説明

搬送装置

【課題】搬送装置において、被搬送物と被搬送物を把持するグリップ部との互いの位置を調整可能とする。
【解決手段】搬送装置は、軌道(100)に沿って走行する走行部(210)と、走行部の下側に取り付けられており、鉛直方向に交わる表面を有する基準板(251)と、基準板に対向配置されると共に、表面に沿って回転可能なように基準板の下側に取り付けられた回転板(252)と、回転板に設けられており、被搬送物を把持するグリップ部と、回転板を前記基準板に対して回転させることで、グリップ部及び被搬送物間の位置調整を行う調整手段(255、257、258)とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば半導体装置製造用の各種基板等を搬送する搬送装置の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の搬送装置として、天井に敷設された軌道上を走行して被搬送物を搬送する懸垂式のものがある(OHT:Overhead Hoist Transfer)。このような搬送装置においては、移載を行う際に被搬送物を確実に把持するために、設置された被搬送物と被搬送物を把持するグリップ部との位置調整が行われる。
【0003】
例えば特許文献1では、被搬送物を把持する昇降部や、その昇降を制御する昇降駆動部等を水平面内で回転させて位置調整を行うという技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2006−282303号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した特許文献1によれば、水平面内での回転による位置調整については言及されているものの、その具体的構成は示されておらず、どのように回転動作を実現するのか不明確である。
【0006】
更に、昇降部全体を回転させるような構成では、装置が複雑化してしまうおそれがあるという技術的問題点がある。
【0007】
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、被搬送物と被搬送物を把持するグリップ部との互いの位置を調整可能である搬送装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の搬送装置は上記課題を解決するために、軌道に沿って走行する走行部と、該走行部の下側に取り付けられており、鉛直方向に交わる表面を有する基準板と、該基準板に対向配置されると共に、前記表面に沿って回転可能なように前記基準板の下側に取り付けられた回転板と、該回転板に設けられており、被搬送物を把持するグリップ部と、前記回転板を前記基準板に対して回転させることで、前記グリップ部及び前記被搬送物間の位置調整を行う調整手段とを備える。
【0009】
本発明に係る搬送装置によれば、その動作時に、先ず走行部が軌道に沿って走行することで、装置全体が設置された被搬送物を移載可能な位置に移動される。走行部の下側には、鉛直方向に交わる表面を有する基準板、及び基準板に対向配置されると共に、表面に沿って回転可能なように基準板の下側に取り付けられた回転板が設けられている。基準板は、例えば走行部の下側に取り付けられた懸垂式の本体部からベルトで釣り下げられる形で設けられている。また、回転板には被搬送物を把持するグリップ部が設けられており、グリップ部が被搬送物を把持した状態で走行部が軌道を走行することにより、被搬送物の搬送が行われる。
【0010】
ここで特に、グリップ部が被搬送物を確実に把持するためには、グリップ部と被搬送物との互いの位置が整合している方がよい。この際、回転板の回転方向(以下、適宜「θ方向」と称する)においては、特に高い精度が求められることがあり、微少なズレであっても、グリップ部が被搬送物を把持できないという事態が発生してしまうおそれがある。
【0011】
しかるに本発明では特に、調整手段が備えられており、回転板を基準板に対して回転させることで、グリップ部及び被搬送物間のθ方向に係る位置調整を行うことができる。即ち、グリップ部が設けられている回転板を基準板に対して回転させることによって、グリップ部のθ方向に係る位置を変化させ、グリップ部と被搬送物とのズレを無くす或いは減少させることが可能となる。
【0012】
尚、上述したような位置調整は、例えば予め実験的に装置を作動させて、グリップ部と被搬送物とのズレを測定した上で、把持する動作に先立って(例えば搬送に先立って行われる調整の段階で)行われる。また、実際に被搬送物を把持する直前に、自動的に位置調整が行われるようにすることも可能である。このような、位置調整の動作は手動で行われてもよいし、モータ等に接続することにより電動で行われてもよい。
【0013】
以上説明したように、本発明に係る搬送装置によれば、調整手段によってグリップ部及び被搬送物間のθ方向に係る位置調整を行うことが可能であるため、グリップ部によって、より確実に被搬送物を把持することができる。従って、搬送装置は、より好適に被搬送物を搬送することが可能となる。
【0014】
本発明の搬送装置の一態様では、前記走行部の下側に取り付けられた懸垂式の本体部と、該本体部及び前記基準板間を結ぶと共に少なくとも一端において巻き取り及び巻き出し可能なベルトとを更に備える。
【0015】
