説明

携帯端末用外付スピーカ装置

【課題】 小型化を図りつつ携帯端末との接続安定性を実現すること。
【解決手段】 この携帯端末用外付スピーカ装置1は、携帯端末Aからの給電に応じて音を発生させるスピーカ部3と、スピーカ部3を収容する筐体2と、筐体2から外部に向けて突出し、携帯端末Aのクリップ23との接続時に携帯端末Aに対してねじ込んで噛み合わせることによって固定可能に形成された接続端子4とを備える。これにより、小型化を図りつつ携帯端末との接続安定性を実現する携帯端末用外付スピーカ装置を提供することをができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末用外付スピーカ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、携帯電話等の携帯端末に接続して、携帯端末からの電気信号を受信して音を発する小型の外付スピーカが使用されている。例えば、特許文献1記載の外付スピーカ装置は、一体的に形成された筐体内にスピーカを含む音声装置を有し、筐体に設けられたピンプラグを携帯電話に差し込むことにより互いに結合されるというものである。
【特許文献1】実用新案登録第3072161号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような外付スピーカ装置は、携帯端末を接続対象とするものであるという性質上、携帯端末に接続された状態で持ち運ばれた場合であっても、それに耐えうるだけの接続安定性が要求される。しかしながら、特許文献1記載の外付スピーカ装置は、ピンプラグが携帯端末に差し込まれた状態で持ち運ばれた場合には、外付スピーカ装置が携帯端末から脱落し易いという問題があった。一方、特許文献1記載の外付スピーカ装置においては、携帯端末を保持するための保持部材が付加されているが、このような保持部材を設けることで構成が複雑になり、携帯性を阻害する結果となっていた。
【0004】
そこで、本発明はかかる課題に鑑みて為されたものであり、小型化を図りつつ携帯端末との接続安定性を実現する携帯端末用外付スピーカ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明の携帯端末用外付スピーカ装置は、携帯端末からの給電に応じて音を発生させるスピーカ部と、スピーカ部を収容する筐体と、筐体から外部に向けて突出し、携帯端末の給電用接続端子との接続時に携帯端末に対して噛み合わせることによって固定可能に形成された接続端子とを備える。
【0006】
このような携帯端末用外付スピーカ装置によれば、筐体から延びる接続端子を携帯端末の給電側端子に接続することによりスピーカ部に給電され、給電によりスピーカ部から音が発せられる。この接続の際には、接続端子を携帯端末に対して噛み合わせることによって互いに係止されるので、筐体外側に余分な部材を必要することなく携帯端末に対する接続が安定して維持される。
【0007】
また、接続端子は、携帯端末に対して螺合するねじ部を有することが好ましい。かかる構成とすれば、接続端子における余分な部材を必要とすることなく安定して接続されると共に、携帯端末に対する接続作業がスムーズに為される。
【0008】
さらに、筐体は、スピーカ部からの音の伝搬方向側に形成された開口を有し、開口には、吸音部材を着脱可能に取り付ける取り付け部が形成されていることも好ましい。この場合、スピーカ部からの音が通過する筐体の開口に吸音部材が着脱可能にされるので、装置の使用状態に応じて容易に消音させることができる。
【0009】
またさらに、スピーカ部は、第1及び第2のスピーカ部材を有しており、筐体は、第1のスピーカ部材を収容し、第1のスピーカ部材からの音の伝搬方向側に第1の開口が形成された第1の収容部と、第2のスピーカを収容し、第2のスピーカ部材からの音の伝搬方向側に第2の開口が形成された第2の収容部とを有し、第1及び第2の収容部は、第1及び第2の開口を互いに繋ぎ合わせ及び分離が可能に連結されていることも好ましい。こうすれば、2つのスピーカを別々に収容した収容部が、それぞれの開口を開閉自在に連結されることで、装置の使用時には、2つの収容部を分離させ、装置の未使用時には、2つの収容部を繋ぎ合わせることができるので、持ち運び時の携帯性を高めることができる。
【0010】
