説明

携帯端末、情報処理システム、プログラム、及び通信方法

【課題】携帯端末から通信回線への不正な接続を抑制する
【解決手段】発信部120は、建物100の内部に設置され、所定の波長の電磁波又は光を発する。携帯端末200は建物100の内部で使用され、無線通信部210、認証データ記憶部220、認証データ読出部230、受信部240、及び制御部250を有する。無線通信部210は、通信回線420と無線通信を行う。認証データ記憶部220は、通信回線420に接続している認証装置400に認証してもらうための認証データを記憶している。認証データ読出部230は、認証データ記憶部220から認証データを読み出して無線通信部210に送信させる。受信部240は、発信部120が発信した所定の波長の電磁波又は光を受信する。制御部250は、受信部240が所定の波長の電磁波又は光を受信したときに、無線通信手段及び認証データ読出手段の双方を動作可能にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信回線への不正な接続を抑制することができる携帯端末、情報処理システム、プログラム、及び通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
建物内の保管物にバーコード等を付しておき、このバーコードを携帯端末で読むことにより在庫を管理することが行われている(例えば特許文献1及び2参照)。特に特許文献2には、携帯端末と管理サーバの間を無線で通信することが開示されている。
【特許文献1】特開2005−216059号公報
【特許文献2】特開2006−219244号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
建物内に配置された通信回線を介して認証装置と携帯端末とが無線で通信する場合、不正な携帯端末による認証装置への不正な接続を防止するために、正規の携帯端末に認証データを組み込んでおく必要がある。しかしこの場合、正規の携帯端末を不正に取得されると、この携帯端末を介して建物の外から上記した認証装置に不正に接続することができてしまう。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、認証装置への不正な接続を抑制することができる携帯端末、情報処理システム、プログラム、及び通信方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、通信回線と無線通信を行う無線通信手段と、
前記通信回線に接続している認証装置に認証してもらうための認証データを記憶する認証データ記憶手段と、
前記認証データ記憶手段から前記認証データを読み出して前記無線通信手段に送信させる認証データ読出手段と、
所定の波長の電磁波又は光を受信する受信手段と、
前記受信手段が前記所定の波長の電磁波又は光を受信したときに、前記無線通信手段及び前記認証データ読出手段の双方を動作可能にする制御手段と、
を備える携帯端末が提供される。
【0006】
本発明によれば、建物の内部に設置され、所定の波長の電磁波又は光を発する発信手段と、
前記建物の内部で使用される携帯端末と、
を備え、
前記携帯端末は、
通信回線と無線通信を行う無線通信手段と、
前記通信回線に接続している認証装置に認証してもらうための認証データを記憶する認証データ記憶手段と、
前記認証データ記憶手段から前記認証データを読み出して前記無線通信手段に送信させる認証データ読出手段と、
前記所定の波長の電磁波又は光を受信する受信手段と、
前記受信手段が前記所定の波長の電磁波又は光を受信したときに、前記無線通信手段及び前記認証データ読出手段の双方を動作可能にする制御手段と、
を備える情報処理システムが提供される。
【0007】
本発明によれば、通信回線と無線通信を行う無線通信手段を有する携帯端末で用いられるプログラムであって、
前記携帯電話は、無線通信手段を備え、
前記通信回線に接続している認証装置に認証してもらうための認証データを記憶する機能と、
記憶している前記認証データを読み出す機能と、
読み出した前記認証データを前記無線通信手段に送信させる機能と、
所定の波長の電磁波又は光を受信する機能と、
前記所定の波長の電磁波又は光を受信したときに、前記無線通信手段及び前記認証データを読み出す機能の双方を動作可能にする機能と、
を前記携帯端末に実現させるプログラムが提供される。
【0008】
本発明によれば、通信回線と無線通信を行う携帯端末が行う通信方法であって、
前記携帯端末が、前記通信回線に接続している認証装置に認証してもらうための認証データを記憶しておき、