この態様によれば、走行部の下側には懸垂式の本体部が取り付けられている。そして、上述した本体部及び基準板間には、夫々を結ぶベルトが備えられており、少なくとも一端において巻き取り及び巻き出しを行うことで、例えば本体部から離れた位置に設置された被搬送物を搬送することができる。
【0016】
本態様では特に、上述したように基準板がベルトによって本体部と結ばれているため、例えばベルトの巻き出しを行った際に、本体部に対する基準板のθ方向に係る位置が変化してしまうおそれがある。即ち、グリップ部と被搬送物との互いの位置にθ方向のズレが生じてしまうおそれがある。また、搬送装置を新規に製造ラインに設置する作業では、搬送装置の個体差や設置ラインへの組込み時の組立て誤差などが生じてしまうおそれがある。
【0017】
しかるに本態様では特に、調整手段によって、回転板を基準板に対して回転させることで、グリップ部のθ方向に係る位置を変化させることができる。このため、本体部に対する組立時の調整や、基準板の位置が変化してしまった場合でも、グリップ部と被搬送物とのズレを無くす或いは減少させることが可能である。従って、グリップ部は確実に被搬送物を把持することができ、より確実に被搬送物を搬送することが可能となる。
【0018】
本発明の搬送装置の他の態様では、前記基準板は、前記走行部に、前記鉛直方向に沿って昇降可能に取り付けられている。
【0019】
この態様によれば、基準板は、走行部に、鉛直方向に沿って昇降可能に取り付けられており、例えばベルトの巻き取りや巻き出しにより昇降することによって、走行部と高さの異なる位置に設置された被搬送物をグリップ部において把持することが可能である。尚、ここでの「昇降」とは、典型的には鉛直方向における上下移動であるが、厳密な鉛直方向を意味するものではなく、斜め下方や斜め上方への移動であってもよい。
【0020】
本態様では特に、基準板が昇降する際に、走行部に対する基準板のθ方向に係る位置が変化してしまうおそれがある。即ち、グリップ部と被搬送物との互いの位置にθ方向のズレが生じてしまうおそれがある。
【0021】
しかるに本態様では特に、調整手段によって、回転板を基準板に対して回転させることで、グリップ部のθ方向に係る位置を変化させることができる。このため、走行部に対する基準板の位置が変化してしまった場合でも、グリップ部と被搬送物とのズレを無くす或いは減少させることが可能である。従って、グリップ部は確実に被搬送物を把持することができ、より確実に被搬送物を搬送することが可能となる。
【0022】
本発明の搬送装置の他の態様では、前記基準板は、前記走行部の側方に移動可能である。
【0023】
この態様によれば、基準板は、走行部の側方に移動可能であり、例えば側方への移動によって、軌道から側方に外れた位置にある被搬送物を移載(以下、適宜「横移載」と称する)することが可能である。例えば、走行部の下側に取り付けられた懸垂式の本体部の一部又は該本体部に設けられた移動部が、側方に移動されることで、これからベルトで釣り下げられた基準板が側方に移動される。尚、ここでの「側方」とは、典型的には水平方向であるが、厳密な水平方向を意味するものではなく、軌道から側方に外れる限り、斜め下方や斜め上方への移動であってもよい。
【0024】
本態様では特に、基準板が走行部の側方に移動する際に、走行部に対する基準板のθ方向に係る位置が変化してしまうおそれがある。即ち、グリップ部と被搬送物との互いの位置にθ方向のズレが生じてしまうおそれがある。
【0025】
しかるに本態様では特に、調整手段によって、回転板を基準板に対して回転させることで、グリップ部のθ方向に係る位置を変化させることができる。このため、走行部に対する基準板の位置が変化してしまった場合でも、グリップ部と被搬送物とのズレを無くす或いは減少させることが可能である。従って、グリップ部は確実に被搬送物を把持することができ、より確実に被搬送物を搬送することが可能となる。
【0026】
本発明の搬送装置の他の態様では、前記調整手段は、前記基準板に接続された第1ネジ及び前記回転板に接続された第2ネジと、該第1及び第2ネジを夫々連結するナットとを含んでおり、前記ナットを回転させることによって前記位置調整を行う。
【0027】
この態様によれば、基準板には第1ネジが接続されており、回転板には第2ネジが接続されている。また、第1及び第2ネジは夫々、ナットによって互いに連結されている。
【0028】
ここで本態様では特に、上述したナットを回転させることにより、グリップ部及び被搬送物間の位置調整を行うことが可能である。即ち、ナットを回転させて第1及び第2ネジを夫々締める或いは緩めることで、回転板を基準板に対して回転させることが可能である。より具体的には例えば、第1及び第2ネジは夫々、その軸が、回転板の回転軸に対して接線となる方向に大なり小なり沿うように配置されており、ナットが回転されると、ナットで連結された第1及び第2ネジにおける該接線となる方向に沿った合計長が伸縮される。これにより、回転板は、ナットを介して第1及び第2ネジで連結された基準板に対して、θ方向の位置調整がなされる。
【0029】
このように構成することで、より単純な構成で位置調整を行うことが可能である。また、ナットの回転量に対して、回転板の回転量は比較的小さくなるため、微調整をより容易に行うことが可能である。尚、回転板の回転量は、対になって回転する第1及び第2ネジの回転回数によって調節することが可能である。
【0030】
