説明

撮像装置、撮像装置の制御方法

【課題】 被写体に対する焦点距離がフォーカス送りの前後で変わってしまっても、適正にフォーカス送りを行い、この被写体に対してピントを合わせる為の技術を提供すること。
【解決手段】 暈けフィルタを被写体の画像に適用した暈け画像を生成する(S502)。入力画像において暈け画像と最も一致する領域を特定し、一致の度合いを示す一致度を求める(S503〜S508)。生成したそれぞれの暈け画像のうち最大の一致度を計算した暈け画像を特定し、特定した暈け画像を生成するために用いた暈けフィルタを特定し、特定した暈けフィルタとセットになっている焦点距離を特定する(S509)。入力画像内で上記特定した暈け画像と最も一致する領域の位置に対して、上記特定した焦点距離を用いてピントを合わせる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォーカス制御技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
動画像の撮影において、手前の被写体から奥の被写体へあるいはその逆に意図的にピントを送るフォーカス送りと呼ばれる撮影手法がある。このような撮像を行うために、フィルム映画やデジタルシネマの撮影では、あらかじめフォーカスマンと呼ばれるスタッフがタイミングを計りながらフォーカスリングをマニュアルで行うことでフォーカス送りを行っている。これらの作業を簡便化するため、例えば、特許文献1のように、あらかじめフォーカス位置をマニュアルでプリセットし、オペレータのボタン押下操作でプリセットしてあるフォーカス位置にフォーカシングするレンズが提案されている。また、別の方法として、特許文献2のように手動で2点を設置し、タイムラインに合わせてフォーカス送りを行うカメラが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11-248667号公報
【特許文献2】特開2002-139665号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記の従来技術はいずれも、構図内の2次元的な空間位置に対してフォーカス位置をプリセットするため、被写体に対する焦点距離がフォーカスを送る前後で変わる場合には、フォーカスを合わせることができない。また、プリセット時のフォーカス距離を維持する必要があり、そのためにはアングルを固定する必要があり、その為にカメラ以外に固定用の機材(三脚等)が必須であり、パンチルトでは自動雲台での駆動制御が必要となる。
【0005】
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであり、被写体に対する焦点距離がフォーカス送りの前後で変わってしまっても、適正にフォーカス送りを行い、この被写体に対してピントを合わせる為の技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の撮像装置は次の構成を備える。即ち、撮像装置であって、焦点距離と、該焦点距離に対して予め設定された暈けフィルタと、のセットを、異なる焦点距離毎に保持する保持手段と、被写体の画像を保持する画像保持手段と、前記保持手段が保持するそれぞれのセットについて、該セット中の暈けフィルタを前記被写体の画像に適用した暈け画像を生成する生成手段と、前記撮像装置の撮像センサを介して連続的に入力される入力画像を取得する取得手段と、前記入力画像において前記暈け画像と最も一致する領域を特定し、該一致の度合いを示す一致度を求める計算手段と、前記生成手段が生成したそれぞれの暈け画像のうち前記計算手段が最大の一致度を計算した暈け画像を特定し、該特定した暈け画像を生成するために前記生成手段が用いた暈けフィルタを特定し、該特定した暈けフィルタとセットになっている焦点距離を特定する特定手段と、前記入力画像内で前記特定手段が特定した暈け画像と最も一致する領域の位置に対して、前記特定手段が特定した焦点距離を用いてピントを合わせる制御手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明の構成により、被写体に対する焦点距離がフォーカス送りの前後で変わってしまっても、適正にフォーカス送りを行い、この被写体に対してピントを合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】撮像装置の機能構成例を示すブロック図。
【図2】GUIの構成例を示す図。
【図3】状態遷移図。
【図4】被写体位置更新部116の構成例を示すブロック図。
【図5】被写体位置更新部116が行う処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照し、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本発明を具体的に実施した場合の一例を示すもので、特許請求の範囲に記載の構成の具体的な実施例の1つである。
【0010】
先ず、本実施形態に係る撮像装置について図1を用いて説明する。被写体199を含む外界からの光(点線)は、レンズ、シャッター、撮像センサ等から成る撮像部101によりアナログ信号に変換される。A/D変換部102はこのアナログ信号をディジタル信号(画像のデータ)に変換する。
