説明

抗炎症性ホスホネート化合物

本発明は、リン置換キナーゼ抗炎症性化合物、このような化合物を含有する組成物、および治療方法(これは、このような化合物を投与する工程を包含する)だけでなく、このような化合物を調製するのに有用なプロセスおよび中間体に関する。本発明は、抗炎症性化合物の新規ホスホネート含有類似物を提供する。これらの化合物は、関連した抗炎症性化合物の有用性を有するが、ホスホネート基が存在しているために、それらは、典型的には、その類似物の細胞蓄積を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
1個またはそれ以上のホスホネート基に連結された抗炎症性化合物を含有する抱合体、またはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物。
【請求項2】
1個またはそれ以上のA基で置換された式500〜611のいずれか1つの化合物である、請求項1に記載の抱合体、またはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物:
ここで:
は、A、AまたはWであるが、但し、該抱合体は、少なくとも1個のAを含む;
は、以下である:
【化1】

は、以下である:
【化2】

は、以下である:
【化3】

は、別個に、O、S、N(R)、N(O)(R)、N(OR)、N(O)(OR)またはN(N(R)(R))である;
は、別個に、結合、O、N(R)、N(O)(R)、N(OR)、N(O)(OR)、N(N(R)(R))、−S(O)M2−または−S(O)M2−S(O)M2−である;そしてYが2個のリン原子と結合するとき、Yはまた、C(R)(R)であり得る;
は、別個に、H、R、R、W、保護基または次式である:
【化4】

ここで:
は、別個に、H、W、Rまたは保護基である;
は、別個に、Hまたは1個〜18個の炭素原子を有するアルキルである;
は、別個に、H、R、RまたはRであり、ここで、各Rは、別個に、0個〜3個のR基で置換されているか、または炭素原子で一緒になって、2個のR基は、3個〜8個の炭素を有する環を形成し、そして該環は、0個〜3個のR基で置換され得る;
は、R3a、R3b、R3cまたはR3dであるが、但し、Rがヘテロ原子に結合されるとき、Rは、R3cまたはR3dである;
3aは、F、Cl、Br、I、−CN、Nまたは−NOである;
3bは、Yである;
3cは、−R、−N(R)(R)、−SR、−S(O)R、−S(O)、−S(O)(OR)、−S(O)(OR)、−OC(Y)R、−OC(Y)OR、−OC(Y)(N(R)(R))、−SC(Y)R、−SC(Y)OR、−SC(Y)(N(R)(R))、−N(R)C(Y)R、−N(R)C(Y)ORまたは−N(R)C(Y)(N(R)(R))である;
3dは、−C(Y)R、−C(Y)ORまたは−C(Y)(N(R)(R))である;
は、1個〜18個の炭素原子を有するアルキル、2個〜18個の炭素原子を有するアルケニル、または2個〜18個の炭素原子を有するアルキニルである;
は、Rであり、ここで、各Rは、0個〜3個のR基で置換されている;
は、WまたはWである;
は、R、−C(Y)R、−C(Y)W、−SOM2または−SOM2である;
は、炭素環または複素環であり、ここで、Wは、別個に、0個〜3個のR基で置換されている;
は、Wであり、Wは、別個に、1個、2個または3個のA基で置換されている;
M2は、0、1または2である;
M12aは、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12である;
M12bは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12である;
M1a、M1cおよびM1dは、別個に、0または1である;
M12cは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12である;
66は、水素またはフッ素である;そして
67は、水素、ヒドロキシまたはアシルオキシである、
抱合体。
【請求項3】
次式を有する請求項2に記載の抱合体、またはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物:
[DRUG]−(Ann
ここで:
DRUGは、式500〜611のいずれか1つの化合物である;そして
nnは、1、2または3である、
抱合体。
【請求項4】
式1〜296のいずれか1つを有する請求項2に記載の抱合体であって、ここで:
1個のAは、Aである;
50は、HまたはFである;
51は、H、ヒドロキシまたはアシルオキシである;
52は、NHまたはEtC(O)N−Na+である;
53は、H、メチル、CFまたはハロである;
54は、H、ハロ、トリフルオロメチル、(C1〜C3)アルキル、シアノまたは(C1〜C3)アルコキシである;
55は、H、F、Cl、Br、メチル、またはトリフルオロメチルである;
56は、H、ハロ、トリフルオロメチル、シアノ、メチルである;
57は、H、F、Cl、CF、シアノ、メチルまたはt−ブチルである;
58は、HまたはCHOHである;
59は、HまたはFである;
60は、H、トリフルオロメチルまたはシアノである;
61は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ビニル、エチル、メチル、プロピル、ブチル、シクロプロピル、N−メチルアミノまたはN−ホルミルアミノである;
62は、メチル、クロロまたはトリフルオロメチルである;
63は、H、メチル、エチル、シクロプロピル、ビニルまたはトリフルオロメチルである;
64は、H、メチル、エチル、シクロプロピル、クロロ、ビニル、アリル、3−メチル−1−ブテン−1−イルである;
65は、HまたはFである;そして
Arは、アリールまたはヘテロアリールである、
抱合体。
【請求項5】
各Aが、次式である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体:
【化5】

