説明

振動型モータ装置の駆動制御装置

【課題】事前に振動型モータ装置の適切な交換時期を知ることができる振動型モータ装置の駆動制御装置を提供する。
【解決手段】駆動制御装置は、弾性体に配置された電気−機械エネルギー変換素子部に駆動信号を印加して振動を励起し、弾性体と該弾性体に接触する接触体とを相対的に摩擦駆動する振動型モータ装置を駆動制御する。そして、振動検出素子s1によって検出された電気−機械エネルギー変換素子部の振動状態と振動型モータ装置の動作状態に基づいて、振動型モータ装置の継続動作の許否判定を行う判定手段としての制御回路を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動型モータ装置の駆動制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、振動波モータもしくは圧電モータと称される振動型モータ装置(以下これらを総称して超音波モータと略す)が開発され、本出願人等によって実用化されている。この超音波モータは、既によく知られているように、弾性体に配置した圧電素子もしくは電歪素子などの電気−機械エネルギー変換素子に交番電圧を印加することによって該素子及び弾性体に高周波振動を発生させる。そして、その振動エネルギーを、弾性体に接触してこの弾性体との摩擦により駆動される接触体の連続的な機械運動として取り出すように構成されている。即ち、超音波モータは、非電磁駆動式の駆動源である。
【0003】
尚、この超音波モータの動作原理は、例えば、特許文献1で説明されているので、ここでの説明は省略する。
【特許文献1】特開平3−289375号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来は、超音波モータの摩擦面が疲労したことを知る手段がなかったため、故障が生じてからモータを交換するか、所定の駆動時間に達したときにまだ使用できるにも関わらずモータを交換してしまうしかなかった。
【0005】
また、特許文献1にあるように、印加する電圧、振動数をモニタしてモータの回転数の低下や振動センサ等との位相差の変化でモータの寿命を検知しようとする試みもある。しかしながら、一時的な負荷変動によって生じた回転数、位相差の変化と寿命による変動との区別がつかない場合があるため、有効でない。
【0006】
本発明の目的は、事前に振動型モータ装置の適切な交換時期を知ることができる振動型モータ装置の駆動制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、請求項1記載の振動型モータ装置の駆動制御装置は、弾性体に配置された電気−機械エネルギー変換素子部に駆動信号を印加して振動を励起し、前記弾性体と該弾性体に接触する接触体とを相対的に摩擦駆動する振動型モータ装置の駆動制御装置において、前記電気−機械エネルギー変換素子部に設けられ、振動に大きさに応じて電気信号が出力される振動検出素子によって検出された前記電気−機械エネルギー変換素子部の振動状態と前記振動型モータ装置の動作状態に基づいて、前記振動型モータ装置の継続動作の許否判定を行う判定手段を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の振動型モータ装置の駆動制御装置によれば、事前に振動型モータ装置の適切な交換時期を知ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
まず、本発明の第1実施の形態に係る駆動制御装置の説明の前に、駆動制御装置によって制御される超音波モータの構成について図10を用いて説明する。ここで、超音波モータ100は、弾性体に配置された電気−機械エネルギー変換素子部に駆動信号を印加して振動を励起し、弾性体と該弾性体に接触する接触体とを相対的に摩擦駆動するものである。
【0011】
この図において、超音波モータ100を構成する振動体101は、電気−機械エネルギー変換素子部である圧電素子もしくは電歪素子と弾性体との結合体からなる。
【0012】
振動体101の電気−機械エネルギー変換素子部は、駆動用のA相圧電素子a1,a2、B相圧電素子b1,b2及び振動検出圧電素子(振動検出素子)s1から構成されている。A相圧電素子a1,a2に挟まれた金属板にA相印加電圧を加え、B相圧電素子b1,b2に挟まれた金属板Bに、A相印加電圧に対して適当な位相差を有したB相印加電圧を加えることにより、この圧電素子が駆動され、振動体101に振動が励起される。尚、A相圧電素子a1,a2及びB相圧電素子b1,b2の両外側はGND電位になっている。
【0013】
振動検出圧電素子s1は、同様に一方(図10のB相側)がGND電位になっており、その反対側から信号を取り出すように構成されている。また、振動検出圧電素子s1の信号取り出し面側は、金属ブロックと接しているが、そのブロックは絶縁シートによりGND電位から絶縁されている。
【0014】
このため、振動検出圧電素子s1からその振動に応じた出力電圧がそのまま得られる(以下S相信号とする)。そして、このS相信号の大きさや駆動電圧との位相差により共振周波数等が求められる。振動体101にはロータ102が圧接している。このため、振動体101を振動させると、ロータ102が振動体101により摩擦駆動されて回転する。振動体101、ロータ102iよって超音波モータ100は構成されている。