【0011】
信号処理部103は、このディジタル信号に対して各種の処理を行う。信号処理部103は、AF、AE、AWB制御部115、被写体位置更新部116、色変換マトリクス部117、ガンマ変換部118を有する。
【0012】
AF、AE、AWB制御部115はこのディジタル信号が示す画像を解析し、撮像系制御部110がAF(オートフォーカス)、AE(自動露出)、AWB(オートホワイトバランス)を行う為に必要な情報を収集する。
【0013】
被写体位置更新部116は、ディジタル信号が示す画像内で次にフォーカスを合わせる位置、及びこの位置に対する焦点距離を求める。被写体位置更新部116の動作についての詳細は後述する。
【0014】
色変換マトリクス部117は、ディジタル信号が示す画像に対して色変換マトリクスを用いて色変換を行う。ガンマ変換部118は、ディジタル信号が示す画像に対してガンマ変換を行う。
【0015】
D/A変換部104は、このディジタル信号をアナログ信号に変換する。表示部114は、このアナログ信号に基づく画像表示を行う。これにより、撮像装置の撮像センサを介して連続的に入力される入力画像を動画像として表示部114に表示することができる。なお、この表示部114には、キャラクタジェネレーション部112から送出された文字やウィンドウなども表示することができる。
【0016】
エンコーダ部105は、信号処理部103による処理済みの画像のデータを符号化し、その符号化結果をRAM109やメディアI/F(インターフェース)106に接続されたメディア等に送出する。
【0017】
CPU107は、撮像装置を構成する各部の動作制御を行う。ROM108には、予め作成された情報や、撮像装置の動作制御をCPU107に実行させるためのコンピュータプログラムなどが格納されている。RAM109は、CPU107が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアや、様々な情報を一時的に記憶する為のエリア等を有する。
【0018】
撮像系制御部110は、撮像部101の動作制御を行う。操作部111は、ボタン群などのユーザインターフェースにより構成されており、ユーザはこのこの操作部111を用いて各種の入力指示を行う。なお、表示部114がタッチパネル式の画面である場合には、操作部111が有するボタンやスライダの一部を画像としてこの表示部114に表示させても良い。この場合、ユーザは、この表示された画像としてのボタンやスライダを指で操作することになる。タイマ113は計時動作を行う。
【0019】
本実施形態では、このような撮像装置を用いて先ず、フォーカスを(ピントを)合わせる位置の設定及びフォーカスを合わせるタイミングの設定を行う。そして、この設定が終わると、動画像の撮像を行うことができる。そして、この動画像の撮像の際、設定した位置に対して、設定したタイミングでフォーカスを合わせる。
【0020】
次に、フォーカスを合わせる位置の設定及びフォーカスを合わせるタイミングの設定について、図2、図3を用いて説明する。撮像装置の現状態301においてユーザが操作部111を用いて「フォーカスを合わせる位置の設定及びフォーカスを合わせるタイミングの設定」を行う旨の指示を入力すると、CPU107は、撮像装置の状態を状態302に遷移させる。状態302では、CPU107は、図2に示すGUI(グラフィカルユーザインターフェース)200を表示部114に表示させる。GUI200において領域201内には、D/A変換部104から順次送出されるアナログ信号に基づく画像が表示される。これにより領域201内には、撮像装置の撮像センサを介して連続的に入力される入力画像が動画像として表示されることになる。更にこの動画像上の任意の位置にはウィンドウ206,207を重畳表示させる。ボタン202,203,204、スライダ205、ウィンドウ206,207はキャラクタジェネレーション部112から送出されたものを用いている。
【0021】
ユーザは、ウィンドウ206,207の位置を、操作部111を用いて、若しくは画面上で直接変更(指定)することができる。このウィンドウ206,207は、フォーカスを合わせる被写体が映っている領域を包含するためのものであるので、ユーザはフォーカスを合わせたい被写体が映っている領域を包含するようにウィンドウ206,207を移動させる。CPU107は、この移動操作を検知すると、撮像装置の状態を状態304に遷移させる。状態304では、現在のウィンドウ206、207の位置として保持している状態値を、この操作により更新された状態値に更新する。もちろん、更新されていない場合にはこの更新は行わない。そして撮像装置の状態は再び状態303に戻る。
【0022】
また、ユーザは、ウィンドウ206内の被写体にフォーカスが合った時点から、ウィンドウ207内の被写体(若しくはその逆)にフォーカスを合わせる動作を開始するまでの間の時間を、スライダ205を用いて設定することができる。具体的には、スライダ205の調整部290を、操作部111を用いて、若しくは画面上で直接左右に移動させることで、この時間を増減させることができる。CPU107は、この操作を検知すると、撮像装置の状態を状態306に遷移させる。状態306では、現在の設定時間として保持している状態値を、この操作により更新された状態値に更新する。そして撮像装置の状態は再び状態303に戻る。
