説明

抗炎症剤及び該抗炎症剤を含有する食品

【課題】優れた抗炎症作用、抗アレルギー作用を奏するとともに、豊富な食物繊維を含む抗炎症剤及び該抗炎症剤を含有する食品を提供すること。
【解決手段】ハトムギ(Coix lachrymal-jobiL.subsp.mayuen T.Koyama)からなる抗炎症剤であって、前記ハトムギが、発芽ハトムギ及び/又はハトムギの葉部である抗炎症剤及び該抗炎症剤を含有する食品とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハトムギ(Coix lachrymal-jobiL.subsp.mayuen T.Koyama)からなる抗炎症剤であって該ハトムギが発芽ハトムギ及び/又はハトムギの葉部である抗炎症剤、該抗炎症剤を含有する食品に関し、その目的は、優れた抗炎症作用、抗アレルギー作用を有する抗炎症剤及び食品を提供することにある。
【背景技術】
【0002】
近年、アトピー性皮膚炎や花粉症など、炎症性疾患の患者数が増大し、その多様な疾患に対する種々の治療剤が開発されてきた。このような治療剤の代表的なものとしては、ステロイド系と非ステロイド系の抗炎症剤が挙げられる。
前記ステロイド系の薬剤は、効果が高いことで知られるものの、その過剰使用による副作用が問題となってきている。また、非ステロイド系の抗炎症剤であるアスピリンや、インドメタシンは、多量に服用することにより、急性の胃潰瘍を発症するなど深刻な副作用を有している。
【0003】
そこで、上記ステロイド・非ステロイド系薬剤に代わり副作用の少ない天然物由来成分を含む抗炎症剤の開発が進んできた。このような抗炎症剤としては、例えば、バラ科サクラ属の植物であるプルーンの葉を用いた抗炎症剤(特許文献1参照)、ヒャクジツセイの茎柄及び葉、コウカツツジの花及び樹皮、モウボクジュの樹皮、サラソウジュの樹皮、及びコウザンレキの樹皮の抽出物からなる抗炎症剤(特許文献2参照)が挙げられる。
【0004】
一方、古くから漢方薬として汎用されているハトムギの種子は、ヨクイニンとして知られる。その効果は、健胃、解熱、利尿、解毒効果が広く知られている。ハトムギの葉部に関しては、その効果について徐々に研究が進められ、例えば、特許文献3には、ハトムギ若葉含有の健康食品が開示され、詳細には、ハトムギの若葉(葉の長さが10cm以下のもの)を用いる健康食品が記載されている。
【0005】
【特許文献1】特開平10−114669号公報
【特許文献2】特開2001−226273号公報
【特許文献3】特開2004−283112号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者は、ハトムギ(Coix lachrymal-jobiL.subsp.mayuen T.Koyama)に関する鋭意研究の結果、発芽ハトムギ及び/又はハトムギの葉部が、優れた抗炎症作用、抗アレルギー作用を奏することを見出し、本発明に至った。
【0007】
本発明の課題は、優れた抗炎症作用、抗アレルギー作用を奏するとともに、豊富な食物繊維を含む抗炎症剤及び食品を提供することにある。詳細には、発芽ハトムギ(Coix lachrymal-jobiL.subsp.mayuen T.Koyama)及び/又はハトムギの葉部からなる抗炎症剤及び該抗炎症剤を含む食品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る発明は、ハトムギ(Coix lachrymal-jobiL.subsp.mayuen T.Koyama)からなる抗炎症剤であって、前記ハトムギが、発芽ハトムギ及び/又はハトムギの葉部であることを特徴とする抗炎症剤に関する。
請求項2に係る発明は、前記ハトムギ(Coix lachrymal-jobiL.subsp.mayuen T.Koyama)の葉部が、その葉の長さが10cmを超える葉であることを特徴とする請求項1に記載の抗炎症剤に関する。
