説明

排ガスフィルター

【課題】 高いガス透過性を維持したまま排ガスを浄化することができる排ガスフィルターを提供する。
【解決手段】 粒子状物質を含む排ガスを浄化する排ガスフィルター1であって、多孔質の固体電解質2と、固体電解質2の一方面に配置された多孔質のアノード3と、固体電解質2の他方面に配置された多孔質のカソード4とを備え、固体電解質2には、ガス通過空間10が複数形成されている排ガスフィルター1である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粒子状物質を含む排ガスを浄化する排ガスフィルターに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、粒子状物質(PM :Particulate Matter)を含有する排ガスを浄化する排ガスフィルターとして図4に示すものが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図4に示すように、この排ガスフィルター101は、固体電解質102と、固体電解質102の上面に積層配置されたアノード103と、固体電解質102の下面に積層配置されたカソード104とを備えている。固体電解質102、アノード103及びカソード104は、多孔質体から形成されており、ガス透過性を有している。カソード104には、窒素酸化物(NOx)を吸蔵するNOx吸蔵剤が担持されている。
【0004】
このような構成を備える排ガスフィルター101により粒子状物質及び窒素酸化物を含有する排ガスを浄化するときは、排ガスを排ガスフィルター101に供給し、アノード103、固体電解質102及びカソード104を通過させる。このとき、排ガス中の粒子状物質mがアノード103にてフィルタリング捕集されることにより、排ガスから粒子状物質mが除去される。更にその後、排ガスが固体電解質102及びカソード104を通過するときに、排ガス中の窒素酸化物が、カソード104に担持されたNOx吸蔵剤に吸蔵されることにより、排ガスから窒素酸化物が除去される。この状態で、アノード103及びカソード104間に電圧を印加すると、アノード103では酸化反応が起こり、一方、カソード104では還元反応が起こり、排ガスが浄化される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−119618号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記の排ガスフィルター101では、粒子状物質mがアノード103に捕集されるに従い、アノード103に粒子状物質mが堆積し、目詰まりが生じることにより、排ガスフィルター101のガス透過性が徐々に減少してゆき、浄化性能が低下するという問題があった。
【0007】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、高いガス透過性を維持したまま排ガスを浄化することができる排ガスフィルターの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る排ガスフィルターは、上記課題を解決するためになされたものであり、粒子状物質を含む排ガスを浄化する排ガスフィルターであって、多孔質の固体電解質と、前記固体電解質の一方面に配置された多孔質のアノードと、前記固体電解質の他方面に配置された多孔質のカソードとを備え、前記固体電解質には、ガス通過空間が複数形成されている。
【0009】
このような構成によれば、粒子状物質を含む排ガスが排ガスフィルターを通過するときにアノードにおいて粒子状物質が捕集されることにより、多孔性アノード電極内に粒子状物質が堆積する。この過程で、アノードと固体電解質の界面に粒子状物質が堆積してくると固体電解質を介して、カソード側へ排ガスが透過しづらくなるが、固体電解質にガス通過空間が複数形成されているので、これによりガス透過性の減少を補うことができる。したがって、高いガス透過性を維持したまま排ガスを浄化することができる。
【0010】
また、上記排ガスフィルターにおける前記固体電解質は、貫通孔が複数形成された電解質用グリーンシートを複数積層し、積層された前記電解質用グリーンシートを焼結することにより形成されていてもよく、前記ガス通過空間が、前記貫通孔により形成されていてもよい。これにより、固体電解質中にガス通過空間が確実に形成されるので、排ガスフィルターのガス透過性を確実に維持することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の排ガスフィルターによれば、高いガス透過性を維持したまま排ガスを浄化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係る排ガスフィルターの縦断面図である。
【図2】排ガスフィルターの製造方法を説明する図である。
【図3】電解質用グリーンシートの平面図である。