【0023】
そしてユーザは、ウィンドウ206,207の操作及び時間の設定操作が完了すると、ボタン202を操作部111若しくは画面上で直接指示する。この指示を行うと、CPU107は撮像装置の状態を状態305に遷移させる。
【0024】
状態305ではCPU107は、設定されたウィンドウ206,207の位置、ウィンドウ206,207内(領域内)の画像(被写体画像)、スライダ205を用いて設定された時間、を、設定情報としてRAM109等のメモリに格納する(画像保持)。なお、このメモリには、ハードディスクなど、撮像装置の電源を切っても情報を保存しておくタイプのメモリを用いることが好ましい。
【0025】
また、状態303においてユーザがボタン203を操作部111を用いて、若しくは画面上で直接指示すると、撮像装置の状態は状態307に遷移し、現在行っている操作をキャンセルしてから状態303に戻る。
【0026】
また、状態303においてユーザがボタン204を操作部111を用いて、若しくは画面上で直接指示すると、撮像装置の状態は状態308に遷移し、図2のGUIを用いた設定操作は完了する。これにより表示部114には図2のGUIではなく、領域201内に表示されていた動画像が表示されることになる。
【0027】
次に、被写体位置更新部116の動作について、図4及び図5を用いて説明する。なお、以降の説明では、撮像装置は現在、ウィンドウ206内の被写体に対してフォーカスを合わせているものとする。
【0028】
先ず、ステップS501では、距離画像生成部401は、A/D変換部102から受けた画像を入力画像として取得する。更に距離画像生成部401は、図2のGUIを用いて設定したウィンドウ207の位置、ウィンドウ207内の被写体画像、設定時間、を設定情報として取得する。
【0029】
ここで、ROM108には、焦点距離と、「撮像部101の光学系に起因してこの焦点距離で暈ける度合い」を再現するための暈けフィルタと、のセットが、異なる焦点距離毎(例えば1m〜10mの間で1m毎)に格納されている。ここで、ROM108にはN個のセットが格納されているものとし、セットi(1≦i≦N)中(セット中)の焦点距離を焦点距離i、セットi中の暈けフィルタを暈けフィルタiとする。このような情報はPSF情報として知られている。
【0030】
ステップS502では距離画像生成部401は、ステップS501で取得したウィンドウ207内の被写体画像に対して暈けフィルタiを適用した暈け画像iを生成する処理を、i=1〜Nについて行う。これにより、i=1〜Nについて、焦点距離iに対応する暈け画像iが生成されることになる。
【0031】
ステップS503では、距離画像検出部402は、変数iの値を1に初期化する。そして距離画像検出部402は、ステップS504〜S506の処理により、ステップS501で取得した入力画像内で、暈け画像iと最も一致する領域(一致領域i)を特定し、入力画像内での一致領域iの位置、及びこの一致の度合いを示す一致度を求める。
【0032】
ここで、暈け画像iのx方向のサイズをS、y方向のサイズをT、暈け画像i内の画素位置(α、β)の画素値をQi(α、β)、入力画像のx方向のサイズをX、y方向のサイズをY、入力画像内の画素位置(α、β)の画素値をP(α、β)とする。この場合、入力画像上の座標位置(x、y)に暈け画像iの左上隅を重ねて配置した場合に、暈け画像iと重なる入力画像上の領域とこの暈け画像iとの一致度Sp(x、y)は、以下の式に従って求める。
【0033】
【数1】

【0034】
然るにステップS504では距離画像検出部402はこの式を計算してSp(x、y)を求める。Sp(x、y)は、入力画像上の座標位置(x、y)に暈け画像iの左上隅を重ねて配置した場合に、暈け画像iと重なる入力画像上の領域とこの暈け画像iとで対応する画素毎の差異の合計値を示している。もちろん、一致度を求めるための式はこれに限定するものではない。
【0035】
次に、ステップS505では、距離画像検出部402は、暈け画像iについて現在保持している最大一致度Siと一致度Sp(x、y)との大小比較を行う。この大小比較の結果、Si<Sp(x、y)の場合には処理はステップS506に進み、Si≧Sp(x、y)の場合には処理はステップS507に進む。
【0036】
ステップS506では、距離画像検出部402は、SiにSp(x、y)を代入してSiを更新すると共に、xm、ymにそれぞれx、yを代入してxm、ymを更新する。
【0037】
ステップS507では、距離画像検出部402は、全てのx、yについてステップS504〜S506の処理を行ったか否かを判断する。この判断の結果、全てのx、yについてステップS504〜S506の処理を行った場合には処理はステップS508に進み、行っていない場合には未だ行っていないx、yについてステップS504以降の処理を行う。
【0038】
ステップS508に進んだ時点で、Siには、入力画像中の画素毎に求めた一致度のうち最大の値を有する一致度が格納されていることになる。そしてxm、ymには、入力画像上における一致領域iの左上隅の座標位置が格納されていることになる。
【0039】