請求項3に係る発明は、前記ハトムギ(Coix lachrymal-jobiL.subsp.mayuen T.Koyama)が、その乾燥物及び/又は抽出物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の抗炎症剤に関する。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3に記載の抗炎症剤を含有することを特徴とする食品に関する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の抗炎症剤及び該抗炎症剤を含有する食品は、優れた抗炎症作用、抗アレルギー作用を有する。詳細には、本発明の抗炎症剤及び該抗炎症剤を含有する食品は、慢性の皮膚炎に対し、優れた抗炎症剤として機能する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の抗炎症剤はハトムギ(Coix lachrymal-jobiL.subsp.mayuen T.Koyama)からなり、該ハトムギは発芽ハトムギ及び/又はハトムギの葉部である。
前記ハトムギは、イネ科ジュズダマ属に分類される1年草である。その茎は根から数本叢生し分岐して色は緑色をしている。また、ハトムギの種皮を除いた成熟種子を乾燥したヨクイニンは漢方で広く用いられ、健胃、解熱、利尿、解毒効果が知られている。
前記ハトムギの葉は互生、長さ30〜60cmにまで成長し、巾2〜4cmの細長い披針形、先は尖って、葉縁はばらつき、葉の基の方は葉鞘となって茎を抱いている。
【0011】
本発明の抗炎症剤となるハトムギとしては、その葉、茎、根茎又は種子のうち、好ましくは発芽ハトムギ及び/又はハトムギの葉部を使用することができる。
本発明に係る発芽ハトムギとしては、皮付ハトムギ種子を発芽させたものを用いる。詳細には、芽生えが0.5〜1cmの発芽ハトムギを用いる。
【0012】
本発明に係るハトムギの葉部は、好ましくは、その葉の長さが10cmを超えるものであり、好ましくは、15cm〜30cmのものを使用する。葉の長さが10cm以下の場合は、葉が柔らかく処理が難しく抗酸化物質の含量も少ないため望ましくない。さらに、葉の長さが10cm以下のものは、その収穫が断続的に行われる必要があり、収穫作業においても、10cm以下の葉を選択的に収穫するために時間と労働力を過剰に要するものである。一方、本発明で公的に用いる葉の長さが10cmを超えるハトムギの葉部は、その収穫期間は、20〜60日間である。即ち、ハトムギの葉が10cmを超えてから、30cmとなるまで、およそ前記の日数があり、その期間内に収穫すればよい。収穫作業においても、10cm以下の葉の収穫と比較して、10cmを超える葉の収穫は容易であるため、時間及び労働力の削減においても有利であり、これら時間及び労働力の余裕は、製造工程に融通性をもたらすこととなる。
【0013】
本発明に係る発芽ハトムギ及びハトムギの葉部は、そのまま用いてもよく、或は、その乾燥物又は抽出物を用いてもよい。また乾燥物とする方法については特に限定されない。
【0014】
抽出物とする場合、発芽ハトムギ及びハトムギの葉部の乾燥物に溶媒を加え、加温或いは室温で抽出した溶媒抽出物、溶媒抽出物より溶媒を除去した溶媒除去物、抽出物或いはその溶媒除去物を分画、精製した精製物などが例示できる。
これらの抽出物の内、好ましいものは溶媒抽出物、抽出物の溶媒除去物である。前記溶媒抽出に使用される溶媒としては、特に限定されないが、水、無水或いは含水有機溶媒として1価アルコール、多価アルコールまたはその誘導体、ケトン、エステル、エーテル、石油エーテル、脂肪族炭化水素またはハロゲン化物、芳香族炭化水素より選択された1種または2種以上を用いることができる。具体的な溶媒としては、水、メタノール、無水エタノール、エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチルエステル、キシレン、ベンゼン、クロロホルム、酢酸等の有機溶媒の1種以上を任意に組み合わせて使用することができる。このうち、食品類に用いられることを考慮すると、好ましくは無水エタノールであり、より好ましくはエタノールであり、最も好ましいのは水である。
【0015】
本発明の抗炎症剤の形態は、特に限定されないが、例えば、顆粒状、細粒状、錠状、丸状、カプセル状、噴霧状、溶液状、懸濁状、軟膏状、ゲル状、ペースト状、クリーム状の形態が挙げられる。
【0016】
本発明の抗炎症剤は、医薬品及び食品等に含有されても良い。好ましくは、本発明の抗炎症剤は、食品に含有される。前記食品中の抗炎症剤の含有量は、好ましくは2%〜10%重量%であり、3%〜7%重量%がより望ましい。2%重量%未満の場合、抗炎症効果が弱まり、10%重量%を超えると過剰摂取となり、それ以上の効果を望まないためいずれの場合も好ましくない。
【0017】