前記携帯端末が、所定の波長の電磁波又は光を受信したときに前記認証データを前記通信回線に無線で送信できるようにする通信方法が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、携帯端末から通信回線への不正な接続を抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
【0011】
図1は、本実施の形態における情報処理装置の構成を説明するブロック図である。この情報処理装置は、発信部120及び携帯端末200を備える。発信部120は、建物100の内部に設置され、所定の波長の電磁波又は光を発する。携帯端末200は建物の内部で使用され、無線通信部210、認証データ記憶部220、認証データ読出部230、受信部240、及び制御部250を有する。無線通信部210は、通信回線420と無線通信を行う。認証データ記憶部220は、通信回線420に接続している認証装置400に認証してもらうための認証データを記憶している。認証データ読出部230は、認証データ記憶部220から認証データを読み出して無線通信部210に送信させる。受信部240は、発信部120が発信した所定の波長の電磁波又は光を受信する。制御部250は、受信部240が所定の波長の電磁波又は光を受信したときに、無線通信手段及び認証データ読出手段の双方を動作可能にする。
【0012】
発信部120が発信する光又は電磁波は、例えば赤外線であるが、建物100の外壁を投下しない波長の光又は電磁波であれば、赤外線に限定されない。
【0013】
無線通信部210は、建物100の内部に設置された建物内無線通信部110を介して通信回線420と無線通信する。また携帯端末200の制御部250は、さらに認証結果受信部として機能する。すなわち制御部250は、無線通信部210が認証データを送信した後、認証装置400が携帯端末200を認証した旨を示す認証済情報を、無線通信部210を介して受信する。
【0014】
携帯端末200は、情報が入力される入力部260をさらに備える。無線通信部210は、制御部250が認証済情報を受信した後、入力部260に入力された情報を通信回線に接続している外部の装置(例えば認証装置400)に送信する。入力部260は、例えばキー入力を行うキー(図示せず)、コード読取部262及び無線タグ通信部264を備える。コード読取部262は、建物100内の保管物に付されているバーコードまたは二次元コードを読み取って無線通信部210に送信させる。無線タグ通信部264は、建物100内の保管物に付されている無線タグから情報を取得して無線通信部210に送信させる。
【0015】
なお、図1において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してある。図1に示した携帯端末200の各構成要素は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。携帯端末200の各構成要素は、任意の携帯型の演算処理装置のCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例があることは、当業者には理解されるところである。
【0016】
図2は、建物100内における建物内無線通信部110及び発信部120の配置例を説明する図である。本図に示す例において、建物100の内部には、建物内無線通信部110及び発信部120がそれぞれ複数設置されている。
【0017】
複数の建物内無線通信部110は、例えば建物100の天井に一定間隔でマトリクス状に配置されている。建物内無線通信部110の配置間隔は、建物100内の何れの場所からも携帯端末200が無線通信できるように、携帯端末200と建物内無線通信部110の通信可能距離に基づいて定められる。
【0018】
複数の発信部120は、例えば建物100の壁又は天井に一定間隔で配置されている。建物内無線通信部110の配置間隔は、建物100内の何れの場所からも携帯端末200が光又は電磁波を受信できるように、携帯端末200の受信可能距離に基づいて定められる。なお上記した受信可能距離は、一つの発信部120に対応する受信可能エリアが建物100内の特定の場所に限定されるように設定されるのが好ましい。
【0019】
また発信部120は、その発信部120の位置を示す位置情報を所定の波長の電磁波又は光を用いて発信している。そして図1に示した携帯端末200の受信部240は、位置情報を発信部120から受信する。携帯端末200の無線通信部210は、受信部240が受信した位置情報を、建物内無線通信部110を介して認証装置400に送信する。
