説明

排水浄化装置

【課題】曝気および処理用薬剤などの手段を用いることにより、油脂成分が多く含有していても、排水の効率的な浄化処理が有効かつ合理的に持続する排水浄化装置を提供する。【解決手段】処理槽2内では、曝気を行うとともに、バイオ製剤および分解酵素などの処理用薬剤Hにより、排水が効率的に浄化処理されて油脂成分11および汚濁成分を排水から効果的に分離する。これにより、排水に油脂成分11が多く含有していても処理能力を超えることなく排水の効率的な浄化処理を有効に持続させることができる。温度センサ19、水素イオン濃度センサ20および臭気濃度センサ21を用いて、排水の温度、水素イオン濃度および臭気濃度が所定に達した時のみ、曝気を行って処理用薬剤Hが処理槽2に供給される構成のため、モータポンプPに対する節電および処理用薬剤Hの維持・管理コストの削減に寄与する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲食店やレストランなどの水使用源より受けた排水から油脂成分および汚濁成分を残留させて外部に流出させないようにした排水浄化装置に関する。
【背景技術】
【0002】
飲食店やレストランの厨房からは油脂成分および汚濁成分を含む排水が浄化槽で受けられ、排水から油脂成分や汚濁成分を下水道に流出させないようにしている。近年では、環境保全意識の高まりにより、油脂成分や汚濁成分の厳格な流出規制が行われ、規制対象項目として水素イオン濃度(pH)が5〜9、BODが600mg/L未満、SSが600mg/L未満、N−ヘキサンが30mg/L未満に抑えるガイドラインが具体化されている。
この規制対象項目が生じるのは、厨房から流出する排水中の油脂成分や汚濁成分が主な原因であるが、油脂成分や汚濁成分を排水から完全に取り除くことは難しく、様々な方法を用いて除去する試みがなされている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の油処理方法では、レストランなどの厨房から流し出されて、油が混在する排水を排水槽で受け、軽量の油を排水表面に浮き上げて水成分から分離して排水の浄化を試みている。排水の表面に浮かぶ油は、疎水性あるいは親水性の短繊維集合体で吸着により取り除かれるようにしている。
【特許文献1】特開2004−66077号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、規模の大きなレストランなどでは、料理に油を使用する多様な調理を行っている関係上、排水にも油が多く含まれたり、使用に伴い油が排水槽に累積する場合が多い。特許文献1の油処理方法では、比重の違いを利用して油が排水の表面に浮き上がるのを待って分離する構成であるため、大規模のレストランなどでは、排水内の油の浄化処理が間に合わず、排水槽の処理能力を超えてしまう虞がある。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は曝気および処理用薬剤を用いることにより、油脂成分が多く含有していても、排水の効率的な浄化処理が有効に持続するといった優れた排水浄化装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(請求項1について)
水使用源から排水を受ける処理槽が設けられ、配管部は処理槽内に配設されて、モータポンプの駆動により排水内に空気を吐出して曝気を行うため、配管軸の方向に沿って形成された一連の吐出孔を有する。薬剤容器は、供給口を形成して内部にバイオ製剤および分解酵素などの処理用薬剤を貯留している。供給機構は、薬剤容器の供給口の開放に伴って処理用薬剤を処理槽内の排水に供給する。温度センサ、水素イオン濃度センサおよび臭気濃度センサは、排水の温度、水素イオン濃度および臭気濃度をそれぞれ検知する。配管部の配管軸を含む同一水平面内、かつ吐出される空気の上流側で、吐出孔の指向方向が配管軸に対して15度〜60度の角度範囲で傾斜しており、温度センサ、水素イオン濃度センサおよび臭気濃度センサからの各出力が所定の値に達することにより、モータポンプが駆動されるとともに、供給機構が作動して薬剤容器の供給口を開放する。
処理槽内では、曝気を行うとともに、バイオ製剤および分解酵素などの処理用薬剤により、排水が効率的に浄化処理されて油脂成分および汚濁成分を排水から効果的に分離する。このため、排水に油脂成分が多く含有していても処理能力を超えることなく排水の効率的な浄化処理を有効に持続させることができる。しかも、吐出孔の指向方向が配管軸に対して15度〜60度の角度範囲で傾斜しているため、曝気時に処理槽内で排水中、円を描くような循環流が生じて、効率的な曝気処理を実現することができる。
