説明

抗菌剤として使用のスピロ縮合バルビツール酸誘導体

1つの側面において、本発明は、式(I)


の化合物、その医薬的に許容される塩、それらを使用して細菌感染症を治療する方法、そしてそれらの製造の方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

の化合物、又はその医薬的に許容される塩[式中:
環Aは、5〜7員非芳香族複素環式環であり、ここで
1)前記5〜7員非芳香族複素環式環は、窒素に加えて、−O−、−NH−、−S−、−S(O)−、及び−S(O)−より選択されるメンバーを含有してもよく;
2)前記5〜7員非芳香族複素環式環は、炭素上で、1以上のRで置換されていてもよく;
3)1つの炭素原子上の2つのR置換基は、基:=O又は基:=N(OR7a)を一緒に形成してもよく;そして
4)前記5〜7員複素環式環のいずれの−NH−部分は、R7*で置換されていてもよく;
環Bは、5又は6員芳香族複素環式環であり;
nは、0〜3であり;
は、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(O)−H、−C(O)−R1b、−C(O)1c、−C(O)−N(R1a、−S(O)−R1b、−S(O)−R1b、−S(O)−N(R1a、−C(R1a)=N−R1a、及び−C(R1a)=N−OR1aより選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR10で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R10*で置換されていてもよく;
1aは、それぞれの出現において、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR10で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R10*で置換されていてもよく;
1bは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR10で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R10*で置換されていてもよく;
1cは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR10で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R10*で置換されていてもよく;
は、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(O)−H、−C(O)−R2b、−C(O)2c、−C(O)−N(R2a、−S(O)−R2b、−S(O)−R2b、−S(O)−N(R2a、−C(R2a)=N−R2a、及び−C(R2a)=N−OR2aより選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR20で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R20*で置換されていてもよく;
2aは、それぞれの出現において、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR20で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R20*で置換されていてもよく;
2bは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR20で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R20*で置換されていてもよく;
2cは、それぞれの出現において、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR20で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R20*で置換されていてもよく;
は、それぞれの出現において、−X−R、−W−R、−C(O)−N(R3a)−S(O)−R3b、−C(R3a)=N−R3y、−C(R3a)=N−NR3a−C(O)−R3b、−C(N(R3a)=N−R3y、−C(N(R3a)=N−OR3y、−C(N(R3a)=N−C(O)−R3b、−C(N(R3a)=N−S(O)−R3b、−C(N(R3a)=N−CN、−N=C(R3y、−N(R3a)−S(O)−N(R3y、−N(R3a)−N(R3y、−N(R3a)−C(O)−N(R3y、−N(R3a)−C(O)−N(R3a)−S(O)−R3b、−N(R3a)−C(R3a)=N(R3y)、−N(R3a)−C(R3a)=N−OR3y、−N(R3a)−C(R3a)=N−C(O)−R3b、−N(R3a)−C(R3a)=N−S(O)3b、−N(R3a)−C(R3a)=N−CN、−N(R3a)−C(N(R3a)=N−R3y、−N(R3a)−C(N(R3a)=N−OR3y、−N(R3a)−C(N(R3a)=N−C(O)−R3b、−N(R3a)−C(N(R3a)=N−S(O)−R3b、−N(R3a)−C(N(R3a)=N−CN、−O−C(O)−R3b、及び−Si(R3bより独立して選択され;
3aとR3yは、それぞれの出現において、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR30で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R30*で置換されていてもよく;
3bは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR30で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R30*で置換されていてもよく;
は、それぞれの出現において、H、ハロ、−CN、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−OR4d、−SR4d、−N(R4d、−N(R4a)−C(O)−R4e、−NO、−C(O)−H、−C(O)−R4e、−C(O)4d、−C(O)−N(R4d、−O−C(O)−N(R4d、−N(R4a)−C(O)4d、−S(O)−R4e、−S(O)−R4e、−S(O)−N(R4d、−N(R4a)−S(O)−R4e、及び−C(R4a)=N−OR4dより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、及びC2−6アルキニルは、それぞれの出現において、1以上のR40xで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記カルボシクリル及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR40で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R40*で置換されていてもよく;
4aは、それぞれの出現において、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR40で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R40*で置換されていてもよく;