【請求項6】
各Aが、次式である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体:
【化6】

【請求項7】
各Aが、次式である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体:
【化7】

【請求項8】
各Aが、次式である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体:
【化8】

【請求項9】
各Aが、次式である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体:
【化9】

ここで:W5aは、炭素環または複素環であり、ここで、W5aは、別個に、0個または1個のR基で置換されている、
抱合体。
【請求項10】
M12aが、1である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項11】
各Aが、次式である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体:
【化10】

【請求項12】
各Aが、次式である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体:
【化11】

【請求項13】
各Aが、次式である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体:
【化12】

ここで:W5aは、炭素環であり、該炭素環は、別個に、0個または1個のR基で置換されている、
抱合体。
【請求項14】
各Aが、次式である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体:
【化13】

ここで:
2bは、OまたはN(R)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項15】
各Aが、次式である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体:
【化14】

ここで:W5aは、炭素環であり、該炭素環は、別個に、0個または1個のR基で置換されている、
抱合体。
【請求項16】
各Aが、次式である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体:
【化15】

ここで:W5aは、炭素環または複素環であり、ここで、W5aは、別個に、0個または1個のR基で置換されている、
抱合体。
【請求項17】
各Aが、次式である、請求項2〜4のいずれか1項に記載の抱合体:
【化16】

ここで:
2bは、OまたはN(R)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項18】
各Aが、次式である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体:
【化17】

【請求項19】
各Aが、次式である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体:
【化18】

【請求項20】
各M12bが、1である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項21】
M12bが、0であり、Yが、結合であり、そしてWが、炭素環または複素環であり、ここで、Wが、必要に応じて、別個に、1個、2個または3個のR基で置換されている、請求項20に記載の抱合体。
【請求項22】
各Aが、次式である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体:
【化19】

ここで:W5aは、炭素環または複素環であり、ここで、W5aは、必要に応じて、別個に、1個、2個または3個のR基で置換されている、
抱合体。
【請求項23】
M12aが、1である、請求項22に記載の抱合体。
【請求項24】
各Aが、フェニル、置換フェニル、ベンジル、置換ベンジル、ピリジルおよび置換ピリジルから選択される、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項25】
各Aが、次式である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体:
【化20】

【請求項26】
各Aが、次式である、請求項2〜17のいずれか1項に記載の抱合体:
【化21】

【請求項27】
M12bが、1である、請求項26に記載の抱合体。
【請求項28】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化22】

【請求項29】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化23】

【請求項30】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化24】

ここで:
1aは、OまたはSである;そして
2aは、O、N(R)またはSである、
抱合体。
【請求項31】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化25】

ここで、Y2bは、OまたはN(R)である、
抱合体。
【請求項32】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化26】