【図4】従来の排ガスフィルターの縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の具体的な実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る排ガスフィルターの縦断面図である。図1に示すように、この排ガスフィルターは、固体電解質2と、固体電解質2の上面(一方面)に積層配置されたアノード3と、固体電解質2の下面(他方面)に積層配置されたカソード4とを備えている。固体電解質2、アノード3及びカソード4は、シート状の多孔質体から形成されており、ガス透過性を有している。
【0014】
固体電解質2には、ガス通過空間10が複数形成されている。これら複数のガス通過空間10は、固体電解質2内において分散して形成されている。各ガス通過空間10は、固体電解質2の厚さ方向(図1における上下方向)及び幅方向(図1における左右方向)に延びるように形成されている。このガス通過空間10は、例えば、固体電解質2の上面から固体電解質2の内部まで延びるように形成することや、固体電解質2の内部において層厚方向に延びるように形成することができる。また、ガス通過空間10の横幅wは、150μm〜5mmが好ましい。また、ガス通過空間10は、固体電解質2におけるガス透過性を向上させる観点から、固体電解質2の下面近傍(カソード4の近傍)よりも固体電解質2の上面近傍(アノード3の近傍)に多く形成されていることが好ましい。本実施形態では、後述のように、固体電解質2が複数の電解質用グリーンシートから作製されているので、この固体電解質2は、複数の層2a〜2dを備えるように構成されており、各層にガス通過空間10が複数形成されている。これらのガス通過空間10は、多孔質体における孔とは別に、人為的に形成した空間である。
【0015】
アノード3及びカソード4には、電源5が接続されており、電源5によりアノード3とカソード4との間に電圧を印加できるように構成されている。
【0016】
次に、上記の排ガスフィルター1の各構成要素の材質について説明する。固体電解質2の材質としては、従来より知られているイットリウム安定化ジルコニア(ジルコニア系電解質YSZ)、セリア系酸化物(GDC,SDC)、又は溶融炭酸塩型のものがある。ジルコニア系電解質の場合、350℃以上の高い温度下では十分な酸素イオン供給が可能になる、一方、250〜350℃の低温下では、後述するPMの酸化反応を促進させるために、固体電解質2の形状、厚さを調整することで、イオン導電性を向上させることができる。例えば、固体電解質2はその厚さが1μm以上で5mm以下とするのがよく、好ましくは10μm以上で500μmである。固体電解質2の厚さが厚すぎると、通過する排ガスの圧力損失が大きくなるおそれがある。多孔質である固体電解質2における孔の平均孔径は0.5μm以上100μm以下とするのが良く、好ましくは1μm以上30μmである。また、気孔率は10%以上80%以下とするのがよく、好ましくは40%以上60%以下である。これらの値が小さくなると通過する排ガスの圧力損失が大きくなり、値が大きすぎると単位面積あたりのイオン導電率が小さくなるおそれがある。
【0017】
アノード3及びカソード4の材質としては、銀粒子に固体電解質材料を混合し、これを焼成することにより形成される。この際、銀粒子の粒径および固体電解質粒子を0.01μm以上10μm以下とするのが好ましく、例えば1μmの銀粒子と0.1μmの固体電解質粒子とを混合することができる。また、銀と固体電解質材料の混合比率は、固体電解質材料を全体の60vol%以下とするのが好ましく、より好ましくは固体電解質材料を全体において20vol%以上40vol%以下である。
【0018】
カソード4には、NOx吸蔵剤を含ませることができる。すなわち、アルカリ土類金属またはアルカリ金属などを含有させることができ、具体的にはカルシウム,ストロンチウム,バリウム,ラジウム,リチウム,ナトリウム,カリウム,ルビジウム,セシウム,フランシウムとすることができる。このうち、安定性等の性質やコスト面で好ましいのは、カルシウム,ストロンチウム,バリウム,カリウムである。
【0019】
アノード3及びカソード4は、厚さが1μm以上5mm以下とするのがよく、好ましくは5μm以上50μm以下である。この厚さが厚すぎると通過する排ガスの圧力損失が大きくなるおそれがある。また、多孔質であるアノード3における孔の平均孔径は0.5μm以上100μm以下とするのがよく、好ましくは1μm以上30μm以下である。気孔率は10%以上80%以下とするのがよく、好ましくは40%以上60%以下である。これらの値が小さくなると排ガスフィルターの圧力損失が大きくなるおそれがある。
【0020】
次に、上記の排ガスフィルター1を製造する方法について説明する。図2は、排ガスフィルターの製造方法を説明する図である。排ガスフィルター1を製造するときは、まず、図2(a)に示すように、複数の電解質用グリーンシート11、アノード用グリーンシート12及びカソード用グリーンシート13を準備する(準備ステップ)。アノード用グリーンシート12及びカソード用グリーンシート13は、例えば、ドクターブレード法により以下のように作製することができる。すなわち、上記アノードあるいはカソード粉末に、造孔剤を添加し、バインダー、分散剤および可塑剤を加え、エタノール、2−プロパノールといったアルコール系溶媒からなる分散媒体に分散されているスラリーを作製する。造孔剤の添加量は、5〜20w%が好ましい。添加されている造孔剤は、焼結の際に燃焼して分解消失するため、造孔剤が存在していた箇所には空孔が形成される。なお、造孔剤としては、カーボン系粉末や樹脂系粉末が挙げられるが、焼結の際に分解消失して空孔が形成可能な材料であれば、他の材料を用いるようにしてもよい。
