説明

抗肌荒れ化粧料

【課題】肌荒れ防止作用に優れた抗肌荒れ化粧料を提供する。
【解決手段】下記式(1)または(2)で表される、α−分岐型アシル基を有する特定のカルニチン誘導体および/またはその塩を含有する抗肌荒れ化粧料。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、肌荒れを防止する化粧料、すなわち、抗肌荒れ化粧料に関する。より詳しくは、特定のカルニチン誘導体および/またはその塩を含有する抗肌荒れ化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
皮膚は、生体と外界とを隔て、物質の生体内への侵入と生体内部からの水分の過剰蒸散を防ぐ、バリア機能を担う器官である。
皮膚のバリア機能は、界面活性剤、紫外線、また過度な乾燥環境等により一時的に損なわれ、それによるバリア機能の低下は皮膚生理学的には経皮水分蒸散量(TEWL)の増大などの形で把握される。このような皮膚のバリア機能が低下した状態がいわゆる肌荒れであり、こうした皮膚状態の乱れが繰り返され、常態化することにより、炎症性応答による痒みや色素沈着、新たな肌荒れの惹起による悪循環化、ひいては一般的な皮膚の老化兆候である皮膚の乾燥、角質細胞の剥離、シワ、タルミ、シミなどの現象がもたらされる。よって肌荒れの抑止は、美容上好ましくないさまざまな皮膚状態の予防のための一次ケアとして極めて重要である。
【0003】
このような背景から、肌荒れを防止しようとする様々な化粧料が提案されてきた。たとえば、皮膚のバリア機能を補うことを目的として、保湿性植物抽出物を含む種々の化粧料、特定の有機酸とエチルグルコシドを含む化粧料等が提案されている(特許文献1〜3参
照)。
【0004】
また、皮膚そのもののバリア機能の向上を目的として、種々の植物抽出物を含み、幹細胞因子(SCF)の放出を抑制し肌荒れを改善する化粧料、エンドルフィン様作用物質の細胞賦活作用による抗肌荒れ・抗老化化粧料、塩化カルニチンを含み表皮角質細胞の増殖を促進する化粧料等が提案されている(特許文献4〜6参照)。
【特許文献1】特開2006−056853号公報
【特許文献2】特開2006−022006号公報
【特許文献3】特開2005−314310号公報
【特許文献4】特開2006−056902号公報
【特許文献5】特開2006−008538号公報
【特許文献6】特開平11−302143号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような状況に満足することなく、新たな抗肌荒れ化粧料の開発がなお望まれていた。
本発明は、肌荒れ防止作用に優れた抗肌荒れ化粧料を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、α−分岐型アシル基を有する特定のカルニチン誘導体および/またはその塩を含有する化粧料によれば、上記課題を解
決できることを見出して本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明はたとえば以下の事項に関する。
[1]下記式(1)で示されるカルニチン誘導体および/または下記式(2)で示されるカルニチン誘導体の塩を含有することを特徴とする抗肌荒れ化粧料;
【0008】
【化3】

【0009】
(式(1)中、R1およびR2はそれぞれ独立に、分岐を有していてもよい炭素数1〜18の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基を表す。)
【0010】
【化4】

【0011】
(式(2)中、R1およびR2は式(1)と同義であり、X-はカルニチン誘導体のカチオ
ン部と電気的に中性となる無機アニオンまたは有機アニオンを表し、Y+はカルニチン誘
導体のアニオン部と電気的に中性となる無機カチオンまたは有機カチオンを表す。)。
【0012】
[2]前記式(1)および式(2)中の、R1およびR2がそれぞれ独立に、分岐を有していてもよい炭素数3〜16の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基であることを特徴とする[1]に記載の抗肌荒れ化粧料。
【0013】
[3]前記式(1)および式(2)中の、R1およびR2のいずれか一方が炭素数6の直鎖アルキル基であり、他方が炭素数8の直鎖アルキル基であることを特徴とする[1]に記載の抗肌荒れ化粧料。
【0014】
[4]前記式(1)および式(2)中の、R1およびR2のいずれか一方がメチル基であり、他方が炭素数14の直鎖アルキル基であることを特徴とする上記[1]に記載の抗肌荒れ化粧料。
【発明の効果】
【0015】
本発明により、肌荒れ防止作用に優れた肌荒れ防止化粧料(抗肌荒れ化粧料)が提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の抗肌荒れ化粧料について具体的に説明する。
本発明の抗肌荒れ化粧料に使用されるカルニチン誘導体および/またはその塩は下記一
般式(1)および/または(2)で示されるものである。
【0017】
【化5】

【0018】
上記式(1)中、R1およびR2はそれぞれ独立に分岐を有していてもよい炭素数1〜18の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基を表す。前記R1およびR2は、いずれか一方が分岐を有していてもよい炭素数1〜16の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基であり、他方が分岐を有していてもよい炭素数3〜16の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基であることが好ましい。さらに、前記R1およびR2は、それぞれ独立に分岐を有していてもよい炭素数3〜16の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基であることがより好ましく、それぞれ独立に分岐を有していてもよい炭素数4〜12の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基であることがさらに好ましい。
【0019】
飽和脂肪族炭化水素基として、具体的には、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基
、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、2−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチルペンチル基、2−エチルブチル基、n−へプチル基、2−メチルヘキシル基、3−メチルヘキシル基、4−メチルヘキシル基、2−エチルペンチル基、3−エチルペンチ
ル基、n−オクチル基、2−メチルヘプチル基、3−メチルヘプチル基、4−メチルヘプチル基、5−メチルヘプチル基、6−メチルヘプチル基、2−エチルヘキシル基、3−エチルヘキシル基、4−エチルヘキシル基、2−プロピルペンチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、n−へプタデシル基、n−オクタデシル基、イソステアリル基などの直鎖または分岐のアルキル基が挙げられる。
【0020】
また、前記不飽和脂肪族炭化水素基として、具体的には、例えば、10−ウンデセニル基、9−ヘキサデセニル基、シス−9−オクタデセニル基、11−オクタデセニル基、シス,シス−9,12−オクタデカジエニル基、9,12,15−オクタデカトリエニル基、6,9,12−オクタデカトリエニル基、9,11,13−オクタデカトリエニル基などの直鎖または分岐のアルケニル基が挙げられる。
【0021】