さらにまた、第1及び第2の収容部は、ヒンジにより互いに回動可能に連結されており、第1及び第2の開口を互いに分離させる際に、第1のスピーカ部材からの音の伝搬方向と第2のスピーカ部材からの音の伝搬方向とが略一致するように構成されていることも好ましい。このような構成を採れば、2つのスピーカを収容した収容部を開放する場合に、容易に2つのスピーカから出力される音の伝搬方向を一致させることができるので、低出力であっても確実に音声をユーザに伝達させることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の携帯端末用外付スピーカ装置によれば、小型化を図りつつ携帯端末との接続安定性を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面とともに本発明による携帯端末用外付スピーカ装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0013】
[第1実施形態]
図1は、本発明による携帯端末用外付スピーカ装置の第1実施形態を示す軸方向断面図である。同図に示す携帯端末用外付スピーカ装置1は、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistance)等の携帯端末に接続して、携帯端末からの給電に応じて音を発生させるスピーカ装置である。この携帯端末用外付スピーカ装置1は、截頭円錐台形状の筐体2内に収容されたスピーカ部3と、筐体2の一方の端面から垂直に外部に向けて突出する接続端子4とから構成され、筐体2の他方の端面に形成された開口5には消音部6が取り付けられ、全体として円錐形状を成している。また、この開口5には、消音部6を着脱可能に固定するための凹部14(取り付け部)が形成されている。
【0014】
スピーカ部3は、振動により音を空気中に伝搬させるためのコーン7と、コーン7の裏側の底面上に布設された吸音部材15と、接続端子4を通じて供給された電気信号をコーン7に伝達する機械的振動に変換する磁気回路部8とを備えており、いわゆる電磁型スピーカ機構を構成している。ここで、コーン7は、音の伝搬方向が筐体2の開口5を画成する面に垂直な方向となるように配置されている。また、この磁気回路部8の筐体2を挟んだ反対側には接続端子4が固定され、接続端子4には、磁気回路部8の端部から延在する金属製のピンプラグ9が貫通している。磁気回路部8の内部回路とピンプラグ9とは、図示しないリード線を介して電気的に接続されている。さらに、接続端子4の側面には、装置1を取り付け対象の携帯端末に対して固定するための雄ねじ部10が形成されている。
【0015】
消音部6は、グラスウール、フェルト等の繊維材料、又はポリウレタン等の樹脂材料からなる吸音部材11を内部に有する円錐形状の部材である。この消音部6には、筐体2に対して固定させるためのJ字形状の2つのフック12が設けられている。この2つのフック12は、消音部6の端面近傍の側面から消音部6の半径方向に向けて両端部を貫通させるように配置されている。また、消音部6内部におけるフック12の中心軸線側の間隙には、弾性部材13が挿入されており、この弾性部材13の働きにより、フック12が消音部6の半径方向に外側に向けて付勢されている。従って、フック12の端部に対して消音部6の中心軸線に向かう力を加えることで、フック12が半径方向にスライド可能とされる。ここで、消音部6は、筐体2に装着された状態においては、フック12の消音部6の端面側の一方の端部12aを、筐体2の開口5に形成された凹部14に嵌め合わせた状態でロックされる。
【0016】
さらに、図2には、図1の携帯端末用外付スピーカ装置1の分解断面図を示す。同図に示すように、携帯端末用外付スピーカ装置1は、消音部6の着脱時においては消音部6の頂点側のフック12の両端部をつまむことで、凹部14に嵌め込まれたフック12の端部12aが内側にスライドしてロックが解除されて、消音部6の筐体2に対する着脱が可能となるように構成されている。
【0017】
次に、携帯端末用外付スピーカ装置1における携帯端末に対する接続機構について説明する。
【0018】
図3において、(a)は、消音部6を取り付けた携帯端末用外付スピーカ装置1を携帯端末Aに装着した状態を示す斜視図、(b)は、消音部6を取り外した携帯端末用外付スピーカ装置1を携帯端末Aに装着した状態を示す斜視図である。同図に示すように、携帯端末用外付スピーカ装置1は、接続端子4を携帯端末Aの側面に設けられた接続口21に接続することにより固定される。また、携帯端末用外付スピーカ装置1を携帯端末Aに固定した状態で、上述したフック12を利用して消音部6を着脱することで、装置1の使用状態に応じてスピーカ部3から外部に伝搬される音を通過/遮断させることが可能となる。