【0020】
また建物100にはセキュリティーゲート130が設けられている。セキュリティーゲート130は、建物100の内部に入る権限を有する人のみが建物100の内部に入れるように機能する。
【0021】
図3は、セキュリティーゲート130の機能を示すブロック図である。セキュリティーゲート130は、認証データ受信部132、人認証部134、入場制御部136、及び入場制限部138を有する。認証データ受信部132は、建物100の内部に入ろうとする人から、認証データを受信する。認証データは、例えばセキュリティーカード等を用いて送信される。人認証部134は、認証データ受信部132が受信した認証データに基づいて、建物100の内部に入ろうとする人が、建物100の内部に入る権限を有する人か否かを判断する。そして入場制御部136は、人認証部134が上記した権限を有する人だと認証した場合に、当該人が建物100の内部に入ることができるように入場制限部138を制御する。
【0022】
図4は、携帯端末200が行う動作を説明するためのフローチャートである。受信部240は、発信部120が発信している所定の波長の光又は電磁波を受信している間は、発信部120から受信した位置情報を、この光又は電磁波を受信している旨を示す受信信号として制御部250に出力している。
【0023】
まず携帯端末200の操作者は、認証データを認証装置400に送信する旨を示す送信指示情報を入力部260に入力する(ステップS10)。入力部260に送信指示情報が入力されると、制御部250は、受信部240から発信部120の位置情報を受信しているか否かを確認する(ステップS20)。発信部120の位置情報を受信していない場合(ステップS20:No)、携帯端末200は、処理を終了する。発信部120の位置情報を受信している場合(ステップS20:Yes)、制御部250は、無線通信部210及び認証データ読出部230の双方を動作可能にする。そして認証データ読出部230は、認証データ記憶部220から認証データを読み出す。そして無線通信部210は、認証データを建物内無線通信部110及び通信回線420を介して認証装置400に送信する(ステップS30)。このとき、無線通信部210は、発信部120から受信した位置情報を送信しても良い。また制御部250は、発信部120の位置情報を保持しておく。
【0024】
認証装置400は、受信した認証データに基づいて、携帯端末200を認証するか否かを判断する。そして認証装置400は、認証結果を示す情報を、通信回線420及び建物内無線通信部110を介して携帯端末200に送信する。なお認証装置400は、携帯端末200から認証データと共に位置情報を受信した場合、さらにこの位置情報が正しい位置情報であることを条件に、携帯端末200に認証済情報を送信しても良い。
【0025】
携帯端末200は、受信した情報が認証しない旨を示していた場合、処理を終了する。また携帯端末200は、受信した情報が認証済情報である場合(ステップS40)、操作者が入力部260に入力する情報に従って、必要なデータを認証装置400に要求する(ステップS50)。そして携帯端末200は、要求したデータを認証装置400から受信すると、受信したデータを表示して操作者に認識させる(ステップS60)。また携帯端末200のコード読取部262は、建物100内の保管物に付されているバーコードまたは二次元コードを読み取って制御部250に出力する。また無線タグ通信部264は、建物100内の保管物に付されている無線タグから情報を取得して制御部250に出力する。制御部250は、入力されたバーコードもしくは二次元コード又は無線タグから受信した情報を、無線通信部210に送信させる(ステップS70及びステップS80)。
【0026】
なおステップS10〜ステップS40の処理が行われた後、携帯端末200の操作者が移動することにより、携帯端末200が別の発信部120から位置情報を受信するようになることがある。この場合、携帯端末200の制御部250は、保持している位置情報を、別の発信部120から受信した位置情報に更新する。
【0027】
そしてステップS70及びステップS80に示した処理において、制御部250は、バーコードもしくは二次元コード又は無線タグから受信した情報と、制御部250が保持している発信部120の位置情報を組み合わせて無線通信部210に送信させても良い。そして認証装置400は、バーコードもしくは二次元コード又は無線タグから受信した情報を処理する。
【0028】