これらのうち、好ましいR1およびR2の組合せとしては、R1とR2とが、メチル基とメチル基、メチル基とエチル基、メチル基とn−プロピル基、メチル基とイソプロピル基、メチル基とn−ブチル基、メチル基とn−ペンチル基、メチル基とn−ヘキシル基、メチル基とn−オクチル基、メチル基とn−デシル基、メチル基とn−テトラデシル基、メチル基とn−ヘキサデシル基、エチル基とエチル基、エチル基とn−プロピル基、エチル基とイソプロピル基、エチル基とn−ブチル基、エチル基とイソプロピル基、エチル基とn−ブチル基、エチル基とn−ペンチル基、エチル基とn−ヘキシル基、エチル基とn−オクチル基、エチル基とn−デシル基、エチル基とn−テトラデシル基、エチル基とn−ヘキサデシル基、n−プロピル基とn−プロピル基、n−プロピル基とn−ブチル基、n−プロピル基とn−ペンチル基、n−プロピル基とn−ヘキシル基、n−ブチル基とn−ヘキシル基、n−ブチル基とn−オクチル基、n−ヘキシル基とn−オクチル基である組合せが挙げられる。
【0022】
なお、本発明の抗肌荒れ化粧料には、上記R1とR2との組合せによって特定される種々のカルニチン誘導体、上記R1とR2と後述するX-とY+との組合せによって特定される種々のカルニチン誘導体の塩を、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0023】
上記式(2)中、X-はカルニチン誘導体のカチオン部と電気的に中性となる無機アニ
オンまたは有機アニオンを表し、医学的に許容されるアニオンが好ましく、その具体例としては、例えば、水酸化物イオン、硝酸イオン、硫酸イオン、炭酸イオン、炭酸水素イオン及びハロゲン化物等の無機イオン;蟻酸イオン、酢酸イオン、クエン酸イオン、酒石酸イオン、シュウ酸イオン、フマル酸イオン、分岐を有していてもよい炭素数3〜20の飽和もしくは不飽和脂肪酸のアニオン、カルニチンまたはその誘導体のアニオン、アスコルビン酸のアニオン、アスコルビルリン酸またはその誘導体のアニオン等の有機イオン;が挙げられる。
【0024】
また式(2)中、Y+はカルニチン誘導体のアニオン部と電気的に中性となる無機カチ
オンまたは有機カチオンを表し、医学的に許容されるカチオンが好ましく、その具体例としては、例えば、水素イオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、亜鉛イオン、アンモニウムイオン、カルニチンまたはその誘導体のカチオンが挙げられる。
【0025】
なお、式(2)中、R1およびR2は上記式(1)中のものと同義である。
本発明の抗肌荒れ化粧料に用いられるカルニチン誘導体およびその塩は、市販されているL−カルニチン類を原料として、例えば、L−カルニチンと、脂肪酸クロライドの反応を用いて合成することができる。
【0026】
たとえば、2−ヘキシルデカン酸L−カルニチン塩酸塩の製造を例に挙げて説明すると、下記のとおりである。まず、L−カルニチンと2−ヘキシルデカン酸クロリドをトリフルオロ酢酸中で混和し、50〜80℃で加温撹拌して、反応後、エバポレーションにてトリフルオロ酢酸を留去する。次いで、得られた残渣に抽出溶媒を加えて抽出操作を行い、有機層を取得し、抽出溶媒等を留去することにより、2−ヘキシルデカン酸L−カルニチン塩酸塩が得られる。
【0027】
なお、上記カルニチン誘導体およびその塩の製造に用いられる原料カルニチンとしては、カルニチンの分子内塩;塩酸塩やナトリウム塩などの無機塩;シュウ酸塩、酒石酸塩、フマル酸塩などの有機塩が挙げられる。
【0028】
本発明の抗肌荒れ化粧料に使用されるカルニチン誘導体および/またはその塩の配合量
は、該化粧料の処方成分の合計(全量)中に通常は0.01〜20質量%の範囲、好ましくは0.05〜10質量%の範囲、より好ましくは0.1〜5質量%の範囲である。なお、上記配合量は、カルニチン誘導体を単独で使用する場合には、カルニチン誘導体の量を、またカルニチン誘導体の塩を単独で使用する場合には、カルニチン誘導体の塩の量を、これらを併せて使用する場合にはカルニチン誘導体とその塩の合計量を意味する。
【0029】
また、本発明の抗肌荒れ化粧料には、上述したカルニチン誘導体および/またはその塩
に加えて、一般に皮膚外用剤あるいは化粧料に用いられる成分を本発明の効果を損なわない量で配合することができる。
【0030】
配合可能な成分としては、特に限定されるものではないが、たとえば、以下のような成分が挙げられる。
炭化水素類:たとえば、オゾケライト、α−オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィ
ン、軽質流動イソパラフィン、スクワレン、スクワラン、合成スクワラン、植物性スクワラン、セレシン、パラフィン、ポリエチレン末、ポリブテン、マイクロクリスタリンワックス、流動イソパラフィン、流動パラフィン、ミネラル油、ワセリン等。
【0031】
天然油脂類:たとえば、ホホバ油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、セラック、ラノリン、ミンク皮脂ロウ、鯨ロウ、サトウキビロウ、マッコウクジラ油、ミツロウ、モンタンロウ等の天然ロウ類、アボガド油、アルモンド油、オリーブ油、エクストラバージンオリーブ油、ゴマ油、コメヌカ油、米油、コメ胚芽油、コーン油、大豆油、トウモロコシ油、パーシック油、パーム核油、パーム油、ヒマシ油、グレープシード油、綿実油、ヤシ油、水添ヤシ油、牛脂、硬化油、馬油、ミンク油、卵黄油、卵黄脂肪油、ローズヒップ油、ククイナッツ油、月見草油、小麦胚芽油、落花生油、ツバキ油、サザンカ油、カカオ脂、モクロウ、牛骨脂、牛脚油、豚脂、馬脂、羊脂、シアバター、マカデミアナッツ油、メドウホーム油等。
【0032】
脂肪酸類:たとえば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、ヤシ油脂肪酸等。
【0033】
高級モノアルコール類:たとえば、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、ヘキシルデカノール、コレステロール、フィトステロール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、セトステアリルアルコール等。
【0034】
アルキルグリセリルエーテル類:たとえば、バチルアルコール、キミルアルコール、セ
ラキルアルコール、イソステアリルグリセリルエーテル等。
【0035】
エステル類:たとえば、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸エチル、リノール酸エチル、リノール酸イソプロピル、カプリル酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソオクチル、ミリスチン酸デシル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸オクタデシル、パルミチン酸セチル、ステアリン酸ステアリル、オレイン酸デシル、オレイン酸オレイル、リシノール酸セチル、ラウリン酸イソステアリル、ミリスチン酸イソトリデシル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸イソステアリル、
【0036】
ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸イソ
セチル、パルミチン酸イソステアリル、ステアリン酸2-エチルヘキシル、ステアリン酸
イソセチル、オレイン酸イソデシル、オレイン酸オクチルドデシル、リシノール酸オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、2-エチルヘキ
サン酸セチル、2-エチルヘキサン酸セトステアリル、2-エチルヘキサン酸ステアリル、イソステアリン酸ヘキシル、ジオクタン酸エチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、トリカプリル酸グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸) グリセリル、トリ(カプリル酸・カプリン酸・ステアリン酸) グリセリル、
【0037】
トリウンデシル酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン
酸トリメチロールプロパン、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、テトラミ
