔部(7)が設けられ、該孔部(7)を形成する孔部壁面(7A)に、ピンチオフ部(8B)が環状に形成されており、
少なくとも前記容器本体(1)の内部側で且つ前記環状のピンチオフ部(8B)の前記底部(5)側の位置に厚肉部(9a)が形成されていることを特徴とする把手用の孔部を備えた合成樹脂製容器。
【請求項2】
孔部(7)が楕円状であり、該楕円の長径が口筒部(2)と底部(5)とを結ぶ鉛直方向に沿って配置されている請求項1記載の把手用の孔部を備えた合成樹脂製容器。
【請求項3】
厚肉部(9b)が、容器本体(1)の内部で且つ環状のピンチオフ部(8B)の口筒部(2)側の位置にも形成されている請求項1又は2記載の把手用の孔部を備えた合成樹脂製容器。
【請求項4】
4つ以上の厚肉部が、容器本体(1)の内部で且つ環状のピンチオフ部(8B)に沿って所定の間隔で形成されている請求項1又は2記載の把手用の孔部を備えた合成樹脂製容器。
【請求項5】
厚肉部が、容器本体(1)の内部で且つ環状のピンチオフ部(8B)に沿って周設されている請求項1又は2記載の把手用の孔部を備えた合成樹脂製容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−158363(P2012−158363A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−19052(P2011−19052)
【出願日】平成23年1月31日(2011.1.31)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】