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。本実施形態によれば、携帯端末200の無線通信部210及び認証データ読出部230は、受信部240が所定の波長の電磁波又は光を受信したときに動作する。従って、携帯端末200を不正に取得した者が、建物100の外部から携帯端末200を操作して認証装置400に接続しようとしても、携帯端末200は認証データを認証装置400に送信することができない。従って、認証装置400への不正な接続を抑制することができる。
【0029】
また、発信部120がその発信部120の位置を示す位置情報を所定の波長の電磁波又は光を介して発信し、携帯端末200の受信部240がこの位置情報を受信した場合、携帯端末200は、認証装置400に認証してもらうときに、当該携帯端末200が通信している発信部120の位置情報を認証装置400に送信することができる。この場合、認証装置400は、位置情報が正しい位置情報であることを条件に、携帯端末200に認証済情報を送信する。従って、認証装置400への不正な接続をさらに抑制することができる。
【0030】
また携帯端末200の制御部250は、受信部240が発信部120から受信している最新の位置情報を記憶している。そして制御部250は、操作者からの特別な入力が行われなくても、記憶している位置情報を、入力部260が読み取ったバーコードもしくは二次元コード又は無線タグから受信した情報と組み合わせて認証装置400に送信する。このため、入力部260が読み取ったバーコードもしくは二次元コード又は無線タグから受信した情報が保管物を特定する情報である場合、認証装置400は、建物100の中の何れの場所に何れの保管物が保管されているかを認識することができる。
【0031】
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本実施の形態における情報処理装置の構成を説明するブロック図である。
【図2】建物内における建物内無線通信部及び発信部の配置例を説明する図である。
【図3】セキュリティーゲートの機能を示すブロック図である。
【図4】携帯端末が行う動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0033】
100 建物
110 建物内無線通信部
120 発信部
130 セキュリティーゲート
132 認証データ受信部
134 人認証部
136 入場制御部
138 入場制限部
200 携帯端末
210 無線通信部
220 認証データ記憶部
230 認証データ読出部
240 受信部
250 制御部
260 入力部
262 コード読取部
264 無線タグ通信部
400 認証装置
420 通信回線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信回線と無線通信を行う無線通信手段と、
前記通信回線に接続している認証装置に認証してもらうための認証データを記憶する認証データ記憶手段と、
前記認証データ記憶手段から前記認証データを読み出して前記無線通信手段に送信させる認証データ読出手段と、
所定の波長の電磁波又は光を受信する受信手段と、
前記受信手段が前記所定の波長の電磁波又は光を受信しているときに、前記無線通信手段及び前記認証データ読出手段の双方を動作可能にする制御手段と、
を備える携帯端末。
【請求項2】
請求項1に記載の携帯端末において、
前記所定の波長の電磁波又は光は、赤外線である携帯端末。
【請求項3】
請求項1または2に記載の携帯端末において、
前記無線通信手段が前記認証データを送信した後、前記認証装置が前記携帯端末を認証した旨を示す認証済情報を、前記無線通信手段を介して受信する認証結果受信手段と、
情報が入力される入力手段と、
を備え、
前記無線通信手段は、前記認証結果受信手段が前記認証済情報を受信した後、前記入力手段に入力された情報を前記通信回線に接続している外部の装置に送信する携帯端末。
【請求項4】
請求項3に記載の携帯端末において、
前記入力手段は、バーコードまたは二次元コードを読み取るコード読取手段を有しており、
前記無線通信手段は、前記バーコードまたは二次元コードを送信する携帯端末。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の携帯端末において、
前記入力手段は、無線タグから情報を取得する無線タグ通信手段を有しており、
前記無線通信手段は、前記無線タグから取得された情報を送信する携帯端末。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一つに記載の携帯端末において、