【0019】
図4は、図3における携帯端末用外付スピーカ装置1と携帯端末Aとの接続部分を示す分解断面図、図5は、図3における携帯端末用外付スピーカ装置1と携帯端末Aとの接続部分を示す断面図である。図4に示すように、携帯端末Aの側面には、接続端子4と略同一径の接続口21が形成され、接続口21の底面には、さらに、ピンプラグ9と略同一径のピン挿入口22が設けられている。また、ピン挿入口22の外側にはU字形状のクリップ(給電用接続端子)23が、その両端部をピン挿入口22の内面に垂直な方向に貫通させるように配置されている。このクリップ23は、リード線26を介して携帯端末Aの給電用の内部回路(図示せず)に接続されている。このような構成により、携帯端末用外付スピーカ装置1と携帯端末Aとの接続時には、接続端子4の雄ねじ部10と接続口21の内面に形成された雌ねじ部24とを螺合させることで、携帯端末用外付スピーカ装置1が接続口21にねじ込まれる。その際、図5に示すように、ピンプラグ9も併せてピン挿入口22に挿入され、接続端子4が十分にねじ込まれると、ピンプラグ9に形成された窪み部25に、クリップ23の端部がその弾性力により押圧され、ピンプラグ9とクリップ23とが電気的に接続される。
【0020】
以上説明した携帯端末用外付スピーカ装置1によれば、筐体2から外側に延びる接続端子4のピンプラグ9を携帯端末Aのクリップ23に接続することによりスピーカ部3に給電され、給電によりスピーカ部3から音が発せられる。この接続の際には、接続端子4の雄ねじ部10を携帯端末Aの接続口21の雌ねじ部24に対して噛み合わせてねじ込むことによって互いに係止されるので、筐体2外側に余分な部材を必要することなく携帯端末Aに対する接続が安定して維持される。
【0021】
また、携帯端末Aに対してねじ止めによって固定する構成を採っているので、接続端子4における余分な部材を必要とすることなく安定して接続されると共に、携帯端末Aに対する接続作業がスムーズに為される。
【0022】
また、スピーカ部3からの音が通過する筐体2の開口5には、消音部6が着脱可能にされるので、マナーモードへの変更等のユーザの余計な操作を必要とすることなしに装置の使用状態に応じて容易に消音させることができる。
【0023】
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図6は、本発明による携帯端末用外付スピーカ装置の第2実施形態を示す軸方向断面図、図7は、図6の携帯端末用外付スピーカ装置の使用時の状態を示す断面図である。
【0024】
この第2実施形態にかかる携帯端末用外付スピーカ装置31の第1実施形態との主な相違点は、スピーカ部3に相当する第1スピーカ部(第1のスピーカ部材)33aに加えて、高音出力用の第2スピーカ部(第2のスピーカ部材)33bを備える点である。すなわち、携帯端末用外付スピーカ装置31は、第1スピーカ部33aを収容すると共に、接続端子34を有する截頭円錐台形状の第1筐体(第1の収容部)32aと、第2スピーカ部33bを収容する円錐形状の第2筐体(第2の収容部)32bとを備える。この第1筐体32a及び接続端子34の構成は、第1実施形態の筐体2及び接続端子4の構成と同様であり、第1スピーカ部33aからの音の伝搬方向側に開口(第1の開口)35aが形成されている。
【0025】
第2スピーカ部33bは、図6に示すように、コーン37bと、磁気回路部38bと、コーン37bの裏側に設けられた吸音部材45bとを備えており、コーン37bは、音の伝搬方向が、筐体32bの底面側に形成された開口(第2の開口)35bを画成する面に垂直な方向となるように配置されている。また、この磁気回路部38bは、その内部回路が絶縁コーティングされた銅線46を介して接続端子34のピンプラグ39と電気的に接続されている。この場合、銅線46は、後述するヒンジ部50の軸部51に巻き付けられた状態で、第2筐体32b内部から第1筐体32a内部に向けて延びている。
【0026】