リスチン酸ペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、ネオペンタン酸オクチルドデシル、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、イソぺラルゴン酸2-エチルヘキシル、ジメチルオクタン
酸ヘキシルデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、イソパルミチン酸2-エチル
ヘキシル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸オクチルドデシル、乳酸ラウリル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、乳酸オクチルドデシル、クエン酸トリエチル、クエン酸アセチルトリエチル、クエン酸アセチルトリブチル、クエン酸トリオクチル、クエン酸トリイソセチル、クエン酸トリオクチルドデシル、
【0038】
リンゴ酸ジイソステアリル、ヒドロキシステアリン酸2-エチルヘキシル、コハク酸ジ
2-エチルヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸
ジオクチル、アジピン酸ジヘプチルウンデシル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、イソステアリン酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソセチル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸ステアリル、12−ステアロイルヒドロキシステアリン酸イソステアリル、酢酸ポリオキシエチレン(3)ポリオキシプロピレン(1)セチルエーテル、酢酸ポリオキシエチレン(3)ポリオキシプロピレン(1)イソセチルエーテル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸オクチル、イソノナン酸トリデシル、イソノナン酸イソトリデシル等。
【0039】
シリコーン油類:たとえば、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシ
ロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、テトラデカメチルヘキサシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン・メチル(ポリオキシプロピレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシプロピレン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルセチルオキシシロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチルステアロキシシロキサン共重合体、ポリエーテル変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン等。
【0040】
高分子類:たとえば、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、寒天、ファーセレラン、グアーガム、クインスシード、コンニャクマンナン、タマリンドガム、タラガム、デキストリン、デンプン、ローカストビーンガム、アラビアガム、ガッティガム、カラヤガム、トラガカントガム、アラビノガラクタン、ペクチン、マルメロ、キトサン、デンプン、カードラン、キサンタンガム、ジェランガム、シクロデキストリン、デキストラン、プルラン、微結晶セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシデンプン、カチオン化セルロース、デンプンリン酸エステル、カチオン化グアーガム、カルボキシメチル・ヒドロキシプロピル化グアーガム、ヒドロキシプロピル化グアーガム、アルブミン、カゼイン、ゼラチン、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸アミド、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミン、高重合ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、
【0041】
ポリビニルエーテル、ポリアクリルアミド、アクリル酸共重合体、メタクリル酸共重合体、マレイン酸共重合体、ビニルピリジン共重合体、エチレン/アクリル酸共重合体、ビ
ニルピロリドン系ポリマー、ビニルアルコール/ビニルピロリドン共重合体、窒素置換ア
クリルアミド系ポリマー、アミノ変性シリコーン、カチオン化ポリマー、ジメチルアクリルアンモニウム系ポリマー、アクリル酸系アニオンポリマー、メタクリル酸系アニオンポリマー、変性シリコーン、アクリル酸メタクリル酸アルキル(C10〜30)共重合体、ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレン共重合体等。
【0042】
低級モノアルコール類:たとえば、エタノール、イソプロピルアルコール、1−ブタノール、2-ブタノール、ベンジルアルコール等。
【0043】
多価アルコール類:たとえば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、2-メチルー2,4−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,2
−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール等。
【0044】
陰イオン性界面活性剤:たとえば、ヤシ油脂肪酸カリウム、ヤシ油脂肪酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミン、ラウリン酸カリウム、ラウリン酸ナトリウム、ラウリン酸トリエタノールアミン、ミリスチン酸カリウム、ミリスチン酸ナトリウム、ミリスチン酸イソプロパノールアミン、パルミチン酸カリウム、パルミチン酸ナトリウム、パルミチン酸イソプロパノールアミン、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸トリエタノールアミン、オレイン酸カリウム、オレイン酸ナトリウム、ヒマシ油脂肪酸ナトリウム、ウンデシレン酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、パルミチン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウム、ミリスチン酸カルシウム、ミリ
スチン酸マグネシウム、ジミリスチン酸アルミニウム、
【0045】
イソステアリン酸アルミニウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレントリデシルエーテル酢酸、ポリオキシエチレントリデシルエーテル酢酸ナトリウム、ステアロイル乳酸ナトリウム、イソステアロイル乳酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシン、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシントリエタノールアミン、ラウロイルサルコシン、ラウロイルサルコシンカリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、オレオイルサルコシン、ミリストイルサルコシンナトリウム、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン、ラウロイルアシルグルタミン酸、ラウロイルアシルグルタミン酸カリウム、ラウロイルアシルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルアシルグルタミン酸トリエタノールアミン、ミリストイルアシルグルタミン酸、
【0046】