前記受信手段は、前記所定の波長の電磁波又は光を介して、前記所定の波長の電磁波又は光の発信元の位置を示す位置情報を受信し、
前記無線通信手段は、前記位置情報を外部の装置に送信する携帯端末。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一つに記載の携帯端末において、
前記携帯端末は、内部に前記所定の波長の電磁波又は光を発する発信手段を備える建物の内部で使用される携帯端末。
【請求項8】
請求項7に記載の携帯端末において、
前記無線通信手段は、前記建物の内部に設置された建物内無線通信手段を介して前記通信回線と無線通信する携帯端末。
【請求項9】
建物の内部に設置され、所定の波長の電磁波又は光を発する発信手段と、
前記建物の内部で使用される携帯端末と、
を備え、
前記携帯端末は、
通信回線と無線通信を行う無線通信手段と、
前記通信回線に接続している認証装置に認証してもらうための認証データを記憶する認証データ記憶手段と、
前記認証データ記憶手段から前記認証データを読み出して前記無線通信手段に送信させる認証データ読出手段と、
前記所定の波長の電磁波又は光を受信する受信手段と、
前記受信手段が前記所定の波長の電磁波又は光を受信したときに、前記無線通信手段及び前記認証データ読出手段の双方を動作可能にする制御手段と、
を備える情報処理システム。
【請求項10】
請求項9に記載の情報処理システムにおいて、
前記建物の内部に設置され、前記携帯端末の前記無線通信手段と前記通信回線とを接続する建物側無線通信手段をさらに備える情報処理システム。
【請求項11】
請求項9又は10に記載の情報処理システムにおいて、
前記所定の波長の電磁波又は光は、前記建物の外壁を透過しない情報処理システム
【請求項12】
請求項11に記載の情報処理システムにおいて、
前記所定の波長の電磁波又は光は、赤外線である情報処理システム。
【請求項13】
請求項9〜12のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
前記建物の入口に配置された入場制限手段と、
前記建物の内部に入ろうとする人が、前記建物の内部に入る権限を有する人か否かを判断する人認証手段と、
前記人認証手段が前記権限を有する人だと認証した場合に、当該人が前記建物の内部に入ることができるように前記入場制限手段を制御する入場制御手段と、
を備える情報処理システム。
【請求項14】
請求項9〜13のいずれか一つに記載の情報処理システムにおいて、
複数の前記発信手段が前記建物内に互いに離間して配置され、
前記発信手段は、当該発信手段の位置を示す位置情報を前記所定の波長の電磁波又は光を用いて発信し、
前記携帯端末の前記受信手段は、前記位置情報を前記発信手段から受信し、
前記携帯端末の前記無線通信手段は、前記受信手段が受信した前記位置情報を外部の装置に送信する情報処理システム。
【請求項15】
通信回線と無線通信を行う無線通信手段を有する携帯端末で用いられるプログラムであって、
前記通信回線に接続している認証装置に認証してもらうための認証データを記憶する機能と、
記憶している前記認証データを読み出す機能と、
読み出した前記認証データを前記無線通信手段に送信させる機能と、
所定の波長の電磁波又は光を受信する機能と、
前記所定の波長の電磁波又は光を受信したときに、前記無線通信手段及び前記認証データを読み出す機能の双方を動作可能にする機能と、
を前記携帯端末に実現させるプログラム。
【請求項16】
通信回線と無線通信を行う携帯端末が行う通信方法であって、
前記携帯端末が、前記通信回線に接続している認証装置に前記携帯端末を認証してもらうための認証データを記憶しておき、
前記携帯端末が、所定の波長の電磁波又は光を受信したときに前記認証データを前記通信回線に無線で送信できるようにする通信方法。
【請求項17】
請求項16に記載の通信方法において、
前記携帯端末は、建物の内部に設置され、所定の波長の電磁波又は光を発する発信手段を内部に有する建物内で使用される通信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−122871(P2010−122871A)
【公開日】平成22年6月3日(2010.6.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−295514(P2008−295514)
【出願日】平成20年11月19日(2008.11.19)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】