以上説明したように、本態様に係る搬送装置によれば、単純な構成で、より容易にグリップ部及び被搬送物間の位置調整を行うことが可能である。
【0031】
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下では、本発明の実施形態について図を参照しつつ説明する。尚、本実施形態では、天井に敷設された軌道を走行することで、半導体の基板等を搬送する懸垂式の搬送装置を例にとり説明する。
【0033】
先ず、本実施形態に係る搬送装置の構成について図1を参照して説明する。ここに図1は、搬送装置の全体構成を示す側面図である。
【0034】
図1において、本実施形態に係る搬送装置は、走行ローラ215を有する走行部210と、その下側に取り付けられた懸垂式の本体部220と、移動板230と、昇降ベルト240と、昇降部250とを備えて構成されている。
【0035】
走行部210は、例えば軌道100の内側に図示しないリニアモータ用永久磁石を配施し、走行部210に図示しないリニアモータ1次側コイルを設置することでリニアモータを構成し、リニアモータの推進原理で走行ローラ215を回転させて軌道100内を走行する。或いは、図示しないモータ等によって走行ローラ215を回転させることによって走行することもできる。
【0036】
本体部220は、走行部210に釣り下がる形で取り付けられており、その内部に移動板230、昇降ベルト240及び昇降部250を収納可能である。
【0037】
移動板230は、本体部220に取り付けらており、軌道に対して側方(即ち、図の左右方向)に移動可能とされている。即ち、移動板230が移動することで、横移載が可能とされる。
【0038】
昇降ベルト240は、本発明の「ベルト」の一例であり、巻き出し及び巻き取りを行うことで、昇降部250を本体部220に対して昇降させる。
【0039】
昇降部250は、本発明の「基準板」及び「回転板」、並びに「グリップ部」を含んで構成されている。昇降部250の構成については後に詳述する。
【0040】
次に、本実施形態に係る搬送装置の移載に係る動作について図1に加えて、図2及び図3を参照して説明する。ここに図2は、移載を行う際の搬送装置を示す斜視図であり、図3は、横移載を行う際の搬送装置を示す斜視図である。
【0041】
図2において、本実施形態に係る搬送装置の動作時には、先ず走行部210が軌道100内を走行することで、本体部220が荷台400の上に設置された本発明の「被搬送物」の一例であるFOUP(Front Opening Unified Pod)300の真上に移動する(即ち、図におけるX方向の位置が調整される)。続いて、昇降ベルト240の巻き出しが行われることで、昇降部250がFOUP300の高さに下降する(即ち、図におけるZ方向の位置が調整される)。そして、昇降部250の下面に設けられたグリップ部がFOUP300を把持することで、FOUP300の移載が行われる。
【0042】
FOUP300が把持されると、昇降ベルト240の巻き取りが行われることで、昇降部250及び把持されたFOUP300が上昇する。そして、FOUP300が本体220内に収容された状態で、再び走行部210が走行することで、FOUP300の搬送が行われる。
【0043】
図3において、FOUP300の設置されている場所が軌道100の真下でない場合は、図2において説明した動作の他に、移動板230が図におけるY方向に移動されることによって位置調整が行われる。
【0044】
上述したように、FOUP300を移載する場合には、図におけるX、Y及びZ方向において、グリップ部及びFOUP300間の位置調整が行われる。しかしながら、昇降部250には、昇降ベルト240の巻き出し及び巻き取りによる昇降の際や、移動板230の移動の際等に、θ方向(即ち、Z軸を回転軸とする回転方向)にもズレが生じるおそれがある。よって、グリップ部がFOUP300を確実に把持するためには、θ方向の位置調整も行われた方がよい。このため、本実施形態においては、以下に詳述する構成によって、θ方向に係る位置を調整する。
【0045】
先ず、本実施形態に係る搬送装置の昇降部250の詳細な構成について、図4を参照して説明する。ここに図4は、昇降部の詳細な構成を示す斜視図である。
【0046】
図4において、昇降部250は、基準板251と、回転板252と、連結部253と、基準板接続部254と、第1ネジ255と、回転板接続部256と、第2ネジ257と、ナット258とを備えて構成されている。
【0047】
基準板251は、4本の昇降ベルト240によって、移動板230(図3参照)と結ばれている。
【0048】
回転板252は、基準板251の下面に対向して設けられており、連結部253によって基準板251と連結されている。回転板252は、連結部253を回転軸として、基準板251に対し、θ方向に回転することが可能である。尚、回転板252の下面には、グリップ部(図示せず)が設けられている。
【0049】
第1ネジ255は右ネジであり、基準板251に固定された基準板接続部254によって基準板251と接続されている。第2ネジ257は左ネジであり、回転板252に固定された回転板接続部256によって回転板252と接続されている。尚、第1ネジ255及び第2ネジ257は、互いにナット258によって接続されている。これら第1ネジ255及び第2ネジ257は、互いにナット258は、回転板252上で平面的に見て、連結軸253を中心に回転する回転板252の接線方向に沿って配置されており、第1ネジ255及び第2ネジ257並びにナット258における該接線方向の合計長は、ナット258が回転されることで次に詳述するように伸縮される。