ここで:
2bは、OまたはN(R)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項33】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化27】

ここで:
2bは、OまたはN(R)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項34】
M12dが、1である、請求項33に記載の抱合体。
【請求項35】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化28】

【請求項36】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化29】

【請求項37】
が、炭素環である、請求項36に記載の抱合体。
【請求項38】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化30】

【請求項39】
が、フェニルである、請求項38に記載の抱合体。
【請求項40】
M12bが、1である、請求項39に記載の抱合体。
【請求項41】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化31】

ここで:
1aは、OまたはSである;そして
2aは、O、N(R)またはSである、
抱合体。
【請求項42】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化32】

ここで、Y2bは、OまたはN(R)である、
抱合体。
【請求項43】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化33】

ここで:
2bは、OまたはN(R)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項44】
が、Hである、請求項43に記載の抱合体。
【請求項45】
M12dが、1である、請求項44に記載の抱合体。
【請求項46】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化34】

ここで、該フェニル炭素環は、0個、1個、2個または3個のR基で置換されている、
抱合体。
【請求項47】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化35】

ここで、該フェニル炭素環は、0個、1個、2個または3個のR基で置換されている、
抱合体。
【請求項48】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化36】

【請求項49】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化37】

【請求項50】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化38】

【請求項51】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化39】

ここで:
1aは、OまたはSである;そして
2aは、O、N(R)またはSである、
抱合体。
【請求項52】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化40】

ここで:
1aは、OまたはSである;
2bは、OまたはN(R)である;そして
2cは、O、N(R)またはSである、
抱合体。
【請求項53】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化41】

ここで:
1aは、OまたはSである;
2bは、OまたはN(R)である;
2dは、OまたはN(R)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項54】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化42】

ここで:
2bは、OまたはN(R)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項55】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化43】

ここで、Y2bは、OまたはN(R)である、
抱合体。
【請求項56】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化44】

【請求項57】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化45】

【請求項58】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化46】

ここで:
1aは、OまたはSである;そして
2aは、O、N(R)またはSである、
抱合体。
【請求項59】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化47】

ここで:
1aは、OまたはSである;
2bは、OまたはN(R)である;そして
2cは、O、N(R)またはSである、
抱合体。
【請求項60】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化48】

ここで:
1aは、OまたはSである;
2bは、OまたはN(R)である;
2dは、OまたはN(R)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項61】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化49】

ここで:
2bは、OまたはN(R)である;そして
M12dは、1、2、3、4、5、6、7または8である、
抱合体。
【請求項62】
各Aが、次式である、請求項2〜27のいずれか1項に記載の抱合体:
【化50】

ここで、Y2bは、OまたはN(R)である、
抱合体。
【請求項63】
が、次式である、請求項3に記載の抱合体:
【化51】

ここで、各Rは、別個に、アルキルである、
抱合体。
【請求項64】
次式を有する、請求項1、2、3または4に記載の抱合体、またはそれらの薬学的に受容可能な塩または溶媒和物:
【化52】

ここで:
DRUGは、抗炎症性化合物である;
は、別個に、O、S、N(R)、N(O)(R)、N(OR)、N(O)(OR)またはN(N(R)(R))である;
は、別個に、結合、O、N(R)、N(O)(R)、N(OR)、N(O)(OR)、N(N(R)(R))、−S(O)M2−または−S(O)M2−S(O)M2−である;
は、別個に、H、R、W、保護基または次式である:
【化53】