本発明の食品は、好ましくは健康食品とされる。本発明の目的に沿う限り、食品の種類は限定されないが、例えば、ジュース、餅、和菓子、アイスクリーム、クッキー、スープ、麺類、清涼飲料、納豆、ホットケーキ、ドレッシング、シリアル、ソース類、スナック類、ふりかけ等が挙げられる。
【0018】
本発明の食品において、本発明の抗炎症剤を含有する際、希釈剤と共に、常法に従った結合剤、吸収促進剤、滑沢剤、乳化剤、界面活性剤、賦形剤、増量剤、酸化防止剤、防腐剤、着色料、香料、甘味料等をさらに含有してもよい。
【実施例】
【0019】
以下、本発明の抗炎症剤について実施例により詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0020】
(飼料の調製)
以下の組成に従い、マウス用飼料と、ハトムギ粉末(皮付き)、発芽ハトムギ(皮付き)及びハトムギの葉部を用いて比較例1と2及び実施例1と2を調製した。
前記発芽ハトムギ(皮付き)は、委託栽培をした(有)桜江町桑茶生産組合製のハトムギである皮付きハトムギ種子を発芽させたものを用いた。尚、この発芽ハトムギの芽生えの長さは、0.5〜1.2cmであった。
前記ハトムギの葉部は、(有)桜江町桑茶生産組合製のハトムギ若葉を用い、その葉の長さは35〜45cmであった。
前記ハトムギ粉末(皮付き)は、太陽食品株式会社製のハトムギ粉末である皮付きハトムギを粉末にしたものを用いた。
【0021】
【表1】

【0022】
【表2】

【0023】
(実験動物及び飼育方法)
7週齢のBalb/cマウスの雄を紀和実験動物株式会社より購入した。日本クレアより購入したプラスチック製のケージに個別に分けて飼育した。動物は12時間の明暗サイクル(9時〜21時、21時〜9時)、温度23℃±2℃、湿度60%±10%に維持されている飼育室で飼育した。
【0024】
(実験系と食餌成分)
1週間、すべての動物にマウス用飼料を与え、1週間後(2週目)から4群(実施例1と2及び比較例1と2)に分け、それぞれ6g/日の食餌を与え、水は水道水を与えた。
【0025】
(慢性皮膚炎モデルの作成)
飼育2週間後(3週目)から、ハプテンとして、2,4,6-trinitro chlorobenzene(TNCB)(1g/100 mL acetone)20μLをマウスの右耳に毎日、4週間塗布することにより慢性皮膚炎モデルマウスとした。
【0026】
〈試験例1:各群の体重変化〉
実施例1、2及び比較例1、2の食餌を投与した動物における体重を毎週測定した。結果を図1に示す。図1が示すように、実施例1、2及び比較例1、2の各群において、大きな体重変化の相違は認められなかった。
【0027】
〈試験例2:ハプテン(TNCB)塗布による耳の厚さへの影響〉
ハプテン塗布24時間後にマウスの耳の厚さを、ノギスを用いて測定した。結果を図2に示す。すべての群において、ハプテンによる厚さの変化がみられた。ハプテン塗布5日後から、比較例1投与群と実施例1、2及び比較例2投与群との間に耳の厚さに相違がみられ始めた。塗布開始から、4週間後までの耳の厚さから、実施例2(ハトムギの葉部)が慢性の皮膚炎(アトピー性皮膚炎)に対して最も効果的であることがわかった。
【0028】
〈試験例3:採血・解剖法〉
ハプテン塗布による慢性皮膚炎では、日内反応により、塗布後のサイトカインの発現が変化し、このとき、塗布3時間後にサイトカインの発現量が最大であることが報告されている。そこで、本試験例において28日間塗布を行い、28日目の塗布3時間後にdiethyl etherにより麻酔後、静脈を切除することにより、解剖・全採血をおこなった。マウスを開腹し、心臓、肝臓、腎臓、脾臓を採取し、重量を測定し、それぞれの重量の体重に対する割合を求めた結果(飼料投与の各臓器重量への影響)を図3(1)〜(4)に示す。図3中(1)及び(3)が示すように、心臓、腎臓においてはそれぞれの群に有意な差はみられなかった。図3中(2)の肝臓においては実施例2群が、他の群に比べて約1%大きいことがわかった。また、図3中(4)の脾臓においては比較例2が比較例1群に比べて大きく、実施例2群が比較例1群に比べて小さかった。さらに詳細には、脾臓において、比較例1と2群では0.4〜0.45%であったのに対し、実施例1及び2群においてはそれぞれ約0.35%であった。
脾臓は、免疫に関係する臓器であり、感染症や白血病などにより拡大することが知られており、また、正常なマウスにおいての、脾臓重量の体重に対する割合は約0.35%であった。以上の結果から、実施例1及び2は慢性皮膚炎によって誘発された脾臓拡大現象を抑制する効果があることがいえる。