ミリストイルアシルグルタミン酸カリウム、ミリストイルアシルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルアシルグルタミン酸、ステアロイルアシルグルタミン酸カリウム、ステアロイルアシルグルタミン酸二ナトリウム、硬化牛脂脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸・硬化牛脂脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルアラニンナトリウム、ラウロイルメチルアラニン、ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルメチルアラニントリエタノールアミン、ミリストイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンカリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンマグネシウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、パルミトイルメチルタウリンナトリウム、ステアロイルメチルタウリンナトリウム、オレオイルメチルタウリンナトリウム、アルカンスルホン酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ヤシ油脂肪酸エチルエステルスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、
【0047】
セチル硫酸ナトリウム、アルキル(11,13,15)硫酸トリエタノールアミン、アルキル(12,13)硫酸ナトリウム、アルキル(12,13)硫酸トリエタノールアミン、アルキル(12,14,16)硫酸アンモニウム、アルキル(12〜13)硫酸ジエタノールアミン、アルキル(12〜14)硫酸トリエタノールアミン、アルキル(12〜15)硫酸トリエタノールアミン、ヤシ油アルキル硫酸マグネシウム・トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸マグネシウム、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸ジエタノールアミン、ミリスチル硫酸ナトリウム、ステアリル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸ナトリウム、オレイル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン(1)アルキル(11,13,15)エーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(1)アルキル(11,13,15)エーテル硫酸トリエタノールアミン、
【0048】
ポリオキシエチレン(3)アルキル(11〜15)エーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(2)アルキル(12,13)エーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(3)アルキル(12〜14)エーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(3)アルキル(12〜15)エーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(3)ミリスチルエーテル硫酸ナトリウム、高級脂肪酸アルカノールアミド硫酸エステルナトリウム、ラウリルリン酸、ラウリルリン酸ナトリウム、セチルリン酸カリウム、セチルリン酸ジエタノールアミン、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸、ポリオキシエ
チレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸トリエタノールアミン、
【0049】
ポリオキシエチレンオクチルエーテルリン酸、ポリオキシエチレン(10)アルキル(12,13)エーテルリン酸、ポリオキシエチレンアルキル(12〜15)エーテルリン酸、ポリオキシエチレンアルキル(12〜16)エーテルリン酸、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ジエタノールアミン等。
【0050】
陽イオン性界面活性剤:たとえば、ジオクチルアミン、ジメチルステアリルアミン、トリラウリルアミン、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、セチルトリメチルアンモニウムサッカリン、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキル(20〜22)トリメチルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化アルキル(16,18)トリメチルアンモニウム、臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモニウムサッカリン、塩化アルキル(28)トリメチルアンモニウム、塩化ジ(ポリオキシエチレン)オレイルメチルアンモニウム(2EO)、塩化ジポリオキシエチレンステアリルメチルアンモニウム、塩化ポリオキシエチレン(1)ポリオキシプロピレン(25)ジエチルメチルアンモニウム、
【0051】
塩化トリ(ポリオキシエチレン)ステアリルアンモニウム(5EO)、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(12〜15)ジメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(12〜18)ジメチルアンモニウム、塩化ジアルキル(14〜18)ジメチルアンモニウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメチルアンモニウム、塩化イソステアリルラウリルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ラウリルジメチル(エチルベンジル)アンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ラウリルピリジニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ラウロイルコラミノホルミルメチルピリジニウム、塩化ステアロイルコラミノホルミルメチルピリジニウム、臭化アルキルイソキノリウム、塩化メチルベンゼトニウム、塩化ベンゼトニウム等。
【0052】
両性界面活性剤:たとえば、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、ラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリイウムベタインナトリウム、ウンデシル−N−カルボキシメチルイミダゾリイウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン二ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシエトキシエチル−N−カルボキシエチルエチレンジアミン二ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、
【0053】
ラウリルアミノプロピオン酸トリエタノールアミン、パーム油脂肪酸アシル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルベタインナトリウム、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、パーム油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピル酢酸ベ
タイン、リシノレイン酸アミドプロピルベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン等。