【0021】
また、上記スラリー組成物あるいは混練組成物を作製する際に用いられるバインダーの種類にも制限はなく、公知の有機質もしくは無機質のバインダーを使用することができる。有機質バインダーとしては、従来から知られたエチレン系共重合体、スチレン系共重合体、アクリレート系及びメタクリレート系共重合体、酢酸ビニル系共重合体、マレイン酸系共重合体、ビニルブチラール系樹脂、ビニルアセタール系樹脂、ビニルホルマール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ビニルアルコール系樹脂、エチルセルロース等のセルロース類、ワックス類等が例示される。これらの中でも上記材料粉末との均一分散性や、高比表面積ナノ粒子への濡れ性、シート成形性やその熱分解性等の点から、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等の炭素数10以下のアルキル基を有するアルキルアクリレート類;メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、オクチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、デシルメタクリレート、ドデシルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート等の炭素数20以下のアルキル基を有するアルキルメタクリレート類;ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート等のヒドロキシアルキル基を有するヒドロキシアルキルアクリレートまたはヒドロキシアルキルメタクリレート類;ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート等のアミノアルキルアクリレートまたはアミノアルキルメタクリレート類;(メタ)アクリル酸、マレイン酸、モノイソプロピルマレートの如きマレイン酸半エステル等のカルボシキル基含有モノマー;などの少なくとも1種を重合または共重合させることによって得られる、数平均分子量が20,000〜200,000、より好ましくは50,000〜100,000の(メタ)アクリレート系共重合体が好ましいものとして推奨される。これらの有機質バインダーは、単独で使用し得る他、必要により2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0022】
次に、作製したスラリーを公知のドクターブレード法により成形してポリエチレンテレフタレートなどのフィルム上にスラリーの層を形成し、このスラリーの層より分散媒体を除去することで乾燥させ、アノードあるいはカソード用グリーンシートが形成された状態とする。分散媒体としては、アルコール系溶媒に限らず、トルエン,キシレン,及びケトン系などの他の有機溶媒を用いてもよい。また、有機溶媒に限らず、上記混合粉末が、水に分散されたスラリーを用いるようにしてもよい。例えば、所定の分散剤を用いることで、上記混合粉末が水に分散された状態とすることができる。
【0023】
また、電解質用グリーンシート11は以下の方法で作製することができる。すなわち、上記電解質極粉末に、バインダー及び分散剤および可塑剤を加え、有機溶媒からなる分散媒体に分散されているスラリーを作製する。作製したスラリーはアノードと同様にドクターブレード法にてポリエチレンテレフタレートなどのフィルム上にスラリー層を形成する。このスラリー層より分散媒体を除去することで乾燥させ、電解質用グリーンシート11が形成された状態とする。
【0024】
排ガスフィルター1の製造においては、次に、図2(b)に示すように、電解質用グリーンシート11に貫通孔15を複数形成する(貫通ステップ)。貫通ステップでは、例えば、電解質用グリーンシート11の主面側からマイクロドリル、パンチング等を用いて貫通孔15を形成する。また、レーザを用いて貫通孔15を形成してもよく、このときのレーザの種類としては、例えば、UV−YAGレーザ或いはエキシマレーザ等を使用することができる。特に、波長が400nm以下のレーザを用いて、径が100μm以下の貫通孔15を精度良く形成するためには、UV−YAGレーザが好適である。複数の貫通孔15は、最終的にガス通過空間10を形成するものであり、電解質用グリーンシート11に分散して形成されている。図3は、電解質用グリーンシート11の平面図である。本実施形態では、形成する貫通孔15の数により2パターンの電解質用グリーンシート11a及び11bを準備し、一方の電解質用グリーンシート11aに4つの貫通孔15を形成し(図3(a))、他方の電解質用グリーンシート11bに6つの貫通孔15を形成した(図3(b))。また、電解質用グリーンシート11a、11bの縦幅L1及び横幅L2は、いずれも5cmとし、貫通孔15の径dは、1mmとした。これにより、一方の電解質用グリーンシート11aの面積に対する貫通孔15の面積の割合は1.4%となる。また、他方の電解質用グリーンシート11bの面積に対する貫通孔15の面積の割合は2.3%となる。