【0029】
さらに左右の耳をはさみで切除し、重量を測定した。また、ハプテン塗布開始28日目の右耳の厚さを図4に示す。図4が示すように、実施例1及び2投与群は耳の肥厚が対照群に比べて小さいのでハトムギの葉部及び発芽ハトムギは抗アレルギー効果を示していることが分かる。
【0030】
〈試験例4:全IgE(免疫グロブミンE)の測定〉
ハプテン塗布28日目に、塗布3時間経過後の血清中の全IgEレベルを測定した。尚、血清中の全IgE量の測定は、シバヤギのIgE測定キットを用いて行った。結果を図5に示す。図5より、比較例1群に比べて実施例1、2及び比較例2投与群が低いことがわかった。
【0031】
〈試験例5:サイトカインの測定〉
ハプテン塗布28日目に、塗布3時間経過後の血清中のサイトカイン種であるインターフェロン(IFN)-γ、インターロイキン(IL)-1β、IL-4、腫瘍壊死因子(TNF-α)の5種類の発現レベルを測定した結果を図6−1〜5に示す。尚、血清中のインターフェロン(IFN)-γ, インターロイキン(IL)-1β・4、TNF-αのそれぞれの測定は、BioSource社の Immunoassay Kitを用いて行った。図6が示すように、すべてのサイトカインにおいて、比較例1群を投与したマウスに比べて実施例群の方で発現量が抑えられていることがわかった。
図6中のノーマルとは病気を誘発させていない健常マウスに、比較例1と同じ飼料を与えた試験結果である。
【0032】
試験例4及び5により、IgE、サイトカインに対する影響において、すべての投与群が発現を抑制することが明らかになった。急性期にはハプテン塗布後短時間でIFN-γのメッセージが上昇し、さらにその後IL-4、IL-10が発現する。これに対して慢性期での場合では塗布前からIFN-γの発現も一時的に過ぎず、IL-10の著明な発現が認められる。これらのことから、急性期ではIFN-γ、慢性期ではIL-4、IL-10が発現することが報告されている。
【0033】
本試験例のおいては、慢性期のIFN-γ,IL-1β,IL-4,さらにTNF-αの発現について検討した結果、すべての投与群において、発現が確認された。しかし、比較例2、実施例1及び2投与群すべてにおいては比較例1の投与群に比べて発現量が小さいことが明らかになった。このことから、比較例2、実施例1及び2を投与することにより過剰な免疫応答が抑制され、慢性皮膚炎に対して有効な効果を示すことがいえる。
【0034】
また、アレルギー症状が誘導されると、Th2サイトカイン(IL-1β・4・6、TNF-α)の発現が上昇し、Th1サイトカインが減少する。このことから、Th1/Th2の値が高いほどアレルギー症状を抑制しているといえる。本試験例の結果においては、実施例投与群が比較例1投与群に比べて高かった。その中でも実施例2投与群においてもっとも高かったことから、実施例2、即ちハトムギの葉部には高い抗アレルギー効果があるといえる。
【0035】
以上の試験結果より、実施例1と2である、発芽ハトムギ及びハトムギの葉部を含む食餌をマウスに投与することにより、ハプテンを塗布することにより誘発された慢性皮膚炎が緩和されることがわかった。この効果は、比較例2であるハトムギ種子より顕著に優れており、特に慢性的な皮膚炎に対して発芽ハトムギ及びハトムギの葉部が抗炎症効果に優れることがわかった。
【0036】
以下に本発明の食品の処方例を示す。
(処方例1)ビスケット (重量%)
小麦粉 62.8
油脂 9.0
食塩 0.6
膨化剤 0.6
水 9.0
上白糖 13.0
本発明の抗炎症剤 5.0
合計 100重量%
【0037】
(処方例2)健康ジュース (重量%)
リンゴ果汁 55.0
人参 26.5
レモン汁 7.5
蜂蜜 6.0
本発明の抗炎症剤 5.0
合計 100重量%
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】試験例1における、各投与群のマウスの体重の測定し、マウスの平均体重を示す。
【図2】試験例2における、ハプテン(TNCB)塗布による耳の厚さへの影響を示す。
【図3−1】試験例3における、心臓の重量の体重に対する割合を示す。
【図3−2】試験例3における、肝臓の重量の体重に対する割合を示す。
【図3−3】試験例3における、腎臓の重量の体重に対する割合を示す。
【図3−4】試験例3における、脾臓の重量の体重に対する割合を示す。