【0054】
非イオン性界面活性剤:たとえば、ポリオキシエチレン(10)アルキル(12,13)エーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレン(3,7,12)アルキル(12〜14)エーテル、ポリオキシエチレントリデシルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレン−sec−アルキル(14)エーテル、ポリオキシエチレンイソセチルエーテル、ポリオキシエチレンセトステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(2,10,20)イソステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルセチルエーテル、ポリオキシエチレン(20)アラキルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、
【0055】
ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンジノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(1)ポリオキシプロピレン(1,2,4,8)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(5)ポリオキシプロピレン(1,2,4,8)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(10)ポリオキシプロピレン(1,2,4,8)セチルエーテル、ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(1,2,4,8)セチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(3)ポリオキシプロピレン(34)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(4)ポリオキシプロピレン(30)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレン(34)ポリオキシプロピレン(23)ステアリルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル、
【0056】
モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、エチレングリコール脂肪酸エステル、自己乳化型モノステアリン酸エチレングリコール、ラウリン酸ジエチレングリコール、ミリスチン酸ポリエチレングリコール、パルミチン酸ポリエチレングリコール、ステアリン酸ジエチレングリコール、自己乳化型モノステアリン酸ポリエチレングリコール(2)、イソステアリン酸ポリエチレングリコール、ジオクタン酸エチレングリコール、ジラウリン酸ジエチレングリコール、ジラウリン酸ポリエチレングリコール、ジパルミチン酸ポリエチレングリコール(150)、ジステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸ジエチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジオレイン酸エチレングリコール、ジオレイン酸ポリエチレングリコール、ジリシノレイン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、モノパルミチン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、
【0057】
モノステアリン酸ポリオキシエチレン(6)ソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、トリステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(6)ソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、ポリオキシエチレン(20)ヤシ油脂肪酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレン(10〜80)ソルビタン、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、イソステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン、トリステアリン酸ポリオキシエチレン(150)ソルビタン、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、親油型モノステアリン酸グリセリン、
【0058】
親油型モノオレイン酸グリセリン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリン、ヤシ油脂肪酸グリセリル、ラウリン酸グリセリン、ミリスチン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、リシノレイン酸グリセリル、モノヒドロキシステアリン酸グリセリル、オレイン酸グリセリン、リノール酸グリセリル、エルカ酸グリセリル、ベヘン酸グリセリル、小麦胚芽油脂肪酸グリセリド、サフラワー油脂肪酸グリセリル、水素添加大豆脂肪酸グリセリル、飽和脂肪酸グリセリド、綿実油脂肪酸グリセリル、モノイソステアリン酸モノミリスチン酸グリセリル、モノ牛脂肪酸グリセリド、モノラノリン脂肪酸グリセリル、セスキオレイン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、ジアラキン酸グリセリル、モノラウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、セスキステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、
【0059】
トリステアリン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、ヤシ油脂肪酸ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、ジステアリン酸ソルビタン、イソパルミチン酸ジグリセリル、モノラウリン酸ポリ(4〜10)グリセリル、モノミリスチン酸ポリ(10)グリセリル、モノステアリン酸ポリ(2〜10)グリセリル、モノイソステアリン酸ポリ(2〜10)グリセリル、モノオレイン酸ポリ(2〜10)グリセリル、セスキオレイン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ポリ(2〜10)グリセリル、ジステアリン酸ポリ(6〜10)グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリステアリン酸ポリ(10)グリセリル、トリオレイン酸ポリ(10)グリセリル、テトライソステアリン酸ポリ(2)グリセリル、
【0060】
ペンタステアリン酸デカグリセリル、ペンタオレイン酸ポリ(6〜10)グリセリル、ヘプタステアリン酸ポリ(10)グリセリル、デカステアリン酸デカグリセリル、デカオレイン酸ポリ(10)グリセリル、縮合リシノレイン酸ポリ(6)グリセリル、ショ糖脂肪酸エステル、ヤシ油脂肪酸ショ糖エステル、アルキルグルコシド、ヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド、ラウリルジメチルアミンオキシド、ジヒドロキシエチルラウリルジメチルアミンオキシド、ステアリルジメチルアミンオキシド、オレイルジメチルアミンオキシド、ポリオキシエチレンヤシ油アルキルジメチルアミンオキシド等。
【0061】