は、別個に、H、W、Rまたは保護基である;
は、別個に、H、RまたはRであり、ここで、各Rは、別個に、0個〜3個のR基で置換されている;
は、R3a、R3b、R3cまたはR3dであるが、但し、Rがヘテロ原子に結合されるとき、Rは、R3cまたはR3dである;
3aは、F、Cl、Br、I、−CN、Nまたは−NOである;
3bは、Yである;
3cは、−R、−N(R)(R)、−SR、−S(O)R、−S(O)、−S(O)(OR)、−S(O)(OR)、−OC(Y)R、−OC(Y)OR、−OC(Y)(N(R)(R))、−SC(Y)R、−SC(Y)OR、−SC(Y)(N(R)(R))、−N(R)C(Y)R、−N(R)C(Y)ORまたは−N(R)C(Y)(N(R)(R))である;
3dは、−C(Y)R、−C(Y)ORまたは−C(Y)(N(R)(R))である;
は、1個〜18個の炭素原子を有するアルキル、2個〜18個の炭素原子を有するアルケニル、または2個〜18個の炭素原子を有するアルキニルである;
は、Rであり、ここで、各Rは、0個〜3個のR基で置換されている;
は、WまたはWである;
は、R、−C(Y)R、−C(Y)W、−SOまたは−SOである;
は、炭素環または複素環であり、ここで、Wは、別個に、0個〜3個のR基で置換されている;
M2は、1、2または3である;
M1a、M1cおよびM1dは、別個に、0または1である;
M12cは、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12である;
nnは、1、2または3である;そして
Lは、直接結合または連結基である、
抱合体。
【請求項65】
各Rが、次式である、請求項64に記載の抱合体:
【化54】

1aは、OまたはSである;そして
2cは、O、N(R)またはSである、
抱合体。
【請求項66】
各Rが、次式である、請求項64に記載の抱合体:
【化55】

1aは、OまたはSである;そして
2dは、OまたはN(R)である、
抱合体。
【請求項67】
各Rが、次式である、請求項64に記載の抱合体:
【化56】

【請求項68】
各Rが、別個に、Hまたは1個〜10個の炭素を有するアルキルである、請求項65〜67のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項69】
各Rが、次式である、請求項64に記載の抱合体:
【化57】