ステップS508では、距離画像検出部402は、全てのiについてステップS504〜S507の処理を行ったか否かを判断する。この判断の結果、全てのiについてステップS504〜S507の処理を行った場合には、処理はステップS509に進む。一方、全てのiについてステップS504〜S507の処理を行っていない場合には、未だ行っていないiについてステップS504以降の処理を行う。
【0040】
ステップS509では被写体位置更新処理部403は、S1〜SNのうち最大値(最も一致していることを示す値)を特定する。ここではSj(jは1〜Nの何れか1つ)が最大値であるとする。この場合、被写体位置更新部116は、入力画像上における一致領域j(左上隅の座標位置をxm、ymとする、ウィンドウ207と同サイズの領域)の位置を、次にフォーカスを合わせる位置として特定する。もちろん、一致領域j内であれば、如何なる位置をフォーカスを合わせる位置として特定しても良い。
【0041】
更にステップS509では被写体位置更新処理部403は、焦点距離jを、フォーカスを合わせる位置に対する焦点距離として特定する。即ち、「生成したそれぞれの暈け画像のうち最大の一致度を計算した暈け画像」を生成するために用いた暈けフィルタとセットになっている焦点距離を特定する。
【0042】
従って、図5のフローチャートに従った処理の後、ウィンドウ206内にピントが合ってから図2のGUIで設定した時間だけ経過すると、CPU107は撮像制御部110を制御し、一致領域jの位置に対して、焦点距離jを用いてピントを合わせる。この時間の計時はタイマ113が行う。
【0043】
以上の説明により、本実施形態によれば、フォーカス位置にはない被写体を検出することができ、これにより、動的に位置が変化する被写体に対しても、フォーカスを合わせることができる。
【0044】
なお、本実施形態では、フォーカスを合わせる被写体の数を2としているが、2に限定するものではなく、1でも良いし、3以上の数であっても良い。また、図2に示したGUIは一例であり、同様の目的を達成することができるのであれば、GUIの構成はこれに限定するものではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像装置であって、
焦点距離と、該焦点距離に対して予め設定された暈けフィルタと、のセットを、異なる焦点距離毎に保持する保持手段と、
被写体の画像を保持する画像保持手段と、
前記保持手段が保持するそれぞれのセットについて、該セット中の暈けフィルタを前記被写体の画像に適用した暈け画像を生成する生成手段と、
前記撮像装置の撮像センサを介して連続的に入力される入力画像を取得する取得手段と、
前記入力画像において前記暈け画像と最も一致する領域を特定し、該一致の度合いを示す一致度を求める計算手段と、
前記生成手段が生成したそれぞれの暈け画像のうち前記計算手段が最大の一致度を計算した暈け画像を特定し、該特定した暈け画像を生成するために前記生成手段が用いた暈けフィルタを特定し、該特定した暈けフィルタとセットになっている焦点距離を特定する特定手段と、
前記入力画像内で前記特定手段が特定した暈け画像と最も一致する領域の位置に対して、前記特定手段が特定した焦点距離を用いてピントを合わせる制御手段と
を備えることを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
更に、
前記制御手段が動作するタイミングを設定する手段を備え、
前記制御手段は前記設定されたタイミングで動作することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記画像保持手段は、前記生成手段、前記計算手段、前記特定手段、前記制御手段が動作する前に前記取得手段が取得した入力画像上でユーザが指定した領域内に映っている被写体の画像を保持していることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
焦点距離と、該焦点距離に対して予め設定された暈けフィルタと、のセットを、異なる焦点距離毎に保持する保持手段と、
被写体の画像を保持する画像保持手段と
を備える撮像装置の制御方法であって、
前記保持手段が保持するそれぞれのセットについて、該セット中の暈けフィルタを前記被写体の画像に適用した暈け画像を生成する生成工程と、
前記撮像装置の撮像センサを介して連続的に入力される入力画像を取得する取得工程と、
前記入力画像において前記暈け画像と最も一致する領域を特定し、該一致の度合いを示す一致度を求める計算工程と、
前記生成工程で生成したそれぞれの暈け画像のうち前記計算工程で最大の一致度を計算した暈け画像を特定し、該特定した暈け画像を生成するために前記生成工程で用いた暈けフィルタを特定し、該特定した暈けフィルタとセットになっている焦点距離を特定する特定工程と、
前記入力画像内で前記特定工程で特定した暈け画像と最も一致する領域の位置に対して、前記特定工程で特定した焦点距離を用いてピントを合わせる制御工程と
を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−164428(P2011−164428A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−28208(P2010−28208)
【出願日】平成22年2月10日(2010.2.10)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】