説明

押しボタンスイッチ

【課題】ケース内に固定配置されるスイッチホルダに設けられるタクトスイッチのスイッチング態様を変化させる押しボタンが、ケースに設けられる透孔に配置される押圧操作部と、該押圧操作部から外側方に張り出して透孔の周縁でケースの内面に対向する鍔部とを備えてスイッチホルダに連設されるとともに、鍔部をケースの内面に近接させる側に弾発付勢される押しボタンスイッチにおいて、凍結によって押しボタンの操作に支障を来すことがないようにする。
【解決手段】押しボタン38の鍔部38bのうちケース12の内面に対向する対向面の周方向に間隔をあけた複数個所に、ケース12の内面側に向けて突出する突起42が一体に突設される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケース内に固定配置されるスイッチホルダに設けられるタクトスイッチのスイッチング態様を変化させる押しボタンが、前記ケースに設けられる透孔に配置される押圧操作部と、該押圧操作部から外側方に張り出して前記透孔の周縁で前記ケースの内面に対向する鍔部とを備えて前記スイッチホルダに連設されるとともに、前記鍔部を前記ケースの内面に近接させる側に弾発付勢される押しボタンスイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
このような押しボタンスイッチは、特許文献1等で知られている。
【特許文献1】特許第3944975号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、上記特許文献1で開示されたものでは、押しボタンを押し込み操作していない非操作状態で、押しボタンが有する鍔部の全面が透孔の周縁でケースの内面に密接している。このため、ケースの外面が雨水等に曝される環境や、湿気の多い環境にあっては、ケースおよび押しボタン間に溜まった水分が周囲の気温の低下によって凍結してしまい、押しボタンの操作に支障を来す可能性がある。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、凍結によって押しボタンの操作に支障を来すことがないようにした押しボタンスイッチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ケース内に固定配置されるスイッチホルダに設けられるタクトスイッチのスイッチング態様を変化させる押しボタンが、前記ケースに設けられる透孔に配置される押圧操作部と、該押圧操作部から外側方に張り出して前記透孔の周縁で前記ケースの内面に対向する鍔部とを備えて前記スイッチホルダに連設されるとともに、前記鍔部を前記ケースの内面に近接させる側に弾発付勢される押しボタンスイッチにおいて、前記押しボタンの鍔部のうち前記ケースの内面に対向する対向面の周方向に間隔をあけた複数個所に、前記ケースの内面側に向けて突出する突起が一体に突設されることを特徴とする。
【0006】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記押しボタンへの操作力の非作用状態で、前記各突起の先端と、前記透孔の周縁での前記ケースの内面との間に間隙が生じるように、前記スイッチホルダが前記ケース内の固定位置に配置されることを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明の構成に加えて、前記各突起が、前記ケースの内面に近接するにつれて細狭まりとなるように形成されることを特徴とする。
【0008】
さらに請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記押しボタンの外周の周方向に間隔をあけた複数個所に、前記ケース側に設けられたガイド部に点接触するガイド突部が突設されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の発明によれば、押しボタンの非操作時に、鍔部のうちケースの内面に対向する対向面の全面が透孔の周縁でケースの内面に当接することはなく、鍔部が当接するとしても鍔部の周方向複数個所に突設されている突起がケースの内面に接触するだけであるので、押しボタンおよびケース間に雨水等の水分が溜まることを防止し、凍結によって押しボタンの操作に支障を来すことがない。
【0010】
また請求項2記載の発明によれば、突起の先端がケースの内面に接触しないようにしてスイッチホルダがケース内の固定位置に配置されるので、押しボタンおよびケース間に雨水等の水分が溜まることをより確実に防止することができる。
【0011】
請求項3記載の発明によれば、ケース内の固定位置へのスイッチホルダの組付け誤差が生じて突起がケースの内面に接触したとしても、各突起が、前記ケースの内面に近接するにつれて細狭まりとなるように形成されるので、ケースの内面への突起の接触を点接触として、突起およびケース間に水分が溜まらないようにして凍結をより確実に防止することができる。
【0012】