4dは、それぞれの出現において、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、及び芳香族ヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及び芳香族ヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR40で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記芳香族ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R40*で置換されていてもよく;
4eは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及び芳香族ヘテロシクリルより選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及び芳香族ヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR40で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記芳香族ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R40*で置換されていてもよく;
は、ヘテロシクリル及び−Si(R5bより選択され、ここで前記ヘテロシクリルは、炭素上で、1以上のR50で置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R50*で置換されていてもよく;
5bは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR40で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R50*で置換されていてもよく;
は、非芳香族ヘテロシクリルであり、ここで前記非芳香族ヘテロシクリルは、炭素上で、1以上のR60で置換されていてもよく、そしてここで前記非芳香族ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R60*で独立して置換されていてもよく;
は、ハロ、−CN、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−OR7a、−SR7a、−N(R7a、−N(R7a)−C(O)−R7b、−N(R7a)−N(R7a、−NO、−C(O)−H、−C(O)R7b、−C(O)7a、−C(O)−N(R7a、−O−C(O)−N(R7a、−N(R7a)−C(O)7a、−N(R7a)−C(O)−N(R7a、−O−C(O)−R7b、−S(O)−R7b、−S(O)−R7b、−S(O)−N(R7a、−N(R7a)−S(O)−R7b、−C(R7a)=N−R7a、及び−C(R7a)=N−OR7aより選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、炭素上で、1以上のR70で置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R70*で置換されていてもよく;
7*は、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(O)−H、−C(O)−R7b、−C(O)7c、−C(O)−N(R7a、−S(O)−R7b、−S(O)−R7b、−S(O)−N(R7a、−C(R7a)=N−R7a、及び−C(R7a)=N−OR7aより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR70で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R70*で置換されていてもよく;
7aは、それぞれの出現において、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR70で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R70*で置換されていてもよく;
7bは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR70で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R70*で置換されていてもよく;
7cは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のR70で独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、R70*で置換されていてもよく;
10は、それぞれの出現において、ハロ、−CN、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−OR10a、−SR10a、−N(R10a、−N(R10a)−C(O)−R10b、−N(R10a)−N(R10a、−NO、−C(O)−H、−C(O)−R10b、−C(O)10a、−C(O)−N(R10a、−O−C(O)−N(R10a、−N(R10a)−C(O)10a、−N(R10a)−C(O)−N(R10a、−O−C(O)−R10b、−S(O)−R10b、−S(O)−R10b、−S(O)−N(R10a、−N(R10a)−S(O)−R10b、−C(R10a)=N−R10a、及び−C(R10a)=N−OR10aより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Ra*で置換されていてもよく;
10*は、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(O)−H、−C(O)−R10b、−C(O)10c、−C(O)−N(R10a、−S(O)R10b、−S(O)10b、−S(O)−N(R10a、−C(R10a)=N−R10a、及び−C(R10a)=N−OR10aより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Ra*で置換されていてもよく;
10aは、それぞれの出現において、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Ra*で置換されていてもよく;
10bは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Ra*で置換されていてもよく;
10cは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Ra*で置換されていてもよく;
20は、それぞれの出現において、ハロ、−CN、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−OR20a、−SR20a、−N(R20a、−N(R20a)−C(O)−R20b、−N(R20a)−N(R20a、−NO、−C(O)−H、−C(O)−R20b、−C(O)20a、−C(O)−N(R20a、−O−C(O)−N(R20a、−N(R20a)−C(O)20a、−N(R20a)−C(O)−N(R20a、−O−C(O)−R20b、−S(O)−R20b、−S(O)−R20b、−S(O)−N(R20a、−N(R20a)−S(O)−R20b、−C(R20a)=N−R20a、及び−C(R20a)=N−OR20aより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rb*で置換されていてもよく;