【請求項70】
各Rが、次式である、請求項64に記載の抱合体:
【化58】

【請求項71】
各Rが、次式である、請求項64に記載の抱合体:
【化59】

【請求項72】
各Yが、OまたはSである、請求項64に記載の抱合体。
【請求項73】
各Yが、O、N(R)またはSである、請求項64に記載の抱合体。
【請求項74】
nnが、1である、請求項64〜73のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項75】
nnが、2である、請求項64〜73のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項76】
nnが、3である、請求項64〜73のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項77】
前記抗炎症性化合物が、式500〜611のいずれか1つの化合物である;ここで、X66が、Hまたはフッ素である;そしてX67が、H、ヒドロキシまたはアシルオキシである、請求項64に記載の抱合体。
【請求項78】
各Lが、約20ダルトン〜約400ダルトンの分子量を有する、請求項77に記載の抱合体。
【請求項79】
各Lが、約5オングストローム〜約300オングストロームの長さを有する、請求項77に記載の抱合体。
【請求項80】
各Lが、式500〜611のいずれか1つの化合物と前記ホスホネート基のリンとを、約5オングストローム〜約200オングストローム(これらを含めて)だけ分離する、請求項77に記載の抱合体。
【請求項81】
各Lが、二価の分枝または非分枝の飽和または不飽和炭化水素鎖であり、該炭化水素鎖が、2個〜25個の炭素原子を有し、ここで、該炭素原子の1個またはそれ以上が、必要に応じて、(−O−)で置き換えられ、ここで、該鎖が、必要に応じて、炭素上にて、1個またはそれ以上の置換基で置換されており、該置換基が、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)シクロアルキル、(C〜C)アルカノイル、(C〜C)アルカノイルオキシ、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C)アルキルチオ、アジド、シアノ、ニトロ、ハロ、ヒドロキシ、オキソ(=O)、カルボキシ、アリール、アリールオキシ、ヘテロアリールおよびヘテロアリールオキシから選択される、請求項77に記載の抱合体。
【請求項82】
各Lが、式W−Aであり、ここで、Aが、(C〜C24)アルキレン、(C〜C24)アルケニレン、(C〜C24)アルキニレン、(C〜C)シクロアルキレン、(C〜C10)アリールまたはそれらの組合せであり、ここで、各Wが、−N(R)C(=O)−、−C(=O)N(R)−、−OC(=O)−、−C(=O)O−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−N(R)−、−C(=O)−、−N(R)C=N(R)−N(R)−、−C(R)=N(R)−、−S(O)M2−N(R)−、−N(R)−S(O)M2−または直接結合である;ここで、各Rが、別個に、Hまたは1個〜10個の炭素を有するアルキルである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項83】
各Aが、1個〜10個の炭素を有するアルキレンである、請求項82に記載の抱合体。
【請求項84】
各Lが、ペプチドから形成された二価ラジカルである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項85】
各Lが、アミノ酸から形成された二価ラジカルである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項86】
各Lが、ポリ−L−グルタミン酸、ポリ−L−アスパラギン酸、ポリ−L−ヒスチジン、ポリ−L−オルニチン、ポリ−L−セリン、ポリ−L−スレオニン、ポリ−L−チロシン、ポリ−L−ロイシン、ポリ−L−リジン−L−フェニルアラニン、ポリ−L−リジンまたはポリ−L−リジン−L−チロシンから形成された二価ラジカルである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項87】
各Lが、式W−(CHであり、ここで、nが、約1と約10の間である;そしてWが、−N(R)C(=O)−、−C(=O)N(R)−、−OC(=O)−、−C(=O)O−、−O−、−S−、−S(O)−、−S(O)−、−C(=O)−、−N(R)−、−N(R)C=N(R)−N(R)−、−C(R)=N(R)−、−S(O)M2−N(R)−、−N(R)−S(O)M2−または直接結合である;ここで、各Rが、別個に、Hまたは(C〜C)アルキルである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項88】
各Lが、メチレン、エチレンまたはプロピレンである、請求項77に記載の抱合体。
【請求項89】
各Lが、Lの炭素原子で、Pに連結されている、請求項77に記載の抱合体。
【請求項90】
単離され精製された、請求項1〜89のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項91】
前記化合物が、プリンヌクレオシドホスホリラーゼ阻害剤ではない、請求項1〜90のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項92】
前記化合物が、抗癌剤ではない、請求項1〜91のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項93】
前記化合物が、免疫媒介性の状態に対して活性である化合物ではない、請求項1〜92のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項94】
前記化合物が、代謝疾患に対して活性である化合物ではない、請求項1〜93のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項95】
前記化合物が、抗ウイルス薬ではない、請求項1〜94のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項96】
前記化合物が、ヌクレオシドではない、請求項1〜95のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項97】
前記化合物が、キナーゼ阻害剤ではない、請求項1〜96のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項98】
前記化合物が、代謝拮抗剤ではない、請求項1〜97のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項99】
前記化合物が、IMPDH阻害剤ではない、請求項1〜98のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項100】
前記化合物が、抗感染薬ではない、請求項1〜99のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項101】
前記化合物が、式242または243の化合物ではない、請求項4〜100のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項102】