さらに請求項4記載の発明によれば、押しボタンの外周の複数のガイド突部をケース側のガイド部に点接触させることで、押しボタンが滑らかに作動するようにガイドすることができるとともに、ガイド突部およびガイド部間に水分が溜まらないようにし、ガイド突部を設けたことによって押しボタンの操作荷重に変化が生じないようにすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明する。
【0014】
図1〜図8は本発明の実施の形態を示すものであり、図1は乗用車両の斜め後方からの斜視図、図2は図1の2矢視拡大図、図3は図2の3−3線拡大断面図、図4は図2の4−4線拡大断面図、図5は図2の5−5線拡大断面図、図6はリヤスポイラーの内面側を示す斜視図、図7はリヤスポイラーにブラケットおよび押しボタンスイッチを組付けた状態での図6に対応した斜視図、図8はブラケットおよび押しボタンスイッチの分解斜視図である。
【0015】
先ず図1および図2において、乗用車両Vがその後部に備えるトランクリッド11の後部上面にはケースであるリヤスポイラーが取り付けられており、そのリヤスポイラー12に、トランクリッド11のロック状態を解除するためのアンロック信号を発信するための押しボタンスイッチ13が配設される。すなわち閉じたトランクリッド11がロック状態にあるときに押しボタンスイッチ13を押してオン状態とすると、車両運転者が携帯する携帯器と車両側との間での双方向通信が行われ、コード照合によって正規の携帯器であることが確認されたときにトランクリッド11のロック状態が解除されることになる。
【0016】
図3〜図6を併せて参照して、前記リヤスポイラー12は、剛性の高い合成樹脂から成るインナースポイラー14と、塗装が施された合成樹脂製のアウタースポイラー15とが、インナースポイラー14をアウタースポイラー15で覆うようにして結合されて成るものであり、後ろ上がりに傾斜した傾斜部12aと、該傾斜部12aの上端から下方に垂下する鉛直部12bとを有して、横断面三角状に形成される。
【0017】
前記リヤスポイラー12の鉛直部12bにおいて、アウタースポイラー15には四角形状の透孔16が設けられ、アウタースポイラー15の内面には、図6で明示するように、前記透孔16の周囲に配置される3つの位置決め突部17,17,18が突設され、一対の位置決め突部17,17は前記透孔16の上方に配置され、残余の位置決め突部18は前記透孔16の下方に配置される。一方、リヤスポイラー12の鉛直部12bにおける前記インナースポイラー14には、前記透孔16および位置決め突部17,17,18を配置すべく前記透孔16よりも大きく開口された開口部20が設けられ、その開口部20の周囲で前記インナースポイラー14の内面には、前記開口部20の一側に配置される円筒状の第1取り付けボス21と、前記開口部20の他側に配置される円筒状の第2および第3取付けボス22,23とが突設される。しかも第1取付けボス21の周方向3個所から半径方向外方に延びるリブ24と、第2および第3取付けボス22,23間を結ぶリブ25とがインナースポイラー14に一体に設けられる。
【0018】
図7および図8を併せて参照して、前記インナースポイラー14の第1〜第3取り付けボス21〜23には、合成樹脂から成るブラケット26が締結される。
【0019】
このブラケット26は、前記透孔16をリヤスポイラー12の内方側から覆うようにして前記透孔16側に開放した箱状に形成されるホルダ支持部26aと、該ホルダ支持部26aから前記アウタースポイラー15の位置決め突部17,17側に向けて延びて前記透孔16の上方に配置される第1ガイド部26bと、前記ホルダ支持部26aから前記アウタースポイラー15の位置決め突部18側に向けて延びて前記透孔16の下方に配置される第2ガイド部26cと、前記透孔16の両側に配置されるようにして前記ホルダ支持部26aから前記アウタースポイラー15の内面に向けて延びる第3および第4ガイド部26d,26eと、前記ホルダ支持部26aから第1取付けボス21側に延びる第1腕部26fと、前記ホルダ支持部26aから第2取付けボス22側に延びる第2腕部26gと、前記ホルダ支持部26aから第3取付けボス23側に延びる第3腕部26hとを一体に有して、高剛性の合成樹脂により形成される。
【0020】
第1ガイド部26bの先端部は、前記アウタースポイラー15に設けられた一対の位置決め突部17,17に対応して二股に分岐するように形成されており、両位置決め突部17,17にそれぞれ係合する係合凹部27,27が第1ガイド部26bの先端に設けられる。また第2ガイド部26cの先端には位置決め突部18に係合する係合凹部28が設けられる。而してブラケット26は、係合凹部27…を位置決め突部17…に係合するとともに係合凹部28を位置決め突部18に係合して前記透孔16に対するホルダ支持部26aの相対位置を定めた状態で、第1〜第3腕部26f,26g,26hを第1〜第3取付けボス21,22,23にボルト29,29,29を螺合することでリヤスポイラー12のインナースポイラー14に締結される。
【0021】
前記ブラケット26のホルダ支持部26a内にはスイッチホルダ30が配置され、このスイッチホルダ30は、ホルダ支持部26aとの間にワッシャ31,31を介在させてホルダ支持部26aに挿通されるねじ部材32,32をスイッチホルダ30に螺合することでホルダ支持部26aに固定される。すなわちスイッチホルダ30は、リヤスポイラー12内に固定配置されることになる。