【0015】
図1は、超音波モータ(振動型モータ装置)を制御する本発明の第1の実施の形態に係る駆動制御装置の、制御フロー部を含むブロック図である。
【0016】
図1において、制御回路(後述の判定手段)1は駆動回路2を介して超音波モータ100制御する。駆動回路(例えば、VCO)2は交番電圧を発生する。フェーズシフタ3は、駆動回路2で作成された信号の位相をずらし、進行波を生じさせる。
【0017】
スイッチング回路4,5は、駆動回路2及び駆動回路2からフェーズシフタ3を経由した交番電圧で電源電圧をスイッチングすることで、A相駆動信号及びB相駆動信号を生成する。A相駆動信号及びB相駆動信号は、それぞれ、図10に示した駆動電極A−d,B−dを介してA相圧電素子a1,a2及びB相圧電素子b1,b2に印加される。
【0018】
また、アンプ6はS相信号増幅する。エンコーダ7は、超音波モータ100の速度を検出する。FVコンバータ8は、エンコーダ7からの信号を速度信号に変換する。
【0019】
また制御フロー部11は、超音波モータ100の異常検出動作の制御処理手順を示すものであって、制御回路1で該処理は実行される。
【0020】
上記駆動制御装置における超音波モータ100の異常検出動作の制御フローを説明する。
【0021】
まず、超音波モータ100に初期状態(ステップS20で判定)において、図2のような起動停止を含む動作(以下台形駆動)をさせる。
【0022】
このとき、台形駆動をさせる駆動パターン30とその駆動パターンと同時刻及び同時間におけるS相波形f(t)を、制御回路1にステップS21でF0として記憶させておく。この際、S相波形は、駆動回路2によりA相駆動信号及びB相駆動信号の駆動周波数での振動をしているが、そのS相信号の振幅のピークのみサンプリングし、連続信号として図3の駆動パターン31のように制御回路1で記憶する。その後ステップS26で運転を続行する。
【0023】
再び、同じ駆動パターン30の台形駆動の命令が制御回路1より出された場合、その駆動によって生じるS相波形f(t)を制御回路1にステップS22でFとして記憶する。その後ステップS23でF0とFとを比較する。このとき摩擦面の劣化が進んでいると、S相波形が、例えば、図4のように変化することが実験的に求められている(変化部33)。
【0024】
ステップS23で、F0とFを波形形状として比較後、前述のような波形の差があればモータの摩擦面の劣化が進んでおり、寿命が近いとステップS24で判定し(判定手段)、ステップS25でユーザーに通知する(通知手段)。この場合、通知は制御回路1内にあるLEDを点灯することで行う。または通知手段としてはブザーでもよい。さらには、制御回路1がLANもしくはそれと同等なものに接続可能ならば、電子メールで通知可能である。
【0025】
また、時間の経過とともに振動検出圧電素子の劣化でS相信号の出力が低下する場合もある(図3:駆動パターン32)。また逆に、環境によって一時的に負荷が増える場合があり、S相信号の出力が増加する。
【0026】
そのような場合は、制御回路1でサンプリングされたS相波形の最大速度での波形高さを揃えるように制御回路1内で演算し、ステップS23で比較すればよい。その後ステップS26にて運転を続行する命令を駆動回路2に出す。
【0027】
また、定期的な寿命の検査のため、制御回路1で、ある一定時間経過するたびに台形駆動パターンで駆動させたのち、前述と同様な判定をさせてもよい。この場合より正確な摩耗面の劣化状態がわかる。
【0028】
図5は、超音波モータ(振動型モータ装置)を制御する本発明の第2の実施の形態に係る駆動制御装置の、制御フロー部を含むブロック図である。
【0029】
図5中、図1と同一番号のものは機能等すべて同じなので説明を省き、制御フロー部40のみ説明する。
【0030】
図10の超音波モータ100を台形駆動する際に、ある時点において台形駆動をさせたとき、そのときのS相波形をステップS41で制御回路1に記憶させておく。その後、初めて記憶させたかの判定(ステップS42)で可となり、運転続行する命令をステップS46で出す。その後、次の判定のため、記憶された波形FをF1にステップS47で代入する。
【0031】
次に(2回目)、前回S相波形を記憶させたF1と同じ駆動パターンの命令を制御回路1が出した場合に、その駆動パターンによって動作した超音波モータ100より得られたS相波形を、制御回路1にステップS41でFとして記憶する。その後、F1とFとをステップS43で比較する。このとき摩擦面の劣化が進んでいると、第1の実施の形態と同様に、S相信号波形が図5のように変化する。
【0032】
F1とFを43で比較して差があれば、摩耗が進んでいるとステップS44で判定され(判定手段)、ユーザー(外部)にステップS45で通知される(通知手段)。この場合、通知方法は第1の実施の形態と同じである。その後、差がない場合も含めステップS46で運転続行の命令を出し、次の判定のため、ステップS47において、記憶された波形FをF1に代入する。3回目以降は2回目と同じである。
【0033】