また、第1筐体32aと第2筐体32bとは、開口35aと開口35bとを互いに繋ぎ合わせた状態で、繋ぎ目の側面側をヒンジ部50によって連結されている。このヒンジ部50には軸部51が取り付けられており、この軸部51を回転中心として、第1筐体32aと第2筐体32bとが互いに回動可能とされている。さらに、開口35bの開口35aとの連結部分のヒンジ部50の反対側には、フック42が設けられ、このフック42により、第1筐体32aと第2筐体32bとが繋ぎ合わされた状態でロックされる。
【0027】
一方、図7を参照して、フック42のロックが解除された場合は、第2筐体32bが、ヒンジ部50の軸部51を回転中心として第1筐体32aに対して回動可能とされ、開口35aと開口35bとが最大限に分離された状態においては、第1筐体32aの側面と第2筐体32bの側面とが当接した状態で、互いの位置が安定化される。この際、第1筐体32aと第2筐体32bとは、開口35aを画成する面と、開口35bを画成する面とが略平行となるように配置され、この場合は、第1スピーカ部33aからの音の伝搬方向と第2スピーカ部33bからの音の伝搬方向とが略一致する。
【0028】
以下、図8及び図9を参照して、フック42の構成及び作用について詳細に説明する。図8において、(a)は、図6のフック42のロック前の状態を示す拡大断面図、(b)は、図6のフック42のロック後の状態を示す拡大断面図、図9において、(a)は、図6のフック42のロック解除直後の状態を示す拡大断面図、(b)は、図6のフック42のロック解除後の状態を示す拡大断面図である。
【0029】
図8(a)に示すように、フック42は、その先端に第2筐体32bの側面側に直角に折れ曲がるL字型形状の係止部材52を有している。この係止部材52は、直線状に形成された溝部を有し、この溝部をフック42本体に嵌め込むことで、フック42本体に取り付けられている。ここで、第2筐体32bが第1筐体32aに向けて回動されると、図8(b)に示すように、係止部材52が、弾性変形しながら第1筐体32aの縁部に形成された突起部53を乗り越えることでフック42が突起部53に係止され、第2筐体32bが第1筐体32aに対して図の上下方向にロックされる。
【0030】
一方、図9(a)に示すように、第2筐体32bが第1筐体32aに対してロックされた状態(図8(b)参照)から、係止部材52をフック42本体から外側に取り外すことが可能とされる。係止部材52がフック42本体から取り外されると、係止部材52が突起部53から引き離され、第2筐体32bの第1筐体32aに対するロックが解除される。ここで、図9(b)に示すように、第2筐体32bが、第1筐体32aから分離する方向に持ち上げられると、ヒンジ部50の軸部51を回転中心として第2筐体32bが第1筐体32aに対して回動される。
【0031】
以上説明した携帯端末用外付スピーカ装置31によれば、2つのスピーカ部33a,33bを別々に収容した第1筐体32a及び第2筐体32bが、それぞれの開口35a,35bを開閉自在に連結されることで、装置の使用時には、2つの筐体32a,32bを分離させ、装置の未使用時には、2つの筐体32a,32bを繋ぎ合わせることができるので、持ち運び時の携帯性の向上及び使用時の音の放出特性の向上の両立を図ることができる。
【0032】
また、2つのスピーカ部33a,33bを収容した筐体32a,32bを開放する場合に、容易に2つのスピーカ部33a,33bから出力される音の伝搬方向を一致させることができるので、低出力であっても確実に音声をユーザに伝達させることができる。
【0033】
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。例えば、携帯端末用外付スピーカ装置1,31においては接続端子4をねじ込みによって携帯端末Aに対して固定しているが、BNC(Bayonet Neill-Concelman)コネクタ、ボール部材を用いたコネクタ等の他の噛み合わせ方式による固定手段を用いてもよい。
【0034】
また、携帯端末用外付スピーカ装置1においては消音部6が着脱可能とされていたが、この消音部6に代えてメッシュ形状の材料又は多孔性材料によって形成された蓋部が着脱可能なように構成されていてもよい。
【0035】
また、端末用外付スピーカ装置1,31におけるスピーカ部3,33a,33bとしてはコーン型電磁スピーカが用いられているが、これは、静電型、圧電型等の他の変換方式、ホーン型、ドーム型等の他の振動板形状のスピーカを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明による携帯端末用外付スピーカ装置の第1実施形態を示す軸方向断面図である。