【0022】
スイッチホルダ30の中央部には、前記透孔16側に向けて突出する突部30aが一体に設けられており、この突部30aの先端側に開口するようにして該突部30aに設けられる収容凹部33にタクトスイッチ34が収容される。このタクトスイッチ34には一対の端子板35,36が接続されるものであり、スイッチホルダ30の前記突部30aとは反対側に配置される前記端子板35,36が前記タクトスイッチ34に接続されることでタクトスイッチ34がスイッチホルダ30に固定される。
【0023】
前記タクトスイッチ34のスイッチング態様は、押しボタン38の押し込み操作によって変化するものであり、この押しボタン38は、弾発部材39を介して前記スイッチホルダ30に連設される。
【0024】
弾発部材39は、前記スイッチホルダ30の外周を嵌合せしめて該スイッチホルダ30に係合される横断面四角形の筒状に形成される連結筒部39aと、有底の円筒状に形成されて前記連結筒部39aに連なる弾性筒部39bとを一体に有して、ゴム等の弾性材料により形成されるものであり、前記押しボタン38は弾性筒部39bの先端閉塞部に固着される。而して弾性筒部39bの先端閉塞部外面には嵌合突部40が一体に突設されており、該嵌合突部40には、その先端側に開放するようにして十字状の溝44が設けられる。一方、前記押しボタン38には、前記溝44に嵌合する十字状の嵌合部41が設けられ、嵌合部41を前記溝44に嵌合せしめた状態で押しボタン38が前記弾発部材39の弾性筒部39bに接着剤等で固着される。
【0025】
前記押しボタン38は、前記リヤスポイラー12のアウタースポイラー15に設けられた透孔16に配置される押圧操作部38aと、該押圧操作部38aから外側方に張り出して前記透孔16の周縁で前記アウタースポイラー15の内面に対向する鍔部38bとを一体に有するものであり、前記弾発部材39の弾性筒部39bが発揮する弾発力によって前記鍔部38bを前記アウタースポイラー15の内面に近接させる側に弾発付勢される。
【0026】
前記押しボタン38の鍔部38bのうち前記アウタースポイラー15の内面に対向する対向面の周方向に間隔をあけた複数個所には、アウタースポイラー15の内面側に向けて突出する突起42,42…が一体に突設される。しかも各突起42…は、前記アウタースポイラー15の内面に近接するにつれて細狭まりとなるように形成される。
【0027】
またスイッチホルダ30は、押しボタン38への操作力の非作用状態で、各突起42…の先端と、透孔16の周縁での前記アウタースポイラー15の内面との間に微小間隙が生じるように、ブラケット26を介して前記リヤスポイラー12内の固定位置に配置される。
【0028】
さらに押しボタン38の鍔部38bにおける外周には、その周方向に間隔をあけた複数個所に、前記リヤスポイラー12側に設けられたガイド部26b,26c,26d,26e、すなわちこの実施例では、リヤスポイラー12に固定されたブラケット26に設けられた第1〜第4ガイド部26b,26c,26d,26eに点接触するガイド突部43,43…が一体に突設される。
【0029】
次にこの実施の形態の作用について説明すると、タクトスイッチ34のスイッチング態様を変化させる押しボタン38は、リヤスポイラー12のアウタースポイラー15に設けられた透孔16に配置される押圧操作部38aと、該押圧操作部38aから外側方に張り出して透孔16の周縁で前記アウタースポイラー15の内面に対向する鍔部38bとを一体に有し、弾発部材39の弾性筒部39bが発揮する弾発力によって前記鍔部38bを前記アウタースポイラー15の内面に近接させる側に弾発付勢されるものであるが、前記鍔部38bのうち前記アウタースポイラー15の内面に対向する対向面の周方向に間隔をあけた複数個所に、前記アウタースポイラー15の内面側に向けて突出する突起42…が一体に突設されるので、押しボタン38の非操作時に、鍔部38bのうちアウタースポイラー15の内面に対向する対向面の全面が透孔16の周縁でアウタースポイラー15の内面に当接することはなく、鍔部38bが当接するとしても鍔部38bの周方向複数個所に突設されている突起42…がアウタースポイラー15の内面に接触するだけであるので、押しボタン38およびリヤスポイラー12のアウタースポイラー15間に雨水等の水分が溜まることを防止し、凍結によって押しボタン38の操作に支障を来すことがない。
【0030】
また押しボタン38への操作力の非作用状態で、各突起42…の先端と、透孔16の周縁での前記アウタースポイラー15の内面との間に間隙が生じるように、スイッチホルダ30がリヤスポイラー12内の固定位置に配置されるので、押しボタン38およびリヤスポイラー12間に雨水等の水分が溜まることをより確実に防止することができる。しかもこの実施の形態によれば、押しボタン38およびスイッチホルダ30間の弾発部材39が、スイッチホルダ30の外周を嵌合せしめて該スイッチホルダ30に係合される連結筒部39aと、有底の円筒状に形成されて連結筒部39aに連なる弾性筒部39bとを一体に有するものであり、温度上昇に応じて弾性筒部39bおよびスイッチホルダ30間の空間の容積が増大したときに、押しボタン38の鍔部38bが透孔16の周囲でアウタースポイラー15の内面に当接した状態では弾性筒部39bが軸方向に伸長することが阻止され、前記空間内で膨張した空気がスイッチホルダ30および連結筒部39a間から外方に逃げることでタクトスイッチ34のシール性が阻害される可能性があるが、押しボタン38への操作力の非作用状態で各突起42…の先端と、透孔16の周縁での前記アウタースポイラー15の内面との間に間隙が生じていることによって、そのような状態が生じないようにすることができる。