20*は、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(O)−H、−C(O)−R20b、−C(O)20c、−C(O)−N(R20a、−S(O)−R20b、−S(O)−R20b、−S(O)−N(R20a、−C(R20a)=N−R20a、及び−C(R20a)=N−OR20aより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rb*で置換されていてもよく;
20aは、それぞれの出現において、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rb*で置換されていてもよく;
20bは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rb*で置換されていてもよく;
20cは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rb*で置換されていてもよく;
30は、それぞれの出現において、ハロ、−CN、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−OR30a、−SR30a、−N(R30a、−N(R30a)−C(O)−R30b、−N(R30a)−N(R30a、−NO、−C(O)−H、−C(O)−R30b、−C(O)30a、−C(O)−N(R30a、−O−C(O)−N(R30a、−N(R30a)−C(O)30a、−N(R30a)−C(O)−N(R30a、−O−C(O)−R30b、−S(O)−R30b、−S(O)−R30b、−S(O)−N(R30a、−N(R30a)−S(O)−R30b、−Si(R30b、−C(R30a)=N−R30a、及び−C(R30a)=N−OR30aより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rc*で置換されていてもよく;
30*は、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(O)−H、−C(O)−R30b、−C(O)30c、−C(O)−N(R30a、−S(O)−R30b、−S(O)−R30b、−S(O)−N(R30a、−C(R30a)=N−R30a、及び−C(R30a)=N−OR30aより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rc*で置換されていてもよく;
30aは、それぞれの出現において、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rc*で置換されていてもよく;
30bは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rc*で置換されていてもよく;
30cは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rc*で置換されていてもよく;
40は、それぞれの出現において、ハロ、−CN、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−OR40a、−SR40a、−N(R40a、−N(R40a)−C(O)−R40b、−N(R40a)−N(R40a、−NO、−C(O)−H、−C(O)−R40b、−C(O)40a、−C(O)−N(R40a、−O−C(O)−N(R40a、−N(R40a)−C(O)40a、−N(R40a)−C(O)−N(R40a、−O−C(O)−R40b、−S(O)−R40b、−S(O)−R40b、−S(O)−N(R40a、−N(R40a)−S(O)−R40b、−C(R40a)=N−R40a、及び−C(R40a)=N−OR40aより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rd*で置換されていてもよく;
40*は、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(O)−H、−C(O)−R40b、−C(O)40c、−C(O)−N(R40a、−S(O)−R40b、−S(O)−R40b、−S(O)−N(R40a、−C(R40a)=N−R40a、及び−C(R40a)=N−OR40aより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rd*で置換されていてもよく;
40aは、それぞれの出現において、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rd*で置換されていてもよく;
40bは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rd*で置換されていてもよく;
40cは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rd*で置換されていてもよく;
40xは、それぞれの出現において、ハロ、−CN、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、−OR40a、−SR40a、−N(R40a、−N(R40a)−C(O)−R40b、−N(R40a)−N(R40a、−NO、−C(O)−H、−C(O)−R40b、−C(O)40a、−C(O)−N(R40a、−O−C(O)−N(R40a、−N(R40a)−C(O)40a、−N(R40a)−C(O)−N(R40a、−O−C(O)−R40b、−S(O)−R40b、−S(O)−R40b、−S(O)−N(R40a、−N(R40a)−S(O)−R40b、−C(R40a)=N−R40a、及び−C(R40a)=N−OR40aより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、及びカルボシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく;
50は、それぞれの出現において、ハロ、−CN、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−OR50a、−SR50a、−N(R50a、−N(R50a)−C(O)−R50b、−N(R50a)−N(R50a、−NO、−C(O)−H、−C(O)−R50b、−C(O)50a、−C(O)−N(R50a、−O−C(O)−N(R50a、−N(R50a)−C(O)50a、−N(R50a)−C(O)−N(R50a、−O−C(O)−R50b、−S(O)−R50b、−S(O)−R50b、−S(O)−N(R50a、−N(R50a)−S(O)−R50b、−Si(R50b、−C(R50a)=N(R50a)、及び−C(R50a)=N(OR50a)より独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Re*で置換されていてもよく;