【図2】図1の携帯端末用外付スピーカ装置の分解断面図である。
【図3】(a)は、消音部を取り付けた携帯端末用外付スピーカ装置を携帯端末に装着した状態を示す斜視図、(b)は、消音部を取り外した携帯端末用外付スピーカ装置を携帯端末に装着した状態を示す斜視図である。
【図4】図3における携帯端末用外付スピーカ装置と携帯端末との接続部分を示す分解断面図である。
【図5】図3における携帯端末用外付スピーカ装置と携帯端末との接続部分を示す断面図である。
【図6】本発明による携帯端末用外付スピーカ装置の第2実施形態を示す軸方向断面図である。
【図7】図6の携帯端末用外付スピーカ装置の使用時の状態を示す断面図である。
【図8】(a)は、図6のフックのロック前の状態を示す拡大断面図、(b)は、図6のフックのロック後の状態を示す拡大断面図である。
【図9】(a)は、図6のフックのロック解除直後の状態を示す拡大断面図、(b)は、図6のフックのロック解除後の状態を示す拡大断面図である。
【符号の説明】
【0037】
1,31…携帯端末用外付スピーカ装置、2…筐体、3…スピーカ部、4…接続端子、5…開口、6…消音部、7…コーン、8…磁気回路部、9…ピンプラグ、10…雄ねじ部(ねじ部)、11…吸音部材、12…フック、14…凹部(取り付け部)、21…接続口、22…ピン挿入口、23…クリップ(給電側接続端子)、32a…第1筐体(第1の収容部)、32b…第2筐体(第2の収容部)、33a…第1スピーカ部(第1のスピーカ部材)、33b…第2スピーカ部(第2のスピーカ部材)、34…接続端子、35a…開口(第1の開口)、35b…開口(第2の開口)、50…ヒンジ部(ヒンジ)、A…携帯端末。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末からの給電に応じて音を発生させるスピーカ部と、
前記スピーカ部を収容する筐体と、
前記筐体から外部に向けて突出し、前記携帯端末の給電用接続端子との接続時に前記携帯端末に対して噛み合わせることによって固定可能に形成された接続端子と、
を備えることを特徴とする携帯端末用外付スピーカ装置。
【請求項2】
前記接続端子は、前記携帯端末に対して螺合するねじ部を有する、
ことを特徴とする請求項1記載の携帯端末用外付スピーカ装置。
【請求項3】
前記筐体は、前記スピーカ部からの音の伝搬方向側に形成された開口を有し、前記開口には、吸音部材を着脱可能に取り付ける取り付け部が形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末用外付スピーカ装置。
【請求項4】
前記スピーカ部は、第1及び第2のスピーカ部材を有しており、
前記筐体は、前記第1のスピーカ部材を収容し、前記第1のスピーカ部材からの音の伝搬方向側に第1の開口が形成された第1の収容部と、前記第2のスピーカを収容し、前記第2のスピーカ部材からの伝搬方向側に第2の開口が形成された第2の収容部とを有し、
前記第1及び第2の収容部は、前記第1及び第2の開口を互いに繋ぎ合わせ及び分離が可能に連結されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末用外付スピーカ装置。
【請求項5】
前記第1及び第2の収容部は、ヒンジにより互いに回動可能に連結されており、前記第1及び第2の開口を互いに分離させる際に、第1のスピーカ部材からの音の伝搬方向と第2のスピーカ部材からの音の伝搬方向とが略一致するように構成されている、
ことを特徴とする請求項4記載の携帯端末用外付スピーカ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−157296(P2006−157296A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−342919(P2004−342919)
【出願日】平成16年11月26日(2004.11.26)
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【出願人】(000187725)パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社 (38)
【Fターム(参考)】