【0031】
また各突起42…は、アウタースポイラー15の内面に近接するにつれて細狭まりとなるように形成されるので、アウタースポイラー14の固定位置へのスイッチホルダ30の組付け誤差が生じて突起42がアウタースポイラー15の内面に接触したとしても、アウタースポイラー15の内面への突起42の接触を点接触として、突起42およびアウタースポイラー15間に水分が溜まらないようにして凍結をより確実に防止することができる。
【0032】
さらに押しボタン38における鍔部38bの外周の周方向に間隔をあけた複数個所に、リヤスポイラー12に固定されたブラケット26が備える第1〜第4ガイド部26b,26c,26d,26eに点接触するガイド突部43…が突設されるので、押しボタン38が滑らかに作動するようにガイドすることができるとともに、ガイド突部43…と、第1〜第3ガイド部26b,26c,26d,26e間に水分が溜まらないようにし、ガイド突部43…を設けたことによって押しボタン38の操作荷重に変化が生じないようにすることができる。
【0033】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0034】
たとえば本発明は、車両用アウトハンドル装置のドアロックスイッチに用いられる押しボタンスイッチにも適用可能であり、他の押しボタンスイッチにも広く適用可能であるが、特に屋外で用いられる機器の押しボタンスイッチに好適に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】乗用車両の斜め後方からの斜視図である。
【図2】図1の2矢視拡大図である。
【図3】図2の3−3線拡大断面図である。
【図4】図2の4−4線拡大断面図である。
【図5】図2の5−5線拡大断面図である。
【図6】リヤスポイラーの内面側を示す斜視図である。
【図7】リヤスポイラーにブラケットおよび押しボタンスイッチを組付けた状態での図6に対応した斜視図である。
【図8】ブラケットおよび押しボタンスイッチの分解斜視図である。
【符号の説明】
【0036】
12・・・ケースであるリヤスポイラー
16・・・透孔
26b,26c,26d,26e・・・ガイド部
30・・・スイッチホルダ
34・・・タクトスイッチ
38・・・押しボタン
38a・・・押圧操作部
38b・・・鍔部
42・・・突起
43・・・ガイド突部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケース(12)内に固定配置されるスイッチホルダ(30)に設けられるタクトスイッチ(34)のスイッチング態様を変化させる押しボタン(38)が、前記ケース(12)に設けられる透孔(16)に配置される押圧操作部(38a)と、該押圧操作部(38a)から外側方に張り出して前記透孔(16)の周縁で前記ケース(12)の内面に対向する鍔部(38b)とを備えて前記スイッチホルダ(30)に連設されるとともに、前記鍔部(38b)を前記ケース(12)の内面に近接させる側に弾発付勢される押しボタンスイッチにおいて、前記押しボタン(38)の鍔部(38b)のうち前記ケース(12)の内面に対向する対向面の周方向に間隔をあけた複数個所に、前記ケース(12)の内面側に向けて突出する突起(42)が一体に突設されることを特徴とする押しボタンスイッチ。
【請求項2】
前記押しボタン(38)への操作力の非作用状態で、前記各突起(42)の先端と、前記透孔(16)の周縁での前記ケース(12)の内面との間に間隙が生じるように、前記スイッチホルダ(30)が前記ケース(12)内の固定位置に配置されることを特徴とする請求項1記載の押しボタンスイッチ。
【請求項3】
前記各突起(42)が、前記ケース(12)の内面に近接するにつれて細狭まりとなるように形成されることを特徴とする請求項2記載の押しボタンスイッチ。
【請求項4】
前記押しボタン(38)の外周の周方向に間隔をあけた複数個所に、前記ケース(12)側に設けられたガイド部(26b,26c,26d,26e)に点接触するガイド突部(43)が突設されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の押しボタンスイッチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−80234(P2010−80234A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−246782(P2008−246782)
【出願日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(000155067)株式会社ホンダロック (164)
【Fターム(参考)】