50*は、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(O)−H、−C(O)−R50b、−C(O)50c、−C(O)−N(R50a、−S(O)−R50b、−S(O)−R50b、−S(O)−N(R50a、−C(R50a)=N−R50a、及び−C(R50a)=N−OR50aより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Re*で置換されていてもよく;
50aは、それぞれの出現において、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Re*で置換されていてもよく;
50bは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Re*で置換されていてもよく;
50cは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Re*で置換されていてもよく;
60は、それぞれの出現において、ハロ、−CN、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−OR60a、−SR60a、−N(R60a、−N(R60a)−C(O)−R60b、−N(R60a)−N(R60a、−NO、−C(O)−H、−C(O)−R60b、−C(O)60a、−C(O)−N(R60a、−O−C(O)−N(R60a、−N(R60a)−C(O)60a、−N(R60a)−C(O)−N(R60a、−O−C(O)−R60b、−S(O)−R60b、−S(O)−R60b、−S(O)−N(R60a、−N(R60a)−S(O)−R60b、−C(R60a)=N−R60a、及び−C(R60a)=N−OR60aより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rf*で置換されていてもよく;
60*は、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(O)−H、−C(O)−R60b、−C(O)60c、−C(O)−N(R60a、−S(O)−R60b、−S(O)−R60b、−S(O)−N(R60a、−C(R60a)=N−R60a、及び−C(R60a)=N−OR60aより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rf*で置換されていてもよく;
60aは、それぞれの出現において、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rf*で置換されていてもよく;
60bは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rf*で置換されていてもよく;
60cは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rf*で置換されていてもよく;
70は、それぞれの出現において、ハロ、−CN、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−OR70a、−SR70a、−N(R70a、−N(R70a)−C(O)−R70b、−N(R70a)−N(R70a、−NO、−C(O)−H、−C(O)−R70b、−C(O)70a、−C(O)−N(R70a、−O−C(O)−N(R70a、−N(R70a)−C(O)70a、−N(R70a)−C(O)−N(R70a、−O−C(O)−R70b、−S(O)−R70b、−S(O)−R70b、−S(O)−N(R70a、−N(R70a)−S(O)−R70b、−C(R70a)=N−R70a、及び−C(R70a)=N−OR70aより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rg*で置換されていてもよく;
70*は、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(O)−H、−C(O)−R70b、−C(O)70c、−C(O)−N(R70a、−S(O)−R70b、−S(O)−R70b、−S(O)−N(R70a、−C(R70a)=N−R70a、及び−C(R70a)=N−OR70aより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rg*で置換されていてもよく;
70aは、それぞれの出現において、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rg*で置換されていてもよく;
70bは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rg*で置換されていてもよく;
70cは、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルは、それぞれの出現において、炭素上で、1以上のRで独立して置換されていてもよく、そしてここで前記ヘテロシクリルのいずれの−NH−部分は、Rg*で置換されていてもよく;
、R、R、R、R、R、及びRは、それぞれの出現において、ハロ、−CN、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−OR、−SR、−N(R、−N(R)−C(O)−R、−N(R)−N(R、−NO、−C(O)−H、−C(O)−R、−C(O)、−C(O)−N(R、−O−C(O)−N(R、−N(R)−C(O)、−N(R)−C(O)−N(R、−O−C(O)−R、−S(O)−R、−S(O)−R、−S(O)−N(R、−N(R)−S(O)−R、−C(R)=N−R、及び−C(R)=N−ORより独立して選択され;
a*、Rb*、Rc*、Rd*、Re*、Rf*、及びRg*は、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、−C(O)−H、−C(O)−R、−C(O)、−C(O)−N(R、−S(O)−R、−S(O)−R、−S(O)−N(R、−C(R)=N−R、及び−C(R)=N−ORより独立して選択され;
は、それぞれの出現において、H、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され;
は、それぞれの出現において、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され;
は、それぞれの出現において、C1−6アルキル、カルボシクリル、及びヘテロシクリルより独立して選択され;
Wは、それぞれの出現において、−O−、−S−、−N(R3a)−、−N(R3a)C(O)−、−C(O)−、−C(O)−、−C(O)−N(R3a)−、−O−C(O)−N(R3a)−、−N(R3a)−C(O)−、−S(O)−、−S(O)−、−S(O)−、及び−N(R3a)−S(O)−より独立して選択され;そして
Xは、それぞれの出現において、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、及びC2−6アルキニレンより独立して選択され、ここで前記C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、及びC2−6アルキニレンは、それぞれの出現において、1以上のR40で独立して置換されていてもよい]。