また、温度センサ、水素イオン濃度センサおよび臭気濃度センサを用いて、排水の温度、水素イオン濃度および臭気濃度が所定の値に達した時のみ、曝気を行って処理用薬剤が処理槽に供給される構成のため、モータポンプの駆動に用いる消費電力を節約できるともに、処理用薬剤の選択的使用が可能になり維持・管理コストの削減に寄与する。
【0006】
(請求項2について)
吐出孔の指向方向は、前記同一水平面に直交する垂直面に対して上下方向に30度以内の角度範囲で傾斜している。このため、曝気時に排水内を三次元的に流動する循環流が生じて一層効率的な曝気処理に寄与する。
【0007】
(請求項3について)
水素イオン濃度センサは、排水内の塩素濃度を検知する塩素濃度センサである。この場合、飲食店やレストランなどの厨房で、調理器具や床などを清掃する時、塩素系の洗剤を用いて排水に混入させてしまっても、塩素濃度が減少するまで処理用薬剤が供給されないので、塩素系の洗剤により処理用薬剤の効力が弱められることがない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
処理槽内の排水に油脂成分が多く含有していても処理能力を超えることなく排水の効率的な浄化処理を持続させることができ、曝気時に処理槽内で排水中、円を描くような循環流が生じ易くなり、効率的な曝気処理が可能となる。また、温度センサ、水素イオン濃度センサおよび臭気濃度センサにより排水の温度、水素イオン濃度および臭気濃度が所定の値に達した時のみ、曝気を行って処理用薬剤が処理槽へ供給されるので、モータポンプの節電および処理用薬剤の維持・管理コストが低減する。
【実施例1】
【0009】
図1ないし図3は本発明の実施例1を示す。本発明に係る排水浄化装置1では、図1に示す処理槽2が飲食店やレストランなどの敷地内に設置されており、水使用源としての厨房からの排水を埋設管3を介して受けるように設定されている。埋設管3からの排水は濾過部4を通過して処理槽2内に流入し、仕切板5、6で区画された浄化室7に貯留される。仕切板6の下流側には、排水管9が設置された排水溜まり8を構成している。排水管9の上端部はトラップとしての取水部10を形成し、その取水口10aを排水面より僅かに下側に位置させ、排水面に浮上する油脂成分11が排水管9に流入しないようにしている。
【0010】
処理槽2内の浄化室7には、配管部12が二体の矩形管を連結した状態に配設されており、モータポンプPの駆動により排水内に空気を吐出して曝気を行うようになっている。この配管部12は、図2に示すように配管軸の方向Wに沿って形成され、配管軸の左右に所定の間隔で千鳥足状に配列された一連の吐出孔12aを有している。この場合、配管軸の縦方向に位置する吐出孔12aのみを千鳥足状にしたが、配管軸の横方向に位置する吐出孔12aも千鳥足状にしてもよい。
また、図3の(a)に示すように、配管部12の配管軸を含む同一水平面M内、かつ吐出される空気の上流側において、吐出孔12aの指向方向は配管軸の方向Wに対して15度〜60度の角度範囲(θ)で傾斜している。さらに、吐出孔12aの指向方向は、図3の(b)に示すように、同一水平面Mに直交する垂直面Nに対して上下方向に30度以内の角度範囲(φ)で傾斜している。
【0011】
浄化室7に対しては、図1のようにシューター13が連通状態に接続され、その上端開口部は薬剤容器14を着脱可能に設置している。キャップKpを有する薬剤容器14は、内部にバイオ製剤および分解酵素などの処理用薬剤Hを貯留するもので、シューター13に連通してラック状の邪魔板15により開閉される供給口14aを下端に形成している。この場合、薬剤容器14内のバイオ製剤および分解酵素は、粉末でも液状でもよく、要は所定の条件を満たした時、後述する供給機構16により供給口14aからシューター13を介して処理槽2内に供給可能なものであればよい。
処理用薬剤Hの供給機構16は、薬剤容器14の供給口14aを開閉するもので、パルスモータ17およびパルスモータ17の回転軸17aに嵌着されて邪魔板15に噛合するピニオン18を備えている。
【0012】
さらに、排水浄化装置1では、浄化室7における排水の温度、水素イオン濃度および臭気濃度をそれぞれ検知するために、温度センサ19、水素イオン濃度センサ20および臭気濃度センサ21を備え、温度センサ19の触診部19aおよび臭気濃度センサ21の触診部21aは浄化室7の空間部に延出している。また、水素イオン濃度センサ20の触診部20aは、浄化室7内に延出して先端部を排水に浸漬している。温度センサ19、水素イオン濃度センサ20および臭気濃度センサ21から発生する各出力は、所定のプログラムが組み込まれた演算処理部22に入力されるようになっている。
【0013】
上記構成において、飲食店やレストランなどの厨房からの排水は、埋設管3から濾過部4を介して処理槽2の浄化室7に貯留される。長期使用に伴い、汚濁物質が汚泥23として処理槽2の内底部に溜まり、軽量の油脂成分11は排水の表面に浮き上がってスラグやスカムを形成する。