尚、瞬間的な負荷が増大する可能性のある駆動装置2の場合は、一時的なS相信号の出力の増大をモータ異常の判定から除く必要があり、その場合の制御フロー部50を図6に示す。
【0034】
図6は、超音波モータ(振動型モータ装置)を制御する本発明の第3の実施の形態に係る駆動制御装置の、制御フロー部を含むブロック図である。
【0035】
図6において、図5と同一番号のものは機能等を含めすべて同じなので説明は省略し、制御フロー部50のみ説明する。
【0036】
S相波形を記憶させる場合、A,B各相のうち少なくともどちらか一方、印加する駆動信号における電圧の最大値も併せて制御回路1にステップS51でAmaxとして記憶させておく。そして、次に電圧がある一定値α以上変化した場合は、ステップS52で判定で以下の異常の判定をせず、電圧変化がない場合は、そのまま同じ異常の判定をすればよい。以下は図5と同じである。
【0037】
図7は、超音波モータ(振動型モータ装置)を制御する本発明の第4の実施の形態に係る駆動制御装置の、制御フロー部を含むブロック図である。
【0038】
図7において、図1と同一番号のものは機能等を含めすべて同じなので説明は省略し、制御フロー部60のみ説明する。
【0039】
図1に示す第1の実施の形態と同様に、図10の超音波モータ100を駆動する際、エンコーダ7から得られる超音波モータ100の移動もしくは回転速度に同期したパルス信号をFVコンバータ8で電圧に変換し、時系列的に表したものを速度波形とする。
【0040】
台形駆動させる駆動パターンに応じた速度波形e(t)を制御回路1にステップS61でEとして記憶する。そのときのS相波形f(t)を併せてFとしてステップS62で記憶する。
【0041】
通常、速度が速い場合は振動体の振動も大きくなり、逆に遅い場合は小さい、その結果、S相波形の形状も速度大小に応じた波形形状になる。しかしながら、摩耗が進んでくると、速度の大小関係に一致していないS相波形が出てくることが実験的にわかっている。
【0042】
図8はそのことを示しており、速度波形70とそのときのS相信号の波形71を示している。両グラフを参照すると2点鎖線部72において速度の変曲点とS相波形の変曲点が一致していない。
【0043】
フローとしては、それぞれ蓄えられた同時刻のFとEをステップS63で除算し、その得られた商(ここではj)を求める。その商が一定でないとき、即ち、時系列的に見て速度の変曲点とS相波形の変曲点が一致していない場合は、摩耗が進んでいるとステップS64で判定する(判定手段)。そして、第1の実施の形態と同じく、ステップS65でユーザーに通知し(通知手段)、その後ステップS66で運転を続行する。また、一定であるときは、そのままステップS66で運転続行となる。
【0044】
また、一定速度で動作している場合は、S相波形は、図9の波形73に示すように一定になっているが、摩耗が進むと波形74に示すように、その波形は凸凹になってくる。その凸凹の割合がある一定以上になるとと摩耗が進んだと判定する。
【0045】
但し、第3の実施の形態の図6の説明で述べたように、瞬間的な負荷増大で、速度が揺らぐことがあり、結果S相波形の凸凹となる場合がある。しかし、これはモータ異常ではない。
【0046】
そのために、S相波形を制御回路1にてサンプリングする場合、同サンプリング期間における速度波形もサンプリングしておき、S相波形にある一定以上の凸凹があっても、速度波形に凸凹がある場合は異常の判定をしない。速度変化がない場合かつ、S相波形に凸凹がある場合は、異常と判定する。
【0047】
尚、この場合も図7で示した制御フローと同じである。
【0048】
またこの制御方式は、一定速度で連続的に回転し、S相波形の取り込みのタイミングがないもしくは少ない(台形駆動する機会の少ない)、いわゆるエンドレス回転を行う超音波モータ100に関して有効である。
【0049】
上述した各実施の形態では、異常検出動作の際に、超音波モータに速度を徐々に増加させてから定速とし、それから徐々に現象させる台形駆動を行わせているが、これに限定されるわけではない。一連の異常検出動作における超音波モータの挙動に差異が無いのであれば、超音波モータの速度制御はどのようなものであっても構わない。勿論、超音波モータにどのような挙動をさせるかに応じて、S相波形f(t)も図3に示す波形とは異なる形状に変化する。
【0050】
本発明の上記判定手段は、振動検出圧電素子(振動検出素子)s1によって検出された電気−機械エネルギー変換素子部の振動状態と振動型モータ装置(超音波モータ100)の動作状態に基づいて、振動型モータ装置の継続動作の許否判定を行う。ここで、振動検出素子は、電気−機械エネルギー変換素子部に設けられ、振動に大きさに応じて電気信号が出力される。
【0051】
また、判定手段は、決められた起動、停止を含む一連の動作における振動検出圧電素子s1から出力される信号の初期状態における形状を記憶しておき、初期状態の信号波形形状とその動作における振動検出圧電素子s1から出力される信号波形形状とを比較する。そして、その初期状態からの変化がある一定量に達した場合、振動型モータ装置の継続動作の否定判定を行う。
【0052】