【0025】
続いて、図2(c)に示すように、複数の電解質用グリーンシート11を積層することによりグリーンシート積層体14を形成する(積層ステップ)。積層ステップでは、グリーンシート積層体14を熱プレスすることにより、複数の電解質用グリーンシート11同士を融着することが好ましい。
【0026】
次に、図2(d)に示すように、グリーンシート積層体14を焼結することにより電解質2を形成する。また、電解質2の形成と共に貫通孔15からガス通過空間10が形成される。このときの焼結温度は、1100℃〜1500℃が好ましい。
【0027】
その後、図2(e)に示すように、電解質2の上面にアノード用グリーンシート12を積層配置し、下面にカソード用グリーンシート13を積層配置する。このとき、熱プレスにより、アノード用グリーンシート12及びカソード用グリーンシート13を電解質2に融着させることが好ましい。その後、これを焼結することにより、アノード3及びカソード4を形成する。こうして排ガスフィルター1が製造される(図2(f))。
【0028】
次に、以上のように構成された排ガスフィルター1を用いて排ガスを浄化する方法について説明する。まず、排ガスフィルター1へ排ガスを供給する。この排ガスは、例えば、図示しないディーゼルエンジン等のガス排出装置から排出されるものであり、粒子状物質(PM :Particulate Matter)及び窒素酸化物(NOx)が含有されている。また、排ガスは、図1における排ガスフィルター1の上方からアノード3に向かって供給される。そして、この排ガスは、アノード3、固体電解質2及びカソード4がガス透過性を有するので、これらを順に通過してゆく。このとき、排ガス中に含まれるPM(粒子状物質)は、アノード3の表面に捕捉されるため、排ガスは、PMが除去された状態でカソード4側へ排出される。そして、カソード4にはNOx吸蔵剤が担持されているため、排ガス中に含まれるNOx(窒素酸化物)が捕捉される。こうして、排ガスフィルター1を通過した排ガスからはPM及びNOxが除去される。
【0029】
こうして、排ガスの処理が行われている際には、アノード3及びカソード4の表面にPM(粒子状物質)及びNOx(窒素酸化物)がそれぞれ堆積していく。これに対しては、電源5によりアノード3とカソード4との間に電圧を印加する。これにより、カソード4側に捕捉したNOxをNへ還元することができるとともに、この化学反応で生じた酸素イオンをカソード4側からアノード3側へ供給することができる。その結果、固体電解質2のアノード3側に存在するPMを酸化して分解することができる。こうして、アノード3及びカソード4に堆積したPM(粒子状物質)及びNOx(窒素酸化物)を除去することができるため、長期間に亘る排ガスフィルター1の使用が可能になる。
【0030】
以上のような排ガスフィルター1によれば、粒子状物質(PM)を含む排ガスが排ガスフィルター1を通過するときにアノード3においてPMが捕集されることによりアノード3におけるガス透過性が徐々に減少してくるが、固体電解質2にガス通過空間10が複数形成されているので、これによりガス透過性の減少を補うことができる。したがって、高いガス透過性を維持したまま排ガスを浄化することができる。
【符号の説明】
【0031】
1 排ガスフィルター
2 固体電解質
3 アノード
4 カソード
10 ガス通過空間
11 電解質用グリーンシート
12 アノード用グリーンシート
13 カソード用グリーンシート
15 貫通孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粒子状物質を含む排ガスを浄化する排ガスフィルターであって、
多孔質の固体電解質と、
前記固体電解質の一方面に配置された多孔質のアノードと、
前記固体電解質の他方面に配置された多孔質のカソードとを備え、
前記固体電解質には、ガス通過空間が複数形成されている排ガスフィルター。
【請求項2】
前記固体電解質は、貫通孔が複数形成された電解質用グリーンシートを複数積層し、積層された前記電解質用グリーンシートを焼結することにより形成されており、
前記ガス通過空間は、前記貫通孔により形成される請求項1に記載の排ガスフィルター。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2011−11196(P2011−11196A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−160239(P2009−160239)
【出願日】平成21年7月6日(2009.7.6)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】