前記化合物が、式74〜76、199〜203、279〜280、204〜210、および286〜292のいずれか1つの化合物ではない、請求項4〜101のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項103】
前記化合物が、式45〜47、56〜58、229、95〜97、および226〜233のいずれか1つの化合物ではない、請求項4〜102のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項104】
前記化合物が、式82〜85のいずれか1つの化合物ではない、請求項4〜103のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項105】
前記化合物が、式106〜107、235〜243、および281〜285のいずれか1つの化合物ではない、請求項4〜104のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項106】
前記化合物が、式106〜107および242〜243のいずれか1つの化合物ではない、請求項4〜105のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項107】
前記化合物が、式74〜76、199〜203、204〜210、281〜285、および286〜292のいずれか1つの化合物ではない、請求項4〜106のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項108】
前記化合物が、式14、41〜44、63〜65、74〜76、79〜80、99〜100、106〜107、113〜126、204〜210、133〜155、165〜173、177〜192、196〜210、214〜243、249〜250、272〜274、269〜271、275〜280、286〜292、および293〜296のいずれか1つの化合物ではない、請求項4〜107のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項109】
前記化合物が、式43〜47、56〜58、229、74〜79、95〜97、99〜100、106〜107、113〜114、124〜126、133〜138、154〜155、158〜159、165〜167、199〜210、214〜224、226〜233、235〜243、249〜250、および279〜292のいずれか1つの化合物ではない、請求項4〜108のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項110】
前記化合物が、式503、526〜528、531、542、551、554、557、559、565、569、572〜574、577、585、587、598〜600、602、603、605、607、608、および609のいずれか1つの化合物ではない、請求項1〜109のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項111】
前記化合物が、式525〜527、533、534、542、554、557、559、563、565〜567、569、572〜579、585、587〜589、591〜595、597〜600、602、604〜605、および607〜611のいずれか1つの化合物ではない、請求項1〜110のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項112】
前記化合物が、式598〜600、577、および608のいずれか1つの化合物ではない、請求項1〜111のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項113】
前記化合物が、式557または585の化合物ではない、請求項1〜112のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項114】
前記化合物が、式557、577、585、602、607、および609のいずれか1つの化合物ではない、請求項1〜113のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項115】
前記化合物が、式544の化合物ではない、請求項1〜114のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項116】
前記化合物が、式528、531、551、および605のいずれか1つの化合物ではない、請求項1〜115のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項117】
前記化合物が、式559、598〜600および608のいずれか1つの化合物ではない、請求項1〜116のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項118】
前記化合物が、式585の化合物ではない、請求項1〜117のいずれか1項に記載の抱合体。
【請求項119】
式MBFの化合物。
【請求項120】
表100から選択される、請求項119に記載の化合物。
【請求項121】
薬学的に受容可能な賦形剤と請求項119〜118のいずれか1項に記載の抱合体または請求項119〜120に記載の化合物とを含有する、医薬組成物。
【請求項122】
請求項1〜118のいずれか1項に記載の抱合体または請求項119〜120に記載の化合物と、薬学的に受容可能な賦形剤とを含有する、単位剤形。
【請求項123】
インビトロまたはインビボで炎症活性を阻害する方法であって、このような治療を必要とする検体を、請求項1〜118のいずれか1項に記載の抱合体または請求項119〜120に記載の化合物と接触させる工程を包含する、方法。
【請求項124】
前記接触が、インビボでなされる、請求項123に記載の方法。
【請求項125】
哺乳動物において炎症を治療する方法であって、該哺乳動物に、請求項1〜118のいずれか1項に記載の抱合体または請求項119〜120に記載の化合物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項126】
前記抱合体または化合物が、薬学的に受容可能な賦形剤と共に処方される、請求項125に記載の方法。
【請求項127】
前記抱合体または化合物が、また、第二活性成分と共に処方される、請求項126に記載の方法。
【請求項128】
医学療法で使用する、請求項1〜118のいずれか1項に記載の抱合体または請求項119〜120に記載の化合物。
【請求項129】
動物における炎症を治療する医薬を調製するための、請求項1〜118のいずれか1項に記載の抱合体または請求項119〜120に記載の化合物の使用。
【請求項130】
本明細書中で記述されたホスフェート置換抗炎症性化合物。
【請求項131】
実施例またはスキームに従って本明細書中で記述された化合物または抱合体を調製する方法。

【公表番号】特表2007−500743(P2007−500743A)
【公表日】平成19年1月18日(2007.1.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−532499(P2006−532499)
【出願日】平成16年4月26日(2004.4.26)
【国際出願番号】PCT/US2004/013198
【国際公開番号】WO2004/100960
【国際公開日】平成16年11月25日(2004.11.25)
【出願人】(500029420)ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド (141)
【Fターム(参考)】