天然系界面活性剤:たとえば、サポニン、レシチン、大豆リン脂質、水素添加大豆リン脂質、大豆リゾリン脂質、水素添加大豆リゾリン脂質、卵黄レシチン、水素添加卵黄リゾホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、スフィンゴリン脂質、スフィンゴミエリン、ガングリオシド、胆汁酸、コール酸、デオキシコール酸、コール酸ナトリウム、デオキシコール酸ナトリウム、スピクリスポール酸、ラムノリピッド、トレハロースリピッド、ソホロリピッド、マンノシルエリスリトールリピッド、サーファクチン及びその塩等。
【0062】
紫外線吸収剤:たとえば、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル等のパラアミノ安息香酸誘導体、ケイ皮酸ベンジル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、2,4−ジイソプロピルケイ皮酸メチル、2,4−ジイソプロピルケイ皮酸エチル、パラメトキシケイ皮酸カリウム、パラメトキシケイ皮酸ナトリウム、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、パラメトキシケイ皮酸2−エトキシエチル、パラエトキシケイ皮酸エチル等のケイ皮酸誘導体、
【0063】
ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等のウロカニン酸誘導体、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノンナトリウム、2−ヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシ−5−スルホベンゾフェノンナトリウム等のベンゾフェノン誘導体、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸p−tert−ブチルフェニル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸−3,3,5−トリメチルシクロヘキシル等のサリチル酸誘導体、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メトキシフェニル)ベンゾトリアゾール、4−tert−ブチル−4’−メトキシベンゾイルメタン等。
【0064】
粉体類および色材類:たとえば、カオリン、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、セリサイト、タルク、窒化ホウ素、マイカ、モンモリロナイト、麻セルロース末、小麦デンプン、シルク末、トウモロコシデンプン、ニトロ系色素、アゾ系色素、ニトロソ系色素、トリフェニルメタン系色素、キサンテン系色素、キノリン系色素、アントラキノン系色素、インジゴ系色素、ピレン系色素、フタロシアニン系色素、フラボノイド、キノン、ポルフィリン、水溶性アナトー、イカスミ末、カラメル、グアイアズレン、クチナシ青、クチナシ黄、コチニール、シコニン、銅クロロフィリンナトリウム、パプリカ色素、ベニバナ赤、ベニバナ黄、ラッカイン酸、リボフラビン酪酸エステル等の天然色素、カーボンブラック、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラ、コンジョウ、群青、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化チタン、黒酸化チタン、酸化ジルコニウム、水酸化クロム、アルミナ、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、チタン酸リチウムコバルト、マンガンバイオレット、パール顔料等。
【0065】
植物抽出物:たとえば、アシタバエキス、アセンヤクエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アマチャズルエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、油溶性アルニカエキス、アルモンドエキス、アロエエキス、アンソッコウエキス、イチョウエキス、イラクサエキス、イリス根エキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オクラエキス、オトギリソウエキス、油溶性オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、油溶性オドリコソウエキス、オノニスエキス、オランダカラシエキス、オレンジフラワー水、カキタンニン、カッコンエキス、カノコソウエキス、ガマエキス、カモミラエキス、
【0066】
油溶性カモミラエキス、カモミラ水、カラスムギエキス、カロットエキス、油溶性カロットエキス、カロット油、カワラヨモギエキス、カンゾウエキス、カンゾウ抽出末、カンゾウフラボノイド、カンタリスチンキ、キイチゴエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、キョウニンエキス、クインスシードエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミ殻エキス、クレマティスエキス、黒砂糖エキス、クロレラエキス、クワエキス、ケイヒエキス、ゲンチアナエキス、ゲンノショウコエキス、紅茶エキス、コウホネエキス、ゴボウエキス、油溶性ゴボウエキス、コムギ胚芽エキス、加水分解コムギ末、コメヌカエキス、コメヌカ発酵エキス、コンフリーエキス、サイシンエキス、サフランエキス、サボンソウエキス、油溶性サルビアエキス、
【0067】
サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、シイタケエキス末、ジオウエキス、シコンエキス、油溶性シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、油溶性シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ジュズダマエキス、ショウキョウエキス、油溶性ショウキョウエキス、ショウキョウチンキ、ショウブ根エキス、シラカバエキス、油溶性シラカバエキス、シラカバ樹液、スイカズラエキス、スギナエキス、油溶性スギナエキス、スコルジニン、ステビアエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウネズエキス、セイヨウノコギリソウエキス、油溶性セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、油溶性セージエキス、セージ水、ゼニアオイエキス、セロリエキス、センキュウエキス、センキュウ
水、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、
【0068】
チャエキス、チャ乾留液、チャ実エキス、チョウジエキス、チンピエキス、ツバキエキス、ツボクサエキス、油溶性テウチグルミエキス、デュークエキス、テルミナリアエキス、トウキエキス、油溶性トウキエキス、トウキ水、トウキンセンカエキス、油溶性トウキンセンカエキス、豆乳末、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、トルメンチラエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、油溶性ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、油溶性ノバラエキス、バクガエキス、バクガ根エキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、ハダカムギ葉汁濃縮物、蒸留ハッカ水、ハマメリス水、ハマメリス抽出液、バラエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビワ葉エキス、油溶性ビワ葉エキス、フキタンポポエキス、ブクリョウエキス、
【0069】