また、判定手段は、決められた起動、停止を含む一連の動作における振動検出圧電素子s1から出力される信号の形状を記憶しておき、その信号波形形状と前回の動作における振動検出圧電素子s1から出力される信号波形形状とを比較する。そして、その変化がある一定量に達した場合、振動型モータ装置の継続動作の否定判定を行う。
【0053】
また、判定手段は、振動検出圧電素子s1から出力される信号の増減と振動型モータ装置の動作状態における速度の増減とを比較し、それぞれの増減が時系列的に一致していない場合、振動型モータ装置の継続動作の否定判定を行う。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】超音波モータ(振動型モータ装置)を制御する本発明の第1の実施の形態に係る駆動制御装置の、制御フロー部を含むブロック図である。
【図2】図1における超音波モータの駆動波形図である。
【図3】図1における超音波モータ駆動時におけるS相波形図である。
【図4】摩擦面が劣化した図1における超音波モータ駆動時におけるS相波形図である。
【図5】超音波モータ(振動型モータ装置)を制御する本発明の第2の実施の形態に係る駆動制御装置の、制御フロー部を含むブロック図である。
【図6】超音波モータ(振動型モータ装置)を制御する本発明の第3の実施の形態に係る駆動制御装置の、制御フロー部を含むブロック図である。
【図7】超音波モータ(振動型モータ装置)を制御する本発明の第4の実施の形態に係る駆動制御装置の、制御フロー部を含むブロック図である。
【図8】摩擦面が劣化した図7の超音波モータにおける同時刻、同時間の速度波形とS相波形図である。
【図9】図7における超音波モータの摩耗面の劣化の違いによるS相波形図である。
【図10】超音波モータ側面図と電気−機械変換素子部詳細図及び配線図である。
【符号の説明】
【0055】
1 制御回路
2 駆動回路
3 フェーズシフタ
4 スイッチング回路
5 スイッチング回路
6 アンプ
7 エンコーダ
8 FVコンバータ
100 超音波モータ
s1 振動検出圧電素子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性体に配置された電気−機械エネルギー変換素子部に駆動信号を印加して振動を励起し、前記弾性体と該弾性体に接触する接触体とを相対的に摩擦駆動する振動型モータ装置の駆動制御装置において、
前記電気−機械エネルギー変換素子部に設けられ、振動に大きさに応じて電気信号が出力される振動検出素子によって検出された前記電気−機械エネルギー変換素子部の振動状態と前記振動型モータ装置の動作状態に基づいて、前記振動型モータ装置の継続動作の許否判定を行う判定手段を備えることを特徴とする振動型モータ装置の駆動制御装置。
【請求項2】
前記判定手段は、決められた起動、停止を含む一連の動作における前記振動検出素子から出力される信号の初期状態における形状を記憶しておき、初期状態の信号波形形状とその動作における前記振動検出素子から出力される信号波形形状とを比較し、その初期状態からの変化がある一定量に達した場合、前記振動型モータ装置の継続動作の否定判定を行うことを特徴とする請求項1記載の振動型モータ装置の駆動制御装置。
【請求項3】
前記判定手段による前記振動型モータ装置の継続動作の否定判定を、外部に通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項2記載の振動型モータ装置の駆動制御装置。
【請求項4】
前記判定手段は、決められた起動、停止を含む一連の動作における前記振動検出素子から出力される信号の形状を記憶しておき、その信号波形形状と前回の動作における前記振動検出素子から出力される信号波形形状とを比較し、その変化がある一定量に達した場合、前記振動型モータ装置の継続動作の否定判定を行うことを特徴とする請求項1記載の振動型モータ装置の駆動制御装置。
【請求項5】
前記判定手段による前記振動型モータ装置の継続動作の否定判定を、外部に通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項4記載の振動型モータ装置の駆動制御装置。
【請求項6】
前記判定手段は、前記振動検出素子から出力される信号の増減と前記振動型モータ装置の動作状態における速度の増減とを比較し、それぞれの増減が時系列的に一致していない場合、前記振動型モータ装置の継続動作の否定判定を行うことを特徴とする請求項1記載の振動型モータ装置の駆動制御装置。
【請求項7】
前記判定手段による前記振動型モータ装置の継続動作の否定判定を、外部に通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項6記載の振動型モータ装置の駆動制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−33833(P2009−33833A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−193741(P2007−193741)
【出願日】平成19年7月25日(2007.7.25)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】