この時、温度センサ19は、排水の温度を触診部19aを介して検知し、検知温度に応じた出力を温度出力として演算処理部22に入力する。また、水素イオン濃度センサ20は、排水の水素イオン濃度を触診部20aを介して検知し、検知濃度に応じた出力をイオン濃度出力として演算処理部22に入力する。さらに、臭気濃度センサ21は、排水から生じるメタンガスや硫化水素などの臭気成分を触診部21aを介して検知し、検知臭気量に応じた出力を臭気濃度出力として演算処理部22に入力する。
【0014】
そして、温度出力、イオン濃度出力および臭気濃度出力が所定のレベル値に達すると、予め演算処理部22に組み込まれたプログラムによりモータポンプPを通電・駆動して、空気を配管部12に送って吐出孔12aから排水に供給して曝気処理を開始する。
これと同時に、演算処理部22から供給機構16のパルスモータ17に信号が送られ、ピニオン18を時計回り方向に回転させて薬剤容器14の供給口14aを開放する。供給口14aの開放に伴い、薬剤容器14内の処理用薬剤Hが供給口14aからシューター13を介して処理槽2内の排水に供給される。これにより、処理槽2内の排水は、処理用薬剤Hの供給を受けつつ曝気処理が行われる。
なお、排水の温度、水素イオン濃度および臭気濃度が所定のレベル値に達しない場合、演算処理部22において、曝気処理や処理用薬剤Hを施すほど排水の汚染状態が進行していないと判断されてモータポンプPや供給機構16を通電・駆動しないようになっている。
【0015】
このように、処理槽2内では、曝気を行うとともに、バイオ製剤および分解酵素などを含む処理用薬剤Hにより、排水が効率的に浄化処理されて油脂成分11および汚泥23などの汚濁成分を排水から効果的に分離する。このため、排水に油脂成分11が多く含有していても処理能力を超えることなく排水の効率的な浄化処理を有効に持続させることができる。
しかも、吐出孔12aの指向方向が配管軸に対して15度〜60度の角度範囲(θ)で傾斜し、垂直面Nに対して上下方向に30度以内の角度範囲(φ)で傾斜しているため、曝気時に排水内で円を描くような循環流が三次元的規模で生じ、効率的な曝気処理を実現することができる。
【0016】
また、温度センサ19、水素イオン濃度センサ20および臭気濃度センサ21により排水の温度、水素イオン濃度および臭気濃度が所定の値に達した時のみ、曝気を行って処理用薬剤Hが処理槽2に供給される構成のため、モータポンプPの駆動に用いる消費電力を節約できるともに、処理用薬剤Hの選択的使用が可能になり維持・管理コストの削減に寄与する。
なお、水素イオン濃度センサ20は、排水内の塩素濃度を検知する塩素濃度センサとして構成してもよい。この場合、飲食店やレストランなどの厨房で、調理器具や床などを清掃する時、塩素系の洗剤を用いて排水に混入させてしまっても、塩素濃度が規定値に減少するまで処理用薬剤Hが薬剤容器14から供給されないでの、塩素系の洗剤により処理用薬剤Hの効力が弱められることがない。また、排水面に浮上した油脂成分11は、関係業者により、処理槽2から定期的に運び出されて、工場で飼料、肥料あるいは燃料成分に再生されて使用に供せられる。
【実施例2】
【0017】
図4は本発明の実施例2を示す。二本の矩形管を連結した状態に形成した実施例1の配管部12に対し、実施例2では、矩形管12A内に迷路管12B、12Cを対向状態に配置して配管部12を形成している。これにより、配管部12の延出長さ寸法が大きくなり、配管部12に多数の吐出孔12aを高密度に形成することができて曝気処理能力が向上する。
【実施例3】
【0018】
図5は本発明の実施例3を示す。実施例3では、上下二本の平行管12D、12Eに略鉤フック状の縦管12F、12G、12H、12Iを取り付けている。縦管12F〜12Iは、外底部に吐出孔12aを設けて平行管12D、12Eに対して所定の角度だけ捻じれた位置に配置されている。この場合、平行管12D、12Eと縦管12F〜12Iとが三次元の立体構造を形成するので、曝気処理能力が一層向上し、とりわけ規模の大きな浄化処理に好適である。
【0019】
〔変形例〕
なお、上記実施例では、温度センサ19、水素イオン濃度センサ20および臭気濃度センサ21からの各出力が所定のレベル値に達した時、モータポンプPや供給機構16を通電・駆動したが、温度センサ19、水素イオン濃度センサ20および臭気濃度センサ21のうちいずれか一つあるいは二つの出力が所定のレベル値に達した時、モータポンプPや供給機構16を通電・駆動するようにしてもよい。
【0020】