ブッチャーブルームエキス、ブッチャーブルームエキス末、ブドウエキス、ブドウ葉エキス、ブドウ水、ヘイフラワーエキス、ヘチマエキス、ヘチマ水、ベニバナエキス、油溶性ボダイジュエキス、ボダイジュ水、ボタンエキス、ホップエキス、油溶性ホップエキス、マツエキス、マリアアザミエキス、マロニエエキス、油溶性マロニエエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、メリロートエキス、モモ葉エキス、油溶性モモ葉エキス、モヤシエキス、ヤグルマギクエキス、ヤグルマギク水、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユリエキス、ヨクイニンエキス、油溶性ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ヨモギ水、ラベンダーエキス、ラベンダー水、リンゴエキス、レイシエキス、レタスエキス、レンゲソウエキス、ローズ水、ローズマリーエキス、油溶性ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ワレモコウエキス等。
【0070】
アミノ酸類及びペプチド類:たとえば、グリシン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、ヒスチジン、γ−アミノ酪酸、DL−ピロリドンカルボン酸、ε−アミノカプロン酸、加水分解エラスチン、水溶性エラスチン、加水分解コラーゲン、水溶性コラーゲン、カゼイン、グルタチオン、小麦ペプチド、大豆ペプチド等。
【0071】
ビタミン類およびビタミン様作用因子類:たとえば、レチノール、レチナール、レチノイン酸、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のビタミンA類、α−カロチン、β−カロチン、γ−カロチン、δ−カロチン、リコピン、ゼアキサンチン、クリプトキサンチン、エキネノン、アスタキサンチン等のカロテノイド類、チアミン類等のビタミンB1類、リボフラビン等のビタミンB2類、ピリドキシン、ピリドキサール、ピリドキサミン等のビタミンB6類、シアノコバラミン等のビタミンB12類、葉酸類、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、パントテン酸類、ビオチン類、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ナトリウム、ステアリン酸L−アスコルビル、パルミチン酸L−アスコルビル、ジパルミチン酸L−アスコルビル、テトライソパルミチン酸L−アスコルビル、L−アスコルビン酸硫酸エステル二ナトリウム、L−アスコルビン酸マグネシウム、アスコルビン酸−2−リン酸エステル、リン酸L−アスコルビルナトリウム、リン酸L−アスコルビルマグネシウム、L−アスコルビン酸−2−グルコシド、パルミチン酸アスコルビルリン酸ナトリウム、2−ヘキシルデカン酸アスコルビルリン酸ナトリウム等のビタミンC類、
【0072】
エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類、d−α−トコフェロール、DL−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、d−δ−トコフェロール、トコフェリルリン酸ナトリウム、トコフェリルジメチルグリシネート及びその塩等のビタミンE類、ユビキノン類、ビタミンK類、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、α−リポ酸、オロット酸等。
【0073】
防腐剤:たとえば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ウンデシレン酸、サリチル酸、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ベンジル、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸メチルナトリウム、フェノキシエタノール、感光素101号、感光素201号、感光素401号等。
【0074】
酸化防止剤:たとえば、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、パラヒドロキシアニソール、没食子酸オクチル等。
【0075】
封鎖剤:たとえば、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸三ナトリウム、エデト酸、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、グルコン酸、フィチン酸、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、等の金属イオン性化合物。
【0076】
保湿剤:たとえば、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、乳酸菌培養液、酵母エキス、セラミド等。
【0077】
抗炎症剤:たとえば、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸三ナトリウム、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β−グリチルレチン酸、グリチルレチン酸グリセリン、グリチルレチン酸ステアリル、塩化リゾチーム、ヒドロコルチゾン、アラントイン等。
【0078】
pH調整剤:たとえば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン等。
【0079】
塩類:たとえば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、硫酸ナトリウム等。
【0080】
α−ヒドロキシ酸類:たとえば、クエン酸、グリコール酸、酒石酸、乳酸等。
【0081】
美白剤:たとえば、アルブチン、α−アルブチン、プラセンタエキス等。
【0082】
精油類:たとえば、アンゼリカ油、イランイラン油、エレミ油、カミツレ油、ローマカミツレ油、カルダモン油、カラムス油、ガルバナム油、カンファー油、キャロットシード油、クラリーセージ油、チョウジ油、ケイヒ油、コリアンダー油、サイプレス油、サンダルウッド油、シダーウッド油、シトロネラ油、シナモンリーフ油、ジャスミンアブソリュート、ジュニパーベリー油、ジンジャーエクストラクト、スペアミント油、セージ油、セダー油、ゼラニウム油、タイム油、ティーツリー油、ナツメグ油、ニアウリ油、ネロリ油、パイン油、バジル油、ハッカ油、パチュリー油、パルマローザ油、フェンネル油、プチグレン油、ブラックペッパー油、フランキンセンス油、ベチバ油、ペパーミント油、ベルガモット油、ベンゾイン油、ボアドローズ油、マジョラム油、ミルラ油、メリッサ油、ユーカリ油、ラベンサラ油、ラバンジン油、ラベンダー油、リンデン油、ローズ油、ローズウッド油、ローズマリー油、ロベージ油等。
【0083】
テルペン類:たとえば、ピネン、テルピネン、テルピノーレン、ミルセン、ロンギフィーレン等。
【0084】
香料、水、などの成分。
【0085】
なお、本発明の抗肌荒れ化粧料には、上述したその他の成分に加えて既存の化粧品原料をさらに配合することもできる。たとえば、化粧品原料基準第二版注解、日本公定書協会編、1984(薬事日報社)、化粧品原料基準外成分規格、厚生省薬務局審査課監修、1993(薬事日報社)、化粧品原料基準外成分規格追補、厚生省薬務局審査課監修、1993(薬事日報社)、化粧品種別許可基準、厚生省薬務局審査課監修、1993(薬事日報社)、化粧品種別配合成分規格、厚生省薬務局審査課監修、1997(薬事日報社)、化粧品原料辞典、平成3年(日光ケミカルズ)及び新しい化粧品機能素材300、2002(シーエムシー出版)等に記載されている全ての化粧品原料を使用することができる。
【0086】
本発明の抗肌荒れ化粧料は、上述した成分を所望の含有量となるように用いて、その剤型および形態に応じて常法にしたがい、溶解、混合あるいは分散等することにより製造できる。
【0087】
本発明の抗肌荒れ化粧料の剤型としては、一般的な化粧料の形態が適用され、例えばクリーム、乳液、化粧水、美容液、ジェル、パック、エッセンス、粉体化粧料などが挙げられる。
【0088】
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【実施例】
【0089】
[合成例1]
2−ヘキシルデカン酸L−カルニチン塩酸塩の合成