【図4】ハプテン塗布開始28日目の右耳の厚さを示す。
【図5】試験例4における、全IgE(免疫グロブミンE)の測定の結果を示す。
【図6−1】試験例5における、インターフェロン(IFN)-γの発現レベルを測定した結果を示す。
【図6−2】試験例5における、インターロイキン(IL)-1βの発現レベルを測定した結果を示す。
【図6−3】試験例5における、インターロイキンIL-4の発現レベルを測定した結果を示す。
【図6−4】試験例5における、腫瘍壊死因子(TNF-α)の発現レベルを測定した結果を示す。
【図7−1】IFN−γ/IL‐1βを示す。
【図7−2】IFN−γ/IL‐4を示す。
【図7−3】IFN−γ/IL‐10を示す。
【図7−4】IFN−γ/TNF‐αを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハトムギ(Coix lachrymal-jobiL.subsp.mayuen T.Koyama)からなる抗炎症剤であって、前記ハトムギが、発芽ハトムギ及び/又はハトムギの葉部であることを特徴とする抗炎症剤。
【請求項2】
前記ハトムギ(Coix lachrymal-jobiL.subsp.mayuen T.Koyama)の葉部が、その葉の長さが10cmを超える葉であることを特徴とする請求項1に記載の抗炎症剤。
【請求項3】
前記ハトムギ(Coix lachrymal-jobiL.subsp.mayuen T.Koyama)が、その乾燥物及び/又は抽出物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の抗炎症剤。
【請求項4】
請求項1乃至3に記載の抗炎症剤を含有することを特徴とする食品。


【図1】
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【図2】
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【図3−1】
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【図3−2】
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【図3−3】
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【図3−4】
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【図4】
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【図5】
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【図6−1】
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【図6−2】
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【図6−3】
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【図6−4】
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【図7−1】
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【図7−2】
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【図7−3】
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【図7−4】
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【公開番号】特開2007−230953(P2007−230953A)
【公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−56978(P2006−56978)
【出願日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【出願人】(505062075)太陽食品株式会社 (3)
【出願人】(505127721)公立大学法人大阪府立大学 (688)
【Fターム(参考)】