また、温度センサ19、水素イオン濃度センサ20および臭気濃度センサ21のうちいずれか一つあるいは二つの出力が所定のレベル値に達した時、モータポンプPを通電・駆動し、残る一つの出力が所定のレベル値に達してから供給機構16を通電・駆動するようにしてもよい。モータポンプPあるいは供給機構16を通電・駆動するため、温度センサ19、水素イオン濃度センサ20および臭気濃度センサ21に必要とされる各出力のレベル値は、排水の浄化状況や処理槽2の使用状態に応じて所望に変更することができるものである。処理用薬剤Hに含まれるバイオ製剤は、多種類の単菌からなる市販のものでよく、分解酵素はカタラーゼやオキシターゼなどの既存成分を含む市販製品でよい。
また、薬剤容器14にあっては、キャップKpを外して上下逆となるように反転させ、邪魔板15を介してシューター13の上端開口部に設置するようにしてもよい。供給機構16は、パルスモータ17のピニオン18により邪魔板15を移動させる構成に限らず、バルブの回動変位により供給口14aを開閉させるものでもよい。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本発明に係る排水浄化装置では、処理槽内の排水に油脂成分が多く含有していても処理能力を超えることなく排水の効率的な浄化処理を持続させることができ、曝気時に排水内を円を描くような循環流が生じ、効率的な曝気処理が可能となる。温度センサ、水素イオン濃度センサおよび臭気濃度センサにより排水の温度、水素イオン濃度および臭気濃度が所定に達した時のみ、曝気を行なって処理用薬剤が処理槽に供給される構成のため、モータポンプの節電になり、かつ処理用薬剤の維持・管理コストの節約に繋がる。環境保全意識の高まりと汚水の流出規制強化のもとで、排水浄化装置の普及に伴って需要の拡大を通して処理槽の加工製造を促し、化学機械産業に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】排水浄化装置を模式的に示す縦断面図である(実施例1)。
【図2】配管部を拡大して示す底面図である(実施例1)。
【図3】(a)は配管部の拡大部分縦断面図(実施例1)、(b)は(a)に示す矢印Rからの矢視図である(実施例1)。
【図4】配管部を拡大して示す底面図である(実施例2)。
【図5】配管部を拡大して示す正面図および底面図である(実施例3)。
【符号の説明】
【0023】
1 排水浄化装置
2 処理槽
7 浄化室
9 排水管
11 油脂成分
12 配管部
12a 吐出孔
14 薬剤容器
14a 供給口
16 供給機構
19 温度センサ
20 水素イオン濃度センサ
21 臭気濃度センサ
22 演算処理部
P モータポンプ
W 配管軸の方向
M 同一水平面
N 垂直面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
水使用源から排水を受ける処理槽と、
前記処理槽内に配設されて、モータポンプの駆動により前記排水内に空気を吐出して曝気を行うため、配管軸の方向に沿って形成された一連の吐出孔を有する配管部と、
内部にバイオ製剤および分解酵素などの処理用薬剤を貯留して供給口を形成した薬剤容器と、
この薬剤容器の前記供給口の開放に伴って前記処理用薬剤を前記処理槽内の前記排水に供給する供給機構と、
前記排水の温度、水素イオン濃度および臭気濃度をそれぞれ検知する温度センサ、水素イオン濃度センサおよび臭気濃度センサとを備え、
前記配管部の配管軸を含む同一水平面内、かつ吐出される空気の上流側で、前記吐出孔の指向方向が前記配管軸に対して15度〜60度の角度範囲で傾斜しており、前記温度センサ、前記水素イオン濃度センサおよび前記臭気濃度センサからの各出力が所定の値に達することにより、前記モータポンプが駆動されるとともに、前記供給機構が作動して前記薬剤容器の前記供給口を開放するようにしたことを特徴とする排水浄化装置。
【請求項2】
前記吐出孔の指向方向は、前記同一水平面に直交する垂直面に対して上下方向に30度以内の角度範囲で傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の排水浄化装置。
【請求項3】
前記水素イオン濃度センサは、前記排水内の塩素濃度を検知する塩素濃度センサであることを特徴とする請求項1に記載の排水浄化装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−116476(P2006−116476A)
【公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−308769(P2004−308769)
【出願日】平成16年10月22日(2004.10.22)
【出願人】(301048644)有限会社孝和 (2)
【出願人】(504395176)有限会社ビオ孝和ジャパン (2)
【Fターム(参考)】