L−カルニチン45.6g(0.283mol)を氷浴中で、トリフルオロ酢酸150mLに溶かし、そこに2−ヘキシルデカン酸クロリド116.6g(0.425mol)を10分かけて滴下した。80℃、4時間加
熱攪拌を行い、その後、減圧蒸留にて溶媒を留去した。得られた焦げ茶色油状物 264.6g
をn−ヘキサン200mLにて3回洗浄し、黒色油状物を200mL採取した。この油状物を3.0g取
り、エタノール20mL、n−ブタノール30mL、水60mLで抽出を行い、得られた有機層を水60mLで洗浄、さらにエタノール20mL、水60mLの混液で洗浄した。得られた有機層をさらに水60mLで洗浄した。有機層を採取して乾燥、溶媒留去して2−ヘキシルデカン酸L−カルニチン塩酸塩を2.0g得た。
【0090】
この目的物質の構造は、下記のとおり、NMR、液体クロマトグラフ質量分析(LC/MS
)、および元素分析により確認した。
【0091】
<NMR>
1H-NMR(CDCl3); 0.90 ppm (6H, t, 7.0Hz)、 1.29-1.62 ppm (24H, m)、 2.41 ppm (1H, m)、 2.76 ppm (2H, d, 6.0 Hz)、 3.21 ppm (9H, s)、 3.75 ppm (1H, d, 14.6Hz)、 3.92 ppm (1H, dd, 8.2, 14.6Hz)、 5.60-5.64 ppm (1H, m)
NMR装置:Burker Advance 500
試料濃度:40mg試料/422mg 重クロロホルム
温度:室温
【0092】
<液体クロマトグラフ−質量分析(LC/MS)>
MS(ESI) m/z: 400.5 [M+](LC/MSによる。)
液体クロマトグラフフィー(LC)装置: Agilent 1100シリーズ、カラム: Shodex シ
リカC8-5B、カラム温度: 40℃、溶離液: 20mM 酢酸アンモニウム水溶液/アセトニトリ
ル=30/70、流速: 1.0mL/min、試料濃度・注入量: 10μL×5mg/mL 溶離液、検出:フ
ォトダイオードアレイ UV200-700nm、
質量分析(MS)装置: Thermoquest LCQ Advantage、イオン化法:ESI(エレクトロス
プレーイオン化)法、スキャン範囲: m/Z 50〜1000(正負交互)、MS/MSコリジョン
エネルギー: 40%
【0093】
<元素分析>
元素分析: C 62.8%、H 10.6%、N 3.5%、O 14.9%、Cl 8.2%
(C、H、N、O: 有機元素分析装置 CHNS-932+酸素分析用オプションVTF-900(LECO社)
による。リファレンス: sym-ジフェニルチオ尿素(CHN分析)、p-ニトロアニリン(O分
析))(Cl: イオンクロマトグラフィーによる。試料1mgを正確に秤量し溶離液(1.8mM
Na2CO3 + 1.7mM NaHCO3)で100mLに定容、陰イオンクロマトグラフィー(DIONEX DX-500)で測定、試料中Cl含量に換算。カラム Shodex SI-90 4E、流速1.0mL/min、注入量25μL、検出器:電気伝導度検出器、サプレッサー:ASRS-I)
【0094】
[合成例2]
2−メチルパルミチン酸L−カルニチン塩酸塩の合成
L−カルニチン45.6g(0.283mol)を氷浴中で、トリフルオロ酢酸150mLに溶かし、そこに2−メチルパルミチン酸クロリド122.4g(0.425mol)を10分かけて滴下した。80℃、4時間
加熱攪拌を行い、その後減圧蒸留にて溶媒を留去した。得られた焦げ茶色油状物 278.0g
をn−ヘキサン200mLにて3回洗浄し、黒色油状物を200mL採取した。この油状物を3.0g取
り、エタノール20mL、n−ブタノール30mL、水60mLで抽出を行い、得られた有機層を水60mLで洗浄、さらにエタノール20mL、水60mLの混液で洗浄した。得られた有機層をさらに水60mLで洗浄した。有機層を採取して乾燥、溶媒留去して2−メチルパルミチン酸L−カルニチン塩酸塩を2.2g得た。
【0095】
この目的物質の構造は、合成例1と同様にして、下記のとおり、NMR、液体クロマトグラフ質量分析(LC/MS)、および元素分析により確認した。
【0096】
<NMR>
1H-NMR(CDCl3); 2.50 ppm (1H, m)、 2.75 ppm (1H, dd, 6.2, 1.5Hz)、 2.80 ppm (1H, m)、3.73 ppm (1H, d, 14.4Hz)、 3.91 ppm (1H, dd, 14.4, 8.5Hz)、 5.61-5.65 ppm (1H, m)
【0097】
<液体クロマトグラフ−質量分析(LC/MS)>
MS(ESI) m/z: 414.5 [M+]
【0098】
<元素分析>
C 64.3%、H 10.3%、N 3.2%、O 14.2%、Cl 8.0%
【0099】
[実施例1]
化粧料の調製
下記表1に従い、化粧料を調製した。
【0100】
【表1】

【0101】
いずれも全成分を室温で撹拌混和して、均一な溶液を得た。化粧料1〜3ともに剤の性状は安定であり、皮膚に塗布した際の使用感も同等であった。
なお化粧料1は比較のための、カルニチン誘導体を含まない対照剤(比較例)である。
【0102】
[実施例2]
ヒト経皮水分蒸散試験
実施例1で調製した化粧料1〜3を1日2回、4週間連続で、10名の被験者の上腕内側の隣接する3区画、各4cm2にそれぞれ0.1mlずつ塗布した。最終塗布後3日目に、各塗布部の経皮水分蒸散量を、TEWAMETER TM210(Courage + Khazaka社製)で測定した。なお測定は相対湿度40%、25℃の恒温恒湿室で30分間の安静の後実施した。試験後の測定値を、試験開始前の値を100とした相対値として、10名の平均値を求め、表2
に示した。
【0103】
【表2】

【0104】
[実施例3]
官能試験
肌荒れを訴える女子被験者(35〜55才)各20人に、実施例1で調製した化粧料1
〜3をそれぞれ単独で、1日2回(朝、夕)連続2ケ月間塗布して、肌荒れ防止効果を評価した。試験結果は、肌荒れ改善の典型的な官能指標と考えられる皮膚の湿潤性、平滑性の各項目に関して、「皮膚に潤いが生じた」、「皮膚が滑らかになった」と回答した人数で表3に示した。
【0105】
【表3】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(1)で示されるカルニチン誘導体および/または下記式(2)で示されるカルニチン誘導体の塩を含有することを特徴とする抗肌荒れ化粧料;
【化1】

(式(1)中、R1およびR2はそれぞれ独立に、分岐を有していてもよい炭素数1〜18の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基を表す。)
【化2】

(式(2)中、R1およびR2は式(1)と同義であり、X-はカルニチン誘導体のカチオ
ン部と電気的に中性となる無機アニオンまたは有機アニオンを表し、Y+はカルニチン誘
導体のアニオン部と電気的に中性となる無機カチオンまたは有機カチオンを表す。)。
【請求項2】
前記式(1)および式(2)中の、R1およびR2がそれぞれ独立に、分岐を有していてもよい炭素数3〜16の飽和または不飽和の脂肪族炭化水素基であることを特徴とする請求項1に記載の抗肌荒れ化粧料。
【請求項3】
前記式(1)および式(2)中の、R1およびR2のいずれか一方が炭素数6の直鎖アルキル基であり、他方が炭素数8の直鎖アルキル基であることを特徴とする請求項1に記載の抗肌荒れ化粧料。
【請求項4】
前記式(1)および式(2)中の、R1およびR2のいずれか一方がメチル基であり、他方が炭素数14の直鎖アルキル基であることを特徴とする請求項1に記載の抗肌荒れ化粧料。

【公開番号】特開2007−254374(P2007−254374A)
【公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−81504(P2006−81504)
【出願日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【出願人】(000002004)昭和電工株式会社 (3,251)
【Fターム(参考)】