【請求項2】
とRがHである、請求項1に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩。
【請求項3】
環Aが6員非芳香族複素環式環であり、ここで
1)前記6員非芳香族複素環式環は、窒素に加えて、−O−及び−NH−より選択されるメンバーを含有してもよく;そして
2)前記6員非芳香族複素環式環は、炭素上で、1以上のRで置換されていてもよく;そして、
は、C1−6アルキルである、請求項1又は2に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩。
【請求項4】
環Bがピリジンである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩。
【請求項5】
nが0又は1であり;
は、−X−R及び−C(NH)=N−OHより選択され;
は、それぞれの出現において、フェニル、及び5又は6員ヘテロアリールより独立して選択され、ここで前記フェニル、及び5又は6員ヘテロアリールは、それぞれの出現において、1以上のR50で独立して置換されていてもよく;
50は、−OR50aであり;
50aは、C1−6アルキルであり;そして
Xは、エチン−1,2−ジイルである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩。
【請求項6】
が、それぞれの出現において、H、−CN、ハロ、フェニル、5又は6員ヘテロアリール、及び9又は10員二環式ヘテロアリールより独立して選択され、ここで前記フェニル、5又は6員ヘテロアリール、及び9又は10員二環式ヘテロアリールは、それぞれの出現において、1以上のR40で置換されていてもよく、そしてここで前記5又は6員ヘテロアリールのいずれの−NH−部分は、R40*で置換されていてもよく;
40は、それぞれの出現において、ハロ、C1−6アルキル、フェニル、5又は6員ヘテロシクリル、−OR40a、及び−N(R40aより独立して選択され;
40*は、C1−6アルキルであり;そして
40aは、それぞれの出現において、H及びC1−6アルキルより独立して選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩。
【請求項7】
式(I):
【化2】

の化合物、又はその医薬的に許容される塩[式中:
環Aは、2,6−ジメチルモルホリン、3,5−ジメチルピペリジン、6−メチルピペラジン−2−オン、及びピペリジンより選択され;
環Bは、ピリジンであり;
nは、0又は1であり;
は、Hであり;
は、Hであり;
は、−C(NH)=N−OH、4−メトキシフェニルエチニル、及びピラジン−2−イルエチニルより選択され;
は、それぞれの出現において、H、−CN、ブロモ、クロロ、フルオロ、ヨード、1H−ベンゾイミダゾール−2−イル、1−ベンゾフラン−2−イル、1,3−ベンゾチアゾール−2−イル、1−ベンゾチエン−2−イル、5−クロロピリジン−2−イル、2−(ジメチルアミノ)ピリミジン−5−イル、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル、2,4−ジメチル−1,3−チアゾール−5−イル、4−フルオロフェニル、フラン−2−イル、フラン−3−イル、1H−イミダゾール−2−イル、1H−イミダゾール−4−イル、2−メトキシフェニル、3−メトキシピラジン−2−イル、6−メトキシピラジン−2−イル、4−メトキシピリジン−3−イル、2−メトキシ−1,3−チアゾール−4−イル、1−メチル−1H−イミダゾール−2−イル、1−メチル−1H−イミダゾール−4−イル、1−メチル−1H−イミダゾール−5−イル、2−メチルフェニル、1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル、1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル、2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル、5−メチル−1,3,4−チアジアゾリル−2−イル、3−メチルチオフェン−2−イル、4−メチルチオフェン−3−イル、5−メチルチオフェン−2−イル、6−(モルホリン−4−イル)ピリジン−3−イル、5−メチル−1,2,4−オキサチアジアゾール−3−イル、1,3−オキサゾール−2−イル、フェニル、ピラジン−2−イル、1H−ピラゾール−4−イル、1H−ピラゾール−5−イル、5−(1H−ピラゾール−5−イル)チオフェン−2−イル、ピリダジン−4−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−5−イル、キノリン−2−イル、キノリン−8−イル、1,3,4−チアダゾール−2−イル、1,3−チアゾール−2−イル、1,3−チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、チオフェン−2−イル、及び5−(1H−テトラゾール−5−イル)チオフェン−2−イルより独立して選択される]。
【請求項8】
医薬品としての使用のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩。
【請求項9】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩の、ヒトのような温血動物における細菌感染症の治療に使用の医薬品の製造における使用。
【請求項10】
ヒトのような温血動物において細菌感染症を治療するための方法であって、請求項1〜7のいずれか1項に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩の有効量を前記動物へ投与することを含んでなる、前記方法。
【請求項11】
ヒトのような温血動物において細菌感染症を治療することに使用のための、請求項1〜7のいずれか1項に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩。
【請求項12】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩と少なくとも1つの医薬的に許容される担体、希釈剤、又は賦形剤を含んでなる医薬組成物。
【請求項13】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の式(I)の化合物又はその医薬的に許容される塩を製造するための方法であって、式(A1):
【化3】

の化合物を式(A2):
【化4】

の化合物と反応させること、そしてその後必要ならば:
i)式(I)のある化合物を式(I)の別の化合物へ変換すること;
ii)どの保護基も外すこと;及び/又は
iii)医薬的に許容される塩を生成すること
を含んでなる、前記方法。

【公表番号】特表2010−533701(P2010−533701A)
【公表日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−516597(P2010−516597)
【出願日】平成20年7月16日(2008.7.16)
【国際出願番号】PCT/GB2008/050581
【国際公開番号】WO2009/010801
【国際公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】