【0050】
次に、本実施形態に係る搬送装置の昇降部250の動作について、引き続き図4を参照して説明する。
【0051】
図4において、ナット258を矢印Pの方向に回転させると、第1ネジ255及び第2ネジ257は共に締まる。このため、基準板接続部254及び回転板接続部256は互いに引付けられ、回転板252は連結部253を軸として、図におけるθ1方向へと回転する。
【0052】
また、ナット258を矢印Pとは反対の方向に回転させると、第1ネジ255及び第2ネジ257は共に緩まる。この場合、基準板接続部254及び回転板接続部256は互いに遠ざけられ、回転板252は連結部253を軸として、図におけるθ2方向へと回転する。
【0053】
上述したように、本実施形態では、ナット258を回転させることにより、回転板252が基準板251に対して回転させられる。よって、回転板252の下面に設けられたグリップ部及びFOUP300間のθ方向に係る位置調整を行うことが可能となる。これにより、例えば製造ライン立ち上げ時の搬送装置の回転板のθ方向に係る位置調整を容易に実施することができる。
【0054】
尚、上述したようなナット258の回転は、例えば手動によって行われるが、電動で行われるようにしてもよい。以下に、図5を参照して電動でナット258を回転させる場合の構成及び動作を説明する。ここに図5は、昇降部の変形例を示す斜視図である。
【0055】
図5において、ナット258には調整ベルト500が取り付けられている。調整ベルト500は、ナット258の反対側において、例えば図示しないモータ等に接続される。そして、モータ等によってベルトが回転されることによってナット258が回転し、上述したθ方向の位置調整が行われる。
【0056】
尚、調整ベルト500に代えて、例えばギア等が取り付けられることによって、ナット258が電動で回転されるように構成してもよい。
【0057】
以上説明したように、本実施形態では、グリップ部及びFOUP300間のθ方向に係る位置を調整できるため、図2や図3に示すような移載を行う際に、確実にFOUP300を把持することが可能である。従って、より好適にFOUP300の搬送を行うことが可能である。
【0058】
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う搬送装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】搬送装置の全体構成を示す側面図である。
【図2】移載を行う際の搬送装置を示す斜視図である。
【図3】横移載を行う際の搬送装置を示す斜視図である。
【図4】昇降部の詳細な構成を示す斜視図である。
【図5】昇降部の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0060】
100…軌道、210…走行部、215…走行ローラ、220…本体部、230…移動板、240…昇降ベルト、250…昇降部、251…基準板、252…回転板、253…連結部、254…基準板接続部、255…第1ネジ、256…回転板接続部、257…第2ネジ、258…ナット、300…FOUP、400…荷台、500…調整ベルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軌道に沿って走行する走行部と、
該走行部の下側に取り付けられており、鉛直方向に交わる表面を有する基準板と、
該基準板に対向配置されると共に、前記表面に沿って回転可能なように前記基準板の下側に取り付けられた回転板と、
該回転板に設けられており、被搬送物を把持するグリップ部と、
前記回転板を前記基準板に対して回転させることで、前記グリップ部及び前記被搬送物間の位置調整を行う調整手段と
を備えることを特徴とする搬送装置。
【請求項2】
前記走行部の下側に取り付けられた懸垂式の本体部と、
該本体部及び前記基準板間を結ぶと共に少なくとも一端において巻き取り及び巻き出し可能なベルトと
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記基準板は、前記走行部に、前記鉛直方向に沿って昇降可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記基準板は、前記走行部の側方に移動可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の搬送装置。
【請求項5】
前記調整手段は、前記基準板に接続された第1ネジ及び前記回転板に接続された第2ネジと、該第1及び第2ネジを夫々連結するナットとを含んでおり、前記ナットを回転させることによって前記位置調整を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−18877(P2009−18877A)
【公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−180572(P2007−180572)
【出願日】平成19年7月10日(2007.7.10)
【出願人】(302059274)アシスト テクノロジーズ ジャパン株式会社 (146)
【Fターム(参考)】